JPH06345512A - 防食材 - Google Patents
防食材Info
- Publication number
- JPH06345512A JPH06345512A JP5157957A JP15795793A JPH06345512A JP H06345512 A JPH06345512 A JP H06345512A JP 5157957 A JP5157957 A JP 5157957A JP 15795793 A JP15795793 A JP 15795793A JP H06345512 A JPH06345512 A JP H06345512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- repair
- concrete
- cement
- powder
- corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B32/00—Artificial stone not provided for in other groups of this subclass
- C04B32/02—Artificial stone not provided for in other groups of this subclass with reinforcements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/02—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B14/34—Metals, e.g. ferro-silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B22/00—Use of inorganic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. accelerators or shrinkage compensating agents
- C04B22/02—Elements
- C04B22/04—Metals, e.g. aluminium used as blowing agent
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/60—Agents for protection against chemical, physical or biological attack
- C04B2103/61—Corrosion inhibitors
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート構造物中の補強鋼材、例えば、
桟橋、橋桁、橋床、高架橋などの鉄筋やPCコンクリー
ト構造物中のPC鋼材の耐用年数を延長するための防食
材に関するものである。 【構成】 ポルトランドセメントまたはポリマーセメン
トに重量比で60〜95%の犠牲陽極作用を有する金属
粉末、例えば、Zn粉末、Al粉末、またはMg粉末を
含有してなる防食材
桟橋、橋桁、橋床、高架橋などの鉄筋やPCコンクリー
ト構造物中のPC鋼材の耐用年数を延長するための防食
材に関するものである。 【構成】 ポルトランドセメントまたはポリマーセメン
トに重量比で60〜95%の犠牲陽極作用を有する金属
粉末、例えば、Zn粉末、Al粉末、またはMg粉末を
含有してなる防食材
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート構造物
中の補強鋼材、例えば、桟橋、橋桁、橋床、高架橋など
の鉄筋やPCコンクリート構造物のPC鋼材を防食する
ための防食材に関するものである。
中の補強鋼材、例えば、桟橋、橋桁、橋床、高架橋など
の鉄筋やPCコンクリート構造物のPC鋼材を防食する
ための防食材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリート構造物中の補強鋼材
が、細骨材に含まれる塩分や海塩粒子の侵入などによっ
て腐食され、コンクリートにクラックが生じたり、鋼材
とコンクリートとの間に浮きが生じたりすることが問題
となっている。かかるコンクリートにクラックが生じた
り、補強鋼材とコンクリートとの間に浮きが生じたりし
た場合、従来は、図10に示されるように、これらクラ
ックまたは浮きが生じた部分のコンクリートを除去し、
その部分に新しいセメントを充填固化させて補修部のコ
ンクリート5を形成し補修していた。
が、細骨材に含まれる塩分や海塩粒子の侵入などによっ
て腐食され、コンクリートにクラックが生じたり、鋼材
とコンクリートとの間に浮きが生じたりすることが問題
となっている。かかるコンクリートにクラックが生じた
り、補強鋼材とコンクリートとの間に浮きが生じたりし
た場合、従来は、図10に示されるように、これらクラ
ックまたは浮きが生じた部分のコンクリートを除去し、
その部分に新しいセメントを充填固化させて補修部のコ
ンクリート5を形成し補修していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示されるような部分的な補修では、非補修部2のコン
クリート3は塩分を含んでおり、一方、補修部1のコン
クリート5は塩分を殆ど含んでいないとことから、塩分
を含有している非補修部2と塩分を殆ど含んでいない補
修部1とが隣接し、非補修部補強鋼材4と補修部補強鋼
材4′との間に電位差が生じるようになる。その結果、
非補修部補強鋼材4がアノード、補修部補強鋼材4′カ
ソードとなるマクロセルを形成し、非補修部補強鋼材4
から補修部補強鋼材4′へ腐食電流iが流れ、特に補修
部補強鋼材4′近傍の非補修部補強鋼材4が著しく腐食
したり、腐食を促進されるという問題があった。また、
補修部1のコンクリート5は、補修当時は塩分を殆ど含
有していないが、塩分等の腐食因子の侵入により、補修
部補強鋼材4′が比較的短期間で腐食するという問題も
あった。
に示されるような部分的な補修では、非補修部2のコン
クリート3は塩分を含んでおり、一方、補修部1のコン
クリート5は塩分を殆ど含んでいないとことから、塩分
を含有している非補修部2と塩分を殆ど含んでいない補
修部1とが隣接し、非補修部補強鋼材4と補修部補強鋼
材4′との間に電位差が生じるようになる。その結果、
非補修部補強鋼材4がアノード、補修部補強鋼材4′カ
ソードとなるマクロセルを形成し、非補修部補強鋼材4
から補修部補強鋼材4′へ腐食電流iが流れ、特に補修
部補強鋼材4′近傍の非補修部補強鋼材4が著しく腐食
したり、腐食を促進されるという問題があった。また、
補修部1のコンクリート5は、補修当時は塩分を殆ど含
有していないが、塩分等の腐食因子の侵入により、補修
部補強鋼材4′が比較的短期間で腐食するという問題も
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記の問題点を解消すべく、鋭意研究を行った結果、セ
メントに犠牲陽極作用を有する金属粉末を重量比で60
〜95%含有してなる防食材を補修時に用いることによ
って、マクロセル腐食が防止されるとともに補強鋼材を
長期間にわたって防食できるという知見を得たのであ
る。この発明は、かかる知見にもとづいてなされたもの
であって、セメントに犠牲陽極作用を有する金属粉末を
重量比で60〜95%含有してなる防食材に特徴を有す
るものである。
上記の問題点を解消すべく、鋭意研究を行った結果、セ
メントに犠牲陽極作用を有する金属粉末を重量比で60
〜95%含有してなる防食材を補修時に用いることによ
って、マクロセル腐食が防止されるとともに補強鋼材を
長期間にわたって防食できるという知見を得たのであ
る。この発明は、かかる知見にもとづいてなされたもの
であって、セメントに犠牲陽極作用を有する金属粉末を
重量比で60〜95%含有してなる防食材に特徴を有す
るものである。
【0005】この発明の防食材に使用するセメントは、
いかなるセメントでもよいが、特にJIS R 521
0で規定されるポルトランドセメントが好ましい。また
前記セメントに天然ゴムまたは合成ゴム、合成樹脂ある
いはそのモノマー(単量体)などを用いた水溶性または
親水性のポリマー(エマルジョンまたはラテックスの形
態)を水の代りに添加したポリマーセメントも使用する
ことができる。このポリマーセメントは市販されている
ものでよい。前記犠牲陽極作用を有する金属粉末として
は、Zn粉末、Al粉末、Mg粉末等が用いられるが、
その中でもZn粉末が最も好ましい。なお、防食材に対
する水またはポリマーの配合比としては、セメントがポ
ルトランドセメントの場合は重量比で防食材(セメント
+金属粉末):水=1:0.05〜0.5で、好ましく
は1:0.1〜0.3が良い。セメントがポリマーセメ
ントの場合は水の代りにポリマーを用い、重量比で防食
材(セメント+金属粉末):ポリマー=1:0.05〜
0.5で、好ましくは1:0.1〜0.3が良い。
いかなるセメントでもよいが、特にJIS R 521
0で規定されるポルトランドセメントが好ましい。また
前記セメントに天然ゴムまたは合成ゴム、合成樹脂ある
いはそのモノマー(単量体)などを用いた水溶性または
親水性のポリマー(エマルジョンまたはラテックスの形
態)を水の代りに添加したポリマーセメントも使用する
ことができる。このポリマーセメントは市販されている
ものでよい。前記犠牲陽極作用を有する金属粉末として
は、Zn粉末、Al粉末、Mg粉末等が用いられるが、
その中でもZn粉末が最も好ましい。なお、防食材に対
する水またはポリマーの配合比としては、セメントがポ
ルトランドセメントの場合は重量比で防食材(セメント
+金属粉末):水=1:0.05〜0.5で、好ましく
は1:0.1〜0.3が良い。セメントがポリマーセメ
ントの場合は水の代りにポリマーを用い、重量比で防食
材(セメント+金属粉末):ポリマー=1:0.05〜
0.5で、好ましくは1:0.1〜0.3が良い。
【0006】これら犠牲陽極作用を有する金属粉末をセ
メントに重量比で60〜95%の割合で含有することに
より、本発明の防食材を得ることができる。前記犠牲陽
極作用を有する金属粉末の含有割合が、重量比で60%
未満であると十分な防食効果を得ることができない。一
方、95%を越えて含有されるとセメント量が少なくな
り、コンクリートや鋼材との付着性が低下するので、好
ましくない。ゆえに、犠牲陽極作用を有する金属粉末の
含有割合は重量比で60〜95%と定めた。
メントに重量比で60〜95%の割合で含有することに
より、本発明の防食材を得ることができる。前記犠牲陽
極作用を有する金属粉末の含有割合が、重量比で60%
未満であると十分な防食効果を得ることができない。一
方、95%を越えて含有されるとセメント量が少なくな
り、コンクリートや鋼材との付着性が低下するので、好
ましくない。ゆえに、犠牲陽極作用を有する金属粉末の
含有割合は重量比で60〜95%と定めた。
【0007】
【作用】このような犠牲陽極作用を有する金属粉末を含
有してなるこの発明の防食材を補修部に充填するか、補
修部の鋼材表面の一部あるいは全部に塗布することによ
って、前記犠牲陽極作用を有する金属粉末が補修部及び
非補修部の鋼材に対して犠牲陽極として作用して、それ
ぞれの鋼材に防食電流を供給するので、マクロセル腐食
が防止できるとともに前記鋼材に長期間にわたって防食
できるのである。
有してなるこの発明の防食材を補修部に充填するか、補
修部の鋼材表面の一部あるいは全部に塗布することによ
って、前記犠牲陽極作用を有する金属粉末が補修部及び
非補修部の鋼材に対して犠牲陽極として作用して、それ
ぞれの鋼材に防食電流を供給するので、マクロセル腐食
が防止できるとともに前記鋼材に長期間にわたって防食
できるのである。
【0008】次に、この発明の防食材の使用方法を図面
に基づいて具体的に説明する。図1、図2および図3
は、この発明の防食材を用いて鉄筋コンクリートの一部
を補修した状態の断面概略図であり、図1、図2および
図3において、1は補修部、2は非補修部、3は非補修
部のコンクリート、4は非補修部補強鋼材、4′は補修
部補強鋼材、5は補修部のコンクリート、6は防食材層
である。図1、図2または図3に示されるような補修部
1は、まず、補修部補強鋼材4′が露出するまでコンク
リートをはつって取り除き、補修部補強鋼材4′が錆び
ている場合には、その全ての錆を取り除くことが好まし
いが、少なくとも防食材層6と接する部分の錆を取り除
けばよい。しかる後、前記防食材層6を図1に示される
ように補修部補強鋼材4′に一部形成してもよく、図2
に示されるように一部充填してもよく、または図3に示
されるように補修部補強鋼材4′が全面被覆されるよう
に充填してもよい。前記防食材層6を上述の如く形成ま
たは充填したのち、補修部のコンクリート5を充填して
補修部1が完成する。かかる補修部1においては、防食
材層6に含まれる金属粉末が補修部補強鋼材4′および
非補修部補強鋼材4に対して共に犠牲陽極として作用
し、各々の補強鋼材4′および4に防食電流Iが供給さ
れ、腐食電流iと相殺されてマクロセルが形成されず防
食することができる。
に基づいて具体的に説明する。図1、図2および図3
は、この発明の防食材を用いて鉄筋コンクリートの一部
を補修した状態の断面概略図であり、図1、図2および
図3において、1は補修部、2は非補修部、3は非補修
部のコンクリート、4は非補修部補強鋼材、4′は補修
部補強鋼材、5は補修部のコンクリート、6は防食材層
である。図1、図2または図3に示されるような補修部
1は、まず、補修部補強鋼材4′が露出するまでコンク
リートをはつって取り除き、補修部補強鋼材4′が錆び
ている場合には、その全ての錆を取り除くことが好まし
いが、少なくとも防食材層6と接する部分の錆を取り除
けばよい。しかる後、前記防食材層6を図1に示される
ように補修部補強鋼材4′に一部形成してもよく、図2
に示されるように一部充填してもよく、または図3に示
されるように補修部補強鋼材4′が全面被覆されるよう
に充填してもよい。前記防食材層6を上述の如く形成ま
たは充填したのち、補修部のコンクリート5を充填して
補修部1が完成する。かかる補修部1においては、防食
材層6に含まれる金属粉末が補修部補強鋼材4′および
非補修部補強鋼材4に対して共に犠牲陽極として作用
し、各々の補強鋼材4′および4に防食電流Iが供給さ
れ、腐食電流iと相殺されてマクロセルが形成されず防
食することができる。
【0009】かかる補修部1は、図4に示されるよう
に、海水8の上に建設する桟橋7に施すことができ、さ
らに図5に示されるように、高速道路等の高架橋15の
橋脚9に施すことができる。なお、10は車道である。
また、この発明の防食材の別の使用方法として、図6に
示すように、コンクリート3に接続端子板12を適宜な
間隔で埋め込み、次にコンクリート3表面上に防食材層
6を形成し、この形成した防食材層6をリード線13に
より補強鋼材14と電気的に接続し、防食材層6を流電
陽極方式の犠牲陽極材として作用せしめて、補強鋼材1
4を防食することができる。さらに、この防食材層6
は、外部電源方式の電極材として用いることもできる。
に、海水8の上に建設する桟橋7に施すことができ、さ
らに図5に示されるように、高速道路等の高架橋15の
橋脚9に施すことができる。なお、10は車道である。
また、この発明の防食材の別の使用方法として、図6に
示すように、コンクリート3に接続端子板12を適宜な
間隔で埋め込み、次にコンクリート3表面上に防食材層
6を形成し、この形成した防食材層6をリード線13に
より補強鋼材14と電気的に接続し、防食材層6を流電
陽極方式の犠牲陽極材として作用せしめて、補強鋼材1
4を防食することができる。さらに、この防食材層6
は、外部電源方式の電極材として用いることもできる。
【0010】
【実施例】鉄筋の一部に塗料を塗布して絶縁層を形成し
た直径:2cm、長さ:20cmの寸法を有する黒皮付き鉄
筋、ポルトランドセメント、砂、砂利、並びに水を用意
した。上記ポルトランドセメント、砂、砂利および水を
重量比で、ポルトランドセメント:砂:砂利:水=1:
2:4:0.6となるように配合し、これに塩化物含有
量が1Kg/m3 、5Kg/m3 及び10Kg/ m3 の三種類
の異なる濃度になるようにそれぞれ食塩を混合し、得ら
れたセメントコンクリートを内径:6cm、高さ19cmの
型枠に充填し、さらに上記鉄筋を上記セメントコンクリ
ートの中央に挿入したのちセメントコンクリートを固化
させ、図7に示されるような、鉄筋44の絶縁層11の
一部がコンクリート33から露出している鉄筋コンクリ
ート供試体55を作製した。この鉄筋コンクリート供試
体55を1ヶ月間大気中に放置し、この間、1日1時間
人工海水中に浸漬した。
た直径:2cm、長さ:20cmの寸法を有する黒皮付き鉄
筋、ポルトランドセメント、砂、砂利、並びに水を用意
した。上記ポルトランドセメント、砂、砂利および水を
重量比で、ポルトランドセメント:砂:砂利:水=1:
2:4:0.6となるように配合し、これに塩化物含有
量が1Kg/m3 、5Kg/m3 及び10Kg/ m3 の三種類
の異なる濃度になるようにそれぞれ食塩を混合し、得ら
れたセメントコンクリートを内径:6cm、高さ19cmの
型枠に充填し、さらに上記鉄筋を上記セメントコンクリ
ートの中央に挿入したのちセメントコンクリートを固化
させ、図7に示されるような、鉄筋44の絶縁層11の
一部がコンクリート33から露出している鉄筋コンクリ
ート供試体55を作製した。この鉄筋コンクリート供試
体55を1ヶ月間大気中に放置し、この間、1日1時間
人工海水中に浸漬した。
【0011】実施例1 上記1ヶ月間大気中に放置した鉄筋コンクリート供試体
55の上半分を補修部とするために割裂し、鉄筋44を
露出せしめた。一方、ポルトランドセメントにZn粉末
を表1〜表3に示される重量比で配合し混合した本発明
防食材1〜24および比較防食材1〜15を用意した。
これら防食材に対する水の配合比は、防食材(セメント
+Zn粉末):水=1:0.1(重量比)の割合で配合
し混合した。そして図8に示されるように、上記割裂し
露出せしめた鉄筋44の全表面に0.1cmの厚さに塗布
し、防食材層6を形成し、この防食材層6の上にさらに
セメント:砂:砂利:水=1:2:4:0.6(重量
比)からなるセメントコンクリートで、元の供試体と同
じ寸法になるように補修し、補修部1および非補修部2
からなる補修体66を作製した。
55の上半分を補修部とするために割裂し、鉄筋44を
露出せしめた。一方、ポルトランドセメントにZn粉末
を表1〜表3に示される重量比で配合し混合した本発明
防食材1〜24および比較防食材1〜15を用意した。
これら防食材に対する水の配合比は、防食材(セメント
+Zn粉末):水=1:0.1(重量比)の割合で配合
し混合した。そして図8に示されるように、上記割裂し
露出せしめた鉄筋44の全表面に0.1cmの厚さに塗布
し、防食材層6を形成し、この防食材層6の上にさらに
セメント:砂:砂利:水=1:2:4:0.6(重量
比)からなるセメントコンクリートで、元の供試体と同
じ寸法になるように補修し、補修部1および非補修部2
からなる補修体66を作製した。
【0012】これら補修部1および非補修部2からなる
補修体66を人工海水を満たした容器(図示せず)内に
設置し、上部には蓋(図示せず)を設け、常に湿気のあ
る環境下に6ヶ月間放置したのち、前記容器から取り出
し、補修体66を再び割裂して鉄筋44の腐食状態を調
べるとともに防食材6と鉄筋との付着状況を目視および
ハンマー連打することにより観察し、さらに非補修部2
の塩化物含有量も測定し、それらの結果を表1〜表3に
示した。なお比較防食材1〜3はZn粉末が含有されて
いないので、この比較防食材1〜3により得られた補修
部は従来法による補修部に相当するものである。
補修体66を人工海水を満たした容器(図示せず)内に
設置し、上部には蓋(図示せず)を設け、常に湿気のあ
る環境下に6ヶ月間放置したのち、前記容器から取り出
し、補修体66を再び割裂して鉄筋44の腐食状態を調
べるとともに防食材6と鉄筋との付着状況を目視および
ハンマー連打することにより観察し、さらに非補修部2
の塩化物含有量も測定し、それらの結果を表1〜表3に
示した。なお比較防食材1〜3はZn粉末が含有されて
いないので、この比較防食材1〜3により得られた補修
部は従来法による補修部に相当するものである。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】実施例2 実施例1で用意した本発明防食材1〜24および比較防
食材1〜15に対し、水の代りにスチレン・ブタジエン
ゴム系ゴムラテックスを主成分としたポリマー(以下ポ
リマーという)を、 防食材(セメント+Zn粉末):ポリマー=1:0.2
5(重量比) となるように配合し混合したものを、図9に示されるよ
うに、割裂し露出せしめた鉄筋44の一部表面に0.3
cmの厚さで塗布し、防食材層6を形成し、この防食材層
6の上にさらに実施例1で使用したセメントコンクリー
トで、元の供試体55と同じ寸法になるように補修し、
補修部1および非補修部2からなる補修体66を作製し
た。これら補修部1および非補修部2からなる補修体6
6を実施例1と同じ環境下に6ヶ月間放置したのち、補
修体66を再び割裂し、鉄筋44の腐食状態を調べると
ともに防食材層6と鉄筋44との付着状況を目視および
ハンマー連打することにより観察し、さらに非補修部2
の塩化物含有量を測定したが、実施例1とほぼ同じ結果
が得られた。
食材1〜15に対し、水の代りにスチレン・ブタジエン
ゴム系ゴムラテックスを主成分としたポリマー(以下ポ
リマーという)を、 防食材(セメント+Zn粉末):ポリマー=1:0.2
5(重量比) となるように配合し混合したものを、図9に示されるよ
うに、割裂し露出せしめた鉄筋44の一部表面に0.3
cmの厚さで塗布し、防食材層6を形成し、この防食材層
6の上にさらに実施例1で使用したセメントコンクリー
トで、元の供試体55と同じ寸法になるように補修し、
補修部1および非補修部2からなる補修体66を作製し
た。これら補修部1および非補修部2からなる補修体6
6を実施例1と同じ環境下に6ヶ月間放置したのち、補
修体66を再び割裂し、鉄筋44の腐食状態を調べると
ともに防食材層6と鉄筋44との付着状況を目視および
ハンマー連打することにより観察し、さらに非補修部2
の塩化物含有量を測定したが、実施例1とほぼ同じ結果
が得られた。
【0017】上記実施例1および2によると、(1)Z
n粉末をポルトランドセメントに重量比で60%以上添
加した防食材を塗布すると腐食は生じなくなるが、Zn
粉末が60%未満含有している防食材では防食効果はな
く、Zn粉末含有量が少なくなるに従って腐食量は大き
くなり、特に補修部近傍の非補修部2の鉄筋44は激し
く腐食していること、(2)鉄筋44と防食材層6の付
着性については、Zn粉末含有量が95%を越えると、
付着性が悪くなり、比較的簡単に鉄筋44と防食材層6
とが剥離すること、などがわかった。以上のことから、
この発明の防食材は、Zn粉末を重量比で60〜95%
含有することが好ましく、この範囲のZn粉末を含むこ
とにより十分な防食効果と付着性を有する防食材層を形
成することができることがわかる。
n粉末をポルトランドセメントに重量比で60%以上添
加した防食材を塗布すると腐食は生じなくなるが、Zn
粉末が60%未満含有している防食材では防食効果はな
く、Zn粉末含有量が少なくなるに従って腐食量は大き
くなり、特に補修部近傍の非補修部2の鉄筋44は激し
く腐食していること、(2)鉄筋44と防食材層6の付
着性については、Zn粉末含有量が95%を越えると、
付着性が悪くなり、比較的簡単に鉄筋44と防食材層6
とが剥離すること、などがわかった。以上のことから、
この発明の防食材は、Zn粉末を重量比で60〜95%
含有することが好ましく、この範囲のZn粉末を含むこ
とにより十分な防食効果と付着性を有する防食材層を形
成することができることがわかる。
【0018】
【発明の効果】この発明の防食材を用いると、コンクリ
ート構造物の部分的補修後に生じる補強鋼材のマクロセ
ル腐食や塩分等の腐食因子の侵入による腐食を防止する
ことができ、コンクリート構造物の耐用年数を延長させ
ることができ、さらに補修時の施工も水やポリマーの量
を調整することにより吹き付けや注入工法を採用するこ
とが可能であり、また、電気防食法における流電陽極方
式での犠牲陽極材、または外部電源方式での電極材とし
て用いることができるなど産業上すぐれた効果を奏する
ものである。
ート構造物の部分的補修後に生じる補強鋼材のマクロセ
ル腐食や塩分等の腐食因子の侵入による腐食を防止する
ことができ、コンクリート構造物の耐用年数を延長させ
ることができ、さらに補修時の施工も水やポリマーの量
を調整することにより吹き付けや注入工法を採用するこ
とが可能であり、また、電気防食法における流電陽極方
式での犠牲陽極材、または外部電源方式での電極材とし
て用いることができるなど産業上すぐれた効果を奏する
ものである。
【図1】この発明の防食材の使用方法を説明するための
概略説明図である。
概略説明図である。
【図2】この発明の防食材の他の使用方法を説明するた
めの概略説明図である。
めの概略説明図である。
【図3】この発明の防食材の他の使用方法を説明するた
めの概略説明図である。
めの概略説明図である。
【図4】この発明の防食材による施工場所を説明するた
めの概略説明図である。
めの概略説明図である。
【図5】この発明の防食材による他の施工場所を説明す
るための概略説明図である。
るための概略説明図である。
【図6】この発明の防食材を流電陽極方式の犠牲陽極材
として使用する状態を示す概略説明図である。
として使用する状態を示す概略説明図である。
【図7】鉄筋コンクリート供試体の斜視図である。
【図8】実施例1で補修した鉄筋コンクリート供試体の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】実施例2で補修した鉄筋コンクリート供試体の
斜視図である。
斜視図である。
【図10】従来の補修方法を説明するための概略説明図
である。
である。
1 補修部 2 非補修部 3 非補修部のコンクリート 4 非補修部補強鋼材 4′ 補修部補強鋼材 5 補修部のコンクリート 6 防食材層 7 桟橋 8 海水 9 橋脚 10 車道 11 絶縁層 12 接続端子板 13 リード線 14 補強鋼材 15 高架橋 33 コンクリート 44 鉄筋 55 鉄筋コンクリート供試体 66 補修体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/02 14:34) 2102−4G
Claims (3)
- 【請求項1】 セメントに犠牲陽極作用を有する金属粉
末を重量比で60〜95%含有してなることを特徴とす
る防食材。 - 【請求項2】 前記セメントは、ポルトランドセメント
であることを特徴とする請求項1記載の防食材。 - 【請求項3】 前記犠牲陽極作用を有する金属粉末は、
Zn粉末であることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の防食材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157957A JPH06345512A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 防食材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157957A JPH06345512A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 防食材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345512A true JPH06345512A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15661156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5157957A Pending JPH06345512A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 防食材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06345512A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2770839A1 (fr) * | 1997-11-07 | 1999-05-14 | Richard Guerin | Procede maac mortier actif anti corrosion procede de regeneration des betons hydrauliques armes degrades |
| JP2004536231A (ja) * | 2001-07-24 | 2004-12-02 | ホィットモア,デービッド | 陰極防食 |
| EP1982964A1 (de) | 2007-04-20 | 2008-10-22 | Evonik Degussa GmbH | Organosiliciumverbindung enthaltende Mischung und deren Verwendung |
| JP2018021234A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 中日本高速道路株式会社 | 保護膜の形成方法及び保護膜を有する高耐食性鋼部材 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5157957A patent/JPH06345512A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2770839A1 (fr) * | 1997-11-07 | 1999-05-14 | Richard Guerin | Procede maac mortier actif anti corrosion procede de regeneration des betons hydrauliques armes degrades |
| JP2004536231A (ja) * | 2001-07-24 | 2004-12-02 | ホィットモア,デービッド | 陰極防食 |
| EP1982964A1 (de) | 2007-04-20 | 2008-10-22 | Evonik Degussa GmbH | Organosiliciumverbindung enthaltende Mischung und deren Verwendung |
| JP2018021234A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 中日本高速道路株式会社 | 保護膜の形成方法及び保護膜を有する高耐食性鋼部材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Bentur et al. | Steel corrosion in concrete: fundamentals and civil engineering practice | |
| Virmani et al. | Corrosion protection: Concrete bridges | |
| US8157983B2 (en) | Composite anode for cathodic protection | |
| Velivasakis et al. | Chloride extraction and realkalization of reinforced concrete stop steel corrosion | |
| Powers et al. | Corrosion of post-tensioned tendons in Florida bridges | |
| Bull et al. | Durability of materials and structures in building and civil engineering | |
| JPH06345512A (ja) | 防食材 | |
| EP0085582A1 (en) | Cathodic protection using conductive polymer concrete | |
| US5069822A (en) | Protective coating for reinforced concrete | |
| Bennett | Corrosion of reinforcing steel in concrete and its prevention by cathodic protection | |
| WO2008118589A1 (en) | Composite anode for cathodic protection | |
| Yunovich et al. | Corrosion protection system for construction and rehabilitation of reinforced concrete bridges | |
| US20090183998A1 (en) | Activating matrix for cathodic protection | |
| JP3521195B2 (ja) | モルタル又はコンクリート部材の鋼材腐食防止方法及びそれに用いる鋼材腐食防止材料 | |
| KR100721215B1 (ko) | 겔 타입 희생 양극과 고 절연성 방수재를 이용한 철근콘크리트 파손부의 보수 및 보강 방법 | |
| JP2017014567A (ja) | コンクリート構造物における犠牲陽極工法のモニタリング方法 | |
| JP4460083B2 (ja) | 耐久性に優れた鋼/コンクリート港湾構造物および港湾構造物コンクリート添加用材料ならびに港湾構造物用セメント | |
| Broomfield | Galvanized Steel Reinforcement in Concrete: A Consultant's Perspective | |
| Whitmore | Intermittent impressed current corrosion protection of reinforced concrete using solar power to mitigate corrosion of reinforced concrete | |
| Pandey et al. | Concrete corrosion and control practices-an overview | |
| Goodwin et al. | Protection of reinforcement with corrosion inhibitors, phase II | |
| JP2711455B2 (ja) | 電気防食用バックフィル | |
| Isra et al. | The Effectiveness Evaluation of Sacrificial Anode in Reinforced Concrete that has been Installed for One Year | |
| Sengupta et al. | Analysing and Evaluating Strength of Rebars by using Epoxy Coated Resin | |
| Schwarz | Cathodic corrosion protection of steel reinforced concrete structures with a new conductive composite paint system |