JPH0635359B2 - 植物病害の発生を抑制する液体肥料 - Google Patents
植物病害の発生を抑制する液体肥料Info
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- JPH0635359B2 JPH0635359B2 JP63061814A JP6181488A JPH0635359B2 JP H0635359 B2 JPH0635359 B2 JP H0635359B2 JP 63061814 A JP63061814 A JP 63061814A JP 6181488 A JP6181488 A JP 6181488A JP H0635359 B2 JPH0635359 B2 JP H0635359B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、保存性の向上した液体肥料に関し、詳しく
は、植物病害が発生することのない液体肥料に関し、さ
らに詳しくは、健全な植物体を育成することができる液
体肥料に関する。
は、植物病害が発生することのない液体肥料に関し、さ
らに詳しくは、健全な植物体を育成することができる液
体肥料に関する。
本発明の液体肥料は、圃場における通常の農作物の栽
培、園芸における植物の栽培、水耕法または礫耕法によ
る植物の栽培、フォグ・ボックスを使用する霧栽培によ
る植物の栽培に利用することができ、また溶液栽培にお
ける溶液、葉面撤布液に利用することができる。
培、園芸における植物の栽培、水耕法または礫耕法によ
る植物の栽培、フォグ・ボックスを使用する霧栽培によ
る植物の栽培に利用することができ、また溶液栽培にお
ける溶液、葉面撤布液に利用することができる。
本明細書における「液体肥料」は、溶液状の肥料であっ
て、圃場における土壌に施用する肥料および葉面に撤布
する肥料、養液栽培および霧栽培における養液ならびに
培養液を包含する。
て、圃場における土壌に施用する肥料および葉面に撤布
する肥料、養液栽培および霧栽培における養液ならびに
培養液を包含する。
現在の農業および家庭園芸において、灌水と同時に手軽
に植物に施用することができる液体肥料が広く普及して
いる。
に植物に施用することができる液体肥料が広く普及して
いる。
液体肥料は、植物の栄養源であると同時に、微生物の栄
養源の各種の元素を水とともに含むために、その保存中
に微生物が液体肥料を栄養源として繁殖し、腐敗するこ
とが多くみられる。このような微生物の繁殖や腐敗を抑
制するために、液体肥料にp−オキシ安息香酸などの防
腐剤を使うことが行なわれているが、p−オキシ安息香
酸は、保存中に光によって褐変することがあり、商品価
値を損ねる結果を招来する。その他に、ホルマリン、過
酸化水素、ソルビン酸、サリチル酸またはプロピオン酸
ナトリウムを液体肥料に加えることもあるが、これらの
腐敗防止剤の添加では、液体肥料における微生物の繁殖
や腐敗を完全に抑えることが難かしく、またその濃度を
高くした時に、植物の成育に悪影響を及ぼすこともあ
る。
養源の各種の元素を水とともに含むために、その保存中
に微生物が液体肥料を栄養源として繁殖し、腐敗するこ
とが多くみられる。このような微生物の繁殖や腐敗を抑
制するために、液体肥料にp−オキシ安息香酸などの防
腐剤を使うことが行なわれているが、p−オキシ安息香
酸は、保存中に光によって褐変することがあり、商品価
値を損ねる結果を招来する。その他に、ホルマリン、過
酸化水素、ソルビン酸、サリチル酸またはプロピオン酸
ナトリウムを液体肥料に加えることもあるが、これらの
腐敗防止剤の添加では、液体肥料における微生物の繁殖
や腐敗を完全に抑えることが難かしく、またその濃度を
高くした時に、植物の成育に悪影響を及ぼすこともあ
る。
〔「防菌、防黴ハンドブック」日本防菌防黴学会編 技
報堂発行(1986年)〕 また農業技術の多様化は、植物の基盤に土壌を用いるこ
とがない養液栽培法の開発となり、養液栽培法は、土壌
を通じて感染する植物病害の発生を抑制する様にみえる
が、養液栽培において植物病害が発生すると、その被害
が甚大となり、全滅することも多い。これは土壌は植物
病の感染を媒介するが、土壌中の微生物相互の拮抗の関
係で、植物病害の激しさを抑える作用も有していたと考
えられる。
報堂発行(1986年)〕 また農業技術の多様化は、植物の基盤に土壌を用いるこ
とがない養液栽培法の開発となり、養液栽培法は、土壌
を通じて感染する植物病害の発生を抑制する様にみえる
が、養液栽培において植物病害が発生すると、その被害
が甚大となり、全滅することも多い。これは土壌は植物
病の感染を媒介するが、土壌中の微生物相互の拮抗の関
係で、植物病害の激しさを抑える作用も有していたと考
えられる。
養液栽培における植物病害の発生を抑制するために、ホ
ルマリンまたは次亜塩素酸カルシウムによる装置の消毒
あるいはエクロメゾールまたはTPN剤の養液への混入が
提案され〔農業および園芸 第53巻 第8号 第1053頁
(1978年)〕、また養液にストレプトマイシンまたはカ
スガマイシンなどの抗生物質、およびアルキルフェノー
ル型界面活性剤を混入することが提案されている。
ルマリンまたは次亜塩素酸カルシウムによる装置の消毒
あるいはエクロメゾールまたはTPN剤の養液への混入が
提案され〔農業および園芸 第53巻 第8号 第1053頁
(1978年)〕、また養液にストレプトマイシンまたはカ
スガマイシンなどの抗生物質、およびアルキルフェノー
ル型界面活性剤を混入することが提案されている。
〔農業および園芸 第57巻 第6号 第784頁(1982
年)〕 一方において、天然高分子のキトサン、キトサンの軽度
分解物およびキトサンのオリゴ糖が抗菌性および抗カビ
性を有することが報告されている。(昭和61年度 日本
農芸化学会西日本支部大会 講演要旨 第17頁) 本発明者らは、植物栽培について長年研究を続けている
が、その研究において、キトサンおよびその軽度分解物
の低粘度キトサンは液体肥料に溶解し、液体肥料の腐敗
を防止するだけでなく、養液栽培における植物の病原菌
の侵入および増殖を抑制することを見出し、さらにキト
サンまたは低粘度キトサンは植物の生育を促進すること
を見出し、これらの知見にもとづいて本発明に到達し
た。
年)〕 一方において、天然高分子のキトサン、キトサンの軽度
分解物およびキトサンのオリゴ糖が抗菌性および抗カビ
性を有することが報告されている。(昭和61年度 日本
農芸化学会西日本支部大会 講演要旨 第17頁) 本発明者らは、植物栽培について長年研究を続けている
が、その研究において、キトサンおよびその軽度分解物
の低粘度キトサンは液体肥料に溶解し、液体肥料の腐敗
を防止するだけでなく、養液栽培における植物の病原菌
の侵入および増殖を抑制することを見出し、さらにキト
サンまたは低粘度キトサンは植物の生育を促進すること
を見出し、これらの知見にもとづいて本発明に到達し
た。
本発明の目的は、腐敗することがなく、保存性が向上
し、さらに植物病害の発生することがない液体肥料を提
供することにあり、詳しくはさらに健全な植物体を育成
することができる液体肥料を提供することにある。
し、さらに植物病害の発生することがない液体肥料を提
供することにあり、詳しくはさらに健全な植物体を育成
することができる液体肥料を提供することにある。
本発明は、キトサンまたは低粘度キトサンとともに、エ
チレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)を含むことを特徴と
する植物病害の発生を抑制する液体肥料である。
チレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)を含むことを特徴と
する植物病害の発生を抑制する液体肥料である。
本発明の植物病害の発生を抑制する液体肥料における低
粘度キトサンは、キトサンを酵素(キトサナーゼ)また
は化学的に分解して、溶液にした時の溶液の粘度を低下
させたキトサンであって、キトサンを0.5%酢酸に溶解
して、0.5%溶液の粘度が30 cps以下であるキトサンで
ある。
粘度キトサンは、キトサンを酵素(キトサナーゼ)また
は化学的に分解して、溶液にした時の溶液の粘度を低下
させたキトサンであって、キトサンを0.5%酢酸に溶解
して、0.5%溶液の粘度が30 cps以下であるキトサンで
ある。
本発明の植物病害の発生を抑制する液体肥料は、植物病
原菌による植物病害の発生を抑制するだけでなく、液体
肥料の腐敗を防ぎ、その保存性を向上することができ、
さらに植物の生育を促進することができる。
原菌による植物病害の発生を抑制するだけでなく、液体
肥料の腐敗を防ぎ、その保存性を向上することができ、
さらに植物の生育を促進することができる。
本発明の植物病害の発生を抑制する液体肥料において、
キトサンまたは低粘度キトサンは50〜1000 ppmになる量
において液体肥料に加えられる。またエチレンジアミン
テトラ酢酸(EDTA)のようなキレート剤を加えて、植物
病害の発生を抑制する効果、および液体肥料の保存効果
を増大することができる。
キトサンまたは低粘度キトサンは50〜1000 ppmになる量
において液体肥料に加えられる。またエチレンジアミン
テトラ酢酸(EDTA)のようなキレート剤を加えて、植物
病害の発生を抑制する効果、および液体肥料の保存効果
を増大することができる。
本発明において、キトサンまたは低粘度キトサンの加え
られる液体肥料は、通常の液体肥料、葉面撤布用の液体
肥料、養液栽培または霧栽培に使用する養液または培養
液である。
られる液体肥料は、通常の液体肥料、葉面撤布用の液体
肥料、養液栽培または霧栽培に使用する養液または培養
液である。
以下において、実施例に代りうる試験例により本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例示に限定
されるものではない。
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例示に限定
されるものではない。
参考例(低粘度キトサンの調製) 250ml容三角フラスコにキトサン(脱アセチル化度:99
%)1gを取り、これに脱イオン水40mlおよび1N酢酸9
mlを加え、充分攪拌した後、脱イオン水を加えて全量を
100mlにした。このキトサン酢酸溶液(pH:5.74)を37
℃の恒温槽に入れ、15分間プレインキュベートした。
%)1gを取り、これに脱イオン水40mlおよび1N酢酸9
mlを加え、充分攪拌した後、脱イオン水を加えて全量を
100mlにした。このキトサン酢酸溶液(pH:5.74)を37
℃の恒温槽に入れ、15分間プレインキュベートした。
これとは別に、バチルスNo.7−M(微工研菌寄第8139
号)の生産したキトサナーゼの1unit/mlのキトサナー
ゼ水溶液を調製し、このキトサナーゼ水溶液を、前記と
同様に37℃の恒温槽において、プレインキュベートした
後、その2mlを前記のキトサン酢酸溶液100mlに加え、3
7℃の恒温槽において1時間反応させた。反応後に、三
角フラスコを沸とう浴に6分間入れて加熱し、反応を停
止させた。反応液の還元糖の生成量は19.4mg/mlであ
り、その溶液の粘度は5cpsであった。
号)の生産したキトサナーゼの1unit/mlのキトサナー
ゼ水溶液を調製し、このキトサナーゼ水溶液を、前記と
同様に37℃の恒温槽において、プレインキュベートした
後、その2mlを前記のキトサン酢酸溶液100mlに加え、3
7℃の恒温槽において1時間反応させた。反応後に、三
角フラスコを沸とう浴に6分間入れて加熱し、反応を停
止させた。反応液の還元糖の生成量は19.4mg/mlであ
り、その溶液の粘度は5cpsであった。
試験例 1 液体肥料に対するキトサンの添加の影響について試験を
行なった。
行なった。
(1)試験試料の調製 (1−1)試験試料(対照) 尿素(全窒素:46%)1.20g、リン酸(水溶性リン酸:
54%)2.00g、水酸化カリウム(水溶性カリ:40.3%)
1.41g、EDTA−Mg(MgO:8.0%)1.5g、EDTA−Mn(Mn
O:14.0%)0.1g、ホウ酸(B2O3:55.5%)20mg、EDTA
−Fe(Fe:13.0%)0.1g、EDTA−Cu(Cu:13.0%)10m
g、EDTA−Zn(Zn:14.0%)10mgおよびモリブデン酸ア
ンモニウム(MoO3:81%)2mgを水10に溶解して、
試験試料(対照)を調製した。
54%)2.00g、水酸化カリウム(水溶性カリ:40.3%)
1.41g、EDTA−Mg(MgO:8.0%)1.5g、EDTA−Mn(Mn
O:14.0%)0.1g、ホウ酸(B2O3:55.5%)20mg、EDTA
−Fe(Fe:13.0%)0.1g、EDTA−Cu(Cu:13.0%)10m
g、EDTA−Zn(Zn:14.0%)10mgおよびモリブデン酸ア
ンモニウム(MoO3:81%)2mgを水10に溶解して、
試験試料(対照)を調製した。
(1−2)試験試料(キトサン) 試験試料(対照)に第1表に示す量のキトサン(脱アセ
チル化度:99%)を加えて、試験試料(キトサン)を調
製した。
チル化度:99%)を加えて、試験試料(キトサン)を調
製した。
(1−3)試験試料(キトサン−EDTA) 試験試料(対照)に第2表に示す量のキトサン(脱アセ
チル化度:99%あおよびEDTA 100 ppmを加えて、試験試
料(キトサン−EDTA)を調製した。
チル化度:99%あおよびEDTA 100 ppmを加えて、試験試
料(キトサン−EDTA)を調製した。
(1−4)試験試料(低粘度キトサン) 試験試料(対照)に第3表に示す量の参考例により調製
した低粘度キトサンを加えて試験試料(低粘度キトサ
ン)を調製した。
した低粘度キトサンを加えて試験試料(低粘度キトサ
ン)を調製した。
(2)試験方法 (2−1)試験に使用した微生物 下記の微生物を常法により培養して、前培養を調製し
た。
た。
(2−1−1)トマト青枯病菌 シュードモナス ソラナシェラム (Pseudomonas solanacearum)IFO 12510 (2−1−2)ホウレン草萎凋病菌 フザリウム オキシスポラム スピナシェ (Fusarium oxysporum f.sp.spinaceae)IFO 30467 (2−1−3)メロンつる割病菌 フザリウム オキシスポラム メロニス (Fusarium oxysporum f.sp.melonis)IFO 6385 (2−1−4)その他 バチルス サブチリス(Bacillus subtilis)AKU 209 サッカロミセス セレビシェ(Saccharomyces cerevi
siae)IFO 0259 キャンディダ アルビカンス(Candida albicans)IF
O 0601 (2−2)試験方法 試験試料100mlを試験管〔18m/m(径)×165m/m
(長)〕に分注した後、オートクレーブに入れ150℃にお
いて30分間滅菌した。これに前記の(2−1)の微生物
の前培養を各0.1mlずつ接種し、その試験管を30℃にお
いて7日間保存した。
siae)IFO 0259 キャンディダ アルビカンス(Candida albicans)IF
O 0601 (2−2)試験方法 試験試料100mlを試験管〔18m/m(径)×165m/m
(長)〕に分注した後、オートクレーブに入れ150℃にお
いて30分間滅菌した。これに前記の(2−1)の微生物
の前培養を各0.1mlずつ接種し、その試験管を30℃にお
いて7日間保存した。
その試験管を肉眼により観察し、混濁の程度によって微
生物の生育状態を判定した。
生物の生育状態を判定した。
(2−3)微生物の生育状態の判定 −:混濁が生成していない。(微生物は増殖していな
い) ±:若干の混濁がある。(微生物は若干増殖している) +:混濁がある。(微生物は増殖している) :多量の混濁がある。(微生物はよく増殖している) (3)試験の結果 試験の結果は第1表〜第3表に示すとおりであった。
い) ±:若干の混濁がある。(微生物は若干増殖している) +:混濁がある。(微生物は増殖している) :多量の混濁がある。(微生物はよく増殖している) (3)試験の結果 試験の結果は第1表〜第3表に示すとおりであった。
(4)考 察 第1表によると、液体肥料に100 ppm以上のキトサンを
加えると、液体肥料における植物の病原菌およびその他
の微生物の増殖を抑制することができるが、その増殖の
抑制の程度は、植物の病原微生物の種類によってバラツ
キのあることがわかる。
加えると、液体肥料における植物の病原菌およびその他
の微生物の増殖を抑制することができるが、その増殖の
抑制の程度は、植物の病原微生物の種類によってバラツ
キのあることがわかる。
第2表によると、キトサンとともにEDTAを加えると、液
体肥料における植物の病原微生物の増殖の抑制を増強す
ることができることがわかる。
体肥料における植物の病原微生物の増殖の抑制を増強す
ることができることがわかる。
第3表によると、低粘度キトサンは、キトサンと同程度
に液体肥料における植物の病原微生物の増殖を抑制する
ことができることがわかる。
に液体肥料における植物の病原微生物の増殖を抑制する
ことができることがわかる。
試験例 2 水耕栽培の養液に対するキトサンの添加の影響について
試験を行なった。
試験を行なった。
(1)試験試料の調製 (1−1)試験試料(対照) 尿素(全窒素:46%)1.05g、リン酸アンモニウム(水
溶性窒素:11%、可溶性リン酸:60%)5.25g、硝酸カ
リウム(全窒素:13%、水溶性カリ:45%)22.2g、硫
酸マグネシウム(MgO:25%)8.18g、硫酸マンガン(M
nO:31%)、ホウ酸(B2O3:55%)113mg、キレート鉄
(Fe:13%)236mgおよび硝酸石灰(全窒素:11%、水
溶性CaO:23%)24.8gを混合し、水50に溶解して、
試験試料(対照)を調製した。
溶性窒素:11%、可溶性リン酸:60%)5.25g、硝酸カ
リウム(全窒素:13%、水溶性カリ:45%)22.2g、硫
酸マグネシウム(MgO:25%)8.18g、硫酸マンガン(M
nO:31%)、ホウ酸(B2O3:55%)113mg、キレート鉄
(Fe:13%)236mgおよび硝酸石灰(全窒素:11%、水
溶性CaO:23%)24.8gを混合し、水50に溶解して、
試験試料(対照)を調製した。
(1−2)試験試料(キトサン) 試験試料(対照)に、第4表に示す量のキトサン(脱ア
セチル化度:99%)を加えて試験試料(キトサン)を調
製した。
セチル化度:99%)を加えて試験試料(キトサン)を調
製した。
(1−3)試験試料(低粘度キトサン) 試験試料(対照)に、第4表に示す量の参考例により調
製した低粘度キトサンを加えて試験試料(低粘度キトサ
ン)を調製した。
製した低粘度キトサンを加えて試験試料(低粘度キトサ
ン)を調製した。
(2)試験方法 播種マットにおいて発芽したトマト(瑞秀)の苗を7.5c
m(径)の育苗キューブにおいて31日間育苗した後、試
験試料10を入れたワグネルポット(1/2000a)の上
に、ザルを支持体として定植した。定植の2週間後に、
試験区1に、トマト青枯病菌(Pseudomonas solanaccar
um IFO 12510)の3400個/ポットを接種し、また試験区
2にトマト萎凋病菌(Fusarium oxysporum f.sp.ficope
rsici)の胞子体6800個/ポットを接種した。これらの
試験区とともに植物の病原菌を接種していない対照区の
ワグネルポットを設け、各ポットにエアレーションを行
ないながら、68日間栽培を続け、発病の有無を観察し
た。
m(径)の育苗キューブにおいて31日間育苗した後、試
験試料10を入れたワグネルポット(1/2000a)の上
に、ザルを支持体として定植した。定植の2週間後に、
試験区1に、トマト青枯病菌(Pseudomonas solanaccar
um IFO 12510)の3400個/ポットを接種し、また試験区
2にトマト萎凋病菌(Fusarium oxysporum f.sp.ficope
rsici)の胞子体6800個/ポットを接種した。これらの
試験区とともに植物の病原菌を接種していない対照区の
ワグネルポットを設け、各ポットにエアレーションを行
ないながら、68日間栽培を続け、発病の有無を観察し
た。
また病原菌の無添加の各区において生育調査を行なっ
た。
た。
試験は各区5連で行ない、水耕液は適時追加した。
(3)試験の結果 試験の結果は第4表および第5表に示すとおりであっ
た。
た。
(4)考 察 第4表によると、水耕栽培の養液に、キトサンまたは低
粘度キトサンを添加すると、植物の病原菌による汚染お
よびその増殖を抑制することができることがわかる。
粘度キトサンを添加すると、植物の病原菌による汚染お
よびその増殖を抑制することができることがわかる。
また第5表によると、水耕栽培の養液にキトサンまたは
低粘度キトサンを添加すると、植物の生育が促進される
ことがわかる。
低粘度キトサンを添加すると、植物の生育が促進される
ことがわかる。
試験例3 水耕栽培の養液に対するキトサン、EDTAの添加の影響に
ついて試験を行った。
ついて試験を行った。
(1) 試験試料の調整 (1-1) 試験試料(対照) 試験例2の(1-1) 試験試料(対照)と同様に調整した。
(1-2) 試験試料(キトサン+EDTA) 試験試料(対照)にキトサン(脱アセチル化度:99%)
500ppmとEDTA100ppmになるように加えて試験試料(キト
サン+EDTA)を調整した。
500ppmとEDTA100ppmになるように加えて試験試料(キト
サン+EDTA)を調整した。
(1-3) 試験試料(低粘度キトサン+EDTA) 試験試料(対照)に参考例により調整した低粘度キトサ
ン500ppmとEDTA100ppmになるように加えて試験試料(低
粘度キトサン+EDTA)を調整した。
ン500ppmとEDTA100ppmになるように加えて試験試料(低
粘度キトサン+EDTA)を調整した。
(2) 試験方法 試験例2と同様に行った。
(3) 試験の結果 試験の結果は第6表および第7表に示すとおりであっ
た。
た。
(4) 考 察 第6表によると、水耕栽培の養液に、キトサンまたは低
粘度キトサンとEDTAを添加すると、植物の病原菌による
汚染およびその増殖を抑制することができることがわか
る。
粘度キトサンとEDTAを添加すると、植物の病原菌による
汚染およびその増殖を抑制することができることがわか
る。
また、第7表によると、水耕栽培の養液にキトサンまた
は低粘度キトサンとEDTAを添加すると、植物の育成が促
進されることがわかる。
は低粘度キトサンとEDTAを添加すると、植物の育成が促
進されることがわかる。
液体肥料の保存性を向上するとともに、養液栽培におけ
る養液、培養液および水耕液の腐敗を防止することがで
き、さらに植物の病原菌の侵入および増殖を抑えること
ができる。
る養液、培養液および水耕液の腐敗を防止することがで
き、さらに植物の病原菌の侵入および増殖を抑えること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩元 和雄 茨城県竜ケ崎市佐貫町727 片倉チッカリ ン株式会社茨城工場内 (56)参考文献 特開 昭53−127824(JP,A) 特開 昭50−157160(JP,A) 特公 昭32−8669(JP,B1) 特公 昭43−22206(JP,B1)
Claims (4)
- 【請求項1】キトサンまたは低粘度キトサン、およびエ
チレンジアミンテトラ酢酸を含むことを特徴とする植物
病害の発生を抑制する液体肥料。 - 【請求項2】低粘度キトサンが、キトサンを酵素(キト
サナーゼ)または化学的に分解して溶液にしたとき、粘
度を低下したキトサンである特許請求の範囲第1項に記
載の植物病害の発生を抑制する液体肥料。 - 【請求項3】キトサンまたは低粘度キトサンが50〜1000
ppm 含有される特許請求の範囲第1項または第2項に記
載の植物病害の発生を抑制する液体肥料。 - 【請求項4】エチレンジアミンテトラ酢酸を100ppm以上
含有する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
に記載の植物病害の発生を抑制する液体肥料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63061814A JPH0635359B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 植物病害の発生を抑制する液体肥料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63061814A JPH0635359B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 植物病害の発生を抑制する液体肥料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01239077A JPH01239077A (ja) | 1989-09-25 |
| JPH0635359B2 true JPH0635359B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=13181931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63061814A Expired - Lifetime JPH0635359B2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 | 植物病害の発生を抑制する液体肥料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635359B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-03-17 JP JP63061814A patent/JPH0635359B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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