JPH0636348B2 - 高演色型蛍光ランプ - Google Patents
高演色型蛍光ランプInfo
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- JPH0636348B2 JPH0636348B2 JP1043814A JP4381489A JPH0636348B2 JP H0636348 B2 JPH0636348 B2 JP H0636348B2 JP 1043814 A JP1043814 A JP 1043814A JP 4381489 A JP4381489 A JP 4381489A JP H0636348 B2 JPH0636348 B2 JP H0636348B2
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Description
本発明は高演色型蛍光ランプに係り、特に高輝度かつ高
演色型の蛍光ランプに関する。
演色型の蛍光ランプに関する。
近年、高演色型蛍光ランプは、光の質の向上を求める消
費者の要求が高まるにつれ、その需要が増加しつつあ
る。それは、高演色型蛍光ランプが、従来のハロ蛍光体
を使用した蛍光ランプに比べて、高輝度、高演色性を示
すことが理由である。しかしながら、高演色型三波長ラ
ンプが、全ての一般照明ランプに変わって使用される程
は普及していない。その理由として、高演色型ランプ
が、ハロ蛍光体使用のランプに比べかなり高価であるこ
とが挙げられる。特に、高演色型三波長ランプに使用さ
れている蛍光体は希土類元素、あるいは希少元素からな
り、その価格はハロ蛍光体の約10〜50倍であること
から高演色型三波長ランプの価格を上昇させる大きな原
因となっている。 そこで、従来より、この高価な高演色型三波長蛍光ラン
プの価格を低下させる1つの方法として、特開昭53−
867号公報に示される技術が提案されている。この公
報に示されている蛍光ランプは、発光層を2層に分けて
塗布している。この蛍光ランプは、ハロ蛍光体をガラス
管の内面に塗布して第1層とし、その表面に三波長蛍光
体を塗布している。この構造によって、三波長蛍光体の
使用量を低減させることに成功している。また、この構
造の蛍光ランプは、ガラスバルブから遊離するナトリウ
ムイオンを第1層として塗布されたハロ蛍光体に吸着さ
せ、ナトリウムイオンと水銀との反応を防いで、蛍光ラ
ンプの劣化を防止することにも成功している。 この構造の高演色型蛍光ランプは、三波長蛍光体の塗布
量を減少できるが、ハロ蛍光体が発光して、演色性が低
下する欠点がある。三波長蛍光体層を通過した紫外線
が、ハロ蛍光体層を励起して発光させるからである。従
って、この構造の蛍光ランプは、ハロ蛍光体のみを塗布
した蛍光ランプよりも多少明るくなるが、ハロ蛍光体の
発光によるランプスペクトルの変化で演色性が低下する
欠点がある。 第1図は、ハロ蛍光体層と三波長蛍光体層とが塗布され
た、高演色型蛍光ランプの光束と、平均演色評価数(以
下Raという)を示すグラフである。ただし、このグラ
フは、 第1層にハロ蛍光体2.0gを塗布し、 第2層に、三波長蛍光体として a.(Sr、Ca、Ba)5(PO4)3・Cl:Euを
25重量%、 b.LaPO4:Ce,Tbを40重量%、 c.Y2O3:Euを35重量% 混合した三波長蛍光体を塗布している。 また、このグラフは、蛍光ランプ(FL40SSラン
プ)に、前記の三波長蛍光体の塗布量を変化させて、光
束と平均演色評価数とを測定したものである。 このグラフから明かなように、三波長蛍光体の塗布量が
減少するに従って、光束、Ra共に低下する。特にRa
の低下が著しい。これは、ハロ蛍光体に対する三波長蛍
光体の塗布量が減少するに従って、三波長蛍光体層の紫
外線の吸収率が低下し、三波長蛍光体層を透過した紫外
線が第1層のハロ蛍光体層を刺激して、発光させるから
である。 すなわち、この構造の高演色型蛍光ランプは、高演色
性、光束、蛍光体コストの全ての特性を同時に満足でき
ず、蛍光体コストを低減すると、光束と演色性とが低下
する欠点がある。
費者の要求が高まるにつれ、その需要が増加しつつあ
る。それは、高演色型蛍光ランプが、従来のハロ蛍光体
を使用した蛍光ランプに比べて、高輝度、高演色性を示
すことが理由である。しかしながら、高演色型三波長ラ
ンプが、全ての一般照明ランプに変わって使用される程
は普及していない。その理由として、高演色型ランプ
が、ハロ蛍光体使用のランプに比べかなり高価であるこ
とが挙げられる。特に、高演色型三波長ランプに使用さ
れている蛍光体は希土類元素、あるいは希少元素からな
り、その価格はハロ蛍光体の約10〜50倍であること
から高演色型三波長ランプの価格を上昇させる大きな原
因となっている。 そこで、従来より、この高価な高演色型三波長蛍光ラン
プの価格を低下させる1つの方法として、特開昭53−
867号公報に示される技術が提案されている。この公
報に示されている蛍光ランプは、発光層を2層に分けて
塗布している。この蛍光ランプは、ハロ蛍光体をガラス
管の内面に塗布して第1層とし、その表面に三波長蛍光
体を塗布している。この構造によって、三波長蛍光体の
使用量を低減させることに成功している。また、この構
造の蛍光ランプは、ガラスバルブから遊離するナトリウ
ムイオンを第1層として塗布されたハロ蛍光体に吸着さ
せ、ナトリウムイオンと水銀との反応を防いで、蛍光ラ
ンプの劣化を防止することにも成功している。 この構造の高演色型蛍光ランプは、三波長蛍光体の塗布
量を減少できるが、ハロ蛍光体が発光して、演色性が低
下する欠点がある。三波長蛍光体層を通過した紫外線
が、ハロ蛍光体層を励起して発光させるからである。従
って、この構造の蛍光ランプは、ハロ蛍光体のみを塗布
した蛍光ランプよりも多少明るくなるが、ハロ蛍光体の
発光によるランプスペクトルの変化で演色性が低下する
欠点がある。 第1図は、ハロ蛍光体層と三波長蛍光体層とが塗布され
た、高演色型蛍光ランプの光束と、平均演色評価数(以
下Raという)を示すグラフである。ただし、このグラ
フは、 第1層にハロ蛍光体2.0gを塗布し、 第2層に、三波長蛍光体として a.(Sr、Ca、Ba)5(PO4)3・Cl:Euを
25重量%、 b.LaPO4:Ce,Tbを40重量%、 c.Y2O3:Euを35重量% 混合した三波長蛍光体を塗布している。 また、このグラフは、蛍光ランプ(FL40SSラン
プ)に、前記の三波長蛍光体の塗布量を変化させて、光
束と平均演色評価数とを測定したものである。 このグラフから明かなように、三波長蛍光体の塗布量が
減少するに従って、光束、Ra共に低下する。特にRa
の低下が著しい。これは、ハロ蛍光体に対する三波長蛍
光体の塗布量が減少するに従って、三波長蛍光体層の紫
外線の吸収率が低下し、三波長蛍光体層を透過した紫外
線が第1層のハロ蛍光体層を刺激して、発光させるから
である。 すなわち、この構造の高演色型蛍光ランプは、高演色
性、光束、蛍光体コストの全ての特性を同時に満足でき
ず、蛍光体コストを低減すると、光束と演色性とが低下
する欠点がある。
本発明は、さらに、この欠点を解決することを目的に開
発されたもので、この発明の重要な目的は、原料コスト
を低減できるにもかかわらず、光束と演色性とを改善で
きる高演色型蛍光ランプを提供するにある。
発されたもので、この発明の重要な目的は、原料コスト
を低減できるにもかかわらず、光束と演色性とを改善で
きる高演色型蛍光ランプを提供するにある。
本発明においては、上記目的を達成する為に、従来の蛍
光ランプとは全くことなる原理で高演色型蛍光ランプを
実現している。すなわち、それ自体が発光しない紫外線
反射層を使用して、優れた演色性と、高い光束とを実現
する。 このことを実現するために、この発明の高演色型蛍光ラ
ンプは、下記の構成を備えている。この発明の高演色型
蛍光ランプは、ガラスバルブの全面から光を放出する。
高演色型蛍光ランプは、ガラスバルブ内面から順に、非
発光物質の白色粉末からなる紫外線反射層と、その紫外
線反射層の上に、発光色が異なる複数の蛍光体よりなる
発光層とを塗布している。 発光層には、優れた演色性と高い光束とを実現するため
に、たとえば下記の蛍光体を使用する。 (Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO4)3・Cl:Eu
蛍光体、 BaMg2Al16O27:Eu蛍光体、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体、 MgAl11O19:Ce,Tb蛍光体、 Y2SiO5:Ce,Tb、蛍光体 Y2O3:Eu蛍光体、 Y(PV)O4:Eu蛍光体、 3.5MgO0.05MgF2GeO2:Mn蛍光体等が
使用される。 白色粉末は平均粒径を50nm〜2μmの範囲とする。
白色粉末の平均粒径が50nm未満の白色粉末は、紫外
線の波長に比較して粒径が小さいので、紫外線の反射効
率が低下し、発光層を透過した紫外線を反射できなくな
る。平均粒径が2μをこえる白色粉末は塗布量が多くな
ってコストが高くなり、また、蛍光ランプの光束を高く
できない。白色粉末の平均粒径を、望ましくは100n
m以上とすると、分散が容易で作業性も良く、1μ以下
であればコストを上げることなしに今回の発明の効果が
充分得られる。 発光層とガラスバルブとの間に、保護膜を塗布した蛍光
ランプは開発されている。この蛍光ランプの保護膜は、
ソーダガラス中に含まれるナトリウムイオンと水銀との
反応を防止して、蛍光ランプの劣化を防止するためのも
のである。保護膜を設けた蛍光ランプは、発光層で発光
した光を、保護膜を透過させて外部に照射する。従っ
て、保護膜には優れた光線透過率が要求される。保護膜
が光を吸収すると、蛍光ランプの光束が低下するからで
ある。このため、保護膜には透明の膜を使用している。
保護膜を透明にするために、30nm以下の極めて微細
な粒子のアルミナ等を使用している。透明の保護膜は可
視光線を透過し、紫外線の反射率が低く、本発明の紫外
線反射層としては使用できない。 さらに、白色粉末は200nm以上の波長における反射
率を、MgOの拡散板を100%とした際に80%以上
とする。この特性を満足する白色粉末として、たとえば
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、燐酸カルシウム等
を、単独あるいは複数種混合したものがある。 さらにまた、白色粉末はガラスバルブ内面に0.05〜
5mg/cm2の塗布量で塗布される。塗布量が0.05mg
/cm2より少ないと、所定の光束の向上効果が実現され
ない。また、5.0mg/cm2を越えて塗布しても光束は
高くならず、コストアップとなる。望ましくは、塗布量
の管理という点で考えると、0.1mg/cm2以上が好ま
しく、2.0mg/cm2以下の場合、コスト的にも問題は
ない。
光ランプとは全くことなる原理で高演色型蛍光ランプを
実現している。すなわち、それ自体が発光しない紫外線
反射層を使用して、優れた演色性と、高い光束とを実現
する。 このことを実現するために、この発明の高演色型蛍光ラ
ンプは、下記の構成を備えている。この発明の高演色型
蛍光ランプは、ガラスバルブの全面から光を放出する。
高演色型蛍光ランプは、ガラスバルブ内面から順に、非
発光物質の白色粉末からなる紫外線反射層と、その紫外
線反射層の上に、発光色が異なる複数の蛍光体よりなる
発光層とを塗布している。 発光層には、優れた演色性と高い光束とを実現するため
に、たとえば下記の蛍光体を使用する。 (Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO4)3・Cl:Eu
蛍光体、 BaMg2Al16O27:Eu蛍光体、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体、 MgAl11O19:Ce,Tb蛍光体、 Y2SiO5:Ce,Tb、蛍光体 Y2O3:Eu蛍光体、 Y(PV)O4:Eu蛍光体、 3.5MgO0.05MgF2GeO2:Mn蛍光体等が
使用される。 白色粉末は平均粒径を50nm〜2μmの範囲とする。
白色粉末の平均粒径が50nm未満の白色粉末は、紫外
線の波長に比較して粒径が小さいので、紫外線の反射効
率が低下し、発光層を透過した紫外線を反射できなくな
る。平均粒径が2μをこえる白色粉末は塗布量が多くな
ってコストが高くなり、また、蛍光ランプの光束を高く
できない。白色粉末の平均粒径を、望ましくは100n
m以上とすると、分散が容易で作業性も良く、1μ以下
であればコストを上げることなしに今回の発明の効果が
充分得られる。 発光層とガラスバルブとの間に、保護膜を塗布した蛍光
ランプは開発されている。この蛍光ランプの保護膜は、
ソーダガラス中に含まれるナトリウムイオンと水銀との
反応を防止して、蛍光ランプの劣化を防止するためのも
のである。保護膜を設けた蛍光ランプは、発光層で発光
した光を、保護膜を透過させて外部に照射する。従っ
て、保護膜には優れた光線透過率が要求される。保護膜
が光を吸収すると、蛍光ランプの光束が低下するからで
ある。このため、保護膜には透明の膜を使用している。
保護膜を透明にするために、30nm以下の極めて微細
な粒子のアルミナ等を使用している。透明の保護膜は可
視光線を透過し、紫外線の反射率が低く、本発明の紫外
線反射層としては使用できない。 さらに、白色粉末は200nm以上の波長における反射
率を、MgOの拡散板を100%とした際に80%以上
とする。この特性を満足する白色粉末として、たとえば
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、燐酸カルシウム等
を、単独あるいは複数種混合したものがある。 さらにまた、白色粉末はガラスバルブ内面に0.05〜
5mg/cm2の塗布量で塗布される。塗布量が0.05mg
/cm2より少ないと、所定の光束の向上効果が実現され
ない。また、5.0mg/cm2を越えて塗布しても光束は
高くならず、コストアップとなる。望ましくは、塗布量
の管理という点で考えると、0.1mg/cm2以上が好ま
しく、2.0mg/cm2以下の場合、コスト的にも問題は
ない。
本発明の高演色型蛍光ランプは、蛍光層とガラスバルブ
との間に、発光層を透過した紫外線を反射する紫外線反
射層を設けている。紫外線反射層は、発光層を透過した
紫外線を反射させる。紫外線反射層で反射された紫外線
は、発光層を透過した後再び発光層を励起する。特に、
紫外線反射層で反射された紫外線は、発光層のガラス面
側、言い換えると、発光層の外側表面を発光させるの
で、ここで発光された光は、発光層を透過することなく
外部に放射されて、高い光束を実現する。すなわち、発
光層は、両面から紫外線で励起されて効率良く発光され
る。 紫外線反射層は紫外線を反射させるためのものがある
が、発光層から発光された光を多少減衰させる。紫外線
反射層の光減衰量が高いと、例えこの層が紫外線を反射
しても、蛍光ランプの光束を高くできない。 しかしながら、本発明者等が実際に試作して測定した結
果では、紫外線反射層の光減衰量は、この層が紫外線を
反射して、発光層の輝度を高くするよりも少なく、総合
的には蛍光ランプの光束を高くすることに成功してい
る。 しかも、発光層に比較して極めて安価な紫外線反射層で
もって、発光層の紫外線励起効率を向上して、光束を改
善している。 また、紫外線反射層は、付随的な作用として、発光層を
保護する。すなわち、紫外線反射層は、蛍光ランプにお
けるソーダーガラス中のナトリウムイオンと水銀との反
応を防ぎ、蛍光ランプの劣化を防止する役割を果たす。
との間に、発光層を透過した紫外線を反射する紫外線反
射層を設けている。紫外線反射層は、発光層を透過した
紫外線を反射させる。紫外線反射層で反射された紫外線
は、発光層を透過した後再び発光層を励起する。特に、
紫外線反射層で反射された紫外線は、発光層のガラス面
側、言い換えると、発光層の外側表面を発光させるの
で、ここで発光された光は、発光層を透過することなく
外部に放射されて、高い光束を実現する。すなわち、発
光層は、両面から紫外線で励起されて効率良く発光され
る。 紫外線反射層は紫外線を反射させるためのものがある
が、発光層から発光された光を多少減衰させる。紫外線
反射層の光減衰量が高いと、例えこの層が紫外線を反射
しても、蛍光ランプの光束を高くできない。 しかしながら、本発明者等が実際に試作して測定した結
果では、紫外線反射層の光減衰量は、この層が紫外線を
反射して、発光層の輝度を高くするよりも少なく、総合
的には蛍光ランプの光束を高くすることに成功してい
る。 しかも、発光層に比較して極めて安価な紫外線反射層で
もって、発光層の紫外線励起効率を向上して、光束を改
善している。 また、紫外線反射層は、付随的な作用として、発光層を
保護する。すなわち、紫外線反射層は、蛍光ランプにお
けるソーダーガラス中のナトリウムイオンと水銀との反
応を防ぎ、蛍光ランプの劣化を防止する役割を果たす。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。 (実施例1) 第2図に示すように、高演色型蛍光ランプは、FL40
SSバルブ1の内面に、紫外線反射層2が塗布され、こ
の紫外線反射層の内面に発光層3が塗布されている。 紫外線反射層2には、白色粉末を塗布している。第2図
に示す高演色型蛍光ランプは、白色粉末に、平均粒径
(F、S、S、S法で測定、以下同じ)が0.3μであ
る「α−Al2O3」を使用している。白色粉末の塗布量
は、1.0g塗布としている。 発光層3には、三波長蛍光体を2g塗布している。三波
長蛍光体には、 (Sr、Ca、Ba、Mg)5(PO4)3・Cl:E
u蛍光体を10%、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体を30%、 Y2O3:Eu蛍光体を60%混合したものを使用して
いる。 この蛍光ランプは、色温度が3000Kの蛍光ランプと
なった。 得られた高演色型蛍光ランプの測光結果を第1表に示
す。実施例で得られた高演色型蛍光ランプの優れた特性
を明確にするために、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを2
層に塗布した高演色型蛍光ランプの特性を比較例1とし
て示している。 表に示すように、実施例1で得られた高演色型蛍光ラン
プは、光束が3637Lmと、比較例に対して、87L
mも高く、さらに、Raは83.8もあって、比較例よ
りも2.3も改善された。さらに、500時間点灯後の
光束維持率は、95.5%と、比較例よりも1%高くな
った。 (実施例2) 紫外線反射層として、平均粒径0.6μのCaP2O7を
1.0g塗布する以外、実施例1と同様にして高演色型
蛍光ランプを製造した。得られた高演色型蛍光ランプ
は、色温度が3000Kであ るFL40SSランプとなった。 (実施例3) 紫外線反射層として、平均粒径0.8μのBaSO4を
2.4g塗布する以外、実施例1と同様にしてFL40
SSランプを得た。 (実施例4〜10) 以下、紫外線反射層に塗布する白色粉末を変更し、ま
た、発光層の三波長蛍光体塗布量を変更する以外、実施
例1と同様にして、高演色型蛍光ランプを製造した。 実施例2〜10で得られた高演色型蛍光ランプの光束、
Ra、500時間点灯後の光束維持率を、第1表に示し
ている。 この表に示されるように、実施例2〜10で得られた高
演色型蛍光ランプは、 光束が、3540〜3750Lm、 Raが、82.6〜85.8、 光束維持率が、94.4〜96.2と優れた特性を示
した。 (実施例11) 紫外線反射層に、平均粒径0.3μのα−Al2O3を使
用し、塗布量を1.8gとする。 発光層には、三波長蛍光体を1g塗布する。 三波長蛍光体には、 (Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO4)3・Cl:E
u蛍光体25%、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体30%、 Y2O3:Eu蛍光体45%とが混合されたものを使用
する。 得られた高演色型蛍光ランプは、色温度が、5000K
となった。 (実施例12および13) 紫外線反射層の白色粉末の塗布量と、三波長蛍光体の塗
布量とを変更する以外、実施例11と同様にして、高演
色型蛍光ランプを製造した。 実施例11〜13で得られた高演色型蛍光ランプの特性
を第1表に示している。この表に示されるように、これ
等の実施例で得られた高演色型蛍光ランプは、 光束が、3524〜3629Lm、 Raが、82.5〜84.0、 光束維持率が、94.5〜96.5と優れた特性を示
した。
SSバルブ1の内面に、紫外線反射層2が塗布され、こ
の紫外線反射層の内面に発光層3が塗布されている。 紫外線反射層2には、白色粉末を塗布している。第2図
に示す高演色型蛍光ランプは、白色粉末に、平均粒径
(F、S、S、S法で測定、以下同じ)が0.3μであ
る「α−Al2O3」を使用している。白色粉末の塗布量
は、1.0g塗布としている。 発光層3には、三波長蛍光体を2g塗布している。三波
長蛍光体には、 (Sr、Ca、Ba、Mg)5(PO4)3・Cl:E
u蛍光体を10%、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体を30%、 Y2O3:Eu蛍光体を60%混合したものを使用して
いる。 この蛍光ランプは、色温度が3000Kの蛍光ランプと
なった。 得られた高演色型蛍光ランプの測光結果を第1表に示
す。実施例で得られた高演色型蛍光ランプの優れた特性
を明確にするために、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを2
層に塗布した高演色型蛍光ランプの特性を比較例1とし
て示している。 表に示すように、実施例1で得られた高演色型蛍光ラン
プは、光束が3637Lmと、比較例に対して、87L
mも高く、さらに、Raは83.8もあって、比較例よ
りも2.3も改善された。さらに、500時間点灯後の
光束維持率は、95.5%と、比較例よりも1%高くな
った。 (実施例2) 紫外線反射層として、平均粒径0.6μのCaP2O7を
1.0g塗布する以外、実施例1と同様にして高演色型
蛍光ランプを製造した。得られた高演色型蛍光ランプ
は、色温度が3000Kであ るFL40SSランプとなった。 (実施例3) 紫外線反射層として、平均粒径0.8μのBaSO4を
2.4g塗布する以外、実施例1と同様にしてFL40
SSランプを得た。 (実施例4〜10) 以下、紫外線反射層に塗布する白色粉末を変更し、ま
た、発光層の三波長蛍光体塗布量を変更する以外、実施
例1と同様にして、高演色型蛍光ランプを製造した。 実施例2〜10で得られた高演色型蛍光ランプの光束、
Ra、500時間点灯後の光束維持率を、第1表に示し
ている。 この表に示されるように、実施例2〜10で得られた高
演色型蛍光ランプは、 光束が、3540〜3750Lm、 Raが、82.6〜85.8、 光束維持率が、94.4〜96.2と優れた特性を示
した。 (実施例11) 紫外線反射層に、平均粒径0.3μのα−Al2O3を使
用し、塗布量を1.8gとする。 発光層には、三波長蛍光体を1g塗布する。 三波長蛍光体には、 (Sr,Ca,Ba,Mg)5(PO4)3・Cl:E
u蛍光体25%、 LaPO4:Ce,Tb蛍光体30%、 Y2O3:Eu蛍光体45%とが混合されたものを使用
する。 得られた高演色型蛍光ランプは、色温度が、5000K
となった。 (実施例12および13) 紫外線反射層の白色粉末の塗布量と、三波長蛍光体の塗
布量とを変更する以外、実施例11と同様にして、高演
色型蛍光ランプを製造した。 実施例11〜13で得られた高演色型蛍光ランプの特性
を第1表に示している。この表に示されるように、これ
等の実施例で得られた高演色型蛍光ランプは、 光束が、3524〜3629Lm、 Raが、82.5〜84.0、 光束維持率が、94.5〜96.5と優れた特性を示
した。
この発明の高演色型蛍光ランプは、第1表から明かなよ
うに、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した高演色型
蛍光ランプ(比較例1)よりも優れた特性を示してい
る。 従来のハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した従来の高
演色型蛍光ランプは、三波長蛍光体を透過した紫外線で
ハロ蛍光体を励起している。これに対して、この発明の
高演色型蛍光ランプは、発光層を透過した紫外線を反射
させて、再び発光層を励起している。 三波長蛍光体を透過した紫外線が、ハロ蛍光体を直接刺
激して発光させる従来の蛍光ランプに比較すると、発光
層を透過した紫外線を反射させて発光層を再励起するこ
の発明の蛍光ランプは、光束が低下するようにも考えら
れる。紫外線の反射率が100%を超えることが出来な
いので、発光層を透過した紫外線で直接発光層を励起す
るのが、励起エネルギーを強くできるからである。 しかしながら、実際には、三波長蛍光体の外側表面に塗
布されたハロ蛍光体は、塗布量に制限を受け、三波長蛍
光体を透過した紫外線を充分に吸収できる厚さには塗布
できない。ハロ蛍光体に、三波長蛍光体からの発光を透
過させる透光性が要求されるからである。ハロ蛍光体が
三波長蛍光体の発光を吸収すると、蛍光ランプのRaが
著しく低下すると共に、全体の発光輝度も低下する。 この発明の測定データーは、紫外線反射層の紫外線反射
による発光が、ハロ蛍光体の直接励起よりも優れている
ことを実証している。 紫外線反射層が、紫外線を反射して発光層を励起する
と、蛍光ランプの光束が著しく改善できることを第3図
と、第1表の比較例2とで説明する。 第3図は、MgO拡散板の反射率を100%として、粉
体の反射率を測定している。この図から明かなように、
TiO2は、この発明の蛍光ランプに紫外線反射層とし
て使用されるAl2O3、Ca2P2O7、BaSO4等に比
較して、紫外線領域の反射率が極めて低い。 従って、TiO2を紫外線反射層に塗布した蛍光ランプ
は、発光層を透過した紫外線の反射量が低い。比較例2
の蛍光ランプは、紫外線反射層にTiO2を塗布してい
る。この蛍光ランプは、紫外線反射層にTiO2を塗布
する以外、実施例1と同様の蛍光ランプである。比較例
2と実施例1の蛍光ランプとを比較すると、Raはほと
んど変わらないが、光束が3637Lmから3247L
mと、390Lmも低下する。この光束の差は、紫外線
反射層が紫外線を反射して、発光層を再励起することに
よる効果である。 また、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した蛍光ラン
プの発光スペクトルは、ハロ蛍光体の発光スペクトルを
含む為に、純粋な三波長のスペクトルと比べるとRaが
劣る。 しかしながら、この発明の高演色型蛍光ランプは、紫外
線反射層で反射された紫外線が、再び発光層を励起する
ので、発光層の発光スペクトルしかもたず、優れたRa
を実現する。 また、コスト的にも、紫外線反射層に使用される材料
は、発光層に使用される蛍光体よりもはるかに廉価であ
り、安価に製造できる。 以上、この発明を低圧水銀蒸気放電灯を例にとって説明
したが、これに限るものではなく、高圧水銀蒸気放電
灯、その他の放電灯についても同様に利用できる。
うに、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した高演色型
蛍光ランプ(比較例1)よりも優れた特性を示してい
る。 従来のハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した従来の高
演色型蛍光ランプは、三波長蛍光体を透過した紫外線で
ハロ蛍光体を励起している。これに対して、この発明の
高演色型蛍光ランプは、発光層を透過した紫外線を反射
させて、再び発光層を励起している。 三波長蛍光体を透過した紫外線が、ハロ蛍光体を直接刺
激して発光させる従来の蛍光ランプに比較すると、発光
層を透過した紫外線を反射させて発光層を再励起するこ
の発明の蛍光ランプは、光束が低下するようにも考えら
れる。紫外線の反射率が100%を超えることが出来な
いので、発光層を透過した紫外線で直接発光層を励起す
るのが、励起エネルギーを強くできるからである。 しかしながら、実際には、三波長蛍光体の外側表面に塗
布されたハロ蛍光体は、塗布量に制限を受け、三波長蛍
光体を透過した紫外線を充分に吸収できる厚さには塗布
できない。ハロ蛍光体に、三波長蛍光体からの発光を透
過させる透光性が要求されるからである。ハロ蛍光体が
三波長蛍光体の発光を吸収すると、蛍光ランプのRaが
著しく低下すると共に、全体の発光輝度も低下する。 この発明の測定データーは、紫外線反射層の紫外線反射
による発光が、ハロ蛍光体の直接励起よりも優れている
ことを実証している。 紫外線反射層が、紫外線を反射して発光層を励起する
と、蛍光ランプの光束が著しく改善できることを第3図
と、第1表の比較例2とで説明する。 第3図は、MgO拡散板の反射率を100%として、粉
体の反射率を測定している。この図から明かなように、
TiO2は、この発明の蛍光ランプに紫外線反射層とし
て使用されるAl2O3、Ca2P2O7、BaSO4等に比
較して、紫外線領域の反射率が極めて低い。 従って、TiO2を紫外線反射層に塗布した蛍光ランプ
は、発光層を透過した紫外線の反射量が低い。比較例2
の蛍光ランプは、紫外線反射層にTiO2を塗布してい
る。この蛍光ランプは、紫外線反射層にTiO2を塗布
する以外、実施例1と同様の蛍光ランプである。比較例
2と実施例1の蛍光ランプとを比較すると、Raはほと
んど変わらないが、光束が3637Lmから3247L
mと、390Lmも低下する。この光束の差は、紫外線
反射層が紫外線を反射して、発光層を再励起することに
よる効果である。 また、ハロ蛍光体と三波長蛍光体とを塗布した蛍光ラン
プの発光スペクトルは、ハロ蛍光体の発光スペクトルを
含む為に、純粋な三波長のスペクトルと比べるとRaが
劣る。 しかしながら、この発明の高演色型蛍光ランプは、紫外
線反射層で反射された紫外線が、再び発光層を励起する
ので、発光層の発光スペクトルしかもたず、優れたRa
を実現する。 また、コスト的にも、紫外線反射層に使用される材料
は、発光層に使用される蛍光体よりもはるかに廉価であ
り、安価に製造できる。 以上、この発明を低圧水銀蒸気放電灯を例にとって説明
したが、これに限るものではなく、高圧水銀蒸気放電
灯、その他の放電灯についても同様に利用できる。
第1図は従来のFL40SSランプの三波長蛍光体塗布
量に対する光束及び平均演色評価数を表すグラフ、 第2図は高演色型蛍光ランプの断面図、 第3図はAl2O3、Ca2P2O7、BaSO4、TiO2
の紫外線反射率を示すグラフである。 1……FL40SSバルブ、 2……紫外線反射層、 3……発光層。
量に対する光束及び平均演色評価数を表すグラフ、 第2図は高演色型蛍光ランプの断面図、 第3図はAl2O3、Ca2P2O7、BaSO4、TiO2
の紫外線反射率を示すグラフである。 1……FL40SSバルブ、 2……紫外線反射層、 3……発光層。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラスバルブの全面から光を放出する高演
色型蛍光ランプにおいて、前記蛍光ランプはそのガラス
バルブ内面から順に、非発光物質の白色粉末からなる紫
外線反射層と、その紫外線反射層の上に、発光色が異な
る複数の蛍光体よりなる発光層とが塗布されており、前
記白色粉末の平均粒径が50nm〜2μmの範囲にあ
り、さらにその白色粉末は200nm以上の波長におけ
る反射率がMgOの拡散板を100%とした際に80%
以上の反射率を有しており、さらにまた前記白色物質は
ガラスバルブ内面に0.05〜5mg/cm2の塗布量で塗
布されていることを特徴とする高演色型蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043814A JPH0636348B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 高演色型蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043814A JPH0636348B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 高演色型蛍光ランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02223146A JPH02223146A (ja) | 1990-09-05 |
| JPH0636348B2 true JPH0636348B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=12674210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1043814A Expired - Lifetime JPH0636348B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 高演色型蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636348B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29724847U1 (de) | 1996-06-26 | 2004-09-30 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Lichtabstrahlendes Halbleiterbauelement mit Lumineszenzkonversionselement |
| JP4857939B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2012-01-18 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ |
| JP4788534B2 (ja) * | 2006-09-07 | 2011-10-05 | ウシオ電機株式会社 | エキシマランプ |
| JP4900011B2 (ja) * | 2006-11-24 | 2012-03-21 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ |
| JP4946772B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2012-06-06 | ウシオ電機株式会社 | エキシマランプ |
| JP4946773B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2012-06-06 | ウシオ電機株式会社 | エキシマランプ |
| JP4962376B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2012-06-27 | ウシオ電機株式会社 | 紫外線照射処理方法および紫外線照射処理装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63298955A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-06 | Hitachi Ltd | 反射形けい光ランプ |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1043814A patent/JPH0636348B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02223146A (ja) | 1990-09-05 |
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