JPH06347810A - 液晶素子の製造方法 - Google Patents
液晶素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH06347810A JPH06347810A JP15818293A JP15818293A JPH06347810A JP H06347810 A JPH06347810 A JP H06347810A JP 15818293 A JP15818293 A JP 15818293A JP 15818293 A JP15818293 A JP 15818293A JP H06347810 A JPH06347810 A JP H06347810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- pixel
- electrode
- display
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電圧波形のパルスの立ち上がり遅延を低減し
て、大画面表示装置における表示特性のばらつきを防止
したFLC素子を提供する。 【構成】 ガラス基板上に金属配線を形成し、隣接金属
配線間にUV硬化樹脂を滴下し、上部より金型を圧接し
て該UV樹脂を硬化し、その上に上記金属配線に接触す
るITO膜を形成して電極基板とする。
て、大画面表示装置における表示特性のばらつきを防止
したFLC素子を提供する。 【構成】 ガラス基板上に金属配線を形成し、隣接金属
配線間にUV硬化樹脂を滴下し、上部より金型を圧接し
て該UV樹脂を硬化し、その上に上記金属配線に接触す
るITO膜を形成して電極基板とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性液晶(以下
「FLC」と記す)を用いた液晶素子の製造方法に関す
る。
「FLC」と記す)を用いた液晶素子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クラーク(Clark)とラガーウォル
(Lagerwall)はApplied Physi
cs Letters 第36巻、第11号(1980
年6月1日発行)P.899〜901、特開昭56−1
07216号公報、米国特許第4367924号明細
書、米国特許第4563059号明細書等で、表面安定
化FLC(Surface−stabilized f
erroelectricliquid crysta
l)による双安定性FLC素子を明らかにした。この双
安定性FLC素子は、バルク状態のカイラルスメクティ
ックC相(SmC*相)、H相(SmH* )等における
液晶分子のらせん配列構造の形成を制御するのに十分小
さい間隔に設定した一対の基板間に液晶を配置させ、且
つ、複数の液晶分子で組織された垂直分子層を一方向に
配列させることによって実現された。
(Lagerwall)はApplied Physi
cs Letters 第36巻、第11号(1980
年6月1日発行)P.899〜901、特開昭56−1
07216号公報、米国特許第4367924号明細
書、米国特許第4563059号明細書等で、表面安定
化FLC(Surface−stabilized f
erroelectricliquid crysta
l)による双安定性FLC素子を明らかにした。この双
安定性FLC素子は、バルク状態のカイラルスメクティ
ックC相(SmC*相)、H相(SmH* )等における
液晶分子のらせん配列構造の形成を制御するのに十分小
さい間隔に設定した一対の基板間に液晶を配置させ、且
つ、複数の液晶分子で組織された垂直分子層を一方向に
配列させることによって実現された。
【0003】また、このようなFLCを用いた表示素子
に関しては、特開昭61−94023号公報などにも示
されているように、1〜3μm位のセルギャップを保っ
て2枚の内面に透明電極を形成し配向処理を施したガラ
ス基板を向かい合わせて構成した液晶セルにFLCを注
入したものが知られている。
に関しては、特開昭61−94023号公報などにも示
されているように、1〜3μm位のセルギャップを保っ
て2枚の内面に透明電極を形成し配向処理を施したガラ
ス基板を向かい合わせて構成した液晶セルにFLCを注
入したものが知られている。
【0004】上記FLC素子の特徴は、FLCが自発分
極を持つことにより、外部電界と自発分極の結合力をス
イッチングに使えるということ、及び、FLC分子の長
軸方向が自発分極の分極方向と1対1に対応しているた
め外部電界の極性によってスイッチングできることであ
る。即ち、前記カイラルスメクティック相の状態におい
て、印加された電界に応答して第1の光学的安定状態と
第2の光学的安定状態とのいずれかをとり、且つ電界が
印加されない時はその状態を維持する性質、即ち双安定
性を有し、また電界の変化に対する応答が速やかで高速
且つ記憶型の表示装置等の分野における広い利用が期待
されている。
極を持つことにより、外部電界と自発分極の結合力をス
イッチングに使えるということ、及び、FLC分子の長
軸方向が自発分極の分極方向と1対1に対応しているた
め外部電界の極性によってスイッチングできることであ
る。即ち、前記カイラルスメクティック相の状態におい
て、印加された電界に応答して第1の光学的安定状態と
第2の光学的安定状態とのいずれかをとり、且つ電界が
印加されない時はその状態を維持する性質、即ち双安定
性を有し、また電界の変化に対する応答が速やかで高速
且つ記憶型の表示装置等の分野における広い利用が期待
されている。
【0005】FLCは上述のように、一般にカイラルス
メクティック液晶(SmC* ,SmH* )を用いるの
で、バルク状態では液晶分子長軸がねじれた配向を示す
が、上述の1〜3μm位のセルギャップのセルに入れる
ことによって液晶分子長軸のねじれを解消することがで
きる(p.213〜234,N.A.Clark et
al,MCLC,1983,vol.94)。
メクティック液晶(SmC* ,SmH* )を用いるの
で、バルク状態では液晶分子長軸がねじれた配向を示す
が、上述の1〜3μm位のセルギャップのセルに入れる
ことによって液晶分子長軸のねじれを解消することがで
きる(p.213〜234,N.A.Clark et
al,MCLC,1983,vol.94)。
【0006】係るFLC素子で形成した表示パネルを備
えた液晶表示装置は、例えば神辺らの米国特許第465
5561号明細書などに記載されたマルチプレクシング
駆動方式を用いることによって大容量画素の表示画面に
画像を形成することができる。上述の液晶表示装置は、
ワード・プロセッサ、パーソナル・コンピュータ、マイ
クロ・プリンタ、テレビジョンなどの表示画面に利用す
ることができる。
えた液晶表示装置は、例えば神辺らの米国特許第465
5561号明細書などに記載されたマルチプレクシング
駆動方式を用いることによって大容量画素の表示画面に
画像を形成することができる。上述の液晶表示装置は、
ワード・プロセッサ、パーソナル・コンピュータ、マイ
クロ・プリンタ、テレビジョンなどの表示画面に利用す
ることができる。
【0007】FLC素子は2つの安定状態を光透過及び
遮断状態とし、主として2値(白・黒)の表示素子とし
て利用されているが、多値即ち中間調表示も可能であ
る。中間調表示法の1つは画素内の双安定状態の面積比
を制御することにより中間的な光透過状態を作るもので
ある。以下、この方法(面積変調法)について詳しく説
明する。
遮断状態とし、主として2値(白・黒)の表示素子とし
て利用されているが、多値即ち中間調表示も可能であ
る。中間調表示法の1つは画素内の双安定状態の面積比
を制御することにより中間的な光透過状態を作るもので
ある。以下、この方法(面積変調法)について詳しく説
明する。
【0008】図5はFLC素子のスイッチングパルス振
幅と透過率の関係を模式的に示した図で、はじめ完全な
光遮断(黒)状態にあったセル(素子)に一方極性の単
発パルスを印加した後の透過光量Iを単発パルスの振幅
Vの関数としてプロットしたグラフである。パルス振幅
が閾値Vth以下(V<Vth)の時は透過光量は変化せ
ず、パルス印加後の透過状態は図6(b)に示すように
印加前の状態を示す同図(a)と変わらない。パルス振
幅が閾値を越えると(Vth<V<Vsat )画素内の一部
分が他方の安定状態、即ち同図(c)に示す光透過状態
に遷移し全体として中間的な透過光量を示す。更にパル
ス振幅が大きくなり、飽和値Vsat 以上(Vsat <V)
になると同図(d)に示すように画素全部が光透過状態
になるので光量は一定値に達する。即ち、面積変調法は
電圧をパルス振幅がVth<V<Vsat )となるように制
御して中間調を表示するものである。
幅と透過率の関係を模式的に示した図で、はじめ完全な
光遮断(黒)状態にあったセル(素子)に一方極性の単
発パルスを印加した後の透過光量Iを単発パルスの振幅
Vの関数としてプロットしたグラフである。パルス振幅
が閾値Vth以下(V<Vth)の時は透過光量は変化せ
ず、パルス印加後の透過状態は図6(b)に示すように
印加前の状態を示す同図(a)と変わらない。パルス振
幅が閾値を越えると(Vth<V<Vsat )画素内の一部
分が他方の安定状態、即ち同図(c)に示す光透過状態
に遷移し全体として中間的な透過光量を示す。更にパル
ス振幅が大きくなり、飽和値Vsat 以上(Vsat <V)
になると同図(d)に示すように画素全部が光透過状態
になるので光量は一定値に達する。即ち、面積変調法は
電圧をパルス振幅がVth<V<Vsat )となるように制
御して中間調を表示するものである。
【0009】しかし、このような単純な駆動方式では、
図5の電圧と透過光量の関係がセル厚と温度にも依存す
るため、表示パネル内にセル厚分布や温度分布がある
と、同じ電圧振幅の印加パルスに対して異なった階調レ
ベルが表示されてしまうという問題がある。
図5の電圧と透過光量の関係がセル厚と温度にも依存す
るため、表示パネル内にセル厚分布や温度分布がある
と、同じ電圧振幅の印加パルスに対して異なった階調レ
ベルが表示されてしまうという問題がある。
【0010】図7はこのことを説明するための図で、図
5と同じく電圧振幅Vと透過光量Iの関係を示したグラ
フであるが、異なった温度即ち高温及び低温での関係を
それぞれ曲線H及び曲線Lで示してある。即ち、表示サ
イズの大きいディスプレイ(表示素子)では同一パネル
(表示部)内に温度分布が生じてくることは珍しくな
く、従ってある電圧Vapで中間調を表示させようとして
も、図7に示すようにI1 からI2 までの範囲にわたっ
て中間調レベルがばらついてしまい、均一な表示が得ら
れないのである。
5と同じく電圧振幅Vと透過光量Iの関係を示したグラ
フであるが、異なった温度即ち高温及び低温での関係を
それぞれ曲線H及び曲線Lで示してある。即ち、表示サ
イズの大きいディスプレイ(表示素子)では同一パネル
(表示部)内に温度分布が生じてくることは珍しくな
く、従ってある電圧Vapで中間調を表示させようとして
も、図7に示すようにI1 からI2 までの範囲にわたっ
て中間調レベルがばらついてしまい、均一な表示が得ら
れないのである。
【0011】そこで考え出されたものが、本発明者が特
開平4−218022号において提案した「4パルス
法」である。この駆動方法は、図8及び図9に示すよう
にパネル内の同一走査線上の低閾値部用と高閾値部用に
複数のパルス(図9中、A,B,C,D)を印加するこ
とにより、最終的には等しい反転面積を得るようにした
ものである(図8中(D))。
開平4−218022号において提案した「4パルス
法」である。この駆動方法は、図8及び図9に示すよう
にパネル内の同一走査線上の低閾値部用と高閾値部用に
複数のパルス(図9中、A,B,C,D)を印加するこ
とにより、最終的には等しい反転面積を得るようにした
ものである(図8中(D))。
【0012】本発明者は、更に特願平3−320542
号において、書き込み時間を「4パルス法」より短縮し
た「画素シフト法」を提案している。
号において、書き込み時間を「4パルス法」より短縮し
た「画素シフト法」を提案している。
【0013】画素シフト法は複数の走査信号線に、同時
に異なる走査信号を入力して選択することにより、複数
の走査信号線にまたがった電界強度の分布を作り、階調
表示する方式である。
に異なる走査信号を入力して選択することにより、複数
の走査信号線にまたがった電界強度の分布を作り、階調
表示する方式である。
【0014】画素シフト法の概略を次に説明する。
【0015】使用できる液晶セルは、図10にその一例
を示したように、1画素内の閾値が分布を有するもので
ある。図10に示したセルでは、電極間のFLC層55
の層厚が変化しているのでFLCのスイッチングの閾値
も分布を持つことになる。このような画素への印加電圧
を増加していくとセル厚が薄い部分から順にスイッチン
グしていくことになる。
を示したように、1画素内の閾値が分布を有するもので
ある。図10に示したセルでは、電極間のFLC層55
の層厚が変化しているのでFLCのスイッチングの閾値
も分布を持つことになる。このような画素への印加電圧
を増加していくとセル厚が薄い部分から順にスイッチン
グしていくことになる。
【0016】この様子を図11(a)に示した。図11
(a)中、T1 、T2 、T3 はパネル内の観察している
部分の温度を示している。FLCのスイッチングの閾値
電圧は、温度が高くなるにつれ低くなるが、上記3つの
温度における印加電圧と光透過率との関係を3本の曲線
で示している。
(a)中、T1 、T2 、T3 はパネル内の観察している
部分の温度を示している。FLCのスイッチングの閾値
電圧は、温度が高くなるにつれ低くなるが、上記3つの
温度における印加電圧と光透過率との関係を3本の曲線
で示している。
【0017】尚、閾値変動の原因は温度変化以外にも有
るが、説明の便宜上主として温度の変化を用いてその態
様を説明する。
るが、説明の便宜上主として温度の変化を用いてその態
様を説明する。
【0018】図11(a)からわかるように、先ず画素
全体を暗状態にリセットした後温度T1 でVi の電圧を
画素に印加した時にはX%の透過率を得ることができる
が、温度がT2 もしくはT3 まで上昇すると、同じVi
の電圧を画素に印加しても透過率が100%になってし
まい、階調表示が正しく行なわれなくなる。図11
(c)は、上記各温度における書き込み後の画素の反転
状態を示している。このような条件では、温度変動によ
って書き込んだ階調情報が失われるので、表示素子とし
ての用途範囲が極めて限られたものとなってしまう。
全体を暗状態にリセットした後温度T1 でVi の電圧を
画素に印加した時にはX%の透過率を得ることができる
が、温度がT2 もしくはT3 まで上昇すると、同じVi
の電圧を画素に印加しても透過率が100%になってし
まい、階調表示が正しく行なわれなくなる。図11
(c)は、上記各温度における書き込み後の画素の反転
状態を示している。このような条件では、温度変動によ
って書き込んだ階調情報が失われるので、表示素子とし
ての用途範囲が極めて限られたものとなってしまう。
【0019】そこで、図11(d)に示したように、1
画素の情報を2つの走査信号線S1、S2 にまたがって
表示することにより、温度変動に対して安定した階調表
示が可能となる。
画素の情報を2つの走査信号線S1、S2 にまたがって
表示することにより、温度変動に対して安定した階調表
示が可能となる。
【0020】以下、この駆動方式について詳しく説明す
る。
る。
【0021】画素内に連続的な閾値分布を持つFLC
セルを用意する:液晶セルの構成は図10に示すよう
な、画素内のセル厚が連続的に分布したものを用いるこ
とができる。また、本出願人が特開昭62−12533
0号公報中で提案しているような画素内に電位の勾配を
有する構成、又は容量勾配を持つ構成でも良い。いずれ
にしても、画素内の閾値を連続的に分布させることによ
り、明状態に対応した領域(ドメイン)と暗状態に対応
した領域(ドメイン)を画素内に混在させることがで
き、これらのドメインの面積比によって階調表示を可能
としている。
セルを用意する:液晶セルの構成は図10に示すよう
な、画素内のセル厚が連続的に分布したものを用いるこ
とができる。また、本出願人が特開昭62−12533
0号公報中で提案しているような画素内に電位の勾配を
有する構成、又は容量勾配を持つ構成でも良い。いずれ
にしても、画素内の閾値を連続的に分布させることによ
り、明状態に対応した領域(ドメイン)と暗状態に対応
した領域(ドメイン)を画素内に混在させることがで
き、これらのドメインの面積比によって階調表示を可能
としている。
【0022】この方法は光量をステップ的に変調する場
合(例えば16階調など)でも使用できるがアナログ的
な階調表示のためには連続的な光量変化が必要である。
合(例えば16階調など)でも使用できるがアナログ的
な階調表示のためには連続的な光量変化が必要である。
【0023】2つの走査信号線を同時に選択する:こ
の操作について図12を用いて説明する。図12(a)
は、2つの走査信号線上の画素をひとまとめにした時の
透過率−印加電圧特性を示す。図12(a)中では、透
過率0%〜100%を走査信号線2上の画素Bの表示領
域とし、透過率100%〜200%を走査信号線1上の
画素Aの表示領域として示している。即ち、走査信号線
1本につき1つの画素を構成するので、2本同時に走査
した場合には、画素A、画素Bの両方が全部光透過状態
になった時の透過率を200%としている。ここでは、
1つの階調情報に対して同時に2つの走査信号線を選択
するのだが、1つの階調情報を表示するために1画素分
の面積を持つ領域を割り当てるようにしている。これに
ついて図12(b)を用いて説明する。
の操作について図12を用いて説明する。図12(a)
は、2つの走査信号線上の画素をひとまとめにした時の
透過率−印加電圧特性を示す。図12(a)中では、透
過率0%〜100%を走査信号線2上の画素Bの表示領
域とし、透過率100%〜200%を走査信号線1上の
画素Aの表示領域として示している。即ち、走査信号線
1本につき1つの画素を構成するので、2本同時に走査
した場合には、画素A、画素Bの両方が全部光透過状態
になった時の透過率を200%としている。ここでは、
1つの階調情報に対して同時に2つの走査信号線を選択
するのだが、1つの階調情報を表示するために1画素分
の面積を持つ領域を割り当てるようにしている。これに
ついて図12(b)を用いて説明する。
【0024】温度T1 では入力した階調情報は印加電圧
V0 のとき0%、V100 のとき100%に対応する範囲
に書き込まれる。図から明らかなように、温度T1 で
は、この範囲(画素領域)は全て走査信号線2上にある
(図12(b)中、斜線部参照)。ところが、温度がT
1 からT2 に上昇すると液晶の閾値電圧が下がっている
ため、同じ電圧を画素に印加した場合に画素内で、温度
T1 の時よりも広い領域が反転してしまう。
V0 のとき0%、V100 のとき100%に対応する範囲
に書き込まれる。図から明らかなように、温度T1 で
は、この範囲(画素領域)は全て走査信号線2上にある
(図12(b)中、斜線部参照)。ところが、温度がT
1 からT2 に上昇すると液晶の閾値電圧が下がっている
ため、同じ電圧を画素に印加した場合に画素内で、温度
T1 の時よりも広い領域が反転してしまう。
【0025】これを補正するために、温度T2 の時の画
素領域を走査信号線1と走査信号線2にまたがって設定
する(図12(b)の温度T2 の場合を示した斜線
部)。
素領域を走査信号線1と走査信号線2にまたがって設定
する(図12(b)の温度T2 の場合を示した斜線
部)。
【0026】次に、温度が更に上昇してT3 になった時
には、印加電圧をV0 〜V100 まで変化させて描画され
る画素領域を、走査信号線1上のみに設定する(図12
(b)の温度T3 の場合を示した斜線部)。
には、印加電圧をV0 〜V100 まで変化させて描画され
る画素領域を、走査信号線1上のみに設定する(図12
(b)の温度T3 の場合を示した斜線部)。
【0027】以上のように温度によって階調表示をする
画素領域を、2つの走査信号線上でずらして設定するこ
とにより、T1 からT3 の温度範囲において正しい階調
表示を保つことができるようになる。
画素領域を、2つの走査信号線上でずらして設定するこ
とにより、T1 からT3 の温度範囲において正しい階調
表示を保つことができるようになる。
【0028】同時に選択した2本の走査信号線に印加
する走査信号を互いに異なるものとする:上記で説明
したように、温度変化による液晶反転の閾値変動を、2
つの走査信号線を同時に選択することによって補償する
ためには、2つの選択された走査信号線に印加される走
査信号を互いに異なるものとしなければならない。この
点について図11を用いて説明する。
する走査信号を互いに異なるものとする:上記で説明
したように、温度変化による液晶反転の閾値変動を、2
つの走査信号線を同時に選択することによって補償する
ためには、2つの選択された走査信号線に印加される走
査信号を互いに異なるものとしなければならない。この
点について図11を用いて説明する。
【0029】走査信号線1と走査信号線2に印加される
走査信号は、走査信号線2上の画素Bと走査信号線1上
の画素Aの閾値が連続的に変化するように設定する。図
11(b)において、温度がT1 の時の透過率−電圧曲
線は、透過率100%までは走査信号線2上の領域で表
示されることを示し、その後200%までが走査信号線
1上の領域で表示されることを示す。このように透過率
−電圧曲線が画素Bから画素Aにかけて連続的、且つ等
しい勾配で設定する必要が有る。
走査信号は、走査信号線2上の画素Bと走査信号線1上
の画素Aの閾値が連続的に変化するように設定する。図
11(b)において、温度がT1 の時の透過率−電圧曲
線は、透過率100%までは走査信号線2上の領域で表
示されることを示し、その後200%までが走査信号線
1上の領域で表示されることを示す。このように透過率
−電圧曲線が画素Bから画素Aにかけて連続的、且つ等
しい勾配で設定する必要が有る。
【0030】従って図13に示すように走査信号線1上
の画素Aと走査信号線2上の画素Bのセル形状(図13
(b)参照)を等しく設定しても、実質的に画素A、画
素Bに連続的な閾値特性を与えた場合(図11(b)の
セル)と同様の表示が可能となる。
の画素Aと走査信号線2上の画素Bのセル形状(図13
(b)参照)を等しく設定しても、実質的に画素A、画
素Bに連続的な閾値特性を与えた場合(図11(b)の
セル)と同様の表示が可能となる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FLC
を用いて階調表示を行なう場合には、液晶パネル内の電
気信号の伝播遅延が問題となる。液晶パネル内(入力I
C内部の抵抗成分〜1kΩ/lineも含む)の電圧波
形の伝播遅延は、液晶層の静電容量、自発分極の反転に
伴う電流量、電極の配線抵抗、ICの内部抵抗等によっ
て決定される。
を用いて階調表示を行なう場合には、液晶パネル内の電
気信号の伝播遅延が問題となる。液晶パネル内(入力I
C内部の抵抗成分〜1kΩ/lineも含む)の電圧波
形の伝播遅延は、液晶層の静電容量、自発分極の反転に
伴う電流量、電極の配線抵抗、ICの内部抵抗等によっ
て決定される。
【0032】FLCの自発分極が6nc/cm2 程度で
あれば、パルスの立ち上がり時に及ぼす影響は無視でき
るので、電圧波形のなまり(印加された電圧パルスの立
ち上がりの遅延)は液晶の静電容量と配線抵抗によって
決まり、280mm×220mmの表示エリアを持つデ
ィスプレイにおいては1信号線が約1314pFの容量
を持ち、配線抵抗は約4.1kΩ、それにICの内部抵
抗が約1kΩ存在するので、配線抵抗は約5.1kΩ
(コモン側)となり、波形のなまりは0%から90%へ
の立ち上がりで約15.4μsである。同じセルでセグ
メント側(情報信号入力側)は配線抵抗6.4kΩ、I
C内部抵抗1.0kΩで、なまりは0%から90%への
立ち上がりで約22.0μsである。
あれば、パルスの立ち上がり時に及ぼす影響は無視でき
るので、電圧波形のなまり(印加された電圧パルスの立
ち上がりの遅延)は液晶の静電容量と配線抵抗によって
決まり、280mm×220mmの表示エリアを持つデ
ィスプレイにおいては1信号線が約1314pFの容量
を持ち、配線抵抗は約4.1kΩ、それにICの内部抵
抗が約1kΩ存在するので、配線抵抗は約5.1kΩ
(コモン側)となり、波形のなまりは0%から90%へ
の立ち上がりで約15.4μsである。同じセルでセグ
メント側(情報信号入力側)は配線抵抗6.4kΩ、I
C内部抵抗1.0kΩで、なまりは0%から90%への
立ち上がりで約22.0μsである。
【0033】パネル内部のなまりは約2.7μsから約
22.0μsまで分布している。図10に示したよう
に、液晶層厚(セル厚)を変化させる方式で電界強度を
変化させ階調表示を行なう場合には、なまりと次のよう
な関係にあった。
22.0μsまで分布している。図10に示したよう
に、液晶層厚(セル厚)を変化させる方式で電界強度を
変化させ階調表示を行なう場合には、なまりと次のよう
な関係にあった。
【0034】
【表1】
【0035】従ってパネル内部で透過率は18%以上の
差(ばらつき)を生じてしまうので、著しく表示品質を
落としていた。
差(ばらつき)を生じてしまうので、著しく表示品質を
落としていた。
【0036】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題に鑑み達成されたもので、液晶セルを構成する電極
基板上に有機樹脂層に埋設された厚膜金属配線を設ける
ことにより、液晶パネル内の配線抵抗を下げて画素への
入力波形のなまりを減少させたものである。即ち本発明
は、対向配置した一対の電極基板間に強誘電性液晶を挟
持し、それぞれの電極基板に設けた走査電極群と情報電
極群との交差部を画素とする液晶素子の製造方法であっ
て、基板上に金属配線を形成した上にUV硬化樹脂を載
せ、所定形状の金型を圧接することにより、上記金属配
線間にUV硬化樹脂を充填し、露光して該UV硬化樹脂
を硬化させた後、その上部に透明電極を形成することを
特徴とする液晶素子の製造方法である。
課題に鑑み達成されたもので、液晶セルを構成する電極
基板上に有機樹脂層に埋設された厚膜金属配線を設ける
ことにより、液晶パネル内の配線抵抗を下げて画素への
入力波形のなまりを減少させたものである。即ち本発明
は、対向配置した一対の電極基板間に強誘電性液晶を挟
持し、それぞれの電極基板に設けた走査電極群と情報電
極群との交差部を画素とする液晶素子の製造方法であっ
て、基板上に金属配線を形成した上にUV硬化樹脂を載
せ、所定形状の金型を圧接することにより、上記金属配
線間にUV硬化樹脂を充填し、露光して該UV硬化樹脂
を硬化させた後、その上部に透明電極を形成することを
特徴とする液晶素子の製造方法である。
【0037】このようにして、電圧波形のなまりを減少
させることで液晶セル内における中間調表示のむらを減
少させることができる。
させることで液晶セル内における中間調表示のむらを減
少させることができる。
【0038】
(実施例1)本発明第1の実施例として図1(c)に示
したような液晶基板を作製した。図1において、11は
KN面を研削した金型、12は厚膜(2μm)配線メタ
ル、13はUV硬化樹脂、14はガラス基板、15はI
TO電極、16は配向膜である。
したような液晶基板を作製した。図1において、11は
KN面を研削した金型、12は厚膜(2μm)配線メタ
ル、13はUV硬化樹脂、14はガラス基板、15はI
TO電極、16は配向膜である。
【0039】図1(c)は画素内に上下電極間隔の分布
を持たせるための電極基板で、ガラス基板14の面に対
して、ITO膜15の面は角度を持っている。
を持たせるための電極基板で、ガラス基板14の面に対
して、ITO膜15の面は角度を持っている。
【0040】図1(a)、(b)は本実施例の製造工程
で、金型11としてはダイヤモンド・バイトでKN面を
研削したものを用い、寸法はA=200μm、B=40
μm、C=0.5μm、D=20μm、E=2.0μm
とした。
で、金型11としてはダイヤモンド・バイトでKN面を
研削したものを用い、寸法はA=200μm、B=40
μm、C=0.5μm、D=20μm、E=2.0μm
とした。
【0041】作製手順としては、ガラス基板14上に金
属配線12を作り、UV硬化樹脂を滴下した後、金型1
1を金属配線12に合わせて接触させ、圧力をかける。
金属配線12上の樹脂層がなくなるか、十分薄くなるこ
と(約2000Å以下)が望ましい。そのために必要な
圧力の強さはUV硬化樹脂の粘度にもよるが、約19k
gf/cm2 位の圧力をかけることで金属配線12上の
樹脂を十分薄くすることができた。
属配線12を作り、UV硬化樹脂を滴下した後、金型1
1を金属配線12に合わせて接触させ、圧力をかける。
金属配線12上の樹脂層がなくなるか、十分薄くなるこ
と(約2000Å以下)が望ましい。そのために必要な
圧力の強さはUV硬化樹脂の粘度にもよるが、約19k
gf/cm2 位の圧力をかけることで金属配線12上の
樹脂を十分薄くすることができた。
【0042】このようにして、金属配線をスペーサーと
して金型11と、ガラス基板14をUV硬化樹脂13を
挟んで接着し、ガラス基板14の金属配線12を形成し
ていない面の方向から紫外線を照射することでUV硬化
樹脂を硬化する(紫外線強度は約500mJ/cm
2 )。その後金型11をガラス基板14から剥離して金
属配線がUV硬化樹脂に埋め込まれた電極基板を形成し
た。この工程において、ガラス基板側にはシラン・カッ
プリング処理を行ない、UV樹脂との接着性を向上させ
た。
して金型11と、ガラス基板14をUV硬化樹脂13を
挟んで接着し、ガラス基板14の金属配線12を形成し
ていない面の方向から紫外線を照射することでUV硬化
樹脂を硬化する(紫外線強度は約500mJ/cm
2 )。その後金型11をガラス基板14から剥離して金
属配線がUV硬化樹脂に埋め込まれた電極基板を形成し
た。この工程において、ガラス基板側にはシラン・カッ
プリング処理を行ない、UV樹脂との接着性を向上させ
た。
【0043】UV硬化樹脂としては、日本化薬社製のア
クリル系樹脂を用い、またシラン・カップリング材は日
本ユニカ株式会社製のA−174をメタノールで5%に
希釈して用いた。
クリル系樹脂を用い、またシラン・カップリング材は日
本ユニカ株式会社製のA−174をメタノールで5%に
希釈して用いた。
【0044】このようにして作製した金属配線の埋め込
み基板上にITO膜をスパッタ形成・パターニングし、
更にその上に配向膜16として日立化成社製の配向膜L
Q−1802を、約300Åに形成し、図1(c)の電
極基板を形成した。
み基板上にITO膜をスパッタ形成・パターニングし、
更にその上に配向膜16として日立化成社製の配向膜L
Q−1802を、約300Åに形成し、図1(c)の電
極基板を形成した。
【0045】対向側の電極基板は、ストライプ電極上
に、同じ配向膜を形成したもので、凹凸形状は持たせて
いない。
に、同じ配向膜を形成したもので、凹凸形状は持たせて
いない。
【0046】上下基板のラビング方向は、平行方向に行
ない、上基板のラビング方向に対して、下基板のラビン
グ方向を約6°右ねじ方向にずらしてセルを構成した。
セル厚のコントロールは、薄い部分が約1.10μm、
厚い部分が1.64μmになるようにした。また、のこ
ぎり形状の1辺を1画素になるように、下基板のストラ
イプ電極をストライプ状に、畝にそってパターニングし
た。
ない、上基板のラビング方向に対して、下基板のラビン
グ方向を約6°右ねじ方向にずらしてセルを構成した。
セル厚のコントロールは、薄い部分が約1.10μm、
厚い部分が1.64μmになるようにした。また、のこ
ぎり形状の1辺を1画素になるように、下基板のストラ
イプ電極をストライプ状に、畝にそってパターニングし
た。
【0047】ストライプ電極の幅を、300μmとし
て、画素サイズを300μm×200μmの長方形に設
定した。
て、画素サイズを300μm×200μmの長方形に設
定した。
【0048】本実施例における金属配線の材質として
は、Alで約3.5×10-6Ωcmのρを持ち、Moで
は約1.2×10-5Ωcmのρを持つ。Alでメタル配
線を構成した場合においては、なまり量(0〜90%の
電圧立ち上がり量)は約2μmに改善された。
は、Alで約3.5×10-6Ωcmのρを持ち、Moで
は約1.2×10-5Ωcmのρを持つ。Alでメタル配
線を構成した場合においては、なまり量(0〜90%の
電圧立ち上がり量)は約2μmに改善された。
【0049】使用した液晶材料を表1に示す。
【0050】
【表2】
【0051】一方図2は本実施例に係る表示装置のブロ
ック構成図であり、図3は画像情報の通信タイミングチ
ャートである。
ック構成図であり、図3は画像情報の通信タイミングチ
ャートである。
【0052】以下、図面に従って動作を説明する。グラ
フィックスコントローラ102は走査電極を指定する走
査線アドレス情報とそのアドレス情報により指定される
走査線上の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示装置
101の表示駆動回路(走査線駆動回路104と情報線
駆動回路105とによって構成)104/105に転送
する。本実施例では、走査線アドレス情報と表示情報と
を有する画像情報を同一伝送路にて転送するため、前記
2種類の情報を区別しなければならない。この識別のた
めの信号がAH/DLであり、このAH/DL信号がH
レベルの時は、走査線アドレス情報であることを示し、
Lレベルの時は、表示情報であることを示している。
フィックスコントローラ102は走査電極を指定する走
査線アドレス情報とそのアドレス情報により指定される
走査線上の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示装置
101の表示駆動回路(走査線駆動回路104と情報線
駆動回路105とによって構成)104/105に転送
する。本実施例では、走査線アドレス情報と表示情報と
を有する画像情報を同一伝送路にて転送するため、前記
2種類の情報を区別しなければならない。この識別のた
めの信号がAH/DLであり、このAH/DL信号がH
レベルの時は、走査線アドレス情報であることを示し、
Lレベルの時は、表示情報であることを示している。
【0053】走査線アドレス情報は、液晶表示装置10
1内の駆動制御回路111側で、画像情報PD0〜PD
3として転送されてくる画像情報から抽出されたのち、
指定された走査線を駆動するタイミングに合わせて走査
線駆動回路104に出力される。この走査線アドレス情
報は、走査線駆動回路104内のデコーダ106に入力
され、デコーダ106を介して、表示パネル103の指
定された走査電極が走査信号発生回路107によって駆
動される。一方、表示情報は情報線駆動回路105内の
シフトレジスタ108へ導かれ、転送クロックにて4画
素単位でシフトされる。シフトレジスタ108にて水平
方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280画素
分の表示情報は併設されたラインメモリ109に転送さ
れ、一水平走査期間の間にわたって記憶され、情報信号
発生回路110から各情報電極に表示情報信号として出
力される。
1内の駆動制御回路111側で、画像情報PD0〜PD
3として転送されてくる画像情報から抽出されたのち、
指定された走査線を駆動するタイミングに合わせて走査
線駆動回路104に出力される。この走査線アドレス情
報は、走査線駆動回路104内のデコーダ106に入力
され、デコーダ106を介して、表示パネル103の指
定された走査電極が走査信号発生回路107によって駆
動される。一方、表示情報は情報線駆動回路105内の
シフトレジスタ108へ導かれ、転送クロックにて4画
素単位でシフトされる。シフトレジスタ108にて水平
方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280画素
分の表示情報は併設されたラインメモリ109に転送さ
れ、一水平走査期間の間にわたって記憶され、情報信号
発生回路110から各情報電極に表示情報信号として出
力される。
【0054】また、本実施例では液晶表示装置101に
おける表示パネル103の駆動とグラフィックスコント
ローラ102における走査線アドレス情報及び表示情報
の発生とが非同期で行なわれているため、画像情報転送
時に装置間(101/102)の同期を取る必要があ
る。この同期を司る信号がSYNCであり、一水平走査
期間毎に液晶表示装置101内の駆動制御回路111で
発生する。グラフィックスコントローラ102側は常に
SYNC信号を監視しており、SYNC信号がLレベル
であれば画像情報の転送を行ない、逆にHレベルの時に
は一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送を行な
わない。即ち、図2において、グラフィックスコントロ
ーラ102側はSYNC信号がLレベルになったことを
検知すると、直ちにAH/DL信号をHレベルにして一
水平走査線分の画像情報の転送を開始する。液晶表示装
置101内の駆動制御回路111は、SYNC信号を画
像情報転送期間中にHレベルにする。所定の一水平走査
期間を経て表示パネル103への書き込みが終了した後
駆動制御回路(FLCDコントローラ)111は、SY
NC信号を再びLレベルに戻し、次の走査線の画像情報
を受け取ることができる。
おける表示パネル103の駆動とグラフィックスコント
ローラ102における走査線アドレス情報及び表示情報
の発生とが非同期で行なわれているため、画像情報転送
時に装置間(101/102)の同期を取る必要があ
る。この同期を司る信号がSYNCであり、一水平走査
期間毎に液晶表示装置101内の駆動制御回路111で
発生する。グラフィックスコントローラ102側は常に
SYNC信号を監視しており、SYNC信号がLレベル
であれば画像情報の転送を行ない、逆にHレベルの時に
は一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送を行な
わない。即ち、図2において、グラフィックスコントロ
ーラ102側はSYNC信号がLレベルになったことを
検知すると、直ちにAH/DL信号をHレベルにして一
水平走査線分の画像情報の転送を開始する。液晶表示装
置101内の駆動制御回路111は、SYNC信号を画
像情報転送期間中にHレベルにする。所定の一水平走査
期間を経て表示パネル103への書き込みが終了した後
駆動制御回路(FLCDコントローラ)111は、SY
NC信号を再びLレベルに戻し、次の走査線の画像情報
を受け取ることができる。
【0055】(実施例2)本発明第2の実施例を図4に
示す。
示す。
【0056】液晶セルが大型化すると、UV硬化樹脂と
金型との接着面積が増加し、樹脂硬化後の金型の剥離が
非常に難しくなり、工程上の歩留低下の原因となる。
金型との接着面積が増加し、樹脂硬化後の金型の剥離が
非常に難しくなり、工程上の歩留低下の原因となる。
【0057】本実施例は、金型表面に剥離層(図4中の
41)を設けることでこの問題を解決した例である。こ
の剥離層に用いる樹脂としては、UV硬化樹脂との接着
力が弱く、また樹脂自体の強度も低い方が好ましい。例
えば、水溶性のPVA(ポリビニル・アルコール)樹脂
やポジ型のレジストが適している。
41)を設けることでこの問題を解決した例である。こ
の剥離層に用いる樹脂としては、UV硬化樹脂との接着
力が弱く、また樹脂自体の強度も低い方が好ましい。例
えば、水溶性のPVA(ポリビニル・アルコール)樹脂
やポジ型のレジストが適している。
【0058】本実施例では以下に示すように、PVA樹
脂層を設けたが、ラングミュア膜やUV硬化樹脂と相溶
性のない液体のベイパー処理を金型面に施しても良いと
考えられる。また、第1層目をフッ化アルキル系の薄膜
で構成し、その上に剥離用の樹脂層を形成しても良い。
脂層を設けたが、ラングミュア膜やUV硬化樹脂と相溶
性のない液体のベイパー処理を金型面に施しても良いと
考えられる。また、第1層目をフッ化アルキル系の薄膜
で構成し、その上に剥離用の樹脂層を形成しても良い。
【0059】本実施例におけるPVA樹脂は80°で3
0分間焼成したものを用いた。
0分間焼成したものを用いた。
【0060】本実施例においては、金属配線により電圧
波形のなまりを低減すると同時に、製造工程における歩
留も向上した。
波形のなまりを低減すると同時に、製造工程における歩
留も向上した。
【0061】(実施例3)本発明第3の実施例を図14
に示す。先ず、ガラス基板14上に約1μmの金属配線
を形成する(a)。次にその基板上にカラーフィルター
層(R、G、B)を形成する(b)。(a)で形成した
金属配線と同一のパターンの金属配線を既に形成した金
属配線12上に形成する(約5000Å)(c)。その
基板上にUV硬化樹脂を滴下し(d)、金属配線と同じ
形状に露光時の遮光メタル層を表面に設けた。その上か
ら平滑な表面を有する透明基板を金型11として圧接す
る(e)。十分な力でガラス基板14と金型11とを圧
接した後、金型11側からUV光を照射して露光する
(条件は700mJ/cm2 で1min)。UV樹脂の
硬化後、圧接していた金型11をガラス基板14から剥
離する(f)。
に示す。先ず、ガラス基板14上に約1μmの金属配線
を形成する(a)。次にその基板上にカラーフィルター
層(R、G、B)を形成する(b)。(a)で形成した
金属配線と同一のパターンの金属配線を既に形成した金
属配線12上に形成する(約5000Å)(c)。その
基板上にUV硬化樹脂を滴下し(d)、金属配線と同じ
形状に露光時の遮光メタル層を表面に設けた。その上か
ら平滑な表面を有する透明基板を金型11として圧接す
る(e)。十分な力でガラス基板14と金型11とを圧
接した後、金型11側からUV光を照射して露光する
(条件は700mJ/cm2 で1min)。UV樹脂の
硬化後、圧接していた金型11をガラス基板14から剥
離する(f)。
【0062】金型の平滑性と、圧着時の圧力により金属
配線12上の樹脂の残り量は決定されるが、10kgf
/cm2 の力を印加した場合には、約3000Åの樹脂
層が部分的に残った。しかしこのように金属配線上に残
った樹脂層は硬化していないので、洗浄によって除去す
ることができる。従って洗浄後、ITO膜を成膜、パタ
ーニングすることによって金属配線と電気的な接触を取
ることができる。
配線12上の樹脂の残り量は決定されるが、10kgf
/cm2 の力を印加した場合には、約3000Åの樹脂
層が部分的に残った。しかしこのように金属配線上に残
った樹脂層は硬化していないので、洗浄によって除去す
ることができる。従って洗浄後、ITO膜を成膜、パタ
ーニングすることによって金属配線と電気的な接触を取
ることができる。
【0063】金属配線上の残存樹脂層の厚みによって
は、ITO層と金属配線が電気的に絶縁されてしまう場
合が有るが、この場合には、ITO−金属断線部にCr
を約1000Åの厚みで蒸着、パターニングすることで
導通を取ることができる(h)。
は、ITO層と金属配線が電気的に絶縁されてしまう場
合が有るが、この場合には、ITO−金属断線部にCr
を約1000Åの厚みで蒸着、パターニングすることで
導通を取ることができる(h)。
【0064】本実施例において金属配線の幅は約20μ
mに設定した。UV硬化樹脂は実施例1と同様のものを
用い、ガラス基板側にはシラン・カップリング処理を施
した。
mに設定した。UV硬化樹脂は実施例1と同様のものを
用い、ガラス基板側にはシラン・カップリング処理を施
した。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電圧波形の伝播遅延を低減し表示特性に優れた液晶素子
を煩雑な工程を加えることなく製造することができる。
電圧波形の伝播遅延を低減し表示特性に優れた液晶素子
を煩雑な工程を加えることなく製造することができる。
【図1】本発明第1の実施例を示す図である。
【図2】実施例1で得られた液晶素子を適用した液晶表
示装置のブロック構成図である。
示装置のブロック構成図である。
【図3】図2に示した液晶表示装置の画像情報の通信タ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図4】本発明第2の実施例の説明図である。
【図5】従来の面積変調法における電圧と透過率の関係
を模式的に示した図である。
を模式的に示した図である。
【図6】従来の面積変調法における電圧と画素の光透過
状態を示した図である。
状態を示した図である。
【図7】図5に示した電圧−透過率の温度による変動を
示す図である。
示す図である。
【図8】従来の4パルス法の駆動方法の説明図である。
【図9】従来の4パルス法の駆動方法の説明図である。
【図10】FLC素子の階調表示に用いられるセル厚勾
配を有する液晶セルの断面図である。
配を有する液晶セルの断面図である。
【図11】従来の画素シフト法の説明図である。
【図12】従来の画素シフト法の説明図である。
【図13】従来の画素シフト法の説明図である。
【図14】本発明第3の実施例の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高尾 英昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 対向配置した一対の電極基板間に強誘電
性液晶を挟持し、それぞれの電極基板に設けた走査電極
群と情報電極群との交差部を画素とする液晶素子の製造
方法であって、基板上に金属配線を形成した上にUV硬
化樹脂を載せ、所定形状の金型を圧接することにより、
上記金属配線間にUV硬化樹脂を充填し、露光して該U
V硬化樹脂を硬化させた後、その上部に透明電極を形成
することを特徴とする液晶素子の製造方法。 - 【請求項2】 金型の樹脂圧接面が、基板に平行な平面
であることを特徴とする請求項1記載の液晶素子の製造
方法。 - 【請求項3】 UV硬化樹脂の厚さが1画素内で分布を
有するように、金型の樹脂圧接面に周期的な凹凸が形成
されていることを特徴とする請求項1記載の液晶素子の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05158182A JP3091939B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 液晶素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05158182A JP3091939B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 液晶素子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347810A true JPH06347810A (ja) | 1994-12-22 |
| JP3091939B2 JP3091939B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=15666067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05158182A Expired - Fee Related JP3091939B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 液晶素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3091939B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5717475A (en) * | 1996-01-30 | 1998-02-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode substrate, process for producing the substrate, liquid crystal device and process for producing the device |
| US5777710A (en) * | 1995-04-28 | 1998-07-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode substrate, making the same, liquid crystal device provided therewith, and making the same |
| US5838409A (en) * | 1995-11-09 | 1998-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device substrate, liquid crystal device, and method and apparatus for manufacturing the same |
| US5909266A (en) * | 1996-09-11 | 1999-06-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Process and apparatus for producing electrode plate and process for producing liquid crystal device including the plate |
| US6154265A (en) * | 1996-06-18 | 2000-11-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device and production process thereof |
| US6184964B1 (en) | 1996-03-15 | 2001-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode plate with two-layer metal electrodes including copper or silver layer, and flattened anti-oxidation and insulating layers |
| JP2014112757A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Nlt Technologies Ltd | 立体画像表示装置 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP05158182A patent/JP3091939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5777710A (en) * | 1995-04-28 | 1998-07-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode substrate, making the same, liquid crystal device provided therewith, and making the same |
| US5838409A (en) * | 1995-11-09 | 1998-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device substrate, liquid crystal device, and method and apparatus for manufacturing the same |
| US5717475A (en) * | 1996-01-30 | 1998-02-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode substrate, process for producing the substrate, liquid crystal device and process for producing the device |
| US6184964B1 (en) | 1996-03-15 | 2001-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode plate with two-layer metal electrodes including copper or silver layer, and flattened anti-oxidation and insulating layers |
| US6208400B1 (en) | 1996-03-15 | 2001-03-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrode plate having metal electrodes of aluminum or nickel and copper or silver disposed thereon |
| US6154265A (en) * | 1996-06-18 | 2000-11-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device and production process thereof |
| US5909266A (en) * | 1996-09-11 | 1999-06-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Process and apparatus for producing electrode plate and process for producing liquid crystal device including the plate |
| JP2014112757A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Nlt Technologies Ltd | 立体画像表示装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3091939B2 (ja) | 2000-09-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5274484A (en) | Gradation methods for driving phase transition liquid crystal using a holding signal | |
| KR940004139B1 (ko) | 액정표시장치 및 그 구동방법 | |
| US6317111B1 (en) | Passive matrix addressed LCD pulse modulated drive method with pixel area and/or time integration method to produce covay scale | |
| EP0240010A1 (en) | Optical modulation device | |
| US6894668B2 (en) | General 2 voltage levels driving scheme for cholesterical liquid crystal displays | |
| JP3141312B2 (ja) | 表示素子 | |
| JPH0827460B2 (ja) | 光学変調素子 | |
| JP3091939B2 (ja) | 液晶素子の製造方法 | |
| US20060145993A1 (en) | Cholesteric liquid crystal display apparatus and method for driving cholesteric liquid crystal display device | |
| JP2000019528A (ja) | 液晶表示装置 | |
| US6329970B2 (en) | Method of driving antiferroelectric liquid crystal display | |
| US5323253A (en) | Liquid crystal device | |
| JP2542851B2 (ja) | 光学変調素子 | |
| JPH028814A (ja) | 液晶装置 | |
| JP3101790B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
| JP2566149B2 (ja) | 光学変調素子 | |
| JPH10197857A (ja) | 液晶素子及び液晶素子の製造方法 | |
| JPH0527720A (ja) | 表示装置 | |
| JPH09127530A (ja) | 液晶素子及びその駆動方法 | |
| JP2849989B2 (ja) | 液晶装置 | |
| JPH11202298A (ja) | 液晶表示素子の駆動方法 | |
| JP2614220B2 (ja) | ディスプレイ装置 | |
| JPH0728023A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPS6391634A (ja) | 光学変調素子の駆動法 | |
| JPS62231940A (ja) | 光学変調素子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000620 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |