JPH0637059B2 - ゴムホースの加硫装置 - Google Patents

ゴムホースの加硫装置

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JPH0637059B2
JPH0637059B2 JP1291086A JP29108689A JPH0637059B2 JP H0637059 B2 JPH0637059 B2 JP H0637059B2 JP 1291086 A JP1291086 A JP 1291086A JP 29108689 A JP29108689 A JP 29108689A JP H0637059 B2 JPH0637059 B2 JP H0637059B2
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vulcanization
furnace
mandrel
rubber hose
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Inventor
勇夫 藤沢
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帝都ゴム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴムホースの加硫装置に関する。
(従来の技術) 従来、未加硫のゴムホースを加硫するには、加硫缶に入
れ加圧蒸気を導入して行うことが多いが、このような方
法は、バツチ式であるため作業性が良くなく、少ロツト
の生産品ではコストがかかる欠点があつた。また、常圧
の熱空気を用いて連続的に加硫することも提案されてい
るが、特に補強繊維層を有するゴムホースのような場合
にはそのような方法を採用することがむずかしかつた。
すなわち、上記ホースの場合、常圧の熱空気の温度を、
必要とされる加硫温度に設定すると、表面側から加硫が
始まり、また補強繊維層に含まれたエアやゴム層に含ま
れている各種物質がガス化して気泡となり、発泡現象を
生じて不良品となつてしまう。また、熱空気の温度をガ
ス化温度よりも低い温度で長時間かけて処理することも
考えられるが、そのような方法では装置が大型化し実用
的ではない。
(発明の解決課題) 本発明の目的は、上記のような実情に鑑み、補強層を有
する天然ゴム、合成ゴムその他のゴムホース等を、ゴム
層や補強層に気泡を発生させることなく常圧の熱空気で
加硫できるようにした加硫装置を提供することである。
(課題解決の手段) 本発明によれば、上記目的は、未加硫ゴムホースをマン
ドレルに挿入して常圧の熱空気中を移送し、該マンドレ
ルが通過する加熱区帯を少なくとも前段と後段に分け、
後段の加熱区帯を前段の加熱区帯より高い温度で加硫す
るようにした加硫装置により達成することができる。
上記加熱区帯の温度差は、各ゴム種に応じて最適条件に
設定されるが、30℃以上にすると好結果が得られる。
(作用) マンドレルに装着された未加硫ゴムホースは、加硫炉内
を移送中に、最初は加硫温度よりも低い温度の熱空気に
よつて加熱され、ゴム層や補強繊維層からの気泡の発生
はなく、その後加硫温度の熱空気により加熱される。上
記ゴム層の温度は、ゴムの加硫曲線とほぼ一致した昇温
カーブを描いて上昇し、短時間で加硫することができ
る。
(実施例) 以下実施例と共に説明する。
第1図は装置の斜視図、第2図は説明図を示している。
図において、加硫炉(1)は、密封可能な構造に形成さ
れ、内部に電熱ヒーターを設けて常圧の熱空気を循環さ
せるようになつている。該加硫炉(1)内は上下の加熱区
帯に分かれており、中間に隔壁(2)を有し、開口部には
上下に昇降する上段炉遮温シヤツター(3)と、左右に開
閉する下段炉遮温シヤツター(4)を設けてある。これら
のシヤツターは、油圧シリンダ、空気シリンダ、モータ
ーその他適宜の手段で手動され、マンドレル(5)が上記
開口部を通過するとき開き、常時は炉内を密封するよう
閉塞位置に動かされている。
上記加熱区帯に設けた加熱手段は、電熱ヒーター(6)と
該ヒーターからの発熱を熱風として流動させる循環フア
ン(7)を有し、熱空気が、第3図矢印方向に循環するよ
う案内板(8)及び整流板(9)を形成してある。該整流板
(9)の傾斜角度により炉内の温度分布が変化するので、
所望の状態にセツトすることが必要である。図におい
て、上記ヒーター及び循環フアンを組み合せた加熱手段
(10)…は、上段の加熱区帯及び下段の加熱区帯にそれぞ
れ7個所、合計14個所設け、各加熱手段に対応して炉
内に温度センサー(図示略)を設置して個々に制御でき
るようにしてある。上記複数の加熱手段を設けることに
より、各加熱手段により発生する熱空気に温度差を設け
ることができ、加熱区帯を複数のゾーンに区画すること
ができる。図においては、加熱区帯を前段と後段に分
け、下段炉(11)を前段の加熱区帯、上段炉(12)を後段の
加熱区帯とし、後段を前段より高い温度に設定してある
が、上記加熱手段を調整することにより中間の温度の加
熱区帯を設けたり、開口部に近い加熱手段を、炉内の熱
が逸散しないよう内方に隣接する加熱手段より高温にし
た加熱区帯を設けたり種々に構成することができる。ま
た、上記加熱区帯間には、エアカーテンを設けたり、上
記シヤツター(3),(4)と連動するシヤツターを設けても
よい(図示略)。
未加硫ゴムホース(13)を装着するマンドレル(5)は、該
ゴムホースを所望の形状に加硫できるよう種々の形状に
屈曲されており、第4図に示すように山形鋼等で形成し
た取付台(14)の側面に複数列起立状態で固定され、該取
付台(14)の両端にL形状の取付片(15)を固着してある。
上記マンドレルを保持して移送する移送手段は、搬送チ
エーンベルト(16)を用いているが、ロボツトその他の適
宜の搬送手段を用いることもできる。該チエーンベルト
(16)は加硫炉の両側に設けられ、炉内に存するスプロケ
ツト(17)と炉外に存するスプロケツト(18)間にわたつて
かけ渡され、図示を省いたモーターその他の間欠駆動装
置により適宜のタクトで間欠運動する。走行中のチエー
ンはレールその他の案内手段により垂れ下がらないよう
に支持され、両側のチエーン間にはステー(19)を取付け
てある(第4図)。該チエーンベルト(16)のリンクの側
方に突設したブラケツト(20)には、差込溝を有するホル
ダー(21)を固着してあり、該差込溝に上記取付台の取付
片(15)を差込み、ボルトその他の締着手段で着脱可能に
取付けてある。
第5図は、締着手段として好適に使用されるクランプ(2
2)を示してある。該クランプ(22)は、上記ホルダー(21)
の差込溝に挿入される基台(23)上に平面コ字状のフレー
ム(24)を形成し、該フレーム(24)に先端に押えボルト(2
5)を有する押えリンク(26)を枢着(27)し、該押えリンク
(26)の中間部に連結リンク(28)を枢着(29)し、(第6
図、第7図)、該連結リンク(28)の他端を、上記フレー
ム(24)に枢着(30)したハンドル(31)に枢着(32)してあ
る。該ハンドル(31)を起立させた状態(第6図)では、
上記押えリンク(26)の先端の押えボルト(25)は、上記取
付片(15)を締着し、上記取付台(14)を脱落しないように
保持している。第7図に示すように、上記ハンドル(31)
を転倒させると、上記押えボルト(25)は上方に移動さ
れ、取付片(15)は解放され、取付台(14)を取り出すこと
ができる。このように、上記クランプ(22)を用いると、
取付台(14)の移送手段への取付け、取外しがきわめて容
易かつ短時間に行うことができ、作業性が良い。
上記加硫炉(1)の開口部には、上記移送手段により加硫
炉から出たマンドレルに近接するための作業ステージ(3
3)を設けてある(第1図、第8図)。該作業ステージ(3
3)は、作業者が加硫済のゴムホースを抜き取つたり、未
加硫のゴムホースを挿入する作業をし易いように設けら
れている。挿入作業をするときシリコンオイルその他の
潤滑剤をマンドレルに塗布したり、滴下したりするが、
そのための受溝(34)を上部に形成し、前面に傾斜板(35)
を形成してある。上記作業ステージ(33)は、固定部(36)
と可動部(37)を有し、該可動部(37)は下方に軸受(38)を
設けて該軸受(38)がレール(39)上を摺動するようにして
ある。上記固定部(36)には油圧シリンダ(40)を設けてあ
り、該油圧シリンダ(40)のロツド(41)を上記可動部に連
結してある。そして、上記油圧シリンダ(40)により、上
記可動部(37)を、上記マンドレル(5)が移動するとき加
硫炉(1)から離れ、マンドレルの移動が停止していると
き加硫炉(1)に近づくように進退させている。このよう
に作業ステージを進退可能に設けることにより、作業者
は作業し易く、またマンドレルの移動に支障をきたすこ
ともない。なお、ゴムホースの着脱をロボツトで行うよ
うにすることもできる。
上記加熱区帯は、加硫するゴム材料の種類、製品の構造
等により加硫温度が設定されるが、例えばSBR,CR
等のゴム材料による実施例では下段炉(11)の加熱区帯を
約130℃、上段炉(12)の加熱区帯を約170℃に設定
し、両加熱区帯の温度差を30℃以上、好ましくは40
℃以上に調整し、内層ゴム層と外層ゴム層の間に補強繊
維層を設けたゴムホースを上記マンドレルに挿入して加
硫炉内を移送手段で循環させたところ、ゴム層及び補強
層から発泡することなく、約40分で加硫が完了した。
温度差を30℃よりも少なくすると発泡現象を生じた。
上記の如き製品では、上記下段炉(11)の加熱区帯を約1
40℃±10℃とし、上段炉(12)の加熱区帯を約190
℃±10℃とすると大体において発泡を生じないで加硫
できることが確かめられた。
上記移送手段は、多数のマンドレルを取付けた取付台(1
4)を支持して循環しているので、マンドレルの形状を種
々に変えた取付台を上記移送手段に取付けて同時に加硫
処理することができる。上記作業ステージに続いて後工
程を設けると、流れが簡素化し、加工リードタイムを短
縮できる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成され、無圧の熱空気による加
硫を、少なくとも前段と後段の加熱区帯に分け、前半低
温、後半高温で行い、トータル加硫時間を蒸気加硫の場
合よりも長くしゴム層の温度をゴムの加硫曲線とほぼ一
致した昇温カーブで上昇させることができるようにして
いるため、内層ゴムと外層ゴムの間に補強繊維層を有す
るゴムホースでも発泡現象を生ずるおそれがなく、ホー
ス内部と表面部の加硫密度差を少なくでき、物性、接着
力、破壊強度の優れた製品が得られる。また、加硫炉内
を上下の加熱区帯に分けて循環させるようにしたので、
温度差の管理が容易にでき、その上作業ステージを進退
可能に設けたから、マンドレルへのゴムホースの着脱作
業が安全かつ容易であり、上記マンドレルはホルダーに
簡単に着脱され多品種少量生産でも加硫炉内を循環する
マンドレルを交換すればよいので、大ロツト生産と同じ
コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は斜視図、第2図
は説明図、以下拡大して示し、第3図は縦断面図、第4
図は移送手段のホルダー部分の斜視図、第5図はクラン
プの斜視図、第6図はクランプで締着した状態の側面
図、第7図はハンドルを転倒した状態の側面図、第8図
は主として作業ステージの断面図である。 1……加硫炉、3……上段炉遮温シヤツター 4……下段炉遮温シヤツター、5……マンドレル 6……電熱ヒーター、7……循環フアン 10……加熱手段、11……下段炉、12……上段炉 21……ホルダー、22……クランプ 33……作業ステージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱空気を循環させる加硫炉を有し、該加硫
    炉内に未加硫ゴムホースを装着するマンドレルを保持し
    て移送する移送手段を設け、かつヒーターを有する複数
    の加熱手段を形成し、上記加硫炉は上下の加熱区帯に分
    かれ、上記移送手段は該上下の加熱区帯を循環し、上段
    の加熱区帯を下段の加熱区帯より高温に設定したことを
    特徴とするゴムホースの加硫装置。
  2. 【請求項2】上記加硫炉の開口部に、上記移送手段によ
    り加硫炉から出たマンドレルに近接するための作業ステ
    ージを設け、該作業ステージを上記マンドレルが移動す
    るとき上記加硫炉から離れマンドレルの移動が停止して
    いるとき近づくよう進退可能に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のゴムホースの加硫装置。
  3. 【請求項3】上記マンドレルを保持する移送手段は、ホ
    ルダーを有し、上記マンドレルの取付台は該ホルダーに
    差し込まれクランプで着脱可能に締着されている請求項
    1に記載のゴムホースの加硫装置。
JP1291086A 1989-11-10 1989-11-10 ゴムホースの加硫装置 Expired - Lifetime JPH0637059B2 (ja)

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