JPH0637117B2 - 印捺スクリ−ン用メツシユ織物 - Google Patents
印捺スクリ−ン用メツシユ織物Info
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- JPH0637117B2 JPH0637117B2 JP62035252A JP3525287A JPH0637117B2 JP H0637117 B2 JPH0637117 B2 JP H0637117B2 JP 62035252 A JP62035252 A JP 62035252A JP 3525287 A JP3525287 A JP 3525287A JP H0637117 B2 JPH0637117 B2 JP H0637117B2
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- mesh fabric
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- screen
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複合フィラメントを使用した、印捺スクリー
ンに適した、メッシュ織物に関するものである。
ンに適した、メッシュ織物に関するものである。
従来技術 印捺スクリーン用の織物としては、シルク又はステンレ
スからなるメッシュ織物が広く使用されてきたが、シル
クは強度、寸法安定性に問題があり、又、ステンレスは
弾性回復、瞬発性に問題があり、しかも、これらは共に
高価であるため、現在ではポリエステル又はナイロンか
らなるメッシュ織物が使用されることが多くなってきて
いる。
スからなるメッシュ織物が広く使用されてきたが、シル
クは強度、寸法安定性に問題があり、又、ステンレスは
弾性回復、瞬発性に問題があり、しかも、これらは共に
高価であるため、現在ではポリエステル又はナイロンか
らなるメッシュ織物が使用されることが多くなってきて
いる。
特に、ポリエステル製のメッシュ織物は寸法安定性に優
れるため、多用されるが、ポリエステルスクリーンには
次のような欠点があった。
れるため、多用されるが、ポリエステルスクリーンには
次のような欠点があった。
a)製織時に白粉スカムが発生して種々の障害を引き起
こし易い、 b)乳剤の塗布性が悪い、 c)均一な膜厚を形成させるためには、職人的な手法で
数多くの重ね塗りを必要とする、 d)生産性が低い、 e)メッシュと乳剤樹脂との密着性が悪く、耐印刷性に
劣る などである。
こし易い、 b)乳剤の塗布性が悪い、 c)均一な膜厚を形成させるためには、職人的な手法で
数多くの重ね塗りを必要とする、 d)生産性が低い、 e)メッシュと乳剤樹脂との密着性が悪く、耐印刷性に
劣る などである。
従来、これらの欠点を解決すべく、酸又はアルカリ等に
よる化学処理、火炎処理、コロナ処理など種々の方法が
検討されてきたが、素材の強力低下を招くなどの問題を
生じ、十分な効果は得られず、実用的な改良がなされて
いないのが現状である。
よる化学処理、火炎処理、コロナ処理など種々の方法が
検討されてきたが、素材の強力低下を招くなどの問題を
生じ、十分な効果は得られず、実用的な改良がなされて
いないのが現状である。
しかし、印刷分野の多様化に伴い、印刷精度及び耐印刷
性に対する要望は益々強まり、ステンレススクリーンの
寸法安定性と、ナイロンスクリーンの乳剤樹脂との密着
性と、ポリエステルスクリーンの弾性回復性を兼ね備え
たスクリーンの開発が強く要望される。
性に対する要望は益々強まり、ステンレススクリーンの
寸法安定性と、ナイロンスクリーンの乳剤樹脂との密着
性と、ポリエステルスクリーンの弾性回復性を兼ね備え
たスクリーンの開発が強く要望される。
特開昭59−142688号公報には、複合フィラメン
トを使用した制電性スクリーン紗が開示されるが、これ
はスクリーン紗の帯電防止性の改良を目的とするもので
あって、導電性カーボンブラックを含有する熱可塑性合
成重合体を使用することを特徴とするものであり、従来
問題とされてきた印刷精度と耐印刷性の改良については
何ら解決方法が示されていない。
トを使用した制電性スクリーン紗が開示されるが、これ
はスクリーン紗の帯電防止性の改良を目的とするもので
あって、導電性カーボンブラックを含有する熱可塑性合
成重合体を使用することを特徴とするものであり、従来
問題とされてきた印刷精度と耐印刷性の改良については
何ら解決方法が示されていない。
発明の目的 本発明は、複合フィラメントを使用して、寸法安定性、
乳剤樹脂との密着性及び弾性回復性をすべて兼ね備え
た、即ち印刷精度及び耐印刷性共に優れた、印捺スクリ
ーン用のメッシュ織物を提供することを目的とする。
乳剤樹脂との密着性及び弾性回復性をすべて兼ね備え
た、即ち印刷精度及び耐印刷性共に優れた、印捺スクリ
ーン用のメッシュ織物を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明のメッシュ織物は、複合フィラメントを使用した
メッシュ織物であって、前記複合フィラメントが、芯鞘
の容量比率が1:5〜3:1である芯鞘型複合フィラメ
ントで、鞘素材がポリアミドからなり、芯素材がポリエ
ステル又はポリオレフィンからなるものであること、及
び上記織物が、5cm幅の試験片として、ラベルド・スト
リップ法で、掴み間隔20cmに設定してストレス・スト
レイン曲線を測定した場合、破断伸度が15〜40%
で、破断強度が25kgf 以上であり、かつ5%以上の伸
度において、強度Y(kgf)と伸度X(%)の関係がY≧
(X+1)×5/3であることを特徴とする。
メッシュ織物であって、前記複合フィラメントが、芯鞘
の容量比率が1:5〜3:1である芯鞘型複合フィラメ
ントで、鞘素材がポリアミドからなり、芯素材がポリエ
ステル又はポリオレフィンからなるものであること、及
び上記織物が、5cm幅の試験片として、ラベルド・スト
リップ法で、掴み間隔20cmに設定してストレス・スト
レイン曲線を測定した場合、破断伸度が15〜40%
で、破断強度が25kgf 以上であり、かつ5%以上の伸
度において、強度Y(kgf)と伸度X(%)の関係がY≧
(X+1)×5/3であることを特徴とする。
即ち、本発明は、異なる合成繊維素材を組み合わせて、
複合フィラメントとして使用することによって、それぞ
れ素材の長所のみを有効に発揮させ、所望の目的を効果
的に達成したものである。
複合フィラメントとして使用することによって、それぞ
れ素材の長所のみを有効に発揮させ、所望の目的を効果
的に達成したものである。
複合フィラメントの芯素材として使用するポリエステル
は寸法安定性及び弾性回復性に優れ、スクリーンの寸法
安定性を保証し、また、鞘素材として使用するポリアミ
ドは、樹脂等と接着性が良く、通常のポリエステルスク
リーンの次点である製織時の白粉スカムの発生を防止
し、スクリーンの強度、乳剤の塗布性、インキの通過性
等を改良することができるのである。
は寸法安定性及び弾性回復性に優れ、スクリーンの寸法
安定性を保証し、また、鞘素材として使用するポリアミ
ドは、樹脂等と接着性が良く、通常のポリエステルスク
リーンの次点である製織時の白粉スカムの発生を防止
し、スクリーンの強度、乳剤の塗布性、インキの通過性
等を改良することができるのである。
従って、本発明のメッシュ織物は生産性よく、常に高品
位に製造でき、しかも印刷精度、耐印刷性等に優れたス
クリーンとして安定して使用できるものとなる。
位に製造でき、しかも印刷精度、耐印刷性等に優れたス
クリーンとして安定して使用できるものとなる。
更に、本発明の織物は、前述の如き複合フィラメントを
十分選択して使用し、必要に応じて適度の熱セットをす
るなどすることによって、織物の強度と伸度の関係を前
述の如き特定の範囲に設計することによって、スクリー
ン製造時の紗張り工程における作業性、スクリーンの寸
法安定性を著しく向上し、また印刷工程での版の高テン
ション耐印刷性をも向上し、精密印刷への適用を可能と
するものである。
十分選択して使用し、必要に応じて適度の熱セットをす
るなどすることによって、織物の強度と伸度の関係を前
述の如き特定の範囲に設計することによって、スクリー
ン製造時の紗張り工程における作業性、スクリーンの寸
法安定性を著しく向上し、また印刷工程での版の高テン
ション耐印刷性をも向上し、精密印刷への適用を可能と
するものである。
本発明における織物の強伸度の関係は、ステンレスでは
望めない適度の破断伸度を有しながら、破断強度は通常
の合成繊維製メッシュ織物より著しく大であり、しかも
ストレス・ストレイン曲線が5%以上の伸度においてY
≧(X+1)×5/3となるように伸度が抑えられ強度
の勝った曲線となるものであり、このため、非常に高テ
ンションで伸度少なく安定したスクリーンの形成が可能
となるものである。例えば、サン技研製75B型テンシ
ョンゲージによるテンションが0.60以下という、従
来の合成繊維製メッシュ織物では不可能であった高テン
ションのスクリーンをも、作業性よく製造可能となる。
望めない適度の破断伸度を有しながら、破断強度は通常
の合成繊維製メッシュ織物より著しく大であり、しかも
ストレス・ストレイン曲線が5%以上の伸度においてY
≧(X+1)×5/3となるように伸度が抑えられ強度
の勝った曲線となるものであり、このため、非常に高テ
ンションで伸度少なく安定したスクリーンの形成が可能
となるものである。例えば、サン技研製75B型テンシ
ョンゲージによるテンションが0.60以下という、従
来の合成繊維製メッシュ織物では不可能であった高テン
ションのスクリーンをも、作業性よく製造可能となる。
なお、本発明において、芯成分を構成するポリエステル
及びポリオレフィンは、紡糸時に鞘成分との関連で決ま
る紡糸温度で適当な粘性を有する必要があるが、例えば
ポリエステルとしては、ポリアルキレンテレフタレー
ト、共重合ポリアルキルテレフタレート、ポリ〔1,4
−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕等が使用
されるが、製織後、加工段階での熱セットにおける寸法
安定性を確実なものするためには、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリ〔1,
4−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕の使用
が好ましく、特に経済的に入手し易いポリエチレンテレ
フタレートの使用が最適である。また、ポリオレフィン
としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
1等が使用できるが、紡糸時の安定性や取り扱い易さの
点から、ポリエチレン、ポリプロピレンが好適であり、
特に紡糸温度の選択の容易なポリプロピレンの使用が好
ましい。
及びポリオレフィンは、紡糸時に鞘成分との関連で決ま
る紡糸温度で適当な粘性を有する必要があるが、例えば
ポリエステルとしては、ポリアルキレンテレフタレー
ト、共重合ポリアルキルテレフタレート、ポリ〔1,4
−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕等が使用
されるが、製織後、加工段階での熱セットにおける寸法
安定性を確実なものするためには、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリ〔1,
4−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕の使用
が好ましく、特に経済的に入手し易いポリエチレンテレ
フタレートの使用が最適である。また、ポリオレフィン
としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
1等が使用できるが、紡糸時の安定性や取り扱い易さの
点から、ポリエチレン、ポリプロピレンが好適であり、
特に紡糸温度の選択の容易なポリプロピレンの使用が好
ましい。
また、鞘成分を構成するポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12、パ
ラアミノシクロヘキシルメタンとドデカン二酸との縮合
ポリアミド等の脂肪族ポリアミド、ポリキシリレンアジ
パミド、ポリヘキサメチレンフタルアミド等の芳香族ポ
リアミドがいずれも使用できるが、紡糸の容易さ及び経
済性などから、ナイロン6及びナイロン66の使用が好
適である。
6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12、パ
ラアミノシクロヘキシルメタンとドデカン二酸との縮合
ポリアミド等の脂肪族ポリアミド、ポリキシリレンアジ
パミド、ポリヘキサメチレンフタルアミド等の芳香族ポ
リアミドがいずれも使用できるが、紡糸の容易さ及び経
済性などから、ナイロン6及びナイロン66の使用が好
適である。
なお、複合フィラメントの形態は、繊維横断面の全周に
わたって鞘成分が連続して存在し、芯成分が露出してい
ないことが重要である。繊維の横断面の形状は、通常の
丸断面形状でよく、また芯成分の配置及び形状は特に限
定されず、単芯、多芯、丸断面、異形断面、同心、偏心
いずれも可能である。しかし、寸法安定性を保証するた
めには、応力が分散しない丸断面の同心的単芯配置、又
は丸断面の多芯配置が好ましい。
わたって鞘成分が連続して存在し、芯成分が露出してい
ないことが重要である。繊維の横断面の形状は、通常の
丸断面形状でよく、また芯成分の配置及び形状は特に限
定されず、単芯、多芯、丸断面、異形断面、同心、偏心
いずれも可能である。しかし、寸法安定性を保証するた
めには、応力が分散しない丸断面の同心的単芯配置、又
は丸断面の多芯配置が好ましい。
芯成分と鞘成分の比率は、容量比率で1:5〜3:1で
あればよいが、特に1:2〜2:1であるのが好まし
い。鞘成分が少なすぎると、鞘の被膜が薄くなりすぎ
て、紡糸時に厚み斑が生じ、被膜が破れ易くなったり、
製織時、紗張り時又は印刷時に外部応力を受けて、被膜
が破れたりすることがある。逆に芯成分が少なすぎる
と、これらの欠点は生じないが、引っ張り応力に対する
抵抗が小となり、スクリーンとしての寸法安定性に欠け
ることとなる。
あればよいが、特に1:2〜2:1であるのが好まし
い。鞘成分が少なすぎると、鞘の被膜が薄くなりすぎ
て、紡糸時に厚み斑が生じ、被膜が破れ易くなったり、
製織時、紗張り時又は印刷時に外部応力を受けて、被膜
が破れたりすることがある。逆に芯成分が少なすぎる
と、これらの欠点は生じないが、引っ張り応力に対する
抵抗が小となり、スクリーンとしての寸法安定性に欠け
ることとなる。
複合フィラメントは、モノフィラメント及びマルチフィ
ラメントいずれでもよいが、印刷精度のあるスクリーン
を得るためには、一般的にモノフィラメントであるのが
好適であり、その繊度は1d以上あればよい。5〜50
dのモノフィラメントの使用が特に好ましい。なお、繊
維径は通常100μ以下であるのが好ましい。
ラメントいずれでもよいが、印刷精度のあるスクリーン
を得るためには、一般的にモノフィラメントであるのが
好適であり、その繊度は1d以上あればよい。5〜50
dのモノフィラメントの使用が特に好ましい。なお、繊
維径は通常100μ以下であるのが好ましい。
本発明のメッシュ織物の製織に当たっては、当該複合フ
ィラメントは通常延伸糸として用いるが、スクリーンと
しての寸法安定性を保証するため、その強度は5.5g
/d以上、残伸度は30〜50%、沸水収縮率は10%
以下となるように、延伸時に延伸倍率及び熱セット温度
が設定されるのがよい。特に強度6g/d以上、残伸度
35〜45%、沸水収縮率は9%以下の延伸糸の使用が
好ましい。
ィラメントは通常延伸糸として用いるが、スクリーンと
しての寸法安定性を保証するため、その強度は5.5g
/d以上、残伸度は30〜50%、沸水収縮率は10%
以下となるように、延伸時に延伸倍率及び熱セット温度
が設定されるのがよい。特に強度6g/d以上、残伸度
35〜45%、沸水収縮率は9%以下の延伸糸の使用が
好ましい。
また、一般に、本発明の織物の織り密度は10〜600
本/インチ(即ち10〜600メッシュの平織)とされ
るが、スクリーンとしての用途に応じて、即ちインキの
供給量や絵柄の線幅等に応じて、適当な織り密度が選択
されればよい。通常100〜350本/インチであるの
が好ましい。
本/インチ(即ち10〜600メッシュの平織)とされ
るが、スクリーンとしての用途に応じて、即ちインキの
供給量や絵柄の線幅等に応じて、適当な織り密度が選択
されればよい。通常100〜350本/インチであるの
が好ましい。
複合フィラメントを使用して製織した生織は60〜80
℃の非イオンまたはアニオン系界面活性剤水溶液で洗浄
した後100〜190℃に加熱し100〜250kgの
テンションをかけて所定の厚みとメッシュ数にセットさ
れる。
℃の非イオンまたはアニオン系界面活性剤水溶液で洗浄
した後100〜190℃に加熱し100〜250kgの
テンションをかけて所定の厚みとメッシュ数にセットさ
れる。
セット後、メッシュ織物は表面を洗浄、乾燥した後、枠
にメッシュ織物を張る紗張り工程に供されるが、本発明
の織物はアルミ製、鉄製、木製、樹脂製いずれの枠に適
用されてもよい。
にメッシュ織物を張る紗張り工程に供されるが、本発明
の織物はアルミ製、鉄製、木製、樹脂製いずれの枠に適
用されてもよい。
本発明の織物は、前述の如き複合繊維を使用するため、
紗張りした後も経時変化がなく、24時間放置した後
に、次の感光性または感熱性樹脂乳剤の塗布工程に供す
ることができ、スクリーン版の製造の作業性をも著しく
向上させる。
紗張りした後も経時変化がなく、24時間放置した後
に、次の感光性または感熱性樹脂乳剤の塗布工程に供す
ることができ、スクリーン版の製造の作業性をも著しく
向上させる。
これに対して、従来のナイロン製メッシュ織物は、経時
変化が悪いため、精密印刷には適用できず、またポリエ
ステル製メッシュ織物も紗張り後の経時変化のため、7
2時間以上は放置しなければならなかったのである。
変化が悪いため、精密印刷には適用できず、またポリエ
ステル製メッシュ織物も紗張り後の経時変化のため、7
2時間以上は放置しなければならなかったのである。
スクリーン版の製造に当たって、本発明の織物に対して
は、市販の感光性及び感熱性樹脂乳剤がいずれも適用で
きる。例えば感光剤としては重クロム酸アンモニュウム
塩等の重クロム酸塩類、各種のジアゾ化合物、乳剤樹脂
としてはゼラチン、アラビアゴム、ポリビニールアルコ
ール、酢酸ビニール、アクリル系樹脂又はこれらの混合
物が使用でき、この他乳化剤、帯電防止剤などの添加剤
も添加使用できる。
は、市販の感光性及び感熱性樹脂乳剤がいずれも適用で
きる。例えば感光剤としては重クロム酸アンモニュウム
塩等の重クロム酸塩類、各種のジアゾ化合物、乳剤樹脂
としてはゼラチン、アラビアゴム、ポリビニールアルコ
ール、酢酸ビニール、アクリル系樹脂又はこれらの混合
物が使用でき、この他乳化剤、帯電防止剤などの添加剤
も添加使用できる。
なお、メッシュ織物に対する乳剤の塗布厚さは目的とす
る用途によって異なるが、本発明の織物は表面が乳剤と
接着性の良いポリアミドで覆われているため、従来のポ
リエステル製のスクリーンに比して乳剤塗布性に著しく
優れ、均一な膜厚の樹脂層を容易に形成できる。
る用途によって異なるが、本発明の織物は表面が乳剤と
接着性の良いポリアミドで覆われているため、従来のポ
リエステル製のスクリーンに比して乳剤塗布性に著しく
優れ、均一な膜厚の樹脂層を容易に形成できる。
所定の膜厚になるように乳剤を塗布した後、乾燥し、露
光または加熱によって、スクリーン版が製造されること
は常法通りであり、また、パターンの焼付けは使用する
乳剤等によって異なるが、通常高圧水銀ランプ、キセノ
ンランプ等(4kw程度)を、光源に用い、1〜1.5
m程度の距離から2〜5分間露光する。この時の積算光
量は300〜500ミリジュール/cm2である。
光または加熱によって、スクリーン版が製造されること
は常法通りであり、また、パターンの焼付けは使用する
乳剤等によって異なるが、通常高圧水銀ランプ、キセノ
ンランプ等(4kw程度)を、光源に用い、1〜1.5
m程度の距離から2〜5分間露光する。この時の積算光
量は300〜500ミリジュール/cm2である。
以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説明する。
実施例1. 6ナイロンを鞘、ポリエチレンテレフタレートを芯と
し、鞘:芯の容量比率が1:1の円形同心複合フィラメ
ントを、紡糸温度285℃、巻き取り速度1,000m
/分で製造し、このフィラメントを延伸倍率3.90、
延伸温度84℃、延伸セット温度180℃で延伸し、繊
維径が48μ、40μ、34μの3種の複合フィラメン
トを得た。
し、鞘:芯の容量比率が1:1の円形同心複合フィラメ
ントを、紡糸温度285℃、巻き取り速度1,000m
/分で製造し、このフィラメントを延伸倍率3.90、
延伸温度84℃、延伸セット温度180℃で延伸し、繊
維径が48μ、40μ、34μの3種の複合フィラメン
トを得た。
これらの複合フィラメントを用いて、表1の5種のメッ
シュ織物A1〜A5を製造し、熱セットした後、それぞ
れの強伸度を試験した。その結果を、同一線径、同一メ
ッシュのポリエステル製メッシュ織物B1〜B5の結果
と比較して表1に示す。
シュ織物A1〜A5を製造し、熱セットした後、それぞ
れの強伸度を試験した。その結果を、同一線径、同一メ
ッシュのポリエステル製メッシュ織物B1〜B5の結果
と比較して表1に示す。
なお、表1のメッシュ織物A1〜A5及びB1〜5、並
びに従来のナイロンメッシュ織物C1〜C5に関するス
トレス・ストレイン曲線を第1図〜第5図に示す。試験
条件は前記同様であり、またメッシュ織物C1〜C5の
素材及びメッシュ数は次の通りである。
びに従来のナイロンメッシュ織物C1〜C5に関するス
トレス・ストレイン曲線を第1図〜第5図に示す。試験
条件は前記同様であり、またメッシュ織物C1〜C5の
素材及びメッシュ数は次の通りである。
C1 50μナイロンモノフィラメントによる150メ
ッシュの織物 C2 50μナイロンモノフィラメントによる200メ
ッシュの織物 C3 39μナイロンモノフィラメントによる250メ
ッシュの織物 C4 39μナイロンモノフィラメントによる270メ
ッシュの織物 C5 39μナイロンモノフィラメントによる300メ
ッシュの織物 表1及び第1図〜第5図から明らかなように、本発明に
従ったA1〜A5の織物は、適度の伸度を有し、しかも
従来のスクリーン素材B1〜B5及びC1〜C5に比し
て著しく優れた強度を示す。また、本発明に従ったA1
〜A5の織物のストレス・ストレイン曲線は伸度5%以
上でY≧(X+1)×5/3を満足するのに対し、従来
のスクリーン素材B1〜B5及びC1〜C5はいずれも
勾配の低い曲線となり、上式の範囲に遠く及ばないもの
であった。
ッシュの織物 C2 50μナイロンモノフィラメントによる200メ
ッシュの織物 C3 39μナイロンモノフィラメントによる250メ
ッシュの織物 C4 39μナイロンモノフィラメントによる270メ
ッシュの織物 C5 39μナイロンモノフィラメントによる300メ
ッシュの織物 表1及び第1図〜第5図から明らかなように、本発明に
従ったA1〜A5の織物は、適度の伸度を有し、しかも
従来のスクリーン素材B1〜B5及びC1〜C5に比し
て著しく優れた強度を示す。また、本発明に従ったA1
〜A5の織物のストレス・ストレイン曲線は伸度5%以
上でY≧(X+1)×5/3を満足するのに対し、従来
のスクリーン素材B1〜B5及びC1〜C5はいずれも
勾配の低い曲線となり、上式の範囲に遠く及ばないもの
であった。
次に、表1の織物A2、B2、A3、B3、A5、B5
について、製織時の白粉スカムの発生状態を比較して表
2に示す。
について、製織時の白粉スカムの発生状態を比較して表
2に示す。
織物A2及びB5は、経糸本数18,800本、緯糸打
ち込み速度230回/分で製織した200メッシュの織
物であり、 織物A3及びB3は、経糸本数23,500本、緯糸打
ち込み速度230回/分で製織した250メッシュの織
物であり、 織物A5及びB5は、経糸本数28,200本、緯糸打
ち込み速度210回/分で製織した300メッシュの織
物である。
ち込み速度230回/分で製織した200メッシュの織
物であり、 織物A3及びB3は、経糸本数23,500本、緯糸打
ち込み速度230回/分で製織した250メッシュの織
物であり、 織物A5及びB5は、経糸本数28,200本、緯糸打
ち込み速度210回/分で製織した300メッシュの織
物である。
いずれの織物も、スルーザー織機を用いて、製織中スカ
ムが目立つ所で筬をエアーガンでふき、スカムを落とし
ながら製織した。
ムが目立つ所で筬をエアーガンでふき、スカムを落とし
ながら製織した。
表2の結果から、本発明に従った織物A2、A3、A5
は白粉スカムがほとんど発生することなく、非常に品質
よく織成されることがわかる。
は白粉スカムがほとんど発生することなく、非常に品質
よく織成されることがわかる。
実施例2 実施例1のメッシュ織物をそれぞれ熱セットした後、紗
張り機にてアルミ製の枠に枠張りした。
張り機にてアルミ製の枠に枠張りした。
この際、テンションの変化に伴う紗張り機のコンプレッ
サ圧を測定すると同時に、メッシュ織物の中央に縦横方
向それぞれ50cm間隔に印を付け、この間の伸びを測定
した。
サ圧を測定すると同時に、メッシュ織物の中央に縦横方
向それぞれ50cm間隔に印を付け、この間の伸びを測定
した。
テンションと、紗張り機のコンプレッサ圧及びメッシュ
織物の伸率の関係を、表3に示す。また、紗張り後のテ
ンションの経時変化を表4に示す。表3及び4におい
て、A2、A3、A5、B2、B3、B5及びC2とあ
るのは、実施例1のメッシュ織物の種類を示す。
織物の伸率の関係を、表3に示す。また、紗張り後のテ
ンションの経時変化を表4に示す。表3及び4におい
て、A2、A3、A5、B2、B3、B5及びC2とあ
るのは、実施例1のメッシュ織物の種類を示す。
なお、試験に使用した機器は下記の通りである。
紗張り機: みのグループ製の3Sエアーストレッチャ
ー アルミ枠: 880mm×880mm角 枠材の幅40mm、厚み25mm テンションメーター: サン技研製75B型テンション
ゲージ 表3及び4の結果から、本発明に従ったメッシュ織物
(A2、A3、A5)は、非常に作業性よく、安定して
高テンションで紗張りが可能であることがわかる。これ
に対して、通常のポリエステルメッシュ織物(B2、B
3、B5)では、高テンションになると伸率が加速度的
に大となり、安定した紗張りがなし難く、テンションの
適用に限界がある。更に、ポリエステルメッシュ織物
(B2)及びナイロンメッシュ織物(C2)共に紗張り
後のテンションの変化が著しい。特にナイロンメッシュ
織物(C2)は紗張り後1週間過ぎてもテンションが安
定していない。
ー アルミ枠: 880mm×880mm角 枠材の幅40mm、厚み25mm テンションメーター: サン技研製75B型テンション
ゲージ 表3及び4の結果から、本発明に従ったメッシュ織物
(A2、A3、A5)は、非常に作業性よく、安定して
高テンションで紗張りが可能であることがわかる。これ
に対して、通常のポリエステルメッシュ織物(B2、B
3、B5)では、高テンションになると伸率が加速度的
に大となり、安定した紗張りがなし難く、テンションの
適用に限界がある。更に、ポリエステルメッシュ織物
(B2)及びナイロンメッシュ織物(C2)共に紗張り
後のテンションの変化が著しい。特にナイロンメッシュ
織物(C2)は紗張り後1週間過ぎてもテンションが安
定していない。
実施例3 本発明のメッシュ織物の摩擦帯電圧及びその半減期、並
びに漏洩抵抗を試験し、通常のポリエステルメッシュ織
物、低温プラズマ処理したポリエステルメッシュ織物及
び帯電防止加工したポリエステルメッシュ織物の試験結
果と比較した。その結果を表5に示す。
びに漏洩抵抗を試験し、通常のポリエステルメッシュ織
物、低温プラズマ処理したポリエステルメッシュ織物及
び帯電防止加工したポリエステルメッシュ織物の試験結
果と比較した。その結果を表5に示す。
試験方法は次の通りである。
摩擦帯電圧: 京大化研式ロータリースティックテスタ
ー(興亜商会)によって測定した。
ー(興亜商会)によって測定した。
摩擦対象布 綿金巾3号 回転数 450rpm 荷重 500g 摩擦時間 60sec 漏洩抵抗値: SM−5型超絶縁計(東亜電波工業)
を用いて、20℃、RH40%で、JISG−1026
に従って測定した。
を用いて、20℃、RH40%で、JISG−1026
に従って測定した。
この結果より、本発明の織物は、スクリーンとして印刷
工程などにおいて静電気による問題を生ずることなく、
安定して使用できることがわかる。
工程などにおいて静電気による問題を生ずることなく、
安定して使用できることがわかる。
実施例4 実施例1の表1に示す各メッシュ織物を0.2%の中性
洗剤水溶液で洗浄、乾燥した後、PVA−酢酸ビニル系
の感光性乳剤NK−14(西独、カーレー社製)を塗
布、乾燥し、重ね塗りによって膜厚を10〜12μとし
た。
洗剤水溶液で洗浄、乾燥した後、PVA−酢酸ビニル系
の感光性乳剤NK−14(西独、カーレー社製)を塗
布、乾燥し、重ね塗りによって膜厚を10〜12μとし
た。
感光性塗膜形成後の各メッシュ織物に、下記の通り10
段階で連続的に大きさの変化する碁盤目パターンを焼付
けた。
段階で連続的に大きさの変化する碁盤目パターンを焼付
けた。
焼付けは、4kwの高圧水銀ランプを用い、1.5mの距
離で3分間露光して実施した。この場合の積算光量は4
00ミリジュール/cm2であった。次いで、水に3分間
浸漬した後、水スプレーによって未感光部分を除去し
た。
離で3分間露光して実施した。この場合の積算光量は4
00ミリジュール/cm2であった。次いで、水に3分間
浸漬した後、水スプレーによって未感光部分を除去し
た。
このようにして碁盤目パターンを焼付けたメッシュ織物
について、テープ引き剥がしテストを実施して、感光性
塗膜の接着強度を測定した。
について、テープ引き剥がしテストを実施して、感光性
塗膜の接着強度を測定した。
テスト方法 各メッシュ織物のパターン上に、住友スリーエム社のフ
ィラメントテープ#810を張り付けた後、このテープ
を引き剥がすという操作を、同一面に3回繰り返して実
施し、テープに付着した碁盤目の数を記録する。
ィラメントテープ#810を張り付けた後、このテープ
を引き剥がすという操作を、同一面に3回繰り返して実
施し、テープに付着した碁盤目の数を記録する。
その結果を、表6に示す。表6に、1回として示される
数値は、1回目のテープ張り付けによって剥がれた碁盤
目の数であり、2回及び3回として示される数値は、そ
れぞれ2回目及び3回目のテープ張り付け後に、剥がれ
ている碁盤目の総数である。
数値は、1回目のテープ張り付けによって剥がれた碁盤
目の数であり、2回及び3回として示される数値は、そ
れぞれ2回目及び3回目のテープ張り付け後に、剥がれ
ている碁盤目の総数である。
実施例5 実施例1の表1に示す各メッシュ織物を熱セットした
後、それぞれのE.P.C.並びに伸長弾性率を試験
し、通常のポリエステルメッシュ織物の試験結果と比較
した。その結果を表7、表8に示す。
後、それぞれのE.P.C.並びに伸長弾性率を試験
し、通常のポリエステルメッシュ織物の試験結果と比較
した。その結果を表7、表8に示す。
E.P.C. Elastic Performance Coefficientsとして、繊維が機械
的な作用を受けた後の回復性も考慮に入れた物性を示
す。
的な作用を受けた後の回復性も考慮に入れた物性を示
す。
第1回サイクルと第n回サイクルにおける荷重−変形関
係を求めて第6図の様に示す。
係を求めて第6図の様に示す。
LO:初めの荷重曲線 LC:コンデショニングされたときの荷重曲線 RO:初めの回復曲線 RC:コンデショニングされたときの回復曲線 aO:初めの荷重時の変形量 aC:コンデショニングしたときのコンデショニング荷
重に対する変形量 ALOなどAのついたのはそれぞれのエネルギー値を示
す。
重に対する変形量 ALOなどAのついたのはそれぞれのエネルギー値を示
す。
ALOのALO比はコンデンショニングしたときの回復
の程度を示すもので、速度、一次クリープの関数とな
る。
の程度を示すもので、速度、一次クリープの関数とな
る。
また、ao2/ALoは初めのサイクルに対して全変形
に対するエネルギーの吸収の尺度を示し、またaC2/A
Loは同様にコンデショニングサイクルにおける変形エ
ネルギー量に対するエネルギー吸収の尺度を示す。これ
らの比に対して、ARo/ALoの補正項を考慮して、
E.P.C.は次の式で表される。
に対するエネルギーの吸収の尺度を示し、またaC2/A
Loは同様にコンデショニングサイクルにおける変形エ
ネルギー量に対するエネルギー吸収の尺度を示す。これ
らの比に対して、ARo/ALoの補正項を考慮して、
E.P.C.は次の式で表される。
回復可能な場合:ARo=ALoであり、ao=ac,
ALo=ALc,ARo=AReであれば当然E.P.
C.=1 非回復の場合: AR=0,ARc=ALo,ac=a
o,E.P.C.=0 になる。(昭和45年3月10日丸善株式会社発行の
「繊維物理学」第254−255頁参照) 伸長弾性率 JIS L 1096 による。
ALo=ALc,ARo=AReであれば当然E.P.
C.=1 非回復の場合: AR=0,ARc=ALo,ac=a
o,E.P.C.=0 になる。(昭和45年3月10日丸善株式会社発行の
「繊維物理学」第254−255頁参照) 伸長弾性率 JIS L 1096 による。
自動記録装置付定速伸長形引張試験機を用い、掴み間の
距離を20cm、引張速度を1分間当たり掴み間隔の10
%の速度で、一定荷重まで引き伸ばし、次いで、同じ速
度で除重し、再び同じ速度で一定荷重まで引き伸ばす。
記録した荷重−伸長曲線から残留伸びを計り、次式より
伸長弾性率を算出する。
距離を20cm、引張速度を1分間当たり掴み間隔の10
%の速度で、一定荷重まで引き伸ばし、次いで、同じ速
度で除重し、再び同じ速度で一定荷重まで引き伸ばす。
記録した荷重−伸長曲線から残留伸びを計り、次式より
伸長弾性率を算出する。
L :一定荷重下の伸び (mm) L1:一定荷重下の残留伸び(mm) なお、E.P.C.及び伸長弾性率の測定はいずれも下
記の条件で実施した。
記の条件で実施した。
試験方法:JIS L1068 − 1964ラベルド
・ストリップ法 試験機 :定速緊張形試験機 (島津製作所 S−500型) 試験条件:20℃、R.H. 65% 試験幅5cm、掴み間隔 20cm 引張速度 10cm/min. サイクル 20回 試験回数:50回 表7、表8の結果から、本発明に従ったメッシュ織物
(A1,A2,A3,A4,A5)は、非常に回復性に
優れ、荷重が大きくなっても通常のポリエステルメッシ
ュ織物(B1,B2,B3,B4,B5)より変化は少
なく、弾性回復率並びに機械的な作用を受けた後の回復
性も良いことがわかる。
・ストリップ法 試験機 :定速緊張形試験機 (島津製作所 S−500型) 試験条件:20℃、R.H. 65% 試験幅5cm、掴み間隔 20cm 引張速度 10cm/min. サイクル 20回 試験回数:50回 表7、表8の結果から、本発明に従ったメッシュ織物
(A1,A2,A3,A4,A5)は、非常に回復性に
優れ、荷重が大きくなっても通常のポリエステルメッシ
ュ織物(B1,B2,B3,B4,B5)より変化は少
なく、弾性回復率並びに機械的な作用を受けた後の回復
性も良いことがわかる。
この回復性の向上により、耐刷性も改良された版の寿命
は格段に伸びる。
は格段に伸びる。
実施例6 実施例1のメッシュ織物をそれぞれ熱セットした後、紗
張り機にてアルミ製の枠に枠張りし、水洗浄、乾燥した
後、PVA−酢酸ビニル系の感光性乳剤NK−14(西
独、カーレー社製)を塗布し、乾燥し、重ね塗りによっ
て、膜厚12μとし、感光性膜形成後の各メッシュ織物
に次の2種のパターンを焼付けた。
張り機にてアルミ製の枠に枠張りし、水洗浄、乾燥した
後、PVA−酢酸ビニル系の感光性乳剤NK−14(西
独、カーレー社製)を塗布し、乾燥し、重ね塗りによっ
て、膜厚12μとし、感光性膜形成後の各メッシュ織物
に次の2種のパターンを焼付けた。
(I)縦横150mm間隔で細線が交わる格子状パター
ン。
ン。
(II)太さ50μm、60μm、80μm、100μ
m、125μm、150μm、200μm、250μ
m、300μmの細線を、それぞれ等間隔に5本づつ並
べた2群のテストパターン。
m、125μm、150μm、200μm、250μ
m、300μmの細線を、それぞれ等間隔に5本づつ並
べた2群のテストパターン。
(I)のパターンで1,000回、3,000回印刷を
行ったときの印刷ずれを見、(II)のパターンで細線の
再現性を見る。
行ったときの印刷ずれを見、(II)のパターンで細線の
再現性を見る。
焼付けは、3KWのメタルハライドランプを用い、80
cmの距離で2分間露光して実施した。次いで、水に3分
間浸漬した後、水スプレーによって未感光部分を除去し
た。
cmの距離で2分間露光して実施した。次いで、水に3分
間浸漬した後、水スプレーによって未感光部分を除去し
た。
このようにして(I)及び(II)のパターンを焼付けた
メッシュ織物について印刷ずれテスト、細線再現性テス
トを実施して、印刷精度を測定した。その結果を表9、
表10に示す。
メッシュ織物について印刷ずれテスト、細線再現性テス
トを実施して、印刷精度を測定した。その結果を表9、
表10に示す。
製版条件: 紗張り機 ミノ・グループ製3Sエアーストレッチャー
(ノーマル張り) テンション 1.00mm (張り上がり) 乳剤 NK−14 (西独 カーレー社) 膜厚 12μ 枠 880mm ×880mm (アルミ製) 画像 300mm ×300mm スキージ条件: 種類 ウレタン 硬度 70゜ 角度 75゜ 幅 405mm 印刷条件: ギャップ 3.0mm 印圧 1.5mm インキ UVインキ 5104-T6(三井東圧製) インキ粘度 200 PS 表9、10の結果から本発明に使ったメッシュ織物(A
2,A3,A5)は、印刷精度、細線印刷解像性に優れ
た高密度・高精密印刷への適用を可能にすることがわか
る。
(ノーマル張り) テンション 1.00mm (張り上がり) 乳剤 NK−14 (西独 カーレー社) 膜厚 12μ 枠 880mm ×880mm (アルミ製) 画像 300mm ×300mm スキージ条件: 種類 ウレタン 硬度 70゜ 角度 75゜ 幅 405mm 印刷条件: ギャップ 3.0mm 印圧 1.5mm インキ UVインキ 5104-T6(三井東圧製) インキ粘度 200 PS 表9、10の結果から本発明に使ったメッシュ織物(A
2,A3,A5)は、印刷精度、細線印刷解像性に優れ
た高密度・高精密印刷への適用を可能にすることがわか
る。
これに対し、通常のポリエステルメッシュ織物(B2,
B3,B5)では、細線印刷解像性が悪く、印刷回数が
増えるに従い、数度が著しく低下する。
B3,B5)では、細線印刷解像性が悪く、印刷回数が
増えるに従い、数度が著しく低下する。
実施例7 実施例6の表面に示す3,000 回印刷を行った各メッシュ
織物の、印刷後のE.P.C.並びに伸長弾性率を試験
とし、通常のポリエステルメッシュ織物の試験結果と比
較した。その結果を表11、12に示す。試験方法は実
施例5と同じ。
織物の、印刷後のE.P.C.並びに伸長弾性率を試験
とし、通常のポリエステルメッシュ織物の試験結果と比
較した。その結果を表11、12に示す。試験方法は実
施例5と同じ。
表11、12の結果から本発明に従ったメッシュ物(A2,
A3,A5)は、印刷後のE P C、伸長弾性率が非
常に優れており、印刷精度並びに耐印刷性を著しく向上
させ、高密度・高精密印刷への適用を可能とすることが
わかる。
A3,A5)は、印刷後のE P C、伸長弾性率が非
常に優れており、印刷精度並びに耐印刷性を著しく向上
させ、高密度・高精密印刷への適用を可能とすることが
わかる。
これに対して、通常のポリエステルモノフィラメント織
物(B2,B3,B5)では、印刷回数が増すにつれて
耐印刷性が低下する。また、通常のナイロンモノフィラ
メントメッシュ織物は、ここには試験結果を示していな
いが、ポリエステルモノフィラメントメッシュ織物に較
べて伸長弾性率は劣り、高密度・高精度印刷には適して
いない。
物(B2,B3,B5)では、印刷回数が増すにつれて
耐印刷性が低下する。また、通常のナイロンモノフィラ
メントメッシュ織物は、ここには試験結果を示していな
いが、ポリエステルモノフィラメントメッシュ織物に較
べて伸長弾性率は劣り、高密度・高精度印刷には適して
いない。
発明の効果 本発明のメッシュ織物は、寸法安定性に優れ、しかも強
度が強く、樹脂との接着性にも優れるため、作業性よく
精度ある印刷スクリーンの製造を可能とする。また、本
発明のメッシュ織物は帯電防止性にも優れるため、印刷
スクリーンとしての使用時の作業性をも著しく高めるも
のである。
度が強く、樹脂との接着性にも優れるため、作業性よく
精度ある印刷スクリーンの製造を可能とする。また、本
発明のメッシュ織物は帯電防止性にも優れるため、印刷
スクリーンとしての使用時の作業性をも著しく高めるも
のである。
即ち、本発明の織物は、インク通過性が良く、経時変化
の非常に少ない、狂いのないスクリーンの製造を可能と
するものであり、印刷工程の作業性の向上及び耐印刷性
を著しく高め、プリント回路、多層板、IC回路など電
子部品の精密印刷にも安定した使用できるスクリーンを
安価に作業性よく量産化可能とする。
の非常に少ない、狂いのないスクリーンの製造を可能と
するものであり、印刷工程の作業性の向上及び耐印刷性
を著しく高め、プリント回路、多層板、IC回路など電
子部品の精密印刷にも安定した使用できるスクリーンを
安価に作業性よく量産化可能とする。
第1図〜第5図はそれぞれ本発明のメッシュ織物と従来
のメッシュ織物のストレス−ストレイン曲線を比較して
示すグラフ、第6図は繊維の荷重−変形の関係を示すグ
ラフである。
のメッシュ織物のストレス−ストレイン曲線を比較して
示すグラフ、第6図は繊維の荷重−変形の関係を示すグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 面 拓夫 福井県福井市下荒井町11丁目42番1号 (72)発明者 加藤 義則 福井県吉田郡永平寺町光明寺15の52番地 審査官 深津 弘 (56)参考文献 特開 昭59−159349(JP,A) 特開 昭59−143688(JP,A) 特開 昭55−1337(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】複合フィラメントを使用したメッシュ織物
であって、前記複合フィラメントが、芯鞘の容量比率が
1:5〜3:1である芯鞘型複合フィラメントで、鞘素
材がポリアミドからなり、芯素材がポリエステル又はポ
リオレフィンからなるものであること、及び上記織物
を、5cm幅の試験片として、ラベルド・ストリップ法
で、掴み間隔20cmに設定してストレス・ストレイン曲
線を測定した場合、破断伸度が15〜40%で、破断強
度が25kgf 以上であり、かつ5%以上の伸度におい
て、強度Y(kgf)と伸度X(%)の関係がY≧(X+
1)×5/3であることを特徴とする印捺スクリーン用
メッシュ織物。 - 【請求項2】前記複合フィラメントがモノフィラメント
である特許請求の範囲第1項記載のメッシュ織物。 - 【請求項3】芯鞘の容量比率が1:2〜2:1である特
許請求の範囲第2項記載のメッシュ織物。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE8787905284T DE3776343D1 (de) | 1987-02-17 | 1987-08-10 | Gittergewebe fuer filmdruck. |
| KR1019880701294A KR950008185B1 (ko) | 1987-02-17 | 1987-08-10 | 인쇄 스크린용 메시직물 |
| US07/269,186 US4959260A (en) | 1987-02-17 | 1987-08-10 | Mesh fabric for printing screen |
| EP87905284A EP0311687B1 (en) | 1987-02-17 | 1987-08-10 | Mesh woven fabric for printing screen |
| PCT/JP1987/000601 WO1988006103A1 (fr) | 1987-02-17 | 1987-08-10 | Tissu tisse en mailles pour cadre d'impression |
| CN87106381A CN1018812B (zh) | 1987-02-17 | 1987-08-18 | 印刷丝网用的网眼织物 |
| CA000548096A CA1327727C (en) | 1987-02-17 | 1987-09-29 | Mesh fabric useful for a printing screen |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3477686 | 1986-02-18 | ||
| JP61-34776 | 1986-02-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62276048A JPS62276048A (ja) | 1987-11-30 |
| JPH0637117B2 true JPH0637117B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=12423695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62035252A Expired - Lifetime JPH0637117B2 (ja) | 1986-02-18 | 1987-02-17 | 印捺スクリ−ン用メツシユ織物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637117B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2590545B2 (ja) * | 1988-09-17 | 1997-03-12 | 東レ株式会社 | スクリーン紗及びその製法 |
| KR950007817B1 (ko) * | 1988-12-05 | 1995-07-20 | 도오레 가부시기가이샤 | 폴리에스테르 복합모노필라멘트로 되는 스크린 견직물 |
| JP2580816B2 (ja) * | 1989-01-19 | 1997-02-12 | 東レ株式会社 | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント |
| EP1143050B1 (en) | 1999-01-11 | 2009-10-28 | KB Seiren, Ltd. | Polyester monofilament for screen gauze |
| JP6690160B2 (ja) * | 2015-09-15 | 2020-04-28 | 東レ株式会社 | 耐久性に優れた制電性ポリアミド芯鞘複合繊維 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59143688A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-17 | Toray Ind Inc | 印刷用制電性スクリーン紗 |
| JPS59159349A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-08 | Toray Ind Inc | 印刷用スクリ−ン紗 |
-
1987
- 1987-02-17 JP JP62035252A patent/JPH0637117B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62276048A (ja) | 1987-11-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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