JPH0636863B2 - 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 - Google Patents

噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法

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JPH0636863B2
JPH0636863B2 JP33511590A JP33511590A JPH0636863B2 JP H0636863 B2 JPH0636863 B2 JP H0636863B2 JP 33511590 A JP33511590 A JP 33511590A JP 33511590 A JP33511590 A JP 33511590A JP H0636863 B2 JPH0636863 B2 JP H0636863B2
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spray
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則行 山田
英一 安部
博 立山
修 石橋
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工業技術院長
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、徐放性の医薬,農薬または肥料として有効に
活用するためのコーティング方法に関するものである。
<従来の技術> これまで徐放性の薬剤を噴霧乾燥法で製造することはい
くつか試みられてきたが、それらの方法では徐放性が十
分でなかったり、あるいは大量の膜物質を必要としてい
た。そのため噴霧乾燥法によるコーティング法はあまり
注目されなかった。
<発明が解決しようとする課題> 薬剤としての有効成分から成る微細な一次粒子をそのま
ま高分子溶液と混合した懸濁液を噴霧乾燥する従来方法
では、少量の高分子物質では単に造粒されるのみでコー
ティングすることはできないため、除放性の粒子を作る
ためには大量の高分子物質が必要となる欠点があった。
本発明では、上記の欠点を解決し、優れた除放性の医
薬,農薬または肥料として活用できるコーティング粒子
を得る方法を提供することを目的とするものである。
<課題を解決する為の手段> 上記本発明の目的は次の如き手段を採用することにより
達成できる。即ち、医薬,農薬あるいは肥料としての有
効成分を素材とする微粒子から成る一次粒子を、より小
さい例えばコロイダルシリカ等の微粒子で噴霧乾燥法に
より被覆して二次粒子を形成させ、この二次粒子を成膜
性の高分子物質を含む溶液と混合して懸濁液を作り、こ
の懸濁液を噴霧乾燥することにより、高品質のコーティ
ング粒子を製造する方法である。
なお、このとき二次粒子を適当な粒度に整粒しておけば
単一粒子のコーティング粒子を得ることができるもので
ある。
<作用> 本発明の方法では、懸濁粒子である二次粒子はほとんど
造粒されることなく、粒子に付着した高分子溶液が乾燥
された球状のコーティング粒子となる。
<実施例> 以下本発明をその実施例及び比較例を示し乍ら詳述す
る。
実施例1 この実施例は、塩基性炭酸マグネシウム(約2μm)を
トレーサー粒子として含む炭化ケイ素(3μm)からな
る一次粒子を、コロイダルシリカを、バインダーとして
噴霧造粒し二次粒子とした。この二次粒子の顕微鏡写真
(倍率1800倍)を第1図に示す。この例の場合バインダ
ーとしてのコロイダルシリカの量が少ないためその表面
は多孔質で、平均細孔径は約1μmである。この二次粒
子(149μm以下)30重量部を、6.3 %のエチルセルロ
ース溶液(10cP品)100重量部と混合して得られた懸濁
液を噴霧乾燥した製品の溶出試験の結果を第2図に示
す。
溶出試験は、製品0.2gをpH2の緩衝溶液500ml に浮遊懸
濁させ、溶出したMgイオンを経時的に原子吸光分光度計
により測定するというものである。
この例の場合かなりの徐放性(44μm以下の製品の場
合、全溶出量の50%が溶出する時間=約20分, 149μm
以下の場合約60分)を示しており、二次粒子とすること
が有効であることが分かる。また、二次粒子が造粒され
ることにより徐放性が改善されることが若かる。
実施例2 この実施例は、上記実施例1に於けるコロイダルシリカ
の混合割合を増加させたもので第3図の顕微鏡写真(倍
率1800倍)に示すように滑らかな表面の二次粒子とな
る。この二次粒子は平均細孔径が0.1μmであって、微
細な細孔を形成しているが、このままでは徐放性はほと
んど示さない。この二次粒子30重量部を6.3 %のメチル
セルロース溶液100 重量部と混合して得られた懸濁液を
噴霧乾燥した製品の溶出試験の結果を第4図に示す。こ
の製品の場合、全溶出全量の50%が溶出する時間は約60
分であり、表面が滑らかにすると徐放性が改善されるこ
とが分かる。
実施例3 この実施例は上記実施例2の二次粒子を20−44μmにふ
るい分けて、この粒子を噴霧乾燥法によりコーティング
したもので、その製品の粒度分布と粒度毎の溶出時間を
第1表に示す。ただし二次粒子30重量部に対し、10%の
エチルセルロース溶液30重量部で噴霧乾燥を行った。こ
の結果から、造粒のあまり無い単粒子コーティングが得
られていることおよび懸濁液の濃度を上げることによ
り、優れた徐法特性を示すことが分かる。
比較例 この比較例は、一次粒子として市販の研磨剤である不二
見研磨剤工業(株)の炭化けい素(約3μm)とトレーサ
ーとしての炭酸マグネシウム(約2μm)の混合物を用
いて、二次粒子を形成させることなく、一次粒子を直接
高分子溶液と混合して得られる懸濁液を噴霧乾燥して得
た場合のものである。高分子溶液としてはエチルセルロ
ース(10cP)をアルコールに溶解したもので、その濃度
は10%である。この溶液100 重量部に対し、一次粒子50
重量部である。乾燥温度は80℃である。噴霧乾燥の結果
得られた製品の粒度分布を第2表に示す。表より明らか
なようにこの比較例では一次粒子は造粒していことがわ
かる。またコーティングの完全さの指数として酸性水溶
液中での炭酸マグネシウムの溶出挙動を調べた。
粒度が44−74μmの製品の溶出試験の結果を第5図に示
す。図より明らかなようにいくらか徐放性を示すものの
その性能は不十分である。
<発明の効果> 以上述べて来た如く、本発明によれば有効成分である微
粒子を噴霧乾燥法により表面の比較的滑らかな二次粒子
となし、さらにこの粒子を噴霧乾燥法により膜形成能の
ある高分子を用いてコーティングすることで徐放性に優
れた単粒子コーティング粒子を製造することができる。
このようにな粒子は医薬,農薬または肥料として有効利
用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の二次粒子の粒子構造を示す
顕微鏡組織写真、第2図は同実施例1に於ける製品の徐
放特性を示すグラフ、第3図は同実施例2の二次粒子の
粒子構造を示す顕微鏡組織写真、第4図は同実施例2に
於ける製品の徐放特性を示すグラフ、第5図は比較例に
於ける44〜74μmの製品の溶出試験結果を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 2/04 13/04 C05G 3/00 101 7537−4H (72)発明者 石橋 修 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 九 州工業技術試験所内 (56)参考文献 特開 昭52−50873(JP,A) 特開 平3−278830JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医薬,農薬あるいは肥料としての有効成分
    を素材とする微粒子から成る一次粒子を、噴霧乾燥法に
    より超微粒子で被覆して二次粒子を形成させ、該二次粒
    子を成膜性の高分子を含む溶液中に懸濁させ、これを再
    度噴霧乾燥することを特徴とする微粒子のコーティング
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法に於いて、二次粒子
    を適当な粒度に整粒しておくことにより、単粒子コーテ
    ィングを得ることを特徴とする微粒子のコーティング方
    法。
JP33511590A 1990-11-29 1990-11-29 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 Expired - Lifetime JPH0636863B2 (ja)

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JPH04200628A JPH04200628A (ja) 1992-07-21
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