JPH0636651A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JPH0636651A
JPH0636651A JP4189444A JP18944492A JPH0636651A JP H0636651 A JPH0636651 A JP H0636651A JP 4189444 A JP4189444 A JP 4189444A JP 18944492 A JP18944492 A JP 18944492A JP H0636651 A JPH0636651 A JP H0636651A
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Yasuhide Oda
泰秀 織田
Hiroshi Shigetaka
寛 重高
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キートップの押圧操作力を軽減できるばかり
でなく、長寿命化が図れ、操作感触を任意に設定するこ
とのできる押釦スイッチを提供する。 【構成】 キートップ23の高さ位置に応じて交差角度
が変更自在となるようにリンク部材26,27の各脚片
29,32を連結し、これら脚片29,32の各係合突
起29a,32aをハウジング22に係合させて位置規
制するとともに、一方のリンク部材26に設けた作用片
30をクリックゴム24に弾接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーボード装置のキー
スイッチなどとして用いられ、メンブレンスイッチ等の
スイッチ素子が弾性部材を介して押圧駆動される押釦ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、この種の押釦スイッチの従来例
を示す断面図である。
【0003】同図において、符号1は金属板等の硬質材
料からなる支持板で、この支持板1上にはメンブレンス
イッチ2が載置されている。このメンブレンスイッチ2
は、可撓性を有する上部シート3の下面に設けた可動接
点4を、下部シート5の上面に設けた固定接点6に対向
せしめ、かつ両シート3,5間にスペーサ7を介設して
なるスイッチ素子である。また、メンブレンスイッチ2
上には、座屈変形が可能なスカート状の側壁部8aが駆
動部8bを支持する形状に成形されて該側壁部8aの座
屈時にクリック感を生起する公知のクリックゴム8が載
置されており、このクリックゴム8の駆動部8bを可動
接点4の上方に位置させている。符号9は合成樹脂製の
ハウジングで、このハウジング9にはガイド壁9aが立
設されており、ガイド壁9aの内側の開口部9bをクリ
ックゴム8の駆動部8bの上方に位置させている。そし
て、合成樹脂製のキートップ10の裏面中央部に突設さ
れているステム11が、ガイド壁9aの内壁面に沿って
摺動自在となるように開口部9b内に挿入され、このス
テム11を駆動部8b上に搭載するクリックゴム8によ
ってキートップ10が支えられている。
【0004】このように構成された押釦スイッチは、操
作者がクリックゴム8の弾発力に抗してキートップ10
を押し込むと、ステム11がガイド壁9aの内壁面に沿
って下降し、このステム11によってクリックゴム8の
駆動部8bが下方へ押し込まれていく。そして、駆動部
8bを所定量下降させた時点で側壁部8aが座屈するの
で、キートップ10が該駆動部8bから受ける反力が急
に減少して操作者の手指にクリック感が伝達されるとと
もに、該駆動部8bが勢いよく押し込まれてメンブレン
スイッチ2の上部シート3に衝突し、その結果、該上部
シート3が下方へ撓んで可動接点4が固定接点6に接触
し、オフからオンへのスイッチングが行われる。
【0005】また、かかるオン状態で操作者がキートッ
プ10に対する押圧操作力を除去すると、座屈していた
クリックゴム8が自らの弾性で元の形状に復帰するの
で、駆動部8bの上昇に伴い、ステム11を介してキー
トップ10が初期位置まで押し上げられるとともに、上
部シート3の撓みが解消されて可動接点4が固定接点6
から離間し、図8に示すオフ状態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近、キーボ
ードを付設した情報機器が広く普及し、キーボードにお
いても単に入力装置として機能すればよいだけではな
く、オペレータに対して優しい、すなわち押圧力、スト
ローク、クリック感触など、オペレータが実際に使って
みた際の使い勝手が良い、人間の感性にあった押釦スイ
ッチが求められるようになってきた。
【0007】しかしながら、上述した従来の押釦スイッ
チの場合、キートップ10を押圧する際の押圧力は、キ
ートップ10を復帰させるためのクリックゴム8の弾性
力にそのまま依存し、弾性力の小さいクリックゴム8は
寿命が短く、うまく座屈が起こらないなどの不具合があ
るため、比較的軽い押圧力で機能する押釦スイッチを提
供することが難しかった。
【0008】また、上述した従来の押釦スイッチの場
合、可動接点4が固定接点6に接触した後のオーバース
トロークの際の弾性力やストロークの大きさは、クリッ
クゴム8の形状に依存しているため、これらの値を任意
に設定することが困難であるという問題もあった。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、キートップの押圧操作力を
軽減できるばかりでなく、長寿命化が図れ、操作感触を
任意に設定することのできる押釦スイッチを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、ハウジングに昇降自在に支持されたキートップと、
該キートップを上方へ付勢する弾性部材と、スイッチ素
子とを備え、前記キートップを前記弾性部材の弾性力に
抗して降下することにより、前記スイッチ素子のスイッ
チングが行われる押釦スイッチにおいて、一端を前記ハ
ウジングに係合し、他端を前記キートップに係合したリ
ンク部材を設け、該リンク部材に前記弾性部材を押圧す
る作用片を設けるとともに、この作用片を前記ハウジン
グおよびキートップと前記リンク部材とのそれぞれの係
合部の間に位置させることによって達成される。
【0011】また、上記した本発明の目的は、ハウジン
グの上方で昇降自在に保持されたキートップと、該キー
トップの下方に配置されて該キートップを上方へ付勢す
るとともに座屈時にクリック感を生起するクリックゴム
と、該クリックゴムによって押圧駆動される可動接点を
固定接点に対向せしめたスイッチ素子とを備え、上記キ
ートップを押し込んで上記クリックゴムを座屈変形させ
ることにより、前記スイッチ素子のスイッチングが行わ
れる押釦スイッチにおいて、互いに平行に延びる一対の
脚部を第1の支持部によって橋絡し、該第1の支持部に
作用片を設けた第1のリンク部材と、互いに平行に延び
る一対の脚片を第2の支持部によって橋絡した第2のリ
ンク部材とを備え、これら第1のリンク部材と第2のリ
ンク部材とをそれぞれの脚片が交差するように回転自在
に連結し、前記第1の支持部を前記キートップの裏面片
側に支持させるとともに、前記第2の支持部を前記キー
トップの裏面他側に支持させ、前記第1および第2のリ
ンク部材の各脚片の先端部に設けた係合突起をそれぞれ
前記ハウジングに係合させ、かつ、前記作用片を前記ク
リックゴムに弾接させることによって達成される。
【0012】
【作用】上記構成により、ハウジングとリンク部材との
係合部が支点で、キートップとリンク部材との係合部が
力点、そしてリンク部材に設けられた作用片が作用点で
あるとみなすことができるため、力点に加えられるのに
必要な力は、キートップを押圧するのに必要な力、すな
わち作用点に必要な押圧力よりも小さい力ですむ。
【0013】そして、弾性部材押圧の距離は、キートッ
プ押圧の距離よりも少なくてすむため、特に弾性部材と
してクリックゴムを使用した場合、クリックゴムの弾性
力を大きくそして高さを低くすることができ、寿命の長
い安定したクリックゴムを用いることができる。
【0014】加えて、作用片に弾性を持たせた場合、弾
性部材の弾性力に抗してキートップを押し込んだ後、作
用片の弾性に抗してキートップをさらに押し込むことが
できる。そして、作用片の弾性力は、上記弾性部材の弾
性力とは別に人間の感性にあった弾性力を任意に選ぶこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係る押釦スイッチの内
部構造を示す平面図、図2は該押釦スイッチのオフ状態
の断面図、図3は該押釦スイッチのオン状態の断面図、
図4は該押釦スイッチに組み込まれるキートップ保持体
の斜視図、図5は該キートップ保持体の分解斜視図、図
6(a)〜(d)は該キートップ保持体の動作説明図で
ある。
【0016】これらの図において、符号15は金属板等
の硬質材料からなる支持板で、この支持板15上にはメ
ンブレンスイッチ16が載置されている。このメンブレ
ンスイッチ16は、可撓性を有する上部シート17の下
面に設けた可動接点18を、下部シート19の上面に設
けた固定接点20に対向せしめ、かつ両シート17,1
9間にスペーサ21を介設してなるスイッチ素子であ
る。また、符号22は合成樹脂製のハウジング、符号2
3はハウジング22の上方で昇降自在に保持された合成
樹脂製のキートップであり、ハウジング22には、可動
接点18の上方に開口部22aが設けてあるとともに、
後述するキートップ保持体の係合突起をスライド自在に
係合させるための内向きの一対の係合凹所22bおよび
外向きの一対の係合凹所22cが設けてある。そして、
ハウジング22上には、座屈変形が可能なスカート状の
側壁部24aが駆動部24bを支持する形状に成形され
て該側壁部24aの座屈時にクリック感を生起する公知
のクリックゴム24が載置されており、このクリックゴ
ム24の駆動部24bを可動接点18の上方に位置させ
ている。
【0017】符号25は合成樹脂製のキートップ保持体
で、このキートップ保持体25は図4,5に明らかなよ
うに、略E字形のリンク部材26と、略U字形のリンク
部材27とを組み合わせて構成されている。ここで、一
方のリンク部材26は、キートップ23の裏面片側を支
持・固定するための支持軸28の両端から、先端部に外
向きの係合突起29aを有し略中央部には内向きの連結
ピン29bを有する一対の外部脚片29を平行に延設
し、かつ支持軸28の中央から、外部脚片29よりも短
い操作片30を延設してなるもので、この操作片30は
板厚方向の外力に対して若干の可撓性を有する弾性片で
あって、キートップ保持体25をハウジング22に組み
込むと、この操作片30の先端部がクリックゴム24の
駆動部24bの天面に常時弾接するようになっている。
また、他方のリンク部材27は、キートップ23の裏面
他側を支持・固定するための支持軸31の両端から上記
外部脚片29に対し平行かつ内側で交差する向きに、先
端部に内向きの係合突起32aを有し略中央部には略ハ
ート形の長孔32bを有する一対の内部脚片32を延設
してなるもので、長孔32bの上部の傾斜面32cを利
用したスナップインによって各長孔32b内にそれぞれ
上記連結ピン29bを遊挿し、対応する外部脚片29と
内部脚片32とを連結ピン29bが長孔32bに沿って
移動自在となるように連結することにより、両リンク部
材26,27を一体化してキートップ保持体25となし
ている。したがって、このキートップ保持体25は、キ
ートップ23に押圧操作力を付与して両リンク部材2
6,27の支持軸28,31を下方へ押し込んでいく
と、図6(a)〜(d)に示すように、略X字形に交差
して連結されている外部脚片29および内部脚片32が
キートップ23側から見て次第に交差する角度を増して
いき、キートップ保持体25の高さ寸法が漸次減少する
ように両リンク部材26,27を折り畳んでいくことが
できる。
【0018】ただし、このキートップ保持体25は、外
側のリンク部材26の支持軸28に内側のリンク部材2
7の内部脚片32が当接しないように寸法設定してあ
り、具体的には、長孔32bから支持軸28までの距離
Dを該長孔32bから内部脚片32の先端までの長さL
よりも大きく設定してある(図6参照)。したがって、
両リンク部材26,27を、外部脚片29および内部脚
片32が真横に倒れるまで折り畳むことができる。
【0019】そして、このキートップ保持体25をハウ
ジング22に取り付ける際には、各外部脚片29の外向
きの係合突起29aをそれぞれ、図1に示す傾斜面22
dを利用したスナップインによって内向きの係合凹所2
2b内に遊挿するとともに、各内部脚片32の内向きの
係合突起32aをそれぞれ、図1に示す傾斜面22eを
利用したスナップインによって外向きの係合凹所22c
内に遊挿する。これにより、各係合突起29a,32a
がそれぞれ係合凹所22b,22cにスライド自在に係
合され、各外部脚片29の外側と各内部脚片32の内側
とがハウジング22に位置規制されることになる。ま
た、こうしてキートップ保持体25をハウジング22に
組み込むと、予めハウジング22に組み込んでおいたク
リックゴム24の駆動部24bが操作片30の先端部に
弾接するので、この操作片30を介してリンク部材26
の支持軸28が上方へ付勢されるとともに、このリンク
部材26の連結ピン29bを介して内側のリンク部材2
7の支持軸31も上方へ付勢されることになる。
【0020】なお、ハウジング22には図1に示すよう
に、係合凹所22bと斜めに対向する個所に突部22f
が設けてあり、キートップ保持体25をハウジング22
に取り付けると、外部脚片29の先端部で係合突起29
aの背面側が該突部22fと近接するようにしてあるの
で、衝撃等の強い外力が加わっても係合突起29aが係
合凹所22bから外れにくくなっている。
【0021】上記の如くに構成された押釦スイッチは、
キートップ保持体25の両リンク部材26,27の各支
持軸28,31が、クリックゴム24の弾発力を受けて
キートップ23の裏面の両側を支持することになり、ま
た、両リンク部材26,27の外部脚片29および内部
脚片32を互いの交差する角度が変更自在となるように
連結してあって、しかも各脚片29,32をハウジング
22で位置規制しているので、結局、キートップ23は
ハウジング22の上方で昇降自在に保持されることにな
る。
【0022】したがって、操作者がキートップ23に押
圧操作力を付与し、両支持軸28,31をクリックゴム
24の弾発力に抗して押し込むと、両支持軸28,31
がその場で回転すると共に、各係合突起29a,32a
が係合凹所22b,22c内をスライドし、略X字形に
交差して連結されている外部脚片29および内部脚片3
2はキートップ23側から見て次第に交差する角度を増
していき、それに伴い操作片30がクリックゴム24の
駆動部24bを下方へ押し込んでいくので、駆動部24
bを所定量下降させた時点で、側壁部24aが座屈して
クリック感が生起されるとともに、該駆動部24bが勢
いよく押し込まれてメンブレンスイッチ16の上部シー
ト17に衝突し、その結果、該上部シート17が下方へ
撓んで可動接点18が固定接点20に接触し、図2に示
すオフ状態から図3に示すオン状態へのスイッチングが
行われる。
【0023】また、かかるオン状態で操作者がキートッ
プ23に対する押圧操作力を除去すると、座屈していた
クリックゴム24が自らの弾性で元の形状に復帰するの
で、駆動部24bの上昇に伴って操作片30が押し上げ
られていき、よって折り畳まれていた両リンク部材2
6,27が起立していきキートップ23が初期位置まで
押し上げられるとともに、上部シート17の撓みが解消
されて可動接点18が固定接点20から離間し、オフ状
態に戻る。
【0024】このように上記実施例は、リンク部材2
6,27を組み合わせてなるキートップ保持体25を用
いてキートップ23を支持し、該キートップ23の高さ
位置に応じて交差角度が変更自在な両リンク部材26,
27の各脚片29,32をハウジング22で位置規制す
るというものなので、ハウジング22に従来品のような
ガイド壁を立設しなくともキートップ23をまっすぐに
昇降させることができ、しかもキートップ23の昇降動
作に支障をきたすような部品どうしの引っ掛かりも起こ
りにくくなっており、そのため操作性や信頼性を損なう
ことなく押釦スイッチの大幅な薄型化が実現されてい
る。
【0025】さらに、上記実施例では、内側のリンク部
材27の内部脚片32の先端が外側のリンク部材26の
支持軸28に当接しないように寸法設定してあるので、
両リンク部材26,27を、図6(d)に示すように真
横に倒れるまで折り畳むことができ、そのためキートッ
プ23のストローク最下点を極めて低い位置に設定でき
るという利点があり、押釦スイッチの薄型化を促進する
うえで好都合である。
【0026】また、上記実施例で用いたキートップ保持
体25は、両リンク部材26,27の各脚片29,32
の交差部で連結ピン29bを長孔32bに沿ってスライ
ド自在となし、かつ各脚片29,32の先端部の係合突
起29a,32aをハウジング22に対してスライド自
在となすことにより、各脚片29,32の基端側に位置
する2本の支持軸28,31の間隔を一定に保ったま
ま、両リンク部材26,27が折り畳めるようになって
いるので、キートップ23を両支持軸28,31に固定
する支持構造が実現されている。すなわち、例えば各脚
片29,32の交差部を回動中心として両リンク部材2
6,27を折り畳むこともできるが、その場合にはキー
トップ23が両リンク部材26,27に対してスライド
自在な支持構造を採用しなければならず、該キートップ
23の裏面の形状が複雑化したり大形化する虞がある。
しかるに、この実施例のように各脚片29,32の基端
部を横ずれさせることなく両リンク部材26,27が折
り畳めれば、キートップ23はたんに支持軸28,31
に固定できさえすればよいので、図2,3に示す如く該
キートップ23の裏面形状は簡単かつ小形で済み、よっ
て成形性が良好で薄型化にも好適である。なお、キート
ップ23はキートップ保持体25に対してスナップイン
による取付が行えるので、組立性も良好である。
【0027】しかも、上記実施例で用いたキートップ保
持体25は、各外部脚片29の外向きの係合突起29a
をそれぞれハウジング22の内向きの係合凹所22bに
係合させ、かつ各内部脚片32の内向きの係合突起32
aをそれぞれハウジング22の外向きの係合凹所22c
に係合させることにより、各脚片29,32ひいては両
リンク部材26,27がハウジング22によって位置規
制できるようにしてあるので、交差部どうしを連結させ
ている外部脚片29および内部脚片32は常に離反方向
から位置規制されることになる。したがって、これら両
脚片29,32の連結が保証されるとともに、強い外力
が加わっても各係合突起29a,32aが対応する係合
凹所22b,22cから外れにくく、キートップ保持体
25のハウジング22からの脱落事故が未然に防止され
ている。
【0028】さらにまた、上記実施例で用いたキートッ
プ保持体25には、一方のリンク部材26に操作片30
が設けてあり、操作者がキートップ23を押し込んでい
くと該操作片30がクリックゴム24の駆動部24bを
介して可動接点18を押圧駆動するようになっているの
で、キートップ23の裏面からステムを省略し、スイッ
チングに必要な該駆動部24bの下降量を該キートップ
23の作動ストロークよりも小さく設定することが可能
となっている。すなわち、操作片30を有するリンク部
材26は外部脚片29の先端部を可動支点とする回動を
行い、駆動部24bの天面に弾接する操作片30の先端
部の回動半径がキートップ23に直接押し込まれる支持
軸28の回動半径の約半分になるように配置されている
ため、該駆動部24bの押し込み量をキートップ23の
押し込み量の約半分で済ますことができ、その結果、操
作に伴うクリックゴム24の変形量が少なくなってその
寿命が延び、長期に亘って高信頼性が維持できる。そし
てまた、作用点たる作用片30の先端部の回動半径が、
力点たる支持軸28の回動半径の約半分であることか
ら、てこの原理により、該支持軸28に付与する押圧操
作力が小さくても、該作用片30を介してクリックゴム
24を大きな力で押し込むことができ、よって押圧操作
力の軽減化が図れるという利点もある。しかも、上記実
施例では作用片30自体が弾性片であって、クリックゴ
ム24の駆動部24bをストローク最下点まで押し込ん
だ後に該作用片30が若干撓むので、極めて薄型の押釦
スイッチでありながら確実にオーバーストロークが得ら
れ、良好な操作感触が期待できる。
【0029】なお、上記実施例では外側のリンク部材に
作用片が設けてあるが、内側のリンク部材に作用片を設
けてもよい。また、両リンク部材の連結構造やキートッ
プに対する支持構造、ハウジングに対する係合構造等が
適宜選択可能であることは、言うまでもない。
【0030】図7は本発明の第2実施例に係る押釦スイ
ッチの断面図であり、オフ状態を示している。図7にお
いて、符号40はプリント基板で、このプリント基板4
0の表面には固定接点41が設けられており、このプリ
ント基板40上には合成樹脂製のハウジング42と公知
のクリックゴム43とが順次載置されている。このクリ
ックゴム43の下面に設けた可動接点44と前記固定接
点41とはハウジング42に設けた開口部42aを介し
て対向しており、これらの接点41,44でスイッチ素
子が形成されている。また、符号45はハウジング42
の上方で昇降自在に保持されたキートップ、符号46は
リンク部材である。このリンク部材46の両端には係合
突起47,48が、中央部には作用片49がそれぞれ設
けられており、作用片49は板厚方向の外力に対して若
干の可撓性を有する。そして、リンク部材46の上端の
係合突起47をキートップ45の裏面に支持・固定し、
下端の係合突起48をハウジング42の係合凹所42b
にスライド自在に係合することにより、キートップ45
はリンク部材46を介してハウジング42に組み込ま
れ、また、この組み込み状態において、作用片49の先
端部はクリックゴム43の天面に常時弾接するようにな
っている。
【0031】したがって、操作者がキートップ45に押
圧操作力を付与して押し込むと、リンク部材46は次第
に傾斜角度が減ずる方向に傾き、それに伴い作用片49
がクリックゴム43の天面を下方へ押し込んでいくの
で、クリックゴム43を所定量下降させた時点でクリッ
ク感が生起されるとともに、可動接点44が固定接点4
1に接触して、オフ状態からオン状態へのスイッチング
が行われる。また、かかるオン状態で操作者がキートッ
プ45に対する押圧操作力を除去すると、座屈していた
クリックゴム43が自らの弾性で元の形状に復帰するの
で、クリックゴム43の上昇に伴って作用片49が押し
上げられ、よって傾倒していたリンク部材46が起立し
ていき、キートップ45が初期位置まで押し上げられる
とともに、可動接点44が固定接点41から離間してオ
フ状態に戻る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
キートップの押圧に必要な押圧力が少なくてすみ、軽い
タッチの極めて操作性に優れた押釦スイッチを提供する
ことができる。また、キートップを押圧する距離に対し
て弾性部材を押圧する距離を少なくすることができるた
め、弾性部材として特にクリックゴムを使用した場合、
寿命の長い安定したクリックゴムを用いることができ、
押釦スイッチの長寿命化および信頼性の向上が図れる。
さらに、上記弾性部材の弾性力とは別に、オーバースト
ロークの際の弾性力を任意に設定することができるた
め、操作感触に優れ、人間の感性に適した押釦スイッチ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る押釦スイッチの内部
構造を示す平面図である。
【図2】該押釦スイッチのオフ状態の断面図である。
【図3】該押釦スイッチのオン状態の断面図である。
【図4】該押釦スイッチに組み込まれるキートップ保持
体の斜視図である。
【図5】該キートップ保持体の分解斜視図である。
【図6】該キートップ保持体の動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る押釦スイッチのオフ
状態の断面図である。
【図8】従来の押釦スイッチを示す断面図である。
【符号の説明】
16 メンブレンスイッチ(スイッチ素子) 18 可動接点 20 固定接点 22 ハウジング 22b,22c 係合凹所 23 キートップ 24 クリックゴム 25 キートップ保持体 26 (第1の)リンク部材 27 (第2の)リンク部材 28 支持軸(第1の支持部) 29,32 脚片 29a,32a 係合突起 29b,32b 交差部 30 作用片 31 支持軸(第2の支持部) 41 可動接点 42 ハウジング 43 クリックゴム 44 固定接点 45 キートップ 46 リンク部材 47,48 係合突起 49 作用片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに昇降自在に支持されたキー
    トップと、該キートップを上方へ付勢する弾性部材と、
    スイッチ素子とを備え、前記キートップを前記弾性部材
    の弾性力に抗して降下することにより、前記スイッチ素
    子のスイッチングが行われる押釦スイッチにおいて、一
    端を前記ハウジングに係合し、他端を前記キートップに
    係合したリンク部材を設け、該リンク部材に前記弾性部
    材を押圧する作用片を設けるとともに、この作用片を前
    記ハウジングおよびキートップと前記リンク部材とのそ
    れぞれの係合部の間に位置させたことを特徴とする押釦
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押釦スイッチにおいて、
    上記作用片が弾性を有することを特徴とする押釦スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 ハウジングの上方で昇降自在に保持され
    たキートップと、該キートップの下方に配置されて該キ
    ートップを上方へ付勢するとともに座屈時にクリック感
    を生起するクリックゴムと、該クリックゴムによって押
    圧駆動される可動接点を固定接点に対向せしめたスイッ
    チ素子とを備え、上記キートップを押し込んで上記クリ
    ックゴムを座屈変形させることにより、前記スイッチ素
    子のスイッチングが行われる押釦スイッチにおいて、互
    いに平行に延びる一対の脚部を第1の支持部によって橋
    絡し、該第1の支持部に作用片を設けた第1のリンク部
    材と、互いに平行に延びる一対の脚片を第2の支持部に
    よって橋絡した第2のリンク部材とを備え、これら第1
    のリンク部材と第2のリンク部材とをそれぞれの脚片が
    交差するように回転自在に連結し、前記第1の支持部を
    前記キートップの裏面片側に支持させるとともに、前記
    第2の支持部を前記キートップの裏面他側に支持させ、
    前記第1および第2のリンク部材の各脚片の先端部に設
    けた係合突起をそれぞれ前記ハウジングに係合させ、か
    つ、前記作用片を前記クリックゴムに弾接させたことを
    特徴とする押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の押釦スイッチにおいて、
    上記作用片が板厚方向の外力に対して弾性を有すること
    を特徴とする押釦スイッチ。
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