JPH063599A - 顕微鏡の開口絞り径設定装置 - Google Patents
顕微鏡の開口絞り径設定装置Info
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Abstract
を自動的に設定する。 【構成】複数の対物レンズに応じたM−Uカーブと経験
的に得た最適開口絞り径に応じた像フーリエスペクトル
とを対物レンズデータRAM12にメモリする。顕微鏡
の像面上で光電センサ10により像フーリエスペクトル
を測定する。測定した像フーリエスペクトルが高周波成
分が多い場合、AS100%のM−UカーブでMTFが
約5%になる空間周波数をカットオフ周波数として最適
開口絞り径を決める。低周波成分が多い場合、測定した
像フーリエスペクトルが最も近似する特性を有する開口
絞り径を選び、測定する像フーリエスペクトルの比がM
TFの比に一致するように、演算回路14で最適開口絞
り径を演算して設定する。
Description
光学顕微鏡の開口絞り径の設定装置に関する。
よる試料の像の画質は、対物レンズの射出瞳径に対する
開口絞り投影像の径の比(以下、これをAS係数とい
う)で変化する。開口絞り径を絞り過ぎると解像が劣化
し、開口絞り径を開き過ぎるとコントラストが低下する
ことになる。尚、AS係数について、例えばAS係数が
0.8ならばAS80%、AS係数が0.6ならばAS
60%と表示するものとする。最適な開口絞り径とは、
解像の劣化がなく且つ最もコントラストの高い像が得ら
れる径であり、この開口絞りの最適径は、対物レンズの
射出瞳径、フィラメント投影像ムラ、収差(特に球面収
差)の補正状態、コンデンサレンズ及び対物レンズの各
焦点距離(つまり開口絞りの投影倍率)、対物レンズの
射出側の開口数NA(=NA′とする)及び試料のフー
リエスペクトルにより異なる。従来は、観察者が顕微鏡
観察の際、目視観察でコントラストと解像によって判断
して、手動によって最適な開口絞り径を設定していた。
しかし、この手動による開口絞り径の精密な設定には熟
練を要し、調整は非常に困難であった。
さを改善する手段として、本出願人が特開昭59−17
2617号公報を以て提案したものがあり、この顕微鏡
は各種メモリと選択された対物レンズやコンデンサレン
ズの入力情報等に基づいて、開口絞り径を電気的に自動
制御できるようにしたものである。即ち、この顕微鏡
は、対物レンズの倍率やNA等のデータ入力部と、複数
の対物レンズデータ記憶部と、複数の対物レンズのうち
光路中に位置させられた対物レンズの検出手段と、電気
的に制御し得る開口絞りと、コンデンサレンズ等の照明
光学要素の駆動制御部が備えられていて、選択された対
物レンズが検出手段によって検出され、これに対応して
記憶部から読み出された対物レンズデータに基づいて演
算がなされ、開口絞り径を含めた各照明光学要素が自動
的に適正値に制御されるようになっている。
うな顕微鏡では、開口絞り径を自動制御するために、対
物レンズのデータに加えてコンデンサレンズの焦点距離
等のデータをプリセットしてメモリする必要がある上
に、選択されるコンデンサレンズとそのデータの検出手
段が必要であった。又、対物レンズのデータについて
も、倍率やNAや焦点距離をプリセットして入力してお
かなければならなかった。更に、上述の顕微鏡における
開口絞り径を適正値に制御するための手法は、対物レン
ズの射出瞳径に対して開口絞り投影像の径は、目視観察
時には70〜80%に、写真撮影時には更にやや絞られ
た状態になるよう設定するというものであった。
したように開口絞りの最適径のパラメータであるフィラ
メント投影像ムラ、試料の像フーリエスペクトル、対物
レンズの射出側のNA′及び対物レンズの収差の補正状
態が考慮されておらず、しかもオープンループ制御にな
っているため、常に最適の開口絞り径が得られる訳では
なく、従って必ずしも試料の最適の像が得られるもので
はないという欠点がある。
絞り径設定のためのプリセット情報とその検出手段を削
減すると共に、より良質な像を得るためのより最適な開
口絞り径が得られるようにした顕微鏡の開口絞り径設定
装置を提供することを目的とする。
口絞り径設定装置は、ケーラー照明を用いた顕微鏡にお
いて、対物レンズの光学特性を予め記憶しておく手段
と、像面上のコントラスト情報から信号を得る手段と、
選択された対物レンズの光学特性及び像面上のコントラ
スト情報とに基づいて自動的に最適な開口絞り径を設定
する手段とが備えられたことを特徴とするものである。
その光学特性をメモリから取り出し、又像面上に投影さ
れた試料の像からコントラスト情報を測定して信号を得
て、対物レンズの光学特性とコントラスト情報から最適
な開口絞り径を演算した後、開口絞りの径が最適な大き
さに駆動制御される。
より説明する。図1は本実施例による顕微鏡の概略構成
図、図2はAS係数に応じた対物レンズのMTFと空間
周波数に関するM−Uカーブを示す図である。図1にお
いて、図示しない光源からの光を集束させるコンデンサ
レンズ1の前側(光源側)に、電気的に絞り径を変化さ
せ得る開口絞り2が配設されている。この開口絞り2
は、後述の演算回路で演算された最適開口絞り径に基づ
いて開口絞り2を駆動制御する開口絞り駆動装置3に接
続されている。又、コンデンサレンズ1の後方(像面
側)の集光位置には試料面4が配設され、更にその後方
には試料面4にピントが合わされた対物レンズ5が配設
されている。コンデンサレンズ1と対物レンズ5は図示
しないが複数種類設けられていて、選択的に光路上に進
退できるようになっている。対物レンズ5の後方には試
料4の像を観察用の像6と測光用の一次像7とに分割す
るハーフミラー8が設けられ、一次像7の結像面には像
7の光強度分布信号を得るための光電センサ10の受光
面が位置している。光電センサ10にはその強度信号か
らコントラストを検出するためのコントラスト演算回路
11が接続され、強度信号から高速フーリエ変換(F.
F.T)若しくは差分法を用いた疑似フーリエ変換を行
い、像のフーリエスペクトルが求められるようになって
いる。
lan10×,SPlan20×等の対物レンズ5の種
類に応じて、図2に示すようなM−Uカーブが夫々対物
レンズデータRAM12にメモリされている。ここで、
M−Uカーブとは、対物レンズ4を通過する光について
のMTFと空間周波数の特性曲線のことであり、一般に
ケーラー照明による顕微鏡の各対物レンズのM−Uカー
ブは、対物レンズのデータからCPUで算出でき、或る
対物レンズ5ではAS係数の変化に従って図2に示すよ
うな特性を呈する。尚、図2は、これらM−Uカーブの
一部として、AS100%,AS80%,AS50%,
AS30%であるときの特性曲線のみが示されている
が、他のAS係数についての特性曲線も容易に算出でき
るようになっている。図2に示すようなこれらの特性曲
線は、AS係数がAS100%から小さくなるに従っ
て、低周波数成分のMTFは大きくなり、又高周波成分
のMTFは小さくなるように変化している。又、複数種
類の対物レンズ4が取り付けられた図示しないレボルバ
ーには、選択されて光路上に配置された対物レンズ4を
検出する穴等の被検出部が設けられており、この被検出
部を対物レンズ検出器13で検出して選択された対物レ
ンズ4の情報が演算回路14に入力されるようになって
いる。
11から像のフーリエスペクトル信号が入力されると共
に、対物レンズデータRAM12からは対物レンズ検出
器13で検出された信号に基づいて選択された対物レン
ズ4に対応するM−Uカーブの情報が読み出される。そ
して、これら入力データに基づいて最適開口絞り径を演
算するようになっている。又、最適なAS係数は対物レ
ンズのM−Uカーブと像フーリエスペクトルに応じて経
験的に定まっているものであり、この最適なAS係数に
対応する複数の像フーリエスペクトル曲線を予め対物レ
ンズデータRAM12に記憶させておくものとする。そ
して、演算回路14では、光電センサ10で測定され演
算された像フーリエスペクトル曲線に基づいて、記憶さ
れた像フーリエスペクトル曲線の内から特性が最も近似
するものを選択し、これに対応するAS係数を取り出す
ようにもなっている。
次に作用を説明する。本実施例による装置を備えた顕微
鏡で開口絞り2の最適径を設定する場合、まず、開口絞
り2の絞り径を開放状態にし(AS係数は100%にな
る)、この状態で試料面4上の試料に光源からの光を照
射する。すると、対物レンズ5を通過した光はハーフミ
ラー8で分割され、一方の反射光は反射されて観察像6
として結像され、他方の透過光は光電センサ10の受光
面で一次像7として結像され、光電センサ10によって
像7の光強度分布信号が得られる。この信号はコントラ
スト演算回路11によって高速フーリエ変換又は疑似フ
ーリエ変換が行われ像のフーリエスペクトルが演算され
る。一方、選択され顕微鏡の光路上に位置させられた対
物レンズ5の種類が、対物レンズ検出器13によって検
出され、演算回路14に入力される。この入力信号に基
づいて対物レンズデータRAM12では、選択された対
物レンズ5の種類に応じた光学特性を有するところの、
例えば図2に示すようなM−Uカーブが読み出される。
そして、入力された像のフーリエスペクトルとM−Uカ
ーブに基づいて、次に説明するようにして最適な開口絞
り径が演算される。尚、最適な開口絞り径の設定手法
は、測定された像フーリエスペクトルについて高周波成
分が多いか、低周波成分が多いかによって異なる。
たAS100%の時の像フーリエスペクトルの特性に関
し、高周波成分が多い場合には、次のようにする。即
ち、前述したように、最適な開口絞り径とは、投影され
た像が、解像の劣化がなく且つコントラストが最も良い
状態となる径である。従って、図2において、AS10
0%の状態がカットオフ周波数が最も高くて好ましく、
このカットオフ周波数は空間周波数Ucであるが、一般
にMTFが5〜6%以下の場合、人間の眼ではコントラ
ストを識別できず、解像の劣化を判別できない。そのた
め、AS100%のM−Uカーブにおいて、MTFが約
5%の時の空間周波数Ubがカットオフ周波数となるよ
うなM−Uカーブの特性を有するAS係数即ち開口絞り
径を設定することが好ましい。つまり、コントラスト演
算回路11から得られる像フーリエスペクトル曲線につ
いて、空間周波数Ubのときのコントラストが0となる
ように開口絞り径を設定すればよい。
が、ここでは図2のM−UカーブからAS80%である
ことがわかる。このようにして、演算回路14で開口絞
りの最適径が求められると、その信号はAS駆動装置3
に出力され、開口絞り2の口径がこの最適径に調整され
る。
られるAS100%の時の像フーリエスペクトルにおい
て、低周波成分が多い場合には、選択された対物レンズ
5の信号に基づいて、対物レンズデータRAM15に予
め記憶されている経験的に設定された複数の最適AS係
数に対応する複数の像フーリエスペクトル曲線から、測
定された像フーリエスペクトル曲線と特性の最も近似し
た像フーリエスペクトル曲線を選出し、これに応じた最
適AS係数を決定する。このようにして得られた最適A
S係数が例えばAS50%であるとする。そして、図2
における各AS係数毎のM−Uカーブ間におけるMTF
の変化の大きい周波数を適当に選択し、これを空間周波
数Uaとすると、空間周波数Uaにおいて、AS100
%のMTF値を基準にとって、AS100%とAS50
%のMTFの比を演算する。そして、コントラスト演算
回路11から得る像フーリエスペクトル曲線について、
空間周波数UaでのAS100%の像フーリエスペクト
ル曲線のコントラスト値を基準にしてコントラストの比
が、上述のMTFの比と一致するように、像フーリエス
ペクトルのコントラストを測定しながら、開口絞り駆動
装置3を介して開口絞り2の口径を調整してゆく。そし
て、測定した像フーリエスペクトル曲線のコントラスト
の比がM−UカーブについてのMTFの比と一致した時
の開口絞り2の口径が最適の開口絞り径として設定され
ることになる。この開口絞り径は本例の場合、AS50
%であることが、確認的に認識できる。
測定されたコントラスト情報と、予めメモリされた各対
物レンズのMTF及び経験的に得られる最適AS係数に
応じた像フーリエスペクトル曲線と、に基づいて開口絞
り径を設定するようにしたから、コンデンサレンズの焦
点距離等のデータをプリセットする必要がなく、記憶す
るデータ及び検出するデータと、検出手段等を削減でき
て構成及び作用がより簡単になる。しかも、本実施例で
得られた最適開口絞り径は、像面上の像フーリエスペク
トルに基づいているから、フィラメント投影像ムラ,試
料4のフーリエスペクトル,対物レンズの射出側のN
A′及び対物レンズの収差の補正状態の情報や、選択さ
れたコンデンサーレンズの情報が含まれており、本実施
例による開口絞り設定装置はクローズドループ制御が採
用されるものとなり、より高精度に最適な開口絞り径を
設定でき、より良質の像が得られるという利点がある。
により説明する。本実施例においては、測定された像フ
ーリエスペクトルの低周波成分が多い場合だけ、図3に
示すように、光電センサ10の受光面を一次像7の位置
から光軸上に距離ΔZ離れた位置に移動させるようにし
たものである。第一実施例で述べたように、光電センサ
10で測定される像の光強度分布から得られる像フーリ
エスペクトルについて低周波成分が多い場合には、AS
係数に応じたM−UカーブについてのMTFの比と測定
した像フーリエスペクトル曲線のコントラストの比とか
ら、最適AS径を設定するようにしている。ところで、
空間周波数がUaのときの光軸に沿ったMTFの変化特
性を示すと、図4のようになる。即ち、横軸にとった光
軸座標が0(一次像7の結像位置)のときの各AS係数
間のMTFの差よりも、光軸座標がΔZ(一次像7から
距離ΔZの位置)のときの各AS係数間のMTFの差の
方が大きい。そのため、本実施例で定める位置に光電セ
ンサ10の受光面を置いた方が、MTFの比の値が大き
く、より精度良く開口絞り2の最適径を設定できること
になる。
明する。本実施例においては、一次像7の位置の後方に
ズームレンズ16が配置され、その二次像17の結像位
置に光電センサ10の受光面が配設されているものであ
る。又、対物レンズデータRAM12には対物レンズの
種類に応じた物体側のNA′が記憶されていて、ズーム
レンズ倍率演算回路18では対物レンズ検出器13から
の信号を受けると、対物レンズデータRAM12から選
択された対物レンズに応じたNA′の信号を読み出し
て、選択された対物レンズに関わらずズームレンズ16
の射出側NA(=NA″)が一定になるようにズーム倍
率が演算される。そして、ズーム倍率信号を受けたズー
ム駆動装置19によってズームレンズ16が駆動制御さ
れるようになっている。
れる一次像7はズームレンズ16によって二次像17ま
でリレーされ、しかもズームレンズ16が選択された対
物レンズに応じて駆動制御されることによって、ズーム
レンズ16の射出側のNA″は、対物レンズ5の射出側
のNA′の変化に関わらず一定であるように制御され
る。そして、ズームレンズ16の射出側NA″が一定に
なるため、対物レンズ5とズームレンズ16のMTFは
ほぼ同じ値になり、AS100%のM−Uカーブはほぼ
一定になる。又、光電センサ10で測定される像フーリ
エスペクトルに高周波成分が多い場合の、AS径決定の
ための基準となる空間周波数Ubは、各種対物レンズ及
びズーム状態の平均値を採用することにより、対物レン
ズの種類によらず、固定の空間周波数Ubの像フーリエ
スペクトルだけで検出すればよいことになる。そのた
め、AS径設定のための演算回路14で行われる演算が
大幅に軽減される。又、対物レンズデータRAM12の
メモリとしても、ズーム倍率演算のための対物レンズの
NA′のみをプリセットしておけばよく、各対物レンズ
毎のM−Uカーブを読み出す必要がない。以上のように
本実施例では、メモリを削減できるから構成が簡単にな
り、最適開口絞り径の演算が容易になる利点がある。
口絞り径設定装置は、試料の像面上のコントラスト情報
に基づいて開口絞りの最適径を設定できるようにしたか
ら、コンデンサレンズの焦点距離等のデータをプリセッ
トする必要がなく、記憶するデータ及び検出するデータ
と検出手段等を削減できて、最適な開口絞り径の設定が
容易になる。しかも、本発明で得られた最適開口絞り径
は、フィラメント投影像ムラ,試料のフーリエスペクト
ル,対物レンズの射出側のNA及び対物レンズの収差の
補正状態の情報や、選択されたコンデンサーレンズの情
報が含まれているから、クローズドループ制御が採用さ
れるものであり、より高精度に最適な開口絞り径が得ら
れ、より良質の像を得ることができる。
一実施例の概略構成を示す図である。
示すM−Uカーブの図である。
二実施例の概略構成を示す図である。
数における光軸上のMTF特性の変化を示す図である。
三実施例の概略構成を示す図である。
レンズ、7……一次像、10……光電センサ、11……
コントラスト演算回路、12……対物レンズデータRA
M、13……対物レンズ検出器、14……演算回路、1
6……ズームレンズ。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーラー照明を用いた顕微鏡において、対
物レンズの光学特性を予め記憶しておく手段と、像面上
のコントラスト情報から信号を得る手段と、選択された
対物レンズの光学特性及び像面上のコントラスト情報に
基づいて自動的に最適な開口絞り径を設定する手段と、
が備えられたことを特徴とする開口絞り径設定装置。
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| JP16623892A Expired - Fee Related JP3194620B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 顕微鏡の開口絞り径設定装置 |
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1992
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