JPH0634792U - 浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置 - Google Patents
浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置Info
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Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の油水分離槽における浮上油回収方法
は、人手による回収においても、水中ポンプを取付けた
フロート式吸引ノズルにおいても、回収油の含水率が高
い上に手間がかかる難点があった。また、前記水中ポン
プを取付けたフロート式吸引ノズルでは重量、容量共に
かなり大型の構造物となり、使用できる範囲が限定され
ると共に取付作業及びメンテナンスもかなり困難なもの
であった。これらを解決した。 【構成】 可搬式槽7と槽内液面上にその一部が浸漬す
る位置に配置した横形の親油性回転ドラム8と、スクレ
ーパ9、並びに浮上油吸引ノズル1と、それに連結し前
記可搬式槽内へ油水を導く吸引ポンプ10とからなる油水
分離装置である。
は、人手による回収においても、水中ポンプを取付けた
フロート式吸引ノズルにおいても、回収油の含水率が高
い上に手間がかかる難点があった。また、前記水中ポン
プを取付けたフロート式吸引ノズルでは重量、容量共に
かなり大型の構造物となり、使用できる範囲が限定され
ると共に取付作業及びメンテナンスもかなり困難なもの
であった。これらを解決した。 【構成】 可搬式槽7と槽内液面上にその一部が浸漬す
る位置に配置した横形の親油性回転ドラム8と、スクレ
ーパ9、並びに浮上油吸引ノズル1と、それに連結し前
記可搬式槽内へ油水を導く吸引ポンプ10とからなる油水
分離装置である。
Description
【0001】
本考案は、鉱物油、植物油、動物油等の油分を含んだ水から油を高効率で回収 するための浮上油吸引ノズルとそれを用いた油水分離装置に関するものである。
【0002】
従来、油水分離槽の表層に浮上した油類を回収するには人手で杓による回収、 またはフロート式吸引ノズルに水中ポンプのホースを取付たもので、表層浮上油 を地上に位置する油水分離槽から吸引回収するものであった。
【0003】
従来の油水分離槽における浮上油回収方法は前記に示したが、従来の人手によ る回収においては表層油の厚さが薄い場合は80〜90%が水であり、水中ポンプを 取付けたフロート式吸引ノズルにおいても80〜90%の水が回収され、回収油の含 水率が高い上に手間がかかる難点があった。また、前記水中ポンプを取付けたフ ロート式吸引ノズルでは、ポンプ、モータ及びそれらを浮上させるためのフロー ト部を加えると、重量、容量共にかなり大型の構造物となり、使用できる範囲が 限定されると共に取付作業及びメンテナンスもかなり困難なものであった。
【0004】
これら従来の課題を解決するために、新規な浮上油吸引ノズルと油水分離装置 を開発した。浮上油吸引ノズルは、水の表層に浮上する油の吸引ノズル1に対し てフロート2とウエイト3取付装置を設けて、吸引ノズルの水面上位置を調節可 能としたものである。
【0005】 また、フロート2は吸引ノズル1の両側に設け、ウエイト3の取付位置は吸引 ノズル幅以上の寸法長さに設定し、かつ吸引ノズル水面下に位置するレデューサ 4又はレデューサに接続するホース5に対して呼水用穴6を設けてなる浮上油吸 引ノズルとしたのである。
【0006】 このような浮上油吸引ノズルを用いた油水分離装置は、可搬式槽7と槽内液面 上にその一部が浸漬する位置に配置した横形の親油性回転ドラム8と、スクレー パ9、並びに前記浮上油吸引ノズル1と、それに連結し前記可搬式槽内へ油水を 導く吸引ポンプ10とからなる装置である。
【0007】
このような構造であると、塩化ビニル樹脂板等の合成樹脂板にて浮上油吸引ノ ズル1を軽量に作成、この下部にウエイト取付装置を設けることによって、ノズ ル全体の水位調整を行なうことができる。また、このウエイト取付装置の中心位 置をフロート部の水中幅の長さ以上の寸法長さに設定することにより、浮上油吸 引ノズル1の表層浮上油吸引の安定性も向上解決できた。更に、フロート式ノズ ルの水面下に位置する吸引用レデューサもしくはホースの一部に呼水用穴6を設 けることにより起動時のフロート式ノズルの浮上り現象を防ぐ作用が得られる。
【0008】 本発明の油水分離装置においては、吸引ポンプ10によって浮上油吸引ノズル1 により油を含んだ水を吸引しようとするとき、常に水位調整されたノズル1から 効率的に油が可搬式層内へ送られる。そして、吸引された表層の油分と水は水槽 内に入った後、油分は表層に浮上し層を形成する。この状態で親油性回転ドラム を回転させると表層の油分はドラム表面の親油性合成樹脂に付着し、スクレパ9 によってかき落とされ回収される。
【0009】
実施例1 図1は本考案第1実施例の浮上油吸引ノズルの断面図である。浮上油吸引ノズ ルのフロート板として、直径350mm、厚さ4mm厚の硬質塩化ビニル樹脂板の中心 に60mmφの穴、及びその周囲に112mmφの3個の穴を均等に穿孔したものを作成 した。これに外形112mmφ、肉厚4mmの硬質塩化ビニルパイプを111mm長さに切断 し、切断両側部に4mm厚の硬質塩化ビニル樹脂板を同一断面に切断したもので、 塩ビ溶接を行なって長さ119mm長さのフロートを作成し、これを上部に59mm、下 部に56mmの位置になるようにフロート板の112mmφの穴に塩ビ溶接し、図3の右 下に示すような3個のフロート2を取付けた。
【0010】 次に、フロート板の中心へ、60mmφの穴の下部に長さ100mmの片側が内径60mm φ、他方が内径25mmφの硬化塩化ビニル樹脂製レデューサ4を塩ビ溶接法にて取 付け、その下部(内径25mmφ側)に同様の方法にて、内径25mmφ、長さ100mmの硬 質塩化ビニル樹脂製チーズを取付け、その下部を同一サイズの硬質塩化ビニル樹 脂板を使用して塩ビ溶接を行ない、吸引ノズルを作成した。
【0011】 この吸引ノズルの水面浮上の位置を調節可能とするために、吸引ノズルの最下 部に5gの鉄製フック(ネジ込み式)12を取付けてウエイト3を取付け可能の状態 とした。この吸引ノズルを深さ1mの水槽に浮かべたところフロート板上部を水 面と同じ水準にして浮かんだ。この状態で500gのウエイトを下部に取付けると フロート板上部位置は水面下5mmまで沈んで安定な状態となり、更に500gのウ エイトを加えると、フロート板上部位置は水面下10mmまで沈んで安定な状態とな った。
【0012】 この状態でレデューサ下部のチーズ部に自給式ポンプのホースを取付け吸引を 行なったところ、500gの鉄製ウエイトを取付けた場合及び、1,000gの鉄製ウエ イトを取付けた場合のどちらにおいても、水面表層部の水を吸引することができ た。 また、この水面に1,000ccのエンジンオイル(小型乗用車用)を浮かべ、吸引を 行なったところ、5分間で表層のオイルをほとんど吸引できた。
【0013】 またウエイトの取付方法について、鉄製フックの直下に1,000gのウエイトを 取付けた場合と、鉄製フックから150mm下に紐で1,000gのウエイトを取付けた場 合を比較すると、水槽中での吸引ノズルの安定性(波が発生した場合又は自給式 ポンプの起動時、停止時のホースの動きが発生する場合)は鉄製フックから150mm 下に紐で1,000gのウエイトを取付けた場合の方が、格段に安定することが判っ た。
【0014】 実施例2 図2は本考案の第2実施例の断面図である。実施例1と同様に作成した鉄製フ ック12から150mm下に紐で1,000gのウエイト3を取付けた吸引ノズルのレデュー サ4中心部に5mmφの呼び水用穴6を1つ設けたもの、チーズ中心部に5mmφの 呼び水用穴6を1つ設けたもの、自給式ポンプのホースのチーズ取付け近辺に5 mmφの呼び水用穴6を1つ設けたものと、呼び水用穴を設けないものについて、 水槽中での吸引ノズルの自給式ポンプの起動時の安定性を評価した結果、5mmφ の呼び水用穴6を1つ設けたものは、いずれも自給式ポンプの起動時吸引ノズル の浮き上がり現象は全く発生しないことが判った。穴の無いものは、起動直後吸 引ノズルが水面上に浮き上がり、効率のよい表層油分の回収が困難であった。
【0015】 実施例3 図3に示すような、1,000mmW×1,000mmL×1,150mmHの鉄製の可搬式槽7の 側面高さ1,000mmの位置に、水槽底部よりオーバーフロー水を取出すための50mm φ、900mm長さのL型パイプを取付け、外部には塩ビホースを取付けたオーバー フローパイプ11を油水分離槽に取付けた。可搬式槽7の上部へは、その水面下に 2〜3cm親油性合成樹脂でコーティングされた回転ドラム8がつかるように400m mφ×300mm幅のドラムのシャフトの両端をベアリングにて水槽に固定をした。ド ラム8のシャフトの片側にギヤーを取付け、ギヤードモータ12によりチェーン駆 動で9rpmとなるよう設定した。ドラム片側にゴム製スクレパ9を取付け、自然 落下にて外部に排出できるように排出ホース13を取り付けた。水槽横に設置した 自給式吸引ポンプ10の排出側は水槽にホースを取付け、吸引側ホース14を実施例 1及び2で示した吸引ノズル1に取付け油水分離槽15内に浮かせた。
【0016】 自給式吸引ポンプ10を起動させ可搬式槽7内に水を満杯にし、オーバーフロー パイプ11からの自然オーバーフロー状態を保った。油水分離槽15より吸引された 表層の油分と水は水槽内に入った後、油分は表層に浮上し層を形成した。この状 態でギヤードモータ12を回転させると表層の油分はドラム8表面の親油性合成樹 脂に付着し、スクレパ9にてかき落とされ自然落下で、取付けられた排出ホース 13より回収された。吸引ノズル1を浮かせた油水分離槽15(1.5m×1.5m)に浮上 していた油分は30分間でほとんど可搬式槽7に回収され、可搬式槽7よりの回収 は60分でほとんど終了し、回収量は30リットルであった。
【0017】
本考案によって、鉱物油、植物油、動物油等の油分を含んだ水から油を高効率 で回収できることとなった。本考案の装置は、回収油の含水率が10%以下が可能 であり、時間当たりの油回収量も大である。また、省力化ができ、設置場所も必 要に応じて移動させることができる。あらゆる油水分離槽に使用でき、更に、水 位の上下変動に対応して常に油分の回収が可能である。
【図1】本考案第1実施例の浮上油吸引ノズルの断面図
である。
である。
【図2】本考案第2実施例の浮上油吸引ノズルの断面図
である。
である。
【図3】本考案の浮上油吸引ノズルを用いた油水分離装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
1 吸引ノズル 2 フロート 3 ウエイト 4 レデューサ 5 ホース 6 呼水用穴 7 可搬式槽 8 親油性回転ドラム 9 スクレーパ 10 吸引ポンプ 11 オーバーフローパイプ 12 ギヤードモータ 13 排出ホース 14 吸引側ホース 15 油水分離槽
Claims (3)
- 【請求項1】 水の表層に浮上する油の吸引ノズル1に
対してフロート2とウエイト3取付装置を設けて、吸引
ノズル位置を調節可能としてなる浮上油吸引ノズル。 - 【請求項2】 フロート2は吸引ノズル1の両側に設
け、ウエイト3の取付位置は吸引ノズル幅以上の寸法長
さに設定し、かつ吸引ノズル水面下に位置するレデュー
サ4又はレデューサに接続するホース5に対して呼水用
穴6を設けてなる請求項1記載の浮上油吸引ノズル。 - 【請求項3】 可搬式槽7と槽内液面上にその一部が浸
漬する位置に配置した横形の親油性回転ドラム8と、ス
クレーパ9、並びに請求項1記載の浮上油吸引ノズル1
と、それに連結し前記可搬式槽内へ油水を導く吸引ポン
プ10とからなる油水分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7342792U JPH0634792U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7342792U JPH0634792U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634792U true JPH0634792U (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=13517937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7342792U Pending JPH0634792U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634792U (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005329342A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Anest Iwata Corp | 塗装ブース用処理液のスラッジ回収装置 |
| CN108857556A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-11-23 | 逸乐(廊坊)环保科技有限公司 | 一种切削液废油清除装置 |
| CN108854164A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-11-23 | 逸乐(廊坊)环保科技有限公司 | 一种切削液废油排出装置 |
| CN111072104A (zh) * | 2020-02-11 | 2020-04-28 | 扬州大学 | 一种可调式浮油虹吸装置用吸油口组件 |
| JP7649006B1 (ja) * | 2024-10-16 | 2025-03-19 | 株式会社ティービーエム | 油水分離槽又は原水槽に投入される装置に用いる水面追随用スライダ機構 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP7342792U patent/JPH0634792U/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005329342A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Anest Iwata Corp | 塗装ブース用処理液のスラッジ回収装置 |
| CN108857556A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-11-23 | 逸乐(廊坊)环保科技有限公司 | 一种切削液废油清除装置 |
| CN108854164A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-11-23 | 逸乐(廊坊)环保科技有限公司 | 一种切削液废油排出装置 |
| CN108857556B (zh) * | 2018-09-10 | 2025-01-28 | 逸乐(廊坊)环保科技有限公司 | 一种切削液废油清除装置 |
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| WO2026083502A1 (ja) * | 2024-10-16 | 2026-04-23 | 株式会社ティービーエム | 油水分離槽又は原水槽に投入される装置に用いる水面追随用スライダ機構 |
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