JPH063484A - 原子炉一次冷却系水質推測方法 - Google Patents
原子炉一次冷却系水質推測方法Info
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- JPH063484A JPH063484A JP4164553A JP16455392A JPH063484A JP H063484 A JPH063484 A JP H063484A JP 4164553 A JP4164553 A JP 4164553A JP 16455392 A JP16455392 A JP 16455392A JP H063484 A JPH063484 A JP H063484A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
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- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】シミュレーションで得られる計算結果と炉心外
部での実測値を利用して、原子炉炉心およびその近傍の
水質を、リアルタイムで、実用上の範囲で精度高く推測
し、炉水成分の分布を画面上にマッピングし原子炉の操
作性を高める。 【構成】各プラントの設計,運転条件に応じて、水素注
入量をいくつか変化させたときに、炉内各部位での水質
がどのように変化していくかをシミュレートして、この
計算結果を記憶装置22に蓄えておく。炉心外部での水
質測定装置23による実測値に一致するような解を持つ
圧力容器26内の水質分布を演算装置21を用いて計算
結果の中から探しだす。一致する解が存在しないときは
計算結果から補間法により実測値を含む分布を求める。 【効果】炉内各領域の水質が実時間で精度良く推測され
るので、水素注入などの水質制御を最適な条件で行うこ
とができる。
部での実測値を利用して、原子炉炉心およびその近傍の
水質を、リアルタイムで、実用上の範囲で精度高く推測
し、炉水成分の分布を画面上にマッピングし原子炉の操
作性を高める。 【構成】各プラントの設計,運転条件に応じて、水素注
入量をいくつか変化させたときに、炉内各部位での水質
がどのように変化していくかをシミュレートして、この
計算結果を記憶装置22に蓄えておく。炉心外部での水
質測定装置23による実測値に一致するような解を持つ
圧力容器26内の水質分布を演算装置21を用いて計算
結果の中から探しだす。一致する解が存在しないときは
計算結果から補間法により実測値を含む分布を求める。 【効果】炉内各領域の水質が実時間で精度良く推測され
るので、水素注入などの水質制御を最適な条件で行うこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉冷却水の水質制
御システム、特に沸騰水型原子炉の応力腐食割れ防止の
ための水素注入時における炉内各部位での水質診断に好
適な水質推測方法に関する。
御システム、特に沸騰水型原子炉の応力腐食割れ防止の
ための水素注入時における炉内各部位での水質診断に好
適な水質推測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉構造材料の応力腐食割れ(SC
C)を水質を管理することで抑制する場合、炉水中の溶
存酸素濃度をある値(20ppb)以下に保つことが考
えられている。そのため近年、多くの沸騰水型原子力発
電プラントでは、一次冷却系へ水素注入を行い溶存酸素
濃度を低減することが行われている。
C)を水質を管理することで抑制する場合、炉水中の溶
存酸素濃度をある値(20ppb)以下に保つことが考
えられている。そのため近年、多くの沸騰水型原子力発
電プラントでは、一次冷却系へ水素注入を行い溶存酸素
濃度を低減することが行われている。
【0003】ところでプラントの設計,運転条件,炉水
中の不純物濃度等が変わると炉水中の酸素,過酸化水素
等の濃度は変動する。特に、炉心の近傍では炉水が中性
子,ガンマ線の強い照射を受ける結果、構造材を腐食さ
せる酸素や過酸化水素あるいは、反応性に富む各種のラ
ジカルが形成される。したがって炉水内の溶存酸素等の
濃度分布を正確に知ることが水素注入を効果的に行うた
めに必要となる。
中の不純物濃度等が変わると炉水中の酸素,過酸化水素
等の濃度は変動する。特に、炉心の近傍では炉水が中性
子,ガンマ線の強い照射を受ける結果、構造材を腐食さ
せる酸素や過酸化水素あるいは、反応性に富む各種のラ
ジカルが形成される。したがって炉水内の溶存酸素等の
濃度分布を正確に知ることが水素注入を効果的に行うた
めに必要となる。
【0004】ところが炉心部に直接機器を置くことで炉
水成分の濃度を測ることは現在の技術では不可能であ
る。なぜなら炉心部では高温高圧に加えて強い放射線の
ため、測定器を長期に渡り安定して設置できないからで
ある。そのため水質の測定は、炉心から長い採取管を通
して一次冷却水を外部に導いたうえで行っている。だが
この方法では、炉心各領域によって放射線量や温度が異
なるために炉水成分濃度が採取管を出るまでの間に変化
してしまい、炉心内水質を正しく見ることが出来ないで
いる。
水成分の濃度を測ることは現在の技術では不可能であ
る。なぜなら炉心部では高温高圧に加えて強い放射線の
ため、測定器を長期に渡り安定して設置できないからで
ある。そのため水質の測定は、炉心から長い採取管を通
して一次冷却水を外部に導いたうえで行っている。だが
この方法では、炉心各領域によって放射線量や温度が異
なるために炉水成分濃度が採取管を出るまでの間に変化
してしまい、炉心内水質を正しく見ることが出来ないで
いる。
【0005】直接濃度が測定できない現状において、シ
ミュレーションによって炉心内の状況を推測すること
は、原子炉の安全性を高める上で有効な方法である。現
在の技術段階では、放射線量などの原子炉内部の環境条
件をモデル化したシミュレーションにより炉水成分の濃
度分布をある程度の精度で計算することが出来る。特開
昭61−86688 号公報では、時々刻々の酸素濃度等の測定
値に対応して、シミュレーションの際の特定パラメータ
を測定値に一致するように調整して水質を推測する方法
が提案されているが、この方法では計算に時間が掛かる
解の存在が保証されていない等現実的ではない。
ミュレーションによって炉心内の状況を推測すること
は、原子炉の安全性を高める上で有効な方法である。現
在の技術段階では、放射線量などの原子炉内部の環境条
件をモデル化したシミュレーションにより炉水成分の濃
度分布をある程度の精度で計算することが出来る。特開
昭61−86688 号公報では、時々刻々の酸素濃度等の測定
値に対応して、シミュレーションの際の特定パラメータ
を測定値に一致するように調整して水質を推測する方法
が提案されているが、この方法では計算に時間が掛かる
解の存在が保証されていない等現実的ではない。
【0006】また特願平3−264512 号明細書では、基準
として特定部位の特定水質因子を採用し、センサ群によ
る実測値とシミュレーション結果を利用して判断を行い
水質を制御することを提案している。
として特定部位の特定水質因子を採用し、センサ群によ
る実測値とシミュレーション結果を利用して判断を行い
水質を制御することを提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シミ
ュレーションで得られる計算結果と炉心外部での実測値
を利用して、原子炉一次冷却系、特に炉心およびその近
傍の水質を、リアルタイムで、実用上の範囲で精度高く
推測し、特願平3−26451号明細書に適用するのに好適な
実施例を提供することにある。
ュレーションで得られる計算結果と炉心外部での実測値
を利用して、原子炉一次冷却系、特に炉心およびその近
傍の水質を、リアルタイムで、実用上の範囲で精度高く
推測し、特願平3−26451号明細書に適用するのに好適な
実施例を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は推測された水質から、
炉水成分がどのような分布をしているかを画面上にマッ
ピングし原子炉の操作性を高めることにある。
炉水成分がどのような分布をしているかを画面上にマッ
ピングし原子炉の操作性を高めることにある。
【0009】また本発明の他の目的は推測された水質か
ら、逆に、炉心環境を良好に保つのに必要な水素注入量
を算出し、注入量をきめ細かく制御することにある。
ら、逆に、炉心環境を良好に保つのに必要な水素注入量
を算出し、注入量をきめ細かく制御することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は炉心外部の測定
値を用いて一次冷却系の水質分布を推測するものであ
る。これは以下の手順で行う。あらかじめ各プラントの
設計,運転条件に応じて、水素注入量をいくつか変化さ
せたときに、炉内各部位での水質がどのように変化して
いくかを計算しておく。この計算結果を記憶装置に蓄え
ておく。炉心外部での水質測定結果に一致するような解
を持つ圧力容器内の水質分布を計算結果の中から探し出
す。一致する解が存在しないときは計算結果を用いて適
切な補間法により実測値を含む分布を求める。
値を用いて一次冷却系の水質分布を推測するものであ
る。これは以下の手順で行う。あらかじめ各プラントの
設計,運転条件に応じて、水素注入量をいくつか変化さ
せたときに、炉内各部位での水質がどのように変化して
いくかを計算しておく。この計算結果を記憶装置に蓄え
ておく。炉心外部での水質測定結果に一致するような解
を持つ圧力容器内の水質分布を計算結果の中から探し出
す。一致する解が存在しないときは計算結果を用いて適
切な補間法により実測値を含む分布を求める。
【0011】また、本発明では得られた炉内の水質分布
をあらかじめ分割された領域ごとに平均値をとり、表示
装置上で原子炉を表現した図中にマッピングする。
をあらかじめ分割された領域ごとに平均値をとり、表示
装置上で原子炉を表現した図中にマッピングする。
【0012】また本発明では推測された炉心水質環境か
ら必要な水素注入量を算出し、水素注入装置のバルブの
開閉を制御する。このときリアルタイムで推測可能なこ
とを活かして、常に水素注入量のフィードバックを掛け
る。
ら必要な水素注入量を算出し、水素注入装置のバルブの
開閉を制御する。このときリアルタイムで推測可能なこ
とを活かして、常に水素注入量のフィードバックを掛け
る。
【0013】
【作用】計算コードでシミュレーションを行うとき実測
値を境界条件として用いて計算をその場で行うのではな
く、あらかじめいくつかの水素注入量に対してプラント
毎の設計,運転条件下で炉水の成分濃度分布を計算して
おく。そして得られた酸化性成分の濃度分布の計算結果
の中から実測値にあうものを探しだすか、補間法により
実測値を含む水質分布を得る。これによりほとんど計算
時間を使うことなく必ず解を求めることができる。
値を境界条件として用いて計算をその場で行うのではな
く、あらかじめいくつかの水素注入量に対してプラント
毎の設計,運転条件下で炉水の成分濃度分布を計算して
おく。そして得られた酸化性成分の濃度分布の計算結果
の中から実測値にあうものを探しだすか、補間法により
実測値を含む水質分布を得る。これによりほとんど計算
時間を使うことなく必ず解を求めることができる。
【0014】
【実施例】図1に示された、炉心での水質の推測アルゴ
リズムを用いて推測方法を説明する。また図2は推測の
概念を示したもので、アルゴリズムの補足として用い
る。はじめに、炉心での水質環境を評価するために、ど
の炉水成分の濃度を推測の基準とするかを決定する。こ
れを指標成分濃度と呼ぶことにする。指標成分濃度は、
過酸化水素濃度,酸素濃度あるいは実効酸素濃度といっ
た酸化性成分濃度を用いる。例えば、これを炉心入口で
の実効酸素濃度とする。この値は現在の技術では直接測
定することは不可能である。ここで、実効酸素濃度[O
2]effは酸素濃度[O2],過酸化水素濃度[H2O2]
を用いて次のように定義される。
リズムを用いて推測方法を説明する。また図2は推測の
概念を示したもので、アルゴリズムの補足として用い
る。はじめに、炉心での水質環境を評価するために、ど
の炉水成分の濃度を推測の基準とするかを決定する。こ
れを指標成分濃度と呼ぶことにする。指標成分濃度は、
過酸化水素濃度,酸素濃度あるいは実効酸素濃度といっ
た酸化性成分濃度を用いる。例えば、これを炉心入口で
の実効酸素濃度とする。この値は現在の技術では直接測
定することは不可能である。ここで、実効酸素濃度[O
2]effは酸素濃度[O2],過酸化水素濃度[H2O2]
を用いて次のように定義される。
【0015】 [O2]eff=[O2]+[H2O2]/2 …(化1) 水素濃度については測定結果と解析結果が水素注入量に
対して厳密に一致しないときがある。これは計算に必要
なプラントごとの定数のなかに正確に得られていないも
のが含まれており、水素の実際の消費量が計算と食い違
うことがあるからである。そのような場合でも、各部位
の酸化性成分の計算値同士の相対的な関係は信頼できる
ので、特定部位の濃度が既知であれば、その値を用いて
計算結果を校正することにより、他の部位の値を得るこ
とが出来る。すなわち、還元性成分の濃度の実測値と、
計算値との適合性は無視し、酸化性成分濃度にのみ着目
して水質を推測するロジックを簡略化する。
対して厳密に一致しないときがある。これは計算に必要
なプラントごとの定数のなかに正確に得られていないも
のが含まれており、水素の実際の消費量が計算と食い違
うことがあるからである。そのような場合でも、各部位
の酸化性成分の計算値同士の相対的な関係は信頼できる
ので、特定部位の濃度が既知であれば、その値を用いて
計算結果を校正することにより、他の部位の値を得るこ
とが出来る。すなわち、還元性成分の濃度の実測値と、
計算値との適合性は無視し、酸化性成分濃度にのみ着目
して水質を推測するロジックを簡略化する。
【0016】次に、水質を精度良く測定可能な炉心外部
のある位置で、この指標成分の濃度を測定し、オンライ
ンで演算装置に入力する。
のある位置で、この指標成分の濃度を測定し、オンライ
ンで演算装置に入力する。
【0017】あらかじめ、各運転プラントごとに、それ
ぞれの炉の設計,運転条件のもとで、給水への水素注入
量を系統的に変化させた時の水質を、炉心入口を原点と
した一次冷却系の各位置毎に計算しておく。これをC
l(X;P){l=0,N}とする。Xは炉心入口原点と
した距離、Nは水素注入量を変えた計算の数であり、P
は水素注入量以外のパラメータを表す。得られた結果を
データベースとして記憶装置上に格納しておく。C
l(X;P)は図2では各水素濃度ごとの計算として4本
の実線で描かれているものに対応する。以下ではPを一
定としてCl(X)と表すことにする。
ぞれの炉の設計,運転条件のもとで、給水への水素注入
量を系統的に変化させた時の水質を、炉心入口を原点と
した一次冷却系の各位置毎に計算しておく。これをC
l(X;P){l=0,N}とする。Xは炉心入口原点と
した距離、Nは水素注入量を変えた計算の数であり、P
は水素注入量以外のパラメータを表す。得られた結果を
データベースとして記憶装置上に格納しておく。C
l(X;P)は図2では各水素濃度ごとの計算として4本
の実線で描かれているものに対応する。以下ではPを一
定としてCl(X)と表すことにする。
【0018】炉水成分の濃度分布推測はデータベースと
実測値を用いて次のように行う。
実測値を用いて次のように行う。
【0019】まず測定点に対応する位置x1 で、水素注
入量を0ppb からしだいに増加させていったときに、実
測値Cobs(x1)が Ci(x1)≦Cobs(x1)<Ci+1(x1) …(数1) となるような、実測値をはさむ連続する二つの注入量で
の計算値、Ci(x1),Ci+1(x1)を探しだす。図2で
は一点鎖線上のどこに実測値が乗るかを探すことにな
る。そして実測値をはさむ二つの計算値を比例配分して
比例係数を算出し実測点以外の位置での濃度をデータベ
ース内のiと,i+1番目の水素注入量での計算値を使
って計算する。比例配分の係数k(x1)は k(x1)=(Cobs(x1)−Ci(x1))/(Ci+1(x1)−Ci(x1))…(数2) で得られる。よって任意の位置xでの推測された濃度C
(x)はつぎの式で得られる。
入量を0ppb からしだいに増加させていったときに、実
測値Cobs(x1)が Ci(x1)≦Cobs(x1)<Ci+1(x1) …(数1) となるような、実測値をはさむ連続する二つの注入量で
の計算値、Ci(x1),Ci+1(x1)を探しだす。図2で
は一点鎖線上のどこに実測値が乗るかを探すことにな
る。そして実測値をはさむ二つの計算値を比例配分して
比例係数を算出し実測点以外の位置での濃度をデータベ
ース内のiと,i+1番目の水素注入量での計算値を使
って計算する。比例配分の係数k(x1)は k(x1)=(Cobs(x1)−Ci(x1))/(Ci+1(x1)−Ci(x1))…(数2) で得られる。よって任意の位置xでの推測された濃度C
(x)はつぎの式で得られる。
【0020】 C(x)=k(x1)(Ci+1(x)−Ci(x))+Ci(x) …(数3) これは図2では実測値に対応する水素注入量が存在する
ときは0ppb と100ppb の間のXppb であるときに対
応し、破線を計算することになる。
ときは0ppb と100ppb の間のXppb であるときに対
応し、破線を計算することになる。
【0021】 Ci(x1)=Cobs(x1) …(数4) となる場合、Ci(x)が実測値を含むある水素注入量に
対する濃度分布である。図2で実線と一点鎖線の交点上
に実測値が存在することになる。
対する濃度分布である。図2で実線と一点鎖線の交点上
に実測値が存在することになる。
【0022】補間法に用いる関数をもっと次数の高いも
のにしても良いが計算自体の誤差を考えるとこの程度で
良い。
のにしても良いが計算自体の誤差を考えるとこの程度で
良い。
【0023】以上の方法で得られた濃度分布から炉心入
口での実効酸素濃度の推定値が得られる。図3は推測の
結果をグラフと表で表示したものである。このときグラ
フに示されているのは、実効酸素濃度が一次冷却系内で
炉心からの距離によってどのように変化するかを水素注
入量を変えて計算したもの(実線)と実測値(黒丸)及
び推測された濃度分布(破線)である。また表には水
素,酸素,過酸化水素,実効酸素濃度が一次冷却系の各
位置で、実効酸素濃度を推測基準としたときにどのよう
な値となるかを示した。
口での実効酸素濃度の推定値が得られる。図3は推測の
結果をグラフと表で表示したものである。このときグラ
フに示されているのは、実効酸素濃度が一次冷却系内で
炉心からの距離によってどのように変化するかを水素注
入量を変えて計算したもの(実線)と実測値(黒丸)及
び推測された濃度分布(破線)である。また表には水
素,酸素,過酸化水素,実効酸素濃度が一次冷却系の各
位置で、実効酸素濃度を推測基準としたときにどのよう
な値となるかを示した。
【0024】図4は水質の推測のあと濃度分布をマッピ
ングするアルゴリズムである。まず推測の基準とする指
標成分濃度を選び、先に説明した推測のアルゴリズムを
用いて一次冷却系の各位置での指標の濃度を推測する。
そして推測結果は、図3のようにグラフと表に示され
る。ここで原子炉圧力容器内の濃度分布を直感的に把握
し運転員が適確に判断できるように、圧力容器を示す図
中に色分け表示する。これを行ったのが図5である。本
実施例では濃度を11段階に切って、それぞれの濃度範
囲に色を対応させている。色はa〜kの文字で代用し
た。一次冷却系の濃度分布がどの様になっているかを見
るために、つぎのような領域に分割して表示した。すな
わち、沸騰チャンネル領域5,バイパスチャンネル領域
4,上部プレナム領域7,上昇管出口領域8、ミキシン
グプレナム領域9,ダウンカマー領域10,再循環系領
域13,ジェットポンプ出口領域11、そして下部プレ
ナム領域12である。推測された濃度分布を用いて各領
域ごとに平均値を計算し、その値に応じて色が決定され
る。濃度範囲がどの色に対応するかは、濃度表示部であ
るカラーパレット2に示される。これにより、炉内各領
域での水質がどのようになっているかを、視覚的に捉え
ることができる。濃度表示は色分けでなく、色の濃淡や
図柄の変更で行っても良い。
ングするアルゴリズムである。まず推測の基準とする指
標成分濃度を選び、先に説明した推測のアルゴリズムを
用いて一次冷却系の各位置での指標の濃度を推測する。
そして推測結果は、図3のようにグラフと表に示され
る。ここで原子炉圧力容器内の濃度分布を直感的に把握
し運転員が適確に判断できるように、圧力容器を示す図
中に色分け表示する。これを行ったのが図5である。本
実施例では濃度を11段階に切って、それぞれの濃度範
囲に色を対応させている。色はa〜kの文字で代用し
た。一次冷却系の濃度分布がどの様になっているかを見
るために、つぎのような領域に分割して表示した。すな
わち、沸騰チャンネル領域5,バイパスチャンネル領域
4,上部プレナム領域7,上昇管出口領域8、ミキシン
グプレナム領域9,ダウンカマー領域10,再循環系領
域13,ジェットポンプ出口領域11、そして下部プレ
ナム領域12である。推測された濃度分布を用いて各領
域ごとに平均値を計算し、その値に応じて色が決定され
る。濃度範囲がどの色に対応するかは、濃度表示部であ
るカラーパレット2に示される。これにより、炉内各領
域での水質がどのようになっているかを、視覚的に捉え
ることができる。濃度表示は色分けでなく、色の濃淡や
図柄の変更で行っても良い。
【0025】指標成分以外の成分がどの様に分布してい
るかを見たいときは、画面15内に示されているメニュ
ー1の中から見たい成分を選択して入力する。また、先
に表示されたグラフと表(図3)をもう一度見たいとき
もメニュー1の中から選択することで可能である。さら
に水素注入をしないときの炉水内成分の濃度分布を選択
して表示することも可能である。画面表示に必要な操作
は全てメニュー1の中から選択できる。
るかを見たいときは、画面15内に示されているメニュ
ー1の中から見たい成分を選択して入力する。また、先
に表示されたグラフと表(図3)をもう一度見たいとき
もメニュー1の中から選択することで可能である。さら
に水素注入をしないときの炉水内成分の濃度分布を選択
して表示することも可能である。画面表示に必要な操作
は全てメニュー1の中から選択できる。
【0026】図6は沸騰水型原子炉の水質制御に本発明
を適用した様子である。26は圧力容器、16はタービ
ン、17は復水器、18は復水浄化系、19は給水ポン
プ、25は再循環ポンプである。再循環系のある点に測
定装置23を設置する。測定装置23は演算装置21に
オンラインで結ばれており時々刻々の測定結果が入力さ
れる。演算装置21は、測定値から一次冷却系全体の炉
水成分の濃度分布をリアルタイムで、記憶装置22に収
められているデータベースを用いて算出し、表示装置2
4上にマッピングする。炉心部27のある部位でSCC
を防ぐのに最適な指標濃度を設定しておき、推測された
水質が設定値を外れたら、推測方法の逆の方法により、
炉心部で設定濃度を満たすような水素注入量を算出し、
水素注入装置20のバルブの開口量を調節する。このと
き実測値をフィードバックさせながら行うことできめ細
かい制御が可能となる。図7は制御概念を示したアルゴ
リズムである。
を適用した様子である。26は圧力容器、16はタービ
ン、17は復水器、18は復水浄化系、19は給水ポン
プ、25は再循環ポンプである。再循環系のある点に測
定装置23を設置する。測定装置23は演算装置21に
オンラインで結ばれており時々刻々の測定結果が入力さ
れる。演算装置21は、測定値から一次冷却系全体の炉
水成分の濃度分布をリアルタイムで、記憶装置22に収
められているデータベースを用いて算出し、表示装置2
4上にマッピングする。炉心部27のある部位でSCC
を防ぐのに最適な指標濃度を設定しておき、推測された
水質が設定値を外れたら、推測方法の逆の方法により、
炉心部で設定濃度を満たすような水素注入量を算出し、
水素注入装置20のバルブの開口量を調節する。このと
き実測値をフィードバックさせながら行うことできめ細
かい制御が可能となる。図7は制御概念を示したアルゴ
リズムである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、原子炉水質の炉内分布
を実時間で推測することができるため、原子炉の任意の
位置の材料に狙いを絞り、水素注入などの手法により水
質をフィードバック制御することができ、炉内の腐食環
境を明確に捉えられる。
を実時間で推測することができるため、原子炉の任意の
位置の材料に狙いを絞り、水素注入などの手法により水
質をフィードバック制御することができ、炉内の腐食環
境を明確に捉えられる。
【図1】炉内水質推測のフローチャート。
【図2】炉内水質推測の特性図。
【図3】推測結果の特性図。
【図4】水質画面表示のフローチャート。
【図5】マッピング実施例の説明図。
【図6】沸騰水型原子炉における実施例のブロック図。
【図7】水質制御のフローチャート。
16…タービン、17…復水器、18…復水浄化系、1
9…給水ポンプ、20…水素注入装置、21…演算装
置、22…記憶装置、23…水質測定装置、24…表示
装置、25…再循環ポンプ、26…圧力容器、27…炉
心。
9…給水ポンプ、20…水素注入装置、21…演算装
置、22…記憶装置、23…水質測定装置、24…表示
装置、25…再循環ポンプ、26…圧力容器、27…炉
心。
Claims (4)
- 【請求項1】原子炉炉心の外部で一次冷却系の炉水水質
因子の実測手段を有し、前記実測手段による実測データ
に基づいて、炉心部を含む前記一次冷却系内の所定領域
ごとの炉水中酸化性成分濃度を推測することを特徴とす
る原子炉一次冷却系水質推測方法。 - 【請求項2】請求項1において推測された炉水内成分濃
度を画面内に表示する原子炉一次冷却系水質推測方法。 - 【請求項3】請求項1において、推測された特定部位の
炉水内成分濃度を用いて原子炉の二次元断面図を領域区
分して、領域ごとの色分け,濃淡,図柄の変更により酸
化性成分の濃度を表示する原子炉一次冷却系水質推測方
法。 - 【請求項4】請求項1において、推測された特定部位の
炉水内成分濃度を用いて水質緩和剤の注入量を決定する
原子炉一次冷却系水質推測方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164553A JPH063484A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 原子炉一次冷却系水質推測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164553A JPH063484A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 原子炉一次冷却系水質推測方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063484A true JPH063484A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15795352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4164553A Pending JPH063484A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 原子炉一次冷却系水質推測方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063484A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010038789A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Toshiba Corp | 原子炉構造材の腐食抑制方法 |
| CN110441488A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-11-12 | 生态环境部卫星环境应用中心 | 海洋生态红线水质达标判定方法和装置 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4164553A patent/JPH063484A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010038789A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Toshiba Corp | 原子炉構造材の腐食抑制方法 |
| CN110441488A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-11-12 | 生态环境部卫星环境应用中心 | 海洋生态红线水质达标判定方法和装置 |
| CN110441488B (zh) * | 2019-07-01 | 2020-07-07 | 生态环境部卫星环境应用中心 | 海洋生态红线水质达标判定方法和装置 |
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