JPH06351093A - ホーン型スピーカ - Google Patents
ホーン型スピーカInfo
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- JPH06351093A JPH06351093A JP5141730A JP14173093A JPH06351093A JP H06351093 A JPH06351093 A JP H06351093A JP 5141730 A JP5141730 A JP 5141730A JP 14173093 A JP14173093 A JP 14173093A JP H06351093 A JPH06351093 A JP H06351093A
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- sound
- phase equalizer
- horn
- sound conduit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種音響機器に使用されるホーン型スピーカ
に関し、高周波数帯域において位相がそろわないという
課題を解決し、滑らかな音圧周波数特性が得られるホー
ン型スピーカを提供することを目的とする。 【構成】 振動板25と位相等価器30との空隙層29
の振動投射径に対してn次の節ができる位置にn個の音
導管スリット31の中心を設けて中心を単一Rで形成
し、その長さをすべて等しくし、さらにその幅をすべて
等しくすることにより振動板25からみた位相等価器3
0の各音導管スリット31の放射インピーダンスが無限
大になるために最大音圧が得られ、各音導管スリット3
1の出口の位相が揃って高音圧で平坦な音圧周波数特性
が得られる。
に関し、高周波数帯域において位相がそろわないという
課題を解決し、滑らかな音圧周波数特性が得られるホー
ン型スピーカを提供することを目的とする。 【構成】 振動板25と位相等価器30との空隙層29
の振動投射径に対してn次の節ができる位置にn個の音
導管スリット31の中心を設けて中心を単一Rで形成
し、その長さをすべて等しくし、さらにその幅をすべて
等しくすることにより振動板25からみた位相等価器3
0の各音導管スリット31の放射インピーダンスが無限
大になるために最大音圧が得られ、各音導管スリット3
1の出口の位相が揃って高音圧で平坦な音圧周波数特性
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの中で、高周波数帯域の音圧周波数特性を改
善したホーン型スピーカに関するものである。
るスピーカの中で、高周波数帯域の音圧周波数特性を改
善したホーン型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、業務用スピーカの高音域再生には
高能率再生が可能で定指向性技術が確立されている点か
らホーン型スピーカが一般的に使用されているが、平坦
な周波数特性での広帯域再生と高音域再生限界周波数の
拡大が望まれている。この高音域再生限界周波数の拡大
に関しての公知技術としては、ホーン型スピーカの振動
板の比弾性率を大きくし、振動系重量の軽量化の方向で
対応しているものの、平坦な周波数特性での広帯域再生
面では十分な改善ができているとは言えないものであっ
た。
高能率再生が可能で定指向性技術が確立されている点か
らホーン型スピーカが一般的に使用されているが、平坦
な周波数特性での広帯域再生と高音域再生限界周波数の
拡大が望まれている。この高音域再生限界周波数の拡大
に関しての公知技術としては、ホーン型スピーカの振動
板の比弾性率を大きくし、振動系重量の軽量化の方向で
対応しているものの、平坦な周波数特性での広帯域再生
面では十分な改善ができているとは言えないものであっ
た。
【0003】以下に図面を参照しながら上述した従来の
ホーン型スピーカについて説明する。図4は従来の後面
放射型のホーン型スピーカの断面構造を示すものであ
る。図4において1は中央部に音道を形成する貫通穴を
設けたセンターポール部2を有するボトムプレート、3
はリング状のマグネット、4はトッププレートであり、
ボトムプレート1とトッププレート4でマグネット3を
挟持して環状の磁気空隙5を形成した磁気回路を構成し
ている。6はボイスコイルで、上記磁気空隙5の中に振
動可能なようにはめ込まれている。7はボイスコイル6
の上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の金属の
薄い箔で形成されたドーム型の振動板で、この外周部に
は一体に成型されたエッジ8が設けられ、このエッジ8
の外周部は2枚のスペーサリング9,10で挟持されて
いる。
ホーン型スピーカについて説明する。図4は従来の後面
放射型のホーン型スピーカの断面構造を示すものであ
る。図4において1は中央部に音道を形成する貫通穴を
設けたセンターポール部2を有するボトムプレート、3
はリング状のマグネット、4はトッププレートであり、
ボトムプレート1とトッププレート4でマグネット3を
挟持して環状の磁気空隙5を形成した磁気回路を構成し
ている。6はボイスコイルで、上記磁気空隙5の中に振
動可能なようにはめ込まれている。7はボイスコイル6
の上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の金属の
薄い箔で形成されたドーム型の振動板で、この外周部に
は一体に成型されたエッジ8が設けられ、このエッジ8
の外周部は2枚のスペーサリング9,10で挟持されて
いる。
【0004】また、上記ドーム型の振動板7の背面に
は、空隙層11を介して位相等価器12が配接され、こ
の位相等価器12はセンターポール部2の上部に結合さ
れている。また、位相等価器12には複数の環状の音導
管スリット13が同心円状に設けられ、その開放面は磁
気回路の音道と連通するスロートアダプター14を介し
てホーン15が結合されている。また振動板7の前面に
は振動板7からの音を遮断するためにカバー16が結合
され、この内部には吸音材17が配置されている。18
はセンターポール部2の側面とトッププレート4に結合
された遮蔽板である。
は、空隙層11を介して位相等価器12が配接され、こ
の位相等価器12はセンターポール部2の上部に結合さ
れている。また、位相等価器12には複数の環状の音導
管スリット13が同心円状に設けられ、その開放面は磁
気回路の音道と連通するスロートアダプター14を介し
てホーン15が結合されている。また振動板7の前面に
は振動板7からの音を遮断するためにカバー16が結合
され、この内部には吸音材17が配置されている。18
はセンターポール部2の側面とトッププレート4に結合
された遮蔽板である。
【0005】以上のように構成された従来のホーン型ス
ピーカの動作について以下に説明する。まず、磁気回路
にはめ込まれたボイスコイル6に電気信号が印加される
と、このボイスコイル6は上端部に結合された振動板7
と共に振動する。この振動板7の振動エネルギーを効率
よく音響エネルギーに変換するため、振動板7の面積に
比べて位相等価器12に形成した複数の音導管スリット
13の総面積を小さく絞り、振動板7の機械インピーダ
ンスと音響負荷インピーダンスのマッチングをできるだ
け合わせることにより、直接放射型スピーカに比べて変
換効率を向上させたものとしている。
ピーカの動作について以下に説明する。まず、磁気回路
にはめ込まれたボイスコイル6に電気信号が印加される
と、このボイスコイル6は上端部に結合された振動板7
と共に振動する。この振動板7の振動エネルギーを効率
よく音響エネルギーに変換するため、振動板7の面積に
比べて位相等価器12に形成した複数の音導管スリット
13の総面積を小さく絞り、振動板7の機械インピーダ
ンスと音響負荷インピーダンスのマッチングをできるだ
け合わせることにより、直接放射型スピーカに比べて変
換効率を向上させたものとしている。
【0006】しかし上記位相等価器12の構造におい
て、同心円状に設ける複数(n個)の環状の音導管スリ
ット13の位置に関しては従来から明確な記載がなく、
一般的には図5に示すように位相等価器12のセンター
を通る空隙層11の長さをcとした場合、センターから
第1次音導管スリット13aのセンターまでの曲線長を
c/4nとし、さらにその2倍のc/2nとする等曲線
長でn次スリットのセンター位置が決定されている。ま
た各音導管スリット13において位相干渉を少なくし、
平坦な音圧周波数特性が得られるように c/2n<再生限界周波数の1/2波長 になるように音導管スリット13の個数(n)を決定す
る方法が用いられていた。
て、同心円状に設ける複数(n個)の環状の音導管スリ
ット13の位置に関しては従来から明確な記載がなく、
一般的には図5に示すように位相等価器12のセンター
を通る空隙層11の長さをcとした場合、センターから
第1次音導管スリット13aのセンターまでの曲線長を
c/4nとし、さらにその2倍のc/2nとする等曲線
長でn次スリットのセンター位置が決定されている。ま
た各音導管スリット13において位相干渉を少なくし、
平坦な音圧周波数特性が得られるように c/2n<再生限界周波数の1/2波長 になるように音導管スリット13の個数(n)を決定す
る方法が用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成で有限要素法により音導管スリット13の
内部の位相分布を解析すると、スロートアダプター14
との境界面、すなわち各音導管スリット13の出口にお
いて高周波数帯域で位相がそろわず、図3に示すように
平坦な音圧周波数特性が得られないという課題を有して
いた。
な従来の構成で有限要素法により音導管スリット13の
内部の位相分布を解析すると、スロートアダプター14
との境界面、すなわち各音導管スリット13の出口にお
いて高周波数帯域で位相がそろわず、図3に示すように
平坦な音圧周波数特性が得られないという課題を有して
いた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ホーン型スピーカの位相等価器の開放面で位相を揃
えることによって音圧周波数特性を滑らかにすることが
可能なホーン型スピーカを提供することを目的とするも
のである。
で、ホーン型スピーカの位相等価器の開放面で位相を揃
えることによって音圧周波数特性を滑らかにすることが
可能なホーン型スピーカを提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のホーン型スピーカは、磁気ギャップを有する
と共に中心部に上下方向に挿通する音道を形成した磁気
回路と、上記磁気ギャップにはまり込むボイスコイルを
中心に結合したドーム型の振動板と、この振動板の前面
側を覆うように上記磁気回路の上面に結合されたカバー
と、上記振動板と同一曲率に形成された表面部が振動板
の背面との間に空隙部を形成するように上記磁気回路の
中心部に設けた音道の上部に配置結合されると共に振動
板の背面に形成された空隙部と音道を挿通するn個の環
状の音導管スリットを同心円状に設けた位相等価器と、
上記磁気回路に形成された音道と連通し開口部に向かっ
て広がる音道を備え磁気回路の下面に結合されたホーン
により構成され、上記位相等価器に設けるn個の環状の
音導管スリットの各々の中心位置を上記振動板の背面に
形成された空隙部の振動投射面積の直径に対して空隙部
を閉止管と見なしn次の節ができる位置である第1種0
次ベッセル関数と第1種1次ベッセル関数の比から φm=J0(m)×a/J1(n) m=1〜nの整数 としてなる構成としたものである。
に本発明のホーン型スピーカは、磁気ギャップを有する
と共に中心部に上下方向に挿通する音道を形成した磁気
回路と、上記磁気ギャップにはまり込むボイスコイルを
中心に結合したドーム型の振動板と、この振動板の前面
側を覆うように上記磁気回路の上面に結合されたカバー
と、上記振動板と同一曲率に形成された表面部が振動板
の背面との間に空隙部を形成するように上記磁気回路の
中心部に設けた音道の上部に配置結合されると共に振動
板の背面に形成された空隙部と音道を挿通するn個の環
状の音導管スリットを同心円状に設けた位相等価器と、
上記磁気回路に形成された音道と連通し開口部に向かっ
て広がる音道を備え磁気回路の下面に結合されたホーン
により構成され、上記位相等価器に設けるn個の環状の
音導管スリットの各々の中心位置を上記振動板の背面に
形成された空隙部の振動投射面積の直径に対して空隙部
を閉止管と見なしn次の節ができる位置である第1種0
次ベッセル関数と第1種1次ベッセル関数の比から φm=J0(m)×a/J1(n) m=1〜nの整数 としてなる構成としたものである。
【0010】
【作用】この構成によって高周波数帯域で各音導管スリ
ットのセンター位置においてドーム型の振動板上に節が
形成されて振動板の速度が最小になるが、振動板からみ
た各音導管スリットの放射インピーダンスが無限大にな
るために最大音圧が得られ、各音導管スリットの入口部
において同相の平面波が伝達されるため各音導管スリッ
トの出口における位相が揃い高音圧で平坦な音圧周波数
特性が得られる。
ットのセンター位置においてドーム型の振動板上に節が
形成されて振動板の速度が最小になるが、振動板からみ
た各音導管スリットの放射インピーダンスが無限大にな
るために最大音圧が得られ、各音導管スリットの入口部
において同相の平面波が伝達されるため各音導管スリッ
トの出口における位相が揃い高音圧で平坦な音圧周波数
特性が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は同実施例におけるホーン型ス
ピーカの断面を示すものであり、図1において19は中
央部に音道を形成する貫通穴を設けたセンターポール部
20を有するボトムプレート、21はリング状のマグネ
ット、22はトッププレートであり、ボトムプレート1
9とトッププレート22によりマグネット21を挟持し
て環状の磁気空隙23を形成した磁気回路を構成してい
る。24はボイスコイルで、上記磁気空隙23の中に振
動可能なようにはめ込まれている。25はボイスコイル
24の上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の金
属の薄い箔で形成されたドーム型の振動板で、この外周
部には一体に成型されたエッジ26が配設され、このエ
ッジ26の外周部は2枚のスペーサリング27,28で
挟持されている。
しながら説明する。図1は同実施例におけるホーン型ス
ピーカの断面を示すものであり、図1において19は中
央部に音道を形成する貫通穴を設けたセンターポール部
20を有するボトムプレート、21はリング状のマグネ
ット、22はトッププレートであり、ボトムプレート1
9とトッププレート22によりマグネット21を挟持し
て環状の磁気空隙23を形成した磁気回路を構成してい
る。24はボイスコイルで、上記磁気空隙23の中に振
動可能なようにはめ込まれている。25はボイスコイル
24の上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の金
属の薄い箔で形成されたドーム型の振動板で、この外周
部には一体に成型されたエッジ26が配設され、このエ
ッジ26の外周部は2枚のスペーサリング27,28で
挟持されている。
【0012】また、上記振動板25の背面には空隙層2
9を介して振動板25と同曲率を有するように形成され
たドーム形状の位相等価器30が配置され、この位相等
価器30はセンターポール部20の上部に結合されてい
る。
9を介して振動板25と同曲率を有するように形成され
たドーム形状の位相等価器30が配置され、この位相等
価器30はセンターポール部20の上部に結合されてい
る。
【0013】さらに位相等価器30の開放面は磁気回路
の音道と連通するスロートアダプター32を介してホー
ン33が結合されている。また、振動板25の前面には
振動板25からの音を遮蔽するためにカバー34が設け
られている。35は吸音材で36はセンターポール部2
0の側面とトッププレート22に接合された遮蔽板であ
る。
の音道と連通するスロートアダプター32を介してホー
ン33が結合されている。また、振動板25の前面には
振動板25からの音を遮蔽するためにカバー34が設け
られている。35は吸音材で36はセンターポール部2
0の側面とトッププレート22に接合された遮蔽板であ
る。
【0014】図2は上記位相等価器30の構成を詳細に
示した正面半断面図であり、位相等価器30は同心円状
に形成されたn個の環状の音導管スリット31を有し、
空隙層29の振動投射径aに対して空隙層29を閉止管
と見なしn次の節ができる位置、すなわち第1種0次ベ
ッセル関数と第1種1次ベッセル関数の比であらわすこ
とのできる φm=J0(m)×a/J1(n) m=1〜nの整数 に音導管スリット31の中心を設ける。
示した正面半断面図であり、位相等価器30は同心円状
に形成されたn個の環状の音導管スリット31を有し、
空隙層29の振動投射径aに対して空隙層29を閉止管
と見なしn次の節ができる位置、すなわち第1種0次ベ
ッセル関数と第1種1次ベッセル関数の比であらわすこ
とのできる φm=J0(m)×a/J1(n) m=1〜nの整数 に音導管スリット31の中心を設ける。
【0015】(表1)にn=5とした5重の音導管スリ
ット31の寸法径の実施例を示す。
ット31の寸法径の実施例を示す。
【0016】
【表1】
【0017】さらに、n個の音導管スリット31の断面
の入口部の中心と開放面の中心を単一Rで形成してその
長さをすべて等しくし、さらに上記位相等価器30の入
口部において位相等価器30の曲面と上記単一Rで形成
された断面中心線との交点をセンターにし単一Rで形成
された断面中心線の法線方向に音導管スリット31の幅
bを設け、その幅bをすべて等しくし、さらに入口部の
各音導管スリット31の断面積が同一関数で徐々に拡大
し、その断面積変化を近似すべく各音導管スリット31
を形成する壁を単一Rで形成した構成としている。
の入口部の中心と開放面の中心を単一Rで形成してその
長さをすべて等しくし、さらに上記位相等価器30の入
口部において位相等価器30の曲面と上記単一Rで形成
された断面中心線との交点をセンターにし単一Rで形成
された断面中心線の法線方向に音導管スリット31の幅
bを設け、その幅bをすべて等しくし、さらに入口部の
各音導管スリット31の断面積が同一関数で徐々に拡大
し、その断面積変化を近似すべく各音導管スリット31
を形成する壁を単一Rで形成した構成としている。
【0018】以上のように構成された本発明のホーン型
スピーカについて以下にその動作を説明する。まず、磁
気空隙23にボイスコイル24がはめ込まれており、電
気信号が印加されるとボイスコイル24と共にこの上端
部に結合された振動板25が振動する。この振動板25
の振動エネルギーを効率よく音響エネルギーに変換する
ために振動板25の面積に比べて位相等価器30の同心
円状のn個の音導管スリット31の総面積を小さく絞
り、振動板25の機械インピーダンスと音響負荷インピ
ーダンスのマッチングをできるだけ合わせることにより
直接放射型スピーカに比べて変換効率を向上させてい
る。さらに高周波数帯域において各音導管スリット31
のセンターの位置で振動板25上に節が形成されて振動
板25の速度が最小になるが、振動板25からみた位相
等価器30の各音導管スリット31の放射インピーダン
スが無限大になるために最大音圧が得られ、各音導管ス
リット31の入口部において同相の平面波が伝達される
ために各音導管スリット31の出口における位相が揃
い、高音圧で平坦な音圧周波数特性が得られる。
スピーカについて以下にその動作を説明する。まず、磁
気空隙23にボイスコイル24がはめ込まれており、電
気信号が印加されるとボイスコイル24と共にこの上端
部に結合された振動板25が振動する。この振動板25
の振動エネルギーを効率よく音響エネルギーに変換する
ために振動板25の面積に比べて位相等価器30の同心
円状のn個の音導管スリット31の総面積を小さく絞
り、振動板25の機械インピーダンスと音響負荷インピ
ーダンスのマッチングをできるだけ合わせることにより
直接放射型スピーカに比べて変換効率を向上させてい
る。さらに高周波数帯域において各音導管スリット31
のセンターの位置で振動板25上に節が形成されて振動
板25の速度が最小になるが、振動板25からみた位相
等価器30の各音導管スリット31の放射インピーダン
スが無限大になるために最大音圧が得られ、各音導管ス
リット31の入口部において同相の平面波が伝達される
ために各音導管スリット31の出口における位相が揃
い、高音圧で平坦な音圧周波数特性が得られる。
【0019】図3に本実施例によるホーン型スピーカの
音圧周波数特性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数
特性の比較を示している。図3より明らかなように本実
施例によるホーン型スピーカは、高周波数帯域において
高音圧で平坦な音圧周波数特性が得られる。
音圧周波数特性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数
特性の比較を示している。図3より明らかなように本実
施例によるホーン型スピーカは、高周波数帯域において
高音圧で平坦な音圧周波数特性が得られる。
【0020】なお、上記本実施例では位相等価器30の
開放面にスロートアダプター32を介してホーン33を
結合した構成としたが、スロートアダプター32を無く
して位相等価器30の開放面にホーン33を直結した構
成としても良い。
開放面にスロートアダプター32を介してホーン33を
結合した構成としたが、スロートアダプター32を無く
して位相等価器30の開放面にホーン33を直結した構
成としても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によるホーン型スピ
ーカは、高周波数帯域において各音導管スリットのセン
ターの位置で振動板上に節が形成されて振動板の速度が
最小になるが、振動板からみた位相等価器の各音導管ス
リットの放射インピーダンスが無限大になるために最大
音圧が得られ、各音導管スリットの入口部において同相
の平面波が伝達されるために各音導管スリットの出口に
おける位相が揃い、高音圧で平坦な音圧周波数特性が得
られるものである。
ーカは、高周波数帯域において各音導管スリットのセン
ターの位置で振動板上に節が形成されて振動板の速度が
最小になるが、振動板からみた位相等価器の各音導管ス
リットの放射インピーダンスが無限大になるために最大
音圧が得られ、各音導管スリットの入口部において同相
の平面波が伝達されるために各音導管スリットの出口に
おける位相が揃い、高音圧で平坦な音圧周波数特性が得
られるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるホーン型スピーカの
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図2】同実施例におけるホーン型スピーカの位相等価
器の詳細を示す正面半断面図
器の詳細を示す正面半断面図
【図3】本発明によるホーン型スピーカの音圧周波数特
性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数特性を比較し
た特性図
性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数特性を比較し
た特性図
【図4】従来のホーン型スピーカの構成を示す断面図
【図5】従来のホーン型スピーカの位相等価器の詳細を
示す正面半断面図
示す正面半断面図
19 ボトムプレート 20 センターポール部 21 マグネット 22 トッププレート 23 磁気空隙 24 ボイスコイル 25 振動板 26 エッジ 27,28 スペーサリング 29 空隙層 30 位相等価器 31 音導管スリット 32 スロートアダプター 33 ホーン 34 カバー 35 吸音材 36 遮蔽板
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気ギャップを有すると共に中心部に上
下方向に挿通する音道を形成した磁気回路と、上記磁気
ギャップにはまり込むボイスコイルを中心に結合したド
ーム型の振動板と、この振動板の前面側を覆うように上
記磁気回路の上面に結合されたカバーと、上記振動板と
同一曲率に形成された表面部が振動板の背面との間に空
隙部を形成するように上記磁気回路の中心部に設けた音
道の上部に配置結合されると共に振動板の背面に形成さ
れた空隙部と音道を挿通するn個の環状の音導管スリッ
トを同心円状に設けた位相等価器と、上記磁気回路に形
成された音道と連通し開口部に向かって広がる音道を備
え磁気回路の下面に結合されたホーンにより構成され、
上記位相等価器に設けるn個の環状の音導管スリットの
各々の中心位置を上記振動板の背面に形成された空隙部
の振動投射面積の直径に対して空隙部を閉止管と見なし
n次の節ができる位置である第1種0次ベッセル関数と
第1種1次ベッセル関数の比から φm=J0(m)×a/J1(n) m=1〜nの整数 としたホーン型スピーカ。 - 【請求項2】 位相等価器に設けた音導管スリットが断
面の入口部の中心と開放面の中心を単ーRで形成し、そ
の長さをすべて等しくしたものである請求項1記載のホ
ーン型スピーカ。 - 【請求項3】 位相等価器に設けた音導管スリットはこ
の断面中心線と位相等価器の曲面との交点をセンターに
し、単一Rで形成された断面中心線の法線方向に音導管
スリットの幅bを設け、その幅をすべて等しくしたもの
である請求項1または請求項2記載のホーン型スピー
カ。 - 【請求項4】 位相等価器に設けた各音導管スリットの
断面積が入口部から開放面へ同一関数で徐々に拡大し、
その断面積変化を近似すべく各音導管スリットを形成す
る壁を単一Rで形成したものである請求項1または請求
項2または請求項3いずれか記載のホーン型スピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173093A JP3343999B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ホーン型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173093A JP3343999B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ホーン型スピーカ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06351093A true JPH06351093A (ja) | 1994-12-22 |
| JP3343999B2 JP3343999B2 (ja) | 2002-11-11 |
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ID=15298879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14173093A Expired - Fee Related JP3343999B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ホーン型スピーカ |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3343999B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110519674A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-11-29 | 张祥奎 | 一种扩声用相位塞及其设计制造方法 |
| CN111292712A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-16 | 杭州新际能源科技有限公司 | 一种利用压缩空气发声的声源装置 |
| CN112788500A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-05-11 | 广州市迪霸电子音响有限公司 | 一种高音质压缩高音扬声器 |
| JP2023139441A (ja) * | 2022-03-22 | 2023-10-04 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用音響装置 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14173093A patent/JP3343999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110519674A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-11-29 | 张祥奎 | 一种扩声用相位塞及其设计制造方法 |
| CN110519674B (zh) * | 2019-09-30 | 2025-12-30 | 张祥奎 | 一种扩声用相位塞及其设计制造方法 |
| CN111292712A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-16 | 杭州新际能源科技有限公司 | 一种利用压缩空气发声的声源装置 |
| CN112788500A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-05-11 | 广州市迪霸电子音响有限公司 | 一种高音质压缩高音扬声器 |
| JP2023139441A (ja) * | 2022-03-22 | 2023-10-04 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用音響装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3343999B2 (ja) | 2002-11-11 |
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