JPH06344523A - フッドストレッチ用チューブ状フィルム - Google Patents
フッドストレッチ用チューブ状フィルムInfo
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- JPH06344523A JPH06344523A JP13462593A JP13462593A JPH06344523A JP H06344523 A JPH06344523 A JP H06344523A JP 13462593 A JP13462593 A JP 13462593A JP 13462593 A JP13462593 A JP 13462593A JP H06344523 A JPH06344523 A JP H06344523A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】強靱でよく伸び、且つ、伸長回復率及び伸長回
復力に優れたフッドストレッチ用チューブ状フィルムを
提供する。 【構成】共押出しインフレーション法にて、中心層の内
外方に内外層を積層した3層構造のフッドストレッチ用
のチューブ状フィルムを得る。中心層形成用として、重
量平均分子量39万、クロス分別法により測定したPP
系樹脂の全量に対する溶出量が、0〜10℃で39.1
%、10〜65℃で6.8%、65〜130℃で54.
1%であるPP系樹脂を用いる。内外層形成用として、
LDPE(密度0.919、MI2)100重量部に、
スリップ剤マスタバッチ(濃度5%)2重量部と、帯電
防止剤マスターバッチ(濃度6%)4重量部とを添加し
たものを用いる。
復力に優れたフッドストレッチ用チューブ状フィルムを
提供する。 【構成】共押出しインフレーション法にて、中心層の内
外方に内外層を積層した3層構造のフッドストレッチ用
のチューブ状フィルムを得る。中心層形成用として、重
量平均分子量39万、クロス分別法により測定したPP
系樹脂の全量に対する溶出量が、0〜10℃で39.1
%、10〜65℃で6.8%、65〜130℃で54.
1%であるPP系樹脂を用いる。内外層形成用として、
LDPE(密度0.919、MI2)100重量部に、
スリップ剤マスタバッチ(濃度5%)2重量部と、帯電
防止剤マスターバッチ(濃度6%)4重量部とを添加し
たものを用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強靱でよく伸び、且
つ、伸長回復率及び伸長回復力に優れたフッドストレッ
チ用チューブ状フィルムに関するものである。
つ、伸長回復率及び伸長回復力に優れたフッドストレッ
チ用チューブ状フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、貨物をパレットにのせたものの上
に、パレット貨物よりも小さなチューブ状フィルムを4
周方向に引き伸ばしてすぐ被せ、貨物をパレットととも
に結束するパレットストレッチ包装システムが注目され
ている。
に、パレット貨物よりも小さなチューブ状フィルムを4
周方向に引き伸ばしてすぐ被せ、貨物をパレットととも
に結束するパレットストレッチ包装システムが注目され
ている。
【0003】従来、このパレットストレッチ包装システ
ムに用いるフッドストレッチ用チューブ状フィルムとし
ては、低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレン
からなるものが採用されている。
ムに用いるフッドストレッチ用チューブ状フィルムとし
ては、低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレン
からなるものが採用されている。
【0004】しかし、このような従来のフッドストレッ
チ用チューブ状フィルムは、伸長回復力が不足してお
り、充分に引き伸ばした状態にて、パレット上に貨物を
のせたものの上に被せた場合、貨物をパレットとともに
結束できる寸法まで復元させることができず、又、引き
伸ばし方を少なくすると、包装機設計上支障をきたし、
安定した運転を行うことができず、又、伸長回復力が不
足しており、特に重量貨物をパレットに結束して固定す
る力が弱いという問題点がある。
チ用チューブ状フィルムは、伸長回復力が不足してお
り、充分に引き伸ばした状態にて、パレット上に貨物を
のせたものの上に被せた場合、貨物をパレットとともに
結束できる寸法まで復元させることができず、又、引き
伸ばし方を少なくすると、包装機設計上支障をきたし、
安定した運転を行うことができず、又、伸長回復力が不
足しており、特に重量貨物をパレットに結束して固定す
る力が弱いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来の問題点を解消し、強靱でよく伸び、且つ、伸長回
復率及び伸長回復力に優れたフッドストレッチ用チュー
ブ状フィルムを提供することを目的としてなされたもの
である。
従来の問題点を解消し、強靱でよく伸び、且つ、伸長回
復率及び伸長回復力に優れたフッドストレッチ用チュー
ブ状フィルムを提供することを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量平均分子
量が8〜50万であり、クロス分別法により測定したポ
リプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が、0〜10
℃で30〜65重量%であり、10〜65℃で3〜25
重量%であり、65〜130℃で15〜65重量%であ
るポリプロピレン系樹脂からなる中心層の外方に、密度
0.919〜0.924gr/cm3 、メルトインデッ
クス0.2〜2の低密度ポリエチレン、もしくは、密度
0.930〜0.940gr/cm3 、メルトインデッ
クス1〜3の直鎖状低密度ポリエチレンからなる内外層
が積層されているフッドストレッチ用チューブ状フィル
ムである。
量が8〜50万であり、クロス分別法により測定したポ
リプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が、0〜10
℃で30〜65重量%であり、10〜65℃で3〜25
重量%であり、65〜130℃で15〜65重量%であ
るポリプロピレン系樹脂からなる中心層の外方に、密度
0.919〜0.924gr/cm3 、メルトインデッ
クス0.2〜2の低密度ポリエチレン、もしくは、密度
0.930〜0.940gr/cm3 、メルトインデッ
クス1〜3の直鎖状低密度ポリエチレンからなる内外層
が積層されているフッドストレッチ用チューブ状フィル
ムである。
【0007】本発明において、クロス分別法によるポリ
プロピレン系樹脂(以下、PP系樹脂という)の溶出量
の測定は以下のようにして行った。まず、PP系樹脂を
140℃又はPP系樹脂が完全に溶解する温度のo−ジ
クロロベンゼンに溶解する。次に、この溶液を一定速度
で冷却して、予め用意しておいた不活性単体表面に薄い
ポリマー層を生成させる。この時、PP系樹脂成分は、
結晶性の高い順、及び分子量の大きい順にポリマー層と
して生成する。
プロピレン系樹脂(以下、PP系樹脂という)の溶出量
の測定は以下のようにして行った。まず、PP系樹脂を
140℃又はPP系樹脂が完全に溶解する温度のo−ジ
クロロベンゼンに溶解する。次に、この溶液を一定速度
で冷却して、予め用意しておいた不活性単体表面に薄い
ポリマー層を生成させる。この時、PP系樹脂成分は、
結晶性の高い順、及び分子量の大きい順にポリマー層と
して生成する。
【0008】その後、温度を連続的に又は段階的に昇温
し、順次溶出するPP系樹脂成分の濃度を検出し、組成
分布(結晶性分布)を測定する(温度上昇溶離分別)。
それと同時に、高温型GPC(gas phase c
hromatgraph)により溶出した成分の分子量
及び分子量分布を測定する。上記温度上昇溶離分別(T
REP=Temperature Rising El
ution Practionation)部分と、上
記高温GPC(例えば、SEC=Sise Exclu
tion Chromatgraph)部分とをシステ
ムとして備えたクロス分別クロマトグラフ装置(CFC
=T150A型:三菱油化社製)を用いてPP系樹脂の
溶出量の測定を行った。
し、順次溶出するPP系樹脂成分の濃度を検出し、組成
分布(結晶性分布)を測定する(温度上昇溶離分別)。
それと同時に、高温型GPC(gas phase c
hromatgraph)により溶出した成分の分子量
及び分子量分布を測定する。上記温度上昇溶離分別(T
REP=Temperature Rising El
ution Practionation)部分と、上
記高温GPC(例えば、SEC=Sise Exclu
tion Chromatgraph)部分とをシステ
ムとして備えたクロス分別クロマトグラフ装置(CFC
=T150A型:三菱油化社製)を用いてPP系樹脂の
溶出量の測定を行った。
【0009】本発明において、PP系樹脂は、重量平均
分子量が8〜50万である必要がある。重量平均分子量
が8万未満の場合には、得られるフッドストレッチ用チ
ューブ状フィルムの延伸性や強度が充分でなく、逆に、
50万を超える場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムの柔軟性が不充分である。
分子量が8〜50万である必要がある。重量平均分子量
が8万未満の場合には、得られるフッドストレッチ用チ
ューブ状フィルムの延伸性や強度が充分でなく、逆に、
50万を超える場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムの柔軟性が不充分である。
【0010】本発明において、中心層を成形するPP系
樹脂は、クロス分別法により測定したPP系樹脂の全量
に対する溶出量が、0〜10℃で30〜65重量%であ
る必要がある。この溶出量が、30重量%未満の場合に
は、得られるフッドストレッチ用チューブ状フィルムに
柔軟性がなく、逆に、65重量%を超える場合には、得
られるフッドストレッチ用チューブ状フィルムの強度が
劣る。
樹脂は、クロス分別法により測定したPP系樹脂の全量
に対する溶出量が、0〜10℃で30〜65重量%であ
る必要がある。この溶出量が、30重量%未満の場合に
は、得られるフッドストレッチ用チューブ状フィルムに
柔軟性がなく、逆に、65重量%を超える場合には、得
られるフッドストレッチ用チューブ状フィルムの強度が
劣る。
【0011】又、PP系樹脂は、クロス分別法により測
定したPP系樹脂の全量に対する溶出量が、10〜65
℃で3〜25重量%である必要がある。この溶出量が、
3重量%未満の場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムに柔軟性がなく、逆に、25重量%
を超える場合には、得られるフッドストレッチ用チュー
ブ状フィルムの強度が劣る。
定したPP系樹脂の全量に対する溶出量が、10〜65
℃で3〜25重量%である必要がある。この溶出量が、
3重量%未満の場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムに柔軟性がなく、逆に、25重量%
を超える場合には、得られるフッドストレッチ用チュー
ブ状フィルムの強度が劣る。
【0012】更に、PP系樹脂は、クロス分別法により
測定したPP系樹脂の全量に対する溶出量が、65〜1
30℃で15〜65重量%である必要がある。この溶出
量が、15重量%未満の場合には、得られるフッドスト
レッチ用チューブ状フィルムの強度が劣り、逆に、65
重量%を超える場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムの柔軟性がない。
測定したPP系樹脂の全量に対する溶出量が、65〜1
30℃で15〜65重量%である必要がある。この溶出
量が、15重量%未満の場合には、得られるフッドスト
レッチ用チューブ状フィルムの強度が劣り、逆に、65
重量%を超える場合には、得られるフッドストレッチ用
チューブ状フィルムの柔軟性がない。
【0013】上記のPP系樹脂は、例えば、以下のよう
にして製造することができる。まず、第1段階の重合に
おいて、チタン系化合物及びアルミニウム化合物の存在
下、チタン含有ポリオレフィンを生成する。ここで得ら
れるチタン含有ポリオレフィンは、プロピレン単独重合
体、プロピレン─エチレン共重合体、あるいはプロピレ
ン─α─オレフィン共重合体である。上記α─オレフィ
ンとしては、1─ブテンが好適に用いられる。
にして製造することができる。まず、第1段階の重合に
おいて、チタン系化合物及びアルミニウム化合物の存在
下、チタン含有ポリオレフィンを生成する。ここで得ら
れるチタン含有ポリオレフィンは、プロピレン単独重合
体、プロピレン─エチレン共重合体、あるいはプロピレ
ン─α─オレフィン共重合体である。上記α─オレフィ
ンとしては、1─ブテンが好適に用いられる。
【0014】次に、第2段階以降の重合において、上記
チタン化合物及びアルミニウム化合物の存在下、プロピ
レンとエチレンを上記チタン含有ポリオレフィンと共に
重合させる。これにより、プロピレン─エチレン共重合
体、又はプロピレン─α─オレフィン共重合体が得られ
る。これらの共重合体は、本発明におけるPP系樹脂と
して用いることができる。
チタン化合物及びアルミニウム化合物の存在下、プロピ
レンとエチレンを上記チタン含有ポリオレフィンと共に
重合させる。これにより、プロピレン─エチレン共重合
体、又はプロピレン─α─オレフィン共重合体が得られ
る。これらの共重合体は、本発明におけるPP系樹脂と
して用いることができる。
【0015】本発明において、PP系樹脂からなる中心
層の曲げ弾性率は4000kg/cm2 以下であるのが
好ましい。中心層の弾性率が4000kg/cm2 を超
える場合には、フィルムの柔軟性が少なくなる傾向があ
る。
層の曲げ弾性率は4000kg/cm2 以下であるのが
好ましい。中心層の弾性率が4000kg/cm2 を超
える場合には、フィルムの柔軟性が少なくなる傾向があ
る。
【0016】本発明において、内外層を形成する低密度
ポリエチレン(以下、LDPEという)は、密度0.9
19〜0.924gr/cm3 、メルトインデックス
(以下、MIという)0.2〜2のものである必要があ
る。密度が0.919gr/cm3 未満の場合には、伸
長回復力が不足し、逆に、0.924gr/cm3 を超
える場合には、伸長回復率が不足する。MIが0.2未
満の場合には、伸長回復率が不足し、逆に、2を超える
場合には、伸長回復力が不足する。
ポリエチレン(以下、LDPEという)は、密度0.9
19〜0.924gr/cm3 、メルトインデックス
(以下、MIという)0.2〜2のものである必要があ
る。密度が0.919gr/cm3 未満の場合には、伸
長回復力が不足し、逆に、0.924gr/cm3 を超
える場合には、伸長回復率が不足する。MIが0.2未
満の場合には、伸長回復率が不足し、逆に、2を超える
場合には、伸長回復力が不足する。
【0017】本発明において、内外層を形成する直鎖状
低密度ポリエチレン(以下、L−LDPEという)は、
密度0.930〜0.940gr/cm3 、MI1〜3
のものである必要がある。密度が0.930gr/cm
3 未満の場合には、伸長回復力が不足し、逆に、0.9
40gr/cm3 を超える場合には、伸長回復率が不足
する。MIが1未満の場合には、伸長回復率が不足し、
逆に、3を超える場合には、伸長回復力が不足する。
低密度ポリエチレン(以下、L−LDPEという)は、
密度0.930〜0.940gr/cm3 、MI1〜3
のものである必要がある。密度が0.930gr/cm
3 未満の場合には、伸長回復力が不足し、逆に、0.9
40gr/cm3 を超える場合には、伸長回復率が不足
する。MIが1未満の場合には、伸長回復率が不足し、
逆に、3を超える場合には、伸長回復力が不足する。
【0018】本発明においては、中心層の内方又は外方
の一方にLDPEからなる内層又は外層が積層され、他
方にL−LDPEからなる内層又は外層が積層されてい
てもよい。
の一方にLDPEからなる内層又は外層が積層され、他
方にL−LDPEからなる内層又は外層が積層されてい
てもよい。
【0019】本発明において、内外層を形成するLDP
EもしくはL−LDPE中には、必要に応じて、スリッ
プ剤を0.08〜0.20重量%添加すると、その内外
層にスリップ性を付与することができるので好適であ
る。スリップ剤としては、例えば、三井石油化学社製、
商品名「SQ3」(スリップ剤濃度5%マスターバッ
チ)等が挙げられる。
EもしくはL−LDPE中には、必要に応じて、スリッ
プ剤を0.08〜0.20重量%添加すると、その内外
層にスリップ性を付与することができるので好適であ
る。スリップ剤としては、例えば、三井石油化学社製、
商品名「SQ3」(スリップ剤濃度5%マスターバッ
チ)等が挙げられる。
【0020】本発明において、内外層を形成するLDP
EもしくはL−LDPE中には、必要に応じて、帯電防
止剤を0.2〜0.4重量%添加すると、その内外層に
帯電防止性を付与することができるので好適である。帯
電防止剤としては、例えば、理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」(帯電防止剤濃度6%マスターバッチ)等
が挙げられる。
EもしくはL−LDPE中には、必要に応じて、帯電防
止剤を0.2〜0.4重量%添加すると、その内外層に
帯電防止性を付与することができるので好適である。帯
電防止剤としては、例えば、理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」(帯電防止剤濃度6%マスターバッチ)等
が挙げられる。
【0021】本発明において、内層/中心層/外層の肉
厚比は、1/2/1〜1/4/1が好ましい。中心層の
肉厚比が1/2/1未満の場合には、伸長回復率が低下
し、包装後しわが発生し易くなり、逆に、1/4/1を
超える場合には、このような肉厚比を有する三層フィル
ムの製膜が難しくなる傾向がある。
厚比は、1/2/1〜1/4/1が好ましい。中心層の
肉厚比が1/2/1未満の場合には、伸長回復率が低下
し、包装後しわが発生し易くなり、逆に、1/4/1を
超える場合には、このような肉厚比を有する三層フィル
ムの製膜が難しくなる傾向がある。
【0022】本発明のフッドストレッチ用チューブ状フ
ィルムは、従来公知の製膜法、例えば、インフレーショ
ン成形による押出しラミネート等により製造することが
できる。
ィルムは、従来公知の製膜法、例えば、インフレーショ
ン成形による押出しラミネート等により製造することが
できる。
【0023】
【作用】本発明のフッドストレッチ用チューブ状フィル
ムは、重量平均分子量が8〜50万であり、クロス分別
法により測定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する
溶出量が、0〜10℃で30〜65重量%であり、10
〜65℃で3〜25重量%であり、65〜130℃で1
5〜65重量%であるポリプロピレン系樹脂からなる中
心層の外方に、密度0.919〜0.924gr/cm
3 、MI0.2〜2の低密度ポリエチレン、もしくは、
密度0.930〜0.940gr/cm3、MI1〜3
の直鎖状低密度ポリエチレンからなる内外層が積層され
ていることにより、強靱でよく伸び、伸長回復率及び伸
長回復力に優れており、パレット上に貨物をのせたもの
の上に被せてパレット包装する際に、チューブ状フィル
ムを4周方向に引き伸ばしても、フィルムに伸びむらが
生じたり、包装時や包装後に破断したりすることなく、
且つ、貨物をパレットとともに強固に結束することがで
き、運搬中や保管中等に、貨物が傾いて荷崩れを引き起
こすようなことがない。
ムは、重量平均分子量が8〜50万であり、クロス分別
法により測定したポリプロピレン系樹脂の全量に対する
溶出量が、0〜10℃で30〜65重量%であり、10
〜65℃で3〜25重量%であり、65〜130℃で1
5〜65重量%であるポリプロピレン系樹脂からなる中
心層の外方に、密度0.919〜0.924gr/cm
3 、MI0.2〜2の低密度ポリエチレン、もしくは、
密度0.930〜0.940gr/cm3、MI1〜3
の直鎖状低密度ポリエチレンからなる内外層が積層され
ていることにより、強靱でよく伸び、伸長回復率及び伸
長回復力に優れており、パレット上に貨物をのせたもの
の上に被せてパレット包装する際に、チューブ状フィル
ムを4周方向に引き伸ばしても、フィルムに伸びむらが
生じたり、包装時や包装後に破断したりすることなく、
且つ、貨物をパレットとともに強固に結束することがで
き、運搬中や保管中等に、貨物が傾いて荷崩れを引き起
こすようなことがない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例1 共押出しインフレーション法にて、重量平均分子量39
万、クロス分別法により測定したPP系樹脂の全量に対
する溶出量が、0〜10℃で39.1%、10〜65℃
で6.8%、65〜130℃で54.1%であるPP系
樹脂〔ハイモント社製、商品名「キャタロイKS─O6
3P」、密度0.900gr/cm3 、メルトフローレ
ート(以下、MFRという)3.6〕からなる中心層の
内外方に、LDPE(旭化成社製、商品名「サンテッ
ク」、密度0.919gr/cm3、MI2)100重
量部に、スリップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、
商品名「SQ3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、
帯電防止剤マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加
したものからなる内外層を積層した総厚み70μmの3
層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000mmのフ
ッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製した。そ
のときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3/1と
した。
万、クロス分別法により測定したPP系樹脂の全量に対
する溶出量が、0〜10℃で39.1%、10〜65℃
で6.8%、65〜130℃で54.1%であるPP系
樹脂〔ハイモント社製、商品名「キャタロイKS─O6
3P」、密度0.900gr/cm3 、メルトフローレ
ート(以下、MFRという)3.6〕からなる中心層の
内外方に、LDPE(旭化成社製、商品名「サンテッ
ク」、密度0.919gr/cm3、MI2)100重
量部に、スリップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、
商品名「SQ3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、
帯電防止剤マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加
したものからなる内外層を積層した総厚み70μmの3
層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000mmのフ
ッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製した。そ
のときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3/1と
した。
【0025】実施例2 共押出しインフレーション法にて、実施例1と同様のP
P系樹脂からなる中心層の両被覆層に、L−LDPE
(三井石油化学社製、商品名「ウルトゼックス3520
L」、密度0.935gr/cm3 、MI2)100重
量部に、スリップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、
商品名「SQ3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、
帯電防止剤マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加
したものからなる被覆層を積層した総厚み70μmの3
層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000mmのフ
ッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製した。そ
のときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3/1と
した。
P系樹脂からなる中心層の両被覆層に、L−LDPE
(三井石油化学社製、商品名「ウルトゼックス3520
L」、密度0.935gr/cm3 、MI2)100重
量部に、スリップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、
商品名「SQ3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、
帯電防止剤マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名
「EAR2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加
したものからなる被覆層を積層した総厚み70μmの3
層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000mmのフ
ッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製した。そ
のときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3/1と
した。
【0026】実施例3 共押出しインフレーション法にて、実施例1と同様のP
P系樹脂からなる中心層の内方に、実施例1と同様のL
DPEからなる内外層と同様の材料からなる内層を積層
し、外方に、実施例2と同様のL−LDPEからなる内
外層と同様の材料からなる内層を積層した総厚み70μ
mの3層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000m
mのフッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製し
た。そのときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3
/1とした。
P系樹脂からなる中心層の内方に、実施例1と同様のL
DPEからなる内外層と同様の材料からなる内層を積層
し、外方に、実施例2と同様のL−LDPEからなる内
外層と同様の材料からなる内層を積層した総厚み70μ
mの3層構造の、ブロー比約3.0、折幅2,000m
mのフッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製し
た。そのときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/3
/1とした。
【0027】比較例1 共押出しインフレーション法にて、低密度ポリエチレン
(旭化成社製、商品名「サンテックF1920」、密度
0.919gr/cm3 、MI2)100重量部と、ス
リップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、商品名「S
Q3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、帯電防止剤
マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名「EAR
2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加したもの
からなる1層構造のブロー比約3.0、折幅2,000
mmのフッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製
した。そのときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/
3/1とした。
(旭化成社製、商品名「サンテックF1920」、密度
0.919gr/cm3 、MI2)100重量部と、ス
リップ剤マスタバッチ(三井石油化学社製、商品名「S
Q3」、スリップ剤濃度5%)2重量部と、帯電防止剤
マスターバッチ(理研ビタミン社製、商品名「EAR
2」、帯電防止剤濃度6%)4重量部とを添加したもの
からなる1層構造のブロー比約3.0、折幅2,000
mmのフッドストレッチ用のチューブ状フィルムを作製
した。そのときの肉厚比(内層/中心層/外層)を1/
3/1とした。
【0028】実施例1〜3及び比較例1で得られたフッ
ドストレッチ用チューブ状フィルムについて、フッドス
トレッチ用チューブ状フィルムとして必要な特性として
の下記の物性評価を行った。その結果を表1に示す。引張りテスト JIS Z1702に準じて、島津製作所製オートグラ
フを用いて、室温にてフィルムの破断強度を測定した。伸長回復性 フィルムを常温で1.6倍延伸したときの応力、5分間
放置後の回復力、その寸法回復率(%)を測定した。
ドストレッチ用チューブ状フィルムについて、フッドス
トレッチ用チューブ状フィルムとして必要な特性として
の下記の物性評価を行った。その結果を表1に示す。引張りテスト JIS Z1702に準じて、島津製作所製オートグラ
フを用いて、室温にてフィルムの破断強度を測定した。伸長回復性 フィルムを常温で1.6倍延伸したときの応力、5分間
放置後の回復力、その寸法回復率(%)を測定した。
【0029】
【表1】
【0030】表1からも明らかな如く、実施例1〜3の
場合には、いずれも、破断強度及び伸長回復性に優れて
いるのに対して、比較例1の場合には、破断強度及び伸
長回復性が劣っている。
場合には、いずれも、破断強度及び伸長回復性に優れて
いるのに対して、比較例1の場合には、破断強度及び伸
長回復性が劣っている。
【0031】
【発明の効果】本発明のフッドストレッチ用チューブ状
フィルムは、上記の如き構成とされているので、強靱で
よく伸び、且つ、伸長回復率及び伸長回復性に優れてい
る。
フィルムは、上記の如き構成とされているので、強靱で
よく伸び、且つ、伸長回復率及び伸長回復性に優れてい
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量平均分子量が8〜50万であり、ク
ロス分別法により測定したポリプロピレン系樹脂の全量
に対する溶出量が、0〜10℃で30〜65重量%であ
り、10〜65℃で3〜25重量%であり、65〜13
0℃で15〜65重量%であるポリプロピレン系樹脂か
らなる中心層の内外方に、密度0.919〜0.924
gr/cm3 、メルトインデックス0.2〜2の低密度
ポリエチレン、もしくは、密度0.930〜0.940
gr/cm3 、メルトインデックス1〜3の直鎖状低密
度ポリエチレンからなる内外層が積層されていることを
特徴とするフッドストレッチ用チューブ状フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13462593A JPH06344523A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | フッドストレッチ用チューブ状フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13462593A JPH06344523A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | フッドストレッチ用チューブ状フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344523A true JPH06344523A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15132755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13462593A Pending JPH06344523A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | フッドストレッチ用チューブ状フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06344523A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0785065A3 (en) * | 1996-01-16 | 1999-04-28 | AEP Industries Inc. | Industrial stretch film |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP13462593A patent/JPH06344523A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0785065A3 (en) * | 1996-01-16 | 1999-04-28 | AEP Industries Inc. | Industrial stretch film |
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