JPH0637106B2 - ゴム引布 - Google Patents

ゴム引布

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JPH0637106B2
JPH0637106B2 JP15707488A JP15707488A JPH0637106B2 JP H0637106 B2 JPH0637106 B2 JP H0637106B2 JP 15707488 A JP15707488 A JP 15707488A JP 15707488 A JP15707488 A JP 15707488A JP H0637106 B2 JPH0637106 B2 JP H0637106B2
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rubber
resistance
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cloth
rubberized
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幸成 文野森
尚彦 坂下
紀樹 北川
廣海 佐々木
康夫 的場
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Osaka Soda Co Ltd
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Daiso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は基布にゴム組成物を積層してなるゴム引布に関
するものであり、更に詳しくは、改善された透湿性,耐
候性を有し、耐熱性,耐寒性,耐摩耗性等をもバランス
よく併せ備えたゴム引布に関するものである。
(従来技術と発明が解決すべき課題) 従来、布生地の片面又は両面にゴムを塗布し、又は薄層
ゴムを貼り合せたゴム引布は公知であり、各種の袋,フ
レキシブルコンテナ,防水衣料,テント,ベルト,トラ
ック用幌或いは野積品覆い用シート等広い分野に使用さ
れている。そして、ゴム引布のゴム層には天然ゴムやイ
ソプレンゴム,スチレン−ブタジエンゴム(SBR),
クロルスルホン化ポリエチレンゴム(CSM),ポリウ
レタンゴム等が使用されている。
しかしこれら従来のゴム材料はゴム引布に要求される諸
特性を充分満足するものではなかった。
例えば防水衣料に用いた場合ゴム引布は防水の機能を発
揮するが、非透湿性でもあるため発汗による水分を外気
に放出できず、蒸れ易い等の欠点があり、またトラック
用幌やテントに用いた場合外気温が下がり従ってゴム引
布の温度も下がると、幌やテントの内側に含まれる水蒸
気がゴム引布内側表面に凝結して水滴となり、幌やテン
ト内の物品に落下してこれらを濡らしたり汚したりする
等の欠点があった。
更にゴム引布は一般に野外又はそれに近い環境で使用さ
れることが多く、このような場合には、耐水性,透湿性
の外に耐もみ性等の機械的強度,耐候性,着色安定性,
耐熱性,耐寒性,耐摩耗性,耐鉱油性,耐動植物油性等
をも併せ有することが要求される。しかしこれらの諸特
性にバランスよく応えることは従来のゴム材料では困難
であった。
(発明の目的) 本発明者らは前述の諸要求に応える新規のゴム引布を得
る目的で鋭意研究した結果この発明を完成させた。
(発明の構成) 本発明は、プロピレンオキシド,エチレンオキシド及び
アリルグリシジルエーテルを構成成分とし、その構成割
合が夫々50〜99モル%,40〜 0モル%及び10〜 1モル%
である二元若しくは三元共重合体ゴムを主成分とする組
成物が基布の少くとも一方の面に積層されて後加熱加硫
されてなることを特徴とするゴム引布を提供するもので
ある。
本発明に用いる二元若しくは三元共重合体ゴム及びそれ
を加硫し得ることは既知であるが、本発明のゴム引布に
特に適すること或いはその特性については記載も示唆も
されていない(例えば米国特許第 3135705号)。
本発明の共重合体ゴムを構成する上記プロピレンオキシ
ドは、ゴム引布の耐もみ性,耐候性,着色安定性,耐寒
性,耐水性,透湿性,耐鉱物油性,耐植物油性等の諸特
性を担っているものであり、上記エチレンオキシドはこ
れらに加えて特に優れた透湿性,耐鉱物油性,耐植物油
性等を付与するために導入される。またアリルグリシジ
ルエーテルは本発明共重合体ゴムの加硫サイトとして導
入されるものである。
本発明の共重合体ゴムにおいてプロピレンオキシド,エ
チレンオキシド及びアリルグリシジルエーテルの構成割
合は夫々50〜99モル%,40〜 0モル%及び10〜 1モル%
である。プロピレンオキシド90〜99モル%及びアリルグ
リシジルエーテル10〜 1モル%からなる二元共重合体ゴ
ムが使用可能であるが、プロピレンオキシド50〜89モル
%,エチレンオキシド40〜10モル%及びアリルグリシジ
ルエーテル10〜 1モル%からなる三元共重合体ゴムがよ
り好ましい。また所望により二元及び三元共重合体ゴム
を混合して用いることもできる。
上記共重合体ゴムにおいてプロピレンオキシドが50モル
%すなわちエチレンオキシドが40モル%を超えると耐水
性が低下し例えば雨水等によってゴム引布が膨潤し、且
つ重量が増大する等の問題を生ずる。またアリルグリシ
ジルエーテルが 1モル%未満では充分な架橋密度が得ら
れず、ゴム引布のベトツキ,耐油性の低下等を生ずる。
逆に10モル%を超えると架橋密度が高くなり過ぎ、ゴム
引布本来の柔軟性が失われる。
本発明共重合体ゴムの重合度は、ムーニー粘度表示でM
1+4 ( 100℃)20〜 100程度のものが好ましい。この
範囲を下回ると加工時にロール粘着が甚だしくなった
り、加硫物の物性が低下し易くなる。一方この範囲を上
回ると他の配合剤との混練加工性が低下する。
本発明共重合体ゴムの加硫用薬剤としては、公知の不飽
和ゴム用加硫用薬剤を用いることができる。このような
薬剤の例を挙げると、加硫剤としては硫黄,硫黄供与性
化合物,所謂樹脂加硫剤,所謂オキシム加硫剤等が挙げ
られ、これらと組合わせて使用される加硫促進剤として
は、硫黄化合物系促進剤,アミン系促進剤等が挙げら
れ、他に加硫遅延剤,更には加硫促進助剤となる金属化
合物等を挙げることができる。これらの薬剤を具体的に
例示すると、硫黄供与性化合物としてモルホリンジスル
フィド等のモルホリンポリスルフィド類或いはテトラメ
チルチウラムジスルフィド,ジペンタメチレンチウラム
テトラスルフィド等のチウラムスルフィド類等、所謂樹
脂加硫剤としてアルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂等、所謂オキシム加硫剤として p−キノンジオキシ
ム, p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム等、硫黄化
合物系促進剤としてテトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のチウラムモノスルフィド系促進剤、 2−メルカプ
トベンゾチアゾール,ジベンゾチアジルジスルフィド,
2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩等のベンゾチ
アゾール系促進剤、 N−シクロヘキシル− 2−ベンゾチ
アジルスルフェンアミド, N−オキシジエチレン− 2−
ベンゾチアジルスルフェンアミド等のスルフェンアミド
系促進剤、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム,ジ
ブチルジチオカルバミン酸亜鉛等のジチオカーバメート
系促進剤、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム,ブ
チルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート系促進剤等が挙
げられ、アミン系促進剤としてジフェニルグアニジン,
オルソートリルビグアニド等のグアニジン系促進剤、ヘ
キサメチレンテトラミン等のアルデヒドアンモニア系促
進剤、 n−ブチルアルデヒド・アニリン縮合物等のアル
デヒドアミン系促進剤等が挙げられる。加硫遅延剤とし
ては、サリチル酸,無水フタル酸, N−シクロヘキシル
チオフタルイミド, N−フェニル− N−トリクロロメチ
ルチオベンゼンスルホンアミド等が挙げられ、加硫促進
助剤となる金属化合物としては、酸化亜鉛,酸化マグネ
シウム,リサージ,鉛丹,過酸化鉛,酸化カドミウム,
酸化カルシウム,水酸化カルシウム,塩化第一錫,ステ
アリン酸亜鉛等を挙げることができる。
これら加硫用薬剤の添加料はゴムの組成,薬剤の種類,
ゴム引布の使用目的等によって定められるが通常ゴム成
分 100重量部に対して夫々0.05〜40重量部程度,好まし
くは 0.1〜20重量部程度である。
本発明においてゴム組成物は本発明共重合体ゴムの外に
種々の他種ゴムを添加混合することができ、種々の特性
を強化することができる。これら他種ゴムは特に限定さ
れるものではないが、本発明共重合体ゴムと共通の加硫
系で加硫し得るものが好ましい。このような好ましいポ
リマーを例示すると、天然ゴム,イソプレンゴム,ブタ
ジエンゴム,スチレンブタジエンゴム,エチレン−プロ
ピレン−非共役ジエンゴム,ブチルゴム,ハロゲン化ブ
チルゴム,クロロプレンゴム,アクリロニトリル−ブタ
ジエン系ゴム,部分水素化アクリロニトリル−ブタジエ
ン系ゴム,エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエー
テル共重合体ゴム,エピクロルヒドリン−エチレンオキ
シド−アリルグリシジルエーテル共重合体ゴム,エピク
ロルヒドリン−プロピレンオキシド−アリルグリシジル
エーテル共重合体ゴム,不飽和基含有アクリルゴム等を
挙げることができる。これら他種ゴムの混合割合は、本
発明の共重合体ゴムの特性を発揮させるためには、ゴム
組成物のゴム分中70重量%以下が好ましい。
本ゴム組成物には、更に、加工上必要な,或いは実用上
の諸物性の調整に必要な各種の補強剤,充填剤,可塑
剤,加工助剤,安定剤,老化防止剤,紫外線吸収剤,顔
料,難燃剤等を任意に配合することができる。
本発明においてゴム組成物と積層される基布は通常繊維
性基布が好ましく用いられる。それらの繊維は、天然有
機繊維、無機繊維例えばガラス繊維,アスベスト繊維
等、再生繊維例えばビスコースレーヨン,キュプラ等、
半合成繊維例えばジ−及びトリ−アセテート繊維等及び
合成繊維例えばナイロン 6,ナイロン66,ポリエステル
(ポリエチレンテレフタレート等)繊維,芳香族ポリア
ミド繊維,アクリル繊維,ポリ塩化ビニール繊維,ポリ
オレフィン繊維及び水に不溶化又は難溶化されたポリビ
ニルアルコール繊維等から選ばれた少くとも1種から成
るものである。
基布中の繊維は短繊維紡績系条,フィラメント(長繊
維)系条,スプリットヤーン,テープヤーン等のいずれ
の形状のものでもよく、また基布は織物,編物,不織布
又はこれらの複合布のいずれであってもよい。
本発明において前記基布にゴム組成物を積層する方法と
しては、カレンダーロールによりゴム組成物をシート成
形すると同時に基布の片面又は両面に圧着して積層する
方法、或いはカレンダーロールや押出機により一旦シー
ト状にした後シートと基布をロールによって圧着して積
層する方法等を挙げることができる。
また、ゴム組成物を有機溶剤に溶解し、この溶液を基布
にコートするか、或いは基布を溶液に浸漬した後乾燥す
る等の方法によっても積層することができる。有機溶剤
としては、トルエン,キシレン等の芳香族系溶剤、ヘキ
サン等の脂肪族炭化水素系溶剤及び四塩化炭素等の塩素
化炭化水素系溶剤等の有機溶剤の 1種又は 2種以上の混
合溶剤を挙げることができる。
また、従来よりゴムと布との接着性を改善する目的で予
め糊引きした布を使用することがしばしば行われてい
る。この目的で使用される下引ゴム糊としては布に積層
されるシートと同種のゴムを主成分とすることが多い
が、目的を達成できるものであればよく、同種のゴムに
限定されない。
本発明においてもゴム組成物の有機溶剤溶液を下引ゴム
糊として用いることができる。更に他の有用な接着性物
質を布とゴム組成物との間に介在させることが有用であ
る。このような接着性物質としては、例えばメラミン系
接着剤,フェノール系接着剤,エポキシ系接着剤,ポリ
エステル系接着剤,ポリエチレンイミン系接着剤,ポリ
イソシアネート系接着剤ポリウレタン系接着剤,アクリ
ル系接着剤,ポリアミド系接着剤或いは酢ビ−塩ビ系接
着剤,酢ビ−エチレン系接着剤等の共重合体接着剤が挙
げられる。
これら接着性物質は単独又は本発明のゴム組成物若しく
は下引ゴム糊に添加混合して用いることができる。
その接着性界面の形成は、カレンダー法,押出法,コー
ティング法又はディッピング法等により行なうことがで
きる。
本発明のゴム引布は、ゴム組成物を基布の少くとも一方
の面に積層した後、 100〜 200℃で 1分間〜 2時間加熱
加硫して製造される。
加熱方法としては特に制約はないが、熱盤によるプレス
加硫或いは熱風炉による常圧加硫が好ましく用いられ
る。
(発明の効果) 本発明のゴム引布は、プロピレンオキシド,エチレンオ
キシド及びアリルグリシジルエーテルを構成成分とする
二元若しくは三元共重合体ゴムを主成分とする組成物を
基布の少くとも一方の面に積層し加熱加硫してなるもの
であって、防水性,透湿性,耐もみ性,耐候性,耐熱
性,耐寒性,耐摩耗性,耐鉱物油性,耐動植物油性,着
色安定性等の優れた物性をバランスよく併せ備えたもの
であり、各種の袋,フレキシブルコンテナ,防水衣料,
テント,ベルト,トラック用幌,野積品覆い用シート等
の構成材料として広い分野に使用することができる。
実施例1〜4,比較例1〜3 下記組織の脂肪族ポリアミド繊維(ナイロン)基布を: 下記組成の下引ゴム糊に浸漬し、90℃で10分間乾燥し
た。
phr 共重合体ゴム(1) 100 2−メルカプトベンゾイミダゾール (老化防止剤) 0.5 亜鉛華 5 テトラメチルチウラムジスルフィド 1 N−シクロヘキシル− 2−ベンゾ チアジルスルフェンアミド 1 硫 黄 1.5 トルエン 400 註(1) プロピレンオキシド/エチレンオキシド/アリルグリシ
ジルエーテル構成モル% 62/34/ 4 ムーニー粘度ML1+4 ( 100℃) 67 次に、第1表に示した配合組成物を混合し、前記下引基
布上にカレンダーロールで厚さ 100μmに均一に圧延圧
着し、常圧で 160℃×20分間熱風炉内を連続的に通過せ
しめて加硫し得られたゴム引布の物性を測定した結果を
第2表に示した。
比較例1〜3として、第1表に示した配合組成物を用い
た以外は実施例1と同様に試験した結果を第2表に併せ
て示した。
これにより本発明のゴム引布は通常該物品に要求される
諸特性を充分満足させる結果を与えている。特に耐もみ
性,耐摩耗性等の強度特性及び透湿性,耐鉱油性,耐熱
性,耐候性等において、従来知られているSBRやEP
DMと基布との組合せからなるものよりはるかに優れた
性能を示していることが分る。
実施例5,比較例4 下引ゴム糊を用いなかったこと及び第1表に示した配合
組成物を用いたこと以外は実施例1と同様に試験した結
果を第2表に示した。
比較例4として、第1表に示した配合組成物を用いたこ
と以外は実施例5と同様に試験した結果を第2表に併せ
て示した。
実施例6,比較例5 下記組織のポリエステル繊維基布: の片面に、ポリウレタン系接着剤(日本ポリウレタン工
業社製「ニッポラン3105」 100部及び「コロネートL」
15部)の50%酢酸エチル溶液を5g/m2の量で塗布し、乾
燥した。
次に第1表に示した配合組成物を混合し、前記基布上に
カレンダーロールで厚さ 100μmに均一に圧延・圧着
し、常圧で 160℃×20分間熱風炉内を連続的に通過せし
めて加硫し、得られたゴム引布の物性を測定した結果を
第2表に示した。
比較例5として、第1表に示した配合組成物を用いた以
外は実施例6と同様に試験した結果を第2表に併せて示
した。
これにより本発明のゴム引布は、耐もみ性,透湿性,耐
鉱油性,耐熱性,耐寒性,耐候性及び耐摩耗性において
他種ゴムを用いたゴム引布より際立って優れていること
が分る。
フロントページの続き (72)発明者 的場 康夫 大阪府豊中市少路2丁目1―1―208 (56)参考文献 特開 昭63−74638(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレンオキシド,エチレンオキシド及
    びアリルグリシジルエーテルを構成成分とし、その構成
    割合が夫々50〜99モル%,40〜 0モル%及び10〜 1モル
    %である二元若しくは三元共重合体ゴムを主成分とする
    組成物が基布の少くとも一方の面に積層されて後加熱加
    硫されてなることを特徴とするゴム引布。
JP15707488A 1988-06-24 1988-06-24 ゴム引布 Expired - Lifetime JPH0637106B2 (ja)

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JP2007270158A (ja) * 1996-04-17 2007-10-18 Nippon Zeon Co Ltd エチレンオキシド・プロピレンオキシド・不飽和エポキシド三元共重合体
JP4784626B2 (ja) * 2008-09-18 2011-10-05 日本ゼオン株式会社 ゴム組成物およびその加硫ゴム
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