JPH0635037U - 自動車などにおける飲料容器の保持装置 - Google Patents

自動車などにおける飲料容器の保持装置

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JPH0635037U
JPH0635037U JP7776192U JP7776192U JPH0635037U JP H0635037 U JPH0635037 U JP H0635037U JP 7776192 U JP7776192 U JP 7776192U JP 7776192 U JP7776192 U JP 7776192U JP H0635037 U JPH0635037 U JP H0635037U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車などの車輌に装備される飲料容器の保
持装置であって、その飲料容器のホルダー部分を折畳ま
ずに該ホルダー部分を蓋兼支承プレートの開閉操作によ
って同時且つ円滑に起伏させる。 【構成】 自動車などの内装部材Bに組込まれるケース
1と、このケース1の下部両側に枢支されて略水平位置
まで開き出し可能とされ、且つ該ケース1の開口面を塞
ぐ蓋兼支承プレート2と、この蓋兼支承プレート2より
下方に設けられ、しかも該ケース1の下部両側に設けら
れている背面側に湾曲した溝5、5に案内されて該ケー
ス1内に収納可能に起伏自在とされているホルダー部材
3と、このホルダー部材3と前記蓋兼支承プレート2と
に枢支されている連結バー4とを有する保持装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車などの内装部材、例えばインスツルメントパネルの面、ド ライバーシートの背面などに組込まれて用いられる飲料容器の保持装置に関し、 より詳細には、これらのパネルあるいはシートの面と面位置の状態に閉じられる 蓋兼支承プレートを有し、この蓋に飲料容器の比較的上部を保持するためのホル ダー部材を連結した保持装置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの各種の車輌では通例居住空間が必要最小限とされていることが多 く、この種の狭い居住空間では、この居住空間を有効に活用する目的から車内側 の夫々の側壁面などにトレー、灰皿あるいはカップホルダーなどを組付け、使用 に際して、これらの組付け側壁面などからトレー、灰皿あるいはカップホルダー を引き出し、あるいは倒し出して用いていた。
【0003】 かゝる収納ないしは支承手段の中でも、ジュースなどの各種の飲料類、アルコ ール類、スープ類などの所謂飲料類を保持する手段は、自動車などの揺れに伴っ て、この種の飲料の収納容器が倒れたり、ずれ出したりすることのないように特 別の工夫がなされており、一般的には、缶、罎、コップなどの底部を受けるトレ ー部分と、このトレー部分で支承された缶などの比較的上部を保持するリング状 のホルダー部分とを有するものがある。
【0004】 このように缶などの底部を受けるトレー部分と、このトレー部分で支承された 缶などの比較的上部を保持するホルダー部分とを有する飲料容器保持具では、通 例、このトレー部分と、ホルダー部分とを自動車などの内装部材、例えばインス ツルメントパネルに回動可能に枢支して設け、不使用時には、このインスツルメ ントパネル内にホルダー部分を倒し込みの状態で押し入れると共に、このインス ツルメントパネル内に収納したホルダー部分を、このインスツルメントパネル面 に同様にして倒し込んだ前記のトレー部分で覆う構成としている。 又、この種の飲料容器保持具の使用に際しては、このインスツルメントパネル 面にあるトレー部分を略水平位置まで開き出し回動させて、缶などの支承面とし 、このトレー部分の上方にリング状のホルダー部分が位置するように前記インス ツルメントパネル内から該ホルダー部分を引き出し使用していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この種の飲料容器保持具では、缶などの支承面を構成するトレー部分と、缶な どの転倒あるいは横ずれを防止するホルダー部分とを各別にインスツルメントパ ネルなどの内装部材から引き出す必要があり、例えば、運転をしながらこの種の 容器保持具を取り出し、摂飲中の缶容器などを、これに保持させ、あるいは走行 中の自動車内で摂飲中の缶容器などを、この種の容器保持を取り出して保持させ る必要のある場合などでは、缶容器などを容易に保持具に収めることが難しく、 円滑な運転の支承となり、あるいは揺れている車輌内での安全性に難をもたらす 不都合があった。
【0006】 かゝる点から、缶などの支承面を構成するトレー部分と、缶などの転倒あるい は横ずれを防止するホルダー部分とを連結し、トレー部分を内装部材から回動状 態で引き出す際に、このトレー部分の回動に追随してホルダー部分が回動しなが ら内装部材から引き出されるように構成した各種の飲料容器保持具がある。 しかしながら、この種の飲料容器保持具は、トレー部分の回動に追随して回動 されるホルダー部分の回動が、該トレー部分の回動に対して円滑に追随し難く、 この為ワンアクションによるトレー部分と、ホルダー部分との回動開き出しを困 難としていた。
【0007】 かゝる点から、ホルダー部分を折畳み可能の構成とし、このホルダー部分と、 トレー部分とを同一の処理動作によって内装部材から該ホルダー部分と、トレー 部分とを回動状態で取り出し、あるいは、この内装部材に向けて倒し込み状態で 収納する構成の飲料容器の保持具が提案されている。 しかしながら、この種の保持具は、ホルダー部分が折り畳まれる構成とされて いることから、、外観のシンプル性が阻害されると共に、機構が複雑であって動 作時に故障を生じ易いなどの不都合を有していた。
【0008】 本考案は、かゝる従来における飲料容器保持具の不都合に鑑み、動作機構が簡 素であり、しかもホルダー部分が折畳まれない構成とされていると共に、ホルダ ー部分が蓋兼支承プレートの開閉操作によって同時に且つ円滑に該蓋兼支承プレ ートの回動に追随して起伏し得るようにした飲料容器の保持装置を廉価に提供す ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自動車における飲料容器の保持装置は、前記の目的を達成するも のとして、この保持装置を、自動車などの内装部材Bに組込まれるケース1と、 このケース1の下部両側に枢支されて略水平位置まで開き出し可能とされ、且つ 該ケース1の開口面を塞ぐ蓋兼支承プレート2と、この蓋兼支承プレート2より 下方に設けられ、しかも該ケース1の下部両側に設けられている背面側に湾曲し た溝5、5に案内されて該ケース1内に収納可能に起伏自在とされているホルダ ー部材3と、このホルダー部材3と前記蓋兼支承プレート2とに枢支されている 連結バー4とを有する構成としてある。
【0010】
【作用】
ホルダー部材3と、蓋兼支承プレート2とが連結バー4によって夫々枢支状態 で連結されていると共に、ホルダー部材3が、ケース1の比較的下部両側に設け た溝5、5に案内されて、このケース1内に収納可能な状態で起伏自在とされて いることから、 蓋兼支承プレート2を、ケース1に対し、開き出し方向、又は閉じ込み方向に 回動させることによって、ホルダー部材3は、この蓋兼支承プレート2の回動に 追随して無理なく起伏される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る典型的な保持装置の一実施例を添付の図面について詳細に 説明する。 図1は、本装置を自動車などの内装部材に組付ける前の状態を斜視で示してお り、図2は同装置のホルダー部材3を同様に斜視で示している。 図3と図4とは同装置を縦断面の状態で示したものであって、図3はホルダー 部材3をケース1内に収め、このケース1の開口面を蓋兼支承プレート2によっ て覆った状態を示しており、図4は、蓋兼支承プレート2と共にホルダー部材3 をケース1から引き出し、缶容器Cを支承する状態を示している。 図5と図6とは前記装置を夫々の側面から示したものであって、図5は蓋兼支 承プレート2と共にホルダー部材3をケース1内に収めた状態を一方の側面から 示し、図6は該蓋兼支承プレート2とホルダー部材3とを該ケース1から引き出 した状態を他方の側面から示している。 更に図7は、前記装置におけるケース1をギヤ6を残した状態で断面して示し たものであって蓋兼支承プレート2とホルダー部材3とをケース1から略水平状 態になるまで引き出した状態で示している。 又、図8は、前記装置を正面から見たものであって、ケース1から蓋兼支承プ レート2と、ホルダー部材3とを同様に引き出した状態で示している。 更に図9は雌係止具に用いられているハート状のカム溝を示す構成図である。
【0012】 本実施例に係る飲料容器の保持装置は、自動車などの車輌類において主として 用いられるものであって、各種の飲料用の缶容器類、罎容器類、コップ類など種 々の飲料容器の保持に用いるものであり、内装部材Bに組込まれるケース1と、 このケース1の下部両側に枢支されて略水平位置まで開き出し可能とされ、且つ 該ケース1の開口面を塞ぐ蓋兼支承プレート2と、更に該ケース1の比較的下部 両側の溝に案内されて該ケース1内に収納可能に起伏自在とされているホルダー 部材3と、このホルダー部材3と前記蓋兼支承プレート2とに枢支されている連 結バー4とを少なくとも有するものとして構成されている。
【0013】 先ず、ケース1は、概ね長方体状の枠体で構成されており、相対向している側 板1a、1a’と、天板1b及び底板1cとにより構成される枠状物の背面側に 背板1dを組付けたものであり、前面側が開口面1eとしてある。 又、このケース1の背板1dには、窓7が大きく開設されており、この窓7の 上方にある背板1dと天板1bとに亘って雌係止具8の筒状取付け部9が設けら れている。 更に、ケース1の天板1bの前縁部分が凹欠部1gとしてあり、追って説明す る蓋兼支承プレート2の押同操作に適する構成としてある。 更にケース1の底板1cの前縁部分に前板1fを該底板1cに連続して立上り 状態に設け、水平方向に開き出される蓋兼支承プレート2に対し強い力が作用し 、追って説明するケース1にある溝5の上端5aにホルダー部材3の案内子10 が停止されなかった際の非常用の受け面を構成させている。
【0014】 かゝる構成からなるケース1の両側にある側板1a、1a’の下部の向き合っ ている面、即ちケース1の内側に溝5、5を対向して設ける。 この溝5、5は、側板1a、1a’の外方に向けた凸状部11の内側に設けら れているものであって、典型的には、弧状の背をケース1の背面側に向けた状態 で設けてある。 この溝5、5は、追って説明するホルダー部材3の取付け基部側の両側にある 案内子10、特に連続して設けられている一対の案内子10、10を円滑に案内 し得る曲率をもつ構成としてあり、追って説明する連結バー4の枢支されている 蓋兼支承プレート2と、ホルダー部材3において、蓋兼支承プレート2における 連結バー4の枢支部分の描く円弧状の軌跡と、ホルダー部材3における連結バー 4の枢支部分の描く円弧状の軌跡との間の間隔が逐次変化することに対応し、該 ホルダー部材3の取付け基部側を移動し、該ホルダー部材3における連結バー4 の枢支部分の描く軌跡を変化させることで吸収し、このホルダー部材3に対する 蓋兼支承プレート2における引き出し、あるいは押動々作を円滑になし得る構成 の溝5としてある。
【0015】 この溝5は、より具体的には、上端5aが、ケース1の前方を向いており、こ の上端5aから漸次曲率を強めた状態でケース1の後方側に湾曲し、弧状をなす 背5bをケース1の側板1a、1a’の背面側に近づけた後、溝5の下端5cを 側板1a、1a’の下方に抜けた構成としてある。 この結果、この溝5に案内されるホルダー部材3は、溝5の上端5aの側では 、該ホルダー部材3をケース1の後方側に大きく移動しながら該ケース1に向け て起立し、次いで溝5の背5b部分でホルダー部材3をケース1の下方に向けて 大きく移動しながら該ケース1に向けて起立した後、該ケース1内に収納される 。 又、このホルダー部材3を更に下方に押し下げることによって、該ホルダー部 材3の案内子10を溝5の下端5cにある垂直な溝部分から外方に導き出して、 該ホルダー部材3をケース1から取り外し、又は、これと逆向きにして該ホルダ ー部材3をケース1に組付け得る構成としてある。
【0016】 次いで、ホルダー部材3は、その板厚方向に缶容器などの入れ込まれる円形の 第1の穴12と、この第1の穴12よりも小径であり、しかも一部が開放されて いる第2の穴13とを有すると共に、その取付け基部3a側の両側に案内子10 を有する突起14が設けてある。 この穴13は、この穴13を構成するリング部15が一部切欠き状態にしてあ り、該リング部15に充分な可撓性をもたせるようにして、該リング部15によ って穴13に入れ込まれたコップ、缶などを弾性的に保持し得る構成としてある 。 又、このように稍々小さめの穴13とし、しかも一部を切欠いてリング部15 に可撓性をもたらせたことから、太さを異にする各種のコップ、缶などの確実な 保持を可能としている。
【0017】 又、取付け基部3aの側に対し、穴12、13の設けられている側を稍々斜め 上方に傾斜する構成とし、取付け基部3a側と、蓋兼支承プレート2の枢支部と の間の間隔に対して、蓋兼支承プレート2と穴12、13側にあるホルダー部材 3との間の間隔が大きくなるようにしてあり、蓋兼支承プレート2とホルダー部 材3とにおける夫々の連結バー4の枢支点の移動軌跡を極力近似させながら、蓋 兼支承プレート2に載置した缶などの比較的上部をホルダー部材3によって保持 し得る構成としている。
【0018】 又、取付け基部3aの側の両側に突起14を板状に設けることで、ケース1の 内側面とホルダー部材3との間に連結バー4の動作空間を構成するようになすと 共に、この板状の突起14の前後端に一対の案内子10、10を設けることによ って溝5に入れ込まれた案内子10、10が該溝5の湾曲に容易に追随して移動 でき、しかも、該溝5内で、このホルダー部材3を案内子10、10による2点 での支持をなし得るようにしてある。
【0019】 このように構成されるホルダー部材3は、前記の溝5に案内されながらケース 1に向けて起立し、しかも、このケース1内に倒し込みの状態で収納し得るよう にケース1に組付けられる。
【0020】 次いで、缶容器などの載置に用いられる蓋兼支承プレート2は、前記ケース1 の開口面1eを略覆う大きさの板からなり、その取付け基部2aの側の両側に上 方、即ちケース1の内側に向けて突き出す支持片16を設けてあり、この支持片 16に設けた枢支軸17によってケース1の下部に対し回動可能に枢支してある 。 この結果、蓋兼支承プレート2は、その板部と枢支位置とが隔てられることゝ なり、この枢支軸17を支点として回動する蓋兼支承プレート2を、ケース1の 開口面1eの各開口縁と面一の状態に構成できると共に、外方に開き出された該 蓋兼支承プレート2に強い力が作用した際に、該蓋兼支承プレート2の下側、即 ちケース1に対して外側の面が該ケース1の前板1fの上端によって緊急的に支 承される構成としてある。
【0021】 又、この蓋兼支承プレート2は、その前端部分に、前記ケース1の凹欠部1g の奥行幅よりも小さい立上り幅の突壁2bが設けてあると共に、前記ケース1の 雌係止具8に挿入係止される雄係止具18を該ケース1と対面する側に設けてあ る。
【0022】 かゝる構成からなる蓋兼支承プレート2と、ホルダー部材3とが該ホルダー部 材3を上方に位置づけた状態で連結バー4によって連結されている。 この連結バー4は、蓋兼支承プレート2の比較的前端側と、ホルダー部材3の 比較的取付け基部3aの側との間に亘って設けてあり、該連結バー4の夫々の端 部を蓋兼支承プレート2と、ホルダー部材3の両側面に沿わせてた状態で枢支し てある。
【0023】 このように蓋兼支承プレート2の前端側、即ち蓋兼支承プレート2をケース1 に向けて起立した際の上部側と、ホルダー部材3の取付け基部側、即ち、該ホル ダー部材3をケース1に向けて起立した際の下部側との間を連結するように連結 バー4を設け、しかも蓋兼支承プレート2の上方、即ちケース1の側にホルダー 部材3を設けることによって、蓋兼支承プレート2の回動に伴うホルダー部材3 の円滑な起伏を可能とし、該ホルダー部材3をケース1内に収納し、又は該ケー ス1から引き出されたホルダー部材3を蓋兼支承プレート2の上方で安定に保持 することができる。 更に、ケース1から引き出されたホルダー部材3は、前記の案内子10が溝5 の上端5aに当接し、従って、それ以上、前方、即ち蓋兼支承プレート2の側に 向けて倒れ込まない構成としてあると共に、一対の案内子10、10が、溝5内 の2ケ所を支持する構成としてあり、このケース1から引き出されたホルダー部 材3の姿勢保持が更に確実とされている。
【0024】 尚、蓋兼支承プレート2に対する連結バー4の組付けは、該蓋兼支承プレート 2の上面、即ち、ケース1に向き合っている側に支持片19を設け、この支持片 19に該連結バー4を枢支させる構成としてあり、この支持片19の立設基部側 に該連結バー4の収まる凹部20を設け、該連結バー4の円滑な動作をなし得る 構成としてある。
【0025】 かゝる構成からなる保持装置において、蓋兼支承プレート2及びホルダー部材 3のワンタッチ動作と円滑な動作とをもたらすため、蓋兼支承プレート2を常時 開き出し方向に付勢する付勢手段と、この付勢力を緩衝するための緩衝手段とを 設けている。 かゝる付勢手段と、この付勢力の緩衝手段とは、ケース1の側板 1aから突き出された蓋兼支承プレート2の枢支軸17に略扇形のギヤ6を固定 すると共に、このギヤ6をネジリコイルバネ21によって該蓋兼支承プレート2 がケース1から開き出す側に付勢する構成としてあり、このギヤ6にオイルダン パー22のギヤ23を噛合させることで前記付勢を緩衝する構成としてある。
【0026】 先ずギヤ6は、ケース1の側板1aから突き出している蓋兼支承プレート2の 枢支軸17に比較的太い径の軸17aを連設し、この軸17aの先端を角軸状と してギヤ6を固定している。 そして、軸17aに巻装したネジリコイルバネ21の一端21aをギヤ6に、 他端21bをケース1のボス部に夫々固定し、蓋兼支承プレート2をケース1の 開口面1eに係止した際に、このネジリコイルバネ21が図5に示すように圧縮 される構成とし、この際に、扇形をなすギヤ6の歯列がケース1の背面側を向く ようにギヤ6を軸17aに固定する。 この状態で、扇形をなすギヤ6の歯列の上部にオイルダンパー22のギヤ23 が噛合するように組付ける。 このように組付けられた付勢手段及び緩衝手段は、ネジリコイルバネ21の付 勢力による蓋兼支承プレート2の開き出しに伴って、扇形をなすギヤ6の歯列が ケース1の前方に向くように回動すると共に、オイルダンパー22のギヤ23を ギヤ6に噛合することで該ギヤ6の回動を抑制する。
【0027】 尚、こゝで用いられる緩衝手段としてのオイルダンパーは、ギヤ23と同軸に 設けた円盤を粘性の高いオイルの充填されている筒内に設けたものであって、こ の筒内にある円盤がオイルの抵抗を受けることでギヤ6の回動を抑制する構成の ものであり、該ギヤ6の回動を抑制する手段であれば、他のいかなる構造のもの であっても良い。
【0028】 尚又、前記の蓋兼支承プレート2をケース1に係止する手段は、該蓋兼支承プ レート2が前記付勢手段によって前方に開き出すのを抑制する手段であれば良く 、例えば、図示例ではプッシュラッチと称されている係止手段を用いている。 この係止手段の雌係止具8は、摺動子24の収まる筒体25と、この摺動子2 4を常時突き出し側に付勢しているスプリング26と、この摺動子24の動作を 規制するピン27と、このピン27を摺動子24のカム溝29に押しつける板バ ネ28とを有している。
【0029】 又、摺動子24は、その上面にカム溝29を有すると共に、前端部に弾性係止 片30を摺動子24の本体部分から離して設け、この弾性係止片30と本体部分 との間の間隙31に雄係止具18を挿入し得る構成としてあり、この弾性係止片 30の間隙31の側に設けられている係止凸部30aと、前記雄係止具18の係 止凸部18aとが互に係止し合う構成としてある。 そして、この間隙31に押し込まれた雄係止具18は、前記の摺動子24が筒 体25内に移動することによって、この間隙31を構成している弾性係止片30 の撓み出しが抑制され、雌係止具8に確実に係止される。 又、この雄係止具18を係止している雌係止具8の摺動子24を筒体25から 前方に押し出し、この間隙31を構成している弾性係止片30の撓み出しを可能 とすることによって雄係止具18を雌係止具8から引き離すことがでできる。
【0030】 尚、この摺動子24の出没は、この摺動子24に設けられているハート状のカ ム溝29に屈曲したピン27の一端を案内させ、ピン27の屈曲した他端を筒体 25に設けた孔に揺動可能に挿入すると共に、このピン27を板バネ28で前記 カム溝29の側に押しつけるように設けることによってなす構成としてあり、 摺動子24と、筒体25の奥壁との間に介在されたスプリング26の付勢に抗し 、又は付勢を利用して、該摺動子24を押し込み状態又は突き出し状態にしてい る。
【0031】 前記カム溝29は、典型的には、図9に示される所謂ハート状カム溝であって 、摺動子24が筒体25から突き出している状態でピン27の屈曲端27aが導 入部29aにあり、この摺動子24を蓋兼支承プレート2を閉じることによって 筒体25に押し入れる。この摺動子24の押し入れに伴って該ピンの屈曲部27 aが段差32aによって往路29bに案内されながら段差32bから落ちるよう にして第1の押し込み部29cに案内され、ピン27の屈曲端27aがこの押し 込み部29cに突き当ることで、摺動子24のさらなる押し込みができなくなる 。 この状態で、摺動子24に対する押動即ち、蓋兼支承プレート2に対する押動 を中止することで、ピン27の屈曲端27aは前記の段差32bによって係止部 29dに段差32cから落ちるようにして案内されることゝなり、摺動子24は スプリング26の付勢に抗して、その押し込み位置で係止され、蓋兼支承プレー ト2をケース1に係止することができる。 次いで、蓋兼支承プレート2を軽く押すことによって摺動子24の係止部29 dにあったピン27の屈曲端27aは段差32cの存在によって第2の押し込み 部29eに段差32dを落ちるようにして案内されると共に、段差32dの存在 によってスプリング26の付勢を受けて復路29fから段差32aを落ちるよう にして導入部29に案内され、係止していた雄係止具18に対する弾性係止片3 0の強い係止状態を開放する。
【0032】
【考案の効果】
本考案に係る飲料容器の保持装置は、叙上の特長ある構成、特に、蓋兼支承プ レート2とホルダー部材3とを連結バー4によって連結し、ホルダー部材3を蓋 兼支承プレート2と共にケース1に向けて起立又はケース1から引き出し得る構 成としたことから、装置全体が簡素な構成とされるにも拘らず、ホルダー部材3 の動きが滑らかであり、動作部分に動作不良などの故障を生じない特長を有して いる。 又、ホルダー部材3が蓋兼支承プレート2に追随して移動し、このホルダー部 材3自体を折畳む必要がなく、外観のすっきりとした保持装置の提供を可能とし ている。 更に、装置全体が簡素な構成とされていることから製作コスト、組立てコスト が割安となる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の典型的な一実施例の保持装
置を示す斜視図
【図2】同装置に用いられるホルダー部材の斜視図
【図3】同装置で蓋兼支承プレート2を閉じた状態の縦
断面図
【図4】同装置で蓋兼支承プレート2を開き出した状態
の縦断面図
【図5】同装置で蓋兼支承プレート2を閉じた状態を一
方の側から見た側面図
【図6】同装置で蓋兼支承プレート2を開き出した状態
を他方の側から見た側面図
【図7】同装置で蓋兼支承プレート2を開き出した状態
の平断面図
【図8】同装置で蓋兼支承プレート2を開き出している
状態の正面図
【図9】カム溝の構成図
【符号の説明】 1 ケース 2 蓋兼支承プレート 3 ホルダー部材 4 連結バー 5 溝 6 ギヤ 7 窓 8 雌係止具 9 取付け部 10 案内子 11 凸状部 12 穴 13 穴 14 突起 15 リング部 16 支持片 17 枢支軸 18 雄係止具 19 支持片 20 凹部 21 ネジリコイルバネ 22 オイルダンパー 23 ギヤ 24 摺動子 25 筒体 26 スプリング 27 ピン 28 板バネ 29 カム溝 30 弾性係止片 31 間隙 32 段差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車などの内装部材に組込まれるケー
    スと、 このケースの下部両側に設けられている背面側に湾曲し
    た溝に案内されて該ケース内に収納可能に起伏自在とさ
    れているホルダー部材と、 このホルダー部材の下方に設けられていると共に前記ケ
    ースの下部両側に枢支されて略水平位置まで開き出し可
    能とされ且つ前記ホルダー部材を前記ケース内に収める
    ように該ケースの開口面を塞ぐ蓋兼支承プレートと、 該ホルダー部材と前記蓋兼支承プレートとに枢支されて
    いる連結バーと、 を有することを特徴とする自動車などにおける飲料容器
    の保持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044516A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Nifco Inc 小物入れ
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