JPH0636343U - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JPH0636343U
JPH0636343U JP7750492U JP7750492U JPH0636343U JP H0636343 U JPH0636343 U JP H0636343U JP 7750492 U JP7750492 U JP 7750492U JP 7750492 U JP7750492 U JP 7750492U JP H0636343 U JPH0636343 U JP H0636343U
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magnetic fluid
magnetic
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fluid seal
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展明 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール性能の低下を防止するとともに、磁性
流体の飛散や破壊によるヘッドクラッシュなどのディス
クへの悪影響を良好に低減する。 【構成】 シール材36Bの上側には磁性流体カバー5
0が設けられている。この磁性流体カバー50は非磁性
材料で形成されており、ハブ16側でクランク状に曲折
してシール材36Bに接合しこの部分でハブ16に接着
剤52で固定されている。磁性流体カバー50のシール
材36Bに対する高さHと、スリーブ34とのギャップ
間隔Gとの関係は、G/H≦0.4となるように設定さ
れている。磁性流体38の飛散や他の部分への付着,接
着剤の硬化時における紫外線の照射は、いずれも磁性流
体カバー50によって防止され、磁性流体38の破壊や
コンタミネーションの悪化によるヘッドクラッシュの発
生も良好に防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁性流体によるシール構造を備えたブラシレスモータにかかり、特 に、HDD(Hard Disk Drive)などにおけるディスク駆動に好適なブラシレス モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁性流体によるシール構造を備えたスピンドルモータとしては、例えば実開平 2−139474号公報に開示されたものがある。図3には、そのようなモータ の回転中心に沿った断面の右半分が示されている。また、図4には、図3の上側 部分が拡大して示されている。これらの図において、シャフト10には、ベアリ ング12,14を介して円筒状のハブ16が回転自在に取り付けられている。シ ャフト10は、下方でモータベース18に一体成形されており、このモータベー ス18がHDDのシャーシ(図示せず)に固定されている。ハブ16の下方内側 では、シャフト10にコア付きのコイル20が設けられており、これに対向する ようにマグネット22がハブ16の内周面に取り付けられている。
【0003】 ハブ16の下側外周にはディスクホルダ24が形成されており、このディスク ホルダ24とクランパ26との間にハードディスク28が狭持されている。そし て、上側のハードディスク28は、ハブ16の上面にねじ止めされたクランパ3 0によって固定されている。ハードディスク28に対するアクセスは、ヘッド3 2によってその両面に行われるようになっている。
【0004】 また、シャフト10の上部にはスリーブ34が設けられており、このスリーブ 34に対向するように、磁性流体シール36がハブ16側に設けられている。そ して、スリーブ34と磁性流体シール36の間に磁性流体38が充填されており 、これによってベアリング12,14に対するオイルシールが行われている。ク ランパ30及び磁性流体シール36の上方には、トップカバー40が設けられて いる(図4参照)。
【0005】 次に、図5を参照しながら磁性流体シール部分の組み立て手順を説明すると、 最初にハブ16に対して磁性流体シール36を軽圧入により挿着する(同図ステ ップSA)。次に、ハブ16と磁性流体シール36との接合部分に接着剤42を 塗布する(ステップSB)。そして、このモータアセンブリをUV(Ultra Viol et)炉中に置いて、接着剤42を紫外線硬化させる(ステップSC)。このよう にして磁性流体シール36をハブ16に固定した後に、磁性流体シール36先端 のギャップ部分に、マイクロディスペンサ(図示せず)によって磁性流体38を 注入し(ステップSD)、シール部分の組み立てが完了する。
【0006】 コイル20に通電方向を制御しつつ電流を流すと、コイル20の発生磁界とマ グネット22による磁界とが作用してハブ16は矢印FA方向(又はその反対方 向)に回転するようになる。これにより、ヘッド32に対してハードディスク2 8が回転することになる。ヘッド32は、同図の左右方向に移動して所望のトラ ックにアクセスする。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来技術には次のような不都合がある。 (1)磁性流体38をマイクロディスペンサを用いて注入するため、0.8〜1 .2mm程度の間隔がどうしても必要となる。このため、UV炉による接着剤の 硬化の際に、そのギャップ部分から磁性流体シール36や磁性流体38にも紫外 線が照射される。従って、磁性流体シール36を構成する磁性体の性能劣化,特 に加熱による磁気力の低下が生ずる。
【0008】 (2)図4に矢印FBで示すように、磁性流体38がトップカバー40に付着す ることがある。すると、磁性流体38自体のロス,あるいは破壊が生ずることに なる。また、トップカバー40を通じてディスク28に磁性流体38が付着する と、コンタミネーションに影響が出てヘッドクラッシュが生ずることにもなる。 (3)図4に矢印FCで示すように、磁性流体シール36の上面に磁性流体38 が何らかの理由で付着すると、ハブ16とディスクホルダ30との接合部分を通 じて網細管現象によって磁性流体38がディスク28に付着することがあり、ヘ ッドクラッシュの原因となる。
【0009】 (4)図4に矢印FDで示すように、アセンブリのクリーンパックを行う際の真 空引きによって磁性流体38の飛散や破壊が生ずることがある。 (5)更に、以上のような不都合が生じないようにするため、磁性流体38の高 さhや注入量の管理に相当の厳密性が要求されることになる。
【0010】 本考案は、これらの点に着目したもので、シール性能の低下を防止するととも に、磁性流体の飛散や破壊によるヘッドクラッシュなどのディスクへの悪影響を 良好に低減し、注入量や高さの管理を簡略化することができるなど、磁性流体に 関係する種々の問題点を解決することができるブラシレスモータを提供すること を、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、シャフトに対してハブを回転自在に支持 するベアリングの外側に設けられた磁性流体シールと、この磁性流体シールと対 向して前記シャフトに設けられた磁性材料によるスリーブと、これら磁性流体シ ールとスリーブとのギャップ部分に充填された磁性流体とを含むブラシレスモー タにおいて、前記磁性流体シールの外側に、非磁性材料によって形成された磁性 流体カバーを取り付け、この磁性流体カバーのハブ側を接着剤によってハブに接 着固定した構造を特徴とする。 本考案の主要な態様によれば、前記磁性流体カバーの磁性流体シールに対する 高さHと、スリーブに対するギャップ間隔Gとの関係は、G/H≦0.4となる ように設定される。
【0012】
【作用】 本考案によれば、磁性流体シールの外側に磁性流体カバーが取り付けられる。 このカバーは、スリーブに対するギャップ間隔が磁性流体シールに対する高さに 対して40%以下となるように設定されている。このため、接着剤硬化時の紫外 線による磁性部材の性能劣化や磁性流体の飛散などは、磁性流体カバーによって 良好に防止されることになる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案によるブラシレスモータの一実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。なお、上述した従来技術と同一の構成部分又は従来技術 に対応する構成部分には、同一の符号を用いることとする。
【0014】 図1には、本実施例の主要部の断面が示されている。同図において、シャフト 10に対してハブ16を回転自在に支持するベアリングのうち、一方のベアリン グ12上の凹部には、シャフト10側に磁性材料によって形成されたスリーブ3 4が設けられている。また、ハブ16側には、磁性流体シール36が設けられて いる。磁性流体シール36は、マグネット36Aを磁性材料によるシール材36 B,36Cで挟んだ構成となっており、シール材36B,36Cとスリーブ34 とのギャップには磁性流体38が充填されている。
【0015】 更に、本実施例では、シール材36Bの上側に磁性流体カバー50が設けられ ている。この磁性流体カバー50は、非磁性材料で形成されており、ハブ16側 でクランク状に曲折してシール材36Bに接合している。また、磁性流体カバー 50のシール材36Bに対する高さHと、スリーブ34とのギャップ間隔Gとの 関係は、G/H≦0.4,つまりギャップGが高さHの40%以下となるように 設定されている。そして、この磁性流体カバー50のハブ16側は、接着剤42 によって接着されている。なお、後述するように、磁性流体カバー50は磁性流 体38の充填後に取り付けられるので、マイクロディスペンサ挿入用のスペース を考慮する必要はない。その他の構成部分は、上述した従来例と同様である。
【0016】 次に、以上のような構成の本実施例モータの組み立て手順について、図2を参 照しながら説明する。最初に、磁性流体シール36を軽圧入(又は挿入)により 挿着する(同図ステップS1)。そして、この時点でマイクロディスペンサによ って磁性流体シール36の先端ギャップ部分に磁性流体38を充填し(ステップ S2)、その後磁性流体カバー50を軽圧入(又は挿入)により挿着する(ステ ップS3)。そして、この磁性流体カバー50とハブ16との接合部分に接着剤 52を塗布し(ステップS4)、更にこのモータアセンブリをUV炉中に置いて 接着剤52の硬化を行う(ステップS5)。
【0017】 次に、以上のように構成された本実施例の作用について説明する。 (1)まず、UV炉における接着剤の硬化時においては、紫外線が磁性流体カバ ー50によって遮断されるようになるので、従って、磁性流体シール36や磁性 流体38の性能劣化が良好に防止されるようになる。特に、ギャップ間隔Gを高 さHの20%以下とすると、紫外線の回折現象によって磁性流体38に対する遮 光がより効果的に行われることが実験的に確認されており、各部の性能劣化は効 果的に防止される。
【0018】 (2)次に、図4に矢印FB〜FCで示した磁性流体38の付着や飛散は、いず れも磁性流体カバー50によって良好に防止される。このため、磁性流体38の 破壊やコンタミネーションの悪化によるヘッドクラッシュの発生は、いずれも良 好に防止される。 特に、磁性流体カバー50は、上述したように非磁性材料によって形成されて いる。このため、磁性材料で形成されているスリーブ34やシール材36Bと磁 性流体カバー50との間に磁路が形成されて磁性流体38が飛散するなどの不都 合が生ずることもない。 (3)更に、以上のようにして種々の不都合が防止されるため、磁性流体38の 高さや注入量の管理の厳密性は大幅に低減されることになる。
【0019】 <その他の実施例> なお、本考案は、何ら上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のよう なものも含まれる。 (1)本考案は、磁性流体のシール部分の改良であるため、他の部分,例えばト ルクを生ずる磁気回路の部分やディスクの部分などは、必要に応じた適宜の構成 としてよい。 (2)本考案は、HDDのスピンドルモータに好適ではあるが、それ以外のブラ シレスモータに適用することを妨げるものではない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるブラシレスモータによれば、次のような効 果がある。 (1)磁性流体シール及び磁性流体の外側に非磁性材料による磁性流体カバーを 設けることとしたので、紫外線が良好に遮断されて磁性部分の性能劣化が低減さ れる,各部への磁性流体の飛散が防止される,磁性流体の注入量や高さの管理が 容易になる等の効果がある。 (2)前記磁性流体カバーのギャップ間隔が高さの40%以下となるように設定 すると、紫外線が良好に遮断されて磁性部分の性能劣化が低減される,各部への 磁性流体の飛散が防止される,磁性流体の注入量や高さの管理が容易になるとい う効果が一層顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるブラシレスモータの一実施例の主
要部を示す回転軸方向の断面図である。
【図2】前記実施例における主要部の組み立て手順を示
す説明図である。
【図3】従来の一般的な磁性流体シールを備えたブラシ
レスモータを示す回転軸方向の断面図である。
【図4】前記従来例の磁性流体シール部分を拡大して示
す断面図である。
【図5】前記従来例の磁性流体シール部分の組み立て手
順を示す説明図である。
【符号の説明】
10…シャフト、12…ベアリング、16…ハブ、18
…モータベース、20…コイル、22…マグネット、2
4…ディスクホルダ、26,30…クランパ、28…デ
ィスク、32…ヘッド、34…スリーブ、36…磁性流
体シール、36A…マグネット、36B,36C…シー
ル材、38…磁性流体、50…磁性流体カバー、52…
接着剤、G…ギャップ、H…高さ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに対してハブを回転自在に支持
    するベアリングの外側に設けられた磁性流体シールと、
    この磁性流体シールと対向して前記シャフトに設けられ
    た磁性材料によるスリーブと、これら磁性流体シールと
    スリーブとのギャップ部分に充填された磁性流体とを含
    むブラシレスモータにおいて、前記磁性流体シールの外
    側に、非磁性材料によって形成された磁性流体カバーを
    取り付け、この磁性流体カバーのハブ側を接着剤によっ
    てハブに接着固定した構造を特徴とするブラシレスモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラシレスモータにおい
    て、前記磁性流体カバーの磁性流体シールに対する高さ
    Hと、スリーブに対するギャップ間隔Gとの関係が、G
    /H≦0.4となるように設定したことを特徴とするブ
    ラシレスモータ。
JP1992077504U 1992-10-13 1992-10-13 ブラシレスモータ Expired - Lifetime JP2583645Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6454748U (ja) * 1987-09-30 1989-04-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6454748U (ja) * 1987-09-30 1989-04-04

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