JPH0634498Y2 - プレストレスト・プレキャストコンクリート梁 - Google Patents
プレストレスト・プレキャストコンクリート梁Info
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- JPH0634498Y2 JPH0634498Y2 JP1440988U JP1440988U JPH0634498Y2 JP H0634498 Y2 JPH0634498 Y2 JP H0634498Y2 JP 1440988 U JP1440988 U JP 1440988U JP 1440988 U JP1440988 U JP 1440988U JP H0634498 Y2 JPH0634498 Y2 JP H0634498Y2
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- Japan
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- precast concrete
- bent
- prestressed
- concrete
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプレストレスト・プレキャストコンクリート梁
に係わり、特に、連続傾床型自走式立体駐車場を形成す
る躯体に適用されて好適なプレストレスト・プレキャス
トコンクリート梁に関するものである。
に係わり、特に、連続傾床型自走式立体駐車場を形成す
る躯体に適用されて好適なプレストレスト・プレキャス
トコンクリート梁に関するものである。
本出願人は、既に第7図(斜視図)および第8図(平面
図)に示す如き連続傾床型自走式立体駐車場を提供して
いる。
図)に示す如き連続傾床型自走式立体駐車場を提供して
いる。
この連続傾床型自走式立体駐車場(以下、“傾床型駐車
場”と略す)1の該略構成を説明すれば、該傾床型駐車
場1は、360°の旋回走行によって1フロア分の高さを
昇降するように上下方向に対し螺旋状に連続する昇降用
車路2に沿ってアウトサイドパーキングエリア(外側駐
車区)P1およびインサイドパーキングエリア(内側駐車
区)P2を設けてなるもので、前記昇降用車路2はその1
旋回分を、相対向してほぼ等勾配に形成された一対の傾
斜平面状の直進部4,4と、相対向して不等勾配に形成さ
れた一対の傾斜曲面状の直進部5,5と、これら両直進部
4,5の勾配を整合する傾斜曲面に形成された4つのコー
ナー部6とにより矩形状に螺回するように形成されてい
る。前記アウトサイドパーキングエリアP1およびインサ
イドパーキングエリアP2は、前記昇降用車路2の延びる
方向に沿って複数の駐車スペース3,3,…に区画される
が、両パーキングエリアP1,P2は前記昇降用車路2に沿
った方向にのみ傾斜を付与されたものとなっており、か
つ、前記駐車スペース3,3,…が前記昇降用車路2に対し
直交状態で区画されるため、全ての駐車スペース3は車
幅方向にのみ傾斜されたものとなっている。ちなみに、
前記アウトサイドパーキングエリアP1が隣接形成される
昇降用車路2の外側路縁(図中、線PQRSで示される)の
傾斜は一定のものとされており、従ってアウトサイドパ
ーキングエリアP1の傾斜は全て同一で一定のものとなっ
ている。またインサイドパーキングエリアP2は傾斜平面
状の直進部4に沿って形成されるものであるから、これ
もその傾斜が全て一定で、しかもアウトサイドパーキン
グエリアP1の傾きと等しいものとなる。
場”と略す)1の該略構成を説明すれば、該傾床型駐車
場1は、360°の旋回走行によって1フロア分の高さを
昇降するように上下方向に対し螺旋状に連続する昇降用
車路2に沿ってアウトサイドパーキングエリア(外側駐
車区)P1およびインサイドパーキングエリア(内側駐車
区)P2を設けてなるもので、前記昇降用車路2はその1
旋回分を、相対向してほぼ等勾配に形成された一対の傾
斜平面状の直進部4,4と、相対向して不等勾配に形成さ
れた一対の傾斜曲面状の直進部5,5と、これら両直進部
4,5の勾配を整合する傾斜曲面に形成された4つのコー
ナー部6とにより矩形状に螺回するように形成されてい
る。前記アウトサイドパーキングエリアP1およびインサ
イドパーキングエリアP2は、前記昇降用車路2の延びる
方向に沿って複数の駐車スペース3,3,…に区画される
が、両パーキングエリアP1,P2は前記昇降用車路2に沿
った方向にのみ傾斜を付与されたものとなっており、か
つ、前記駐車スペース3,3,…が前記昇降用車路2に対し
直交状態で区画されるため、全ての駐車スペース3は車
幅方向にのみ傾斜されたものとなっている。ちなみに、
前記アウトサイドパーキングエリアP1が隣接形成される
昇降用車路2の外側路縁(図中、線PQRSで示される)の
傾斜は一定のものとされており、従ってアウトサイドパ
ーキングエリアP1の傾斜は全て同一で一定のものとなっ
ている。またインサイドパーキングエリアP2は傾斜平面
状の直進部4に沿って形成されるものであるから、これ
もその傾斜が全て一定で、しかもアウトサイドパーキン
グエリアP1の傾きと等しいものとなる。
前記傾床型駐車場1によれば、車路ばかりでなくパーキ
ングエリア(駐車区)P1,P2にも昇り勾配を付けている
ために、駐車区を平面に形成し車路のみを傾斜路に形成
した従来一般の自走式立体駐車場に比べ駐車効率が良
く、かつ運転フィーリングも良好であることが一般に認
められている。
ングエリア(駐車区)P1,P2にも昇り勾配を付けている
ために、駐車区を平面に形成し車路のみを傾斜路に形成
した従来一般の自走式立体駐車場に比べ駐車効率が良
く、かつ運転フィーリングも良好であることが一般に認
められている。
ところで、上記のような構成となる傾床型駐車場1を構
成する躯体(骨組構造)10は、第9図にその一部(前記
コーナー部6の部分)を示すが、柱11をSRC造(鉄骨鉄
筋コンクリート造)、大梁12をS造(鉄骨造)またはSR
C造、小梁13をS造とした複合構造のものとしている。
そして、前記傾斜曲面状の直進部5、およびコーナー部
6を形成するために、その部分の小梁13を一部屈曲させ
たものとしている。
成する躯体(骨組構造)10は、第9図にその一部(前記
コーナー部6の部分)を示すが、柱11をSRC造(鉄骨鉄
筋コンクリート造)、大梁12をS造(鉄骨造)またはSR
C造、小梁13をS造とした複合構造のものとしている。
そして、前記傾斜曲面状の直進部5、およびコーナー部
6を形成するために、その部分の小梁13を一部屈曲させ
たものとしている。
しかしながら、このように小梁13を鉄骨製の曲がり梁と
した躯体においては下記のような不都合が生じていた。
した躯体においては下記のような不都合が生じていた。
一つには、構造材としての梁は通常、天井面より下方つ
まり室内側へ突出するため、梁が鉄骨であった場合には
鉄骨形状がそのまま露出することになりSRC造あるいはR
C造といった外面がコンクリートにより形成される梁に
比して外観が劣ることである。勿論鉄骨外面には、通
常、耐火被覆等が施されるわけではあるが、吹付け施工
による耐火被覆も視覚的にあまり優れたものではなく、
特に経年変化による美観の劣化が著しい。このため、上
記のような複合構造は、例えば上述した駐車場あるいは
倉庫などといった、いわゆる居住空間ではなくその本来
機能を満たしさえすればよいと考えられていた建造物の
架構に用いられる傾向にあった。ところが最近では、こ
のような駐車場においても美観を重視していわゆる高級
感を亨受し得るようなものが利用者のニーズとして高ま
ってきており、しかも最近では、石綿あるいはケイ酸カ
ルシウム板等からなる前記耐火被覆材の有害性も強く指
摘されているのが現状である。
まり室内側へ突出するため、梁が鉄骨であった場合には
鉄骨形状がそのまま露出することになりSRC造あるいはR
C造といった外面がコンクリートにより形成される梁に
比して外観が劣ることである。勿論鉄骨外面には、通
常、耐火被覆等が施されるわけではあるが、吹付け施工
による耐火被覆も視覚的にあまり優れたものではなく、
特に経年変化による美観の劣化が著しい。このため、上
記のような複合構造は、例えば上述した駐車場あるいは
倉庫などといった、いわゆる居住空間ではなくその本来
機能を満たしさえすればよいと考えられていた建造物の
架構に用いられる傾向にあった。ところが最近では、こ
のような駐車場においても美観を重視していわゆる高級
感を亨受し得るようなものが利用者のニーズとして高ま
ってきており、しかも最近では、石綿あるいはケイ酸カ
ルシウム板等からなる前記耐火被覆材の有害性も強く指
摘されているのが現状である。
二つには、第9図に示したような曲がり梁(小梁13)
は、この梁を構成する例えばH形鋼等の鋼材を切断し、
かつその切断面を所要角度に仕上げた後溶接する、とい
った手段により作製されるわけであるが、その溶接部が
最も曲げモーメントの大きい中央部付近に位置するため
に、梁全体の耐力を確保するためには梁セイを大きくす
る必要がありコスト高となる、という事である。
は、この梁を構成する例えばH形鋼等の鋼材を切断し、
かつその切断面を所要角度に仕上げた後溶接する、とい
った手段により作製されるわけであるが、その溶接部が
最も曲げモーメントの大きい中央部付近に位置するため
に、梁全体の耐力を確保するためには梁セイを大きくす
る必要がありコスト高となる、という事である。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、上記のよ
うな構造となる傾床型駐車場の躯体に好適に適用できる
のは無論、施工性を犠牲にすることなく上記問題点を解
消し得る梁を実現することを目的とするものである。
うな構造となる傾床型駐車場の躯体に好適に適用できる
のは無論、施工性を犠牲にすることなく上記問題点を解
消し得る梁を実現することを目的とするものである。
本考案は、コンクリートにより断面ほぼ矩形状に構成さ
れる梁体の内部に、補強用の鉄筋とプレストレス導入用
のPC鋼材とが埋設されてなるプレストレスト・プレキャ
ストコンクリート梁において、前記梁体を長手方向中途
部にて上方または下方に屈曲させることによりくの字状
に形成するとともに、前記鉄筋をそのくの字状となる梁
体に沿って屈曲配設し、かつ前記梁体を、その長手方向
両端部に、基端部を該梁体に埋設されて外方に突出する
接続用金具を備えたものとしたことを特徴としている。
れる梁体の内部に、補強用の鉄筋とプレストレス導入用
のPC鋼材とが埋設されてなるプレストレスト・プレキャ
ストコンクリート梁において、前記梁体を長手方向中途
部にて上方または下方に屈曲させることによりくの字状
に形成するとともに、前記鉄筋をそのくの字状となる梁
体に沿って屈曲配設し、かつ前記梁体を、その長手方向
両端部に、基端部を該梁体に埋設されて外方に突出する
接続用金具を備えたものとしたことを特徴としている。
鉄筋による補強とプレストレス導入により充分な耐力を
有したコンクリート製曲がり梁が実現される。また、両
接続端に接続用金具を備えており、組み付け時の施工は
従来の鉄骨梁と同様に行える。
有したコンクリート製曲がり梁が実現される。また、両
接続端に接続用金具を備えており、組み付け時の施工は
従来の鉄骨梁と同様に行える。
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、全体として
符号20で示すものが本考案に係るプレストレスト・プレ
キャストコンクリート梁(以下、“PS・PC梁”と称す)
である。
符号20で示すものが本考案に係るプレストレスト・プレ
キャストコンクリート梁(以下、“PS・PC梁”と称す)
である。
該PS・PC梁20は、コンクリートにより断面ほぼ矩形状に
形成された梁体21の内部に、補強用の鉄筋22とプレスト
レス導入用のPC鋼材23とが長手方向に沿って埋設されて
なるものである。コンクリートよりなりこのPS・PC梁20
を構成する梁体21は、この場合、その長手方向における
中途位置にて屈曲点Cを形成して上方に屈曲されてお
り、いわゆるくの字状に形成されたものとなっている。
梁体21内に埋設される前記鉄筋22は、通常の鉄筋コンク
リート梁を構成する梁筋と同様、長手方向に配される複
数本の軸筋24と、軸筋24に直交してあばら状に配設され
るせん断補強筋(スターラップ)25とで構成される。た
だし実施例のものでは、該鉄筋22の上部が梁体21の上面
より突出して外部に露出した状態となっている。これは
すなわち、このPS・PC梁20の上にスラブが形成されると
きに、この鉄筋22の露出した部分がいわゆるジベル筋と
して作用するようにしてあるわけである。そしてこの鉄
筋22は、第1図に示すように屈曲形成された梁体21の形
状に沿って、つまり屈曲点Cの部分において梁体21と同
様に屈曲して配筋されたものとなっている。また、前記
PC鋼材23はこの場合、グリス等の防錆潤滑剤を充填され
たチューブ(シースの役目を果たす)内にストランドが
挿通されて構成されたいわゆるアンボンド型のPC撚り線
を用いており、第2図(a),(b)に示す如く梁体21
のセイに対する中央部よりやや下側に、2本並列に配設
されたものとなっている。このPC鋼材23への引張り力の
導入はポストテンション方式によりなされる。そして図
示例のものでは、このPC鋼材23も鉄筋22と同様、屈曲形
成された梁体21の形状に沿って屈曲して配設されたもの
となっている。梁体21の長手方向の両端部には、端面21
a,21aから突出する継手板(接続用金具)26が設けられ
ている。継手板26は、第2図(a)に示すように、その
基端部が梁体21の端部に埋設されており、その埋設部に
はアンカー筋27が溶接にて取り付けられていて、該継手
板26と梁体21との一体化を高めている。一方、その突出
部には、複数のボルト挿通孔28が穿設されており、例え
ば第3図に示すように大梁12に設けられたスチフナ14と
の接続が可能とされている。
形成された梁体21の内部に、補強用の鉄筋22とプレスト
レス導入用のPC鋼材23とが長手方向に沿って埋設されて
なるものである。コンクリートよりなりこのPS・PC梁20
を構成する梁体21は、この場合、その長手方向における
中途位置にて屈曲点Cを形成して上方に屈曲されてお
り、いわゆるくの字状に形成されたものとなっている。
梁体21内に埋設される前記鉄筋22は、通常の鉄筋コンク
リート梁を構成する梁筋と同様、長手方向に配される複
数本の軸筋24と、軸筋24に直交してあばら状に配設され
るせん断補強筋(スターラップ)25とで構成される。た
だし実施例のものでは、該鉄筋22の上部が梁体21の上面
より突出して外部に露出した状態となっている。これは
すなわち、このPS・PC梁20の上にスラブが形成されると
きに、この鉄筋22の露出した部分がいわゆるジベル筋と
して作用するようにしてあるわけである。そしてこの鉄
筋22は、第1図に示すように屈曲形成された梁体21の形
状に沿って、つまり屈曲点Cの部分において梁体21と同
様に屈曲して配筋されたものとなっている。また、前記
PC鋼材23はこの場合、グリス等の防錆潤滑剤を充填され
たチューブ(シースの役目を果たす)内にストランドが
挿通されて構成されたいわゆるアンボンド型のPC撚り線
を用いており、第2図(a),(b)に示す如く梁体21
のセイに対する中央部よりやや下側に、2本並列に配設
されたものとなっている。このPC鋼材23への引張り力の
導入はポストテンション方式によりなされる。そして図
示例のものでは、このPC鋼材23も鉄筋22と同様、屈曲形
成された梁体21の形状に沿って屈曲して配設されたもの
となっている。梁体21の長手方向の両端部には、端面21
a,21aから突出する継手板(接続用金具)26が設けられ
ている。継手板26は、第2図(a)に示すように、その
基端部が梁体21の端部に埋設されており、その埋設部に
はアンカー筋27が溶接にて取り付けられていて、該継手
板26と梁体21との一体化を高めている。一方、その突出
部には、複数のボルト挿通孔28が穿設されており、例え
ば第3図に示すように大梁12に設けられたスチフナ14と
の接続が可能とされている。
上記構造となるPS・PC梁1は工場にて予め作製されたも
の、すなわちプレキャスト製のもので、その作製は下記
の工程によってなされる。まず、型枠(図示せず)を作
製すべきPS・PC梁20(梁体21)の形状に合わせて屈曲さ
せて組み上げるとともに、予め鉄筋22を篭状に組み上げ
ておく。鉄筋22は、型枠形状に合わせた屈曲状態に組み
立て、その両端部には前記継手板26のアンカー筋27を溶
接しておく。次いで、組み上がった型枠内に、篭状に組
み立てられた鉄筋22を配置し、その所定の位置にPC鋼材
23を配設する。PC鋼材23の配設は、鉄筋22に付設するこ
とにより行うが、図示例のものではPC鋼材23を、鉄筋22
の形状に合った屈曲状態となるように付設する、この状
態となったならば、型枠内に、梁体21を構成するコンク
リートを打設して硬化するのを待つ。このときのコンク
リートの打設高さ(厚さ)は、鉄筋22の上部が打設され
たコンクリートの上面から若干露出される程度までとす
る。打設コンクリートが硬化したならば、型枠を解体
し、その後前記PC鋼材23を緊張し、その両端部を、形成
された梁体21の両端面21aに定着させることによりプレ
ストレスを導入すれば上記PS・PC梁20が完成する。プレ
ストレス導入に伴う緊張作業および定着手段等は、従来
のプレストレストコンクリート部材を作製するときに採
用される一般的な手段により行なわれる。
の、すなわちプレキャスト製のもので、その作製は下記
の工程によってなされる。まず、型枠(図示せず)を作
製すべきPS・PC梁20(梁体21)の形状に合わせて屈曲さ
せて組み上げるとともに、予め鉄筋22を篭状に組み上げ
ておく。鉄筋22は、型枠形状に合わせた屈曲状態に組み
立て、その両端部には前記継手板26のアンカー筋27を溶
接しておく。次いで、組み上がった型枠内に、篭状に組
み立てられた鉄筋22を配置し、その所定の位置にPC鋼材
23を配設する。PC鋼材23の配設は、鉄筋22に付設するこ
とにより行うが、図示例のものではPC鋼材23を、鉄筋22
の形状に合った屈曲状態となるように付設する、この状
態となったならば、型枠内に、梁体21を構成するコンク
リートを打設して硬化するのを待つ。このときのコンク
リートの打設高さ(厚さ)は、鉄筋22の上部が打設され
たコンクリートの上面から若干露出される程度までとす
る。打設コンクリートが硬化したならば、型枠を解体
し、その後前記PC鋼材23を緊張し、その両端部を、形成
された梁体21の両端面21aに定着させることによりプレ
ストレスを導入すれば上記PS・PC梁20が完成する。プレ
ストレス導入に伴う緊張作業および定着手段等は、従来
のプレストレストコンクリート部材を作製するときに採
用される一般的な手段により行なわれる。
次に、上記の如く構成されたPS・PC梁20の作用について
説明する。
説明する。
上記構成となるPS・PC梁20は、鉄筋22による補強とプレ
ストレス導入により充分な耐力を有したものとなるのは
無論であるが、先に述べたように型枠成形されるもので
あるから、その屈曲角度の設定は自由であり、かつ容易
である。例えば、図示例のものでは、屈曲部20Bが水平
部20Aに対して上方に屈曲されたものを示したが、それ
を水平部20Aに対して下方に屈曲させることもできるわ
けである。そこでいま、前記PS・PC梁20において、水平
部20Aの長さ一定とし、屈曲角度が、屈曲部20Bが下方に
屈曲したものから徐々に上方に屈曲したものとなるよう
に僅かずつ変化するものを複数本作製し、それらを第4
図(該略図)に示したように、各水平部20Aが同一平面
上に位置するように順番に並べたとする。すると、この
図からも解るように、全てのPS・PC梁20の屈曲部20B上
をとおるべく形成された平面は、ねじれ曲面状を呈する
ことが理解できる。すなわち、前記PS・PC梁20をこのよ
うに配置することによって、簡単にねじれ曲面を形成す
ることができるのである。ちなみに、前述の第9図に対
比させて、小梁13を本考案に係るPS・PC梁20とした躯体
構造10を第5図に示す。また、このPS・PC梁20は、その
両端部に継手板26を備えたものとなっているから、その
取り付けは鉄骨梁の取り付けと何等変わるところがなく
優れた作業性を発揮することができる。すなわち、工場
生産されたこのPS・PC梁20を構築現場に運搬した後、移
動クレーン等の揚重手段によってそれを架設場所に懸吊
し、所定の位置に例えばボルト等による接合手段により
接続すればよいわけである。しかもこのPS・PC梁20は、
工場において作製された滑らかで美しいコンクリートの
外観を呈するものであるから、利用者に高級感のある架
構空間を与えることができる上、耐火被覆の如く公害に
関する危惧は一切生じない。
ストレス導入により充分な耐力を有したものとなるのは
無論であるが、先に述べたように型枠成形されるもので
あるから、その屈曲角度の設定は自由であり、かつ容易
である。例えば、図示例のものでは、屈曲部20Bが水平
部20Aに対して上方に屈曲されたものを示したが、それ
を水平部20Aに対して下方に屈曲させることもできるわ
けである。そこでいま、前記PS・PC梁20において、水平
部20Aの長さ一定とし、屈曲角度が、屈曲部20Bが下方に
屈曲したものから徐々に上方に屈曲したものとなるよう
に僅かずつ変化するものを複数本作製し、それらを第4
図(該略図)に示したように、各水平部20Aが同一平面
上に位置するように順番に並べたとする。すると、この
図からも解るように、全てのPS・PC梁20の屈曲部20B上
をとおるべく形成された平面は、ねじれ曲面状を呈する
ことが理解できる。すなわち、前記PS・PC梁20をこのよ
うに配置することによって、簡単にねじれ曲面を形成す
ることができるのである。ちなみに、前述の第9図に対
比させて、小梁13を本考案に係るPS・PC梁20とした躯体
構造10を第5図に示す。また、このPS・PC梁20は、その
両端部に継手板26を備えたものとなっているから、その
取り付けは鉄骨梁の取り付けと何等変わるところがなく
優れた作業性を発揮することができる。すなわち、工場
生産されたこのPS・PC梁20を構築現場に運搬した後、移
動クレーン等の揚重手段によってそれを架設場所に懸吊
し、所定の位置に例えばボルト等による接合手段により
接続すればよいわけである。しかもこのPS・PC梁20は、
工場において作製された滑らかで美しいコンクリートの
外観を呈するものであるから、利用者に高級感のある架
構空間を与えることができる上、耐火被覆の如く公害に
関する危惧は一切生じない。
なお、本考案に係るプレストレスト・プレキャストコン
クリート梁におけるプレストレスの導入形態、すなわち
PC鋼材23の配設形態は、一般のプレストレトストコンク
リート梁同様、当該梁に係わる応力度状態に鑑み最も効
果的なプレストレトス作用を発揮できるよう決定される
ことは言うまでもない。すなわち、第1図に示したPS・
PC梁20においては、それが上方に屈曲されたもの、つま
り下向きにくの字状となるように構成されたものである
から、PC鋼材23は梁体21の屈曲形状に沿った状態に配設
すれば自ずから下向きの曲げに対して効果的なプレスト
レトスが導入されるようになるわけであるが、下方に屈
曲形成したものとした場合には、例えば第6図に概略で
示す如くPC鋼材23を配設すればよい。また、上記実施例
においては、PS・PC梁20を、頭書述べた連続傾床型自走
式立体駐車場に適用した例を説明したが、本考案に係る
プレストレスト・プレストレスト梁は、この適用例に限
定されるものではなく、例えば屈曲角度を一定に設定し
たものを多数並設することにより、通常の(ねじれのな
い)傾斜平面を構成することもできる。
クリート梁におけるプレストレスの導入形態、すなわち
PC鋼材23の配設形態は、一般のプレストレトストコンク
リート梁同様、当該梁に係わる応力度状態に鑑み最も効
果的なプレストレトス作用を発揮できるよう決定される
ことは言うまでもない。すなわち、第1図に示したPS・
PC梁20においては、それが上方に屈曲されたもの、つま
り下向きにくの字状となるように構成されたものである
から、PC鋼材23は梁体21の屈曲形状に沿った状態に配設
すれば自ずから下向きの曲げに対して効果的なプレスト
レトスが導入されるようになるわけであるが、下方に屈
曲形成したものとした場合には、例えば第6図に概略で
示す如くPC鋼材23を配設すればよい。また、上記実施例
においては、PS・PC梁20を、頭書述べた連続傾床型自走
式立体駐車場に適用した例を説明したが、本考案に係る
プレストレスト・プレストレスト梁は、この適用例に限
定されるものではなく、例えば屈曲角度を一定に設定し
たものを多数並設することにより、通常の(ねじれのな
い)傾斜平面を構成することもできる。
以上説明したとおり本考案に係るプレストレスト・プレ
キャスト梁は、コンクリートにより断面ほぼ矩形状に構
成される梁体の内部に、補強用の鉄筋とプレストレス導
入用のPC鋼材とが埋設されてなるプレストレスト・プレ
キャストコンクリート梁において、前記梁体を長手方向
中途部にて上方または下方に屈曲させることによりくの
字状に形成するとともに、前記鉄筋をそのくの字状とな
る梁体に沿って屈曲配設し、かつ前記梁体を、その長手
方向両端部に、基端部を該梁体に埋設されて外方に突出
する接続用金具を備えたものとしたものであるから、鉄
筋およびプレストレスの作用により十分な耐力を発揮で
きるのは言うまでもないが、その屈曲角度を自由に変化
させることが容易で、屈曲角度を適宜設定したものを複
数個並設することによりねじれ曲面部を構成することが
できる。これより、連続傾床型自走式立体駐車場の躯体
構成材として最適なものとして適用できるばかりでな
く、施工は従来の鉄骨梁と同様に予め工場にて製作して
所定位置に組み付けるだけでよく優れた作業性を発揮す
ることができ、しかもプレキャスト製となる当該梁は、
滑らかで美しいコンクリートの外観を呈して高級感のあ
る架構空間を提供することができる上、耐火被覆による
公害に対する危惧を一切生じせしめない、等の優れた効
果を奏するものである。
キャスト梁は、コンクリートにより断面ほぼ矩形状に構
成される梁体の内部に、補強用の鉄筋とプレストレス導
入用のPC鋼材とが埋設されてなるプレストレスト・プレ
キャストコンクリート梁において、前記梁体を長手方向
中途部にて上方または下方に屈曲させることによりくの
字状に形成するとともに、前記鉄筋をそのくの字状とな
る梁体に沿って屈曲配設し、かつ前記梁体を、その長手
方向両端部に、基端部を該梁体に埋設されて外方に突出
する接続用金具を備えたものとしたものであるから、鉄
筋およびプレストレスの作用により十分な耐力を発揮で
きるのは言うまでもないが、その屈曲角度を自由に変化
させることが容易で、屈曲角度を適宜設定したものを複
数個並設することによりねじれ曲面部を構成することが
できる。これより、連続傾床型自走式立体駐車場の躯体
構成材として最適なものとして適用できるばかりでな
く、施工は従来の鉄骨梁と同様に予め工場にて製作して
所定位置に組み付けるだけでよく優れた作業性を発揮す
ることができ、しかもプレキャスト製となる当該梁は、
滑らかで美しいコンクリートの外観を呈して高級感のあ
る架構空間を提供することができる上、耐火被覆による
公害に対する危惧を一切生じせしめない、等の優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示すもので、プレストレス
ト・プレキャストコンクリート梁を一部断面で示す側面
図。第2図(a)は一実施例によるプレストレスト・プ
レキャストコンクリート梁の端部付近を詳細に示した側
断面図、第2図(b)は一実施例によるプレストレスト
・プレキャストコンクリート梁を軸方向から見た断面
図。第3図は一実施例によるプレストレスト・プレキャ
ストコンクリート梁の架設状態を示す部分斜視図。第4
図は本考案に係るプレストレスト・プレキャストコンク
リート梁によりねじれ曲面を形成した例を示す斜視図
(概略)。第5図は一実施例によるプレストレスト・プ
レキャストコンクリート梁が適用された連続傾床型自走
式立体駐車場の躯体を示す部分斜視図。第6図は梁体の
屈曲状態に対応したPC鋼材の配設例を示した梁体の概略
側面図。第7図および第8図は連続傾床型自走式立体駐
車場を示すもので第7図はその一部断面を含む部分斜視
図、第8図はその1旋回分を示す全体平面図。第9図は
体7,8図に示した傾床型駐車場の従来の躯体構造を示す
部分斜視図である。 20……プレストレスト・プレキャストコンクリート梁、
21……梁体、21a……端面、22……鉄筋、23……PC鋼
材、26……継手板(接続用金具)。
ト・プレキャストコンクリート梁を一部断面で示す側面
図。第2図(a)は一実施例によるプレストレスト・プ
レキャストコンクリート梁の端部付近を詳細に示した側
断面図、第2図(b)は一実施例によるプレストレスト
・プレキャストコンクリート梁を軸方向から見た断面
図。第3図は一実施例によるプレストレスト・プレキャ
ストコンクリート梁の架設状態を示す部分斜視図。第4
図は本考案に係るプレストレスト・プレキャストコンク
リート梁によりねじれ曲面を形成した例を示す斜視図
(概略)。第5図は一実施例によるプレストレスト・プ
レキャストコンクリート梁が適用された連続傾床型自走
式立体駐車場の躯体を示す部分斜視図。第6図は梁体の
屈曲状態に対応したPC鋼材の配設例を示した梁体の概略
側面図。第7図および第8図は連続傾床型自走式立体駐
車場を示すもので第7図はその一部断面を含む部分斜視
図、第8図はその1旋回分を示す全体平面図。第9図は
体7,8図に示した傾床型駐車場の従来の躯体構造を示す
部分斜視図である。 20……プレストレスト・プレキャストコンクリート梁、
21……梁体、21a……端面、22……鉄筋、23……PC鋼
材、26……継手板(接続用金具)。
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリートにより断面ほぼ矩形状に構成
される梁体の内部に、補強用の鉄筋とプレストレス導入
用のPC鋼材とが埋設されてなるプレストレスト・プレキ
ャストコンクリート梁において、 前記梁体が長手方向中途部にて上方または下方に屈曲さ
れることによりくの字状に形成されるとともに、前記鉄
筋はそのくの字状となる梁体に沿って屈曲配設され、か
つ前記梁体は、その長手方向両端部に、基端部を該梁体
に埋設されて外方に突出する接続用金具を備えているこ
とを特徴とするプレストレスト・プレキャストコンクリ
ート梁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1440988U JPH0634498Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | プレストレスト・プレキャストコンクリート梁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1440988U JPH0634498Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | プレストレスト・プレキャストコンクリート梁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01118519U JPH01118519U (ja) | 1989-08-10 |
| JPH0634498Y2 true JPH0634498Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31225581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1440988U Expired - Lifetime JPH0634498Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | プレストレスト・プレキャストコンクリート梁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634498Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108457506B (zh) * | 2018-05-15 | 2023-12-29 | 广东怡丰智能车库有限公司 | 一种立体车库用预制舱及其骨架组件 |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP1440988U patent/JPH0634498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01118519U (ja) | 1989-08-10 |
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