JPH0634780B2 - 血圧波形補正装置 - Google Patents

血圧波形補正装置

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JPH0634780B2
JPH0634780B2 JP1309055A JP30905589A JPH0634780B2 JP H0634780 B2 JPH0634780 B2 JP H0634780B2 JP 1309055 A JP1309055 A JP 1309055A JP 30905589 A JP30905589 A JP 30905589A JP H0634780 B2 JPH0634780 B2 JP H0634780B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、観血的血圧モニタリングシステムに用いされ
る、正確な血圧波形を得るための血圧波形補正装置に関
する。
[従来の技術] 近年、観血的血圧モニタリングシステムが医療現場で広
汎に利用されるに至っている。然しこのシステムでは患
者の血圧測定部位と圧力トランスデューサーの間の血圧
測定ラインに圧力伝達媒体としての輸液剤を充填した可
撓性血圧チューブ等が介在する。この時、血圧チューブ
等の物理特性により決定されるシステム固有のダンピン
グ係数と共振周波数が適切な値でないと、圧力トランス
デューサーで測定される血圧波形が原波形に比して大き
く歪められたものとなる場合がある。通常のシステムの
場合にはダンピング係数が0.15〜0.3のアンダーダン
ピング状態となっており、正確な血圧波形の測定に問題
があった。
そこで近年、以下の如くのダンピング装置が考案されて
いる。
共振波振動による流体移動を阻止するため、血圧測定
ライン中に可変の抵抗を直列に挿入する(USP443100
9)。
血圧測定ラインに適度なコンプライアンスを持ったメ
ンブランを組み込み、これによって共振波振動による流
体移動を阻止する(USP4779625)。
血圧測定ラインに可変の抵抗と空気室を組み込み、空
気室内のエアーのコンプライアンスを利用して共振波振
動による流体移動を阻止する(USP4335729)。
血圧測定ラインに固定の抵抗体と空気室を組み込み、
空気室のエアーのコンプライアンスを利用して共振波振
動による流体移動を阻止する(特開平1-204646)。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、前述のは血圧測定ラインに可変の抵抗を
組み込む位置が限定され、この位置を誤ると可変の抵抗
のためフラッシュができない。又、セットアップ時にダ
ンピングの程度の微妙な調整が必要である、更に測定中
に装置を使用しない場合には装置を回路より分離しなけ
ればならないという問題がある。
は、と同様に、測定中に装置を使用しない場合には
装置を回路より分離しなければならないという問題点が
ある。
はセットアップ時に空気室に至る可変の抵抗の微妙な
調整が必要である、又測定中に装置を使用しない場合に
は可変の抵抗を閉塞状態にすることで不使用状態とする
ことが可能だが、再使用時には再度可変の抵抗の微妙な
調整が必要であるという問題点がある。
は抵抗体の調整なしで使用できるが、測定中に装置を
使用しない場合には装置を回路より分離しなければなら
ないという問題点がある。
本発明は、血液測定ラインに組み込む位置が限定され
ず、セットアップ時に微妙な調整を必要とせず、不使用
時には回路より分離することなしに不使用状態とするこ
とが可能であり、また簡単に再使用状態にすることが可
能な血圧波形補正装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、少なくとも1つの開孔を有
した空気室と、一端が前記開孔を介して前記空気室に連
通するとともに、他端が血圧測定ラインに連通し、且つ
断面積が血圧測定ラインの圧力伝達チューブの断面積に
比して充分に小さな通路からなる抵抗体とからなり、前
記血圧測定ライン内の液体が前記抵抗体を介して前記空
気室内に流入することにより前記血圧測定ライン中を伝
達してくる異常な圧力波にダンピングを与えるよう構成
した血圧波形補正装置において、前記抵抗体の少なくと
も一部を弾性体にて形成し、該抵抗体の弾性体部分を変
形させて該抵抗体の通路面積を調整し得る抵抗調整部を
備えるようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明に
おいて更に、前記抵抗体は、通路面積が2×10-3〜160
×10-3mm2、通路長さが0.5〜40mmであるようにした
ものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の本
発明において更に、前記空気室の容積が1〜 150μで
あるようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の本発明において更に、前記抵抗調整部により抵抗
体の通路面積を調整することにて変化せしめられる血圧
測定ラインのダンピング係数の変化の幅が、血圧波形補
正の全く行なわれない状態からダンピング係数1.0ま
でであるようにしたものである。
請求項5に記載の本発明によれば、少なくとも1つの開
孔を有した空気室と、一端が前記開孔を介して前記空気
室に連通するとともに、他端が血圧測定ラインに連通
し、且つ断面積が血圧測定ラインの圧力伝達チューブの
断面積に比して充分に小さな通路からなる抵抗体とから
なり、前記血圧測定ライン内の液体が前記低抗体を介し
て前記空気室内に流入することにより前記血圧測定ライ
ン中を伝達してくる異常な圧力波にダンピングを与える
よう構成した血圧波形補正装置において、前記抵抗体の
導通状態を開と略閉のいずれかに2位置制御する抵抗開
閉子を備えるようにしたものである。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の本発明に
おいて更に、前記抵抗体の少なくとも一部を弾性体にて
形成し、該抵抗体の弾性体部分を変形させて該抵抗体の
通路面積を調整し得る抵抗調整部を更に備えるようにし
たものである。
請求項7に記載の本発明は、請求項5又は6に記載の本
発明において更に、前記抵抗体は、通路面積が 2×10-3
〜160 ×10-3mm2、通路長さが0.5〜40mmであるよう
にしたものである。
請求項8に記載の本発明は、請求項5〜7のいずれかに
記載の本発明において更に、前記空気室の容積が1〜 1
50μであるようにしたものである。
請求項9に記載の本発明は、請求項6〜8のいずれかに
記載の本発明において更に、前記抵抗調整部により抵抗
体の通路面積を調整することにて変化せしめられる血圧
測定ラインのダンピング係数の変化の幅が、血圧波形補
正の全く行なわれない状態からダンピング係数1.0ま
でであるようにしたものである。
尚、本発明において、「通路面積」とは通路連通方向に
対して直交する断面積のことをいう。
[作用] 請求項1〜9に記載の本発明によれば、空気室は抵抗体
を介して血液測定ラインに連通しているから、血圧によ
り印加された血圧測定ライン中の液体の一部が抵抗体を
通り空気室に流入する。この際、流体を媒体として血圧
測定ライン中を進行してくる圧力波も抵抗体を通り空気
室に到達し、空気室内の空気のコンプライアンスにより
ダンピングを受けるから、血圧測定ライン全体のダンピ
ング係数を適切なものとする。
この時、請求項1に記載の本発明によれば、下記の作
用がある。
血圧測定ラインに組み込む位置が限定されない。
抵抗調整部は抵抗体の弾性体部分を変形させて抵抗体の
通路面積を調整し、これによってダンピング係数を迅速
容易に適宜値とすることができ、セットアップ時に微妙
な調整を必要としない。
ダンピングをかけたくない場合には、抵抗調整部により
抵抗体の通路面積を充分小さくすることにより非作動状
態とすることができる。従って、不使用時には回路より
分離することなしに容易に不使用状態とすることができ
る。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
通路である抵抗体の断面積は 2×10-3〜160 ×10-3mm
2の範囲にあれば良く、好ましくは5 ×10-3〜100 ×10
-3mm2の範囲、より好ましくは15×10-3〜70×10-3mm2
範囲にあるのが良い。この断面積が2 ×10-3mm2よりも
小さいか若しくは 160×10-3mm2よりも大きいと、好適
なダンピング係数D、共振周波数fにならず、よって正
確な血液波形が得られない。
そして、この通路である抵抗体の長さが0.5〜40mmの
範囲にあれば良く、好ましくは1〜30mmの範囲、より好
ましくは3〜20mmの範囲にあるのが良い。この長さが
0.5mmよりも短いか若しくは40mmより長いと好適なダ
ンピング係数D、共振周波数fにならず、よって正確な
血圧測定が得られない。又、この長さが0.5mmよりも
短いと血圧測定ラインに空気が混入する虞れがある。
請求項3に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
空気室は容積が1〜 150μの範囲になるように形成
され、好ましくは5〜80μ、より好ましくは10〜60μ
の範囲にあるのが良い。この容量が1μよりも小さ
いか若しくは 150μよりも大きいと好適なダンピング
係数D、共振周波数fにならず、よって正確な血圧波形
が得られない。
請求項4に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
ダンピング係数は、0.5〜0.7が一般的に好まし
い範囲といわれており、1.0を超えるとオーバーダン
ピング状態となり正確な血圧波形が得られない。
請求項5に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
血圧測定ラインに組み込む位置が限定されない。
抵抗開閉子は抵抗体の導通状態を開又は閉のいずれかに
2位置制御するものである。従って、開状態にある抵抗
体の通路面積に応じて定まるダンピング係数を迅速容易
に適宜値に設定することができ、セットアップ時に微妙
な調整を必要としない。
ダンピングをかけたくない場合には、抵抗開閉子により
抵抗体の導通状態を閉とすることにより非作動状態とす
ることができる。従って、不使用時には回路より分離す
ることなしに容易に不使用状態にすることができる。
請求項6に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
抵抗調整部を用いて抵抗体の弾性体部分を変形させて
低抗体の通路面積を調整することにより、抵抗開閉子に
よって開状態に設定される抵抗体の通路面積を予め、容
易に適宜値に設定できる。
請求項7に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
前記と同じである。
請求項8に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
前記と同じである。
請求項9に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
前記と同じである。
[実施例] 第1図は第1実施例を示す断面図、第2図は第1図の外
観斜視図、第3図はダンピング本体を示す斜視図、第4
図(A)、(B)は第1実施例の使用状態を示す断面
図、第5図は第2実施例を示す断面図、第6図(A)、
(B)は第3実施例を示す断面図、第7図は第4実施例
を示す断面図、第8図は観血的血圧モニタリングシステ
ムを示す模式図、第9図はダンピング係数の説明図であ
る。
(第1実施例) 観血的血圧モニタリングシステムAは、第8図に示す如
く、患者Mの血管内に留置したカテーテル1の他端に、
可撓性のある圧力伝達チューブ2、本発明の三方活栓付
の血圧波形補正装置(以下単に補正装置という)3及び
圧力ドーム4に順次接続されて血圧測定ラインBを構成
し、この血圧測定ラインBは圧力トランスデューサー5
に接続され、更にCRTディスプレイ装置6及び記録装
置等に接続されてなる。この血圧測定ラインB内には圧
力伝達媒体として、例えば生理食塩水Cが入っており、
この生理食塩水(液体)Cが圧力ドーム4内のダイヤフ
ラムに患者Mの血圧を伝達し、このダイヤフラムが受け
た圧力は圧力トランスデューサー5に伝達され、電気信
号に変換され、CRTディスプレイ装置6及び記憶装置
等により患者Mの血圧を常時直接的にモニターし、更に
記録する。
上記システムAの血圧測定ラインBに組み込まれた補正
装置3は、第1図、第2図に示す如く、補正部3Aと三
方活栓部3Bとから構成される。補正部3Aは、ハウジ
ング7と、該ハウジング7に液密に収納されるともに空
気室9と抵抗体10とが設けられるダンピング本体8
と、ハウジング7に組み込まれるプランジャ11とから
なる。三方活栓部3Bは、ハウジング7と一体に形成さ
れた弁本体12と、該弁本体12に収納される弁部材1
3とからなる。
ハウジング7はポリカーボネイト製であり、箱状部材7
Aと、蓋部材7Bにて構成される。箱状部材7Aは、弁
本体12と抵抗体10との連絡流路14を有する。
ダンピング本体8の空気室9は、第3図に示す如く、抵
抗体10の一端に連通する少なくとも1つの開孔9Aを
有し、略L字状をなしている。この空気室9の容積は、
前述の如く、1〜 150μに設定され、本実施例では58
μである。
ダンピング本体8の抵抗体10は、第3図に示す如く、
直線、曲線、又は直線と曲線の組み合わせからなる溝状
通路であり、一端が空気室9の開孔9Aと連なり、他端
がハウジング7の連絡流路14を介して血圧測定ライン
Bに連通している。この抵抗体10は、前述の如く、通
路断面積が2 ×10-3〜 160×10-3mm2、通路長さが0.
5〜40mmに設定される。本実施例では、通路幅0.2〜
0.3mm、通路深さ0.38mm、通路長さ約17mmである。
即ち、上記補正装置3にあっては、血圧測定ラインBの
輸液剤が三方活栓部3Bの弁本体12、連絡流路14、
抵抗体10を通り、空気室9に流入する。輸液剤を媒体
として進行してくる圧力波も同様に空気室9に到達し、
ダンピングされることになるのである。
この時、ダンピング本体8は弾性体からなる。本実施例
ではシリコーンゴム製である。
そして、プランジャ11は、左右の操作部15A、15
Bと、ダンピング本体8を押圧する押圧部16と、ハウ
ジング7に設けた複数段(この実施例では左、中間、右
の3段)の係合凹部17に係合するラチェット18を備
える。
これにより、補正装置3にあっては、血圧測定ラインB
のダンピング係数を下記〜の3段階制御する。
プランジャ11のラチャット18が左側係合凹部17
に係合する時、押圧部16はダンピング本体8を何ら圧
縮変形せず、乃至は僅かに予圧縮するのみの原状態に保
ち、血圧測定ラインBのダンピング係数を比較的大とす
るダンピング係数原状態を形成する(第4図(A)参
照)。
プランジャ11の図において左側操作部15Aを押し
込み、そのラチェット18を中間係合凹部17に係合し
て停留せしめる時、押圧部16がダンピング本体8の抵
抗体10近傍を圧縮変形し、抵抗体10の通路面積を狭
めることにて抵抗体10の流路抵抗を増大させ、結果と
して血圧測定ラインBのダンピング係数を低減する(第
4図(B)参照)。
プランジャ11のラチェット18を右側係合凹部17
に係合して停留せしめる時、押圧部16が抵抗体10の
通路面積を充分に小若しくは閉とし、ダンピング機能を
停止することもできる。
尚、補正装置3は、上述のダンピング係数低減状態、又
はダンピング機能停止状態から、ダンピング係数原状態
に回復するには、プランジャ11の図において右側操作
部15Bを押し込みそのラチェット18を左側係合凹部
17との係合位置に復帰せしめ、ダンピング本体8の変
形を弾性的に回復せしめることにより、抵抗体10の通
路面積を原状態に復元し、結果としてダンピング係数原
状態を回復できる。
尚、補正装置3は下記(1)、(2)の如くにより組み立てら
れる。
(1) ハウジング7の箱状部材7Aの連絡流路14を有す
る底面に、ダンピング本体8の空気室9、抵抗体10を
形成してある面を密着するように挿入する。
(2) プランジャ11を所定位置に装着後、蓋部材Bにて
ダンピング本体8を圧する状態下で、蓋部材7Bを箱状
部材7Aに嵌合接着する。
上記補正装置3の変形例として、ラチェット18が係合
する係合凹部17を3段階としたものを血圧測定ライン
Bに組み込み、実験した結果、表1を得た。この時、血
圧測定ラインBは20G 留置針と30cmチューブと120cm チ
ューブの結合にて構成された。
表1によれば、上記補正装置3を用いることにより、簡
単な操作で、ダンピング係数を変化させることができ、
又、ダンピング機能を停止できる ことが認められる。
尚、ダンピング係数Dは、 で定義され、x1、x2は第11図に示す振幅である。又、
共振周波数fはf=1/tで表わされ、tは第9図に示
す1サイクルの時間(sec)である。そして、このダン
ピング係数Dは、血圧測定ラインに圧力、例えば、300m
mHg をかけており、この血圧測定ライン中に設けられた
三方活栓を急激に開放してCRTディスプレイ装置に現
われた波形の振幅x1、x2を測定してこのx1、x2を前述の
(1)式に導入して得る。
上記補正装置3によれば、以下の如くの作用がある。
補正装置3は血圧測定ラインBに組み込む位置が限定さ
れない。
抵抗調整部を構成するプランジャ11は弾性体からなる
抵抗体10を変形させて抵抗体10の通路面積を調整
し、これによってダンピング係数を迅速容易に適宜値と
することができ、セットアップ時に微妙な調整を必要と
しない。
ダンピングをかけたくない場合には、プランジャ11に
より抵抗体10の通路面積を充分小さくすることにより
非作動状態とすることができる。従って、不使用時には
回路より分離することなしに容易に不使用状態とするこ
とができる。
尚、三方活栓部3Bは、前述の如くのポリカーボネイト
からなる弁本体12内に、回転自在な高密度ポリエチレ
ンからなる弁部材13を有して構成される。弁本体12
は、圧力ドーム4に接続される第1連絡口100Aと、
圧力伝達チューブ2に接続される第2連絡口100Bと
を一直線状に備え、かつ第1と第2の両連絡口100
A、100Bを結ぶ直線に直交する方向に設けられる第
3連絡口100Cと、この第3連絡口100Cに相対す
る第4連絡口としての前記連絡流路14とを備える。弁
部材13は、T字状に導通する3つの導通路を備え、上
記4つの連絡口100A〜100C、及び連絡流路14
の少なくとも3つを相互に連通可能とする。
然るに、補正装置3にあっては、プランジャ11によっ
てダンピング機能をON/OFFできる補正部3Aを有
することにより、三方活栓部3Bの弁部材13を何ら操
作することなく、ダンピング機能停止状態を実現するこ
とができる。
即ち、補正部3Aにダンピング機能をON/OFFでき
る機能を有しない場合、血圧測定ラインBに連通させた
状態を維持しながらダンピング機能を停止させるとする
と、弁部材13のT字連通路の一方を採血ポートとして
用いられる第3連絡口110Cに向けなくてはならな
い。採血ポートは不使用時においては、キャップが被さ
れてはいるが、該ポートの使用頻度が高いのでキャップ
の取付け、取外しが多く、又、圧力トランスデューサ5
の調整(0点調整)のための大気開放によってキャップ
を外した状態にしておくこともある。よって採血ポート
に連通させることは無菌性の維持がしづらく、更に採血
測定ラインBに連通されていることで回路内全体の無菌
性が保障できにくい。
そこで、補正部3Aにダンピング機能停止する手段を設
けることにより、上記の不都合を解消することが可能と
なる。
(第2実施例) 第5図の補正装置20が前記補正装置3と異なる点は、
プランジャ11のラチェット18が調整ねじ21と、ハ
ウジング7の係合凹部22とに2段階的に係合できるよ
うにしたことにある。
これにより、補正装置2は、ラチェット18が調整ね
じ21に係合するダンピング機能状態では、調整ねじ2
1の閉め込み量の調整によりダンピング本体8に加える
予圧縮量を調整し、これによって所望のダンピング係数
を血圧測定ラインBに付与でき、ラチェット18が係
合凹部22に係合する状態で、抵抗体10が通路面積を
充分に小若しくは閉とし、ダンピング機能を停止でき
る。
即ち、補正装置20は、プランジャ11により、抵抗体
10の導通状態を上記の開と上記の略閉のいずれか
に2位置制御できる。
そして、補正装置20は、プランジャ11と調整ねじ2
1により、ダンピング本体8を弾性変形させて開時の抵
抗体10の通路面積を予め調整し得る。
上記補正装置20によれば、以下の如くの作用がある。
補正装置20を血圧測定ラインBに組み込む位置が限定
されない。
抵抗開閉子を構成するプランジャ11は抵抗体10の導
通状態を開又は閉のいずれかに2位置制御するものであ
る。従って、開状態にある抵抗体10の通路面積に応じ
て定まるダンピング係数を迅速容易に得ることができ、
セットアップ時に微妙な調整を必要としない。
ダンピングをかけたくない場合には、プランジャ11に
より抵抗体10の導通状態を閉とすることにより非作動
状態とすることができる。従って、不使用時には回路よ
り分離することなしに容易に不使用状態にすることがで
きる。
抵抗調整部を構成するプランジャ11と調整ねじ21と
の協同作用により、抵抗体10を弾性変形させて抵抗体
10の通路面積を調整することにより、プランジャ11
によって開状態に設定される抵抗体10の通路面積を予
め、容易に適宜値に設定できる。
(第3実施例) 第6図の補正装置30が前記補正装置3と異なる点は、
プランジャ11が連絡流路14を開閉できるゲート弁3
1を備え、プランジャ11のラチェット18がハウジン
グ7の左、右2段の係合凹部32と2段階的に係合でき
るようにしたことにある。
これにより、補正装置30は、ラチェット18が左側
係合凹部32に係合する時、ゲート弁31が連絡流路1
4を閉じないダンピング機能稼働状態とし(第6図
(A)参照)、ラチェット18が右側係合凹部32に
係合する時、ゲート弁31が連絡流路14を閉じるダン
ピング機能停止状態とする(第6図(B)参照)。
即ち、補正装置30は、プランジャ11により、抵抗体
10の導通状態を上記の開と上記の閉のいずれかに
2位置制御できる。
上記補正装置30によれば、以下の如くの作用がある。
補正装置30は、血圧測定ラインBに組み込む位置が限
定されない。
抵抗開閉子としてのプランジャ11のゲート弁31は抵
抗体10の導通状態を開又は閉のいずれかに2位置制御
するものである。従って、開状態にある抵抗体10の通
路面積に応じて定まるダンピング係数を迅速容易に得る
ことができ、セットアップ時に微妙な調整を必要としな
い。
ダンピングをかけたくない場合には、ゲート弁31によ
り抵抗体10の導通状態を閉とすることにより非作動状
態とすることができる。従って、不使用時には回路より
分離することなしに容易に不使用状態とすることができ
る。
(第4実施例) 第7図の補正装置40が前記補正装置30と異なる点
は、調整ねじ41により、ダンピング本体8を弾性変形
させて開時の抵抗体10の通路面積を調整し得る。
上記補正装置40によれば、抵抗調整部としての調整ね
じ41を用いて抵抗体10を弾性変形させて抵抗体の通
路面積を調整することにより、ゲート弁31によって開
状態に設定される抵抗体10の通路面積を予め、容易に
適宜値に設定できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、血液測定ラインに組み込
む位置が限定されず、セットアップ時に微妙な調整を必
要とせず、不使用時には回路より分離することなしに不
使用状態とすることが可能であり、また簡単に再使用状
態にすることが可能な血圧波形補正装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す断面図、第2図は第1図の外
観斜視図、第3図はダンピング本体を示す斜視図、第4
図(A)、(B)は第1実施例の使用状態を示す断面
図、第5図は第2実施例を示す断面図、第6図(A)、
(B)は第3実施例を示す断面図、第7図は第4実施例
を示す断面図、第8図は観血的血圧モニタリングシステ
ム示す模式図、第9図はダンピング係数の説明図であ
る。 3……補正装置、 9……空気室、 10……抵抗体、 11……プランジャ、 20……補正装置、 21……調整ねじ、 30……補正装置、 31……ゲート弁、 40……補正装置、 41……調整ねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの開孔を有した空気室と、
    一端が前記開孔を介して前記空気室に連通するととも
    に、他端が血圧測定ラインに連通し、且つ断面積が血圧
    測定ラインの圧力伝達チューブの断面積に比して充分に
    小さな通路からなる抵抗体とからなり、前記血圧測定ラ
    イン内の液体が前記抵抗体を介して前記空気室内に流入
    することにより前記血圧測定ライン中を伝達してくる異
    常な圧力波にダンピングを与えるよう構成した血圧波形
    補正装置において、前記抵抗体の少なくとも一部を弾性
    体にて形成し、該抵抗体の弾性体部分を変形させて該抵
    抗体の通路面積を調整し得る抵抗調整部を備えることを
    特徴とする血圧波形補正装置。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの開孔を有した空気室と、
    一端が前記開孔を介して前記空気室に連通するととも
    に、他端が血圧測定ラインに連通し、且つ断面積が血圧
    測定ラインの圧力伝達チューブの断面積に比して充分に
    小さな通路からなる抵抗体とからなり、前記血圧測定ラ
    イン内の液体が前記抵抗体を介して前記空気室内に流入
    することにより前記血圧測定ライン中を伝達してくる異
    常な圧力波にダンピングを与えるよう構成した血圧波形
    補正装置において、前記抵抗体の導通状態を開と略閉の
    いずれかに2位置制御する抵抗開閉子を備えることを特
    徴とする血圧波形補正装置。
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