JPH0634802A - 導電性反射防止膜 - Google Patents
導電性反射防止膜Info
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- JPH0634802A JPH0634802A JP4215423A JP21542392A JPH0634802A JP H0634802 A JPH0634802 A JP H0634802A JP 4215423 A JP4215423 A JP 4215423A JP 21542392 A JP21542392 A JP 21542392A JP H0634802 A JPH0634802 A JP H0634802A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板11上に、高屈折率層Hと低屈折率層L
とからなる交互積層膜25、透明導電層23、低屈折率
の表面層27を順次積層して導電性反射防止膜とする。
表面層27を介して表面から透明導電層23に対して電
極を電気的に接続でき、アースが容易に取れる。 【構成】 基板上に高屈折率層と低屈折率層とが合計4
層以上積層され、表面層が低屈折率層であり、表面層下
面の高屈折率層が透明導電層である、CRT等の前面パ
ネルに利用される導電性反射防止膜。
とからなる交互積層膜25、透明導電層23、低屈折率
の表面層27を順次積層して導電性反射防止膜とする。
表面層27を介して表面から透明導電層23に対して電
極を電気的に接続でき、アースが容易に取れる。 【構成】 基板上に高屈折率層と低屈折率層とが合計4
層以上積層され、表面層が低屈折率層であり、表面層下
面の高屈折率層が透明導電層である、CRT等の前面パ
ネルに利用される導電性反射防止膜。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適度の導電性を有し、
かつ、反射防止能が施された導電性反射防止膜およびそ
のアース方法に関する。
かつ、反射防止能が施された導電性反射防止膜およびそ
のアース方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン、コンピュータ端末のディ
スプレイ等においては、帯電による誤動作、ホコリの付
着防止などを目的として、前面ガラスパネルに透明導電
膜が形成されている。また、透明導電膜はガラス基板と
屈折率の差が大きく、ガラス基板の反射率が高くなるこ
とから、導電性とともに反射防止能を付与し、見やすい
画面としている。
スプレイ等においては、帯電による誤動作、ホコリの付
着防止などを目的として、前面ガラスパネルに透明導電
膜が形成されている。また、透明導電膜はガラス基板と
屈折率の差が大きく、ガラス基板の反射率が高くなるこ
とから、導電性とともに反射防止能を付与し、見やすい
画面としている。
【0003】従来、このような導電性反射防止膜として
は、MgF2−In2O3−Al2O3またはCeF3 膜か
らなる3層膜(勝部ら、光学、第7巻第6号、250−
254(1978))、ITO/MgF2/ITO/M
gF2の4層膜(特開昭61−168899号公報)、
ITO−MgF2 −屈折率2.05〜2.2の薄膜−M
gF2 膜からなる4層膜(特公平4−15443号公
報)などが知られている。
は、MgF2−In2O3−Al2O3またはCeF3 膜か
らなる3層膜(勝部ら、光学、第7巻第6号、250−
254(1978))、ITO/MgF2/ITO/M
gF2の4層膜(特開昭61−168899号公報)、
ITO−MgF2 −屈折率2.05〜2.2の薄膜−M
gF2 膜からなる4層膜(特公平4−15443号公
報)などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3層膜
では十分な反射防止特性が得られず、4層膜以上とする
必要がある。4層膜以上の膜構成となると、前述のよう
に従来は、透明導電層であるITOが最下層となり基板
上に設けられていた。この層構成によれば、基板に予め
アース電極を形成し、その一部をマスキングしてITO
薄膜を形成することにより、ITO薄膜とアース電極と
を電気的に接続できる。
では十分な反射防止特性が得られず、4層膜以上とする
必要がある。4層膜以上の膜構成となると、前述のよう
に従来は、透明導電層であるITOが最下層となり基板
上に設けられていた。この層構成によれば、基板に予め
アース電極を形成し、その一部をマスキングしてITO
薄膜を形成することにより、ITO薄膜とアース電極と
を電気的に接続できる。
【0005】しかしこの方式では、ITO蒸着時のマス
キングが面倒であり、また、予めアース電極を形成する
必要があるため設計上の制約があり、得られた導電性反
射防止膜付きガラス板の汎用性もなく、用途が限定され
てしまう。さらに、ITO膜を高屈折率層として用いた
従来の導電性反射防止膜は、誘電体から形成された通常
の反射防止膜に比べ、反射防止特性が劣っていた。
キングが面倒であり、また、予めアース電極を形成する
必要があるため設計上の制約があり、得られた導電性反
射防止膜付きガラス板の汎用性もなく、用途が限定され
てしまう。さらに、ITO膜を高屈折率層として用いた
従来の導電性反射防止膜は、誘電体から形成された通常
の反射防止膜に比べ、反射防止特性が劣っていた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決することを目
的とするものであり、透明導電層との電気的接続が容易
な導電性反射防止膜を提供するものである。
的とするものであり、透明導電層との電気的接続が容易
な導電性反射防止膜を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性反射防止
膜は、基板上に高屈折率層と低屈折率層とが合計4層以
上積層された導電性反射防止膜において、表面層が低屈
折率層であり、該表面層の下面の高屈折率層が透明導電
層であることを特徴とする。
膜は、基板上に高屈折率層と低屈折率層とが合計4層以
上積層された導電性反射防止膜において、表面層が低屈
折率層であり、該表面層の下面の高屈折率層が透明導電
層であることを特徴とする。
【0008】本発明では、表面から2層目を透明導電層
とすることにより、表面に電極を取り付けて透明導電層
とアース電極とを簡単に電気的に接続することができ
る。また、表面から2層目の透明導電層以外の高屈折率
層の少なくとも1層、好ましくは全層を誘電体層とする
ことにより、誘電体のみからなる通常の反射防止膜と同
等以上に、広帯域において良好な反射防止特性が得られ
る。
とすることにより、表面に電極を取り付けて透明導電層
とアース電極とを簡単に電気的に接続することができ
る。また、表面から2層目の透明導電層以外の高屈折率
層の少なくとも1層、好ましくは全層を誘電体層とする
ことにより、誘電体のみからなる通常の反射防止膜と同
等以上に、広帯域において良好な反射防止特性が得られ
る。
【0009】さらに、本発明では、全層を酸化物とし、
スパッタリング、イオンビームアシスト蒸着、イオンプ
レーティング等のプラズマを利用した薄膜形成法により
成膜することにより、膜の耐摩耗性、耐汚染性および分
光特性の環境安定性が改善される。
スパッタリング、イオンビームアシスト蒸着、イオンプ
レーティング等のプラズマを利用した薄膜形成法により
成膜することにより、膜の耐摩耗性、耐汚染性および分
光特性の環境安定性が改善される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の導電性反射防止膜の層構成
を示す説明図であり、基板11上に導電性反射防止膜2
1が形成されている。導電性反射防止膜21は、基板1
1上に形成された交互積層膜25と、その上に形成され
た透明導電層21(高屈折率層H)および表面層27
(低屈折率層L)とからなり、透明導電層21は表面
(大気側)から2層目に位置する。
を示す説明図であり、基板11上に導電性反射防止膜2
1が形成されている。導電性反射防止膜21は、基板1
1上に形成された交互積層膜25と、その上に形成され
た透明導電層21(高屈折率層H)および表面層27
(低屈折率層L)とからなり、透明導電層21は表面
(大気側)から2層目に位置する。
【0011】交互積層膜25は、基板11から見て、高
屈折率層H/低屈折率層Lの2層膜からなる。また、さ
らにこの上に(透明導電層との間に)高屈折率層H/低
屈折率層Lの組み合わせで2層、あるいは4層、6層…
…と何層積層してもよい。このように本発明では高屈折
率層Hと低屈折率層Lとの交互積層膜とし、かつ、表面
層27(最上層)を低屈折率層L、その下層を透明導電
層23とする限りにおいて、交互積層膜25の積層数は
問わない。反射防止膜としてのH/L交互積層膜におい
ては、透明導電層23は高屈折率層Hとして機能してい
る。
屈折率層H/低屈折率層Lの2層膜からなる。また、さ
らにこの上に(透明導電層との間に)高屈折率層H/低
屈折率層Lの組み合わせで2層、あるいは4層、6層…
…と何層積層してもよい。このように本発明では高屈折
率層Hと低屈折率層Lとの交互積層膜とし、かつ、表面
層27(最上層)を低屈折率層L、その下層を透明導電
層23とする限りにおいて、交互積層膜25の積層数は
問わない。反射防止膜としてのH/L交互積層膜におい
ては、透明導電層23は高屈折率層Hとして機能してい
る。
【0012】図2は、本発明の導電性反射防止膜21の
他の層構成を示す説明図であり、基板11上に積層され
ている交互積層膜25が、低屈折率層L/高屈折率層H
/低屈折率層Lの3層膜から形成されている点を除い
て、図1に示したものと、基本的に同じ層構成である。
図2に示したタイプの層構成の導電性反射防止膜の場合
も、図1の場合と同様に、さらに低屈折率層Lの上に、
高屈折率層Hと低屈折率層Lとの組み合せで2層、ある
いは4層、6層……と何層でも積層して交互積層膜とす
ることができる。
他の層構成を示す説明図であり、基板11上に積層され
ている交互積層膜25が、低屈折率層L/高屈折率層H
/低屈折率層Lの3層膜から形成されている点を除い
て、図1に示したものと、基本的に同じ層構成である。
図2に示したタイプの層構成の導電性反射防止膜の場合
も、図1の場合と同様に、さらに低屈折率層Lの上に、
高屈折率層Hと低屈折率層Lとの組み合せで2層、ある
いは4層、6層……と何層でも積層して交互積層膜とす
ることができる。
【0013】図3は、本発明の導電性反射防止膜21の
他の層構成を示す説明図であり、基板11上に積層され
ている交互積層膜25が、高屈折率層H/低屈折率層L
/高屈折率層Hの3層膜からなり、透明導電層23が高
屈折率層H上に形成されている点を除いて、図1に示し
たものと、基本的に同じ層構成である。図3に示したタ
イプの層構成の導電性反射防止膜の場合も、図1の場合
と同様に、さらに高屈折率層Hの上に、低屈折率層Lと
高屈折率層Hとの組み合せで2層、あるいは4層、6層
……と何層でも積層して交互積層膜することができる。
反射防止膜としてのH/L交互積層膜においては、透明
導電層23とその下の高屈折率層Hとの両層で、1層の
高屈折率層(H)の等価膜と見ることができる。
他の層構成を示す説明図であり、基板11上に積層され
ている交互積層膜25が、高屈折率層H/低屈折率層L
/高屈折率層Hの3層膜からなり、透明導電層23が高
屈折率層H上に形成されている点を除いて、図1に示し
たものと、基本的に同じ層構成である。図3に示したタ
イプの層構成の導電性反射防止膜の場合も、図1の場合
と同様に、さらに高屈折率層Hの上に、低屈折率層Lと
高屈折率層Hとの組み合せで2層、あるいは4層、6層
……と何層でも積層して交互積層膜することができる。
反射防止膜としてのH/L交互積層膜においては、透明
導電層23とその下の高屈折率層Hとの両層で、1層の
高屈折率層(H)の等価膜と見ることができる。
【0014】透明導電層23を形成する透明導電性物質
としては、ITO(IndiumTin Oxide;
すずをドープした酸化インジウム)、ZnOにAlある
いはSiをドーピングしたもの、あるいはCd2SnO4
等の複合酸化物、酸化スズなどが用いられる。
としては、ITO(IndiumTin Oxide;
すずをドープした酸化インジウム)、ZnOにAlある
いはSiをドーピングしたもの、あるいはCd2SnO4
等の複合酸化物、酸化スズなどが用いられる。
【0015】低屈折率層Lを形成する物質としては、屈
折率1.35〜1.55のものが好ましく、フッ化マグ
ネシウム(MgF2 )、二酸化ケイ素(SiO2 )等の
酸化物などの誘電体が代表的である。表面層を、SiO
2 などの酸化物層から構成することにより、以下のよう
な作用効果が得られる。
折率1.35〜1.55のものが好ましく、フッ化マグ
ネシウム(MgF2 )、二酸化ケイ素(SiO2 )等の
酸化物などの誘電体が代表的である。表面層を、SiO
2 などの酸化物層から構成することにより、以下のよう
な作用効果が得られる。
【0016】 表面が平滑で指紋などの汚れが容易に
拭き取れる。 耐薬品性が向上する。 真空蒸着による成膜であっても、充填率が高いので
環境による色変化および経時変化が少ない。
拭き取れる。 耐薬品性が向上する。 真空蒸着による成膜であっても、充填率が高いので
環境による色変化および経時変化が少ない。
【0017】高屈折率層Hを形成する物質としては、屈
折率1.8〜2.9のものが好ましく、酸化チタン(T
iO2 )、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化ハフニウム
(HfO2 )、酸化ジルコニウム(ZrO2)、TiO2
+Pr6O11、ZrO2+TiO2 などの誘電体酸化物、
あるいはITO等の透明導電性物質などが用いられる。
特に、表面層の下層を透明導電層とし、残りの高屈折率
層Lを誘電体で形成することにより、全層が誘電体で形
成されている通常の反射防止膜と同等以上に広帯域で優
れた反射防止特性が得られる。
折率1.8〜2.9のものが好ましく、酸化チタン(T
iO2 )、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化ハフニウム
(HfO2 )、酸化ジルコニウム(ZrO2)、TiO2
+Pr6O11、ZrO2+TiO2 などの誘電体酸化物、
あるいはITO等の透明導電性物質などが用いられる。
特に、表面層の下層を透明導電層とし、残りの高屈折率
層Lを誘電体で形成することにより、全層が誘電体で形
成されている通常の反射防止膜と同等以上に広帯域で優
れた反射防止特性が得られる。
【0018】具体的な膜構成は、反射率を低下させる中
心波長ピークを定め、使用する透明導電性物質、高屈折
率物質および低屈折率物質を選択することにより、これ
らの屈折率と積層数とから、各層の最適膜厚を決定する
ことができる。
心波長ピークを定め、使用する透明導電性物質、高屈折
率物質および低屈折率物質を選択することにより、これ
らの屈折率と積層数とから、各層の最適膜厚を決定する
ことができる。
【0019】以下、層構成の具体例およびその分光反射
特性を表1〜表5(図4〜8に対応)に示す。なお、第
1層が基板上に直接形成された層であり、以下、順次各
層が積層される。基板としてはBK7(屈折率1.51
5)を用いた。表面層27をMgF2 とした表1、表2
の層構成では、広帯域で優れた反射防止特性の得られて
いることが判る。
特性を表1〜表5(図4〜8に対応)に示す。なお、第
1層が基板上に直接形成された層であり、以下、順次各
層が積層される。基板としてはBK7(屈折率1.51
5)を用いた。表面層27をMgF2 とした表1、表2
の層構成では、広帯域で優れた反射防止特性の得られて
いることが判る。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】本発明の導電性反射防止膜は、一般的な真
空蒸着法によって形成でき、優れた膜特性が得られる。
また、全層を酸化物とし、プラズマ雰囲気における薄膜
形成法により成膜することもできる。なお、MgF
2 は、プラズマ中で形成すると膜に吸収が生じ透過特性
が劣化するが、SiO2 等の酸化物は、プラズマ中で形
成しても膜吸収が生じない。
空蒸着法によって形成でき、優れた膜特性が得られる。
また、全層を酸化物とし、プラズマ雰囲気における薄膜
形成法により成膜することもできる。なお、MgF
2 は、プラズマ中で形成すると膜に吸収が生じ透過特性
が劣化するが、SiO2 等の酸化物は、プラズマ中で形
成しても膜吸収が生じない。
【0026】全層をプラズマ中で形成すると、通常の真
空蒸着法に比べて以下のような作用効果がさらに改善さ
れる。
空蒸着法に比べて以下のような作用効果がさらに改善さ
れる。
【0027】 環境による分光反射特性の変化がな
い。このため、季節等により高湿下、低湿下のように使
用環境が変化しても膜の反射光が常に同じである。分光
反射特性のピークが変化し、人間の目で観察されるディ
スプレー面からのわずかな反射色が、緑色→赤味を帯び
た緑色、あるいは緑色→青味を帯びた緑色のように微妙
に変化すると、人間の目がこのような微妙な色変化に対
して敏感であるため、導電性反射防止膜の品質に対する
信頼性が低下し、商品品質上好ましくない。
い。このため、季節等により高湿下、低湿下のように使
用環境が変化しても膜の反射光が常に同じである。分光
反射特性のピークが変化し、人間の目で観察されるディ
スプレー面からのわずかな反射色が、緑色→赤味を帯び
た緑色、あるいは緑色→青味を帯びた緑色のように微妙
に変化すると、人間の目がこのような微妙な色変化に対
して敏感であるため、導電性反射防止膜の品質に対する
信頼性が低下し、商品品質上好ましくない。
【0028】 耐摩耗性が大きく、拭いたり、こすっ
たりしてもキズが入りにくい。 表面が滑らかなため、指紋などが付着しても容易に
拭き取ることが可能である。
たりしてもキズが入りにくい。 表面が滑らかなため、指紋などが付着しても容易に
拭き取ることが可能である。
【0029】プラズマ中で成膜する方法としては、スパ
ッタリング法、高周波RFコイルを用いた高周波放電な
どにより蒸着物質をイオン化して蒸着するイオンプレー
ティング法、イオン源(銃)により基板にイオンビーム
を照射しながら真空蒸着を行なうイオンビームアシスト
蒸着などがある。
ッタリング法、高周波RFコイルを用いた高周波放電な
どにより蒸着物質をイオン化して蒸着するイオンプレー
ティング法、イオン源(銃)により基板にイオンビーム
を照射しながら真空蒸着を行なうイオンビームアシスト
蒸着などがある。
【0030】得られた導電性反射防止膜21は、表面層
27を介して膜表面から透明導電層23と電気的に接触
することができる。よって、導電性反射防止膜21の表
面にハンダ等により電極を取り付けたり、あるいは電極
端子などを押圧することにより、容易にアースを取るこ
とができる。
27を介して膜表面から透明導電層23と電気的に接触
することができる。よって、導電性反射防止膜21の表
面にハンダ等により電極を取り付けたり、あるいは電極
端子などを押圧することにより、容易にアースを取るこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、高屈折率層と低屈折率
層とを4層以上積層して反射防止膜を形成するととも
に、表面層の下層を透明導電層として導電性を付与する
ことにより、表面に電極を取り付けるだけで容易に透明
導電層への電気的接触が可能となる。
層とを4層以上積層して反射防止膜を形成するととも
に、表面層の下層を透明導電層として導電性を付与する
ことにより、表面に電極を取り付けるだけで容易に透明
導電層への電気的接触が可能となる。
【0032】製造例 ITO,TiO2 ,SiO2 の3つのターゲットと、各
ターゲット間に基板を移送させる搬送機構を具えたマグ
ネトロンスパッタリング装置を用い、本発明の導電性反
射防止膜を成膜した。基板としてのBK7を真空槽内に
セットし、1×10-5Torr以下の高真空まで排気し
たのち、酸素を含むアルゴンガスを導入してスパッタ圧
力を2×10-3Torrに調整した。
ターゲット間に基板を移送させる搬送機構を具えたマグ
ネトロンスパッタリング装置を用い、本発明の導電性反
射防止膜を成膜した。基板としてのBK7を真空槽内に
セットし、1×10-5Torr以下の高真空まで排気し
たのち、酸素を含むアルゴンガスを導入してスパッタ圧
力を2×10-3Torrに調整した。
【0033】ついで、基板を加熱しながら順次ターゲッ
トをスパッタし、表5に示した8層膜(TiO2/Si
O2/TiO2/SiO2/TiO2/SiO2/ITO/
SiO2 )からなる導電性反射防止膜を成膜した。
トをスパッタし、表5に示した8層膜(TiO2/Si
O2/TiO2/SiO2/TiO2/SiO2/ITO/
SiO2 )からなる導電性反射防止膜を成膜した。
【0034】この導電性反射防止膜は、耐摩耗性が良好
であり摩耗試験で傷が付かず、また、指紋を付けた場合
も簡単な空拭きで拭き取ることができた。さらに、導電
性反射防止膜を成膜したBK7を、恒温恒湿槽に入れ、
10℃−20%RHおよび35℃−80%RHの低温低
湿環境および高温高湿環境条件下に反射光を肉視で観察
したところ、両環境間で反射光に色変化は見られなかっ
た。
であり摩耗試験で傷が付かず、また、指紋を付けた場合
も簡単な空拭きで拭き取ることができた。さらに、導電
性反射防止膜を成膜したBK7を、恒温恒湿槽に入れ、
10℃−20%RHおよび35℃−80%RHの低温低
湿環境および高温高湿環境条件下に反射光を肉視で観察
したところ、両環境間で反射光に色変化は見られなかっ
た。
【図1】本発明の導電性反射防止膜の層構成例を示す説
明図である。
明図である。
【図2】本発明の導電性反射防止膜の層構成例を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の導電性反射防止膜の層構成例を示す説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の導電性反射防止膜の分光反射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】本発明の導電性反射防止膜の分光反射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】本発明の導電性反射防止膜の分光反射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図7】本発明の導電性反射防止膜の分光反射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図8】本発明の導電性反射防止膜の分光反射特性を示
すグラフである。
すグラフである。
11 基板 21 導電性反射防止膜 23 透明導電層 25 交互積層膜 27 表面層 L 低屈折率層 H 高屈折率層
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に高屈折率層と低屈折率層とが合
計4層以上積層された導電性反射防止膜において、 表面層が低屈折率層であり、該表面層の下面の高屈折率
層が透明導電層であることを特徴とする導電性反射防止
膜。 - 【請求項2】 前記表面層下面の高屈折率層以外の高屈
折率層の少なくとも1層が、誘電体からなる請求項1に
記載の導電性反射防止膜。 - 【請求項3】 前記低屈折率層および高屈率層が、プラ
ズマ雰囲気下における薄膜形成法により成膜されたもの
である請求項1または2に記載の導電性反射防止膜。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の導
電性反射防止膜に対して、前記表面層上にアース電極を
取り付け、この表面層を介して、前記透明導電層とアー
ス電極とを電気的に接続することを特徴とする導電性反
射防止膜のアース方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215423A JPH0634802A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 導電性反射防止膜 |
| US08/449,804 US5667880A (en) | 1992-07-20 | 1995-05-24 | Electroconductive antireflection film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215423A JPH0634802A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 導電性反射防止膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634802A true JPH0634802A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16672094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4215423A Pending JPH0634802A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 導電性反射防止膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634802A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001521201A (ja) * | 1997-10-29 | 2001-11-06 | イノヴェイティヴ・スパッタリング・テクノロジー | 多層導電性反射防止コーティング |
| USRE39215E1 (en) | 1994-10-31 | 2006-08-01 | Tru Vue, Inc. | Antireflection coating for a temperature sensitive substrate |
| WO2006080502A1 (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-03 | Asahi Glass Company, Limited | 反射防止膜付き基体 |
| JP2007148201A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Asahi Glass Co Ltd | 反射防止フィルムの製造方法およびディスプレイ装置 |
| WO2007083661A1 (ja) * | 2006-01-23 | 2007-07-26 | Sony Corporation | 光学ローパスフィルタ |
| JP2007241179A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ディスプレイ用カバーガラス |
| WO2008018340A1 (fr) * | 2006-08-11 | 2008-02-14 | Konica Minolta Opto, Inc. | Composant optique |
| JP2009196364A (ja) * | 2001-02-14 | 2009-09-03 | Nitto Denko Corp | 透明導電性積層体及びそれを用いたタッチパネル |
| JP2010210945A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Seiko Epson Corp | 光学多層フィルムおよびその製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60168102A (ja) * | 1983-11-10 | 1985-08-31 | オプチカル コ−テイング ラボラトリ− インコ−ポレ−テツド | 光学製品 |
| JPH01252901A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-09 | Hoya Corp | 静電界防止フィルター |
| JPH0481791A (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 電気泳動表示装置用表示パネルの製造法 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4215423A patent/JPH0634802A/ja active Pending
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| US8437084B2 (en) | 2006-01-23 | 2013-05-07 | Sony Corporation | Optical low-pass filter |
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