JPH06348126A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH06348126A
JPH06348126A JP5166534A JP16653493A JPH06348126A JP H06348126 A JPH06348126 A JP H06348126A JP 5166534 A JP5166534 A JP 5166534A JP 16653493 A JP16653493 A JP 16653493A JP H06348126 A JPH06348126 A JP H06348126A
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JP
Japan
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developer
blade
developing device
conveying member
developing
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Application number
JP5166534A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期稼動時に、現像剤撹拌搬送部材に過大な
負荷が加わらないようにして、その羽根部の変形や、駆
動伝達歯車間の歯飛び現象などの発生を抑え、円滑且つ
確実に安定して、現像容器内の現像剤を撹拌搬送できる
ようにした現像装置を提供することである。 【構成】 現像容器3内の現像剤を撹拌するための現像
剤撹拌搬送部材15を、分割された羽根部18,19,
20で構成する。各羽根部間には、時間差を置いて、回
転駆動力を伝達するネジ構造部24,25が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像担持体に形成され
た静電潜像を可視像化するための現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置において、潜像担持体に静電潜像を形成す
るものでは、粉体の現像剤を用いる、乾式型の現像装置
が広く採用されている。
【0003】図4は、かかる現像装置の一従来例を示す
ものであり、この現像装置1は、潜像担持体の一構成例
であるドラム状感光体2に対向するように配備されてい
る。現像装置の本体を成す現像容器3は、感光体2に対
向した側部に開口3aを有したものとなっていて、その
内部には現像剤4が収容されている。この例では、現像
剤4として、キャリアを有さず、必要に応じて補助剤が
外添されたトナーより成る一成分系現像剤が用いられて
いる。
【0004】現像容器3内には現像剤撹拌搬送部材5が
設けられ、この現像剤撹拌搬送部材5は、現像容器3内
の現像剤4が円周方向に撹拌されつつ現像剤担持搬送部
材7に向けて供給されるように、図示矢印方向に回転駆
動される。
【0005】この現像装置1においては、現像剤撹拌搬
送部材5によって撹拌される現像剤4は、先ず、矢印方
向に回転する現像剤供給ローラ6の方に強制的に寄せら
れ、この寄せられた現像剤4が同ローラ6で現像剤担持
搬送部材7上になすりつけられることによって、現像剤
担持搬送部材7の外周面に供給担持されるようになって
いる。
【0006】図4に一例として示した現像剤担持搬送部
材7は、現像スリーブ又は現像ローラと呼ばれるもので
あり、開口3aにて一部を現像容器3外に露出させてお
り、外周面に担持させた現像剤が感光体2と対向した現
像領域8に向けて搬送されるように、図示矢印方向に回
転駆動される。
【0007】なお、現像剤担持搬送部材7上の現像剤
が、現像領域8に行く前に、層厚規制部材9によりその
層厚が規制され、この部位で、現像剤(トナー)の帯電
状態が安定化されるようになっている。そして、現像領
域8において、感光体上に形成された静電潜像が、現像
剤担持搬送部材7上の現像剤により、接触又は非接触状
態で、トナー像として可視像化される。
【0008】ところで、この種の現像装置においては、
現像容器3内の現像室(現像剤担持搬送部材7の位置す
る部位)が、現像剤貯留部(現像剤撹拌搬送部材5の位
置する部位)とほぼ同じ高さとなっていて、現像剤の自
重で、これを現像剤貯留部から現像室の方に移動させる
ことが困難であった。
【0009】そこで、現像容器3内に、先に述べたよう
な現像剤撹拌搬送部材5を設け、これを回転させること
によって、現像容器内において撹拌される現像剤を現像
室の方に強制的に搬送していたのである。
【0010】従来においては、現像剤撹拌搬送部材5が
図5に示すように1枚の平板状の羽根部5Aを有するも
のとなっていた。この羽根部5Aは、現像容器3に回転
自在に支持されている軸12に一体化され、この軸の端
部に設けたギア14が、図示していないモータにより、
駆動ピニオン13を介して駆動されることで、図4に矢
印で示す方向に回転駆動されるようになっていた。
【0011】この種の現像装置を備えた画像形成装置、
又はその現像装置1を、例えば、工場から出荷し、所定
の場所まで運搬する際、運搬中の振動などにより現像容
器3内の現像剤4が凝集状態となり易く、特に現像剤4
として、図の例のようにキャリアを含まない一成分系現
像剤を用いたときに生じ易い。この凝集は、現像剤撹拌
搬送部材5の軸方向全搬にわたって生じるようになる。
【0012】現像剤撹拌搬送部材5は、凝集した現像剤
4中に、埋没状態で置かれるために、当該現像装置1を
初めて稼動させるときなどに、羽根部5Aに加わる初期
負荷抵抗は非常に大きなものとなり、羽根部5Aが容易
に回転できない状態となってしまう。
【0013】かような負荷の増大は、羽根部5Aの塑性
変形や、駆動伝達歯車間(ギア13,14等)における
歯飛び現象などを発生させるばかりでなく、本体駆動源
であるモータなどの故障につながる場合もある。
【0014】このような不具合を防止するため、駆動歯
車と羽根部との連結部にトルクリミッタを設ける方法が
提案されているが、かかる方法においては、現像容器内
の現像剤(トナー)が或る程度消費されて駆動トルクが
減少するまで羽根部が回転せず、画像形成装置又はその
現像装置を初めて稼動させるようなとき、しばらくは現
像剤撹拌搬送部材による現像剤の搬送供給が行われなく
なるおそれがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に鑑み
なされたものであって、その目的とするところは、例え
ば初期稼動時に、凝集した現像剤によって現像剤撹拌搬
送部材に過大な負荷が加わらないようにして、その羽根
部の変形や、駆動伝達歯車間の歯飛び現象などの発生を
抑え、円滑且つ確実に安定して、現像容器内の現像剤を
撹拌搬送できるようにした現像装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体に対向配置される現像装置であ
って、潜像担持体に対向した側部に開口を有し、内部に
現像剤が収容される現像容器と、前記開口にて一部を現
像容器外に露出させ、外周面に担持させた現像剤を潜像
担持体と対向した現像領域に向けて搬送する現像剤担持
搬送部材と、現像容器内の現像剤が撹拌されつつ、現像
剤担持搬送部材に向けて供給されるように回転駆動され
る現像剤撹拌搬送部材とを有する現像装置において、前
記現像剤撹拌搬送部材を、この配設方向に配列され、現
像剤を押し出しながら回転する複数の羽根部で構成する
と共に、各羽根部間に回転駆動力伝達部を設け、この回
転駆動力伝達部は、1つの羽根部が現像剤を押し出す
際、その羽根部に加わる負荷が回転始めの初期の負荷か
ら、これよりも小さい負荷に軽減されるまで、該羽根部
が回転した後、その羽根部から、相隣接する羽根部に回
転駆動力が伝達されるような回転駆動力伝達部とし、且
つ、その伝達が、一方の端部側の羽根部から、他方の端
部側の羽根部に向けて順次、行われるような回転駆動力
伝達部として構成されている現像装置を提案するもので
ある。
【0017】なお、上述の回転駆動力伝達部は、羽根部
の回転中心軸同士を、雄ネジと雌ネジとで互いに螺合さ
せるネジ構造部として構成されるものであると、効果的
である。
【0018】又、回転駆動力伝達部は、羽根部の回転中
心軸間に介装されるトルクリミッタとして構成されるも
のであると、効果的である。
【0019】更に、複数の羽根部の羽根は円周方向の位
置がそれぞれ異なっていて、一部の羽根が現像容器内の
現像剤に埋没しないように、現像剤撹拌搬送部材が配設
されるものであると、効果的である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。なお、この実施例における現像装置の基本的
な構成と作用は、図4に示した従来の現像装置と変りは
なく、よって以下の説明に当って、従来例と同一の機能
を達成する部材については、便宜上、同一の符号を使用
し、従来と同一部分についての説明は省略する。また本
例でも、現像剤として一成分系現像剤が用いられるもの
とする。
【0021】図1は、本発明一実施例の現像装置の一部
である現像剤撹拌搬送部材周辺構成部の横断面図であ
る。
【0022】本実施例の現像装置11の本体を成す現像
容器3内には現像剤撹拌搬送部材15が設けられ、これ
は、現像容器3内の現像剤が円周方向に撹拌されつつ、
現像剤担持搬送部材7(図4)に向けて供給されるよう
に回転駆動されるものであって、従来の現像装置に備え
られる現像剤撹拌搬送部材5(図4)に相当するもので
ある。
【0023】かかる現像剤撹拌搬送部材15は、従来と
異なり、この配設方向に配列され、現像剤を現像剤担持
搬送部材に向けて押し出しながら回転する複数の羽根部
18,19,20で構成されるものとなっている。各羽
根部18,19,20は、薄い弾性板(例えば商品名マ
イラー)などから成る羽根18B,19B,20Bと、
その各基端部が一体に固定された中空の回転中心軸18
A,19A,20Aをそれぞれ有している。図1の例で
は、各羽根部に1枚ずつの羽根が設けられているが、各
羽根部の回転中心軸に複数枚ずつの羽根を固定するよう
にしてもよい。
【0024】現像容器3には、軸16が現像剤担持搬送
部材7(図4)と平行するように横架され、この軸16
は円周方向に回転不能に且つ、両端の止め輪17により
軸方向に動かぬように保持されている。
【0025】軸16の一方の端部側にはボス部14aを
有したギア14が回転自在に支持されている。一方の端
部側の羽根部18は、上述のように、その羽根18Bの
基端部に中空の回転中心軸18Aを一体化構成したもの
となっているが、その回転中心軸18Aは軸16に回転
自在に嵌め込まれている。そして、この回転中心軸18
Aは、継ぎ手部22において、ギア14のボス部14A
と一体で回るように、それに連結されている。
【0026】同様にして、軸16には、羽根部19の回
転中心軸19Aが、又、羽根部20の回転中心軸20A
がそれぞれ回転自在に嵌め込まれている。羽根部20の
回転中心軸20Aの端部と、現像容器3の側壁部との間
には軸16に挿入された圧縮バネ23が介設され、この
伸張弾力により、回転中心軸20AにはA方向への移動
習性が付与されている。
【0027】図2に示すように、回転中心軸18Aの端
部には雄ネジ部18A1が設けられ、又、回転中心軸1
9Aの内部には雌ネジ部19A1が刻設されていて、両
者は互いに螺合された状態にある。かかる部分をネジ構
造部と称するとして、このネジ構造部24は、この部位
に現像剤が入らないようにするために、現像剤シール部
材26で被われるようになっている。両回転中心軸18
A,19Aは、共に現像剤シール部材26に対して相対
回転自在に該シール部材26に嵌合している。回転中心
軸19Aと20Aとの間も、図1に示すように、同様な
ネジ構造部となっていて、このネジ構造部25も、同じ
現像剤シール部材26で被われるようになっている。
【0028】ここで、回転中心軸18Aと19Aとは、
例えば画像形成装置の出荷時などに、雄ネジ部、雌ネジ
部同士が緩んだ状態で互いに連結されている。図2はこ
のような連結状態を示したものである。そして、同様に
回転中心軸19Aと20Aも、雄ネジ部、雌ネジ部同士
が緩んだ状態で連結されている。
【0029】今、出荷された画像形成装置をユーザ側で
初めて稼動させるものとして、図示されないプリント釦
を押すと、図1に示した駆動ピニオン13に駆動源のモ
ータからの回転が伝達され、ギア14が回転し、これと
一体になって1つの羽根部18が矢印a方向に回転す
る。
【0030】ここで、現像容器3内の現像剤について
は、軸16の配設方向の全般にわたって凝集状態となっ
ているものとしておく。羽根部18の回転により、この
回転領域にある凝集現像剤が、その羽根18Bで押し出
されつつ、撹拌され、解きほぐされる状態となる。すな
わち、現像容器3内の現像剤のうち、端部側(駆動方向
上流側の端部側)の現像剤が初めに解きほぐされるよう
になるのである。そして、一旦、凝集した現像剤が解き
ほぐされるようになると、一気にその負荷は軽減される
ようになる。このあとは、羽根部18は粉体状になった
現像剤を円周方向に撹拌させるだけの動きをし、これに
加わる負荷は小さなものとなる。
【0031】羽根部18が初めに回転しても、回転中心
軸18Aと19Aとは、ネジ構造部24において緩んだ
状態で連結されているため、ネジ構造部24のネジが締
まるまで中央部の羽根部19は回転を始めない。そし
て、ネジ構造部24のネジが締まった状態で、初めて、
羽根部19は回転を始めるのである。
【0032】ネジが締まると、図2に示す雄ネジ部18
A1が雌ネジ部19A1内に入り込み、BとCで示す端部
が互いに密着する。この状態で、中央の羽根部19が回
り出すのである。
【0033】羽根部18が数回転して凝集現像剤が解き
ほぐされ、これが終了する頃、ネジが締まって、次の羽
根部19が回転を始め、この回転時に、今度は、中央部
の凝集現像剤が羽根部19の羽根19Bによって押し出
されて解きほぐされる。
【0034】更に、中央の羽根部19が数回転し、この
回転領域にある凝集現像剤が解きほぐされると、ネジ構
造部25のネジは締まり、今度は、他方の端部側の羽根
部20が回転を始め、この回転領域にある凝集現像剤が
解きほぐされる。これを終了すると、各羽根部18,1
9,20は全て一体となって同じ方向に回転するように
なる。この際、各羽根部18,19,20の羽根18
B,19B,20Bによって、さらさらとなった現像剤
(凝集状態の解消された現像剤)が円周方向に撹拌され
て、現像剤担持搬送部材7(図4)の方に向けて供給さ
れる。
【0035】なお、各ネジ構造部24,25のネジが締
まることによって生じる、各回転中心軸のガタ(軸方向
のガタ)はバネ23の弾性力によって吸収される。
【0036】本実施例の現像装置11に備えられる現像
剤撹拌搬送部材15は、各羽根部間に設けられる回転駆
動力伝達部を有していて、ネジ構造部24,25は、そ
の回転駆動力伝達部の一例を構成するものである。
【0037】いずれにしても、かかる回転駆動力伝達部
は、1つの羽根部が現像剤を押し出す際、その羽根部に
加わる負荷が回転始めの初期の負荷から、これよりも小
さい負荷に軽減されるまで、該羽根部が回転した後、そ
の羽根部から、相隣接する羽根部に回転駆動力が伝達さ
れるような回転駆動力伝達部として構成されるのであ
る。そして、当該回転駆動力伝達部は、更に、その伝達
が一方の端部側の羽根部から、他方の端部側の羽根部に
向けて順次、行われるような回転駆動力伝達部として構
成される。
【0038】従来においては、図5に示すように、一枚
の羽根部5Aのみで、現像容器3内の、凝集した現像剤
(軸方向全般にわたる現像剤)を一気に解きほぐす構成
となっているため、最初の回転負荷の大きさは相当大き
なものとなり、初めにも述べたように、羽根部の塑性変
形や、駆動伝達歯車間の歯飛び現象などを生じたりす
る。更に、その負荷の大きさによっては、本体駆動源の
故障などにつながることもあり、従来においては大容量
の駆動モータを必要としていた。
【0039】然るに、本例においては、分割された領域
毎に、順次凝集現像剤を解きほぐしてゆくので、1つの
羽根部に加わる負荷については左程、大きくならず、そ
れが塑性変形したりするおそれがない。又、歯飛び現象
などの発生も抑えることができる。更に、現像剤撹拌搬
送部材15を回転駆動する駆動源についても、大容量の
ものにする必要はない。
【0040】各羽根部18,19,20を、それぞれ専
用の駆動モータで、時間差をおいて駆動するようにして
も、各分割された領域の現像剤を順次、解きほぐすこと
ができるのであるが、このようにすれば、駆動源の構成
が複雑になってしまい、コスト的にも非常に不利にな
る。本例の場合は駆動源が一つで済み、構成を簡略化し
たりコストを引き下げたりする上で、非常に有利であ
る。
【0041】本実施例の現像装置11に具備される現像
剤撹拌搬送部材15は、羽根部18,19,20の回転
中心軸18A,19A,20A同士を、雄ネジと雌ネジ
とで互いに螺合させるネジ構造部24,25として構成
されるものであり、回転中心軸をネジ切り加工するのみ
で、所期の目的を達成することができ、この種の現像装
置を安価なものにすることができる。
【0042】なお、図1に示す例は、全てのネジが締っ
た状態で、各羽根部18,19,20の羽根18B,1
9B,20Bの円周方向の位置を変えるようにしたもの
であるが、このようにすると、更なるトルクの低減作用
が得られる。この場合、各羽根18B,19B,20B
の位置が変わるように、回転中心軸18A,19A,2
0Aをネジ切りすれば良い。
【0043】図3は、各羽根部間に設けられる回転駆動
力伝達部を、羽根部の回転中心軸間に介装されるトルク
リミッタとして構成するようにした例を示す。
【0044】トルクリミッタ27は、一端を回転中心軸
18Aに係止され、軸16に挿入されたばね28と、回
転中心軸19A側に一対の突起29aが設けられ、軸1
6に回転自在に嵌め込まれた摺動板29とから成ってい
る。なお、ばね28の他端は摺動板29に係止されるよ
うになっている。
【0045】ばね28の伸張弾力により、摺動板29
は、回転中心軸19Aの端面19A1に押さえつけられ
ていて、且つ、突起29aは端面に設けられたV溝30
に係合している。
【0046】先ず、初めに、羽根部18が回転して、そ
の羽根18Bの回転領域の凝集現像剤が解きほぐされ
る。この際、摺動板29の突起29aは、V溝30から
乗り上げつつ、端面19A1を滑り動く。すなわち、隣
りの羽根部19のまわりの現像剤は凝集しているので、
羽根部19に作用する負荷(凝集現像剤による負荷)に
より、羽根部19は回転せず、突起29aは、端面19
A1上を摺動しながら回転し、再びV溝に落ち込み、再
びこれから外れて端面19A1上を摺動回転しているの
である。
【0047】羽根部18の複数回の回転によって、この
回転領域の凝集現像剤が解きほぐされるようになると、
次の羽根部19の回転領域の凝集現像剤の一部が、羽根
部18の回転領域の方に逃げる傾向となって、羽根部1
9のまわりの領域の現像剤も一部ほぐされた状態とな
る。これにより、羽根部19の回転負荷が軽減されるよ
うになり、今度はこの羽根部19が回転を始める。すな
わち、突起29aがV溝30に係合したままになり、か
かる状態で、回転中心軸18Aの回転は回転中心軸19
Aの方に伝達されるようになり、今度は両羽根部18,
19が共に回転し、このうちの羽根部19によってこの
回転領域の現像剤の凝集が解消されるのである。
【0048】羽根部19と羽根部20との間にも、図3
と同じトルクリミッタが介設され、この部分でも上述し
たところと同様なことが行われ、結果的に一方の端部側
から他方の端部側に向けて凝集現像剤が順番に解きほぐ
されてゆく。最終的に全ての羽根部18,19,20が
一体的に回転し、現像剤を撹拌搬送する。
【0049】この例の場合には、画像形成装置の初期稼
動の後、再び現像剤に凝集が起こっても、同様な動作が
行われることになる。また逆に、最初から現像剤が凝集
していないときは、全ての羽根部18,19,20が最
初から一体的に回転する。
【0050】現像装置にトルクリミッタを用いる技術と
して、例えば特開平4−278971号公報によるもの
が既に提案されている。
【0051】上述のように、図3に示した実施例におい
ても、1つの羽根部が現像剤を押し出す際、その羽根部
に加わる負荷が回転始めの初期の負荷から、これよりも
小さい負荷に軽減されるまで、該羽根部が回転した後、
その羽根部から、相隣接する羽根部に回転駆動力が伝達
され、またその伝達が一方の端部側の羽根部から、他方
の端部の羽根部に向けて順次、行われる。これにより、
先の実施例と同様な作用が得られるのである。
【0052】なお、図1及び図3に示したいずれの例に
おいても、複数の羽根部が一体となって回転する状態
で、その複数の羽根部の羽根の位置を、円周方向につき
それぞれ変えるようにすると、現像剤撹拌搬送部材の回
転トルク(凝集現像剤を解きほぐすときの回転トルク)
を低減させることができ、更に一部の羽根部が、現像容
器内の現像剤に埋没しないように現像剤撹拌搬送部材を
配設しておくと、更にその回転トルクを低減させること
ができる。その際、少なくとも1つの羽根の周方向の位
置が、他の羽根の位置と異なり、少なくとも1つの羽根
が常に現像剤中に埋没しない状態にあるように構成すれ
ばよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の現像装置によれば、現
像装置の初期稼動時に、現像剤が凝集状態にあっても、
これを徐々にほぐしながら現像剤担持搬送部材に供給す
るので、現像剤撹拌搬送部材の回転の際に過大な負荷が
加わることがない。これによってその羽根部の変形や、
駆動伝達歯車間の歯飛び現象や駆動源の故障などの発生
を抑えることができ、円滑、且つ確実に、安定して現像
容器内の現像剤を撹拌搬送することができる。又、現像
剤撹拌搬送部材を回転駆動する駆動源についても、一つ
で済み、それを大容量のものにする必要がない。
【0054】請求項2に記載の現像装置によれば、回転
中心軸をネジ切り加工するのみで所期の目的を達成する
ことができ、この種の現像装置を安価なものにすること
ができる。
【0055】請求項3に記載の現像装置によれば、簡単
な構成のトルクリミッタを用いるのみで所期の目的を達
成することができ、又、現像装置の初期稼動の後、現像
剤に凝集が起きても、再度、これを解消することができ
る。
【0056】請求項4に記載の現像装置によれば、現像
剤撹拌搬送部材の回転トルクを大幅に減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の現像装置の一部である現像剤
撹拌搬送部材周辺構成部の横断面図である。
【図2】回転中心軸間に設けられる回転駆動力伝達部の
詳細図である。
【図3】別の例の回転駆動力伝達部の詳細を示す分解斜
視図である。
【図4】従来の現像装置の断面図である。
【図5】同上現像装置の現像剤撹拌搬送部材周辺構成部
の断面図である。
【符号の説明】
3 現像容器 3a 開口 4 現像剤 7 現像剤担持搬送部材 11 現像装置 15 現像剤撹拌搬送部材 18 羽根部 18A 回転中心軸 18B 羽根 19 羽根部 19A 回転中心軸 19B 羽根 20 羽根部 20A 回転中心軸 20B 羽根 24 ネジ構造部 25 ネジ構造部 27 トルクリミッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に対向配置される現像装置で
    あって、潜像担持体に対向した側部に開口を有し、内部
    に現像剤が収容される現像容器と、前記開口にて一部を
    現像容器外に露出させ、外周面に担持させた現像剤を潜
    像担持体と対向した現像領域に向けて搬送する現像剤担
    持搬送部材と、現像容器内の現像剤が撹拌されつつ、現
    像剤担持搬送部材に向けて供給されるように回転駆動さ
    れる現像剤撹拌搬送部材とを有する現像装置において、
    前記現像剤撹拌搬送部材を、この配設方向に配列され、
    現像剤を押し出しながら回転する複数の羽根部で構成す
    ると共に、各羽根部間に回転駆動力伝達部を設け、この
    回転駆動力伝達部は、1つの羽根部が現像剤を押し出す
    際、その羽根部に加わる負荷が回転始めの初期の負荷か
    ら、これよりも小さい負荷に軽減されるまで、該羽根部
    が回転した後、その羽根部から、相隣接する羽根部に回
    転駆動力が伝達されるような回転駆動力伝達部とし、且
    つ、その伝達が、一方の端部側の羽根部から、他方の端
    部側の羽根部に向けて順次、行われるような回転駆動力
    伝達部として構成されていることを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】 回転駆動力伝達部は、羽根部の回転中心
    軸同士を、雄ネジと雌ネジとで互いに螺合させるネジ構
    造部として構成されるものである請求項1に記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動力伝達部は、羽根部の回転中心
    軸間に介装されるトルクリミッタとして構成されるもの
    である請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 複数の羽根部の羽根は円周方向の位置が
    それぞれ異なっていて、一部の羽根が現像容器内の現像
    剤に埋没しないように、現像剤撹拌搬送部材が配設され
    ている請求項1、2又は3に記載の現像装置。
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