JPH0636290A - 光ディスク信号再生方式 - Google Patents

光ディスク信号再生方式

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JPH0636290A
JPH0636290A JP18927692A JP18927692A JPH0636290A JP H0636290 A JPH0636290 A JP H0636290A JP 18927692 A JP18927692 A JP 18927692A JP 18927692 A JP18927692 A JP 18927692A JP H0636290 A JPH0636290 A JP H0636290A
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JP
Japan
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signal
read
crosstalk
optical disc
track
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JP18927692A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Tomita
吉美 冨田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録信号がアナログやRLL符号等の信号で
あってもクロストーク,符号間干渉等がキャンセルさ
れ、より高密度記録化された光ディスクを再生可能にす
る。 【構成】 隣接する複数のトラックの記録信号を読み取
り、可変フィルタにより読取り信号を隣接トラックへの
クロストークに相当する信号に変換し、読取り信号に含
まれるクロストークをキャンセルして信号再生を行う光
ディスク信号再生方式。読取り信号の信号パワーを計算
しその信号パワーを用いて可変フィルタのフィルタ係数
を算出する。その算出したフィルタ係数により読取り信
号の信号データ列を作成し、その信号データ列間の相関
係数を算出する。算出した相関係数が最小値となるよう
に、信号パワーを更新してフィルタ係数の再計算を行い
繰り返す。相関計数が最小となるフィルタ係数を前記可
変フィルタに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク信号再生方
式に係り、特に、隣接トラックの読取り信号からクロス
トークをキャンセルして再生信号を生成する光ディスク
信号再生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラックピッチを狭める方法
により光ディスクの高密度記録化が進められている。し
かし、トラックピッチを狭める方法では、ディスク上に
集光した光スポットの径によってトラックピッチが制限
されるため、スポット径を変えずにトラックピッチを狭
めると、隣接トラックの信号をも一緒に再生してしま
い、クロストークが大きくなり記録信号が再生できなく
なるという問題がある。
【0003】クロストーク,符号間干渉等を除去する方
法としては、特開昭59−8104号公報,特開平3−
40225号公報,あるいは「日経エレクトロニクス」
(日経BP社)第495号(1991.3.19 )第98頁乃至
99頁などに開示されている。それらに開示されている
技術は、複数の光スポットを隣接する複数のトラックに
照射しそれぞれのトラックから信号を読取り、それらの
読取り信号を用いて信号処理を行い、読取り信号に混入
したクロストークを相殺する方法である。例えば、図5
に示すように、隣接する3トラックのそれぞれに光スポ
ットA,B,Cを照射してそれぞれのトラックから信号
を読取り、中央のトラックの読取り信号から、隣接する
トラックの信号をクロストークに相当する信号に変換し
て引くという手段が、一般的に用いられている。
【0004】図6に、クロストーク,符号間干渉等を除
去する従来の光ディスク信号再生装置の概略構成を示
す。同図に示すように、従来における光ディスク信号再
生装置は、単位遅延素子等からなるトランスバーサルフ
ィルタ101,102,103と、そのトランスバーサ
ルフィルタ101,102,103の出力信号を加算す
る加算器104と、その加算器104の出力信号Aにつ
いて2値判定を行う2値判定器105と、その2値判定
器105の出力信号aと加算器104の出力信号Aとを
加算する加算器106と、その加算器106の出力信号
eによりトランスバーサルフィルタ101,102,1
03へのフィルタ係数C-N〜CN ,C′-N〜C′N
C″-N〜C″N を計算して出力する係数計算器107
と、を備えて構成されている。上記トランスバーサルフ
ィルタ101,102,103には、図示しない光スポ
ット照射手段により光ディスク上の隣接する3トラック
に光スポットが照射され、その光スポットの反射光を受
光する図示しない受光手段において生成された読取り信
号X,Y,Zがそれぞれ入力される。
【0005】通常、ナイキスト特性を満たすディジタル
信号は、ナイキストフィルタを経てクロストークのない
信号にされたときには、図7に示すように、サンプリ
ングポイントにおいて必ず“0”または“1”の信号レ
ベル値となる。しかし、符号間干渉やクロストークがあ
る場合には、図7に示すように、各サンプル点での信
号レベル値(△点)には誤差が生じる。そこで、その誤
差を最小にするようにトランスバーサルフィルタ10
1,102,103のフィルタ係数を制御するようにし
たのが、上記従来の光ディスク信号再生装置である。さ
らに詳しく説明すると、ある判定時の加算器104の出
力Ak は、
【0006】
【数1】
【0007】で表される。そして、2値判定器105の
出力をak とすると、加算器106の出力すなわち誤差
k は、 ek =Ak −ak となる。これを最小2乗誤差法による適応等化すると、
評価関数Dは(観測期間KT)、
【0008】
【数2】
【0009】となる。係数計算器107では、このDを
最小にするフィルタ係数Cj を求める計算がなされる。
この計算においては、
【0010】
【数3】
【0011】として、行列計算から係数を求めることも
できるが、計算量が多くなる。そこで反復法により係数
を求める。ADA(Amplitude dependence algorithms
)法では、
【0012】
【数4】
【0013】となる。これに上記(1)式を代入する
と、
【0014】
【数5】
【0015】となるからフィルタ係数は、
【0016】
【数6】
【0017】のように計算され、これにより次のステッ
プのフィルタ係数を求めることできる。ここで、たとえ
ば上記(3)式における
【0018】
【数7】
【0019】は、誤差信号と入力信号との相互相関を求
めており、これはフィルタ係数Cj を変化させる方向と
大きさを与えている。このように従来では、ディジタル
信号の適応等化の手法をクロストークキャンセルに応用
し、適応クロストークキャンセルを行っていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ナイキスト第1基準の条件を満たすディ
ジタル信号、およびパーシャルレスポンス系の符号系列
信号に対しては有効であるが、アナログ信号およびRL
L(Run Length Limited)符号におけるd≧1とする条
件の信号に対しては適用できない、という課題を有して
いた。
【0021】ナイキスト第1基準の条件を満たすディジ
タル信号は、図8に示すように、周波数特性におい
て、ω=π/Tにおけるレベルが0.5(図中S点)で
あり、減衰特性がS点に対して対称である特性を持つた
め、インパルス応答はT=0で“1”となり、それ以外
のサンプリングポイントでは“0”となる。したがっ
て、あるサンプリング点でのレベルが、その前後のサン
プリング点のレベルに影響を与えないことから、符号間
干渉がゼロとなる。
【0022】これに対して、RLL符号は、(d,k,
m,n)で表され、mビットの信号をnビットに変換
し、その時の“0”の連続する長さの最小値をd、最大
値をkとするものであり、d≧1に符号化した場合に
は、最短記録波長が制限された記録媒体において高記録
密度が得られる。d≧1でRLL符号化した信号を記録
する媒体の例を以下に示す。 ・(2,7)変調 …(2, 7,1, 2) φ130mm連続サ
ーボ方式,PCM録音機 ・EFM …(2,11,8,17) CD,LDディジ
タル音声 ・2−3変調 …(1, 7,2, 3) 業務用録音機 これらの符号は、通常インパルス応答がおよそ図8の
ような形となり符号間干渉が含まれるため、上記従来の
技術では除去することができなかった。
【0023】本発明は、このような課題によりなされた
もので、記録信号がアナログやRLL符号等の信号であ
ってもクロストーク,符号間干渉等がキャンセルされ、
より高密度記録化された光ディスクを再生可能にする光
ディスク信号再生方式を提供することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の光ディ
スク信号再生方式の原理説明図を示す。上記課題を解決
するための本発明の手段は、図1に示すように、隣接す
る複数のトラックa,bの記録信号を読み取り読取り信
号を出力する信号読取り手段1,2と、前記読取り信号
を隣接トラックへのクロストークに相当する信号に変換
する可変フィルタ3,4とを備え、クロストークをキャ
ンセルした再生信号を生成する光ディスク信号再生方式
であって、前記読取り信号をそれぞれサンプリングする
第1のステップS1と、サンプリングした前記読取り信
号の信号パワーを計算し、その信号パワーを用いて前記
可変フィルタ3,4のフィルタ係数を算出する第2のス
テップS2と、前記フィルタ係数を用いて、サンプリン
グした前記読取り信号に含まれるクロストークの除去処
理を行い、それぞれのトラックの読取り信号のデータ列
を作成する第3のステップS3と、前記データ列間の相
関係数を算出する第4のステップS4と、前記算出した
相関係数が最小値であるか否かを判定し、最小値でない
ときに前記第2のステップS2からの処理を前記フィル
タ係数を再計算して繰り返す第5のステップS5と、前
記第5のステップS5における相関係数の判定が最小値
であるときに、前記可変フィルタ3,4に前記フィルタ
係数を設定する第6のステップS6と、を有して構成さ
れる。
【0025】
【作用】本発明の光ディスク信号再生方式は、フィルタ
ー係数の修正に信号パワーを使用し、相関によりクロス
トークのキャンセルの程度を量るようにしている。すな
わち、信号パワーを用いてフィルター係数を算出し(ス
テップS2)、算出したフィルター係数によりそれぞれ
のトラックでクロストークをキャンセルした信号列を作
成し(ステップS3)、トラックの信号列間の相関係数
を求める(ステップS4)。その相関係数が最小となる
ように信号パワーを更新してフィルタ係数の再計算を繰
り返し(ステップS5)、相関係数が最小となるフィル
タ係数を可変フィルタ3,4に設定する(ステップS
6)。
【0026】図1では、隣接するトラックa,bのそれ
ぞれの読取り信号から互いにクロストークをキャンセル
して再生信号を出力する構成を示している。レーザビー
ムSPが照射されるトラックa,bは読取り手段1,2
により読み取られ、それぞれの読取り信号は、可変フィ
ルタ3,4により隣接トラックへのクロストークに相当
する信号に変換され、それぞれ加算器5,6においてク
ロストークをキャンセルした信号とされ出力される。
【0027】ここで、信号パワー,フィルタ係数,相関
係数などの計算について説明する。ここでは説明の簡略
化のため、隣接する2トラックについて考えるものとす
る。隣接するトラックにレーザスポットを照射・トレー
スして再生した信号をA,Bとし、それぞれの信号をA
/D変換器で変換して得られるディジタル信号をAk
k とする。このディジタル信号Ak ,Bk には、互い
のクロストーク信号も含まれている。クロストーク成分
は再生した隣接トラック信号とは異なった周波数特性を
持っている。したがって、キャンセルするには周波数特
性を補正しなければならない。この周波数特性の補正を
ディジタルフィルタで構成すると、キャンセル後の信号
k ,bk は次の式で表される。
【0028】ak =Ak −ΣCi k+1k =Bk −ΣDi k+1 この係数Ci ,Di を、信号パワーを評価関数とした適
応等化により求める。信号パワーとしての評価関数
A ,FB は次の式で表される。
【0029】FA =Σ(Ak −ΣCi k+1 2B =Σ(Bk −ΣDi k+1 2 この評価関数を使用し適応等化により次のように係数を
更新して行く。
【0030】
【数8】
【0031】ここで
【0032】
【数9】
【0033】である。この方法で係数を更新した時、そ
の係数によるキャンセル後の信号ak,bk の相関係数
ρの絶対値を計算する。相関係数ρは次式で計算され
る。 ρ=Σ{(Ak −ΣCi k+1 )(Bk −ΣDi k+1 )} この相関係数ρの絶対値が最小になった時点で計算を終
了する。この時の係数が最もクロストークをキャンセル
できる係数となる。
【0034】このように、読取り信号Ak からBk 、B
k からAk へのクロストークをキャンセルするための係
数がそれぞれ異なって計算されることから、収差やトラ
ッキングエラーなどによりクロストークが非対称になる
ものに対しても対応してキャンセルが可能となる。ま
た、処理計算において信号をアナログ値として扱ってい
るため、ディスクへの記録がディジタル信号であるかア
ナログ信号であるかに係りなく、クロストークをキャン
セルすることができる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。第1の実施例 図2に、本発明を実施する光ディスク信号再生装置の一
実施例の構成図を示す。同図に示す光ディスク信号再生
装置11は、光スポット出射器10の出射する光スポッ
トの反射光を受光して信号再生を行う。光スポット出射
器10は、回転する光ディスクDのトラックに対して位
置決めを行い、隣接する3つのトラックにそれぞれに光
スポットLa,Lb,Lcを照射する。光ディスク信号
再生装置11は、光スポットLa,Lb,Lcの照射さ
れたトラックの中の中央のトラックの信号を、隣接する
両側のトラックの読取り信号によりクロストークをキャ
ンセルして再生出力する。
【0036】図2に示すように、光ディスク信号再生装
置11は、信号読取り手段20と、周波数変換器30,
31と、加算器40と、演算器45と、を備えて構成さ
れる。さらに信号読取り手段20は、光スポットLa,
Lb,Lcの反射光をそれぞれ光電変換する光検出器2
1a,21b,21cと、増幅器22a,22b,22
cと、遅延器23b,23cと、読取り信号をディジタ
ル変換するA/D変換器24a,24b,24cと、を
備えて構成される。周波数変換器30,31は、例えば
FIR(Finite Impulse Response )等のディジタルフ
ィルタである。また、演算器45は、ディジタル信号処
理を行う例えばDSP(Digital SignalProcessor)等
により構成される。
【0037】上記構成において、光スポットLaの反射
光は、光検出器21aにより光電変換され増幅器22
a,A/D変換器24aを介して読取り信号Saとして
出力される。その読取り信号Saは周波数特性変換器3
0に入力される。中央のトラックに照射された光スポッ
トLbの反射光は、光検出器21bにより光電変換され
増幅器22b,遅延器23b,A/D変換器24aを介
して読取り信号Sbとして出力され、その読取り信号S
bは加算器40に入力される。光スポットLcの反射光
は、光検出器21cにより光電変換され増幅器22c,
遅延器23c,A/D変換器24cを介して読取り信号
Scとして生成される。そしてその読取り信号Scは周
波数特性変換器31に入力される。ここで、遅延器23
b,23cは、光スポットの読取り位置の相違から生じ
る信号間の時間差を調整するもので、光スポットLaと
その光スポットLaに先行するLb,Lcの光スポット
との間隔と進行速度により決まる時間を遅延するように
設定されている。
【0038】演算器45は、A/D変換器24a,24
b,24cから出力される各トラックの読取り信号S
a,Sb,Scを入力し、周波数特性変換器30,31
のフィルタ係数を算出して出力する。フィルタ係数の算
出は、まず読取り信号SaとSbとの間で、前述したよ
うに信号パワーを算出し、それぞれの信号パワーを用い
てフィルター係数を算出する。続いてその算出したそれ
ぞれのフィルター係数により、読取り信号Sa,Sbそ
れぞれに含まれるクロストークをキャンセルし、それぞ
れの読取り信号の信号列を作成し、その信号列間の相関
係数を算出する。さらにその相関係数が最小となるま
で、信号パワーを更新してフィルタ係数および相関係数
の再計算を繰り返す。そして、相関係数が最小となる読
取り信号Saのフィルタ係数を周波数特性変換器30に
設定する。次に、読取り信号SbとScとの間で同様の
計算処理を行い、読取り信号Scのフィルタ係数を算出
して周波数特性変換器31に設定する。
【0039】周波数特性変換器30,31では、設定さ
れたフィルタ係数により入力した読取り信号Sa,Sc
が、読取り信号Sbへのクロストークに相当する信号に
変換されて、加算器45に出力される。加算器40で
は、入力される中央のトラックの読取り信号Sbから、
周波数特性変換器30,31の出力信号を減算する処理
を行い、読取り信号Sbから隣接トラックによるクロス
トークをキャンセルした再生信号を出力する。
【0040】第2の実施例 図3に、本発明を実施する光ディスク信号再生装置の第
2の実施例の要部構成図を示す。
【0041】図3に示す光ディスク信号再生装置16の
構成は、信号読取り手段50のみを示し、図2に示した
第1の実施例の装置に構成されている周波数特性変換器
30,31と、加算器40と、演算器45は同様に構成
されるため、省略している。本実施例の光ディスク信号
再生装置16が第1の実施例と異なるところは、光スポ
ット出射器15から光ディスクDのトラック上に照射さ
れる1つの光スポットLdの反射光から、隣接する3ト
ラックの読取り信号を得てクロストークをキャンセルし
た再生信号を出力する点である。
【0042】本実施例の信号読取り手段50は、光スポ
ットLdの反射光を受光する光検出器51と、その光検
出器51の出力をディジタル信号に変換するA/D変換
器52と、A/D変換器52の出力する1トラック分の
読取り信号をそれぞれ記憶する第1,第2,第3のメモ
リ53,54,55と、光ディスクDの回転同期信号を
入力し、その同期信号によりメモリ53,54,55へ
の記憶制御および出力制御を行うメモリ制御回路56
と、メモリ53,54,54の出力をメモリ制御回路5
6の指示により切り替えて、読取り信号Sa,Sb,S
cとして出力する出力切替回路57と、を備えて構成さ
れる。ここで、回転同期信号は光ディスクDが一回転す
る毎に発生するようにされている信号である。
【0043】上記構成において、メモリ制御回路56
は、A/D変換器52の出力データの記憶において、回
転同期信号の入力毎、すなわち1トラックを読取るごと
にメモリ53,54,55を順次切り替えて記憶させる
制御を行う。たとえば回転同期信号の入力により第1の
メモリ53へアドレス信号を出力して先頭アドレスから
順次記憶させる制御を行い、次の回転同期信号の入力に
より第2のメモリ54へ切り替えて同様にアドレス信号
を出力し、その先頭アドレスから順次記憶させる制御を
行う。さらに次の回転同期信号の入力により第3のメモ
リ55へ切り替えて順次記憶させる制御を行う。さらに
また次の回転同期信号が入力されると再び第1のメモリ
53へ切り替えて記憶させる制御行い、1トラックを読
取るごとに記憶するメモリを順次切り替えて、常に連続
する3トラック分の読取り信号が記憶されるように制御
を行う。
【0044】図4に、メモリ53,54,55へのデー
タの記憶および読み出し制御についての説明図を示す。
同図において、斜線部はデータが記憶された領域を示
し、Psは記憶ポインタ、Prは読み出しポインタを示
す。図では第1のメモリ53に最初の1トラック分の読
取り信号が0からmまでのアドレスに記憶され、次のト
ラックの読取り信号が第2のメモリ54の0からmまで
のアドレスに記憶され、続いて次のトラックの読取り信
号が0から記憶ポインタPsで示されるアドレスの直前
まで記憶されている状態を示している。この第3のメモ
リ55には記憶ポインタPsで示されるアドレスから続
いて読取り信号が順次記憶されることとなる。
【0045】メモリ制御回路56は、メモリ53,5
4,55へのデータ記憶制御と並行して、データの記憶
と同じ周期で各メモリの記憶データを同時に読み出して
出力する制御を行う。この読出し制御は、例えば図4に
おいて、第1のメモリ53と第2のメモリ54への記憶
を終了したとすると、第3のメモリ55へのデータ記憶
開始後に、各メモリの先頭アドレスから同一のアドレス
のデータ(図中、ポインタPrの示すデータ)をそれぞ
れ同時に順次出力させる制御を行う。そして、第3のメ
モリ55への1トラック分の記憶が終了し第1のメモリ
53へデータ記憶を切り替えると、その後、データの読
み出しもアドレスmまで終了するが、続いて各メモリの
先頭アドレスから繰り返して読み出す制御を行う。
【0046】すなわち、本実施例ではメモリ53,5
4,55にデータを一旦記憶して読み出すことにより、
第1の実施例における3つの光スポットの反射光を検出
することによる隣接3トラックの同時読取りと同等にし
ている。たとえば、隣接する3トラックの第1のトラッ
クの読取り信号が第1のメモリ53へ、第2のトラック
の読取り信号が第2のメモリ54へ記憶され、さらに第
3のトラックの読取り信号が第3のメモリ55へ記憶さ
れ始めると、その3トラックの読取り信号が同時に読取
られたように同時に出力される。この場合、中央のトラ
ックの読取り信号は第2のメモリ54の出力となるが、
続いて読取られる第4のトラックの読取り信号が第1の
メモリ53に記憶されたときには、中央のトラックの読
取り信号は第3のメモリ55の出力となる。そこで、出
力制御回路57では、連続する3トラックの中央のトラ
ックの読取り信号が、出力の中央の読取り信号Sbとな
るようにメモリ制御回路56により制御される。
【0047】したがって、本実施例の光ディスク信号再
生装置16は、第1の実施例と同様に隣接する3トラッ
クの読取り信号の処理を行い、クロストークをキャンセ
ルした再生信号を生成出力することができる。
【0048】このように、本実施例では読取り信号を一
旦記憶して隣接する3トラックの読取り信号を同時に出
力するようにし、クロストークをキャンセルした再生信
号を得るようにしているため、第1の実施例とは異な
り、光ディスクに照射する光スポットは1つでよくな
り、調整等が困難な光学系を簡略化した光ディスク再生
システムを構成することができる。
【0049】なお、上記各実施例は、隣接する3トラッ
クの読取り信号からクロストークをキャンセルした再生
信号を生成するようにしたものであるが、トラックピッ
チまたは光スポットの照射の状態等により、一方の隣接
トラックからのみクロストークの影響がある場合には、
その2トラックの読取り信号からフィルタ係数を決めて
再生信号を生成するようにされる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク信号再生方式によれば、信号パワーと相関により、読
取り信号に含まれるクロストークをキャンセルするため
のフィルタ係数が、隣接する複数のトラックそれぞれに
算定されるため、収差やトラッキングエラーなどにより
クロストークが非対称になるものに対しても対応してキ
ャンセルが可能となる。また、処理計算において信号を
アナログ値として扱っているため、ディスクへの記録信
号がRLL符号等のディジタル信号やアナログ信号であ
っても、クロストークをキャンセルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明を実施する光ディスク信号再生装置の第
1の実施例の構成図である。
【図3】本発明を実施する光ディスク信号再生装置の第
2の実施例の構成図である。
【図4】第2の実施例における読取り信号の記憶に関す
る説明図である。
【図5】光ディスクのトラック上に照射する光スポット
の説明図である。
【図6】従来の光ディスク信号再生装置の構成図であ
る。
【図7】再生信号を説明する波形図である。
【図8】信号特性の説明図である。
【符号の説明】
a,b…トラック 1,2…信号読取り手段 3,4…可変フィルタ 5,6…加算器 D…光ディスク 10,15…光スポット出射手段 11,16…光ディスク信号再生装置 La,Lb,Lc,Ld,A,B,C…光スポット 21a,21b,21c,51…光検出器 22a,22b,22c…増幅器 23b,23c…遅延器 24a,24b,24c,52…A/D変換器 Sa,Sb,Sc…読取り信号 30,31…周波数特性変換器 40…加算器 45…演算器 53,54,55…メモリ 56…メモリ制御回路 57…出力切替回路 Pr…読出しポインタ Ps…記憶ポインタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する複数のトラックの記録信号を読
    み取り読取り信号を出力する信号読取り手段と、前記読
    取り信号を隣接トラックへのクロストークに相当する信
    号に変換する可変フィルタとを備え、クロストークをキ
    ャンセルした再生信号を生成する光ディスク信号再生方
    式であって、 前記読取り信号をそれぞれサンプリングする第1のステ
    ップと、 サンプリングした前記読取り信号の信号パワーを計算
    し、その信号パワーを用いて前記可変フィルタのフィル
    タ係数を算出する第2のステップと、 前記フィルタ係数を用いて、サンプリングした前記読取
    り信号に含まれるクロストークの除去処理を行い、それ
    ぞれのトラックの読取り信号のデータ列を作成する第3
    のステップと、 前記データ列間の相関係数を算出する第4のステップ
    と、 前記算出した相関係数が最小値であるか否かを判定し、
    最小値でないときに前記第2のステップからの処理を前
    記フィルタ係数を再計算して繰り返す第5のステップ
    と、 前記第5のステップにおける相関係数の判定が最小値で
    あるときに、前記可変フィルタに前記フィルタ係数を設
    定する第6のステップと、 を有することを特徴とする光ディスク信号再生方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク信号再生方式
    において、 前記信号読取り手段は、隣接する複数のトラックそれぞ
    れに照射された光スポットの反射光を光電変換し、前記
    複数のトラックそれぞれの読取り信号を生成出力する光
    検出手段、を備えることを特徴とする光ディスク信号再
    生方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ディスク信号再生方式
    において、 前記信号読取り手段は、トラックに照射された光スポッ
    トの反射光を光電変換し、前記トラックの読取り信号を
    生成出力する光検出手段と、 隣接する複数のトラックの前記読取り信号を記憶し、同
    時に出力する信号記憶手段と、 を備えることを特徴とする光ディスク信号再生方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442114B1 (en) 1998-09-28 2002-08-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk signal reproducing apparatus and crosstalk canceling system for use therein
CN116997963A (zh) * 2021-03-22 2023-11-03 松下知识产权经营株式会社 光盘装置

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US6442114B1 (en) 1998-09-28 2002-08-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk signal reproducing apparatus and crosstalk canceling system for use therein
CN116997963A (zh) * 2021-03-22 2023-11-03 松下知识产权经营株式会社 光盘装置

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