JPH0636820U - 押釦スイッチカバ−部材成形用金型 - Google Patents
押釦スイッチカバ−部材成形用金型Info
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- JPH0636820U JPH0636820U JP8068492U JP8068492U JPH0636820U JP H0636820 U JPH0636820 U JP H0636820U JP 8068492 U JP8068492 U JP 8068492U JP 8068492 U JP8068492 U JP 8068492U JP H0636820 U JPH0636820 U JP H0636820U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 押釦スイッチカバ−部材の接点部形成側の金
型2の表面がキ−トップ部形成側の金型1の表面より粗
面に形成された押釦スイッチカバ−部材成形用金型。 【効果】 弾性ゴム材料の異形の押釦スイッチカバ−部
材が金型を開いた時、すべて接点部形成側金型に密着
し、金型からの取り外しを容易且つ安全に効率良く行う
ことができ、高い歩留まりが達成されるので、長期にわ
たって優れた生産性が得られ、従来の金型に比べて遥か
に高い工業的価値を有する。
型2の表面がキ−トップ部形成側の金型1の表面より粗
面に形成された押釦スイッチカバ−部材成形用金型。 【効果】 弾性ゴム材料の異形の押釦スイッチカバ−部
材が金型を開いた時、すべて接点部形成側金型に密着
し、金型からの取り外しを容易且つ安全に効率良く行う
ことができ、高い歩留まりが達成されるので、長期にわ
たって優れた生産性が得られ、従来の金型に比べて遥か
に高い工業的価値を有する。
Description
【0001】
本考案は、成形用金型に関し、特に、改善された成形性を有する押釦スイッチ カバ−部材成形用金型に関するものである。
【0002】
通常、押釦スイッチカバ−部材は、指を触れるキ−トップ部とこれを保持する ベ−ス部とから構成され、該キ−トップ部は指の押圧による伝達に好適な強度及 び硬さを有する、例えば、角柱,角錐,円柱あるいは円錐等の形状に形成され、 そのキ−トップ部の下面には下方に僅かに突出状に形成された接点部が、また、 該キ−トップ部は、その下面の周縁部が前記ベ−ス部と接合一体化され保持され ている。しかして、柱状のキ−トップ部本体は、通常、高さが2〜8mm程度、よ り多くは、3〜7mm程度、また径あるいは一辺が5〜20mm程度の塊状部材であっ て、その底面には、例えば、径がその底面より小さい2〜4mm、下方への突出高 さが0.5〜0.9mmの接点部が中央部に一体に形成されて成るものである。
【0003】 このような押釦スイッチカバ−部材を製造するための成形用金型は、該カバ− 部材の上面側と下面側の形状に対応する表面がそれぞれ形成された二つの割り金 型を用いて、そのキャビティに材料を圧入形成される。キ−トップ部形成側の上 金型にはキ−トップ部に対応する深い凹部が形成され、これと組み合わされる接 点部形成側下金型には接点部の凸形状に対応する浅い凹部が形成されると共に、 キ−トップの下端面の周縁には、比較的薄いベ−ス部材が一体に接合するような キャビティが両金型間に形成されている。
【0004】 従来、このような押釦スイッチカバ−部材は、シリコ−ンゴム,天然ゴム,E PDMやNBR等の未加硫ゴム材料を接点部形成側の下金型とキ−トップ部形成 側の上金型とで形成される割型のキャビティ内に射出成形又はトランスファ成形 によって製造されている。しかし、このような割り金型による成形では、上記の ようなカバ−部材の形状の特異性から、割り金型を開いたとき、成形物が常にキ −トップ表面側の金型に付着し、これを金型から引き離す操作が厄介で人手を要 し、場合によっては、その型離れが悪いために強度的に引っ張ると弱いド−ム部 等が破損するなどの不都合が生ずる欠点があった。
【0005】 このようなキ−トップ部側形成側金型からの型離れ不良を解消ないし軽減する 方法として、従来、例えば、界面活性剤系,シリコ−ン系や弗素系等の離型剤 をキ−トップ部形成側金型のみ又は多めに塗布する方法、キ−トップ部形成側 金型の表面に離型性のよい弗素系樹脂層を塗布形成させた金型と接点部形成側金 型の表面をクロムめっき又はニッケルめっきした金型を組み合わせる方法あるい は、押釦スイッチ用カバ−部材の接点形成用突状部の側面が、その接点部の底 面に対して50〜80゜の範囲内の角度に傾斜させ下方に開いた突状部を形成する凹 部を備えた下金型を使用する方法が行われた。
【0006】 しかし、の方法の場合には、成形品に離型剤が付着するのでこれを除去しな ければならず、例えば、洗浄等の余分な操作が必要であった。また、の方法で は、キ−トップ部成形側表面に塗布形成した弗素系樹脂が極めて柔らかい素材で あるため比較的短期間に磨滅するので、再度塗布しなければならないという欠点 があった。更に、の方法の場合には、キ−トップ部形成側金型の型離れが不充 分であったり、金型を開いたとき成形品が破れ易く歩留まりを低下させるなどの 問題があった。
【0007】
従って、本考案の課題は、特にキ−トップ部形成側の金型からの成形品の離型 性の良好な押釦スイッチカバ−部材成形技術を提供することにある。また、他の 課題は、高い生産性と歩留まりで工業的に有利な押釦スイッチカバ−部材製造用 金型を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本考案は、押釦スイッチのカバ−部材成形用金型において、該カバ −部材の接点部形成側の金型の表面をキ−トップ部形成側の金型の表面より粗面 に形成して成る押釦スイッチカバ−部材成形用金型の組合せを提案するもので、 特に、成形後に金型を開いたとき、成形された弾性成形材料がキ−トップ部形成 側の金型に密着せず接点部形成側の金型の表面に残るように、その接点部形成側 の金型表面を適度の粗さに形成することに技術的特徴がある。
【0009】 本考案の金型によって成形される押釦スイッチのカバ−部材形成用材料は、前 記したような弾性ゴム材料類が好適に用いられるが、例えば、シリコ−ンゴムに 代表されるような耐候性の優れたものが特に好ましく用いられる。それらの材料 中には、通常知られた加硫触媒やその他の各種添加剤の適量が配合される。
【0010】 本考案に係る特異形状の押釦スイッチカバ−部材は、対応するキャビティを有 する割り金型によって成形されるが、接点部形成側下金型の表面粗さをキ−トッ プ部形成側上金型の表面より充分粗面に形成させることが重要である。両金型の 表面粗度は、例えば、成形品の最大のキ−の彫り込み部分のキ−トップ部形成側 の金型の単位領域の表面積と接点部形成側の金型の同様の表面積とで対比される が、通常、それら表面積の粗度の対比として、成形品の上金型からの望ましい型 離れ状態により、経験的にあるいはいくつかの簡単な実験によって金型の対比粗 度を容易に決定することができる。
【0011】 そのような粗面の形成は、例えば、砂,川砂,鋳鉄グリット,スチ−ルグリッ ト,カットワイヤ−,アルミナグリット,炭化珪素グリットあるいはスラググリ ット等をブラスト材として平滑に仕上げられた金型表面に吹付けて粗面にする方 法が有利に採用される。それらの粒形は各種の粒度範囲に篩い分けられ、所望の 粗面形成に応じてブラスト材及び粒形が選択使用される。また、それらの吹付け は、例えば、遠心式ブラスト装置,吸引式ブラスト装置あるいは加圧式ブラスト 装置等の従来知られた装置を好都合に利用することができる。
【0012】 成形品の最大キ−におけるキ−トップ部形成側の金型と接点部形成側の金型の 彫込み部の表面の比率とブラスト材のサイズを下掲表1に示す。
【表1】 最大キ−の金型表面積比率 ブラスト材の粒度 キ−トップ部側(X) 接点部側 キ−トップ部側 接点部側 X < 1 1 ♯ 100 ♯ 100 1 < X < 50 1 ♯ 100 ♯ 80 50 ≦ X < 65 1 ♯ 100 ♯ 60 65 ≦ X < 80 1 ♯ 100 ♯ 40 80 ≦ X 1 従来の公知の方法と併用する必要あり
【0013】 本考案の金型は、上記のような内表面の実表面積の差のあるものを組み合わせ 使用され、接合したその上下両金型のキャビティに弾性材料を射出成形又はトラ ンスファ成形されて押釦スイッチカバ−部材が離型性良く製造される。そのよう な金型表面の粗度の差は、材料に応じて経験的に、あるいは簡単な実験によって 最適な組合せを容易に決定することができる。
【0014】 次に、本考案の金型を添付図面により、更に詳細に説明する。 図1は、本考案の金型の一例のキャビティ部の模式的部分断面図である。 図において、押釦スイッチ用カバ−部材のキ−トップ部形成側の金型1の表面 は、接点部形成側の金型2の表面に比べて粗面に形成され、両表面によって形成 される空隙3が押釦スイッチ用カバ−部材に対応するキャビティを構成する。キ −トップ部形成側の金型1の表面部には、キ−トップ部形成用凹部4があり、ま た、接点部形成側の金型2の表面部には、接点部形成用の凹部5が設けられてい る。更に、キ−トップ部の下部周縁は押釦スイッチベ−ス6とド−ム部7で一体 に接合されている。
【0015】
本考案の金型は、弾性成形材料による押釦スイッチ用カバ−部材が、型離れ良 く成形されるので製造効率が優れ、更に高い歩留まりが得られるので、工業的に 極めて有利である。
【0016】
実施例 1及び比較例 1,2 図1に示すような金型を用いて押釦スイッチ用カバ−部材を成形した。カバ− 部材のキ−トップ部形成側金型の表面及び接点部形成側金型の表面を共にクロム めっきし、両表面をブラスト加工した。ブラスト加工は、最大キ−におけるキ− トップ部形成側金型の彫込み部表面積が1,597cm2、接点部形成側金型の彫込み部 表面積が25cm2である金型に吸引式ブラスト装置で鋳鉄グリットをブラスト材と し、キ−トップ部形成には♯100を、また接点部形成には♯60を用いて、粗面化 した組合せ金型で射出成形した。
【0017】 比較のために、従来の前記の方法でキ−トップ部形成側、接点部形成側の両 面ともクロムめっきを施し、離型剤・ダイフリ−(ダイキン工業社製)をキ−ト ップ部形成側金型に塗布しながら成形作業を行った場合(比較例1)、及び従来 の前記の方法でキ−トップ部形成側の金型にカニフロンめっき(日本カニゼン 社製の弗素樹脂系めっき)を施し、接点部形成側金型にはクロムめっきを施した 金型で成形作業を行った場合(比較例2)とで、それぞれ1000ショット成形を行 い成形状態を比較した。
【0018】 その結果、本考案の金型を用いた場合には、金型を開いた時、常に、成形品が 接点部形成側の金型に密着し、成形品はその接点部形成側金型から容易に離型さ せることができた。その金型を開いた時の接点部形成側金型への密着率は100% であった。また、従来法の方法は、1ショット目から成形品がキ−トップ部側 金型に密着し、従って、接点部形成側金型への密着率は0%で、その型離れは困 難であった。更に、従来法は、300ショットまでは成形品が接点部形成側の金 型に密着したが、それ以上では、キ−トップ部側金型に密着する傾向が見られ、 満足し得る結果は得られなかった。
【0019】
本考案の金型によれば、弾性ゴム材料の異形の押釦スイッチカバ−部材が金型 を開いた時、すべて接点部形成側金型に密着し、金型からの取り外しを容易且つ 安全に効率良く行うことができ、高い歩留まりが達成されるので、長期にわたっ て優れた生産性が得られ、従来の金型に比べてその工業的価値は遥かに高い。
【図1】本考案の金型の一例のキャビティ部の模式的部
分断面図である。
分断面図である。
1 キ−トップ部形成側の金型 2 接点部形成側の金型 3 空隙(キャビティ) 4 キ−トップ部形成用凹部 5 接点部形成用の凹部 6 押釦スイッチベ−ス 7 ド−ム部
Claims (1)
- 【請求項1】押釦スイッチのカバ−部材成形用金型にお
いて、該カバ−部材の接点部形成側の金型の表面をキ−
トップ部形成側の金型の表面より粗面に形成して成る押
釦スイッチカバ−部材成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068492U JPH0636820U (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 押釦スイッチカバ−部材成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068492U JPH0636820U (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 押釦スイッチカバ−部材成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636820U true JPH0636820U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13725172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8068492U Pending JPH0636820U (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 押釦スイッチカバ−部材成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636820U (ja) |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP8068492U patent/JPH0636820U/ja active Pending
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