JPH0636787A - マトリックス型燃料電池の電解質補給装置 - Google Patents
マトリックス型燃料電池の電解質補給装置Info
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- JPH0636787A JPH0636787A JP4189777A JP18977792A JPH0636787A JP H0636787 A JPH0636787 A JP H0636787A JP 4189777 A JP4189777 A JP 4189777A JP 18977792 A JP18977792 A JP 18977792A JP H0636787 A JPH0636787 A JP H0636787A
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- H01M8/04276—Arrangements for managing the electrolyte stream, e.g. heat exchange
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Abstract
(57)【要約】
【目的】親水性繊維の充填が容易で液漏れを生じ難く、
電気絶縁性能の低下を伴わない電解質補給装置を備えた
マトリックス型燃料電池を得る。 【構成】マトリックス型燃料電池1の各単位セル2が電
極の基材層にマトリックス3に連通するよう形成された
電解質の補給通路7を備え、この補給通路に吐出端側が
連結された電解質の補給管21と、この補給管の吸入端
側に連結され補給通路より高い位置に電解質9の液面を
有する電解質の補給タンク12とを含む電解質補給装置
20により、マトリックスに電解質を補給するものにお
いて、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束か
らなり、補給管吐出側の補給タンクの液面より低い部分
を残して補給管内に充填された液切れ防止手段25を備
えてなるものとする。
電気絶縁性能の低下を伴わない電解質補給装置を備えた
マトリックス型燃料電池を得る。 【構成】マトリックス型燃料電池1の各単位セル2が電
極の基材層にマトリックス3に連通するよう形成された
電解質の補給通路7を備え、この補給通路に吐出端側が
連結された電解質の補給管21と、この補給管の吸入端
側に連結され補給通路より高い位置に電解質9の液面を
有する電解質の補給タンク12とを含む電解質補給装置
20により、マトリックスに電解質を補給するものにお
いて、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束か
らなり、補給管吐出側の補給タンクの液面より低い部分
を残して補給管内に充填された液切れ防止手段25を備
えてなるものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多孔質のマトリック
スに電解質を保持させた単位セルの積層体からなるマト
リックス型燃料電池において、運転中減少するマトリッ
クス中の電解質を外部から補給する電解質補給装置に関
する。
スに電解質を保持させた単位セルの積層体からなるマト
リックス型燃料電池において、運転中減少するマトリッ
クス中の電解質を外部から補給する電解質補給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】マトリックス型燃料電池では、単位セル
を構成するマトリックスに電解質,例えばりん酸を保持
させる構造がとられ、発電運転中徐々に減少する電解質
を外部から常時補給する電解質補給装置を設けることに
より、電解質が不足することによる出力電力の低下を防
止するよう構成されたマトリックス型燃料電池が知られ
ており、この場合、電解質の補給を燃料電池を分解する
ことなく外部から連続して行えることが求められる。
を構成するマトリックスに電解質,例えばりん酸を保持
させる構造がとられ、発電運転中徐々に減少する電解質
を外部から常時補給する電解質補給装置を設けることに
より、電解質が不足することによる出力電力の低下を防
止するよう構成されたマトリックス型燃料電池が知られ
ており、この場合、電解質の補給を燃料電池を分解する
ことなく外部から連続して行えることが求められる。
【0003】図2はマトリックス型燃料電池における従
来の電解質補給装置を模式化して示す断面図であり、マ
トリックス型燃料電池1は、複数層のマトリックス型単
位セル2と、ガス不透過性のセパレ−ト板6との積層体
(セルスタック)として構成される。単位セル2は、多
孔質の絶縁材に電解質としての例えばりん酸液9を含浸
したマトリックス3を挟んで、燃料電極4および空気電
極5を積層したものからなり、両電極に互いに直交する
方向に反応ガス通路4A,5Aが形成され、4A側に燃
料ガス,5A側に反応空気を供給することにより、一対
の電極4,5間で電気化学的電極反応に基づく発電が行
われる。
来の電解質補給装置を模式化して示す断面図であり、マ
トリックス型燃料電池1は、複数層のマトリックス型単
位セル2と、ガス不透過性のセパレ−ト板6との積層体
(セルスタック)として構成される。単位セル2は、多
孔質の絶縁材に電解質としての例えばりん酸液9を含浸
したマトリックス3を挟んで、燃料電極4および空気電
極5を積層したものからなり、両電極に互いに直交する
方向に反応ガス通路4A,5Aが形成され、4A側に燃
料ガス,5A側に反応空気を供給することにより、一対
の電極4,5間で電気化学的電極反応に基づく発電が行
われる。
【0004】燃料電池の電極反応は、水素と酸素が反応
して電子と水を生成する発熱反応であり、りん酸型燃料
電池の場合その温度を190°C 程度に保持して運転が
行われ、その際生ずる発電生成水は高温の水蒸気となっ
て電極を透過し、反応ガス通路を通って外部に排出され
る。また、水蒸気が電極を透過する際、マトリックス3
中の電解質9が微量ながら水蒸気中に溶解して反応ガス
中に飛散するため、運転時間の経過に伴ってマトリック
ス3中の電解質の量が徐々に減少する。このため、マト
リックス型燃料電池1には電解質補給装置10を付加
し、マトリックス中で不足する電解質9を外部から補給
するよう構成される。
して電子と水を生成する発熱反応であり、りん酸型燃料
電池の場合その温度を190°C 程度に保持して運転が
行われ、その際生ずる発電生成水は高温の水蒸気となっ
て電極を透過し、反応ガス通路を通って外部に排出され
る。また、水蒸気が電極を透過する際、マトリックス3
中の電解質9が微量ながら水蒸気中に溶解して反応ガス
中に飛散するため、運転時間の経過に伴ってマトリック
ス3中の電解質の量が徐々に減少する。このため、マト
リックス型燃料電池1には電解質補給装置10を付加
し、マトリックス中で不足する電解質9を外部から補給
するよう構成される。
【0005】すなわち、マトリックス型燃料電池1の各
単位セル2の一方の電極(図の場合燃料電極4)にはマ
トリックス3に連通する電解質の補給通路7が形成さ
れ、この補給通路7に吐出端11Bが連通した電解質の
補給管11と、この補給管11の吸入端11A側に連結
された電解質の補給タンク12とで構成される電解質補
給装置10を設けてマトリックスで不足した電解質を補
充するよう構成したものが知られている。また、補給タ
ンク12内には、補給管11に対応して異なる高さ位置
に電解質溜め13A,13B等が設けられ、電解質タン
ク12の上部から供給される電解質9が各電解質溜めを
13A,13Bの順で満たして順次オ−バ−フロ−する
ことにより、各電解質溜めの液面高さと、これに補給管
を介して連通する単位セルのマトリックス3の高さとの
間に高さHなるレベル差が保持される。
単位セル2の一方の電極(図の場合燃料電極4)にはマ
トリックス3に連通する電解質の補給通路7が形成さ
れ、この補給通路7に吐出端11Bが連通した電解質の
補給管11と、この補給管11の吸入端11A側に連結
された電解質の補給タンク12とで構成される電解質補
給装置10を設けてマトリックスで不足した電解質を補
充するよう構成したものが知られている。また、補給タ
ンク12内には、補給管11に対応して異なる高さ位置
に電解質溜め13A,13B等が設けられ、電解質タン
ク12の上部から供給される電解質9が各電解質溜めを
13A,13Bの順で満たして順次オ−バ−フロ−する
ことにより、各電解質溜めの液面高さと、これに補給管
を介して連通する単位セルのマトリックス3の高さとの
間に高さHなるレベル差が保持される。
【0006】したがって、補給管をサイホン状に湾曲さ
せ、高度差Hに相応する水頭差を利用して電解質溜め1
3中の電解質9を補給通路7側に移送するよう構成され
た水頭差方式の電解質補給装置、あるいは補給タンク1
2内を加圧することにより電解質の移送を行うよう構成
した加圧方式の電解質補給装置が知られている。また、
補給管11の長さ方向の全域に渡って電解質に対して親
水性を有する繊維15を充填し、その毛細管現象を利用
して電解質の移送を行うことにより、水頭差方式におい
ては補給管内での電解質9の液切れを防ぎ、加圧方式で
は機械的に弱いマトリックスに過大な圧力が加わること
を防止した電解質補給装置も知られている(特開昭61
−107667号公報)。
せ、高度差Hに相応する水頭差を利用して電解質溜め1
3中の電解質9を補給通路7側に移送するよう構成され
た水頭差方式の電解質補給装置、あるいは補給タンク1
2内を加圧することにより電解質の移送を行うよう構成
した加圧方式の電解質補給装置が知られている。また、
補給管11の長さ方向の全域に渡って電解質に対して親
水性を有する繊維15を充填し、その毛細管現象を利用
して電解質の移送を行うことにより、水頭差方式におい
ては補給管内での電解質9の液切れを防ぎ、加圧方式で
は機械的に弱いマトリックスに過大な圧力が加わること
を防止した電解質補給装置も知られている(特開昭61
−107667号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】補給管内に親水性繊維
を充填することにより、水頭差方式では液切れを防止し
て電解質の補給を安定化できるとともに、加圧方式では
マトリックスに過大な圧力が加わることを防止するため
に必要とした圧力調整弁やその制御回路を簡単化できる
利点が得られる。しかしながら、単位セルそれぞれに連
通する多数条の補給管の全長に渡って親水性繊維を充填
する作業工数が嵩み、これが装置のコストダウンを阻害
するという問題がある。また、電解質に対して親水性を
有する材料は一般に導電性であり、これを補給管の全長
に渡って充填することにより供給管内が導電路となり、
セルスタックの電気絶縁性能の低下を招くという問題が
発生する。また、親水性繊維を取り除いた場合には、液
切れを防ぐために補給管を電解質溜めの底部から引き出
す必要があり、この部分が弱点となって電解質が漏洩す
るトラブルが生じやすくなるという問題が発生する。
を充填することにより、水頭差方式では液切れを防止し
て電解質の補給を安定化できるとともに、加圧方式では
マトリックスに過大な圧力が加わることを防止するため
に必要とした圧力調整弁やその制御回路を簡単化できる
利点が得られる。しかしながら、単位セルそれぞれに連
通する多数条の補給管の全長に渡って親水性繊維を充填
する作業工数が嵩み、これが装置のコストダウンを阻害
するという問題がある。また、電解質に対して親水性を
有する材料は一般に導電性であり、これを補給管の全長
に渡って充填することにより供給管内が導電路となり、
セルスタックの電気絶縁性能の低下を招くという問題が
発生する。また、親水性繊維を取り除いた場合には、液
切れを防ぐために補給管を電解質溜めの底部から引き出
す必要があり、この部分が弱点となって電解質が漏洩す
るトラブルが生じやすくなるという問題が発生する。
【0008】この発明の目的は、親水性繊維の充填が容
易で液漏れを生じ難く、電気絶縁性能の低下を伴わない
電解質補給装置を備えたマトリックス型燃料電池を得る
ことにある。
易で液漏れを生じ難く、電気絶縁性能の低下を伴わない
電解質補給装置を備えたマトリックス型燃料電池を得る
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、単位セル複数層の積層体からな
るマトリックス型燃料電池の各単位セルが少なくとも一
方の電極の電極基材層にマトリックスに連通するよう形
成された電解質の補給通路を備え、この補給通路に吐出
端側が連結された電解質の補給管と、この補給管の吸入
端側に連結され前記補給通路より高い位置に電解質の液
面を有する電解質の補給タンクとを含む電解質補給装置
により、前記マトリックスに電解質を補給するものにお
いて、電解質に対して親水性を有する繊維質充填材から
なり、前記補給管吐出側の前記補給タンクの液面より低
い部分を残して補給管内に充填された液切れ防止手段を
備えてなるものとする。
に、この発明によれば、単位セル複数層の積層体からな
るマトリックス型燃料電池の各単位セルが少なくとも一
方の電極の電極基材層にマトリックスに連通するよう形
成された電解質の補給通路を備え、この補給通路に吐出
端側が連結された電解質の補給管と、この補給管の吸入
端側に連結され前記補給通路より高い位置に電解質の液
面を有する電解質の補給タンクとを含む電解質補給装置
により、前記マトリックスに電解質を補給するものにお
いて、電解質に対して親水性を有する繊維質充填材から
なり、前記補給管吐出側の前記補給タンクの液面より低
い部分を残して補給管内に充填された液切れ防止手段を
備えてなるものとする。
【0010】また、液切れ防止手段としての繊維質充填
材が、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束か
らなるものとする。さらに、補給管がサイフォン状に形
成され、その吸入端側が補給タンク内の電解質の液面上
から電解質内に挿入されてなるものとする。
材が、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束か
らなるものとする。さらに、補給管がサイフォン状に形
成され、その吸入端側が補給タンク内の電解質の液面上
から電解質内に挿入されてなるものとする。
【0011】
【作用】この発明の構成において、補給管内の液切れ防
止手段として、電解質に対して親水性を有する繊維質充
填材を、補給管吐出側の補給タンクの液面より低い部分
を残して補給管内に充填するよう構成したことにより、
サイホン状の補給管の立ち上がり部分では充填された親
水性の繊維質充填材の毛細管現象によ吸い上げ作用によ
り液切れを生ずることなく補給タンク内の電解質を移送
でき、また繊維質充填材が充填されていない補給管の立
ち下がり部分ではこの部分を満たす電解質の水頭差によ
り低抵抗で電解質を移送できるので、全体として水頭差
方式で液切れを生ずることなく円滑にマトリックスに電
解質を補給する機能が得られる。また、補給管内への繊
維質充填材の挿入長さが短縮された分その挿入作業を省
力化,省時間化する機能が得られる。
止手段として、電解質に対して親水性を有する繊維質充
填材を、補給管吐出側の補給タンクの液面より低い部分
を残して補給管内に充填するよう構成したことにより、
サイホン状の補給管の立ち上がり部分では充填された親
水性の繊維質充填材の毛細管現象によ吸い上げ作用によ
り液切れを生ずることなく補給タンク内の電解質を移送
でき、また繊維質充填材が充填されていない補給管の立
ち下がり部分ではこの部分を満たす電解質の水頭差によ
り低抵抗で電解質を移送できるので、全体として水頭差
方式で液切れを生ずることなく円滑にマトリックスに電
解質を補給する機能が得られる。また、補給管内への繊
維質充填材の挿入長さが短縮された分その挿入作業を省
力化,省時間化する機能が得られる。
【0012】一方、液切れ防止手段としての繊維質充填
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性を利用して液切れ防止性
能の高い電解質補給装置を得ることができる。
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性を利用して液切れ防止性
能の高い電解質補給装置を得ることができる。
【0013】さらに、サイフォン状の補給管の吸入端側
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入す
るよう構成すれば、補給管をタンクの底部に連結する場
合生じやすい液漏れを阻止できるので、ことに加圧送液
方式の電解質補給装置における装置の信頼性を高める機
能が得られる。
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入す
るよう構成すれば、補給管をタンクの底部に連結する場
合生じやすい液漏れを阻止できるので、ことに加圧送液
方式の電解質補給装置における装置の信頼性を高める機
能が得られる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になるマトリックス型燃料
電池の電解質補給装置を模式化して示す断面図であり、
従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すことに
より、重複した説明を省略する。図において、電解質補
給装置20は電解質の補給タンク12と、液切れ防止手
段25を内蔵する補給管21とで構成され、補給管21
の吐出端21Bが各単位セルの電解質補給通路7に,吸
入端21Aが電解質溜め13の液面L1 の上方から電解
質溜めの底部近くにまで挿入される。
る。図1はこの発明の実施例になるマトリックス型燃料
電池の電解質補給装置を模式化して示す断面図であり、
従来技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すことに
より、重複した説明を省略する。図において、電解質補
給装置20は電解質の補給タンク12と、液切れ防止手
段25を内蔵する補給管21とで構成され、補給管21
の吐出端21Bが各単位セルの電解質補給通路7に,吸
入端21Aが電解質溜め13の液面L1 の上方から電解
質溜めの底部近くにまで挿入される。
【0015】また、液切れ防止手段25は電解質として
のりん酸に対する耐腐食性と親水性とに優れたカ−ボン
繊維,フェノ−ル繊維等の導電性繊維の束として形成さ
れ、補給管21の吸入端21Aから、吐出側立ち下がり
部の電解質溜めの液面レベルL1 より高いL2 レベルま
での範囲に充填され、全体に電解質を含浸することによ
り、L2 レベルから吐出端21Bにかけての補給管21
の立ち下がり部分は気泡を含まない電解質9で満たさ
れ、電解質溜めの液面レベルL1 とマトリックス3との
高さの差Hに相応する電解質9の水頭差HDが加わるよ
う構成される。なお、図では隣接する単位セルの補給管
毎に電解質溜め13A,13B等を設けた場合を例に示
したが、単位セル2の厚みが薄いので、単位セル間の水
頭差が電解質溜めとの水頭差Hに対して無視できる程度
であれば、数層の単位セルの補給管の吸入端を纏めて1
つの電解質溜めに挿入するよう構成してもよい。
のりん酸に対する耐腐食性と親水性とに優れたカ−ボン
繊維,フェノ−ル繊維等の導電性繊維の束として形成さ
れ、補給管21の吸入端21Aから、吐出側立ち下がり
部の電解質溜めの液面レベルL1 より高いL2 レベルま
での範囲に充填され、全体に電解質を含浸することによ
り、L2 レベルから吐出端21Bにかけての補給管21
の立ち下がり部分は気泡を含まない電解質9で満たさ
れ、電解質溜めの液面レベルL1 とマトリックス3との
高さの差Hに相応する電解質9の水頭差HDが加わるよ
う構成される。なお、図では隣接する単位セルの補給管
毎に電解質溜め13A,13B等を設けた場合を例に示
したが、単位セル2の厚みが薄いので、単位セル間の水
頭差が電解質溜めとの水頭差Hに対して無視できる程度
であれば、数層の単位セルの補給管の吸入端を纏めて1
つの電解質溜めに挿入するよう構成してもよい。
【0016】このように構成されたマトリックス型燃料
電池の電解質補給装置において、運転中の電解質の飛散
によってマトリックス3中の電解質が不足すると、電解
質溜め13中の電解質9が補給管21内を移動して不足
分を補給することになるが、その際補給管21の吸入端
側の立ち上がり部では液切れ防止手段25の毛細管現象
により電解質が吸い上げられ、液切れを生ずることなく
管内を電解質が移送され、吐出側の立ち下がり部では電
解質の水頭差HDにより電解質が低抵抗状態で管内を移
送される。
電池の電解質補給装置において、運転中の電解質の飛散
によってマトリックス3中の電解質が不足すると、電解
質溜め13中の電解質9が補給管21内を移動して不足
分を補給することになるが、その際補給管21の吸入端
側の立ち上がり部では液切れ防止手段25の毛細管現象
により電解質が吸い上げられ、液切れを生ずることなく
管内を電解質が移送され、吐出側の立ち下がり部では電
解質の水頭差HDにより電解質が低抵抗状態で管内を移
送される。
【0017】したがって、水頭差方式で補給管内に液切
れを生ずることなく円滑にマトリックスに電解質を補給
でき、液切れによる電解質の供給渋滞とこれに起因する
燃料電池の発電性能の低下を防止できる。また、補給管
内への繊維質充填材の挿入長さが短縮された分その挿入
作業を省力化,省時間化でき、装置の製造コストを低減
できる利点が得られる。さらに、補給タンク12内を加
圧状態とすれば、一層効率よく電解質を補給できる利点
が得られる。
れを生ずることなく円滑にマトリックスに電解質を補給
でき、液切れによる電解質の供給渋滞とこれに起因する
燃料電池の発電性能の低下を防止できる。また、補給管
内への繊維質充填材の挿入長さが短縮された分その挿入
作業を省力化,省時間化でき、装置の製造コストを低減
できる利点が得られる。さらに、補給タンク12内を加
圧状態とすれば、一層効率よく電解質を補給できる利点
が得られる。
【0018】一方、液切れ防止手段としての繊維質充填
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性および耐腐食性を利用し
て液切れ防止性能および信頼性の高い電解質補給装置を
得ることができる。
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性および耐腐食性を利用し
て液切れ防止性能および信頼性の高い電解質補給装置を
得ることができる。
【0019】さらに、サイフォン状の補給管の吸入端側
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入し
たことにより、補給管をタンクの底部に連結する場合生
じやすい液漏れを阻止できるので、ことに加圧送液方式
の電解質補給装置における装置の信頼性を高める機能が
得られる。
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入し
たことにより、補給管をタンクの底部に連結する場合生
じやすい液漏れを阻止できるので、ことに加圧送液方式
の電解質補給装置における装置の信頼性を高める機能が
得られる。
【0020】
【発明の効果】この発明は前述のように、サイホン状の
補給管内の液切れ防止手段として、電解質に対して親水
性を有する繊維質充填材を、補給管吐出側の補給タンク
の液面より低い部分を残して補給管内に充填するよう構
成した。その結果、サイホン状の補給管の立ち上がり部
分では充填された親水性の繊維質充填材の毛細管現象に
よる電解質の吸い上げ作用により、また繊維質充填材が
充填されていない補給管の立ち下がり部分ではこの部分
を満たす電解質の水頭差により低抵抗で電解質を移送で
きるので、全体として水頭差方式で液切れを生ずること
なくマトリックスに円滑に電解質を補給できるととも
に、補給管内への繊維質充填材の挿入長さが短縮された
分その挿入作業を省力化,省時間化できるので、液切れ
防止機能に優れたマトリックス型燃料電池の電解質補給
装置を経済的にも有利に提供することができる。
補給管内の液切れ防止手段として、電解質に対して親水
性を有する繊維質充填材を、補給管吐出側の補給タンク
の液面より低い部分を残して補給管内に充填するよう構
成した。その結果、サイホン状の補給管の立ち上がり部
分では充填された親水性の繊維質充填材の毛細管現象に
よる電解質の吸い上げ作用により、また繊維質充填材が
充填されていない補給管の立ち下がり部分ではこの部分
を満たす電解質の水頭差により低抵抗で電解質を移送で
きるので、全体として水頭差方式で液切れを生ずること
なくマトリックスに円滑に電解質を補給できるととも
に、補給管内への繊維質充填材の挿入長さが短縮された
分その挿入作業を省力化,省時間化できるので、液切れ
防止機能に優れたマトリックス型燃料電池の電解質補給
装置を経済的にも有利に提供することができる。
【0021】また、液切れ防止手段としての繊維質充填
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性および耐腐食性を利用し
て液切れ防止性能が高く信頼性に優れた電解質補給装置
を備えたマトリックス型燃料電池を提供することができ
る。
材を、電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束と
しても、補給管の単位セル側に電解質のみの部分が介在
することにより補給管内に導電路が形成されることを阻
止できるので、マトリックス型燃料電池の絶縁性能を阻
害することなく、カ−ボン繊維やフェノ−ル繊維などの
導電性繊維の持つ優れた親水性および耐腐食性を利用し
て液切れ防止性能が高く信頼性に優れた電解質補給装置
を備えたマトリックス型燃料電池を提供することができ
る。
【0022】さらに、サイフォン状の補給管の吸入端側
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入す
るよう構成すれば、補給管をタンクの底部に連結する従
来技術で問題とされた連結部における液漏れを回避でき
るので、ことに加圧送液方式の電解質補給装置における
装置の信頼性向上効果が得られる。
を補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に挿入す
るよう構成すれば、補給管をタンクの底部に連結する従
来技術で問題とされた連結部における液漏れを回避でき
るので、ことに加圧送液方式の電解質補給装置における
装置の信頼性向上効果が得られる。
【図1】この発明の実施例になるマトリックス型燃料電
池の電解質補給装置を模式化して示す断面図
池の電解質補給装置を模式化して示す断面図
【図2】マトリックス型燃料電池における従来の電解質
補給装置を模式化して示す断面図
補給装置を模式化して示す断面図
1 マトリックス型燃料電池 2 単位セル 3 マトリックス 4 燃料電極 5 空気電極 6 セパレ−ト板 7 電解質の補給通路 9 電解質 10 電解質補給装置 11 補給管 12 補給タンク 13 電解質溜め 15 親水性繊維 20 電解質補給装置 21 補給管 21A 吸入端 21B 吐出端 25 液切れ防止手段(親水性,導電性の繊維の束) H 高度差 HD 水頭差
Claims (3)
- 【請求項1】単位セル複数層の積層体からなるマトリッ
クス型燃料電池の各単位セルが少なくとも一方の電極の
電極基材層にマトリックスに連通するよう形成された電
解質の補給通路を備え、この補給通路に吐出端側が連結
された電解質の補給管と、この補給管の吸入端側に連結
され前記補給通路より高い位置に電解質の液面を有する
電解質の補給タンクとを含む電解質補給装置により、前
記マトリックスに電解質を補給するものにおいて、電解
質に対して親水性を有する繊維質充填材からなり、前記
補給管吐出側の前記補給タンクの液面より低い部分を残
して補給管内に充填された液切れ防止手段を備えてなる
ことを特徴とするマトリックス型燃料電池の電解質補給
装置。 - 【請求項2】液切れ防止手段としての繊維質充填材が、
電解質に対して親水性を有する導電性繊維の束からなる
ことを特徴とする請求項1記載のマトリックス型燃料電
池の電解質補給装置。 - 【請求項3】補給管がサイフォン状に形成され、その吸
入端側が補給タンク内の電解質の液面上から電解質内に
挿入されてなることを特徴とする請求項1記載のマトリ
ックス型燃料電池の電解質補給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189777A JPH0636787A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | マトリックス型燃料電池の電解質補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189777A JPH0636787A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | マトリックス型燃料電池の電解質補給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636787A true JPH0636787A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16247032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4189777A Pending JPH0636787A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | マトリックス型燃料電池の電解質補給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636787A (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4189777A patent/JPH0636787A/ja active Pending
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