JPH0635617B2 - 帯鋸の腰入れ方法 - Google Patents
帯鋸の腰入れ方法Info
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- JPH0635617B2 JPH0635617B2 JP5257087A JP5257087A JPH0635617B2 JP H0635617 B2 JPH0635617 B2 JP H0635617B2 JP 5257087 A JP5257087 A JP 5257087A JP 5257087 A JP5257087 A JP 5257087A JP H0635617 B2 JPH0635617 B2 JP H0635617B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band saw
- saw material
- band
- shot
- tooth flank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D63/00—Dressing the tools of sawing machines or sawing devices for use in cutting any kind of material, e.g. in the manufacture of sawing tools
- B23D63/18—Straightening damaged saw blades; Reconditioning the side surface of saw blades, e.g. by grinding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、帯鋸の製造工程において、帯鋸素材を腰入れ
加工する方法に関するものである。
加工する方法に関するものである。
b. 従来の技術 一般に、材料に力を加えると一定の変形を起こすが、加
える力を徐々に増すとそれに応じて変形量が大となる。
ところが、材料の形状、力の加え方によっては、その加
える力がある大きさに達すると、それ迄の変形とは全然
別異の変形に突然移行する現象すなわち座屈現象が生じ
る。
える力を徐々に増すとそれに応じて変形量が大となる。
ところが、材料の形状、力の加え方によっては、その加
える力がある大きさに達すると、それ迄の変形とは全然
別異の変形に突然移行する現象すなわち座屈現象が生じ
る。
帯鋸の場合、上述の如き座屈現象が熱応力によって起こ
ることがある。なお、この座屈現象が生じるメカニズム
は次の如くである。
ることがある。なお、この座屈現象が生じるメカニズム
は次の如くである。
帯鋸を用いて木材、木質材料(プラスチックを含む)等
の被切断物を切削するときには、帯鋸の歯辺部及びその
近傍に摩擦熱が発生するが、その際に帯鋸の鋸背側の部
分には摩擦熱が殆ど発生しないため、帯鋸の歯辺部と鋸
背部との間に比較的大きな温度勾配を生じる。しかし
て、歯辺部に発生する摩擦熱のために歯辺部近傍の縁部
は長手方向に伸びようとするが、その他の部分の抵抗に
より伸びることができないため、当該その他の部分に引
張力が付与され、その反作用として歯辺部近傍の縁部に
圧縮応力を生じることとなる。従って、帯鋸の歯辺部と
鋸背部との間で膨脹する割合が大きく異なり、歯辺部近
傍の縁部が膨脹するのに伴いその縁部に圧縮応力が発生
すると共に当該その他の部分に引張応力が発生し、その
結果、これらの間に応力勾配を生じる。
の被切断物を切削するときには、帯鋸の歯辺部及びその
近傍に摩擦熱が発生するが、その際に帯鋸の鋸背側の部
分には摩擦熱が殆ど発生しないため、帯鋸の歯辺部と鋸
背部との間に比較的大きな温度勾配を生じる。しかし
て、歯辺部に発生する摩擦熱のために歯辺部近傍の縁部
は長手方向に伸びようとするが、その他の部分の抵抗に
より伸びることができないため、当該その他の部分に引
張力が付与され、その反作用として歯辺部近傍の縁部に
圧縮応力を生じることとなる。従って、帯鋸の歯辺部と
鋸背部との間で膨脹する割合が大きく異なり、歯辺部近
傍の縁部が膨脹するのに伴いその縁部に圧縮応力が発生
すると共に当該その他の部分に引張応力が発生し、その
結果、これらの間に応力勾配を生じる。
熱応力が大となって帯鋸の歯辺部がある温度まで上昇す
ると、それまで平面的に伸び縮みしていたものが急に別
の種類の変形(例えば、帯鋸が断面くの字状に曲がる変
形)が生じる。このような変形即ち座屈を生じると、帯
鋸はもはや切削不能となり、切削作業に支障を来たすこ
ととなる。
ると、それまで平面的に伸び縮みしていたものが急に別
の種類の変形(例えば、帯鋸が断面くの字状に曲がる変
形)が生じる。このような変形即ち座屈を生じると、帯
鋸はもはや切削不能となり、切削作業に支障を来たすこ
ととなる。
そこで、従来より、上述の如き摩擦熱による座屈の発生
を防止するために、帯鋸素材に腰入れ加工を行なうよう
にしている。この腰入れ加工は、帯鋸素材の巾方向の中
央部分を塑性展伸処理又は熱処理を施すことにより行な
われ、これにより歯辺部近傍の縁部において長手方向に
引張内力が付与され、切削時に熱応力として歯辺部及び
その近傍に生じる長手方向の圧縮応力が打消されること
となって座屈が効果的に防止される。
を防止するために、帯鋸素材に腰入れ加工を行なうよう
にしている。この腰入れ加工は、帯鋸素材の巾方向の中
央部分を塑性展伸処理又は熱処理を施すことにより行な
われ、これにより歯辺部近傍の縁部において長手方向に
引張内力が付与され、切削時に熱応力として歯辺部及び
その近傍に生じる長手方向の圧縮応力が打消されること
となって座屈が効果的に防止される。
ところで、この種の腰入れ方法としては、ローラ加工法
による塑性展伸処理、或いは火焔加熱法による熱処理が
従来より行なわれている。
による塑性展伸処理、或いは火焔加熱法による熱処理が
従来より行なわれている。
上述のロール加圧法は、第5図に示すように、帯鋸素材
aの歯辺部bと鋸背部cとの間の中央部分dを一対の金
属ローラe,fにて強力に挾持・押圧しつつ、その長手
方向に移動させながら塑性展伸加工する方法であり、そ
の作業に当っては、第6図において鎖線で示す複数の軌
道Rに沿って順次ロールをかけて腰入れを行なうように
している。
aの歯辺部bと鋸背部cとの間の中央部分dを一対の金
属ローラe,fにて強力に挾持・押圧しつつ、その長手
方向に移動させながら塑性展伸加工する方法であり、そ
の作業に当っては、第6図において鎖線で示す複数の軌
道Rに沿って順次ロールをかけて腰入れを行なうように
している。
また、上述の火焔加熱法は、例えば酸素−アセチレン焔
等の火焔を第7図に示す如く帯鋸素材aの中央箇所gに
向けて吹き付けて熱処理する方法であり、その作業に当
っては、火焔を前記中央箇所gに沿って長手方向に移動
させながら加熱して腰入れを行なうようにしている。
等の火焔を第7図に示す如く帯鋸素材aの中央箇所gに
向けて吹き付けて熱処理する方法であり、その作業に当
っては、火焔を前記中央箇所gに沿って長手方向に移動
させながら加熱して腰入れを行なうようにしている。
c.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のようなローラ加圧法や火焔加熱法
は次に述べるような大きな問題点があった。
は次に述べるような大きな問題点があった。
まず、ロール加圧法の場合には、ハンマーで帯鋸素材を
たたいて塑性展伸処理を行なう古典的なハンマー打法に
比べて勘やコツ等の熟練を必要としないが、前加工の精
度の良否によって影響を受け易く、腰入れの局部的強弱
を生じ易い。従って、腰入れ強度が加工の全面に亘って
不均一となる場合が多く、このような場合には、再三繰
り返してローラ加圧を行なうか、或いは、ハンマー打法
を併用するようにしていた。このため、生産効率が非常
に悪く、しかも一定の加工条件下で均一な腰入れ強度を
得ることが困難であり、自動化を図ることができないと
いった大きな問題点があった。
たたいて塑性展伸処理を行なう古典的なハンマー打法に
比べて勘やコツ等の熟練を必要としないが、前加工の精
度の良否によって影響を受け易く、腰入れの局部的強弱
を生じ易い。従って、腰入れ強度が加工の全面に亘って
不均一となる場合が多く、このような場合には、再三繰
り返してローラ加圧を行なうか、或いは、ハンマー打法
を併用するようにしていた。このため、生産効率が非常
に悪く、しかも一定の加工条件下で均一な腰入れ強度を
得ることが困難であり、自動化を図ることができないと
いった大きな問題点があった。
また、火焔加熱法の場合には、400℃前後の温度となる
ように帯鋸素材aの中央箇所gを例えば30cmの長さずつ
加熱しながら長手方向の全体を段階的に加熱処理するの
に勘やコツを必要とし、このような腰入れ加工を全面に
亘って均一に行なうには可成りの熟練を必要とする。し
かも、帯鋸素材aの焼戻し温度は400 ℃位であるため、
400℃前後の火焔加熱により帯鋸素材aに軟化を生じ、
硬さむらを生じ易い。このため、一回の火焔加熱処理で
は良好な腰入れを行なうことができないのが現状であ
る。よって、この方法は、作業性が悪く、均質な製品を
得ることが困難であり、自動化を図ることも不可能であ
った。
ように帯鋸素材aの中央箇所gを例えば30cmの長さずつ
加熱しながら長手方向の全体を段階的に加熱処理するの
に勘やコツを必要とし、このような腰入れ加工を全面に
亘って均一に行なうには可成りの熟練を必要とする。し
かも、帯鋸素材aの焼戻し温度は400 ℃位であるため、
400℃前後の火焔加熱により帯鋸素材aに軟化を生じ、
硬さむらを生じ易い。このため、一回の火焔加熱処理で
は良好な腰入れを行なうことができないのが現状であ
る。よって、この方法は、作業性が悪く、均質な製品を
得ることが困難であり、自動化を図ることも不可能であ
った。
本発明は、上述の如き実状に鑑みて発明されたものであ
って、その目的は、勘やコツ等の熟練を全く必要とする
ことなく能率的にかつ均質な腰入れ加工を施すことがで
き、しかも自動化を図り得る帯鋸の腰入れ方法を提供す
ることにある。
って、その目的は、勘やコツ等の熟練を全く必要とする
ことなく能率的にかつ均質な腰入れ加工を施すことがで
き、しかも自動化を図り得る帯鋸の腰入れ方法を提供す
ることにある。
d. 問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、本発明では、帯鋸素材
の歯辺部近傍の縁部に隣接しかつ前記帯鋸素材の長手方
向に延びる帯状部分にショット粒を投射することによっ
て、前記帯状部分の長手方向に圧縮応力を発生せしめ、
もって前記縁部の長手方向に引張内力を付与するように
している。
の歯辺部近傍の縁部に隣接しかつ前記帯鋸素材の長手方
向に延びる帯状部分にショット粒を投射することによっ
て、前記帯状部分の長手方向に圧縮応力を発生せしめ、
もって前記縁部の長手方向に引張内力を付与するように
している。
以下、本発明の一実施例に付き第1図〜第4図を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は、腰入れ加工すべき帯鋸素材1の平面図を示す
ものであって、同図において、2は帯鋸素材1の一側部
に形成された歯辺部、3は歯辺部2の反対側に形成され
た平坦状の鋸背部である。
ものであって、同図において、2は帯鋸素材1の一側部
に形成された歯辺部、3は歯辺部2の反対側に形成され
た平坦状の鋸背部である。
また第2図は、上述の帯鋸素材1をショットピーニング
加工するための機構を示すものであって、同図におい
て、4はコンプレッサー方式のショット粒投射装置、5
は帯鋸素材1の歯辺部2及びその近傍の縁部6を遮蔽す
る遮蔽部材、7は帯鋸素材1の鋸背部3及びその近傍の
縁部8を遮蔽する遮蔽部材である。上述のショット粒投
射装置4は図外のコンプレッサから圧縮空気を供給する
導管9と、図外のショット粒供給源からショット粒を供
給する導管10とがそれぞれ連結された装置本体11を備え
ており、圧縮空気の作用によりショット粒が装置本体11
の射出孔12から高速で投射されるように構成されてい
る。なお、図示を省略したが、このショット粒投射装置
4は互いに対向する位置にそれぞれ配設されており、こ
れらの間に被加工物である帯鋸素材1の一部が配置され
るようになっている。
加工するための機構を示すものであって、同図におい
て、4はコンプレッサー方式のショット粒投射装置、5
は帯鋸素材1の歯辺部2及びその近傍の縁部6を遮蔽す
る遮蔽部材、7は帯鋸素材1の鋸背部3及びその近傍の
縁部8を遮蔽する遮蔽部材である。上述のショット粒投
射装置4は図外のコンプレッサから圧縮空気を供給する
導管9と、図外のショット粒供給源からショット粒を供
給する導管10とがそれぞれ連結された装置本体11を備え
ており、圧縮空気の作用によりショット粒が装置本体11
の射出孔12から高速で投射されるように構成されてい
る。なお、図示を省略したが、このショット粒投射装置
4は互いに対向する位置にそれぞれ配設されており、こ
れらの間に被加工物である帯鋸素材1の一部が配置され
るようになっている。
次に、焼入れ及び焼戻し処理を完了した平板状の帯鋸素
材1をエンドレスベルト状にすべくその両端を溶接した
後に、腰入れ加工を施す際の操作に付き述べる。
材1をエンドレスベルト状にすべくその両端を溶接した
後に、腰入れ加工を施す際の操作に付き述べる。
まず、第2図及び第3図に示す如く、図外の支持用治具
にて帯鋸素材1を垂直状に立てた状態で支持固定すると
共に、帯鋸素材1を歯辺部2及び鋸背部3に遮蔽部材
5,7をそれぞれ取付ける。しかる後、図外の駆動機構
によりエンドレス状の帯鋸素材1を回動(第2図におい
ては紙面に直交する方向に水平移動)させながら、一対
のショット粒投射装置4から帯鋸素材1の両面に向けて
ほぼ直角にショット粒を投射する。これにより、前記遮
蔽部材5,7の間帯状部分L(第1図及び第3図参照)
にショットピーニング加工を施す。
にて帯鋸素材1を垂直状に立てた状態で支持固定すると
共に、帯鋸素材1を歯辺部2及び鋸背部3に遮蔽部材
5,7をそれぞれ取付ける。しかる後、図外の駆動機構
によりエンドレス状の帯鋸素材1を回動(第2図におい
ては紙面に直交する方向に水平移動)させながら、一対
のショット粒投射装置4から帯鋸素材1の両面に向けて
ほぼ直角にショット粒を投射する。これにより、前記遮
蔽部材5,7の間帯状部分L(第1図及び第3図参照)
にショットピーニング加工を施す。
本方法の具体例は次の通りである。
具体例 (1) 帯鋸素材1の材質 SKS51 (2) 帯鋸素材1の寸法 鋸背部3から歯底部13までの巾W(第1図 参照) 120mm 板厚 0.8mm (3) 帯鋸素材1のショット粒投射領域(帯状部分L) L=90mmであり、かつ、鋸背部3と歯底部13との中央箇
所gからそれぞれ45mmの部分 (4) 加工条件 <イ>ショット粒の直径 0.8mm <ロ>ショット粒の硬さ HRC58 <ハ>ショット粒の材質 鋳鋼 <ニ>ショット粒の投射速度 40m/s <ホ>ショット粒の投射角度 90゜ <ヘ>帯鋸素材1の移動速度 30mm/s <ト>ショット粒投射装置に供給される圧縮空気の圧力
(ゲージ圧)5kg/mm2 この具体例によって得られた帯鋸素材1の表面の残留応
力を測定したところ第4図に示す如き結果を得た。第4
図に示す測定結果からわかるように、ショットピーニン
グ加工前の帯鋸素材1の残留応力は破線で示される如く
その全域に亘って+5kg/mm2程度であったが、ショッ
トピーニング加工後は、帯鋸素材1のうちショット粒を
投射した帯状部分Lには実線で示される如く−30kg f/
mm2程度の充分な圧縮応力が発生しているのが認められ
る。そして、ショットピーニング加工後の帯鋸素材1の
うち前記帯状部分L以外の領域すなわち歯辺部2の近傍
の縁部6及び鋸背部3の近傍の縁部8の両部分には+10
をkg f/mm2程度の引張内力が発生しているのが認めら
れる。
所gからそれぞれ45mmの部分 (4) 加工条件 <イ>ショット粒の直径 0.8mm <ロ>ショット粒の硬さ HRC58 <ハ>ショット粒の材質 鋳鋼 <ニ>ショット粒の投射速度 40m/s <ホ>ショット粒の投射角度 90゜ <ヘ>帯鋸素材1の移動速度 30mm/s <ト>ショット粒投射装置に供給される圧縮空気の圧力
(ゲージ圧)5kg/mm2 この具体例によって得られた帯鋸素材1の表面の残留応
力を測定したところ第4図に示す如き結果を得た。第4
図に示す測定結果からわかるように、ショットピーニン
グ加工前の帯鋸素材1の残留応力は破線で示される如く
その全域に亘って+5kg/mm2程度であったが、ショッ
トピーニング加工後は、帯鋸素材1のうちショット粒を
投射した帯状部分Lには実線で示される如く−30kg f/
mm2程度の充分な圧縮応力が発生しているのが認められ
る。そして、ショットピーニング加工後の帯鋸素材1の
うち前記帯状部分L以外の領域すなわち歯辺部2の近傍
の縁部6及び鋸背部3の近傍の縁部8の両部分には+10
をkg f/mm2程度の引張内力が発生しているのが認めら
れる。
従って、この帯鋸素材1は良好な腰入れ加工がなされて
いることが確認された。
いることが確認された。
すなわち、帯鋸使用時に歯辺部2及びその近傍の縁部6
に摩擦熱が発生してその内部に圧縮応力が生じても、シ
ョットピーニング加工にて圧縮応力が付与された前述の
帯状部分Lの存在により前記縁部6には予め引張内力が
付与されているので、前記帯状部分L及び鋸背部3近傍
の縁部8に引張力を及ぼすことなく熱膨脹することとな
り、従って大きな応力勾配を生じるおそれがない。この
ため、帯鋸の熱座屈現象の発生を効果的に防止できる。
に摩擦熱が発生してその内部に圧縮応力が生じても、シ
ョットピーニング加工にて圧縮応力が付与された前述の
帯状部分Lの存在により前記縁部6には予め引張内力が
付与されているので、前記帯状部分L及び鋸背部3近傍
の縁部8に引張力を及ぼすことなく熱膨脹することとな
り、従って大きな応力勾配を生じるおそれがない。この
ため、帯鋸の熱座屈現象の発生を効果的に防止できる。
このような効果を確かめるために、本例で得られた帯鋸
素材1をアサリ出し加工及び歯仕上げ加工を施した後に
切削試験を行ったところ、熱座屈という異常現象は全く
発生せず、耐久性についても従来のロール加圧法或いは
火焔加熱法による腰入れ加工と同様であり、良好な結果
を得られた。
素材1をアサリ出し加工及び歯仕上げ加工を施した後に
切削試験を行ったところ、熱座屈という異常現象は全く
発生せず、耐久性についても従来のロール加圧法或いは
火焔加熱法による腰入れ加工と同様であり、良好な結果
を得られた。
ところで、本例の場合は、帯鋸素材1の両縁部6,8を
除いた帯状部分Lにショットピーニング加工を施すよう
にしているので、強い腰入れをしても帯鋸素材1の残留
応力分布は巾方向に沿ってバランスすることとなり、従
って帯鋸素材1が反り返ってしまうようなおそれはな
い。
除いた帯状部分Lにショットピーニング加工を施すよう
にしているので、強い腰入れをしても帯鋸素材1の残留
応力分布は巾方向に沿ってバランスすることとなり、従
って帯鋸素材1が反り返ってしまうようなおそれはな
い。
以上、本発明の一実施例の付き述べたが、本発明は、既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変更が可能である。
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変更が可能である。
例えば、弱い腰入れでよい場合には、帯鋸素材1の歯辺
部2近傍の縁部6を除く全ての部分(前記帯状部分L及
び縁部8)を弱くショートピーニング加工するようにし
てもよい。すなわちこの場合には、歯辺部2と鋸背部3
との間に残留応力のアンバランスを生じるが、弱い腰入
れ加工であるため帯鋸素材1が反り返ってしまうような
おそれがないからである。なお、ショートピーニング加
工の強弱すなわち腰入れ強度の強弱は、ショット粒の直
径、材質及び硬さ、ショット粒投射速度、ショット粒投
射時間等を調整することによって容易に調整可能であ
る。
部2近傍の縁部6を除く全ての部分(前記帯状部分L及
び縁部8)を弱くショートピーニング加工するようにし
てもよい。すなわちこの場合には、歯辺部2と鋸背部3
との間に残留応力のアンバランスを生じるが、弱い腰入
れ加工であるため帯鋸素材1が反り返ってしまうような
おそれがないからである。なお、ショートピーニング加
工の強弱すなわち腰入れ強度の強弱は、ショット粒の直
径、材質及び硬さ、ショット粒投射速度、ショット粒投
射時間等を調整することによって容易に調整可能であ
る。
e.発明の効果 以上の如く本発明は、帯鋸素材の歯辺部近傍の縁部に隣
接しかつ前記帯鋸素材の長手方向に延びる帯状部分にシ
ョット粒を投射することによって、前記帯状部分の長手
方向に圧縮応力を発生せしめ、もって前記縁部の長手方
向に引張内力を付与するようにしたものであるから、簡
単なショットピーニング加工にて良好な腰入れ加工が施
された帯鋸を得ることができる。しかも、本発明によれ
ば、従来の火焔加熱法に比べて勘やコツ等の熟練を要す
ることなく均一な腰入れ強度を得ることができ、また従
来のロール加圧法のような面倒な繰り返し作業を行なう
ことなく一回の作業にて能率的に腰入れ加工を行なうこ
とができる。
接しかつ前記帯鋸素材の長手方向に延びる帯状部分にシ
ョット粒を投射することによって、前記帯状部分の長手
方向に圧縮応力を発生せしめ、もって前記縁部の長手方
向に引張内力を付与するようにしたものであるから、簡
単なショットピーニング加工にて良好な腰入れ加工が施
された帯鋸を得ることができる。しかも、本発明によれ
ば、従来の火焔加熱法に比べて勘やコツ等の熟練を要す
ることなく均一な腰入れ強度を得ることができ、また従
来のロール加圧法のような面倒な繰り返し作業を行なう
ことなく一回の作業にて能率的に腰入れ加工を行なうこ
とができる。
さらに、本発明に係る腰入れ方法を実施する装置として
は従来公知のショットピーニング装置を用いればよく、
従って腰入れ加工を自動化して省力化を図ることも容易
に可能である。
は従来公知のショットピーニング装置を用いればよく、
従って腰入れ加工を自動化して省力化を図ることも容易
に可能である。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を説明するためのも
のであって、第1図は帯鋸素材の平面図、第2図はショ
ット粒投射機構を示す断面図、第3図は遮蔽部材が取付
けられた帯鋸素材の平面図、第4図はショットピーニン
グ加工前(ショット粒投射前)及びショットピーニング
加工後(ショット粒投射後)の帯鋸素材の残留応力の測
定結果を示すグラフ、第5図及び第6図は従来のロール
加圧法による帯鋸素材の腰入れ加工を説明するためのも
のであって、第5図は帯鋸素材を一対の金属ローラにて
挾持・押圧している状態を示す断面図、第6図は帯鋸素
材のローラ軌道を示す平面図、第7図は従来の火焔加熱
方法による帯鋸素材の腰入れ加工を説明するための断面
図である。 1……帯鋸素材、 2……歯辺部、 3……鋸背部、 4……コンプレッサー方式のショット粒投射装置、 5,7……遮蔽部材、 6,8……縁部、 13……歯底部、 W……帯鋸素材1の幅、 L……帯鋸素材1の帯状部分(帯鋸素材1のショット粒
投射領域)。
のであって、第1図は帯鋸素材の平面図、第2図はショ
ット粒投射機構を示す断面図、第3図は遮蔽部材が取付
けられた帯鋸素材の平面図、第4図はショットピーニン
グ加工前(ショット粒投射前)及びショットピーニング
加工後(ショット粒投射後)の帯鋸素材の残留応力の測
定結果を示すグラフ、第5図及び第6図は従来のロール
加圧法による帯鋸素材の腰入れ加工を説明するためのも
のであって、第5図は帯鋸素材を一対の金属ローラにて
挾持・押圧している状態を示す断面図、第6図は帯鋸素
材のローラ軌道を示す平面図、第7図は従来の火焔加熱
方法による帯鋸素材の腰入れ加工を説明するための断面
図である。 1……帯鋸素材、 2……歯辺部、 3……鋸背部、 4……コンプレッサー方式のショット粒投射装置、 5,7……遮蔽部材、 6,8……縁部、 13……歯底部、 W……帯鋸素材1の幅、 L……帯鋸素材1の帯状部分(帯鋸素材1のショット粒
投射領域)。
Claims (1)
- 【請求項1】帯鋸素材の歯辺部近傍の縁部に隣接しかつ
前記帯鋸素材の長手方向に延びる帯状部分にショット粒
を投射することによって、前記帯状部分の長手方向に圧
縮応力を発生せしめ、もって前記縁部の長手方向に引張
内力を付与するようにしたことを特徴とする帯鋸の腰入
れ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257087A JPH0635617B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 帯鋸の腰入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257087A JPH0635617B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 帯鋸の腰入れ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63219522A JPS63219522A (ja) | 1988-09-13 |
| JPH0635617B2 true JPH0635617B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=12918467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5257087A Expired - Lifetime JPH0635617B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 帯鋸の腰入れ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635617B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0672253B2 (ja) * | 1988-06-10 | 1994-09-14 | 電気興業株式会社 | 帯鋸の腰入れ方法 |
| JP2021146455A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | 株式会社アマダ | 鋸刃及び帯鋸刃、並びに、鋸刃の製造方法及び帯鋸刃の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP5257087A patent/JPH0635617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63219522A (ja) | 1988-09-13 |
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