JPH06346552A - 建物構造材及びその製造方法 - Google Patents
建物構造材及びその製造方法Info
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- JPH06346552A JPH06346552A JP13344993A JP13344993A JPH06346552A JP H06346552 A JPH06346552 A JP H06346552A JP 13344993 A JP13344993 A JP 13344993A JP 13344993 A JP13344993 A JP 13344993A JP H06346552 A JPH06346552 A JP H06346552A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定強度を確保しつつ軽量化を図れかつ一対
のチャンネル材を二丁抱き接合しても各突起部が相互干
渉しない建物構造材及びその製造方法の提供。 【構成】 建物構造材15は、幅方向への引張加工により
長手方向に第1ピッチP1で設けた多数の開口部21A,21
Bを有する第1部材16及び第2部材17からなる。第1部
材16及び第2部材17は、各々の開口部21A,21Bが一致
する位置から長手方向に第1ピッチP1の半分である第3
ピッチP3ずれた位置でウェブ17A,18Aを対面接合す
る。 【効果】 引張加工により厚み方向に略波形状に変形し
た開口部21A,21Bの輪郭辺縁が第1部材16及び第2部
材17同士で互いに凹凸嵌合し、開口部連設列形成面であ
るウェブ16A,17Aの対面接合が可能となる。
のチャンネル材を二丁抱き接合しても各突起部が相互干
渉しない建物構造材及びその製造方法の提供。 【構成】 建物構造材15は、幅方向への引張加工により
長手方向に第1ピッチP1で設けた多数の開口部21A,21
Bを有する第1部材16及び第2部材17からなる。第1部
材16及び第2部材17は、各々の開口部21A,21Bが一致
する位置から長手方向に第1ピッチP1の半分である第3
ピッチP3ずれた位置でウェブ17A,18Aを対面接合す
る。 【効果】 引張加工により厚み方向に略波形状に変形し
た開口部21A,21Bの輪郭辺縁が第1部材16及び第2部
材17同士で互いに凹凸嵌合し、開口部連設列形成面であ
るウェブ16A,17Aの対面接合が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物構造材及びその製造
方法に係り、例えばユニット式建物を構成する建物ユニ
ットの中間梁等に利用できる。
方法に係り、例えばユニット式建物を構成する建物ユニ
ットの中間梁等に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅等の建物建設に多用される
ユニット工法は、予め工場で多数生産された略箱形状の
建物ユニットを建設現場において積層配列することによ
りユニット式建物を建設するものである。建物ユニット
は、略直方体形状のフレームに床材,天井材,内外装材
等が取付けられて生産される。フレームは、複数の柱
と、これらの柱の上端間に架け渡される上部梁と、柱の
下端間に架け渡される下部梁と、これらの下部梁間に複
数架け渡されて床材を支持する根太とを含んで構成され
ている。根太は、通常、断面略長方形の木製とされてい
るが、ユニット式建物内部にピアノ等の重量物の設置が
予想できる場合には、当該箇所に金属製の中間梁が架け
渡される。
ユニット工法は、予め工場で多数生産された略箱形状の
建物ユニットを建設現場において積層配列することによ
りユニット式建物を建設するものである。建物ユニット
は、略直方体形状のフレームに床材,天井材,内外装材
等が取付けられて生産される。フレームは、複数の柱
と、これらの柱の上端間に架け渡される上部梁と、柱の
下端間に架け渡される下部梁と、これらの下部梁間に複
数架け渡されて床材を支持する根太とを含んで構成され
ている。根太は、通常、断面略長方形の木製とされてい
るが、ユニット式建物内部にピアノ等の重量物の設置が
予想できる場合には、当該箇所に金属製の中間梁が架け
渡される。
【0003】中間梁は断面略C字形状のチャンネル材と
され、所定の強度を確保したまま軽量化を図るために開
口部連設列形成面が設けられている。すなわち、中間梁
の開口部連設列形成面であるウェブには、その長手方向
に第1ピッチで多数の開口部が連設された開口部連設列
が形成されているとともに、この開口部連設列が幅方向
に第2ピッチで複数並設されている。そして、前記各開
口部連設列における開口部は、隣接する他の開口部連設
列における開口部に対して長手方向に前記第1ピッチの
半分ずれた位置に形成されており、これにより各開口部
の輪郭を形成する各辺縁が略ラチス状に配置されてい
る。この中間梁は、多数の開口部形成用スリットが形成
された長尺の素材を幅方向に引張加工することにより、
各開口部形成用スリットを開口部に拡開変形させて製造
される。このような引張加工を素材に行うと、各開口部
の輪郭を形成する各辺縁に捩じり応力が発生する。従っ
て、開口部連設列形成面であるウェブは長手方向に延び
る略波形状に変形し、厚み方向両側に交互に所定のピッ
チで突起部が生じる。
され、所定の強度を確保したまま軽量化を図るために開
口部連設列形成面が設けられている。すなわち、中間梁
の開口部連設列形成面であるウェブには、その長手方向
に第1ピッチで多数の開口部が連設された開口部連設列
が形成されているとともに、この開口部連設列が幅方向
に第2ピッチで複数並設されている。そして、前記各開
口部連設列における開口部は、隣接する他の開口部連設
列における開口部に対して長手方向に前記第1ピッチの
半分ずれた位置に形成されており、これにより各開口部
の輪郭を形成する各辺縁が略ラチス状に配置されてい
る。この中間梁は、多数の開口部形成用スリットが形成
された長尺の素材を幅方向に引張加工することにより、
各開口部形成用スリットを開口部に拡開変形させて製造
される。このような引張加工を素材に行うと、各開口部
の輪郭を形成する各辺縁に捩じり応力が発生する。従っ
て、開口部連設列形成面であるウェブは長手方向に延び
る略波形状に変形し、厚み方向両側に交互に所定のピッ
チで突起部が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、建物
設備の多様化に伴ってユニット式建物内部に従来よりも
重い重量物の設置が予想されるが、このような重量物を
前述した中間梁で支持するには強度的な不安がある。こ
のため、一対のチャンネル材を同一方向に向けて接合し
た建物構造材の使用が考えられている。この建物構造材
は、接合強度を増すためや、建物ユニットの床下におけ
る省スペース化等の理由から各チャンネル材のウェブ同
士を対面接合させた、いわゆる二丁抱き接合が必要とな
っている。ところが、これらの中間梁は、開口部連設列
形成面であるウェブ同士を対面接合させようとすると、
前述した各々の突起部同士が相互干渉して対面接合がで
きないという問題があった。本発明の目的は、所定の強
度を確保したまま軽量化を図れ、かつ一対のチャンネル
材を二丁抱き接合しても、各々の突起部同士が相互干渉
しない建物構造材及びその製造方法を提供することにあ
る。
設備の多様化に伴ってユニット式建物内部に従来よりも
重い重量物の設置が予想されるが、このような重量物を
前述した中間梁で支持するには強度的な不安がある。こ
のため、一対のチャンネル材を同一方向に向けて接合し
た建物構造材の使用が考えられている。この建物構造材
は、接合強度を増すためや、建物ユニットの床下におけ
る省スペース化等の理由から各チャンネル材のウェブ同
士を対面接合させた、いわゆる二丁抱き接合が必要とな
っている。ところが、これらの中間梁は、開口部連設列
形成面であるウェブ同士を対面接合させようとすると、
前述した各々の突起部同士が相互干渉して対面接合がで
きないという問題があった。本発明の目的は、所定の強
度を確保したまま軽量化を図れ、かつ一対のチャンネル
材を二丁抱き接合しても、各々の突起部同士が相互干渉
しない建物構造材及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1発明の
建物構造材は、多数の開口部形成用スリットが形成され
たスリット形成面を幅方向に引張加工することにより長
手方向に第1ピッチで多数の開口部が連設された開口部
連設列が形成されているとともにこの開口部連設列が幅
方向に第2ピッチで複数並設され、かつ前記各開口部連
設列における開口部が隣接する他の開口部連設列におけ
る開口部に対して長手方向に前記第1ピッチの半分ずれ
た位置に形成された開口部連設列形成面を有する第1部
材及び第2部材により構成され、これらの第1部材及び
第2部材が前記各開口部連設列形成面を対面させて接合
された建物構造材であって、前記第1部材及び第2部材
は前記各開口部が互いに一致する位置から長手方向に前
記第1ピッチの半分ずれて接合されていることを特徴と
する。また、本発明に係る第2発明の建物構造材は、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニットの中間梁に用いら
れていることを特徴とする。
建物構造材は、多数の開口部形成用スリットが形成され
たスリット形成面を幅方向に引張加工することにより長
手方向に第1ピッチで多数の開口部が連設された開口部
連設列が形成されているとともにこの開口部連設列が幅
方向に第2ピッチで複数並設され、かつ前記各開口部連
設列における開口部が隣接する他の開口部連設列におけ
る開口部に対して長手方向に前記第1ピッチの半分ずれ
た位置に形成された開口部連設列形成面を有する第1部
材及び第2部材により構成され、これらの第1部材及び
第2部材が前記各開口部連設列形成面を対面させて接合
された建物構造材であって、前記第1部材及び第2部材
は前記各開口部が互いに一致する位置から長手方向に前
記第1ピッチの半分ずれて接合されていることを特徴と
する。また、本発明に係る第2発明の建物構造材は、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニットの中間梁に用いら
れていることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る第3発明の建物構造材
の製造方法は、長尺の素材に予め前記スリット形成面を
設け、このスリット形成面を幅方向に引張加工すること
により前記開口部連設列が複数並設された有孔材料を形
成し、この有孔材料を前記開口部から長手方向に前記第
1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同一長さの前
記第1部材及び第2部材を作り、これらの第1部材及び
第2部材を切断端部を揃えて接合することにより前記建
物構造材を製造することを特徴とする。
の製造方法は、長尺の素材に予め前記スリット形成面を
設け、このスリット形成面を幅方向に引張加工すること
により前記開口部連設列が複数並設された有孔材料を形
成し、この有孔材料を前記開口部から長手方向に前記第
1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同一長さの前
記第1部材及び第2部材を作り、これらの第1部材及び
第2部材を切断端部を揃えて接合することにより前記建
物構造材を製造することを特徴とする。
【0007】更に、本発明に係る第4発明の建物構造材
の製造方法は、長尺の素材に予め前記スリット形成面を
設け、この素材を前記開口部形成用スリットから長手方
向に前記第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同
一長さの第1部材用材料及び第2部材用材料を作り、こ
れらの第1部材用材料及び第2部材用材料を切断端部を
揃えて接合し、前記第1部材用材料及び第2部材用材料
の各スリット形成面を同時に幅方向に引張加工すること
により前記建物構造材を製造することを特徴とする。
の製造方法は、長尺の素材に予め前記スリット形成面を
設け、この素材を前記開口部形成用スリットから長手方
向に前記第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同
一長さの第1部材用材料及び第2部材用材料を作り、こ
れらの第1部材用材料及び第2部材用材料を切断端部を
揃えて接合し、前記第1部材用材料及び第2部材用材料
の各スリット形成面を同時に幅方向に引張加工すること
により前記建物構造材を製造することを特徴とする。
【0008】
【作用】このような本発明に係る第1発明においては、
第1部材及び第2部材は各開口部が互いに一致する位置
から長手方向に第1ピッチの半分ずれて接合される。こ
のため、第1部材のウェブの外側に向かう突起部と第2
部材の内側に向かう突起部との位置が相互対応し、これ
らが互いに凹凸嵌合可能となる。従って、第1部材及び
第2部材を各々のウェブ同士を対面させて接合でき、こ
れによりスポット溶接等が可能となる。そして、本発明
に係る第2発明においては、建物構造材を建物ユニット
の中間梁に用いれば、大重量物を建物ユニット内部に設
置できるようになる。
第1部材及び第2部材は各開口部が互いに一致する位置
から長手方向に第1ピッチの半分ずれて接合される。こ
のため、第1部材のウェブの外側に向かう突起部と第2
部材の内側に向かう突起部との位置が相互対応し、これ
らが互いに凹凸嵌合可能となる。従って、第1部材及び
第2部材を各々のウェブ同士を対面させて接合でき、こ
れによりスポット溶接等が可能となる。そして、本発明
に係る第2発明においては、建物構造材を建物ユニット
の中間梁に用いれば、大重量物を建物ユニット内部に設
置できるようになる。
【0009】また、本発明に係る第3発明の建物構造材
の製造方法においては、長尺の有孔材料を開口部から長
手方向に第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同
一長さの第1部材及び第2部材を作り、これらの第1部
材及び第2部材を切断端部を揃えて接合することにより
建物構造材を製造するため、建物構造材の少なくとも一
方の端部を別途切り揃える必要がない。従って、製造作
業を簡略化できるとともに有孔材料の無駄を少なくで
き、建物構造材の製造コストを低減できることになる。
の製造方法においては、長尺の有孔材料を開口部から長
手方向に第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同
一長さの第1部材及び第2部材を作り、これらの第1部
材及び第2部材を切断端部を揃えて接合することにより
建物構造材を製造するため、建物構造材の少なくとも一
方の端部を別途切り揃える必要がない。従って、製造作
業を簡略化できるとともに有孔材料の無駄を少なくで
き、建物構造材の製造コストを低減できることになる。
【0010】更に、本発明に係る第4発明の建物構造材
の製造方法においては、長尺の素材を開口部形成用スリ
ットから長手方向に第1ピッチの4分の1ずれた位置で
切断して同一長さの第1部材用材料及び第2部材用材料
を作り、これらの第1部材用材料及び第2部材用材料を
切断端部を揃えて接合した後に同時に幅方向に引張加工
することにより建物構造材を製造するため、建物構造材
の少なくとも一方の端部を別途切り揃える必要がないと
ともに引張加工が一度ですむことになる。従って、建物
構造材の製造コストを一層低くできることになる。
の製造方法においては、長尺の素材を開口部形成用スリ
ットから長手方向に第1ピッチの4分の1ずれた位置で
切断して同一長さの第1部材用材料及び第2部材用材料
を作り、これらの第1部材用材料及び第2部材用材料を
切断端部を揃えて接合した後に同時に幅方向に引張加工
することにより建物構造材を製造するため、建物構造材
の少なくとも一方の端部を別途切り揃える必要がないと
ともに引張加工が一度ですむことになる。従って、建物
構造材の製造コストを一層低くできることになる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図8には、本発明に係る第1実施例が示さ
れている。図1に示す建物ユニット10は、ユニット工法
で建設されるユニット式建物を構成するものであり、予
め工場で略直方体形状のフレーム11に図示しない床材,
天井材,内外装材等が取付けられて生産される。フレー
ム11は、複数の柱12と、これらの柱12の上端間に架け渡
される上部梁13と、柱12の下端間に架け渡される下部梁
14と、これらの下部梁14間に架け渡されて床材を支持す
る図示しない複数の根太と、これらの根太と並行に中間
梁として配置される建物構造材15とを含んで構成されて
いる。
する。図1〜図8には、本発明に係る第1実施例が示さ
れている。図1に示す建物ユニット10は、ユニット工法
で建設されるユニット式建物を構成するものであり、予
め工場で略直方体形状のフレーム11に図示しない床材,
天井材,内外装材等が取付けられて生産される。フレー
ム11は、複数の柱12と、これらの柱12の上端間に架け渡
される上部梁13と、柱12の下端間に架け渡される下部梁
14と、これらの下部梁14間に架け渡されて床材を支持す
る図示しない複数の根太と、これらの根太と並行に中間
梁として配置される建物構造材15とを含んで構成されて
いる。
【0012】図2〜図5に示すように、建物構造材15
は、第1部材16及び第2部材17から構成されている。第
1部材16及び第2部材17は断面略C字形状のチャンネル
材とされ、所定の強度を確保したまま軽量化を図るため
に開口部連設列形成面が設けられており、各々の開口部
連設列形成面であるウェブ17A,18Aが対面し、かつス
ポット溶接等により接合されている。これらのような第
1部材16及び第2部材17は、図6に示すような長尺の素
材18を幅方向(図中上下方向)に引張加工することによ
り形成されたものである。
は、第1部材16及び第2部材17から構成されている。第
1部材16及び第2部材17は断面略C字形状のチャンネル
材とされ、所定の強度を確保したまま軽量化を図るため
に開口部連設列形成面が設けられており、各々の開口部
連設列形成面であるウェブ17A,18Aが対面し、かつス
ポット溶接等により接合されている。これらのような第
1部材16及び第2部材17は、図6に示すような長尺の素
材18を幅方向(図中上下方向)に引張加工することによ
り形成されたものである。
【0013】素材18は、幅寸法が第1部材16及び第2部
材17の幅寸法よりも小さい断面略C字形状とされ、その
ウェブ18Aは所定位置に開口部形成用スリット19A,19
Bが配設されたスリット形成面とされている。開口部形
成用スリット19Aはウェブ18Aの長手方向に延びる略長
孔形状とされ、開口部形成用スリット19Bは開口部形成
用スリット19Aを二分割したような略半月形状とされて
いる。このような素材18を幅方向に引張加工することに
より図7に示すような有孔材料20が形成される。
材17の幅寸法よりも小さい断面略C字形状とされ、その
ウェブ18Aは所定位置に開口部形成用スリット19A,19
Bが配設されたスリット形成面とされている。開口部形
成用スリット19Aはウェブ18Aの長手方向に延びる略長
孔形状とされ、開口部形成用スリット19Bは開口部形成
用スリット19Aを二分割したような略半月形状とされて
いる。このような素材18を幅方向に引張加工することに
より図7に示すような有孔材料20が形成される。
【0014】有孔材料20は、前記素材18のウェブ18Aが
幅方向に延びたウェブ20Aを有し、前記開口部形成用ス
リット19A,19Bが拡開変形することにより、略菱形状
の開口部21Aと、この開口部21Aを二分割したような略
三角形状の開口部21Bとが形成されたものである。この
有孔材料20は、ウェブ20Aの長手方向に第1ピッチP1で
多数の開口部21A,21Bが連設された開口部連設列22が
形成されているとともに、複数の開口部連設列22が幅方
向に第2ピッチP2で並設されている。そして、各開口部
連設列22は、当該開口部連設列22における開口部21Aあ
るいは21Bが隣接する他の開口部連設列23における開口
部21Aあるいは21Bに対して長手方向に前記第1ピッチ
P1の半分である第3ピッチP3ずれた位置に形成されてい
る。従って、ウェブ20Aは、各開口部21A,21Bの輪郭
を形成する各辺縁により略ラチス状とされている。
幅方向に延びたウェブ20Aを有し、前記開口部形成用ス
リット19A,19Bが拡開変形することにより、略菱形状
の開口部21Aと、この開口部21Aを二分割したような略
三角形状の開口部21Bとが形成されたものである。この
有孔材料20は、ウェブ20Aの長手方向に第1ピッチP1で
多数の開口部21A,21Bが連設された開口部連設列22が
形成されているとともに、複数の開口部連設列22が幅方
向に第2ピッチP2で並設されている。そして、各開口部
連設列22は、当該開口部連設列22における開口部21Aあ
るいは21Bが隣接する他の開口部連設列23における開口
部21Aあるいは21Bに対して長手方向に前記第1ピッチ
P1の半分である第3ピッチP3ずれた位置に形成されてい
る。従って、ウェブ20Aは、各開口部21A,21Bの輪郭
を形成する各辺縁により略ラチス状とされている。
【0015】このような有孔材料20は、素材18のウェブ
18Aの幅方向に引張加工を施すことにより形成されるた
め、各開口部21A,21Bの輪郭を形成する各辺縁に捩じ
り応力が発生する。このため、図7(B),(C),(D) に示す
通り、開口部21A,21Bの各辺縁の角部がウェブ20Aの
内側及び外側に交互に第1ピッチP1で突出し、ウェブ20
Aは長手方向に延びる波形状に変形している。
18Aの幅方向に引張加工を施すことにより形成されるた
め、各開口部21A,21Bの輪郭を形成する各辺縁に捩じ
り応力が発生する。このため、図7(B),(C),(D) に示す
通り、開口部21A,21Bの各辺縁の角部がウェブ20Aの
内側及び外側に交互に第1ピッチP1で突出し、ウェブ20
Aは長手方向に延びる波形状に変形している。
【0016】そして、本実施例では、図2及び図5に示
すように、第1部材16及び第2部材17は、各々の開口部
21A,21Bが互いに一致する位置から長手方向に第1ピ
ッチP1の半分、すなわち第3ピッチP3ずれて接合されて
いる。このため、第1部材16の開口部21A,21Bの中心
部に第2部材17の開口部21A,21Bの角部が配置されて
各々ウェブ16A,17Aの内外に生じる突起部分が互いに
凹凸嵌合し、これにより対面可能とされている。
すように、第1部材16及び第2部材17は、各々の開口部
21A,21Bが互いに一致する位置から長手方向に第1ピ
ッチP1の半分、すなわち第3ピッチP3ずれて接合されて
いる。このため、第1部材16の開口部21A,21Bの中心
部に第2部材17の開口部21A,21Bの角部が配置されて
各々ウェブ16A,17Aの内外に生じる突起部分が互いに
凹凸嵌合し、これにより対面可能とされている。
【0017】以上のような本実施例においては、図8に
示すように、長尺の有孔材料20の任意の開口部21Aある
いは21Bから長手方向に第3ピッチP3の半分の第4ピッ
チP4(すなわち第1ピッチの4分の1)ずれた位置(図
中点線の位置)で切断して同一長さの第1部材16及び第
2部材17を作り、これらの第1部材16及び第2部材17を
切断端部を揃えてスポット溶接等で接合することにより
建物構造材15を製造する。
示すように、長尺の有孔材料20の任意の開口部21Aある
いは21Bから長手方向に第3ピッチP3の半分の第4ピッ
チP4(すなわち第1ピッチの4分の1)ずれた位置(図
中点線の位置)で切断して同一長さの第1部材16及び第
2部材17を作り、これらの第1部材16及び第2部材17を
切断端部を揃えてスポット溶接等で接合することにより
建物構造材15を製造する。
【0018】以上のような本実施例によれば、建物構造
材15は、第1部材16及び第2部材17を各開口部21A,21
Bの一致する位置から長手方向に第3ピッチP3ずれた位
置で接合することにより構成されている。このため、第
1部材16及び第2部材17は、ウェブ16A,17Aが略波形
状に変形していても各突起部が凹凸嵌合して、対面接合
が可能となる。更に、本実施例の建物構造材15は、ユニ
ット式建物を構成する建物ユニット10の中間梁として用
いられているため、大きな強度を保ちながら重量増を小
さくできる。
材15は、第1部材16及び第2部材17を各開口部21A,21
Bの一致する位置から長手方向に第3ピッチP3ずれた位
置で接合することにより構成されている。このため、第
1部材16及び第2部材17は、ウェブ16A,17Aが略波形
状に変形していても各突起部が凹凸嵌合して、対面接合
が可能となる。更に、本実施例の建物構造材15は、ユニ
ット式建物を構成する建物ユニット10の中間梁として用
いられているため、大きな強度を保ちながら重量増を小
さくできる。
【0019】また、建物構造材15は、長尺の有孔材料20
を各開口部21A,21Bから長手方向に第4ピッチP4ずれ
た位置で切断して同一長さの第1部材16及び第2部材17
を作り、これらの第1部材16及び第2部材17を切断端部
を揃えて接合することにより製造されるため、少なくと
も一方の端部を別途切り揃える必要がない。従って、製
造作業を簡略化できるとともに有孔材料20の無駄を少な
くでき、建物構造材15の製造コストを低減できる。
を各開口部21A,21Bから長手方向に第4ピッチP4ずれ
た位置で切断して同一長さの第1部材16及び第2部材17
を作り、これらの第1部材16及び第2部材17を切断端部
を揃えて接合することにより製造されるため、少なくと
も一方の端部を別途切り揃える必要がない。従って、製
造作業を簡略化できるとともに有孔材料20の無駄を少な
くでき、建物構造材15の製造コストを低減できる。
【0020】図9には、本発明に係る第2実施例が示さ
れている。本実施例において、既に第1実施例において
説明した部材等については、図1〜図8の符号と同一符
号を付し、その説明を簡略、または省略する。本実施例
における建物構造材15は、前述した第1実施例の建物構
造材15と同様な構成を有しているが、その製造方法が異
なっている。すなわち、図9に示すように、長尺の素材
18のウェブ18Aに予め開口部形成用スリット19A,19B
を所定位置に配設しておき、これらの開口部形成用スリ
ット19Aあるいは19Bから長手方向に第4ピッチP4ずれ
た位置(図中点線の位置)で切断して同一長さの第1部
材用材料22及び第2部材用材料23を作り、これらの第1
部材用材料22及び第2部材用材料23を切断端部を揃えて
スポット溶接等により接合した後で一括して幅方向に引
張加工を施すことにより建物構造材15を製造する。従っ
て、引張加工に伴って、各開口部用スリット19A,19B
が開口部21A,21Bに拡開変形し、第1部材用材料22及
び第2部材用材料23は接合されたまま第1部材16及び第
2部材17となる。この際、第1部材16及び第2部材17
は、各開口部21A,21Bの輪郭を形成する各辺縁の突起
部分が互いに自動的に凹凸嵌合する。
れている。本実施例において、既に第1実施例において
説明した部材等については、図1〜図8の符号と同一符
号を付し、その説明を簡略、または省略する。本実施例
における建物構造材15は、前述した第1実施例の建物構
造材15と同様な構成を有しているが、その製造方法が異
なっている。すなわち、図9に示すように、長尺の素材
18のウェブ18Aに予め開口部形成用スリット19A,19B
を所定位置に配設しておき、これらの開口部形成用スリ
ット19Aあるいは19Bから長手方向に第4ピッチP4ずれ
た位置(図中点線の位置)で切断して同一長さの第1部
材用材料22及び第2部材用材料23を作り、これらの第1
部材用材料22及び第2部材用材料23を切断端部を揃えて
スポット溶接等により接合した後で一括して幅方向に引
張加工を施すことにより建物構造材15を製造する。従っ
て、引張加工に伴って、各開口部用スリット19A,19B
が開口部21A,21Bに拡開変形し、第1部材用材料22及
び第2部材用材料23は接合されたまま第1部材16及び第
2部材17となる。この際、第1部材16及び第2部材17
は、各開口部21A,21Bの輪郭を形成する各辺縁の突起
部分が互いに自動的に凹凸嵌合する。
【0021】以上のような本実施例によれば、建物構造
材15が第1実施例の建物構造材15と同様に構成されるた
め、第1実施例と同様な効果が得られる。一方、本実施
例によれば、建物構造材15は、第1部材用材料22及び第
2部材用材料23を接合させた後で一括して引張加工を施
すことにより製造されるため、製造にあたっての引張加
工が一度ですみ、製造作業を簡略化できる。また、本実
施例の建物構造材15は、第1部材16及び第2部材17とな
る第1部材用材料22及び第2部材用材料23を予め平坦な
状態のウェブをスポット溶接等により接合するため、接
合を確実に行える。
材15が第1実施例の建物構造材15と同様に構成されるた
め、第1実施例と同様な効果が得られる。一方、本実施
例によれば、建物構造材15は、第1部材用材料22及び第
2部材用材料23を接合させた後で一括して引張加工を施
すことにより製造されるため、製造にあたっての引張加
工が一度ですみ、製造作業を簡略化できる。また、本実
施例の建物構造材15は、第1部材16及び第2部材17とな
る第1部材用材料22及び第2部材用材料23を予め平坦な
状態のウェブをスポット溶接等により接合するため、接
合を確実に行える。
【0022】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述した
各実施例における第1部材及び第2部材としては、断面
略C字形状のチャンネル材が例示されていたが、本発明
の第1部材及び第2部材としては略平板形状のものや断
面略L字形状のもの等でもよい。また、各開口は略円形
状,略楕円形状,略三角形状,略多角形状等でもよく、
実施にあたって適宜設定すればよい。更に、各実施例に
おける建物構造材は、建物ユニットの中間梁に適用され
ていたが、この他にも柱,上部梁,下部梁等にも適用可
能である。そして、本発明の建物構造材は、ユニット工
法で建設されるユニット式建物以外にも、在来工法で建
設される鉄骨軸組を有する建物にも適用可能である。
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、前述した
各実施例における第1部材及び第2部材としては、断面
略C字形状のチャンネル材が例示されていたが、本発明
の第1部材及び第2部材としては略平板形状のものや断
面略L字形状のもの等でもよい。また、各開口は略円形
状,略楕円形状,略三角形状,略多角形状等でもよく、
実施にあたって適宜設定すればよい。更に、各実施例に
おける建物構造材は、建物ユニットの中間梁に適用され
ていたが、この他にも柱,上部梁,下部梁等にも適用可
能である。そして、本発明の建物構造材は、ユニット工
法で建設されるユニット式建物以外にも、在来工法で建
設される鉄骨軸組を有する建物にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明の第1発明によれば、所定の強度
を確保したまま軽量化を図れる建物構造材が提供でき
る。また、本発明の第2発明によれば、大重量物を建物
ユニット内部に設置できる建物構造材が提供できる。更
に、本発明の第3発明によれば、製造作業を簡略化でき
るとともに有孔材料の無駄を少なくできるため、製造コ
ストが低い建物構造材の製造方法が提供できる。そし
て、本発明の第4発明によれば、引張加工が一度ですむ
ため製造工程を省略でき、一層製造コストの低い建物構
造材の製造方法が提供できる。
を確保したまま軽量化を図れる建物構造材が提供でき
る。また、本発明の第2発明によれば、大重量物を建物
ユニット内部に設置できる建物構造材が提供できる。更
に、本発明の第3発明によれば、製造作業を簡略化でき
るとともに有孔材料の無駄を少なくできるため、製造コ
ストが低い建物構造材の製造方法が提供できる。そし
て、本発明の第4発明によれば、引張加工が一度ですむ
ため製造工程を省略でき、一層製造コストの低い建物構
造材の製造方法が提供できる。
【図1】本発明の第1実施例が適用される建物ユニット
の模式斜視図である。
の模式斜視図である。
【図2】前記実施例の建物構造材を示す側面図である。
【図3】図2で示すIII-III 線断面図である。
【図4】図2で示すIV-IV 線断面図である。
【図5】図2で示すV−V線断面図である。
【図6】素材を示す側面図及び断面図である。
【図7】有孔材料を示す側面図及び断面図である。
【図8】建物構造材の製造方法を示す側面図である。
【図9】本発明の第2実施例の有孔材料の製造方法を示
す側面図である。
す側面図である。
10 建物ユニット 15 建物構造材 16 第1部材 17 第2部材 16A,17A 開口部連設列形成面であるウェブ 18 素材 18A スリット形成面であるウェブ 19A,19A 開口部形成用スリット 20 有孔材料 21A,21B 開口部 22 開口部連設列 23 第1部材用材料 24 第2部材用材料 P1 第1ピッチ P2 第2ピッチ P3 第1ピッチの半分である第3ピッチ P4 第1ピッチの4分の1である第4ピッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 多数の開口部形成用スリットが形成され
たスリット形成面を幅方向に引張加工することにより長
手方向に第1ピッチで多数の開口部が連設された開口部
連設列が形成されているとともにこの開口部連設列が幅
方向に第2ピッチで複数並設され、かつ前記各開口部連
設列における開口部が隣接する他の開口部連設列におけ
る開口部に対して長手方向に前記第1ピッチの半分ずれ
た位置に形成された開口部連設列形成面を有する第1部
材及び第2部材により構成され、これらの第1部材及び
第2部材が前記各開口部連設列形成面を対面させて接合
された建物構造材であって、前記第1部材及び第2部材
は前記各開口部が互いに一致する位置から長手方向に前
記第1ピッチの半分ずれて接合されていることを特徴と
する建物構造材。 - 【請求項2】 請求項1の建物構造材において、前記建
物構造材はユニット式建物を構成する建物ユニットの中
間梁に用いられていることを特徴とする建物構造材。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の建物構造材の
製造方法であって、長尺の素材に予め前記スリット形成
面を設け、このスリット形成面を幅方向に引張加工する
ことにより前記開口部連設列が複数並設された有孔材料
を形成し、この有孔材料を前記開口部から長手方向に前
記第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断して同一長さ
の前記第1部材及び第2部材を作り、これらの第1部材
及び第2部材を切断端部を揃えて接合することにより前
記建物構造材を製造することを特徴とする建物構造材の
製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2の建物構造材の
製造方法であって、長尺の素材に予め前記スリット形成
面を設け、この素材を前記開口部形成用スリットから長
手方向に前記第1ピッチの4分の1ずれた位置で切断し
て同一長さの第1部材用材料及び第2部材用材料を作
り、これらの第1部材用材料及び第2部材用材料を切断
端部を揃えて接合し、前記第1部材用材料及び第2部材
用材料の各スリット形成面を同時に幅方向に引張加工す
ることにより前記建物構造材を製造することを特徴とす
る建物構造材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13344993A JP3268063B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 建物構造材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13344993A JP3268063B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 建物構造材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346552A true JPH06346552A (ja) | 1994-12-20 |
| JP3268063B2 JP3268063B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15105040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13344993A Expired - Fee Related JP3268063B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 建物構造材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3268063B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP13344993A patent/JP3268063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3268063B2 (ja) | 2002-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011218 |
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