JPH06349087A - トラッキング制御装置およびそれを用いた光学的記録再生装置 - Google Patents
トラッキング制御装置およびそれを用いた光学的記録再生装置Info
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- JPH06349087A JPH06349087A JP13075793A JP13075793A JPH06349087A JP H06349087 A JPH06349087 A JP H06349087A JP 13075793 A JP13075793 A JP 13075793A JP 13075793 A JP13075793 A JP 13075793A JP H06349087 A JPH06349087 A JP H06349087A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光スポットの変位に伴うトラッキングオフセ
ットを大幅に低減し得る、分離型光ディスク装置に用い
て好適なトラッキング制御装置を提供すること。 【構成】 回転可能な2個の反射ミラー21,22間の
光路中に、光軸に対して傾斜した台形プリズム20を配
置する。2個の反射ミラーは、同時に同一の回転方向へ
同一の角度だけ回転駆動する構成になっている。このよ
うな構成にすると、反射ミラーの回転角に応じて、台形
プリズムの屈折作用による光軸の偏向とそれとは逆向き
の平行移動が同時に発生し、対物レンズ7に入射するレ
ーザ光の光軸位置ずれを補正できる。その結果、光スポ
ットのトラッキング制御に伴うトラッキングオフセット
の発生を大幅に低減することができる。
ットを大幅に低減し得る、分離型光ディスク装置に用い
て好適なトラッキング制御装置を提供すること。 【構成】 回転可能な2個の反射ミラー21,22間の
光路中に、光軸に対して傾斜した台形プリズム20を配
置する。2個の反射ミラーは、同時に同一の回転方向へ
同一の角度だけ回転駆動する構成になっている。このよ
うな構成にすると、反射ミラーの回転角に応じて、台形
プリズムの屈折作用による光軸の偏向とそれとは逆向き
の平行移動が同時に発生し、対物レンズ7に入射するレ
ーザ光の光軸位置ずれを補正できる。その結果、光スポ
ットのトラッキング制御に伴うトラッキングオフセット
の発生を大幅に低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光スポットを用いて情
報の記録/再生/消去などを行う光学的記録再生装置に
係り、特に、光スポットを円板状の光学的情報記録媒体
(以下、簡単のため光ディスクと記す)上の所定位置に
安定して照射するためのトラッキング制御装置およびそ
れを用いた光学的記録再生装置(以下、簡単のため光デ
ィスク装置と記す)に関する。
報の記録/再生/消去などを行う光学的記録再生装置に
係り、特に、光スポットを円板状の光学的情報記録媒体
(以下、簡単のため光ディスクと記す)上の所定位置に
安定して照射するためのトラッキング制御装置およびそ
れを用いた光学的記録再生装置(以下、簡単のため光デ
ィスク装置と記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光ディスク装置のアクセス速度を
向上させるために、光学系を、対物レンズおよびこの対
物レンズを駆動するための対物レンズアクチュエータを
具備した可動部と、半導体レーザ光源や光検出器を具備
した固定部とに分離した、分離型光ディスク装置が実用
化されつつある。
向上させるために、光学系を、対物レンズおよびこの対
物レンズを駆動するための対物レンズアクチュエータを
具備した可動部と、半導体レーザ光源や光検出器を具備
した固定部とに分離した、分離型光ディスク装置が実用
化されつつある。
【0003】このような分離型光ディスク装置では、特
に可動部の小型軽量化を図るため、光ディスク半径方向
に関する光スポットの位置制御、いわゆるトラッキング
制御を行なうトラッキング制御装置を固定部側に設ける
構成が注目されている。
に可動部の小型軽量化を図るため、光ディスク半径方向
に関する光スポットの位置制御、いわゆるトラッキング
制御を行なうトラッキング制御装置を固定部側に設ける
構成が注目されている。
【0004】従来、固定部側に設けられるトラッキング
制御装置としては、特開平3−214430号公報など
に記載されているガルバノミラー方式が公知である。こ
の方式は、対物レンズに入射するレーザ光束をガルバノ
ミラーで偏向することによって、ディスク上の光スポッ
トを変位させてその位置制御を行なう方式であり、小型
・軽量の装置で高速のトラッキング制御に対応できると
いう特徴がある。
制御装置としては、特開平3−214430号公報など
に記載されているガルバノミラー方式が公知である。こ
の方式は、対物レンズに入射するレーザ光束をガルバノ
ミラーで偏向することによって、ディスク上の光スポッ
トを変位させてその位置制御を行なう方式であり、小型
・軽量の装置で高速のトラッキング制御に対応できると
いう特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このガルバノ
ミラー方式によるトラッキング制御装置を、分離型光デ
ィスク装置の固定部に配置した場合には、レーザ光束を
偏向して光スポットを変位させると、それに伴って対物
レンズに入射するレーザ光束の光軸が大きく位置ずれし
てしまう。このため、光ディスクを反射しトラッキング
誤差信号検出用の光検出器に入射する検出光スポットの
位置も、大きくずれてしまうという問題が生ずる。この
ような現象が起こると、いわゆるプッシュプル方式によ
って検出されたトラッキング誤差信号に大きなオフセッ
トが発生する。その結果、トラッキング制御性能が著し
く損なわれ、ディスク上の光スポットが大きくオフトラ
ックしてしまう(以下、簡単のため、このトラッキング
誤差信号のオフセットによる光スポットのオフトラック
量をトラッキングオフセット量と記す)。このような問
題は、固定部に配置したガルバノミラーと対物レンズ間
の光路長が長いために発生する分離型光ディスク装置特
有の問題である。
ミラー方式によるトラッキング制御装置を、分離型光デ
ィスク装置の固定部に配置した場合には、レーザ光束を
偏向して光スポットを変位させると、それに伴って対物
レンズに入射するレーザ光束の光軸が大きく位置ずれし
てしまう。このため、光ディスクを反射しトラッキング
誤差信号検出用の光検出器に入射する検出光スポットの
位置も、大きくずれてしまうという問題が生ずる。この
ような現象が起こると、いわゆるプッシュプル方式によ
って検出されたトラッキング誤差信号に大きなオフセッ
トが発生する。その結果、トラッキング制御性能が著し
く損なわれ、ディスク上の光スポットが大きくオフトラ
ックしてしまう(以下、簡単のため、このトラッキング
誤差信号のオフセットによる光スポットのオフトラック
量をトラッキングオフセット量と記す)。このような問
題は、固定部に配置したガルバノミラーと対物レンズ間
の光路長が長いために発生する分離型光ディスク装置特
有の問題である。
【0006】本発明の目的は、上記したような光スポッ
ト変位に伴うトラッキングオフセットを効果的に低減
し、分離型光ディスク装置に好適なトラッキング制御装
置と、そのトラッキング制御装置を備えた光ディスク装
置を提供することにある。
ト変位に伴うトラッキングオフセットを効果的に低減
し、分離型光ディスク装置に好適なトラッキング制御装
置と、そのトラッキング制御装置を備えた光ディスク装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、トラッキング制御装置として同時に同一の回転方向
へ同一の回転角度で回転駆動する少なくとも2個の反射
ミラーを設け、さらにこの反射ミラー間の光路中にレ−
ザ光束が入射する第1の面と出射する第2の面とが非平
行である光学素子を設けた。この光学素子の具体例とし
ては、台形プリズムがある。なお、この台形プリズム
は、レーザ光が入射する第1の面がその光軸に対して3
5°〜55゜の角度になるように傾斜して配置される。
め、トラッキング制御装置として同時に同一の回転方向
へ同一の回転角度で回転駆動する少なくとも2個の反射
ミラーを設け、さらにこの反射ミラー間の光路中にレ−
ザ光束が入射する第1の面と出射する第2の面とが非平
行である光学素子を設けた。この光学素子の具体例とし
ては、台形プリズムがある。なお、この台形プリズム
は、レーザ光が入射する第1の面がその光軸に対して3
5°〜55゜の角度になるように傾斜して配置される。
【0008】さらに、この台形プリズムを、少なくとも
1個の反射ミラーの回転軸と略同一面内の回転軸の回り
に回転可能な構成にした。
1個の反射ミラーの回転軸と略同一面内の回転軸の回り
に回転可能な構成にした。
【0009】さらに、以上述べたような構成のトラッキ
ング制御装置を備えた光ディスク装置内に、トラッキン
グ誤差信号に現われるオフセット電圧を検知する検知手
段と、このオフセット電圧をトラッキング誤差信号から
減算する減算手段とを備えた。
ング制御装置を備えた光ディスク装置内に、トラッキン
グ誤差信号に現われるオフセット電圧を検知する検知手
段と、このオフセット電圧をトラッキング誤差信号から
減算する減算手段とを備えた。
【0010】
【作用】回転機能を持つ2個の反射ミラーの間に台形プ
リズムを設けると、反射ミラーの回転角に応じて台形プ
リズムに入射するレーザ光の入射角が変化する。その結
果、台形プリズムを出射したレーザ光束はプリズムの屈
折作用によって入射角に応じた所定の角度だけ偏向さ
れ、かつ偏向方向とは逆向きに平行移動する。そこで、
光ディスク装置の光学系に応じて台形プリズムの形状お
よび設置角度を最適に設計することにより、対物レンズ
に入射するレーザ光束を偏向してもその光軸ずれがほと
んど発生しない様にできる。その結果、トラッキングオ
フセットをほとんど発生させることなく、ディスク上光
スポットのトラッキング制御を行なう事ができる。
リズムを設けると、反射ミラーの回転角に応じて台形プ
リズムに入射するレーザ光の入射角が変化する。その結
果、台形プリズムを出射したレーザ光束はプリズムの屈
折作用によって入射角に応じた所定の角度だけ偏向さ
れ、かつ偏向方向とは逆向きに平行移動する。そこで、
光ディスク装置の光学系に応じて台形プリズムの形状お
よび設置角度を最適に設計することにより、対物レンズ
に入射するレーザ光束を偏向してもその光軸ずれがほと
んど発生しない様にできる。その結果、トラッキングオ
フセットをほとんど発生させることなく、ディスク上光
スポットのトラッキング制御を行なう事ができる。
【0011】さらに、台形プリズムも別個に回転駆動で
きるようにしておき、光ディスク装置の可動部が光ディ
スクの内外周に移動するのに応じて、所定の角度だけ回
転させるようにすると、可動部の位置に拘らず常に良好
なトラッキング制御を行なう事ができる。
きるようにしておき、光ディスク装置の可動部が光ディ
スクの内外周に移動するのに応じて、所定の角度だけ回
転させるようにすると、可動部の位置に拘らず常に良好
なトラッキング制御を行なう事ができる。
【0012】なお、このような台形プリズムを備えたト
ラッキング制御装置を設けた光ディスク装置に、上記し
たトラッキングオフセット発生要因以外の要因、例えば
半導体レーザ光源や光学部品の経時的位置ずれ等に起因
してトラッキング誤差信号に現われるオフセット電圧を
検知する検知手段と、このオフセット電圧を前記トラッ
キング誤差信号から減算する減算手段を設けることによ
り、トラッキング誤差信号に含まれる静的なオフセット
成分を電気的に補正できるので、より高精度のトラッキ
ング制御を行なうことができる。
ラッキング制御装置を設けた光ディスク装置に、上記し
たトラッキングオフセット発生要因以外の要因、例えば
半導体レーザ光源や光学部品の経時的位置ずれ等に起因
してトラッキング誤差信号に現われるオフセット電圧を
検知する検知手段と、このオフセット電圧を前記トラッ
キング誤差信号から減算する減算手段を設けることによ
り、トラッキング誤差信号に含まれる静的なオフセット
成分を電気的に補正できるので、より高精度のトラッキ
ング制御を行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図1〜図10に示した各実施
例によって説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
光ディスク装置の要部構成を示す説明図である。
例によって説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
光ディスク装置の要部構成を示す説明図である。
【0014】図1において、半導体レーザ光源1を発し
たレーザ光束は、コリメートレンズ2,ビーム整形プリ
ズム3,第1のビームスプリッタ4を順次透過し、トラ
ッキング制御装置5に入射する。このトラッキング制御
装置5は、所定の回転軸(図1では紙面に垂直な軸)の
まわりに回転可能な2個の反射ミラー21,22と、そ
の間の光路中に図1のように光軸に対して略45°傾斜
して配置された台形プリズム20とを具備している。ト
ラッキング制御装置5に入射したレーザ光束は、反射ミ
ラー21,台形プリズム20,反射ミラー22を順次経
てトラッキング制御装置5から出射する。ここで、この
トラッキング制御装置5に入射するレーザ光束の光軸を
100とし、トラッキング制御装置5を出射する光束の
光軸を101とする。
たレーザ光束は、コリメートレンズ2,ビーム整形プリ
ズム3,第1のビームスプリッタ4を順次透過し、トラ
ッキング制御装置5に入射する。このトラッキング制御
装置5は、所定の回転軸(図1では紙面に垂直な軸)の
まわりに回転可能な2個の反射ミラー21,22と、そ
の間の光路中に図1のように光軸に対して略45°傾斜
して配置された台形プリズム20とを具備している。ト
ラッキング制御装置5に入射したレーザ光束は、反射ミ
ラー21,台形プリズム20,反射ミラー22を順次経
てトラッキング制御装置5から出射する。ここで、この
トラッキング制御装置5に入射するレーザ光束の光軸を
100とし、トラッキング制御装置5を出射する光束の
光軸を101とする。
【0015】トラッキング制御装置5を出射した光束
は、さらに立ち上げミラー6を反射後、対物レンズ7に
よって光ディスク8上に集光される。この対物レンズ7
は後述するようにアクチュエータ40によって光軸方向
に位置制御され、これによってディスク上における光ス
ポットのフォーカス制御が行なわれる。
は、さらに立ち上げミラー6を反射後、対物レンズ7に
よって光ディスク8上に集光される。この対物レンズ7
は後述するようにアクチュエータ40によって光軸方向
に位置制御され、これによってディスク上における光ス
ポットのフォーカス制御が行なわれる。
【0016】光ディスク8を反射したレーザ光束は、往
路と略同一の光路をたどり、第1のビームスプリッタ4
に達する。そしてこの第1のビームスプリッタ4を反射
し、さらに第2のビームスプリッタ9によって2方向に
分割され、それぞれ検出レンズ10および12を経て、
誤差信号検出光学系11および情報信号検出光学系13
にそれぞれ入射する。
路と略同一の光路をたどり、第1のビームスプリッタ4
に達する。そしてこの第1のビームスプリッタ4を反射
し、さらに第2のビームスプリッタ9によって2方向に
分割され、それぞれ検出レンズ10および12を経て、
誤差信号検出光学系11および情報信号検出光学系13
にそれぞれ入射する。
【0017】誤差信号検出光学系11では、例えば非点
収差方式など公知の検出手法によって、ディスク上の光
スポットのフォーカス誤差信号が検出され、この信号を
もとにフォーカス制御回路30がアクチュエータ40を
駆動して、対物レンズ7の光軸方向の位置制御を行な
う。また、誤差信号検出光学系11では、プッシュプル
方式など公知の検出手法によってディスク上光スポット
のトラッキング誤差信号が検出され、この信号をもとに
トラッキング制御回路31がトラッキング制御装置5を
駆動して、ディスク上光スポットのトラッキング制御を
行なう。
収差方式など公知の検出手法によって、ディスク上の光
スポットのフォーカス誤差信号が検出され、この信号を
もとにフォーカス制御回路30がアクチュエータ40を
駆動して、対物レンズ7の光軸方向の位置制御を行な
う。また、誤差信号検出光学系11では、プッシュプル
方式など公知の検出手法によってディスク上光スポット
のトラッキング誤差信号が検出され、この信号をもとに
トラッキング制御回路31がトラッキング制御装置5を
駆動して、ディスク上光スポットのトラッキング制御を
行なう。
【0018】一方、情報信号検出光学系13では、所定
の光学素子により光磁気信号あるいは位相ピット信号な
ど光ディスク8に記録されている情報信号が検出され
る。なお、誤差信号検出光学系11および情報信号検出
光学系13の具体的構成については、いずれも公知の事
項なので説明を省略する。
の光学素子により光磁気信号あるいは位相ピット信号な
ど光ディスク8に記録されている情報信号が検出され
る。なお、誤差信号検出光学系11および情報信号検出
光学系13の具体的構成については、いずれも公知の事
項なので説明を省略する。
【0019】本実施例の光ディスク装置は、図1に示す
ように、立ち上げミラー6,対物レンズ7およびアクチ
ュエータ40からなる可動部51が、それ以外の光学
系,光検出器,トラッキング制御装置等からなる固定部
50から分離した構成になっており、アクセス時には可
動部51だけが光ディスク8の半径方向に移動する。
ように、立ち上げミラー6,対物レンズ7およびアクチ
ュエータ40からなる可動部51が、それ以外の光学
系,光検出器,トラッキング制御装置等からなる固定部
50から分離した構成になっており、アクセス時には可
動部51だけが光ディスク8の半径方向に移動する。
【0020】次に、本発明による光ディスク装置の各実
施例で用いられるトラッキング制御装置5のいくつかの
実施例について説明する。
施例で用いられるトラッキング制御装置5のいくつかの
実施例について説明する。
【0021】先ず、本発明のトラッキング制御装置の第
1実施例の具体的構成、および本発明によるトラッキン
グ制御装置の制御原理を、図2および図3を用いて説明
する。図2は本発明のトラッキング制御装置の第1実施
例の構成を示す説明図、図3は本発明のトラッキング制
御装置の基本原理を模式的に示す説明図である。
1実施例の具体的構成、および本発明によるトラッキン
グ制御装置の制御原理を、図2および図3を用いて説明
する。図2は本発明のトラッキング制御装置の第1実施
例の構成を示す説明図、図3は本発明のトラッキング制
御装置の基本原理を模式的に示す説明図である。
【0022】図2に示すトラッキング制御装置5は、例
えば図1の光ディスク装置に搭載されたものである。こ
のトラッキング制御装置5内の前記反射ミラー21およ
び22は、単一の回転軸C上に設けられた連結部材23
の両端に、その反射面が互いに平行になるようにそれぞ
れ固定されている。回転ミラーアクチュエータ41は、
トラッキング制御回路31から供給される回転ミラー駆
動電流に応じて、この連結部材23を回転軸Cのまわり
に所定の角度θだけ回転させる。そして、これによって
連結部材23に固定された反射ミラー21,22の反射
面も、互いに平行な関係を維持しつつ、連結部材23と
同一の回転方向に角度θだけ回転する。一方、前記台形
プリズム20は、両反射ミラー21,22間の光路中の
所定位置に固定されている。
えば図1の光ディスク装置に搭載されたものである。こ
のトラッキング制御装置5内の前記反射ミラー21およ
び22は、単一の回転軸C上に設けられた連結部材23
の両端に、その反射面が互いに平行になるようにそれぞ
れ固定されている。回転ミラーアクチュエータ41は、
トラッキング制御回路31から供給される回転ミラー駆
動電流に応じて、この連結部材23を回転軸Cのまわり
に所定の角度θだけ回転させる。そして、これによって
連結部材23に固定された反射ミラー21,22の反射
面も、互いに平行な関係を維持しつつ、連結部材23と
同一の回転方向に角度θだけ回転する。一方、前記台形
プリズム20は、両反射ミラー21,22間の光路中の
所定位置に固定されている。
【0023】このような構成では、反射ミラー21と2
2の反射面は、その回転角θの如何に拘らず常に平行に
なっている。したがって、台形プリズム20が光路中に
無い場合は、トラッキング制御装置5内に入射するレ−
ザ光束の光軸100と、反射ミラー21,22を順次反
射してトラッキング制御装置5から出射するレーザ光束
の光軸101とは、反射ミラー21と22の回転角θの
如何に拘らず常に平行なものとなる。
2の反射面は、その回転角θの如何に拘らず常に平行に
なっている。したがって、台形プリズム20が光路中に
無い場合は、トラッキング制御装置5内に入射するレ−
ザ光束の光軸100と、反射ミラー21,22を順次反
射してトラッキング制御装置5から出射するレーザ光束
の光軸101とは、反射ミラー21と22の回転角θの
如何に拘らず常に平行なものとなる。
【0024】しかし、反射ミラー21,22間の光路中
に台形プリズム20があると、台形プリズム20の入射
面と反射ミラー21を反射した光軸100がなす角度φ
は、図2中に示すようにφ=2θ+γとなり、反射ミラ
ー21,22の回転角θに応じて増減する。このような
場合には、図3に示すように、台形プリズム20を透過
した光束の光軸は、該台形プリズム20の屈折作用によ
り、入射面と光軸がなす角度φに応じて所定角度βだけ
偏向する。しかもその際、台形プリズム20を出射する
光束の光軸出射位置Pは、その偏向の向きとは逆向きに
所定距離ζだけ平行移動する。
に台形プリズム20があると、台形プリズム20の入射
面と反射ミラー21を反射した光軸100がなす角度φ
は、図2中に示すようにφ=2θ+γとなり、反射ミラ
ー21,22の回転角θに応じて増減する。このような
場合には、図3に示すように、台形プリズム20を透過
した光束の光軸は、該台形プリズム20の屈折作用によ
り、入射面と光軸がなす角度φに応じて所定角度βだけ
偏向する。しかもその際、台形プリズム20を出射する
光束の光軸出射位置Pは、その偏向の向きとは逆向きに
所定距離ζだけ平行移動する。
【0025】そこで、台形プリズム20の頂角α,初期
設置角度γ,厚さt,屈折率nなどを光学系に応じて最
適に設計し、さらにこの台形プリズム20を入射光軸に
対して約35°〜55゜内の所定角度γで設置すると、
光束の偏向に伴って発生する対物レンズ入射光束の光軸
位置ずれを良好にキャンセルし、対物レンズ7に入射す
る光束の光軸が、その偏向角βの如何に拘らず常に対物
レンズ7の光源側焦点位置F近傍を通るようにすること
ができる。そのようにすると、光ディスク8上に集光さ
れる光スポットSが、対物レンズ入射光束の偏向角βに
応じた変位量δ(δ=f0・tanβ; ただし、f0 は
対物レンズ7の焦点距離)だけ変位しても、光ディスク
8からの反射光束の光軸は、入射光束の光軸とほぼ同一
の光路をたどって進行するので、トラッキング誤差信号
検出用の光検出器に入射する検出光スポットもほとんど
位置ずれしなくなる。この結果、プッシュプル方式によ
って検出されるトラッキング誤差信号にもオフセットは
ほとんど発生しなくなる。
設置角度γ,厚さt,屈折率nなどを光学系に応じて最
適に設計し、さらにこの台形プリズム20を入射光軸に
対して約35°〜55゜内の所定角度γで設置すると、
光束の偏向に伴って発生する対物レンズ入射光束の光軸
位置ずれを良好にキャンセルし、対物レンズ7に入射す
る光束の光軸が、その偏向角βの如何に拘らず常に対物
レンズ7の光源側焦点位置F近傍を通るようにすること
ができる。そのようにすると、光ディスク8上に集光さ
れる光スポットSが、対物レンズ入射光束の偏向角βに
応じた変位量δ(δ=f0・tanβ; ただし、f0 は
対物レンズ7の焦点距離)だけ変位しても、光ディスク
8からの反射光束の光軸は、入射光束の光軸とほぼ同一
の光路をたどって進行するので、トラッキング誤差信号
検出用の光検出器に入射する検出光スポットもほとんど
位置ずれしなくなる。この結果、プッシュプル方式によ
って検出されるトラッキング誤差信号にもオフセットは
ほとんど発生しなくなる。
【0026】この様子を図4に示す計算結果により説明
する。図4は、ディスク上光スポットの変位量δとその
変位に伴って発生するトラッキングオフセット量との関
係を示した図である。図4中には、図1および図2の実
施例で説明した本発明のトラッキング制御装置、並びに
従来のガルバノミラー方式を用いたトラッキング制御装
置の各々について、光ディスク装置の可動部51がディ
スクの最内周部,中周部,最外周部のそれぞれの位置に
ある場合の結果が示されている。なお、図中のパラメー
タLは、台形プリズム20から対物レンズ7までの光路
長を表している。
する。図4は、ディスク上光スポットの変位量δとその
変位に伴って発生するトラッキングオフセット量との関
係を示した図である。図4中には、図1および図2の実
施例で説明した本発明のトラッキング制御装置、並びに
従来のガルバノミラー方式を用いたトラッキング制御装
置の各々について、光ディスク装置の可動部51がディ
スクの最内周部,中周部,最外周部のそれぞれの位置に
ある場合の結果が示されている。なお、図中のパラメー
タLは、台形プリズム20から対物レンズ7までの光路
長を表している。
【0027】図4の結果から明らかなように、図1およ
び図2の実施例で説明したトラッキング制御装置5を用
いることにより、従来のガルバノミラーを用いたトラッ
キング制御装置に比べて、トラッキングオフセット量を
大幅に低減したトラッキング制御を行なうことができ
る。
び図2の実施例で説明したトラッキング制御装置5を用
いることにより、従来のガルバノミラーを用いたトラッ
キング制御装置に比べて、トラッキングオフセット量を
大幅に低減したトラッキング制御を行なうことができ
る。
【0028】ところで、図2の実施例では、前記回転軸
Cを反射ミラー21と22のほぼ中間に配置し、その上
部に台形プリズム20を固定した構成になっているが、
この回転軸Cは、反射ミラー21,22の回転に伴う光
束のケラレが所定の許容範囲内であるという条件を満た
す位置であれば、どこに配置しても良い。また、台形プ
リズム20も、反射ミラー21と22の間の光路中であ
ればどこに配置しても構わない。
Cを反射ミラー21と22のほぼ中間に配置し、その上
部に台形プリズム20を固定した構成になっているが、
この回転軸Cは、反射ミラー21,22の回転に伴う光
束のケラレが所定の許容範囲内であるという条件を満た
す位置であれば、どこに配置しても良い。また、台形プ
リズム20も、反射ミラー21と22の間の光路中であ
ればどこに配置しても構わない。
【0029】図5は本発明のトラッキング制御装置の第
2実施例の構成を示す説明図である。本実施例のトラッ
キング制御装置5の反射ミラー回転駆動機構では、各反
射ミラー21,22にそれぞれ回転軸C1およびC2を
設け、さらに反射ミラー同士を2本の連結部材23,2
4で平行関係に連結して、回転ミラーアクチュエータ4
1の駆動力で、反射ミラー21,22同士の平行状態を
保ちつつ両者を回転させるように構成してある(なお本
実施例では、2本の連結部材23,24が用いられてい
るが、連結部材の本数はこれに限定されるものではな
い)。この様な構成のトラッキング制御装置5として
も、前記図2の実施例と同等の効果を奏する。
2実施例の構成を示す説明図である。本実施例のトラッ
キング制御装置5の反射ミラー回転駆動機構では、各反
射ミラー21,22にそれぞれ回転軸C1およびC2を
設け、さらに反射ミラー同士を2本の連結部材23,2
4で平行関係に連結して、回転ミラーアクチュエータ4
1の駆動力で、反射ミラー21,22同士の平行状態を
保ちつつ両者を回転させるように構成してある(なお本
実施例では、2本の連結部材23,24が用いられてい
るが、連結部材の本数はこれに限定されるものではな
い)。この様な構成のトラッキング制御装置5として
も、前記図2の実施例と同等の効果を奏する。
【0030】また図示していないが、反射ミラー21,
22の各々に回転駆動用のアクチュエータを設け、独立
に回転駆動させながら、その回転の向きと角度を電気的
に同期させる(反射ミラー21,22の平行状態を保ち
つつ同期回転させる)構成としても、前記図2の実施例
と同等の効果を奏する。
22の各々に回転駆動用のアクチュエータを設け、独立
に回転駆動させながら、その回転の向きと角度を電気的
に同期させる(反射ミラー21,22の平行状態を保ち
つつ同期回転させる)構成としても、前記図2の実施例
と同等の効果を奏する。
【0031】なお、反射ミラーおよび台形プリズムの数
は、図2,図5の実施例のようにそれぞれ2個あるいは
1個に限定されるものではなく、本発明と同様の作用を
持つ構成であれば、いくつあっても一向に構わない。
は、図2,図5の実施例のようにそれぞれ2個あるいは
1個に限定されるものではなく、本発明と同様の作用を
持つ構成であれば、いくつあっても一向に構わない。
【0032】ところで前記した図4から、光ディスク装
置の可動部51が光ディスク8の半径方向、すなわち例
えばディスクの内周部から外周部に移動すると、それに
応じてディスク上光スポットの変位量δに対するトラッ
キングオフセット量の値が変化する事がわかる。このこ
とは、可動部51の位置によっては、ディスク上光スポ
ットの変位量δが大きくなると、充分なオフセット低減
効果が得られない場合もあることを示している。次に、
このような可動部51の位置によるオフセット低減効果
の変動の問題を解消できるトラッキング制御装置の実施
例について説明する。
置の可動部51が光ディスク8の半径方向、すなわち例
えばディスクの内周部から外周部に移動すると、それに
応じてディスク上光スポットの変位量δに対するトラッ
キングオフセット量の値が変化する事がわかる。このこ
とは、可動部51の位置によっては、ディスク上光スポ
ットの変位量δが大きくなると、充分なオフセット低減
効果が得られない場合もあることを示している。次に、
このような可動部51の位置によるオフセット低減効果
の変動の問題を解消できるトラッキング制御装置の実施
例について説明する。
【0033】図6は本発明のトラッキング制御装置の第
3実施例の構成を示す説明図であり、本実施例は、上記
した可動部51の位置によるオフセット低減効果の変動
の問題を解消するものである。本実施例のトラッキング
制御装置5においても、反射ミラー21,22は、図
2,図5の実施例と同様、所定のトラッキング誤差信号
に応じて所定角度θだけ回転駆動される。さらに本実施
例においては、この反射ミラー21,22とは別個に、
台形プリズム20も回転駆動できる構成になっており、
可動部51の位置の変化、すなわち、台形プリズム20
から対物レンズ7までの光路長Lの変化に応じて、光軸
に対する台形プリズム20の設置角度γを変化させるよ
うに構成されている。このようにすると、可動部51の
位置に拘らず、常に光スポットの変位量δに対するトラ
ッキングオフセット量を最小にすることができる。
3実施例の構成を示す説明図であり、本実施例は、上記
した可動部51の位置によるオフセット低減効果の変動
の問題を解消するものである。本実施例のトラッキング
制御装置5においても、反射ミラー21,22は、図
2,図5の実施例と同様、所定のトラッキング誤差信号
に応じて所定角度θだけ回転駆動される。さらに本実施
例においては、この反射ミラー21,22とは別個に、
台形プリズム20も回転駆動できる構成になっており、
可動部51の位置の変化、すなわち、台形プリズム20
から対物レンズ7までの光路長Lの変化に応じて、光軸
に対する台形プリズム20の設置角度γを変化させるよ
うに構成されている。このようにすると、可動部51の
位置に拘らず、常に光スポットの変位量δに対するトラ
ッキングオフセット量を最小にすることができる。
【0034】例えば図4の例のように、台形プリズム2
0の設置角度γがγ=45°の場合は、可動部51がデ
ィスク中周部(L=95mm)にあるときに光スポット
の変位量δに対するトラッキングオフセット量を最も小
さくできる。一方、図7はγ=40°および50°の場
合の、ディスク上光スポットの変位量δとトラッキング
オフセット量との関係を示した図である。すなわち、γ
=40°では図7の(a)に示すようにディスク最内周
部(L=110mm)に可動部51が位置する場合に、
γ=50°では図7の(b)に示すようにディスク最外
周部(L=80mm)に可動部51が位置する場合に、
それぞれ光スポットの変位量δに対するトラッキングオ
フセット量を最小にすることができる。
0の設置角度γがγ=45°の場合は、可動部51がデ
ィスク中周部(L=95mm)にあるときに光スポット
の変位量δに対するトラッキングオフセット量を最も小
さくできる。一方、図7はγ=40°および50°の場
合の、ディスク上光スポットの変位量δとトラッキング
オフセット量との関係を示した図である。すなわち、γ
=40°では図7の(a)に示すようにディスク最内周
部(L=110mm)に可動部51が位置する場合に、
γ=50°では図7の(b)に示すようにディスク最外
周部(L=80mm)に可動部51が位置する場合に、
それぞれ光スポットの変位量δに対するトラッキングオ
フセット量を最小にすることができる。
【0035】このような台形プリズム20の回転駆動
は、可動部51が光ディスク8の半径方向へ変位した場
合にその変位に応じて行なえば良いので、反射ミラー2
1,22の回転駆動によるトラッキング制御のように高
速に駆動する必要が無く、比較的簡単な駆動機構により
実現できる。
は、可動部51が光ディスク8の半径方向へ変位した場
合にその変位に応じて行なえば良いので、反射ミラー2
1,22の回転駆動によるトラッキング制御のように高
速に駆動する必要が無く、比較的簡単な駆動機構により
実現できる。
【0036】図8は本発明の第2実施例に係る光ディス
ク装置の要部構成を示す説明図である。なお、同図にお
いて図1と均等の構成要素には同一符号を付し、その説
明は割愛する。
ク装置の要部構成を示す説明図である。なお、同図にお
いて図1と均等の構成要素には同一符号を付し、その説
明は割愛する。
【0037】本実施例の光ディスク装置は、図6の実施
例で示したトラッキング制御装置5、すなわち、可動部
51のディスク半径方向へ変位に応じて台形プリズム2
0が回転駆動されるようにしたトラッキング制御装置5
を搭載している。本実施例の光ディスク装置では、前記
した情報信号検出光学系13で検出された情報信号に含
まれる光ディスク8のトラックアドレス信号から、可動
部位置検知回路38によって前記可動部51の光ディス
ク半径方向の位置を検知し、その信号を基に台形プリズ
ム回転制御回路39によって台形プリズム20を回転制
御する構成になっている。このような台形プリズム20
の回転制御系を設けることによって、アクセス動作によ
って可動部51が光ディスク8の最内周部から最外周部
までの任意の位置に移動しても、それに合わせて台形プ
リズム20の設置角度γを自動制御し、常にトラッキン
グオフセット低減効果が最適になるようにすることがで
きる。
例で示したトラッキング制御装置5、すなわち、可動部
51のディスク半径方向へ変位に応じて台形プリズム2
0が回転駆動されるようにしたトラッキング制御装置5
を搭載している。本実施例の光ディスク装置では、前記
した情報信号検出光学系13で検出された情報信号に含
まれる光ディスク8のトラックアドレス信号から、可動
部位置検知回路38によって前記可動部51の光ディス
ク半径方向の位置を検知し、その信号を基に台形プリズ
ム回転制御回路39によって台形プリズム20を回転制
御する構成になっている。このような台形プリズム20
の回転制御系を設けることによって、アクセス動作によ
って可動部51が光ディスク8の最内周部から最外周部
までの任意の位置に移動しても、それに合わせて台形プ
リズム20の設置角度γを自動制御し、常にトラッキン
グオフセット低減効果が最適になるようにすることがで
きる。
【0038】なお、可動部51の位置検知手段として
は、上記の方法以外にも、例えば可動部51に位置セン
サを取付け、その位置センサからの信号で直接位置検知
を行なうようにしても良い。
は、上記の方法以外にも、例えば可動部51に位置セン
サを取付け、その位置センサからの信号で直接位置検知
を行なうようにしても良い。
【0039】以上述べたように本発明のトラッキング制
御装置を用いると、分離型光ディスク装置においても光
スポットのトラッキング制御に伴って発生するトラッキ
ングオフセットを大幅に低減する事ができる。
御装置を用いると、分離型光ディスク装置においても光
スポットのトラッキング制御に伴って発生するトラッキ
ングオフセットを大幅に低減する事ができる。
【0040】ここで、トラッキングオフセットの発生要
因は、今まで述べてきたような光スポットのトラッキン
グ制御に伴って発生するものに限らず、例えば図1また
は図8の実施例における半導体レーザ光源1や、コリメ
ートレンズ2,ビーム整形プリズム3,ビームスプリッ
タ4,立ち上げミラー6などの光学部品、さらには誤差
信号検出光学系11内に設けられたトラッキング誤差信
号検出用の光検出器などの経時的位置ずれに起因したト
ラッキングオフセットも発生する。
因は、今まで述べてきたような光スポットのトラッキン
グ制御に伴って発生するものに限らず、例えば図1また
は図8の実施例における半導体レーザ光源1や、コリメ
ートレンズ2,ビーム整形プリズム3,ビームスプリッ
タ4,立ち上げミラー6などの光学部品、さらには誤差
信号検出光学系11内に設けられたトラッキング誤差信
号検出用の光検出器などの経時的位置ずれに起因したト
ラッキングオフセットも発生する。
【0041】図9は、その様子を説明するための模式図
である。半導体レーザ光源1または光学部品の位置ずれ
によってレーザ光束の光軸100および101が傾く
と、それに合わせて図1または図8の誤差信号検出光学
系11内に設けられたトラッキング誤差信号検出用の2
分割光検出器14上に照射される検出光スポット102
の照射位置もずれてしまう。その結果、差動アンプ32
を経て出力されるトラッキング誤差信号にオフセット電
圧Voff が発生する。しかし、このようなトラッキング
オフセット電圧Voff は、トラッキング制御によるディ
スク上光スポットの変位量δには依存せず、例えば半導
体レーザ光源1または光学部品の位置ずれ量が一定なら
ば、ほぼ一定値をとる。そこで所定の電気回路によっ
て、このオフセット電圧Voff を良好に補正することが
可能である。
である。半導体レーザ光源1または光学部品の位置ずれ
によってレーザ光束の光軸100および101が傾く
と、それに合わせて図1または図8の誤差信号検出光学
系11内に設けられたトラッキング誤差信号検出用の2
分割光検出器14上に照射される検出光スポット102
の照射位置もずれてしまう。その結果、差動アンプ32
を経て出力されるトラッキング誤差信号にオフセット電
圧Voff が発生する。しかし、このようなトラッキング
オフセット電圧Voff は、トラッキング制御によるディ
スク上光スポットの変位量δには依存せず、例えば半導
体レーザ光源1または光学部品の位置ずれ量が一定なら
ば、ほぼ一定値をとる。そこで所定の電気回路によっ
て、このオフセット電圧Voff を良好に補正することが
可能である。
【0042】図10はトラッキングオフセットの直流成
分を補正するトラッキングオフセット補正回路の1実施
例である。トラッキング制御OFFの状態で差動アンプ
32から出力されたトラッキング誤差信号は、A/D変
換器33によってディジタル信号に変換された後、上側
ピーク検出器34および下側ピーク検出器35によって
トラッキング誤差信号波形の各ピーク値が検出される。
そして、マイクロコンピュータ36によりその平均値か
らオフセット電圧が算出され、マイクロコンピュータ3
6内のメモリに記憶される。トラッキング制御がONさ
れると、その信号を受けてマイクロコンピュータ36は
記憶していたオフセット電圧値を出力し、D/A変換器
37を経て元のトラッキング誤差信号から減算する。こ
の結果、トラッキング制御がONされる直前のトラッキ
ング誤差信号に発生していたトラッキングオフセット
が、トラッキング制御動作期間中除去される。
分を補正するトラッキングオフセット補正回路の1実施
例である。トラッキング制御OFFの状態で差動アンプ
32から出力されたトラッキング誤差信号は、A/D変
換器33によってディジタル信号に変換された後、上側
ピーク検出器34および下側ピーク検出器35によって
トラッキング誤差信号波形の各ピーク値が検出される。
そして、マイクロコンピュータ36によりその平均値か
らオフセット電圧が算出され、マイクロコンピュータ3
6内のメモリに記憶される。トラッキング制御がONさ
れると、その信号を受けてマイクロコンピュータ36は
記憶していたオフセット電圧値を出力し、D/A変換器
37を経て元のトラッキング誤差信号から減算する。こ
の結果、トラッキング制御がONされる直前のトラッキ
ング誤差信号に発生していたトラッキングオフセット
が、トラッキング制御動作期間中除去される。
【0043】なお図10は、ディジタル回路によるトラ
ッキングオフセット補正回路の1例を示しているが、も
ちろんこの回路に限定されることは無く、トラッキング
制御動作直前または、トラックジャンプ中のトラッキン
グ誤差信号からトラッキングオフセット量を検出し、ト
ラッキング制御動作期間中その検出値を保持してトラッ
キング誤差信号にネガティブフィードバックする機能を
もつ回路ならばどのような回路でも良い。
ッキングオフセット補正回路の1例を示しているが、も
ちろんこの回路に限定されることは無く、トラッキング
制御動作直前または、トラックジャンプ中のトラッキン
グ誤差信号からトラッキングオフセット量を検出し、ト
ラッキング制御動作期間中その検出値を保持してトラッ
キング誤差信号にネガティブフィードバックする機能を
もつ回路ならばどのような回路でも良い。
【0044】以上説明したようなトラッキングオフセッ
ト補正回路と本発明のトラッキング制御装置とを組み合
わせる事により、トラッキング制御時のディスク上光ス
ポット変位量δ、可動部51の位置、および半導体レー
ザ光源や光学部品の位置ずれなどに起因する静的なトラ
ッキングオフセットに影響されること無く、常に高精度
かつ安定なトラッキング制御が可能になる。
ト補正回路と本発明のトラッキング制御装置とを組み合
わせる事により、トラッキング制御時のディスク上光ス
ポット変位量δ、可動部51の位置、および半導体レー
ザ光源や光学部品の位置ずれなどに起因する静的なトラ
ッキングオフセットに影響されること無く、常に高精度
かつ安定なトラッキング制御が可能になる。
【0045】また、上記のようなトラッキングオフセッ
ト補正回路は、本発明のトラッキング制御装置との組み
合わせに限定されるものではなく、例えば台形プリズム
自身を回転駆動することによってトラッキング制御を行
なう装置や、あるいは従来のガルバノミラー方式を用い
た装置など他のトラッキング制御装置と組み合わせても
構わない。
ト補正回路は、本発明のトラッキング制御装置との組み
合わせに限定されるものではなく、例えば台形プリズム
自身を回転駆動することによってトラッキング制御を行
なう装置や、あるいは従来のガルバノミラー方式を用い
た装置など他のトラッキング制御装置と組み合わせても
構わない。
【0046】最後に、以上述べた実施例は、いずれも1
個の光スポットを光ディスク上に照射する光ディスク装
置に本発明のトラッキング制御装置を適用した例であっ
たが、もちろん同様のトラッキング制御装置を2個以上
の光スポットを照射する光ディスク装置に適用しても良
い。この場合は、本発明のトラッキング制御装置を複数
の光スポットの相対位置補正装置として用いる事も可能
である。
個の光スポットを光ディスク上に照射する光ディスク装
置に本発明のトラッキング制御装置を適用した例であっ
たが、もちろん同様のトラッキング制御装置を2個以上
の光スポットを照射する光ディスク装置に適用しても良
い。この場合は、本発明のトラッキング制御装置を複数
の光スポットの相対位置補正装置として用いる事も可能
である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、分離型光
ディスク装置に適応したトラッキング制御装置およびそ
れを用いた光ディスク装置において、光スポットの変位
に伴うトラッキングオフセットの発生を大幅に低減する
ことが可能となり、その産業的価値は多大である。
ディスク装置に適応したトラッキング制御装置およびそ
れを用いた光ディスク装置において、光スポットの変位
に伴うトラッキングオフセットの発生を大幅に低減する
ことが可能となり、その産業的価値は多大である。
【図1】本発明の第1実施例に係る光ディスク装置の要
部構成を示す説明図である。
部構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例の光ディスク装置に搭載される
トラッキング制御装置の第1実施例の構成を示す説明図
である。
トラッキング制御装置の第1実施例の構成を示す説明図
である。
【図3】本発明の実施例によるトラッキング制御装置の
基本原理を模式的に示す説明図である。
基本原理を模式的に示す説明図である。
【図4】本発明の実施例によるトラッキング制御装置と
従来装置における、光スポット変位量とトラッキングオ
フセット量との関係の1例を示す説明図である。
従来装置における、光スポット変位量とトラッキングオ
フセット量との関係の1例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例の光ディスク装置に搭載される
トラッキング制御装置の第2実施例の構成を示す説明図
である。
トラッキング制御装置の第2実施例の構成を示す説明図
である。
【図6】本発明の実施例の光ディスク装置に搭載される
トラッキング制御装置の第3実施例の構成を示す説明図
である。
トラッキング制御装置の第3実施例の構成を示す説明図
である。
【図7】本発明の実施例によるトラッキング制御装置に
おける、光スポット変位量とトラッキングオフセット量
との関係の他の例を示す説明図である。
おける、光スポット変位量とトラッキングオフセット量
との関係の他の例を示す説明図である。
【図8】図6のトラッキング制御装置を搭載した本発明
の第2実施例に係る光ディスク装置の要部構成を示す説
明図である。
の第2実施例に係る光ディスク装置の要部構成を示す説
明図である。
【図9】光軸傾きによるトラッキングオフセットの発生
を模式的に示す説明図である。
を模式的に示す説明図である。
【図10】本発明の実施例の光ディスク装置に適用され
るトラッキングオフセット補正回路の1例を示すブロッ
ク図である。
るトラッキングオフセット補正回路の1例を示すブロッ
ク図である。
1 半導体レーザ光源 7 対物レンズ 8 光ディスク 5 トラッキング制御装置 20 台形プリズム 21,22 反射ミラー C,C1,C2 回転軸 34 上側ピーク検出器 35 下側ピーク検出器 36 マイクロコンピュータ 38 可動部位置検知回路 39 台形プリズム回転制御回路 41 回転ミラーアクチュエータ 50 固定部 51 可動部 100 トラッキング制御装置に入射するレーザ光束の
光軸 101 トラッキング制御装置から出射するレーザ光束
の光軸
光軸 101 トラッキング制御装置から出射するレーザ光束
の光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 三浦 美智雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 鈴木 基之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 田中 久光 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 レーザ光源と、該レーザ光源が発するレ
−ザ光を光学的情報記録媒体上の所定位置に集光し光ス
ポットを形成する対物レンズと、前記光学的情報記録媒
体を反射した前記光スポットの反射レ−ザ光から該光ス
ポットのトラッキング誤差信号を検出する光信号検出手
段と、前記トラッキング誤差信号に基づいて前記光スポ
ットのトラッキング制御を行うトラッキング制御装置
と、を備えた光学的記録再生装置のためのトラッキング
制御装置において、 前記トラッキング制御装置は、前記レ−ザ光が入射する
第1の面と該レ−ザ光が出射する第2の面が非平行であ
る光学素子と、回転機能を有する反射ミラーと、を備え
たことを特徴とするトラッキング制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 前記トラッキング制御装置は、同時に同一の回転方向へ
同一の回転角度だけ回転駆動される少なくとも2個の前
記反射ミラーを備え、かつ前記2個の反射ミラー間の光
路中に前記光学素子を設けたことを特徴とするトラッキ
ング制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記光学素子は、前記レ−ザ光が入射する第1の面と該
レ−ザ光が出射する第2の面が非平行であるプリズムで
あって、少なくとも該プリズムの前記第1の面が該第1
の面に入射するレーザ光の光軸に対して35°〜55゜
の角度になるように配置されることを特徴とするトラッ
キング制御装置。 - 【請求項4】 請求項1または2または3記載におい
て、 前記光学素子は、前記反射ミラーの回転軸と略同一面内
にある回転軸の回りに回転駆動できることを特徴とする
トラッキング制御装置。 - 【請求項5】 レーザ光源と、該レーザ光源が発するレ
−ザ光を光学的情報記録媒体上の所定位置に集光し光ス
ポットを形成する対物レンズと、前記光学的情報記録媒
体を反射した前記光スポットの反射レ−ザ光から該光ス
ポットのトラッキング誤差信号を検出する光信号検出手
段と、前記トラッキング誤差信号に基づいて前記光スポ
ットのトラッキング制御を行うトラッキング制御装置
と、を備えた光学的記録再生装置において、 前記光学的記録再生装置は、前記レーザ光源と前記光信
号検出手段と請求項1乃至4の何れかに記載の前記トラ
ッキング制御装置とを含む固定部と、前記対物レンズを
含む可動部とを具備し、前記可動部のみが所定方向に移
動することを特徴とする光学的記録再生装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至4の何れかに記載の前記ト
ラッキング制御装置と、前記トラッキング誤差信号に現
われるオフセット電圧を検知する検知手段と、前記オフ
セット電圧を前記トラッキング誤差信号から減算する減
算手段と、を備えたことを特徴とする光学的記録再生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13075793A JPH06349087A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラッキング制御装置およびそれを用いた光学的記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13075793A JPH06349087A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラッキング制御装置およびそれを用いた光学的記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06349087A true JPH06349087A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15041929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13075793A Pending JPH06349087A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | トラッキング制御装置およびそれを用いた光学的記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06349087A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7751105B2 (en) | 2006-06-26 | 2010-07-06 | Fujitsu Limited | Hologram recording apparatus and hologram recording/reproducing method |
| US8223413B2 (en) | 2007-12-11 | 2012-07-17 | Fujitsu Limited | Hologram recorder |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP13075793A patent/JPH06349087A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7751105B2 (en) | 2006-06-26 | 2010-07-06 | Fujitsu Limited | Hologram recording apparatus and hologram recording/reproducing method |
| US8223413B2 (en) | 2007-12-11 | 2012-07-17 | Fujitsu Limited | Hologram recorder |
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