JPH06344993A - ヘリコプタの尾部構造のためのシュラウドフィン一体型シェルフ - Google Patents
ヘリコプタの尾部構造のためのシュラウドフィン一体型シェルフInfo
- Publication number
- JPH06344993A JPH06344993A JP3351650A JP35165091A JPH06344993A JP H06344993 A JPH06344993 A JP H06344993A JP 3351650 A JP3351650 A JP 3351650A JP 35165091 A JP35165091 A JP 35165091A JP H06344993 A JPH06344993 A JP H06344993A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shroud
- shelf
- vertical stabilizer
- duct
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 claims abstract description 172
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims abstract description 27
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 96
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 23
- 230000010354 integration Effects 0.000 abstract 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 24
- 238000013461 design Methods 0.000 description 8
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 7
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 5
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- 241000283899 Gazella Species 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 2
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000006880 cross-coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000010006 flight Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 230000000670 limiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000007430 reference method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
- B64C27/82—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
- B64C27/82—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft
- B64C2027/8254—Shrouded tail rotors, e.g. "Fenestron" fans
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 垂直スタビライザ28の空力操作に干渉しな
いようシュラウド22の気流質量を尾部構造から分離
し、尾部構造のベース抗力を抑えシュラウド後部で大量
の気流を分離する点を固定するためにシュラウドフィン
一体型シェルフをヘリコプタ後部構造を提供する。 【構成】 ヘリコプタ尾部構造のためのシュラウドフィ
ン一体型シェルフは、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置と、シュラウドに隣接する垂直スタビライ
ザと、垂直スタビライザと交差する水平スタビライザと
を有するシュラウドを備えており、ダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置から出た気流がシュラウドに
沿って流れ垂直スタビライザの吸込面上の気流と縦方向
に干渉するような逆推力操作状態において、垂直スタビ
ライザにより発生する逆空力効果を排除するよう構造的
に形成される。
いようシュラウド22の気流質量を尾部構造から分離
し、尾部構造のベース抗力を抑えシュラウド後部で大量
の気流を分離する点を固定するためにシュラウドフィン
一体型シェルフをヘリコプタ後部構造を提供する。 【構成】 ヘリコプタ尾部構造のためのシュラウドフィ
ン一体型シェルフは、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置と、シュラウドに隣接する垂直スタビライ
ザと、垂直スタビライザと交差する水平スタビライザと
を有するシュラウドを備えており、ダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置から出た気流がシュラウドに
沿って流れ垂直スタビライザの吸込面上の気流と縦方向
に干渉するような逆推力操作状態において、垂直スタビ
ライザにより発生する逆空力効果を排除するよう構造的
に形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘリコプタに関する
もので、特に、シュラウドフィン一体型シェルフの空力
形状およびダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置を使用するヘリコプタの一体型尾部構造における後部
閉塞構造に関するものである。
もので、特に、シュラウドフィン一体型シェルフの空力
形状およびダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置を使用するヘリコプタの一体型尾部構造における後部
閉塞構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日のヘリコプタの多くは、単一のメイ
ンロータと露出された尾部ロータを有している。(フェ
ネストロン(Fenestron)尾部構造を使用したエアロス
ペーシャル(Aerospatiale)社製ヘリコプタ、NOTAR
(登録商標)システムを使用したマクドネルダグラス社
(McDonnell Douglas)製ヘリコプタを除く)露出され
た尾部ロータは、メインロータによって胴体部に誘起さ
れるトルクに対向するための横対向の推力を発生するた
めの比較的効率が良く、信頼性の高い手段として知られ
ており、ヘリコプタのホバリング時、過渡時、低速及び
高速航行時等におけるヨー方向の制御を行う。
ンロータと露出された尾部ロータを有している。(フェ
ネストロン(Fenestron)尾部構造を使用したエアロス
ペーシャル(Aerospatiale)社製ヘリコプタ、NOTAR
(登録商標)システムを使用したマクドネルダグラス社
(McDonnell Douglas)製ヘリコプタを除く)露出され
た尾部ロータは、メインロータによって胴体部に誘起さ
れるトルクに対向するための横対向の推力を発生するた
めの比較的効率が良く、信頼性の高い手段として知られ
ており、ヘリコプタのホバリング時、過渡時、低速及び
高速航行時等におけるヨー方向の制御を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、露出し
た尾部ロータは、空力的な見地及び非空力的な見地にお
いて欠点を有している。まず、最初の欠点は、露出され
た尾部ロータは、地上の運転、すなわち、システムの起
動、ホバリング、タキシング及び/またはパーキング動
作において重大な安全上の問題を生起する。露出された
尾部ロータは、地上動作の間、付近で作業を行う作業員
を非常に危険な状態にさらすことになる。作業員が不用
意に露出された尾部ロータに接触した場合には、負傷し
たり、死亡したりする可能性がある。また、露出された
尾部ロータにより、地上運転する場合のヘリコプタ領域
に配置された他の設備も危険な状態となる。さらに、露
出された尾部ロータは、メインロータのプロペラ後流に
より循環した物体から損傷を受けやすい。
た尾部ロータは、空力的な見地及び非空力的な見地にお
いて欠点を有している。まず、最初の欠点は、露出され
た尾部ロータは、地上の運転、すなわち、システムの起
動、ホバリング、タキシング及び/またはパーキング動
作において重大な安全上の問題を生起する。露出された
尾部ロータは、地上動作の間、付近で作業を行う作業員
を非常に危険な状態にさらすことになる。作業員が不用
意に露出された尾部ロータに接触した場合には、負傷し
たり、死亡したりする可能性がある。また、露出された
尾部ロータにより、地上運転する場合のヘリコプタ領域
に配置された他の設備も危険な状態となる。さらに、露
出された尾部ロータは、メインロータのプロペラ後流に
より循環した物体から損傷を受けやすい。
【0004】さらに、露出された尾部ロータには離着陸
する場合、あるいは露出された尾部ロータが不用意に電
線、建物、フェンス、林、潅木等その地域に存在するも
のに接触しないよう注意が必要となる限られた領域で移
動する場合等のヘリコプタ航行時に問題がある。数々の
軍事目的の飛行や民間機の飛行でも、夜間あるいは視野
が悪い天候において地表面の凹凸に沿った飛行が必要と
なることがある。このような条件で飛行するには、露出
された尾部ロータが上記のようなその地域に存在するも
のと不用意に接触しないよう特別な注意が必要となる。
する場合、あるいは露出された尾部ロータが不用意に電
線、建物、フェンス、林、潅木等その地域に存在するも
のに接触しないよう注意が必要となる限られた領域で移
動する場合等のヘリコプタ航行時に問題がある。数々の
軍事目的の飛行や民間機の飛行でも、夜間あるいは視野
が悪い天候において地表面の凹凸に沿った飛行が必要と
なることがある。このような条件で飛行するには、露出
された尾部ロータが上記のようなその地域に存在するも
のと不用意に接触しないよう特別な注意が必要となる。
【0005】さらに、露出された尾部ロータの空力効率
は、尾部ロータの本質とは無関係に生じる様々な要因に
より低下する。通常、高速航行時に抗力効果や、尾部ロ
ータに作用する誘起圧力に必要な偏揺安定を提供するた
めに露出された尾部ロータを利用することはない。その
かわり、空力形状の垂直スタビライザが、高速航行時に
必要な偏揺安定部を提供するため、ヘリコプタ尾部に結
合されている。しかしながら、露出された尾部ロータが
依然としてそのような航行時に空力抗力に関与している
ことが観察できる。
は、尾部ロータの本質とは無関係に生じる様々な要因に
より低下する。通常、高速航行時に抗力効果や、尾部ロ
ータに作用する誘起圧力に必要な偏揺安定を提供するた
めに露出された尾部ロータを利用することはない。その
かわり、空力形状の垂直スタビライザが、高速航行時に
必要な偏揺安定部を提供するため、ヘリコプタ尾部に結
合されている。しかしながら、露出された尾部ロータが
依然としてそのような航行時に空力抗力に関与している
ことが観察できる。
【0006】過渡時、低速及び高速航行時においてホバ
リング操作及び偏揺移動に必要なトルク発生防止推力
(横揚力)を提供するため、通常の露出された尾部ロー
タは直径の大きな尾部ロータブレードを有する。この尾
部ロータブレードは、推力を発揮するため尾部ロータに
必要となるエンジン力を抑える。尾部ロータは、尾部ロ
ータに必要な地上との隙間を提供するため、垂直スタビ
ライザに取り付けなければならない。しかしながら、こ
のような配置では垂直スタビライザと露出された尾部ロ
ータの間で空力干渉が生じ、スタビライザが妨害され、
露出された尾部ロータの空力効率が抑えられる。この配
置では高速航行時において垂直尾部構造に対する空力作
用を妨害する。さらに、このような配置により、ヘリコ
プタの縦軸の回りにロールモーメントが生じる。
リング操作及び偏揺移動に必要なトルク発生防止推力
(横揚力)を提供するため、通常の露出された尾部ロー
タは直径の大きな尾部ロータブレードを有する。この尾
部ロータブレードは、推力を発揮するため尾部ロータに
必要となるエンジン力を抑える。尾部ロータは、尾部ロ
ータに必要な地上との隙間を提供するため、垂直スタビ
ライザに取り付けなければならない。しかしながら、こ
のような配置では垂直スタビライザと露出された尾部ロ
ータの間で空力干渉が生じ、スタビライザが妨害され、
露出された尾部ロータの空力効率が抑えられる。この配
置では高速航行時において垂直尾部構造に対する空力作
用を妨害する。さらに、このような配置により、ヘリコ
プタの縦軸の回りにロールモーメントが生じる。
【0007】また、通常、露出された尾部ロータは機構
的に複雑でもろい装置であり、相対風、操作効率を抑え
てしまうメインロータ及び胴体のプロペラ後流及び旋風
等の危険な操作圧力及び力学的現象の影響を受けやす
い。
的に複雑でもろい装置であり、相対風、操作効率を抑え
てしまうメインロータ及び胴体のプロペラ後流及び旋風
等の危険な操作圧力及び力学的現象の影響を受けやす
い。
【0008】このような状況にさらされることにより、
露出された尾部ロータの全体的な有効寿命が限られてし
まい、このため、保守やオーバーホールがさらに頻繁に
必要となり、そのためにかかる費用も増加する。さら
に、露出された尾部ロータは、横すべり角度が生じた航
行時にブレードローディング効果の影響を受けやすい。
これによって、露出された尾部ロータを有するヘリコプ
タを横すべりに対して効果的に操作できる機能を限定し
てしまう。
露出された尾部ロータの全体的な有効寿命が限られてし
まい、このため、保守やオーバーホールがさらに頻繁に
必要となり、そのためにかかる費用も増加する。さら
に、露出された尾部ロータは、横すべり角度が生じた航
行時にブレードローディング効果の影響を受けやすい。
これによって、露出された尾部ロータを有するヘリコプ
タを横すべりに対して効果的に操作できる機能を限定し
てしまう。
【0009】尾部構造においてフェネストロンあるいは
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置を有する
ヘリコプタは、従来技術のヘリコプタ構成に対していく
つかの空力的な利点及び非空力的な利点を有する。ダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置を操作して
も、付近の作業員あるいは設備にそれほど危険がない。
さらに、尾部構造がダクトを形成したファンが外部のも
のからダメージを受けないよう効果的に保護する。
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置を有する
ヘリコプタは、従来技術のヘリコプタ構成に対していく
つかの空力的な利点及び非空力的な利点を有する。ダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置を操作して
も、付近の作業員あるいは設備にそれほど危険がない。
さらに、尾部構造がダクトを形成したファンが外部のも
のからダメージを受けないよう効果的に保護する。
【0010】空力的に見れば、ダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置は高速航行時に効果的に負荷を低
減され、これによりこうした航行時における空力抗力を
完全に軽減する。垂直スタビライザはダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置の操作に対して空力的に干
渉しない。ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置の尾部ロータは外部の力学的現象にさらされないた
め、ダクトを形成したファンの尾部ロータの寿命が長く
なり、したがって保守の必要性も減る。ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置は、横すべりした航行時
に尾部ロータによりもたらされる圧力を事実上抑え、こ
れにより、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置を有するヘリコプタを操作する機能を拡張できる。開
口部と等価のロータのために、ほぼ等価の空力性能を損
なわずにダクトを形成したファンのトルク発生防止装置
を小型化して尾部構造に結合することができるように、
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置の空力効
率は露出された尾部ロータのそれよりも大きい。
のトルク発生防止装置は高速航行時に効果的に負荷を低
減され、これによりこうした航行時における空力抗力を
完全に軽減する。垂直スタビライザはダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置の操作に対して空力的に干
渉しない。ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置の尾部ロータは外部の力学的現象にさらされないた
め、ダクトを形成したファンの尾部ロータの寿命が長く
なり、したがって保守の必要性も減る。ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置は、横すべりした航行時
に尾部ロータによりもたらされる圧力を事実上抑え、こ
れにより、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置を有するヘリコプタを操作する機能を拡張できる。開
口部と等価のロータのために、ほぼ等価の空力性能を損
なわずにダクトを形成したファンのトルク発生防止装置
を小型化して尾部構造に結合することができるように、
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置の空力効
率は露出された尾部ロータのそれよりも大きい。
【0011】エアロスペーシャル社は、トルク発生防止
推力を提供し、ヨー方向へヘリコプタを制御するダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置及び垂直スタビ
ライザを組み合わせて有する尾部構造を持つドファン(D
auphin)やガゼル(Gazelle)等の数種類のヘリコプタを製
造してきた。これらのヘリコプタのダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置は、ヘリコプタの左右対称垂
直面に対してほぼ垂直なダクト軸を有する。つまり、尾
部ロータブレード面はこの垂直面に平行である。このト
ルク発生防止装置より発生した横推力によって、ホバリ
ング時、過渡時、低速及び高速前方航行時に必要なトル
ク発生防止力及びヨー方向制御を十分行うことができ
る。これらのヘリコプタの尾部構造には、前方高速時に
おけるトルク発生防止用の横推力及び偏揺安定を提供す
るために空力的に形成された垂直スタビライザが含まれ
る。
推力を提供し、ヨー方向へヘリコプタを制御するダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置及び垂直スタビ
ライザを組み合わせて有する尾部構造を持つドファン(D
auphin)やガゼル(Gazelle)等の数種類のヘリコプタを製
造してきた。これらのヘリコプタのダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置は、ヘリコプタの左右対称垂
直面に対してほぼ垂直なダクト軸を有する。つまり、尾
部ロータブレード面はこの垂直面に平行である。このト
ルク発生防止装置より発生した横推力によって、ホバリ
ング時、過渡時、低速及び高速前方航行時に必要なトル
ク発生防止力及びヨー方向制御を十分行うことができ
る。これらのヘリコプタの尾部構造には、前方高速時に
おけるトルク発生防止用の横推力及び偏揺安定を提供す
るために空力的に形成された垂直スタビライザが含まれ
る。
【0012】米国特許第4,809,931号(出願人
エアロスペーシャル社)において、このような従来技術
の尾部構造はピッチ安定をまったく提供しておらず、特
に高速前方航行時についてはまったく考察されていな
い。’931特許によれば、平衡トルク発生防止推力の
ほかに静及び動偏揺ならびにピッチ安定をもたらす尾部
構造を提供するために水平安定面が必要とされる。さら
に’931特許によればこの型の尾部構造は、ヘリコプ
タの全体的な構造重量が大幅に増えるという点で欠点を
有する。
エアロスペーシャル社)において、このような従来技術
の尾部構造はピッチ安定をまったく提供しておらず、特
に高速前方航行時についてはまったく考察されていな
い。’931特許によれば、平衡トルク発生防止推力の
ほかに静及び動偏揺ならびにピッチ安定をもたらす尾部
構造を提供するために水平安定面が必要とされる。さら
に’931特許によればこの型の尾部構造は、ヘリコプ
タの全体的な構造重量が大幅に増えるという点で欠点を
有する。
【0013】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置を有する他の従来技術の尾部構造が’931特許に
開示されており、この従来技術の尾部構造では垂直スタ
ビライザ及び水平スタビライザのかわりに二枚の空力面
を使用する。’931特許によれば、この二枚の空力面
はダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のハウ
ジングの頂部を通過する水平面の上に伸びており、空力
面の平均面が、V字型尾部を限定するハウジングを通過
する垂直面のまわりで互いに左右対称に配置されてい
る。この空力面は、非対称的な空力揚力翼型を提供する
ために形成されると開示されている。’931特許によ
れば、このような尾部形状では満足な結果を期待するこ
とはできない。
装置を有する他の従来技術の尾部構造が’931特許に
開示されており、この従来技術の尾部構造では垂直スタ
ビライザ及び水平スタビライザのかわりに二枚の空力面
を使用する。’931特許によれば、この二枚の空力面
はダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のハウ
ジングの頂部を通過する水平面の上に伸びており、空力
面の平均面が、V字型尾部を限定するハウジングを通過
する垂直面のまわりで互いに左右対称に配置されてい
る。この空力面は、非対称的な空力揚力翼型を提供する
ために形成されると開示されている。’931特許によ
れば、このような尾部形状では満足な結果を期待するこ
とはできない。
【0014】’931特許において開示されクレームさ
れる要旨は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置を有するヘリコプタ尾部構造が、トルク発生防止力
及び偏揺軸線並びにピッチ軸線のまわりに生じる静並び
に動安定を同時に提供することである。’931特許で
は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止ハウジン
グの平均面がヘリコプタの対称垂直面に対して角度0度
乃至45度の範囲で傾く。ハウジング頂部を通過する水
平面の上に伸びるV字尾部を形成するハウジング頂部
で、二枚の空力面は結合されている。’931特許によ
れば、この二枚の空力面はいくつかの異なる実施例にお
いて配置され、その中で空力面のそれぞれの平均面はヘ
リコプタの対称垂直面に対して非対称的に伸びている。
この二枚の空力面の平均面は、水平面及び垂直面のそれ
ぞれに対して限定された角度範囲より選択された所定角
度を形成するものとして開示される。
れる要旨は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置を有するヘリコプタ尾部構造が、トルク発生防止力
及び偏揺軸線並びにピッチ軸線のまわりに生じる静並び
に動安定を同時に提供することである。’931特許で
は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止ハウジン
グの平均面がヘリコプタの対称垂直面に対して角度0度
乃至45度の範囲で傾く。ハウジング頂部を通過する水
平面の上に伸びるV字尾部を形成するハウジング頂部
で、二枚の空力面は結合されている。’931特許によ
れば、この二枚の空力面はいくつかの異なる実施例にお
いて配置され、その中で空力面のそれぞれの平均面はヘ
リコプタの対称垂直面に対して非対称的に伸びている。
この二枚の空力面の平均面は、水平面及び垂直面のそれ
ぞれに対して限定された角度範囲より選択された所定角
度を形成するものとして開示される。
【0015】本発明の目的は、ダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置及び機首が右横すべりした航行中
にその付近に有する垂直スタビライザにかかる逆空力効
果を無効にするシュラウドを備えたヘリコプタ後部構造
のための、シュラウドフィン一体型シェルフを提供する
ことにある。
のトルク発生防止装置及び機首が右横すべりした航行中
にその付近に有する垂直スタビライザにかかる逆空力効
果を無効にするシュラウドを備えたヘリコプタ後部構造
のための、シュラウドフィン一体型シェルフを提供する
ことにある。
【0016】本発明のもう一つの目的は、垂直スタビラ
イザの空力操作に干渉しないようシュラウドの気流を尾
部構造から分離するために、シュラウドと垂直スタビラ
イザの間で構造を鋭角的に変化させる非対称形状のシュ
ラウドフィン一体型シェルフを提供することにある。
イザの空力操作に干渉しないようシュラウドの気流を尾
部構造から分離するために、シュラウドと垂直スタビラ
イザの間で構造を鋭角的に変化させる非対称形状のシュ
ラウドフィン一体型シェルフを提供することにある。
【0017】本発明のさらなる目的は、シェルフの幅全
長がダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のダ
クト幅に等しい平板形状のシュラウドフィン一体型シェ
ルフを提供することにある。
長がダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のダ
クト幅に等しい平板形状のシュラウドフィン一体型シェ
ルフを提供することにある。
【0018】また、本発明のもうひとつの目的は、ダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置のファン直径
に応じた非対称的な第一及び第二のシェルフ幅を有する
シュラウドフィン一体型シェルフを提供することにあ
る。
トを形成したファンのトルク発生防止装置のファン直径
に応じた非対称的な第一及び第二のシェルフ幅を有する
シュラウドフィン一体型シェルフを提供することにあ
る。
【0019】さらに本発明のもうひとつの目的は、尾部
構造のベース抗力を抑えシュラウドの後部で大量の気流
を分離する点を固定する形状を有するシュラウドのため
の後部閉塞構造を提供することにある。
構造のベース抗力を抑えシュラウドの後部で大量の気流
を分離する点を固定する形状を有するシュラウドのため
の後部閉塞構造を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的及
び他の目的は、シュラウドフィン一体型シェルフ及び後
部閉塞構造をダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置、垂直スタビライザ、水平スタビライザを有するシ
ュラウドを備えたヘリコプタ後部構造の一体部材として
提供することで達成できる。本発明によるシュラウドフ
ィン一体型シェルフは、機首が左横すべりしたか右横す
べりしたかによりヘリコプタの操作特性が著しく異なる
状況において、機首の右横すべり航行中に発生する垂直
スタビライザにかかるマイナスの空力効果を緩和するよ
う構造的に形成される。
び他の目的は、シュラウドフィン一体型シェルフ及び後
部閉塞構造をダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置、垂直スタビライザ、水平スタビライザを有するシ
ュラウドを備えたヘリコプタ後部構造の一体部材として
提供することで達成できる。本発明によるシュラウドフ
ィン一体型シェルフは、機首が左横すべりしたか右横す
べりしたかによりヘリコプタの操作特性が著しく異なる
状況において、機首の右横すべり航行中に発生する垂直
スタビライザにかかるマイナスの空力効果を緩和するよ
う構造的に形成される。
【0021】機首が右横すべりした状態でヘリコプタの
メインロータが左に回転している場合、ヘリコプタはダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置の出口が相
対風気流にさらされるよう位置づけられ、この気流によ
りダクトを形成したファンのトルク発生防止装置が逆推
力状態で操作される。逆推力状態における気流により、
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置はマイナ
ス推力、つまり、通常操作時のダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置により発生する推力とは反対方向
の推力を発生させる。
メインロータが左に回転している場合、ヘリコプタはダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置の出口が相
対風気流にさらされるよう位置づけられ、この気流によ
りダクトを形成したファンのトルク発生防止装置が逆推
力状態で操作される。逆推力状態における気流により、
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置はマイナ
ス推力、つまり、通常操作時のダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置により発生する推力とは反対方向
の推力を発生させる。
【0022】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置の入口の形状が、通常操作時にダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置へ気流が容易に流入するよう
一定の半径より成る湾曲リップであるため、逆推力操作
状態においてこの入口から流出する気流を湾曲リップ入
口から分離することは容易ではない。生じた気流はシュ
ラウドに沿って上方へ移動し、垂直スタビライザの吸込
面を伝って移動する。このような気流がヘリコプタの前
進によって発生した垂直スタビライザの縦気流と空力干
渉を生じる。この空力干渉が垂直スタビライザにより発
生する揚力を抑える。垂直スタビライザにより発生する
揚力を抑えると、逆推力操作状態においてダクトを形成
したファンのトルク発生防止装置により発生するマイナ
ス推力と共同して、推力の量を抑える。この推力の量と
は、機首が左横すべりした航行時と比較した場合に垂直
スタビライザにより発生する横力及び右横すべり状態の
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置に著しい
変化が生じるように、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置が提供しなくてはならない量である。
装置の入口の形状が、通常操作時にダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置へ気流が容易に流入するよう
一定の半径より成る湾曲リップであるため、逆推力操作
状態においてこの入口から流出する気流を湾曲リップ入
口から分離することは容易ではない。生じた気流はシュ
ラウドに沿って上方へ移動し、垂直スタビライザの吸込
面を伝って移動する。このような気流がヘリコプタの前
進によって発生した垂直スタビライザの縦気流と空力干
渉を生じる。この空力干渉が垂直スタビライザにより発
生する揚力を抑える。垂直スタビライザにより発生する
揚力を抑えると、逆推力操作状態においてダクトを形成
したファンのトルク発生防止装置により発生するマイナ
ス推力と共同して、推力の量を抑える。この推力の量と
は、機首が左横すべりした航行時と比較した場合に垂直
スタビライザにより発生する横力及び右横すべり状態の
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置に著しい
変化が生じるように、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置が提供しなくてはならない量である。
【0023】本発明のシュラウドフィン一体型シェルフ
は、逆推力操作状態において垂直スタビライザにより生
じる逆空力効果を排除するよう構造的に形成される。シ
ュラウドフィン一体型シェルフはシュラウドと尾部構造
の垂直スタビライザとの間で鋭角に変化(断面における
段変化)する形状を有する。シュラウドフィン一体型シ
ェルフの形状が鋭角に変化することで、尾部構造からシ
ュラウドを移動する気流が手際良く分離でき、その結
果、このような気流は垂直スタビライザの空力操作に干
渉しない。
は、逆推力操作状態において垂直スタビライザにより生
じる逆空力効果を排除するよう構造的に形成される。シ
ュラウドフィン一体型シェルフはシュラウドと尾部構造
の垂直スタビライザとの間で鋭角に変化(断面における
段変化)する形状を有する。シュラウドフィン一体型シ
ェルフの形状が鋭角に変化することで、尾部構造からシ
ュラウドを移動する気流が手際良く分離でき、その結
果、このような気流は垂直スタビライザの空力操作に干
渉しない。
【0024】本発明によるシュラウドフィン一体型シェ
ルフは所定シェルフの幅全長を有する平板部材である。
所定シェルフの幅はシュラウドの幅に対応し、さらにダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置のダクト幅
に等しい。
ルフは所定シェルフの幅全長を有する平板部材である。
所定シェルフの幅はシュラウドの幅に対応し、さらにダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置のダクト幅
に等しい。
【0025】シュラウドフィン一体型シェルフの所定の
全体シェルフ部材は、第一シェルフ部材及び第二シェル
フ部材から成る。第一シェルフ部材はダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置の入口側に設けられたシュ
ラウドの縁と垂直スタビライザの吸込面との距離を限定
する。第二シェルフ部材はダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置の出口側に設けられたシュラウドの縁
と垂直スタビライザの対応する面との距離を限定する。
第一シェルフ部材の幅は、逆推力操作状態において生じ
る気流を確実に分離するため第二シェルフ部材の幅を上
回る。
全体シェルフ部材は、第一シェルフ部材及び第二シェル
フ部材から成る。第一シェルフ部材はダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置の入口側に設けられたシュ
ラウドの縁と垂直スタビライザの吸込面との距離を限定
する。第二シェルフ部材はダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置の出口側に設けられたシュラウドの縁
と垂直スタビライザの対応する面との距離を限定する。
第一シェルフ部材の幅は、逆推力操作状態において生じ
る気流を確実に分離するため第二シェルフ部材の幅を上
回る。
【0026】第一シェルフ部材及び第二シェルフ部材の
幅は気流を分離する必要性及び垂直スタビライザの厚さ
により確定される。垂直スタビライザの厚さは構造効率
状態及び空力効率状態によって決まる。現在実施されて
いる設計では厚さが垂直スタビライザ翼弦の10乃至3
0%の範囲である垂直スタビライザを利用している。第
一及び第二シェルフ部材の相対風は前部から後部にかけ
て縦に変化し、垂直スタビライザは所定の入射角度を有
する。
幅は気流を分離する必要性及び垂直スタビライザの厚さ
により確定される。垂直スタビライザの厚さは構造効率
状態及び空力効率状態によって決まる。現在実施されて
いる設計では厚さが垂直スタビライザ翼弦の10乃至3
0%の範囲である垂直スタビライザを利用している。第
一及び第二シェルフ部材の相対風は前部から後部にかけ
て縦に変化し、垂直スタビライザは所定の入射角度を有
する。
【0027】非対称的な第一及び第二シェルフ部材の幅
は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のフ
ァン直径の約4乃至約16%の範囲にある。第一及び第
二シェルフ幅の値は垂直スタビライザの大きさ、垂直ス
タビライザの入射角度、垂直スタビライザの翼部、ダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置により生じる
推力、ヘリコプタ設計速度によって選択される。
は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のフ
ァン直径の約4乃至約16%の範囲にある。第一及び第
二シェルフ幅の値は垂直スタビライザの大きさ、垂直ス
タビライザの入射角度、垂直スタビライザの翼部、ダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置により生じる
推力、ヘリコプタ設計速度によって選択される。
【0028】シュラウドとシュラウドフィン一体型シェ
ルフとの境界を画するシェルフ縁の形状は鋭角、すなわ
ちほぼ90度であれば好ましい。鋭角形状を有するシェ
ルフ縁により、シュラウドとシュラウドフィン一体型シ
ェルフが構造的に干渉する地点で気流を容易に分離でき
る。シェルフ縁はシェルフの幅全長を抑えるために丸め
ても良い。これによって尾部構造の有害抗力の影響を付
随的に抑えることができる。
ルフとの境界を画するシェルフ縁の形状は鋭角、すなわ
ちほぼ90度であれば好ましい。鋭角形状を有するシェ
ルフ縁により、シュラウドとシュラウドフィン一体型シ
ェルフが構造的に干渉する地点で気流を容易に分離でき
る。シェルフ縁はシェルフの幅全長を抑えるために丸め
ても良い。これによって尾部構造の有害抗力の影響を付
随的に抑えることができる。
【0029】シュラウドフィン一体型シェルフは、垂直
スタビライザがシュラウドに対して傾いていない尾部構
造において利用できる。上記のシュラウドフィン一体型
シェルフは、垂直スタビライザがシュラウドに対して空
間的に所定の傾斜角度を有する一体型尾部構造において
特に有効である。
スタビライザがシュラウドに対して傾いていない尾部構
造において利用できる。上記のシュラウドフィン一体型
シェルフは、垂直スタビライザがシュラウドに対して空
間的に所定の傾斜角度を有する一体型尾部構造において
特に有効である。
【0030】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置の背後の閉塞構造にはいくつかの問題がある。高速
前方航行時にベース抗力が最小となるためには、大きな
後縁が最適である。しかしながら、このような形状では
尾部構造の全体重量が増加し、増加したパワーを必要と
する横航行時に大きな表面積で航行しなければならな
い。しかしながら、横航行において最小の表面積で航行
できる形状の尾部構造では前方航行時にさらに高い抗力
を受けることになる。後部閉塞構造は鋭角の後縁形状も
考えられるが、このような形状のヘリコプタの偏揺安定
はさほど良好でなく、尾部構造は前方航行時に横揺れす
る。幅の広い鈍角後縁形状が後部閉塞構造としてこれま
で利用されてきたが、このような形状ではベース抗力が
大きいという不利益が生じる。
装置の背後の閉塞構造にはいくつかの問題がある。高速
前方航行時にベース抗力が最小となるためには、大きな
後縁が最適である。しかしながら、このような形状では
尾部構造の全体重量が増加し、増加したパワーを必要と
する横航行時に大きな表面積で航行しなければならな
い。しかしながら、横航行において最小の表面積で航行
できる形状の尾部構造では前方航行時にさらに高い抗力
を受けることになる。後部閉塞構造は鋭角の後縁形状も
考えられるが、このような形状のヘリコプタの偏揺安定
はさほど良好でなく、尾部構造は前方航行時に横揺れす
る。幅の広い鈍角後縁形状が後部閉塞構造としてこれま
で利用されてきたが、このような形状ではベース抗力が
大きいという不利益が生じる。
【0031】本発明による後部閉塞構造はほぼV字型の
平板形状である。このような形状であればベース抗力を
抑えることができる。後部閉塞構造のこの形状は垂直ス
タビライザの後縁より始まり、シュラウドフィン一体型
シェルフに対して垂直に角度をなす。後部閉塞構造の形
状はヘリコプタの偏揺安定特性を増進させるためシュラ
ウド後部の気流を分離する地点を固定する。
平板形状である。このような形状であればベース抗力を
抑えることができる。後部閉塞構造のこの形状は垂直ス
タビライザの後縁より始まり、シュラウドフィン一体型
シェルフに対して垂直に角度をなす。後部閉塞構造の形
状はヘリコプタの偏揺安定特性を増進させるためシュラ
ウド後部の気流を分離する地点を固定する。
【0032】添付図面と共に下記の詳細な記述を参照す
ることで、本発明及びその付随する利点及び特徴をさら
に詳しく理解することができる。
ることで、本発明及びその付随する利点及び特徴をさら
に詳しく理解することができる。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の好適実施例を添付図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0034】添付図面を通して符号は対応するかあるい
は類似する構成要素を示しており、図1ではダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置を有するヘリコプタ
10が示される。ヘリコプタ10には胴体12と、メイ
ンロータ14と、尾部ブーム16と、ダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18を有する尾部構造20
とが含まれる。ヘリコプタ10に関する参照方法も図1
に示されおり、X−X軸が縦軸であり、Y−Y軸が横
軸、Z−Z軸が垂直軸である。ヘリコプタ胴体12の対
称平均平面である垂直平面Zsは図4の実施例に示され
る。以下の開示において、垂直平面Zsを参照するさい
には垂直平面Zsに平行な平面も含むものとする。
は類似する構成要素を示しており、図1ではダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置を有するヘリコプタ
10が示される。ヘリコプタ10には胴体12と、メイ
ンロータ14と、尾部ブーム16と、ダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18を有する尾部構造20
とが含まれる。ヘリコプタ10に関する参照方法も図1
に示されおり、X−X軸が縦軸であり、Y−Y軸が横
軸、Z−Z軸が垂直軸である。ヘリコプタ胴体12の対
称平均平面である垂直平面Zsは図4の実施例に示され
る。以下の開示において、垂直平面Zsを参照するさい
には垂直平面Zsに平行な平面も含むものとする。
【0035】メインロータ14には、メインロータブレ
ードを回転させ、ヘリコプタ10を上昇させ、ヘリコプ
タ10を前方航行時に推進し、上昇下降時にヘリコプタ
10を移動させるそれぞれの場合に翼形抗力、誘導抗
力、有害抗力、上昇力を提供する動力装置(図示せず。
3タービンエンジンに通常用いられる装置)が含まれ
る。メインロータ14はエンジンパワーをメインロータ
ブレード及びダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18へ伝動する伝動装置(図示せず)も有する。
ードを回転させ、ヘリコプタ10を上昇させ、ヘリコプ
タ10を前方航行時に推進し、上昇下降時にヘリコプタ
10を移動させるそれぞれの場合に翼形抗力、誘導抗
力、有害抗力、上昇力を提供する動力装置(図示せず。
3タービンエンジンに通常用いられる装置)が含まれ
る。メインロータ14はエンジンパワーをメインロータ
ブレード及びダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18へ伝動する伝動装置(図示せず)も有する。
【0036】ヘリコプタ10のための尾部構造20が例
として図2及び図3においてさらに詳細に示される。尾
部構造20は尾部ブーム16と一体となったシュラウド
22と、シュラウドフィン一体型シェルフ24と、後部
閉塞構造26と、垂直フィンあるいはスタビライザ28
と、垂直スタビライザ28と交差する水平フィンあるい
はスタビライザ30とを有する。ダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18はこのシュラウド22内に
設けられている。
として図2及び図3においてさらに詳細に示される。尾
部構造20は尾部ブーム16と一体となったシュラウド
22と、シュラウドフィン一体型シェルフ24と、後部
閉塞構造26と、垂直フィンあるいはスタビライザ28
と、垂直スタビライザ28と交差する水平フィンあるい
はスタビライザ30とを有する。ダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18はこのシュラウド22内に
設けられている。
【0037】本発明のシュラウドフィン一体型シェルフ
24及び後部閉塞構造26の全体空力性能及び影響は、
尾部構造20とダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置18を有する個々の要素の特性及びこれらの個々
の要素における相互作用関係により変化することが、本
技術分野において知識を有する者により理解される。本
発明の要旨はシュラウドフィン一体型シェルフ24及び
後部閉塞構造26の特性にある。シュラウド22と、垂
直スタビライザ28と、水平スタビライザ30と、シュ
ラウドフィン一体型シェルフ24とを有する尾部構造及
び尾部構造20のシュラウド22内に設けられたダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置18は、それぞ
れ出願人により同時に出願された「一体型ヘリコプタ尾
部構造」及び「ヘリコプタトルク発生防止装置」のアメ
リカ特許出願に開示されている。これらのアメリカ特許
出願の開示内容は、本明細書の開示の一部として援用す
る。本発明の要旨の特性をさらに容易に理解できるよう
以下にこれらの要素の特性について簡単に説明する。
24及び後部閉塞構造26の全体空力性能及び影響は、
尾部構造20とダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置18を有する個々の要素の特性及びこれらの個々
の要素における相互作用関係により変化することが、本
技術分野において知識を有する者により理解される。本
発明の要旨はシュラウドフィン一体型シェルフ24及び
後部閉塞構造26の特性にある。シュラウド22と、垂
直スタビライザ28と、水平スタビライザ30と、シュ
ラウドフィン一体型シェルフ24とを有する尾部構造及
び尾部構造20のシュラウド22内に設けられたダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置18は、それぞ
れ出願人により同時に出願された「一体型ヘリコプタ尾
部構造」及び「ヘリコプタトルク発生防止装置」のアメ
リカ特許出願に開示されている。これらのアメリカ特許
出願の開示内容は、本明細書の開示の一部として援用す
る。本発明の要旨の特性をさらに容易に理解できるよう
以下にこれらの要素の特性について簡単に説明する。
【0038】一体型尾部構造20を構成するシュラウド
22と、垂直スタビライザ28と、水平スタビライザ3
0の空力形状及び/または方向性及び空間的方向性はヘ
リコプタ10の航行操作に必要な空力的力を提供するの
に最適なものである。横方向の推力あるいはトルク発生
防止推力はこの尾部構造20及びダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18により提供され、ホバリン
グ及び前方航行時にヘリコプタ10の偏揺安定が得られ
さらに方向制御できる。尾部構造20はピッチの静安定
及び操縦性を得るための垂直力分力も提供できる。
22と、垂直スタビライザ28と、水平スタビライザ3
0の空力形状及び/または方向性及び空間的方向性はヘ
リコプタ10の航行操作に必要な空力的力を提供するの
に最適なものである。横方向の推力あるいはトルク発生
防止推力はこの尾部構造20及びダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18により提供され、ホバリン
グ及び前方航行時にヘリコプタ10の偏揺安定が得られ
さらに方向制御できる。尾部構造20はピッチの静安定
及び操縦性を得るための垂直力分力も提供できる。
【0039】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18を備えたシュラウド22の空間方向性及び垂直
スタビライザ28の空間方向性は、ホバリング及び前方
航行時にヘリコプタ10の空力性能を増進するため、相
互作用的に関連し一体となっている。図4の実施例にお
いて、シュラウド22は垂直平面Zsに対して第一の所
定の傾斜角度をもって空間的に位置づけられている。垂
直スタビライザ28は垂直平面Zsに対して第二の所定
の傾斜角度をもって空間的に位置づけられている。第二
の所定の傾斜角度は回転方向において垂直平面Zsに対
して第一の所定の傾斜角度と反対である。
装置18を備えたシュラウド22の空間方向性及び垂直
スタビライザ28の空間方向性は、ホバリング及び前方
航行時にヘリコプタ10の空力性能を増進するため、相
互作用的に関連し一体となっている。図4の実施例にお
いて、シュラウド22は垂直平面Zsに対して第一の所
定の傾斜角度をもって空間的に位置づけられている。垂
直スタビライザ28は垂直平面Zsに対して第二の所定
の傾斜角度をもって空間的に位置づけられている。第二
の所定の傾斜角度は回転方向において垂直平面Zsに対
して第一の所定の傾斜角度と反対である。
【0040】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18を有するシュラウド22の空間的方向性によ
り、これより詳細に後述するようなプラス垂直揚分力を
提供し、ホバリング時のヘリコプタ10の空力性能が増
進される。また、シュラウド22の空間的方向性により
ホバリング及び巡航速度航行時にヘリコプタ10の重心
範囲が改善される。
装置18を有するシュラウド22の空間的方向性によ
り、これより詳細に後述するようなプラス垂直揚分力を
提供し、ホバリング時のヘリコプタ10の空力性能が増
進される。また、シュラウド22の空間的方向性により
ホバリング及び巡航速度航行時にヘリコプタ10の重心
範囲が改善される。
【0041】高速航行時にトルク発生防止推力を提供す
るためにはダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18を利用しても、大きな抗力を招くので空力的に不
十分である。この抗力は高速前方航行時であればダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置18に流れ吸い
込まれるはずである大量の大気がヘリコプタのシュラウ
ド22に沿って流れる結果生じる(図3参照)。このよ
うな大量の気流を旋回させ吸い込めば大きな推進抗力を
発生させることになる。
るためにはダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18を利用しても、大きな抗力を招くので空力的に不
十分である。この抗力は高速前方航行時であればダクト
を形成したファンのトルク発生防止装置18に流れ吸い
込まれるはずである大量の大気がヘリコプタのシュラウ
ド22に沿って流れる結果生じる(図3参照)。このよ
うな大量の気流を旋回させ吸い込めば大きな推進抗力を
発生させることになる。
【0042】高速の前方航行時に抗力を最小限にし、同
時にヘリコプタ10の偏揺安定に必要なトルク発生防止
推力を提供するために、尾部構造20は最適に形状の垂
直スタビライザ28を結合し、高速の前方航行時に必要
なトルク発生防止推力の大半を提供する。垂直スタビラ
イザ28の空力形状及び空力方向性はダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18よりも高い揚抗比を提
供するのに最適となっているため、高速の航行時にダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置18の負荷を
低減する垂直スタビライザ28を利用することで抗力を
30%抑えることができる。
時にヘリコプタ10の偏揺安定に必要なトルク発生防止
推力を提供するために、尾部構造20は最適に形状の垂
直スタビライザ28を結合し、高速の前方航行時に必要
なトルク発生防止推力の大半を提供する。垂直スタビラ
イザ28の空力形状及び空力方向性はダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18よりも高い揚抗比を提
供するのに最適となっているため、高速の航行時にダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置18の負荷を
低減する垂直スタビライザ28を利用することで抗力を
30%抑えることができる。
【0043】垂直スタビライザ28は空力的に所定のキ
ャンバーを有するよう形成され及び/または空力的に所
定の入射角度で位置づけられている。垂直スタビライザ
28は(所定の傾斜角度で)空間的に位置づけられた結
果、その空力形状及び/または方向性との関係からダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置18の負荷を
連続的に低減することができ、したがって前方航行時の
速度が増す(速度が増加した場合尾部ロータブレードの
ピッチ角度を抑えることで負荷を低減することができ
る)。
ャンバーを有するよう形成され及び/または空力的に所
定の入射角度で位置づけられている。垂直スタビライザ
28は(所定の傾斜角度で)空間的に位置づけられた結
果、その空力形状及び/または方向性との関係からダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置18の負荷を
連続的に低減することができ、したがって前方航行時の
速度が増す(速度が増加した場合尾部ロータブレードの
ピッチ角度を抑えることで負荷を低減することができ
る)。
【0044】垂直スタビライザ28は高速の航行時にヘ
リコプタ10の偏揺安定に必要なトルク発生防止推力の
大部分(図1乃至3の実施例では60%を上回る)を提
供できる。高速前方航行時には、ダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18は完全には負荷低減されな
いが、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置1
8が依然として目標レベルの抑制推力を提供している最
中の方がむしろ効果的に負荷低減されている。図1乃至
図3の実施例でいえば、約150ポンドである。
リコプタ10の偏揺安定に必要なトルク発生防止推力の
大部分(図1乃至3の実施例では60%を上回る)を提
供できる。高速前方航行時には、ダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18は完全には負荷低減されな
いが、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置1
8が依然として目標レベルの抑制推力を提供している最
中の方がむしろ効果的に負荷低減されている。図1乃至
図3の実施例でいえば、約150ポンドである。
【0045】一体型尾部構造20はさらに、前方航行時
にヘリコプタ10の動ピッチ安定を得るために垂直スタ
ビライザ28の所定の形状及び/または方向性と関連し
てマイナス垂直力を提供するのに最適となっている空力
的に形成され位置づけられた水平スタビライザ30より
構成される。メインロータ14の伴流入射効果を最小限
にするため水平スタビライザ30は垂直スタビライザ2
8と交差して配置されている。
にヘリコプタ10の動ピッチ安定を得るために垂直スタ
ビライザ28の所定の形状及び/または方向性と関連し
てマイナス垂直力を提供するのに最適となっている空力
的に形成され位置づけられた水平スタビライザ30より
構成される。メインロータ14の伴流入射効果を最小限
にするため水平スタビライザ30は垂直スタビライザ2
8と交差して配置されている。
【0046】尾部構造20を構成するシュラウド22、
垂直スタビライザ28、水平スタビライザ30が図4の
実施例に示され、これは縦軸線X−Xに沿って前方を向
いた背面図である。ダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置18を有するシュラウド22は、ヘリコプタ
胴体12の対称線Zsの垂直平面に対して第一の所定傾
斜角度をもって空間的に位置づけられている。垂直スタ
ビライザ28は垂直平面Zsに対して第二の所定傾斜角
度をもって空間的に位置づけられている。図4に示され
るように、第二の所定傾斜角度は垂直平面Zsに対して
回転方向において第一の所定傾斜角度とは対向し、した
がってシュラウド22の平均面23と垂直スタビライザ
28との角度は第一及び第二の所定傾斜角度の合計と置
き換えることができる。このような配置によって、これ
よりさらに詳述するように、水平スタビライザ30を垂
直スタビライザ28に対してほぼ対称的な関係で有利に
設けることができる。
垂直スタビライザ28、水平スタビライザ30が図4の
実施例に示され、これは縦軸線X−Xに沿って前方を向
いた背面図である。ダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置18を有するシュラウド22は、ヘリコプタ
胴体12の対称線Zsの垂直平面に対して第一の所定傾
斜角度をもって空間的に位置づけられている。垂直スタ
ビライザ28は垂直平面Zsに対して第二の所定傾斜角
度をもって空間的に位置づけられている。図4に示され
るように、第二の所定傾斜角度は垂直平面Zsに対して
回転方向において第一の所定傾斜角度とは対向し、した
がってシュラウド22の平均面23と垂直スタビライザ
28との角度は第一及び第二の所定傾斜角度の合計と置
き換えることができる。このような配置によって、これ
よりさらに詳述するように、水平スタビライザ30を垂
直スタビライザ28に対してほぼ対称的な関係で有利に
設けることができる。
【0047】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18を有するシュラウド22は垂直平面Zsに対し
て第一の所定傾斜角度θ1で空間的に位置づけられて
(傾斜して)いる(図4に示されるように、傾斜角度θ
1はシュラウド22の平均面23と垂直平面Zsとがな
す角度である)。第一の所定傾斜角度θ1の大きさは、
特に機首方向の限界誤差に関してダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18に制御範囲を指定する最中
に生じる交差結合効果、ヘリコプタ10のミッションの
特定のデザイン等の制限条件によって決定される。
装置18を有するシュラウド22は垂直平面Zsに対し
て第一の所定傾斜角度θ1で空間的に位置づけられて
(傾斜して)いる(図4に示されるように、傾斜角度θ
1はシュラウド22の平均面23と垂直平面Zsとがな
す角度である)。第一の所定傾斜角度θ1の大きさは、
特に機首方向の限界誤差に関してダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18に制御範囲を指定する最中
に生じる交差結合効果、ヘリコプタ10のミッションの
特定のデザイン等の制限条件によって決定される。
【0048】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18に対し約−35乃至+50度のピッチ範囲及び
上記に例示したような他の操縦制限に関する操縦範囲を
指定することにより、第一の所定傾斜角度θ1の大きさ
を0度より大きく約20度までの間に設定できた。好ま
しい実施例のための第一の所定傾斜角度θ1の大きさは
約13度である。
装置18に対し約−35乃至+50度のピッチ範囲及び
上記に例示したような他の操縦制限に関する操縦範囲を
指定することにより、第一の所定傾斜角度θ1の大きさ
を0度より大きく約20度までの間に設定できた。好ま
しい実施例のための第一の所定傾斜角度θ1の大きさは
約13度である。
【0049】垂直スタビライザ28は垂直平面Zsに対
して第二の所定傾斜角度θ2で空間的に位置づけられて
(傾斜して)いる(図4に示されるように、傾斜角度θ
2は垂直スタビライザ28の前方縁にてその平均面29
と垂直平面Zsとがなす角度である)。第二の所定傾斜
角度θ2の大きさは第一の所定傾斜角度θ1の大きさに
より変化する。第二の所定傾斜角度θ2は、垂直スタビ
ライザ28と水平スタビライザ30とがなす交差角度α
が確実に90度を上回るように少なくとも第一の所定傾
斜角度θ1よりも大きい。この特性により垂直スタビラ
イザ28と水平スタビライザ30との空力干渉が最小限
となる。
して第二の所定傾斜角度θ2で空間的に位置づけられて
(傾斜して)いる(図4に示されるように、傾斜角度θ
2は垂直スタビライザ28の前方縁にてその平均面29
と垂直平面Zsとがなす角度である)。第二の所定傾斜
角度θ2の大きさは第一の所定傾斜角度θ1の大きさに
より変化する。第二の所定傾斜角度θ2は、垂直スタビ
ライザ28と水平スタビライザ30とがなす交差角度α
が確実に90度を上回るように少なくとも第一の所定傾
斜角度θ1よりも大きい。この特性により垂直スタビラ
イザ28と水平スタビライザ30との空力干渉が最小限
となる。
【0050】垂直スタビライザ28と水平スタビライザ
30の間の空力干渉効果を最小限にとどめることによ
り、第二の所定傾斜角度θ2の大きさの範囲を第一の所
定傾斜角度θ1より約0乃至約15度大きい角度に、好
ましくは約5度乃至約10度大きい角度に限定できた。
図4の実施例のための第二の所定傾斜角度θ2の大きさ
は約20度である。
30の間の空力干渉効果を最小限にとどめることによ
り、第二の所定傾斜角度θ2の大きさの範囲を第一の所
定傾斜角度θ1より約0乃至約15度大きい角度に、好
ましくは約5度乃至約10度大きい角度に限定できた。
図4の実施例のための第二の所定傾斜角度θ2の大きさ
は約20度である。
【0051】図4により、シュラウド22の空間位置が
垂直スタビライザ28の空間位置と反対方向であること
がわかる。つまり、第二の所定傾斜角度θ2が垂直平面
Zsに対して右回りであるが、第一の所定傾斜角度θ1
は垂直平面Zsに対して左回りである。シュラウド22
と垂直スタビライザ28とでできた置換可能な角度βは
第一の所定傾斜角度θ1と第二の所定傾斜角度θ2の合
計である。尾部構造20のシュラウド22と垂直スタビ
ライザ28との相対的空間関係により一体型シュラウド
22及び垂直スタビライザ28の組み合わせが決まる。
この組み合わせによってホバリング及び前方航行時に偏
揺安定及び方向制御のためにトルク発生防止推力が提供
され、ヘリコプタ10の揚力を増加させるためホバリン
グ時にプラス垂直揚分力が提供され、高速で前方航行時
にヘリコプタの空力性能を高めるためダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18で負荷が低減され、さ
らに前方航行時に動ピッチ安定のためにマイナス垂直力
分力が提供される。
垂直スタビライザ28の空間位置と反対方向であること
がわかる。つまり、第二の所定傾斜角度θ2が垂直平面
Zsに対して右回りであるが、第一の所定傾斜角度θ1
は垂直平面Zsに対して左回りである。シュラウド22
と垂直スタビライザ28とでできた置換可能な角度βは
第一の所定傾斜角度θ1と第二の所定傾斜角度θ2の合
計である。尾部構造20のシュラウド22と垂直スタビ
ライザ28との相対的空間関係により一体型シュラウド
22及び垂直スタビライザ28の組み合わせが決まる。
この組み合わせによってホバリング及び前方航行時に偏
揺安定及び方向制御のためにトルク発生防止推力が提供
され、ヘリコプタ10の揚力を増加させるためホバリン
グ時にプラス垂直揚分力が提供され、高速で前方航行時
にヘリコプタの空力性能を高めるためダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18で負荷が低減され、さ
らに前方航行時に動ピッチ安定のためにマイナス垂直力
分力が提供される。
【0052】垂直スタビライザ28は、高速で前方航行
時にダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の負荷を低減するために空力的に所定のキャンバーCを
形成され及び/または所定の入射角度Iで位置づけられ
ている。図1乃至図3に示された実施例では、高速で前
方航行時にダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18において効果的に負荷を低減するのに必要な横力
を提供する垂直スタビライザ28のための翼型形状とし
て、NASA633A618断面(その所定のキャンバ
ーCでは効果的な入射角度4度が提供される)を採用し
た。好ましい実施例の垂直スタビライザ28の他の関連
部分の寸法として、スタビライザ面積Sは約25平方フ
ィートであり、翼長bは約7.5フィート(90イン
チ)、中心翼弦Cmは約38.5インチ、縦横比ARは
約2.35である。
時にダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の負荷を低減するために空力的に所定のキャンバーCを
形成され及び/または所定の入射角度Iで位置づけられ
ている。図1乃至図3に示された実施例では、高速で前
方航行時にダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18において効果的に負荷を低減するのに必要な横力
を提供する垂直スタビライザ28のための翼型形状とし
て、NASA633A618断面(その所定のキャンバ
ーCでは効果的な入射角度4度が提供される)を採用し
た。好ましい実施例の垂直スタビライザ28の他の関連
部分の寸法として、スタビライザ面積Sは約25平方フ
ィートであり、翼長bは約7.5フィート(90イン
チ)、中心翼弦Cmは約38.5インチ、縦横比ARは
約2.35である。
【0053】垂直スタビライザ28のための所定の入射
角度Iが図5に例示され、これは垂直スタビライザ28
の翼弦27と垂直平面Zsとの角度Iである。所定の入
射角度Iのひとつの選択基準は、垂直スタビライザ28
が高速前方航行時に目標値までダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置18において効果的に負荷低減す
る空力揚力を発生させるだけの大きさであるかどうかで
ある。図1乃至図3の実施例では、負荷低減の目標値は
約150ポンドであり、所定の入射角度Iは約6.5度
であった。6.5度の入射角度を有する垂直スタビライ
ザ28は、前進速度約120ノットで必要となるトルク
発生防止推力の約40%を提供する。また、Vmax(約
155ノット)で提供できる推力は必要となるトルク発
生防止推力の60%を超える。
角度Iが図5に例示され、これは垂直スタビライザ28
の翼弦27と垂直平面Zsとの角度Iである。所定の入
射角度Iのひとつの選択基準は、垂直スタビライザ28
が高速前方航行時に目標値までダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置18において効果的に負荷低減す
る空力揚力を発生させるだけの大きさであるかどうかで
ある。図1乃至図3の実施例では、負荷低減の目標値は
約150ポンドであり、所定の入射角度Iは約6.5度
であった。6.5度の入射角度を有する垂直スタビライ
ザ28は、前進速度約120ノットで必要となるトルク
発生防止推力の約40%を提供する。また、Vmax(約
155ノット)で提供できる推力は必要となるトルク発
生防止推力の60%を超える。
【0054】尾部構造20を構成するダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置18のための推力図が図6
に示される。図3に示されるようにダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置18へ流れ込む気流を調整す
ることで、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18の軸線19に沿って作用する推力F18を発生させ
る(発生した推力F18は気流が流れ込んだのと同じ側の
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18から
外部へ向かう)。ダクトを形成したファンのトルク発生
防止装置18の軸線19は、第一の所定傾斜角度θ1に
より(シュラウド22の空間位置から)横断軸線Y−Y
と一致するため、発生した推力F18は横断軸線Y−Y方
向のトルク発生防止推力の分力F18ATと垂直軸線Z−Z
方向のプラス垂直分力F18Lとに分解できる。
ファンのトルク発生防止装置18のための推力図が図6
に示される。図3に示されるようにダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置18へ流れ込む気流を調整す
ることで、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18の軸線19に沿って作用する推力F18を発生させ
る(発生した推力F18は気流が流れ込んだのと同じ側の
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18から
外部へ向かう)。ダクトを形成したファンのトルク発生
防止装置18の軸線19は、第一の所定傾斜角度θ1に
より(シュラウド22の空間位置から)横断軸線Y−Y
と一致するため、発生した推力F18は横断軸線Y−Y方
向のトルク発生防止推力の分力F18ATと垂直軸線Z−Z
方向のプラス垂直分力F18Lとに分解できる。
【0055】上述における尾部構造20の垂直スタビラ
イザ28のための力が図7に示される。垂直スタビライ
ザ28の気流は、垂直スタビライザ28が空力形状及び
空力位置を有するため空力揚力F28を発生させる。垂直
スタビライザ28は第二の所定傾斜角度θ2により横断
軸線Y−Yに一致するため、垂直スタビライザ28の気
流により発生した揚力F28は横断軸線Y−Y方向のトル
ク発生防止力の分力F28ATと垂直軸線Z−Z方向のマイ
ナス垂直分力F28Lとに分解できる。
イザ28のための力が図7に示される。垂直スタビライ
ザ28の気流は、垂直スタビライザ28が空力形状及び
空力位置を有するため空力揚力F28を発生させる。垂直
スタビライザ28は第二の所定傾斜角度θ2により横断
軸線Y−Yに一致するため、垂直スタビライザ28の気
流により発生した揚力F28は横断軸線Y−Y方向のトル
ク発生防止力の分力F28ATと垂直軸線Z−Z方向のマイ
ナス垂直分力F28Lとに分解できる。
【0056】ホバリング時には、ダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18により発生したトルク発生
防止推力の分力F18ATがトルク発生防止力を提供するこ
とで、メインロータのモーメント誘起効果を相殺し、ヨ
ー方向の制御を可能にする。過渡的な低速前方航行時に
おいて、メインロータのモーメント誘起効果を相殺する
トルク発生防止力は、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置18により発生するトルク発生防止推力の
分力F18ATと垂直スタビライザ28の気流により発生す
るトルク発生防止の分力F28ATとを組み合わせることで
提供され(ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18は垂直スタビライザ28により高速で連続的に負
荷を低減することができる)、ダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置18のファンにかかる空力圧力を
最小限にとどめる。高速航行時において、垂直スタビラ
イザ28の気流により発生するトルク発生防止力の分力
F28ATによってトルク発生防止力の大部分が効果的に得
られる。
ンのトルク発生防止装置18により発生したトルク発生
防止推力の分力F18ATがトルク発生防止力を提供するこ
とで、メインロータのモーメント誘起効果を相殺し、ヨ
ー方向の制御を可能にする。過渡的な低速前方航行時に
おいて、メインロータのモーメント誘起効果を相殺する
トルク発生防止力は、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置18により発生するトルク発生防止推力の
分力F18ATと垂直スタビライザ28の気流により発生す
るトルク発生防止の分力F28ATとを組み合わせることで
提供され(ダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18は垂直スタビライザ28により高速で連続的に負
荷を低減することができる)、ダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置18のファンにかかる空力圧力を
最小限にとどめる。高速航行時において、垂直スタビラ
イザ28の気流により発生するトルク発生防止力の分力
F28ATによってトルク発生防止力の大部分が効果的に得
られる。
【0057】垂直スタビライザ28により提供されるマ
イナス垂直分力F28Lは水平スタビライザ30により提
供されるマイナス揚力L30(図4参照)を補足する。し
たがって、垂直スタビライザ28の空力機能により、水
平スタビライザ30の空力形状及び/または空力位置を
縮小することができる。縮小することで重量を軽減し及
び/または尾部構造20のための空力効率を増進するこ
とができる。
イナス垂直分力F28Lは水平スタビライザ30により提
供されるマイナス揚力L30(図4参照)を補足する。し
たがって、垂直スタビライザ28の空力機能により、水
平スタビライザ30の空力形状及び/または空力位置を
縮小することができる。縮小することで重量を軽減し及
び/または尾部構造20のための空力効率を増進するこ
とができる。
【0058】さらに垂直スタビライザ28の空力操作に
より発生した空力効果によって、図4に示されるように
水平スタビライザ30を垂直スタビライザ28と組み合
わせほぼ水平に取り付けることが容易になる。取り付け
部品を介して伝達される動力はさらに小さくなり、その
結果部品の大きさ及び重量は縮小できる。さらに、垂直
スタビライザ28のキャンバー面と水平スタビライザ3
0のキャンバー面との空力干渉は、垂直スタビライザ2
8と水平スタビライザ30とで形成される鈍角の交差角
度αにより最小となる。この交差角度αによって垂直ス
タビライザ28及び水平スタビライザ30のそれぞれの
吸込面が実際には遠く離れて位置する。
より発生した空力効果によって、図4に示されるように
水平スタビライザ30を垂直スタビライザ28と組み合
わせほぼ水平に取り付けることが容易になる。取り付け
部品を介して伝達される動力はさらに小さくなり、その
結果部品の大きさ及び重量は縮小できる。さらに、垂直
スタビライザ28のキャンバー面と水平スタビライザ3
0のキャンバー面との空力干渉は、垂直スタビライザ2
8と水平スタビライザ30とで形成される鈍角の交差角
度αにより最小となる。この交差角度αによって垂直ス
タビライザ28及び水平スタビライザ30のそれぞれの
吸込面が実際には遠く離れて位置する。
【0059】水平スタビライザ30は前方航行時にヘリ
コプタ10の動ピッチ安定を最適にするために空力的に
形成され位置づけられる。水平スタビライザ30は平面
図において後退角がなく、縦横比が比較的大きい。図1
乃至図3の実施例では、水平スタビライザ30の空力形
状において面積Sは19平方フィート、スパンbは約
8.45フィート(101インチ)、中心翼弦Cmは約
27、縦横比ARは約3.75である。この実施例はS
U3015翼型断面(シコルスキー製キャンバー無し、
厚さ15%、30シリーズ翼型)を具体化したものであ
る。
コプタ10の動ピッチ安定を最適にするために空力的に
形成され位置づけられる。水平スタビライザ30は平面
図において後退角がなく、縦横比が比較的大きい。図1
乃至図3の実施例では、水平スタビライザ30の空力形
状において面積Sは19平方フィート、スパンbは約
8.45フィート(101インチ)、中心翼弦Cmは約
27、縦横比ARは約3.75である。この実施例はS
U3015翼型断面(シコルスキー製キャンバー無し、
厚さ15%、30シリーズ翼型)を具体化したものであ
る。
【0060】図2において、水平スタビライザ30が垂
直スタビライザ28と組合わされ十字架状の尾部形状を
形成するよう取り付けられている。水平スタビライザ3
0を垂直スタビライザ28と組合わせT字形状を形成さ
せて取り付ける場合も本発明の範囲内である。いずれの
実施例においても、水平スタビライザ30の気流に対す
るメインロータ伴流入射効果を最小にするため、水平ス
タビライザ30は垂直スタビライザ28の高い位置で取
り付けられる。水平スタビライザ30の入射角度は比較
的小さく、メインロータ14からの伴流により誘起され
る縦制御マージンと振動とを折衷することで決まる。好
ましい実施例として、入射角度−3度(±5度)であれ
ば満足できる動ピッチ安定が得られる。
直スタビライザ28と組合わされ十字架状の尾部形状を
形成するよう取り付けられている。水平スタビライザ3
0を垂直スタビライザ28と組合わせT字形状を形成さ
せて取り付ける場合も本発明の範囲内である。いずれの
実施例においても、水平スタビライザ30の気流に対す
るメインロータ伴流入射効果を最小にするため、水平ス
タビライザ30は垂直スタビライザ28の高い位置で取
り付けられる。水平スタビライザ30の入射角度は比較
的小さく、メインロータ14からの伴流により誘起され
る縦制御マージンと振動とを折衷することで決まる。好
ましい実施例として、入射角度−3度(±5度)であれ
ば満足できる動ピッチ安定が得られる。
【0061】尾部構造20を構成するシュラウド22、
垂直スタビライザ28、水平スタビライザ30の構造特
性及び機能特性に関しては、出願人が所有する同時継続
出願「一体型ヘリコプタ尾部構造」においてさらに詳細
な説明がなされており、引用したこの特許の開示内容は
本明細書の一部として開示される。
垂直スタビライザ28、水平スタビライザ30の構造特
性及び機能特性に関しては、出願人が所有する同時継続
出願「一体型ヘリコプタ尾部構造」においてさらに詳細
な説明がなされており、引用したこの特許の開示内容は
本明細書の一部として開示される。
【0062】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18の形状は、ホバリング及び前方航行操作におい
て偏揺安定及び操作性のためにヘリコプタ10に必要と
なるトルク発生防止推力を提供するのに最適である。ダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18は垂直
揚力の分力も提供し、これによりヘリコプタ10の通常
揚力性能が向上する。これに付随して、ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18はその操作ノイズレ
ベルを抑えるのに最適な形状である。
装置18の形状は、ホバリング及び前方航行操作におい
て偏揺安定及び操作性のためにヘリコプタ10に必要と
なるトルク発生防止推力を提供するのに最適である。ダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18は垂直
揚力の分力も提供し、これによりヘリコプタ10の通常
揚力性能が向上する。これに付随して、ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18はその操作ノイズレ
ベルを抑えるのに最適な形状である。
【0063】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18の設計寸法及びその操作特性(ファン推力やフ
ァン制御範囲等)はヘリコプタ10が達成すべき飛行が
何を必要とするかによる。たとえば、好ましい実施例と
してダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の設計寸法の決め手となるような操作上の制約として考
えられるのは、45ノットの右横風でのホバリング時に
最大のトルク発生防止推力を提供し、軽い横風(約15
ノットまで)において0.85ラジアン/毎秒(50度
/毎秒)の偏揺加速を提供するファンのパワー/制御範
囲である。こうした操作条件によって、ヘリコプタは軽
い横風において5秒間で180度ホバリング旋回を達成
できるトルク発生防止推力を有することが可能となる。
装置18の設計寸法及びその操作特性(ファン推力やフ
ァン制御範囲等)はヘリコプタ10が達成すべき飛行が
何を必要とするかによる。たとえば、好ましい実施例と
してダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の設計寸法の決め手となるような操作上の制約として考
えられるのは、45ノットの右横風でのホバリング時に
最大のトルク発生防止推力を提供し、軽い横風(約15
ノットまで)において0.85ラジアン/毎秒(50度
/毎秒)の偏揺加速を提供するファンのパワー/制御範
囲である。こうした操作条件によって、ヘリコプタは軽
い横風において5秒間で180度ホバリング旋回を達成
できるトルク発生防止推力を有することが可能となる。
【0064】図8乃至図10には、気流ダクト40及び
ダクト40内に設けられたファン60より構成される本
発明によるダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18が示される。ダクト40はシュラウド22内に配
置されている。上述のように空間配置されたシュラウド
22とダクトを形成したファンのトルク発生防止装置1
8とを合成して配置するのは、軸線19を第一の所定傾
斜角度θ1によりヘリコプタ10の横断軸線Y−Yと一
致させるためである。
ダクト40内に設けられたファン60より構成される本
発明によるダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18が示される。ダクト40はシュラウド22内に配
置されている。上述のように空間配置されたシュラウド
22とダクトを形成したファンのトルク発生防止装置1
8とを合成して配置するのは、軸線19を第一の所定傾
斜角度θ1によりヘリコプタ10の横断軸線Y−Yと一
致させるためである。
【0065】気流ダクト40の形状としてダクト直径4
2、ダクト幅44(横断寸法)、所定の半径の入口リッ
プ形状46R、分離ダクト部48、所定の出口リップ形
状50Rと可変半径とを有する出口50が含まれる。ダ
クト40を構成するさまざまな要素の形状及び寸法が本
発明によるダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18の全空力性能に効果をもたらす。
2、ダクト幅44(横断寸法)、所定の半径の入口リッ
プ形状46R、分離ダクト部48、所定の出口リップ形
状50Rと可変半径とを有する出口50が含まれる。ダ
クト40を構成するさまざまな要素の形状及び寸法が本
発明によるダクトを形成したファンのトルク発生防止装
置18の全空力性能に効果をもたらす。
【0066】メインロータの直径、使用できるエンジン
パワー等の条件及びファン60のサイズがダクト直径4
2のサイズに関係する。図1乃至図3の実施例では約4
フィートのダクト直径42(尾部ロータブレード面で測
定された場合。図10参照)が示される。図4に示され
る実施例のダクト直径42は約4.5フィートである。
パワー等の条件及びファン60のサイズがダクト直径4
2のサイズに関係する。図1乃至図3の実施例では約4
フィートのダクト直径42(尾部ロータブレード面で測
定された場合。図10参照)が示される。図4に示され
る実施例のダクト直径42は約4.5フィートである。
【0067】ダクト幅(横断寸法)44対直径(L/
D)比が1.0である場合、ダクトを形成したファンの
トルク発生防止装置18により発生するトルク発生防止
推力が最大になるのが最適である(図面に記述する関係
上ダクト直径42と等しく見えるこのファン60の直径
によりL/D比が変化する)。しかしながら、このダク
ト直径と同じだけダクト幅44の寸法をとると、シュラ
ウド22の幅(横断寸法)をさらに広げることになり、
したがって尾部構造20の重量が過度に重くなるため、
このような方法は尾部構造20にとって実用的でない。
実用的な観点からダクト幅44を確定する第一の要因は
尾部ロータの平面と中心支柱との分離距離である。L/
D比が約0.4であれば必要なレベルのトルク発生防止
推力を効果的に発生できる形状をダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18に提供できた。好ましい実
施例として気流ダクト40のダクト幅44は約1.8フ
ィートである。
D)比が1.0である場合、ダクトを形成したファンの
トルク発生防止装置18により発生するトルク発生防止
推力が最大になるのが最適である(図面に記述する関係
上ダクト直径42と等しく見えるこのファン60の直径
によりL/D比が変化する)。しかしながら、このダク
ト直径と同じだけダクト幅44の寸法をとると、シュラ
ウド22の幅(横断寸法)をさらに広げることになり、
したがって尾部構造20の重量が過度に重くなるため、
このような方法は尾部構造20にとって実用的でない。
実用的な観点からダクト幅44を確定する第一の要因は
尾部ロータの平面と中心支柱との分離距離である。L/
D比が約0.4であれば必要なレベルのトルク発生防止
推力を効果的に発生できる形状をダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18に提供できた。好ましい実
施例として気流ダクト40のダクト幅44は約1.8フ
ィートである。
【0068】入口46は境界層を有し相対的に均一速度
を分配する気流をファン60へ現実的な程度に提供でき
るように形成される。(ファン60のブレード平面に続
く)下流分離ダクト部48と共同して、湾曲リップ46
の小型半径はホバリング時及び高速航行時のいずれにお
いても優れた性能を提供する。好ましい実施例では、ダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18の入口
半径46Rは約4インチである。
を分配する気流をファン60へ現実的な程度に提供でき
るように形成される。(ファン60のブレード平面に続
く)下流分離ダクト部48と共同して、湾曲リップ46
の小型半径はホバリング時及び高速航行時のいずれにお
いても優れた性能を提供する。好ましい実施例では、ダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18の入口
半径46Rは約4インチである。
【0069】気流ダクト40の分離ダクト部48はファ
ン60の尾部ロータブレード平面から下流にあるダクト
40の一部分であり、これが出口50の形状と共同して
気流の流出形状に影響を与え、それがさらにダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の性能に影響を
与える。分離ダクト部48及び出口50の形状により、
ダクト40から気流が分離するのを回避し、ダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の後流が後部で
減少するのを防止できる。分離ダクト部48と出口50
の効果的な相互作用によって、航行操作中にダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18へ流入する気流
が増加する。
ン60の尾部ロータブレード平面から下流にあるダクト
40の一部分であり、これが出口50の形状と共同して
気流の流出形状に影響を与え、それがさらにダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の性能に影響を
与える。分離ダクト部48及び出口50の形状により、
ダクト40から気流が分離するのを回避し、ダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の後流が後部で
減少するのを防止できる。分離ダクト部48と出口50
の効果的な相互作用によって、航行操作中にダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18へ流入する気流
が増加する。
【0070】分離ダクト部48の形状からダクト40で
の圧力回復が容易となる。しかしながら、分離角度が大
きすぎると逆推力操作を低下させる(ダクト40を通過
する気流は機首が右横すべり航行時に逆流し、入口46
が出口として機能し、出口50が入口として機能す
る)。約5度のダクト分離角度Ф(図10参照)がダク
ト40の分離ダクト部48を通過して生じた気流を提供
し、逆推力操作時に満足な性能も提供できる。
の圧力回復が容易となる。しかしながら、分離角度が大
きすぎると逆推力操作を低下させる(ダクト40を通過
する気流は機首が右横すべり航行時に逆流し、入口46
が出口として機能し、出口50が入口として機能す
る)。約5度のダクト分離角度Ф(図10参照)がダク
ト40の分離ダクト部48を通過して生じた気流を提供
し、逆推力操作時に満足な性能も提供できる。
【0071】可変的な半径である湾曲リップ形状50R
を有する出口50により、本発明によるダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18の逆推力能力が向上
し、さらに、前方航行時のダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置18の有害抗力を押さえることができ
る。図11に示したのは、可変的な半径である湾曲リッ
プ形状50Rを示すための出口50の好ましい実施例の
平面図である。ヘリコプタ10の縦軸線X−X、垂直軸
線Z−Zは構成の参照用に示されており、X+はヘリコ
プタ10の前方航行方向における縦軸線を示す。
を有する出口50により、本発明によるダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18の逆推力能力が向上
し、さらに、前方航行時のダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置18の有害抗力を押さえることができ
る。図11に示したのは、可変的な半径である湾曲リッ
プ形状50Rを示すための出口50の好ましい実施例の
平面図である。ヘリコプタ10の縦軸線X−X、垂直軸
線Z−Zは構成の参照用に示されており、X+はヘリコ
プタ10の前方航行方向における縦軸線を示す。
【0072】湾曲リップ形状50Rには第一の一定半径
リップ部50RS1、第二の一定半径リップ部50RS
2、第一及び第二の一定半径リップ部50RS1、50
RS2を構造上滑らかに変化させる中間可変半径変化部
50RTSとが含まれる。第一の一定半径リップ部50
RS1は湾曲R1の半径を有しており、これは第二の一
定半径リップ部50RS2の湾曲R2の半径よりも小さ
い。好ましい実施例では、第一の一定半径リップ部50
RS1の湾曲R1の半径が約0.5インチであり、第二
の一定半径リップ部50RS2の湾曲R2の半径は約4
インチである。図11に示されるように、第一の一定半
径リップ部50RS1は湾曲リップ形状50の180度
扇形を包囲し(扇形は縦軸の前方向に対して対称的に配
置される)、第二の一定半径リップ部50RS2は湾曲
リップ形状50の90度扇形を包囲する(扇形は縦軸の
後ろ方向に対して対称的に配置される)。
リップ部50RS1、第二の一定半径リップ部50RS
2、第一及び第二の一定半径リップ部50RS1、50
RS2を構造上滑らかに変化させる中間可変半径変化部
50RTSとが含まれる。第一の一定半径リップ部50
RS1は湾曲R1の半径を有しており、これは第二の一
定半径リップ部50RS2の湾曲R2の半径よりも小さ
い。好ましい実施例では、第一の一定半径リップ部50
RS1の湾曲R1の半径が約0.5インチであり、第二
の一定半径リップ部50RS2の湾曲R2の半径は約4
インチである。図11に示されるように、第一の一定半
径リップ部50RS1は湾曲リップ形状50の180度
扇形を包囲し(扇形は縦軸の前方向に対して対称的に配
置される)、第二の一定半径リップ部50RS2は湾曲
リップ形状50の90度扇形を包囲する(扇形は縦軸の
後ろ方向に対して対称的に配置される)。
【0073】図8及び図9によれば、ファン60は空力
的に形成されたハブ構造62と、気流ダクト40にハブ
構造62を取り付けるための複数の空力的に形成された
支柱64と、ハブ構造62へ回転自在に取り付けられた
複数の尾部ロータブレード66とから構成される。尾部
ロータブレード66は空力的に形成され、推力発生操作
が可能である。ハブ構造62は尾部ロータギアボックス
や尾部ロータブレード66の操作(ピッチ変化)を調節
するサーボ制御装置等のファン操作サブシステム68の
ためのハウジングとして機能する。また、ハブ構造62
は尾部ロータブレード66の回転取付台でもある。
的に形成されたハブ構造62と、気流ダクト40にハブ
構造62を取り付けるための複数の空力的に形成された
支柱64と、ハブ構造62へ回転自在に取り付けられた
複数の尾部ロータブレード66とから構成される。尾部
ロータブレード66は空力的に形成され、推力発生操作
が可能である。ハブ構造62は尾部ロータギアボックス
や尾部ロータブレード66の操作(ピッチ変化)を調節
するサーボ制御装置等のファン操作サブシステム68の
ためのハウジングとして機能する。また、ハブ構造62
は尾部ロータブレード66の回転取付台でもある。
【0074】尾部ロータブレード66の平面66Pはダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18の軸線
19と交差し、図10に示されるように入口リップ半径
46Rの湾曲終点のすぐ下流に配置されている。ブレー
ド平面66Pと支柱64の前縁の分離距離70は比較的
大きくなくてはならず、支柱寸法64dの約2.0乃至
約2.5倍ほどの大きさである。
クトを形成したファンのトルク発生防止装置18の軸線
19と交差し、図10に示されるように入口リップ半径
46Rの湾曲終点のすぐ下流に配置されている。ブレー
ド平面66Pと支柱64の前縁の分離距離70は比較的
大きくなくてはならず、支柱寸法64dの約2.0乃至
約2.5倍ほどの大きさである。
【0075】支柱64は乱気流や渦の発生を最小にする
ため楕円形である。楕円形の支柱64によりダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の通常操作時に
尾部ロータブレード66にかかる負荷を抑えることがで
き、これに付随して、誘起負荷ノイズを抑え、分離抗力
のために起こる推力喪失を抑えることができる。楕円形
であるため逆推力状態でも乱気流が入り込まない。支柱
64の楕円形状は最小の場合2対1楕円であり、3乃至
3.5対1楕円であれば好ましい。
ため楕円形である。楕円形の支柱64によりダクトを形
成したファンのトルク発生防止装置18の通常操作時に
尾部ロータブレード66にかかる負荷を抑えることがで
き、これに付随して、誘起負荷ノイズを抑え、分離抗力
のために起こる推力喪失を抑えることができる。楕円形
であるため逆推力状態でも乱気流が入り込まない。支柱
64の楕円形状は最小の場合2対1楕円であり、3乃至
3.5対1楕円であれば好ましい。
【0076】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18では、気流ダクト40内にハブ構造62を同軸
的に取り付けるよう構造的に支持する三本の楕円形支柱
64を利用する。第一の支柱64Aは(軸線19に対し
て)放射状にかつ(ヘリコプタ軸線に対して)縦に配置
され、ハブ構造62と気流ダクト40との間に伸びる空
力的に形成された支持構造である。他の二本の空力的に
形成された支柱64Bは軸線19より放射状に伸びてお
り、つまり、ハブ構造62とシュラウド22との間に非
放射状取り付け構造を提供する。支柱64Bは互いに同
一線上にあり、(ヘリコプタ軸線に対して)垂直に位置
づけられている。
装置18では、気流ダクト40内にハブ構造62を同軸
的に取り付けるよう構造的に支持する三本の楕円形支柱
64を利用する。第一の支柱64Aは(軸線19に対し
て)放射状にかつ(ヘリコプタ軸線に対して)縦に配置
され、ハブ構造62と気流ダクト40との間に伸びる空
力的に形成された支持構造である。他の二本の空力的に
形成された支柱64Bは軸線19より放射状に伸びてお
り、つまり、ハブ構造62とシュラウド22との間に非
放射状取り付け構造を提供する。支柱64Bは互いに同
一線上にあり、(ヘリコプタ軸線に対して)垂直に位置
づけられている。
【0077】尾部ロータサブシステムは複数の尾部ロー
タブレード66を有するリジッドロータである。音響
性、信頼性、恒久性、耐久性を考慮し、ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18の尾部ロータサブシ
ステムの尾部ロータブレード66を八枚とした。尾部ロ
ータブレード66の平面形状はテーパーではなく、これ
により最大の推力を発生させることができ、ブレードの
製造工程が簡単になる。尾部ロータブレード66の翼型
断面は、必要な範囲の操作状態で最上の性能を提供でき
る64A322翼型のようなNACA64シリーズであ
る。それぞれの尾部ロータブレード66は設計性能で必
要とされる0.85ラジアン/毎秒の偏揺角速度及び低
ブレード負荷を満たすだけの高い剛率を提供する所定の
翼弦を有する。好ましい実施例では、所定の翼弦は約
0.55フィートである。それぞれの尾部ロータブレー
ド66は特に低推力及びマイナス推力レベルにおいて優
れた制御反応を得るため所定のねじれを有しており、ハ
ブから翼端までが約−7度ねじれである。
タブレード66を有するリジッドロータである。音響
性、信頼性、恒久性、耐久性を考慮し、ダクトを形成し
たファンのトルク発生防止装置18の尾部ロータサブシ
ステムの尾部ロータブレード66を八枚とした。尾部ロ
ータブレード66の平面形状はテーパーではなく、これ
により最大の推力を発生させることができ、ブレードの
製造工程が簡単になる。尾部ロータブレード66の翼型
断面は、必要な範囲の操作状態で最上の性能を提供でき
る64A322翼型のようなNACA64シリーズであ
る。それぞれの尾部ロータブレード66は設計性能で必
要とされる0.85ラジアン/毎秒の偏揺角速度及び低
ブレード負荷を満たすだけの高い剛率を提供する所定の
翼弦を有する。好ましい実施例では、所定の翼弦は約
0.55フィートである。それぞれの尾部ロータブレー
ド66は特に低推力及びマイナス推力レベルにおいて優
れた制御反応を得るため所定のねじれを有しており、ハ
ブから翼端までが約−7度ねじれである。
【0078】メインロータ伴流への干渉効果を最小限に
するため尾部ロータブレード66を操作してボトムブレ
ード前方回転させることができる。尾部ロータブレード
66のピッチ制御範囲が広がり、向上した機動性、特に
これより概説する新しい動作に影響を及ぼす推力変化の
ために幅広い制御範囲をピッチ制御調整することができ
るようになった。サブシステム68を操作するファンの
制御ロッド68CRはピッチ変化等ができる手段を提供
する。好ましい実施例では、尾部ロータブレード66の
制御範囲は約−35度乃至約+50度である。プラスピ
ッチ限界50度はホバリング時の尾部ロータブレード6
6の失速開始と一致するように選択された。尾部ロータ
ブレード66のための翼端速度はノイズに応じて操作さ
れ、ブレード端速度が低速であればブレード端に発生す
るノイズの大きさ及び振動数の双方を抑える。好ましい
実施例では、ブレード端速度は約600フィート/秒で
あり、操縦士が約540フィート/秒まで落とすことが
できる。
するため尾部ロータブレード66を操作してボトムブレ
ード前方回転させることができる。尾部ロータブレード
66のピッチ制御範囲が広がり、向上した機動性、特に
これより概説する新しい動作に影響を及ぼす推力変化の
ために幅広い制御範囲をピッチ制御調整することができ
るようになった。サブシステム68を操作するファンの
制御ロッド68CRはピッチ変化等ができる手段を提供
する。好ましい実施例では、尾部ロータブレード66の
制御範囲は約−35度乃至約+50度である。プラスピ
ッチ限界50度はホバリング時の尾部ロータブレード6
6の失速開始と一致するように選択された。尾部ロータ
ブレード66のための翼端速度はノイズに応じて操作さ
れ、ブレード端速度が低速であればブレード端に発生す
るノイズの大きさ及び振動数の双方を抑える。好ましい
実施例では、ブレード端速度は約600フィート/秒で
あり、操縦士が約540フィート/秒まで落とすことが
できる。
【0079】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置18の操作時にその中へ流入する気流の特性のため
に、入口リップ形状46及びそこに隣接するシュラウド
22部分はホバリング及び前方航行時に空力揚力面とし
て作用し、増加した推力、つまり、ダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置18のファン60で発生する
推力を上回る推力を提供する。入口リップ形状46及び
隣接するシュラウド22部分により発生する推力は、流
入する気流のファン60が速度を誘起した結果それらの
場所の静圧を抑えるため増加する。
装置18の操作時にその中へ流入する気流の特性のため
に、入口リップ形状46及びそこに隣接するシュラウド
22部分はホバリング及び前方航行時に空力揚力面とし
て作用し、増加した推力、つまり、ダクトを形成したフ
ァンのトルク発生防止装置18のファン60で発生する
推力を上回る推力を提供する。入口リップ形状46及び
隣接するシュラウド22部分により発生する推力は、流
入する気流のファン60が速度を誘起した結果それらの
場所の静圧を抑えるため増加する。
【0080】理想的なダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置では、静圧(RSP)が抑制された結果生
じる吸い込みの大きさはダクトを形成したファンのトル
ク発生防止装置により発生する推力に等しい。これによ
り最適な推力増加率は二つの推力である。誘導速度に応
じて右及び左横すべり航行状態において、最適な推力増
加率はそれぞれ減少あるいは増加する。前方航行時に入
力リップ形状により増加する推力の大きさは、流入する
気流の推進力が停止しダクト出口から流出しない気流が
再び膨張するホバリング時の値より大きい。
発生防止装置では、静圧(RSP)が抑制された結果生
じる吸い込みの大きさはダクトを形成したファンのトル
ク発生防止装置により発生する推力に等しい。これによ
り最適な推力増加率は二つの推力である。誘導速度に応
じて右及び左横すべり航行状態において、最適な推力増
加率はそれぞれ減少あるいは増加する。前方航行時に入
力リップ形状により増加する推力の大きさは、流入する
気流の推進力が停止しダクト出口から流出しない気流が
再び膨張するホバリング時の値より大きい。
【0081】上述のようなダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置18では、実際の推力増加はヘリコプ
タ10のホバリング及び横方向航行時に最適な推力増加
にほぼ等しい。フリーストリームが流入した気流を旋回
させるため揚力がいくらか失われるものの前方航行時の
実際の推力増加はこの二つの推力増加の理想値に近い。
ルク発生防止装置18では、実際の推力増加はヘリコプ
タ10のホバリング及び横方向航行時に最適な推力増加
にほぼ等しい。フリーストリームが流入した気流を旋回
させるため揚力がいくらか失われるものの前方航行時の
実際の推力増加はこの二つの推力増加の理想値に近い。
【0082】本発明によるシュラウドフィン一体型シェ
ルフ24は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置を有するヘリコプタが特定の飛行条件をとる場合に
生じる性能劣化空力効果を軽減するよう構造的に形成さ
れている。特に、通常速度から高速(約100ノット以
上)で機首が左横すべりから右横すべりへ変化する際
に、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置を有
するヘリコプタにおいて、ヘリコプタの操作性に不利な
影響を与えるトリム特性に著しい相違が生じることが判
明した。
ルフ24は、ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置を有するヘリコプタが特定の飛行条件をとる場合に
生じる性能劣化空力効果を軽減するよう構造的に形成さ
れている。特に、通常速度から高速(約100ノット以
上)で機首が左横すべりから右横すべりへ変化する際
に、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置を有
するヘリコプタにおいて、ヘリコプタの操作性に不利な
影響を与えるトリム特性に著しい相違が生じることが判
明した。
【0083】尾部構造の垂直スタビライザの空力的な有
効性は機首が右横すべりした航行状態において不利な影
響を受け、これによりヘリコプタの操縦特性にはっきり
とした相違が生じる。メインロータが右回りのヘリコプ
タでは、このような特性は機首が左横すべりした航行状
態において生じる(すべての例示において入口と出口、
右と左は逆転させることができる)。機首が右横すべり
した状態において、ダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置の出口が相対風気流にさらされるよう位置づ
け、これによりダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置を逆推力状態において操作する。この逆推力状態
により気流が尾部構造の垂直スタビライザの空力操作に
干渉する。
効性は機首が右横すべりした航行状態において不利な影
響を受け、これによりヘリコプタの操縦特性にはっきり
とした相違が生じる。メインロータが右回りのヘリコプ
タでは、このような特性は機首が左横すべりした航行状
態において生じる(すべての例示において入口と出口、
右と左は逆転させることができる)。機首が右横すべり
した状態において、ダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置の出口が相対風気流にさらされるよう位置づ
け、これによりダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置を逆推力状態において操作する。この逆推力状態
により気流が尾部構造の垂直スタビライザの空力操作に
干渉する。
【0084】逆推力状態で操作されるダクトを形成した
ファンのトルク発生防止装置を有する尾部構造に対する
空力効果をさらに理解しやすくするため、このような尾
部構造ESの横断面図を示す図12を参考用に示す。図
12の図はヘリコプタ後方に向かって縦軸線X−Xに沿
ったものである。尾部構造ESはシュラウドSに設けら
れたダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DF
ADと、垂直スタビライザVSと、水平スタビライザH
Sとを含む。逆推力状態において気流は出口Oを介して
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DFAD
へ流入し、同時に入口Iから気流は流出する(上述のよ
うな通常の操作状態とは反対となる)。逆推力状態での
気流によってダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置DFADはマイナス推力、つまり、図4に例示した
ような通常操作時にダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置DFADにより発生した推力と反対方向の推
力を発生させる。
ファンのトルク発生防止装置を有する尾部構造に対する
空力効果をさらに理解しやすくするため、このような尾
部構造ESの横断面図を示す図12を参考用に示す。図
12の図はヘリコプタ後方に向かって縦軸線X−Xに沿
ったものである。尾部構造ESはシュラウドSに設けら
れたダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DF
ADと、垂直スタビライザVSと、水平スタビライザH
Sとを含む。逆推力状態において気流は出口Oを介して
ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DFAD
へ流入し、同時に入口Iから気流は流出する(上述のよ
うな通常の操作状態とは反対となる)。逆推力状態での
気流によってダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置DFADはマイナス推力、つまり、図4に例示した
ような通常操作時にダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置DFADにより発生した推力と反対方向の推
力を発生させる。
【0085】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置DFADの入口Iは、気流をダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置DFADへ流入しやすくするた
め一定半径の湾曲リップ形状であり(上記開示参照)、
このため逆推力操作状態で入口Iから流出した気流を湾
曲リップ入口Iから分離することは容易ではない。生じ
た気流はシュラウドSに沿い、図12において概略的に
示されるように、垂直スタビライザVSの吸込面VSss
を伝って上昇する。このような気流はヘリコプタが前進
する場合に発生する垂直スタビライザVSの縦方向の気
流と空力干渉を生じる。この空力干渉により垂直スタビ
ライザVSにより発生した揚力が衰える。
装置DFADの入口Iは、気流をダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置DFADへ流入しやすくするた
め一定半径の湾曲リップ形状であり(上記開示参照)、
このため逆推力操作状態で入口Iから流出した気流を湾
曲リップ入口Iから分離することは容易ではない。生じ
た気流はシュラウドSに沿い、図12において概略的に
示されるように、垂直スタビライザVSの吸込面VSss
を伝って上昇する。このような気流はヘリコプタが前進
する場合に発生する垂直スタビライザVSの縦方向の気
流と空力干渉を生じる。この空力干渉により垂直スタビ
ライザVSにより発生した揚力が衰える。
【0086】垂直スタビライザVSにより発生した揚力
が衰えると、逆推力操作状態でダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置DFADにより発生したマイナス
推力との関係で、機首が右横すべりした航行状態におい
てダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DFA
Dが提供すべき推力量が衰える。このように、機首が右
横すべりから左横すべり航行状態へ変化する場合、垂直
スタビライザ及びダクトを形成したファンのトルク発生
防止装置により発生する横力が著しく変化する。
が衰えると、逆推力操作状態でダクトを形成したファン
のトルク発生防止装置DFADにより発生したマイナス
推力との関係で、機首が右横すべりした航行状態におい
てダクトを形成したファンのトルク発生防止装置DFA
Dが提供すべき推力量が衰える。このように、機首が右
横すべりから左横すべり航行状態へ変化する場合、垂直
スタビライザ及びダクトを形成したファンのトルク発生
防止装置により発生する横力が著しく変化する。
【0087】本発明によるシュラウドフィン一体型シェ
ルフ24は、逆推力操作状態において垂直スタビライザ
により発生する逆空力効果を生じさせないよう設計され
た非対称的な形状を有する。シュラウドフィン一体型シ
ェルフ24の形状では、尾部の横両側においてシュラウ
ド22と垂直スタビライザ28の間に鋭角的な変化(横
断面における段変化)があり、特に尾部構造20の横側
にはダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の入口46がある。シュラウドフィン一体型シェルフ2
4に鋭角的な変化形状があるため、逆推力状態であれば
シュラウド22に沿って流れる気流を分離できる。その
結果、このような気流は垂直スタビライザ28の吸込面
28ssを伝って流れることはなく、ヘリコプタ10が前
進しても垂直スタビライザ28の縦方向の気流に干渉す
ることもない。
ルフ24は、逆推力操作状態において垂直スタビライザ
により発生する逆空力効果を生じさせないよう設計され
た非対称的な形状を有する。シュラウドフィン一体型シ
ェルフ24の形状では、尾部の横両側においてシュラウ
ド22と垂直スタビライザ28の間に鋭角的な変化(横
断面における段変化)があり、特に尾部構造20の横側
にはダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
の入口46がある。シュラウドフィン一体型シェルフ2
4に鋭角的な変化形状があるため、逆推力状態であれば
シュラウド22に沿って流れる気流を分離できる。その
結果、このような気流は垂直スタビライザ28の吸込面
28ssを伝って流れることはなく、ヘリコプタ10が前
進しても垂直スタビライザ28の縦方向の気流に干渉す
ることもない。
【0088】図13はヘリコプタ10の縦軸線X−Xに
沿って後方を向いた横断面図であり、本発明のシュラウ
ドフィン一体型シェルフ24は所定の全体シェルフ幅8
1を有するシェルフ部材80である。上記のように所定
幅81はシュラウド22の幅に対応しており、ダクトを
形成したファンのトルク発生防止装置18のダクト幅4
4に等しい。
沿って後方を向いた横断面図であり、本発明のシュラウ
ドフィン一体型シェルフ24は所定の全体シェルフ幅8
1を有するシェルフ部材80である。上記のように所定
幅81はシュラウド22の幅に対応しており、ダクトを
形成したファンのトルク発生防止装置18のダクト幅4
4に等しい。
【0089】シュラウドフィン一体型シェルフ24のシ
ェルフ部材80は第一のシェルフ部材82及び第二のシ
ェルフ部材84を有していても良い。図13において、
第一のシェルフ部材82はダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置18の入口側にあたるシュラウド22
の縁と垂直スタビライザ28の吸込面28ssとの距離で
ある。第二のシェルフ部材84はダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18の出口側にあたるシュラウ
ドの縁とそれに対応する垂直スタビライザ28の面との
距離である。
ェルフ部材80は第一のシェルフ部材82及び第二のシ
ェルフ部材84を有していても良い。図13において、
第一のシェルフ部材82はダクトを形成したファンのト
ルク発生防止装置18の入口側にあたるシュラウド22
の縁と垂直スタビライザ28の吸込面28ssとの距離で
ある。第二のシェルフ部材84はダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置18の出口側にあたるシュラウ
ドの縁とそれに対応する垂直スタビライザ28の面との
距離である。
【0090】第一のシェルフ部材82は第二のシェルフ
部材84の幅85を上回る幅83を有するが、これは逆
推力状態でシュラウド22に生じた気流をシュラウドフ
ィン一体型シェルフ24で確実に分離するためである。
その結果、このような気流は吸込面Vssを横切って流れ
ず、垂直スタビライザ28の空力操作に干渉することも
ない。上述のように、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置18の出口50の形状が出口50から流出
する気流を分離しやすくさせ、その結果、このような気
流はシュラウド22に沿って流れることはほとんどな
く、したがって垂直スタビライザ28の空力操作にも最
小限の影響しか与えない。このため、第二のシェルフ部
材84の幅85は第一のシェルフ部材82の幅83より
も小さくて良い。
部材84の幅85を上回る幅83を有するが、これは逆
推力状態でシュラウド22に生じた気流をシュラウドフ
ィン一体型シェルフ24で確実に分離するためである。
その結果、このような気流は吸込面Vssを横切って流れ
ず、垂直スタビライザ28の空力操作に干渉することも
ない。上述のように、ダクトを形成したファンのトルク
発生防止装置18の出口50の形状が出口50から流出
する気流を分離しやすくさせ、その結果、このような気
流はシュラウド22に沿って流れることはほとんどな
く、したがって垂直スタビライザ28の空力操作にも最
小限の影響しか与えない。このため、第二のシェルフ部
材84の幅85は第一のシェルフ部材82の幅83より
も小さくて良い。
【0091】第一及び第二のシェルフ部材82及び84
の幅82及び85は、上述の気流分離の必要性と垂直ス
タビライザ28の厚さとから確定される。垂直スタビラ
イザ28の厚さは構造効率及び空力効率により決まる。
現在実施されている設計では垂直スタビライザ28の厚
さは垂直スタビライザ28の翼弦の10乃至30%の範
囲である。第一及び第二のシェルフ部材82及び84の
幅83及び85の相対的な大きさは縦に、機体の前方か
ら後方にかけて変化させることが可能であり、これによ
り垂直スタビライザ28に上述のような所定の入射角度
Iができる。この効果は図2及び図3において概略的に
示した。第一のシェルフ部材82の幅83の大きさはシ
ュラウドフィン一体型シェルフ24の前縁において最小
となり、シュラウドフィン一体型シェルフ24の後縁に
て最大となる。
の幅82及び85は、上述の気流分離の必要性と垂直ス
タビライザ28の厚さとから確定される。垂直スタビラ
イザ28の厚さは構造効率及び空力効率により決まる。
現在実施されている設計では垂直スタビライザ28の厚
さは垂直スタビライザ28の翼弦の10乃至30%の範
囲である。第一及び第二のシェルフ部材82及び84の
幅83及び85の相対的な大きさは縦に、機体の前方か
ら後方にかけて変化させることが可能であり、これによ
り垂直スタビライザ28に上述のような所定の入射角度
Iができる。この効果は図2及び図3において概略的に
示した。第一のシェルフ部材82の幅83の大きさはシ
ュラウドフィン一体型シェルフ24の前縁において最小
となり、シュラウドフィン一体型シェルフ24の後縁に
て最大となる。
【0092】第一及び第二のシェルフ部材82及び84
の幅83及び85の大きさは(ダクト直径42にほぼ対
応する)ファンの直径の約4%乃至約16%の範囲に確
定できた。第一及び第二のシェルフ幅83及び85の値
は、垂直スタビライザ28のサイズと、垂直スタビライ
ザ28の入射角度と、垂直スタビライザ28の翼型断面
と、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
により発生した推力と、そしてヘリコプタ10の設計速
度とに応じて選択される。
の幅83及び85の大きさは(ダクト直径42にほぼ対
応する)ファンの直径の約4%乃至約16%の範囲に確
定できた。第一及び第二のシェルフ幅83及び85の値
は、垂直スタビライザ28のサイズと、垂直スタビライ
ザ28の入射角度と、垂直スタビライザ28の翼型断面
と、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置18
により発生した推力と、そしてヘリコプタ10の設計速
度とに応じて選択される。
【0093】シュラウド22とシュラウドフィン一体型
シェルフ24との境界線を形成するシェルフ縁86の形
状は鋭角、つまり、ほぼ90度であれば好ましい。シェ
ルフ縁86の形状が90度であればシュラウド22とシ
ュラウドフィン一体型シェルフ24との境界面における
気流の分離が容易になる。シェルフ縁86は全シェルフ
幅80を縮小するため円形でも良く、これにより付随的
に有害抗力の影響を抑えられる。しかしながら、このよ
うなシェルフ縁86の形状はシュラウドフィン一体型シ
ェルフ24が果たす気流分離機能を損なわせる。
シェルフ24との境界線を形成するシェルフ縁86の形
状は鋭角、つまり、ほぼ90度であれば好ましい。シェ
ルフ縁86の形状が90度であればシュラウド22とシ
ュラウドフィン一体型シェルフ24との境界面における
気流の分離が容易になる。シェルフ縁86は全シェルフ
幅80を縮小するため円形でも良く、これにより付随的
に有害抗力の影響を抑えられる。しかしながら、このよ
うなシェルフ縁86の形状はシュラウドフィン一体型シ
ェルフ24が果たす気流分離機能を損なわせる。
【0094】シュラウド22に対して垂直スタビライザ
28が傾斜していない尾部構造20との関係において上
述にてシュラウドフィン一体型シェルフ24を説明し
た。上述のシュラウドフィン一体型シェルフ24は、既
に引用した同時継続出願「一体型ヘリコプタ尾部構造」
において開示された一体型尾部構造20に特に有効であ
る。上述のシュラウドフィン一体型シェルフ24は、垂
直スタビライザ28が第二の所定傾斜角度θ1で位置づ
けられた尾部構造20と共に利用することができる。
28が傾斜していない尾部構造20との関係において上
述にてシュラウドフィン一体型シェルフ24を説明し
た。上述のシュラウドフィン一体型シェルフ24は、既
に引用した同時継続出願「一体型ヘリコプタ尾部構造」
において開示された一体型尾部構造20に特に有効であ
る。上述のシュラウドフィン一体型シェルフ24は、垂
直スタビライザ28が第二の所定傾斜角度θ1で位置づ
けられた尾部構造20と共に利用することができる。
【0095】ダクトを形成したファンのトルク発生防止
装置の後方にあるシュラウドの閉塞にはいくつか問題点
がある。高速前方航行時におけるベース抗力を最小にす
るためには、後縁を整形するのが最適であると思われ
る。しかしながら、このような形状では尾部構造の全体
重量が増加し、横方向航行には増加したパワーが必要と
なるのだが、その横方向航行時の表面積が大きくなる。
逆に横方向航行時に表面積を最小にする形状を有する尾
部構造では、前方航行時にさらに高い抗力にさらされる
ことになる。
装置の後方にあるシュラウドの閉塞にはいくつか問題点
がある。高速前方航行時におけるベース抗力を最小にす
るためには、後縁を整形するのが最適であると思われ
る。しかしながら、このような形状では尾部構造の全体
重量が増加し、横方向航行には増加したパワーが必要と
なるのだが、その横方向航行時の表面積が大きくなる。
逆に横方向航行時に表面積を最小にする形状を有する尾
部構造では、前方航行時にさらに高い抗力にさらされる
ことになる。
【0096】ガゼルやドフィンのような初期のエアロス
ペーシャル製のヘリコプタは鋭い後縁を利用してシュラ
ウドを形成した。こうしたヘリコプタの偏揺安定はあま
り優れたものではなく、前方航行時に尾部構造が横に震
えた。最近のエアロスペーシャル製のヘリコプタは尾部
構造が修正され、後部シュラウド閉塞として幅が広く鈍
角の後縁形状を採用しており、エアロスペーシャル製S
A366の鈍角部断面は頂上の幅が10インチ、底部の
幅が約14.5インチである。だが、このような後部シ
ュラウド閉塞の形状では大きなベース抗力という不利益
が生じる。
ペーシャル製のヘリコプタは鋭い後縁を利用してシュラ
ウドを形成した。こうしたヘリコプタの偏揺安定はあま
り優れたものではなく、前方航行時に尾部構造が横に震
えた。最近のエアロスペーシャル製のヘリコプタは尾部
構造が修正され、後部シュラウド閉塞として幅が広く鈍
角の後縁形状を採用しており、エアロスペーシャル製S
A366の鈍角部断面は頂上の幅が10インチ、底部の
幅が約14.5インチである。だが、このような後部シ
ュラウド閉塞の形状では大きなベース抗力という不利益
が生じる。
【0097】本発明による後部閉塞構造26が図3に例
示される。この後部閉塞構造26はほぼV字型の平板形
状を有する。このような形状であればベース抗力を抑え
られる。後部閉塞構造26の形状は垂直スタビライザ2
8の後縁より始まり、図3に概略的に図示されるように
シュラウドフィン一体型シェルフ24に対して角度をな
す。後部閉塞構造26は、ヘリコプタ10の偏揺安定特
性を向上させるためシュラウド22後部の気流分離点を
固定する。
示される。この後部閉塞構造26はほぼV字型の平板形
状を有する。このような形状であればベース抗力を抑え
られる。後部閉塞構造26の形状は垂直スタビライザ2
8の後縁より始まり、図3に概略的に図示されるように
シュラウドフィン一体型シェルフ24に対して角度をな
す。後部閉塞構造26は、ヘリコプタ10の偏揺安定特
性を向上させるためシュラウド22後部の気流分離点を
固定する。
【0098】上記の観点より本発明にはさまざまな修正
及び変更が可能である。したがって、追加クレームの範
囲において本発明が特に上述しなかった方法でも実施す
ることができるものとする。
及び変更が可能である。したがって、追加クレームの範
囲において本発明が特に上述しなかった方法でも実施す
ることができるものとする。
【0099】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、ダクトを
形成したファンのトルク発生防止装置及び機首が右横す
べりした航行中にその付近に有する垂直スタビライザに
かかる逆空力効果を無効にするシュラウドを備えたヘリ
コプタ後部構造のためのシュラウドフィン一体型シェル
フを提供することが出来る。また、本発明によれば、垂
直スタビライザの空力操作に干渉しないようシュラウド
の気流を尾部構造から分離するためにシュラウドと垂直
スタビライザの間で構造を鋭角的に変化させる非対称形
状のシュラウドフィン一体型シェルフを提供することが
出来る。
形成したファンのトルク発生防止装置及び機首が右横す
べりした航行中にその付近に有する垂直スタビライザに
かかる逆空力効果を無効にするシュラウドを備えたヘリ
コプタ後部構造のためのシュラウドフィン一体型シェル
フを提供することが出来る。また、本発明によれば、垂
直スタビライザの空力操作に干渉しないようシュラウド
の気流を尾部構造から分離するためにシュラウドと垂直
スタビライザの間で構造を鋭角的に変化させる非対称形
状のシュラウドフィン一体型シェルフを提供することが
出来る。
【0100】本発明によれば、さらにシェルフの幅全長
がダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のダク
ト幅に等しい平板形状のシュラウドフィン一体型シェル
フを提供することが出来る。またさらに、本発明によれ
ば、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のフ
ァン直径に応じた非対称的な第一及び第二のシェルフ幅
を有するシュラウドフィン一体型シェルフを提供するこ
とが可能となり、さらに、尾部構造のベース抗力を抑え
シュラウドの後部で大量の気流を分離する点を固定する
形状を有するシュラウドのための後部閉塞構造を提供す
ることが可能となる。
がダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のダク
ト幅に等しい平板形状のシュラウドフィン一体型シェル
フを提供することが出来る。またさらに、本発明によれ
ば、ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置のフ
ァン直径に応じた非対称的な第一及び第二のシェルフ幅
を有するシュラウドフィン一体型シェルフを提供するこ
とが可能となり、さらに、尾部構造のベース抗力を抑え
シュラウドの後部で大量の気流を分離する点を固定する
形状を有するシュラウドのための後部閉塞構造を提供す
ることが可能となる。
【図1】本発明によりシュラウドフィン一体型シェルフ
及び後部閉塞構造を結合した一体型後部構造においてダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置を有するヘ
リコプタの側面平面図である。
及び後部閉塞構造を結合した一体型後部構造においてダ
クトを形成したファンのトルク発生防止装置を有するヘ
リコプタの側面平面図である。
【図2】一体型後部構造のひとつの実施例の第一のコン
ピュータ処理された斜視図である。
ピュータ処理された斜視図である。
【図3】一体型後部構造の第二のコンピュータ処理され
た部分的斜視図である。
た部分的斜視図である。
【図4】尾部構造の他の実施例の空間方向を示す概略図
である。
である。
【図5】線5から線5に沿って切った図2の一体型尾部
構造の横断面平面図である。
構造の横断面平面図である。
【図6】図4の一体型尾部構造のダクトを形成したファ
ンのトルク発生防止装置のための推力図を示す。
ンのトルク発生防止装置のための推力図を示す。
【図7】図4の一体型尾部構造の垂直スタビライザ推力
図を示す。
図を示す。
【図8】ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置
の実施例を示す斜視図である。
の実施例を示す斜視図である。
【図9】ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置
の実施例を示す斜視図である。
の実施例を示す斜視図である。
【図10】線10から線10に沿って切った図8のダク
トを形成したファンのトルク発生防止装置の横断面図で
ある。
トを形成したファンのトルク発生防止装置の横断面図で
ある。
【図11】図10のダクトを形成したファンのトルク発
生防止装置の出口の平面図である。
生防止装置の出口の平面図である。
【図12】尾部構造の従来技術の実施例の形状を示す。
【図13】一体型尾部構造のための本発明によるシュラ
ウドフィン一体型シェルフを示す。
ウドフィン一体型シェルフを示す。
10 ヘリコプタ 12 胴体 14 メインロータ 16 尾部ブーム 18 ダクトを形成したファンのトルク発生防止装置 19 軸線 20 尾部構造 22 シュラウド 24 シュラウドフィン一体型シェルフ 26 後部閉塞構造 27 翼弦 28 垂直スタビライザ 30 水平スタビライザ 40 気流ダクト 42 ダクト直径 44 ダクト幅 46 湾曲リップ 48 分離ダクト部 50 出口 60 ファン 62 ハブ構造 64 支柱 66 尾部ロータブレード 68 ファン操作サブシステム 70 分離距離 80 シェルフ部材 81 シェルフ幅 82 第一のシェルフ部材 83 幅 84 第二のシェルフ部材 85 幅 86 シェルフ縁
Claims (7)
- 【請求項1】 ダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置を有するシュラウドと、所定の厚さを有し前記シ
ュラウドに隣接する空力的に形成された垂直スタビライ
ザと、前記垂直スタビライザと交差する水平スタビライ
ザとを備えたヘリコプタ尾部構造のために、 前記シュラウドと前記垂直スタビライザとの間の構造を
鋭角的に変化させる所定幅及び平板形状を有し、逆推力
操作状況で前記シュラウド上に発生する大量の気流を分
離する操作が可能であり、前記シュラウドから発生した
前記大量の気流が前記垂直スタビライザの空力機能に干
渉しないシェルフ手段を有し、 前記シェルフ手段が、 前記尾部構造の入口側で前記垂直スタビライザと前記シ
ュラウドの間の構造の鋭角的変化を限定する所定幅を有
する第一のシェルフ手段と、 前記尾部構造の出口側で前記垂直スタビライザと前記シ
ュラウドの間の構造の鋭角的変化を限定する所定幅を有
する第二のシェルフ手段とを有し、 前記第一のシェルフ手段及び前記第二のシェルフ手段が
非対称的であり、前記第一のシェルフ手段の前記所定幅
が前記第二のシェルフ手段の前記所定幅を上回ることを
特徴とするシュラウドフィン一体型シェルフ。 - 【請求項2】 前記第一のシェルフ手段及び第二のシェ
ルフ手段が、ダクトを形成したトルク発生防止装置のフ
ァンの直径の4乃至約16%までの範囲内でそれぞれ所
定幅を有することを特徴とする請求項1に記載のシュラ
ウドフィン一体型シェルフ。 - 【請求項3】 前記垂直スタビライザの所定の厚さと組
合わされた前記第一のシェルフ手段及び第二のシェルフ
手段の前記それぞれの所定幅が前記シェルフ手段の前記
所定幅であることを特徴とする請求項2に記載のシュラ
ウドフィン一体型シェルフ。 - 【請求項4】 前記第一のシェルフ手段及び第二のシェ
ルフ手段が、前記シュラウドフィン一体型シェルフとシ
ュラウドとの境界となるシェルフ縁を有し、前記シェル
フ縁が鋭角に形成されることを特徴とする請求項1に記
載のシュラウドフィン一体型シェルフ。 - 【請求項5】 前記第一のシェルフ手段及び第二のシェ
ルフ手段が、前記シュラウドフィン一体型シェルフとシ
ュラウドとの境界となるシェルフ縁を有し、前記シェル
フ縁が正面領域及び有害抗力を軽減するため円形形状を
有することを特徴とする請求項1に記載のシュラウドフ
ィン一体型シェルフ。 - 【請求項6】 前記第一のシェルフ及び第二のシェルフ
部材が縦方向において前部から尾部構造の後部まで相対
的に可変的であることを特徴とする請求項1に記載のシ
ュラウドフィン一体型シェルフ。 - 【請求項7】 ダクトを形成したファンのトルク発生防
止装置を有するシュラウドと、所定の厚さを有し前記シ
ュラウドに隣接する空力的に形成された垂直スタビライ
ザと、前記垂直スタビライザと交差する水平スタビライ
ザとを備えたヘリコプタ尾部構造のために、 前記シュラウドの後部上の大量の気流を分離する点を固
定し、前記垂直スタビライザの後縁から始まるV字角度
形状を備えた平板手段を有することを特徴とする後部閉
塞構造。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/683,642 US5108044A (en) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | Shroud-fin integration shelf for a helicopter empennage structure |
| US683,642 | 1991-04-11 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344993A true JPH06344993A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=24744892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3351650A Pending JPH06344993A (ja) | 1991-04-11 | 1991-12-12 | ヘリコプタの尾部構造のためのシュラウドフィン一体型シェルフ |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5108044A (ja) |
| EP (1) | EP0508025B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06344993A (ja) |
| KR (1) | KR100211389B1 (ja) |
| AU (1) | AU637564B2 (ja) |
| CA (1) | CA2056289C (ja) |
| DE (1) | DE69104974T2 (ja) |
| ES (1) | ES2063477T3 (ja) |
| IL (1) | IL100318A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014516859A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-07-17 | コンポジット ヘリコプター ホールディングス リミテッド | ヘリコプタ |
Families Citing this family (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5131604A (en) * | 1991-04-11 | 1992-07-21 | United Technologies Corporation | Helicopter antitorque device |
| US5102067A (en) * | 1991-04-11 | 1992-04-07 | United Technologies Corporation | Integrated helicopter empennage structure |
| FR2737181B1 (fr) * | 1995-07-27 | 1997-09-19 | Eurocopter France | Procede et dispositif pour reduire les vibrations engendrees sur la structure d'un helicoptere |
| FR2747099B1 (fr) * | 1996-04-04 | 1998-06-12 | Eurocopter France | Procede et dispositif pour reduire l'effet des vibrations engendrees par la chaine cinematique d'un helicoptere |
| US5810285A (en) * | 1996-12-20 | 1998-09-22 | Sikorsky Aircraft Corporation | Drive shaft casing for a ducted fan anti-torque device |
| US20040169485A1 (en) * | 2003-02-28 | 2004-09-02 | Clancy Andy J. | Vehicle direction control with a crosswise fan |
| FR2864025B1 (fr) * | 2003-12-23 | 2007-01-12 | Eurocopter France | Procede et dispositif pour reduire par un empennage orientable les vibrations engendrees sur le fuselage d'un helicoptere |
| FR2864026B1 (fr) * | 2003-12-23 | 2007-01-19 | Eurocopter France | Procede et dispositif pour reduire par une derive orientable les vibrations engendrees sur le fuselage d'un helicoptere |
| US7121506B2 (en) * | 2004-12-10 | 2006-10-17 | Clancy Andy J | Remotely controlled model airplane having deflectable centrally biased control surface |
| FR2923456B1 (fr) * | 2007-11-08 | 2009-12-18 | Eurocopter France | Aeronef muni d'un rotor carene silencieux |
| FR2926786B1 (fr) * | 2008-01-30 | 2010-02-19 | Eurocopter France | Procede d'optimisation d'un rotor anti-couple carene a gene acoustique minimale pour un giravion, notamment un helicoptere, et rotor anti-couple carene ainsi obtenu |
| US8240597B2 (en) | 2008-08-06 | 2012-08-14 | Honeywell International Inc. | UAV ducted fan lip shaping |
| FR2968272B1 (fr) * | 2010-12-06 | 2013-07-12 | Eurocopter France | Element de structure ameliore d'un giravion pour diminuer la trainee aerodynamique. |
| US8882024B1 (en) * | 2013-06-24 | 2014-11-11 | Bell Helicopter Textron Inc. | Rotorcraft anti-torque rotor and rudder system |
| EP2878433B1 (en) | 2013-11-29 | 2016-04-20 | AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH | Shrouded rotary assembly from segmented composite for aircraft and method for its manufacture |
| EP3061689B1 (en) | 2015-02-27 | 2017-09-27 | AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH | Tail assembly for a rotorcraft, rotorcraft and method of manufacture of a strengthened tail assembly |
| CH710831A1 (de) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Marenco Swisshelicopter Ag | Heckrotorvorrichtung eines Helikopters. |
| US10611460B2 (en) | 2017-05-11 | 2020-04-07 | Bell Helicopter Textron Inc. | Aircraft vertical stabilizer design |
| US10518865B2 (en) | 2017-05-11 | 2019-12-31 | Bell Helicopter Textron Inc. | Aircraft horizontal stabilizer design |
| CN108045571A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-05-18 | 中国直升机设计研究所 | 一种涵道垂尾 |
| US11148796B2 (en) | 2018-06-13 | 2021-10-19 | Textron Innovations Inc. | Tail rotor assembly |
| CN109466742B (zh) * | 2018-12-03 | 2023-09-12 | 北京电子工程总体研究所 | 一种飞行器机架及其飞行器 |
| US11034440B2 (en) | 2019-03-01 | 2021-06-15 | Textron Innovations Inc. | Tail rotor gearbox support assemblies for helicopters |
| EP4011765B1 (en) * | 2020-12-14 | 2024-10-23 | AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH | A rotary wing aircraft with an asymmetrical rear section |
| CN114455524B (zh) * | 2021-11-11 | 2024-06-11 | 靖州玉华泉饮料有限公司 | 一种饮用矿泉水灌装生产装置及方法 |
| EP4361037B1 (en) | 2022-10-28 | 2025-07-30 | AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH | A rotorcraft with a tail boom having a ducted tail rotor |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1511006A (fr) * | 1966-12-13 | 1968-01-26 | Sud Aviation | Dispositif directionnel et propulsif pour hélicoptère |
| FR2600036B1 (fr) * | 1986-06-16 | 1988-09-16 | Aerospatiale | Dispositif directionnel et stabilisateur a rotor anti-couple carene et incline et a empennage en " v " dissymetrique, et helicoptere equipe d'un tel dispositif. |
| US5102067A (en) * | 1991-04-11 | 1992-04-07 | United Technologies Corporation | Integrated helicopter empennage structure |
| US5131604A (en) * | 1991-04-11 | 1992-07-21 | United Technologies Corporation | Helicopter antitorque device |
-
1991
- 1991-04-11 US US07/683,642 patent/US5108044A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-27 CA CA002056289A patent/CA2056289C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-05 ES ES91630106T patent/ES2063477T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-05 DE DE69104974T patent/DE69104974T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-05 EP EP91630106A patent/EP0508025B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-10 AU AU88966/91A patent/AU637564B2/en not_active Ceased
- 1991-12-11 IL IL10031891A patent/IL100318A/en not_active IP Right Cessation
- 1991-12-12 JP JP3351650A patent/JPH06344993A/ja active Pending
- 1991-12-13 KR KR1019910022881A patent/KR100211389B1/ko not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014516859A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-07-17 | コンポジット ヘリコプター ホールディングス リミテッド | ヘリコプタ |
| US9932123B2 (en) | 2011-06-07 | 2018-04-03 | Composite Helicopters International Holdings Ltd | Monocoque helicopter fuselage with integral tail boom |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2056289A1 (en) | 1992-10-12 |
| EP0508025A1 (en) | 1992-10-14 |
| KR100211389B1 (ko) | 1999-08-02 |
| KR920019614A (ko) | 1992-11-19 |
| EP0508025B1 (en) | 1994-11-02 |
| IL100318A (en) | 1995-11-27 |
| AU637564B2 (en) | 1993-05-27 |
| DE69104974T2 (de) | 1995-03-23 |
| AU8896691A (en) | 1992-10-15 |
| US5108044A (en) | 1992-04-28 |
| CA2056289C (en) | 1999-11-02 |
| ES2063477T3 (es) | 1995-01-01 |
| DE69104974D1 (de) | 1994-12-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06344993A (ja) | ヘリコプタの尾部構造のためのシュラウドフィン一体型シェルフ | |
| EP0508027B1 (en) | Helicopter antitorque device | |
| KR102093374B1 (ko) | 에어프레임과 적어도 하나의 윙을 갖는 멀티로터 항공기 | |
| US11220325B2 (en) | Thrust producing unit with at least two rotor assemblies and a shrouding | |
| EP0461296B1 (en) | Circulation control slots in helicopter yaw control system | |
| US6098923A (en) | Aircraft structure to improve directional stability | |
| JP7634484B2 (ja) | 固定前方傾斜ロータを使用して剛体翼の空気力学をシミュレートする垂直離着陸航空機 | |
| US5102067A (en) | Integrated helicopter empennage structure | |
| US5772155A (en) | Aircraft wing flaps | |
| KR102218586B1 (ko) | 복합형 삼중 날개 분산추진 수직이착륙 항공기 | |
| US12252246B2 (en) | Wing assembly for an aircraft | |
| HK1006164B (en) | Circulation control slots in helicopter yaw control system | |
| US11603181B2 (en) | Supporting wing structure for an aircraft, and aircraft having such a supporting wing structure | |
| EP4011765B1 (en) | A rotary wing aircraft with an asymmetrical rear section | |
| WO2022271401A2 (en) | Methods of vertical take-off/landing and horizontal straight flight of aircraft and aircraft for implementation | |
| US20220185466A1 (en) | Rotary wing aircraft with an asymmetrical front section | |
| US20230116741A1 (en) | Method for manufacturing propulsion unit having rim foil, and propulsion unit and flying vehicle manufactured by the same | |
| US20260054830A1 (en) | VTOL Aircraft Using Fixed Forward Canted Rotors With Forward-Facing Rotors | |
| RU2796703C2 (ru) | Устройство компенсации реактивного момента несущего винта вертолета | |
| RU2788013C1 (ru) | Устройство компенсации реактивного момента несущего винта вертолета | |
| JPS6359918B2 (ja) |