JPH0637387Y2 - フィット機構を具える眼鏡蝶番 - Google Patents
フィット機構を具える眼鏡蝶番Info
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- JPH0637387Y2 JPH0637387Y2 JP10897889U JP10897889U JPH0637387Y2 JP H0637387 Y2 JPH0637387 Y2 JP H0637387Y2 JP 10897889 U JP10897889 U JP 10897889U JP 10897889 U JP10897889 U JP 10897889U JP H0637387 Y2 JPH0637387 Y2 JP H0637387Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、眼鏡着用時において眼鏡つるを側頭部にフィ
ットさせうることに加え、従来一般に用いられている眼
鏡蝶番と同様の外観上の自然さを有するとともにロウ付
け作業も従来と同様にして簡易に行うことができる、フ
ィット機構を具える眼鏡蝶番に関するものである。
ットさせうることに加え、従来一般に用いられている眼
鏡蝶番と同様の外観上の自然さを有するとともにロウ付
け作業も従来と同様にして簡易に行うことができる、フ
ィット機構を具える眼鏡蝶番に関するものである。
(従来の技術) 従来、眼鏡着用時において、つるの弾性のゆるみや顔に
おける発汗等のために眼鏡がずり落ちる傾向となりやす
く、不快感を伴うとともに眼鏡衛生上も好ましいもので
はなかった。
おける発汗等のために眼鏡がずり落ちる傾向となりやす
く、不快感を伴うとともに眼鏡衛生上も好ましいもので
はなかった。
このような問題点に鑑み、例えば第8〜10図に示すごと
き、台座片aにジョイント片bを突設してなるリム側蝶
番部材cと、フィット機構dが組込まれてなる特殊構造
のつる側蝶番部材eとを開閉可能に枢着したフィット蝶
番fが実用に供されていた。
き、台座片aにジョイント片bを突設してなるリム側蝶
番部材cと、フィット機構dが組込まれてなる特殊構造
のつる側蝶番部材eとを開閉可能に枢着したフィット蝶
番fが実用に供されていた。
該つる側蝶番部材cは、第9図に示すごとく、眼鏡つる
の長さ方向に細長に形成されかつ一側が解放状態にある
ケースg内に、摺動体hの先端にジョイント片iを突設
してなる摺動部材jの該摺動体hを納装し、かつケース
gの先端側部分において対向側壁k,kに係止ピンlを架
設するとともに、該係止ピンlと摺動体の後端部分に設
けたバネ受け片mとの間にコイルバネnを装着し、この
コイルバネnの弾性圧縮に逆らう状態で摺動体hがケー
スgから一定量引出し可能となるように構成されてい
た。
の長さ方向に細長に形成されかつ一側が解放状態にある
ケースg内に、摺動体hの先端にジョイント片iを突設
してなる摺動部材jの該摺動体hを納装し、かつケース
gの先端側部分において対向側壁k,kに係止ピンlを架
設するとともに、該係止ピンlと摺動体の後端部分に設
けたバネ受け片mとの間にコイルバネnを装着し、この
コイルバネnの弾性圧縮に逆らう状態で摺動体hがケー
スgから一定量引出し可能となるように構成されてい
た。
そして該つる側蝶番部材eをつるoに固着するには、つ
るoの内面先端部分をケースgの外側開口部と対向する
部分において切除して凹所pを形成し、ケースgの開口
周縁部qを該凹所pの周縁部rに当接させこの当接部に
おいてロウ付けすることにより行っていた。ちなみに、
つるoに凹所pを形成することとしていたのは、ケース
gの収容空所sと該凹所pとの協働によってコイルバネ
収容部を形成し、ケースgの厚みを極力減ずるためであ
った。
るoの内面先端部分をケースgの外側開口部と対向する
部分において切除して凹所pを形成し、ケースgの開口
周縁部qを該凹所pの周縁部rに当接させこの当接部に
おいてロウ付けすることにより行っていた。ちなみに、
つるoに凹所pを形成することとしていたのは、ケース
gの収容空所sと該凹所pとの協働によってコイルバネ
収容部を形成し、ケースgの厚みを極力減ずるためであ
った。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら係る従来のフィット蝶番においては、つる
側蝶番部材の構造上、次のような各種の問題点があっ
た。
側蝶番部材の構造上、次のような各種の問題点があっ
た。
つる側蝶番部材eは、ジョイント片iそのものが相対
的に可動となるよう、該ジョイント片を具える摺動体h
をケースg内に納めていたため、該蝶番部材eの全長
は、従来一般に用いられている第11図に示すごとき蝶番
部材Aの全長に比べてかなり長いものとならざるを得な
かった。
的に可動となるよう、該ジョイント片を具える摺動体h
をケースg内に納めていたため、該蝶番部材eの全長
は、従来一般に用いられている第11図に示すごとき蝶番
部材Aの全長に比べてかなり長いものとならざるを得な
かった。
そのため、 (イ)該フィット蝶番が眼鏡に組込まれた状態におい
て、蝶番部は、大きく目立って外観上の自然さに欠け眼
鏡を重々しく印象付けることとなっていた。又それ自体
多くの部品の組み合わせからなり従来蝶番に比して重い
ことから、眼鏡の重量上昇を招くことともなっていた。
て、蝶番部は、大きく目立って外観上の自然さに欠け眼
鏡を重々しく印象付けることとなっていた。又それ自体
多くの部品の組み合わせからなり従来蝶番に比して重い
ことから、眼鏡の重量上昇を招くことともなっていた。
このようなことから従来のフィット蝶番によるときに
は、眼鏡のファッション化、眼鏡の軽量化の今日的要請
に応え難いものであった。
は、眼鏡のファッション化、眼鏡の軽量化の今日的要請
に応え難いものであった。
(ロ)つるoの内面とケースgの開口周縁部qとの当接
部分の全体をロウ付けしなければならないことから、第
11図に示す従来の蝶番部材をロウ付けする場合に比べ
て、ロウ付け部分が広範囲に亘らざるを得なかった。し
かも該ロウ付け作業に際しては、ロウ材が凹所p内に侵
入しないようにするため、ケースgの開口周縁部qある
いは凹所pの周縁部rに特殊な薬品を予め塗布する等の
必要があってロウ付け作業工程の複雑化を招くばかりか
ロウ付け作業に細心の注意を必要とした。
部分の全体をロウ付けしなければならないことから、第
11図に示す従来の蝶番部材をロウ付けする場合に比べ
て、ロウ付け部分が広範囲に亘らざるを得なかった。し
かも該ロウ付け作業に際しては、ロウ材が凹所p内に侵
入しないようにするため、ケースgの開口周縁部qある
いは凹所pの周縁部rに特殊な薬品を予め塗布する等の
必要があってロウ付け作業工程の複雑化を招くばかりか
ロウ付け作業に細心の注意を必要とした。
このようなことから、従来のフィット蝶番によるときに
は、ロウ付け作業能率が極めて悪いものとならざるを得
なかった。
は、ロウ付け作業能率が極めて悪いものとならざるを得
なかった。
又つる側蝶番部材を極力コンパクトに構成するため、
つるの内面先端部分を切削して凹所を形成しなければな
らない等、つる側蝶番部材の固着のためには、つる自体
にもこのような特別な加工処理を施す必要があった。
つるの内面先端部分を切削して凹所を形成しなければな
らない等、つる側蝶番部材の固着のためには、つる自体
にもこのような特別な加工処理を施す必要があった。
又前記のようにロウ付け部分が広範囲に亘ることは、
つるが広い範囲に亘って加熱されることを意味し、つる
の強度低下を招く問題もあった。
つるが広い範囲に亘って加熱されることを意味し、つる
の強度低下を招く問題もあった。
さらにつる側蝶番部材は、その部品点数が多く又構造
も複雑であることから製造コストが高くつき、加えて前
記で述べたことからロウ付けコストも高くつくた
め、係るフィット蝶番を用いる場合には眼鏡が高価とな
るのは避けられなかった。
も複雑であることから製造コストが高くつき、加えて前
記で述べたことからロウ付けコストも高くつくた
め、係るフィット蝶番を用いる場合には眼鏡が高価とな
るのは避けられなかった。
本考案は、係る〜で述べた問題点を解決しうるフィ
ット機構を具える眼鏡蝶番の提供を目的とするものであ
る。
ット機構を具える眼鏡蝶番の提供を目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るフィット機構を具える眼鏡蝶番(以下フィ
ット蝶番という)1は、台座片6にジョイント片9を突
設してなる第1の蝶番部材3と、台座片10の先端部にジ
ョイント片13を突設するとともに台座片6にフィット機
構16を組み込んでなる第2の蝶番部材5とからなり、両
蝶番部材3,5は、そのジョイント片9,13が組み合わせら
れた状態において枢軸2により開閉可能となるよう枢着
されるごとくなされており、 第2の蝶番部材5におけるフィット機構16は、基端側孔
部23に段差25を介して先端側孔部26を連設してなる段付
透孔19を該基端側孔部23が台座片10の基端において開口
しかつ先端側孔部26が台座片10の先端において開口する
ごとく台座片10に設けるとともに、前記段差25と係合し
うる頭部30に先端側孔部26を貫通する突出軸31を突設し
てなる可動軸体20を、その頭部30が段差25と当接した状
態において突出軸31が台座片10の先端から稍突出した状
態となるごとく段付透孔19に納装し、かつ基端側孔部23
内には、先端部32において可動軸体20の頭部30と当接す
るコイルバネ21を納装し、又該コイルバネ21の基端部33
を基端側孔部23の基端部分において受具22により受ける
ようになしたことを特徴とするものである。
ット蝶番という)1は、台座片6にジョイント片9を突
設してなる第1の蝶番部材3と、台座片10の先端部にジ
ョイント片13を突設するとともに台座片6にフィット機
構16を組み込んでなる第2の蝶番部材5とからなり、両
蝶番部材3,5は、そのジョイント片9,13が組み合わせら
れた状態において枢軸2により開閉可能となるよう枢着
されるごとくなされており、 第2の蝶番部材5におけるフィット機構16は、基端側孔
部23に段差25を介して先端側孔部26を連設してなる段付
透孔19を該基端側孔部23が台座片10の基端において開口
しかつ先端側孔部26が台座片10の先端において開口する
ごとく台座片10に設けるとともに、前記段差25と係合し
うる頭部30に先端側孔部26を貫通する突出軸31を突設し
てなる可動軸体20を、その頭部30が段差25と当接した状
態において突出軸31が台座片10の先端から稍突出した状
態となるごとく段付透孔19に納装し、かつ基端側孔部23
内には、先端部32において可動軸体20の頭部30と当接す
るコイルバネ21を納装し、又該コイルバネ21の基端部33
を基端側孔部23の基端部分において受具22により受ける
ようになしたことを特徴とするものである。
受具22は、第2の蝶番部材5における台座片6の上面側
基端部分に設けられたネジ孔36に捻じ込まれる受けネジ
22aとして形成し、この受けネジ22aの先端部分37におい
てコイルバネ21の基端部33を受けるようにするのがよ
い。その際、受けネジ22aの先端部分を先細化するテー
パ部37aとして形成するのが好ましい。
基端部分に設けられたネジ孔36に捻じ込まれる受けネジ
22aとして形成し、この受けネジ22aの先端部分37におい
てコイルバネ21の基端部33を受けるようにするのがよ
い。その際、受けネジ22aの先端部分を先細化するテー
パ部37aとして形成するのが好ましい。
なお、コイルバネ21の先端部32が可動軸体20の頭部30と
当接するとは、該先端部32が直接的に当接する場合の
他、他の部材を介して間接的に当接する場合を含む概念
である。又、受具22がコイルバネ21の基端部33を受ける
とは、該受具22が基端部33を直接的に受ける場合の他、
他の部材を介して間接的に受ける場合を含む概念であ
る。
当接するとは、該先端部32が直接的に当接する場合の
他、他の部材を介して間接的に当接する場合を含む概念
である。又、受具22がコイルバネ21の基端部33を受ける
とは、該受具22が基端部33を直接的に受ける場合の他、
他の部材を介して間接的に受ける場合を含む概念であ
る。
(作用) 然して、例えば第1の蝶番部材3と第2の蝶番部材5と
を枢軸2により枢着した後、第1の蝶番部材3をその台
座片の裏面において例えばよろい40の内面後端部分にロ
ウ付けする一方、第2の蝶番部材5をその台座片裏面に
おいてつる39の内面前端部分にロウ付けすると、開き方
向に回動せしめられたつる39は、可動軸体20の突出軸先
端34がつる前端面あるいは第1の蝶番部材3の台座片前
端面と当接した自由開き状態で一旦止まる。
を枢軸2により枢着した後、第1の蝶番部材3をその台
座片の裏面において例えばよろい40の内面後端部分にロ
ウ付けする一方、第2の蝶番部材5をその台座片裏面に
おいてつる39の内面前端部分にロウ付けすると、開き方
向に回動せしめられたつる39は、可動軸体20の突出軸先
端34がつる前端面あるいは第1の蝶番部材3の台座片前
端面と当接した自由開き状態で一旦止まる。
この状態においてつる39を外方にさらに開く場合には、
可動軸体20がコイルバネ21の付勢力に抗して突出軸31が
没入方向に動くこととなり、最大限、この突出軸31が完
全に没入した状態となるまで、つる39は内方への付勢作
用を有して外方に開き得る。
可動軸体20がコイルバネ21の付勢力に抗して突出軸31が
没入方向に動くこととなり、最大限、この突出軸31が完
全に没入した状態となるまで、つる39は内方への付勢作
用を有して外方に開き得る。
受具22が、先端部分が先細化するテーパ部37aとして形
成された受けネジ22aを以て構成されている場合には、
この受けネジ22aを台座片10の表面側基端部分に設けら
れたネジ孔36に捻じ込むと、該テーパ部37aは、所要長
さに設定されたコイルバネ21の基端部33を無理なくその
圧縮方向に押圧することとなる。
成された受けネジ22aを以て構成されている場合には、
この受けネジ22aを台座片10の表面側基端部分に設けら
れたネジ孔36に捻じ込むと、該テーパ部37aは、所要長
さに設定されたコイルバネ21の基端部33を無理なくその
圧縮方向に押圧することとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜6図において本考案に係るフィット蝶番1は、枢
軸2により開閉可能となされた第1の蝶番部材3と第2
の蝶番部材5とからなり、両蝶番部材の外観形態及びそ
の大きさは、第11図に示すごとき従来一般に用いられて
いる蝶番部材Aのそれと近似したものとなっている。
軸2により開閉可能となされた第1の蝶番部材3と第2
の蝶番部材5とからなり、両蝶番部材の外観形態及びそ
の大きさは、第11図に示すごとき従来一般に用いられて
いる蝶番部材Aのそれと近似したものとなっている。
該第1の蝶番部材3は、矩形板状をなす台座片6の先端
部略中央部位に、ビス挿通孔7を有するジョイント片9
を突設してなる。
部略中央部位に、ビス挿通孔7を有するジョイント片9
を突設してなる。
一方第2の蝶番部材5は、第1の蝶番部材3における台
座片6よりも稍厚肉に形成された矩形板状をなす台座片
10の先端部の両側に位置させて、ビス挿通孔11あるいは
ネジ孔12が設けられてなるジョイント片13,13を突設す
るとともに、該台座片6にはフィット機構16を組み込ん
でなる。そして該第2の蝶番部材5は、第11図に示す従
来の蝶番部材におけると同様、そのジョイント片13,13
が第1の蝶番部材3のジョイント片9と組み合わせら
れ、該組み合わせられたジョイント片13,13,9のビス挿
通孔11,7を挿通しかつネジ孔12に捻じ込まれるビスとし
ての枢軸2により、第1の蝶番部材3と開閉可能に組み
合わせられる。
座片6よりも稍厚肉に形成された矩形板状をなす台座片
10の先端部の両側に位置させて、ビス挿通孔11あるいは
ネジ孔12が設けられてなるジョイント片13,13を突設す
るとともに、該台座片6にはフィット機構16を組み込ん
でなる。そして該第2の蝶番部材5は、第11図に示す従
来の蝶番部材におけると同様、そのジョイント片13,13
が第1の蝶番部材3のジョイント片9と組み合わせら
れ、該組み合わせられたジョイント片13,13,9のビス挿
通孔11,7を挿通しかつネジ孔12に捻じ込まれるビスとし
ての枢軸2により、第1の蝶番部材3と開閉可能に組み
合わせられる。
第2の蝶番部材5におけるフィット機構16は、第2〜3
図に示すごとく、台座片6に設けられた段付透孔19と可
動軸体20とコイルバネ21と受具22とから構成されてい
る。該段付透孔19は、大径孔部としての基端側孔部23に
段差25を介して小径孔部としての先端側孔部26を同芯に
連設してなり、該基端側孔部23が台座片10の基端27にお
いて開口し、かつ先端側孔部26が台座片10の先端29にお
いて開口するごとく台座片10に穿設されている。可動軸
体20は、段差25と係合しうる頭部30に先端側孔部26を貫
通する突出軸31を突設してなり、その頭部30が段差25と
当接した状態において突出軸31が台座片10の先端29から
稍突出した状態となるごとく段付透孔19に納装されてい
る。そして基端側孔部23内には、先端部32において可動
軸体20の頭部30と当接する(本実施例においては直接的
に当接する)コイルバネ21が納装される。なお該コイル
バネ21の自由状態における長さは、それが段付透孔19内
に納装された状態においてその基端部33が基端側孔部23
の開口端から内側に控えて位置するように設定されてい
る。又受具22は、本実施例においては、台座片10の表面
側基端部分35において基端側孔部23に連通するごとく形
成されたネジ孔36に捻じ込まれる受けネジ22aとして形
成されており、該受けネジの先端部分37においてコイル
バネ21の基端部33を受ける(本実施例においては直接的
に受ける)ようになされている。なお、本実施例におい
ては受けネジ22aの先端部分37が先細化するテーパ部37a
として形成されているため、この受けネジ22aを台座片1
0の表面側基端部分に設けられたネジ孔36に捻じ込む
と、該テーパ部37aは、所要長さに設定されたコイルバ
ネ21の基端部33を無理なくその圧縮方向に押圧すること
となる。
図に示すごとく、台座片6に設けられた段付透孔19と可
動軸体20とコイルバネ21と受具22とから構成されてい
る。該段付透孔19は、大径孔部としての基端側孔部23に
段差25を介して小径孔部としての先端側孔部26を同芯に
連設してなり、該基端側孔部23が台座片10の基端27にお
いて開口し、かつ先端側孔部26が台座片10の先端29にお
いて開口するごとく台座片10に穿設されている。可動軸
体20は、段差25と係合しうる頭部30に先端側孔部26を貫
通する突出軸31を突設してなり、その頭部30が段差25と
当接した状態において突出軸31が台座片10の先端29から
稍突出した状態となるごとく段付透孔19に納装されてい
る。そして基端側孔部23内には、先端部32において可動
軸体20の頭部30と当接する(本実施例においては直接的
に当接する)コイルバネ21が納装される。なお該コイル
バネ21の自由状態における長さは、それが段付透孔19内
に納装された状態においてその基端部33が基端側孔部23
の開口端から内側に控えて位置するように設定されてい
る。又受具22は、本実施例においては、台座片10の表面
側基端部分35において基端側孔部23に連通するごとく形
成されたネジ孔36に捻じ込まれる受けネジ22aとして形
成されており、該受けネジの先端部分37においてコイル
バネ21の基端部33を受ける(本実施例においては直接的
に受ける)ようになされている。なお、本実施例におい
ては受けネジ22aの先端部分37が先細化するテーパ部37a
として形成されているため、この受けネジ22aを台座片1
0の表面側基端部分に設けられたネジ孔36に捻じ込む
と、該テーパ部37aは、所要長さに設定されたコイルバ
ネ21の基端部33を無理なくその圧縮方向に押圧すること
となる。
以上のような構成を有するフィット蝶番1は、例えば第
1図、第3図に示すごとく、つる39及びよろい40に従来
と同様の要領によってロウ付けされるのであるが、その
一例を説明すれば以下のごとくである。即ち、枢軸2に
より枢着された状態において、第1の蝶番部材3の台座
片6をつる39の内面前端部41にロウ付けしかつ第2の蝶
番部材5の台座片10をよろい40の内面後端部42にロウ付
けする。なお同図においては、自由開き状態にあるつる
39がよろい40と略直線状に連続するよう可動軸体20の突
出軸31の突出長さが設定されており、その突出長さに相
当する間隙Gが第2の蝶番部材5の台座片先端面とつる
39の前端面との間に生ずるようになされている。又よろ
い40の後端外縁部には、前記間隙Gを覆い隠すための化
粧突片43が突出形成されている。該化粧突片43とつる39
間の間隔L(第3図参照)は、つる39の前端外縁部44と
よろい40の後端内縁部45とがつる39の外方への拡がりに
よって第6図に示すごとく当接したとしても、つる39が
化粧突片43と接触しないように設定されている。
1図、第3図に示すごとく、つる39及びよろい40に従来
と同様の要領によってロウ付けされるのであるが、その
一例を説明すれば以下のごとくである。即ち、枢軸2に
より枢着された状態において、第1の蝶番部材3の台座
片6をつる39の内面前端部41にロウ付けしかつ第2の蝶
番部材5の台座片10をよろい40の内面後端部42にロウ付
けする。なお同図においては、自由開き状態にあるつる
39がよろい40と略直線状に連続するよう可動軸体20の突
出軸31の突出長さが設定されており、その突出長さに相
当する間隙Gが第2の蝶番部材5の台座片先端面とつる
39の前端面との間に生ずるようになされている。又よろ
い40の後端外縁部には、前記間隙Gを覆い隠すための化
粧突片43が突出形成されている。該化粧突片43とつる39
間の間隔L(第3図参照)は、つる39の前端外縁部44と
よろい40の後端内縁部45とがつる39の外方への拡がりに
よって第6図に示すごとく当接したとしても、つる39が
化粧突片43と接触しないように設定されている。
このようにして眼鏡に組込まれたフィット蝶番1の作用
は前記「作用の項」で述べたところと同様である。
は前記「作用の項」で述べたところと同様である。
第7図は自由開き状態にあるつる39がよろい40に対して
内方にくの字状に折曲するよう、突出長さの大きい突出
軸31を具える可動軸体20を用いた場合を示すものであ
り、該つる39は、実線で示す自由開き状態と同図におい
て一点鎖線で示す最大強制開き状態との角度範囲におい
て、内方への付勢作用を有して外方に開き得る。
内方にくの字状に折曲するよう、突出長さの大きい突出
軸31を具える可動軸体20を用いた場合を示すものであ
り、該つる39は、実線で示す自由開き状態と同図におい
て一点鎖線で示す最大強制開き状態との角度範囲におい
て、内方への付勢作用を有して外方に開き得る。
(考案の効果) 本考案に係るフィット蝶番は、眼鏡つるを側頭部にフィ
ットさせるのはもとより、以下のごとき優れた諸効果を
奏する。
ットさせるのはもとより、以下のごとき優れた諸効果を
奏する。
第1の蝶番部材、第2の蝶番部材共に、ジョイント片
は台座片に固定された状態にあり、かつ台座片に組込ま
れた可動軸体を具えるフィット機構を以て、従来のフィ
ット蝶番における可動ジョイント片を具えたフィット機
構に代えている。そのため、フィット機構の組込まれた
第2の蝶番部材の外観形態及びその大きさを、第11図に
示すごとき従来一般に用いられている蝶番部材のそれと
近似したものとして構成することができる。
は台座片に固定された状態にあり、かつ台座片に組込ま
れた可動軸体を具えるフィット機構を以て、従来のフィ
ット蝶番における可動ジョイント片を具えたフィット機
構に代えている。そのため、フィット機構の組込まれた
第2の蝶番部材の外観形態及びその大きさを、第11図に
示すごとき従来一般に用いられている蝶番部材のそれと
近似したものとして構成することができる。
従って、眼鏡に組込まれた蝶番部の外観はコンパクトで
スマートな印象を与えることとなり、従来のフィット蝶
番におけるごとく眼鏡のファッション化、軽量化の妨げ
となるおそれがない。
スマートな印象を与えることとなり、従来のフィット蝶
番におけるごとく眼鏡のファッション化、軽量化の妨げ
となるおそれがない。
又ロウ付け作業の工程は従来と全く同様に能率よく行う
ことができる。従って、従来のフィット蝶番のロウ付け
におけるごとき、つるに凹所を形成する等の特別な加工
を必要としない。又ロウ付け面積も小さくてすむため、
ロウ付けに伴うつる強度の低下を招くおそれもない。
ことができる。従って、従来のフィット蝶番のロウ付け
におけるごとき、つるに凹所を形成する等の特別な加工
を必要としない。又ロウ付け面積も小さくてすむため、
ロウ付けに伴うつる強度の低下を招くおそれもない。
フィット機構の構造が従来のフィット蝶番における場
合に比べて簡素でありその組立ても熟練を要さずして容
易に行うことができるため、本考案に係るフィット蝶番
は従来のフィット蝶番に比して低廉に提供され得る。
合に比べて簡素でありその組立ても熟練を要さずして容
易に行うことができるため、本考案に係るフィット蝶番
は従来のフィット蝶番に比して低廉に提供され得る。
可動軸体の突出軸の長さを変更するのみで、つるの自
由開き状態(例えば第3図に示す状態あるいは第7図に
示す状態)を任意のものに設定することができ、これに
より、個々人に応じて、好ましい圧接状態でつるを側頭
部にフィットさせることができる。
由開き状態(例えば第3図に示す状態あるいは第7図に
示す状態)を任意のものに設定することができ、これに
より、個々人に応じて、好ましい圧接状態でつるを側頭
部にフィットさせることができる。
コイルバネの基端部を受ける受具を、先端部分が先細
化するテーパ部として形成されてなる受けネジを以て構
成し、かつこの受けネジを台座片の表面側基端部分に設
けられたネジ孔に捻じ込むごとく構成するときには、基
端側孔部内へのテーパ部の侵入に伴い、コイルバネの基
端部を無理なくその圧縮方向に押圧しうることとなり、
フィット機構の組込み作業能率の向上を期しうる。
化するテーパ部として形成されてなる受けネジを以て構
成し、かつこの受けネジを台座片の表面側基端部分に設
けられたネジ孔に捻じ込むごとく構成するときには、基
端側孔部内へのテーパ部の侵入に伴い、コイルバネの基
端部を無理なくその圧縮方向に押圧しうることとなり、
フィット機構の組込み作業能率の向上を期しうる。
第1図は本考案に係るフィット蝶番の一実施例をその取
付け状態において示す斜視図、第2図はその一部を切欠
した分解斜視図、第3図はその断面図、第4図はテーパ
部を有する受けネジの作用を説明する断面図、第5図は
受けネジによりコイルバネの基端部を受けた状態を示す
断面図、第6図はフィット機構の作用を説明する断面
図、第7図は稍長めの突出軸を用いて構成されたフィッ
ト蝶番の他の例をその作用とともに示す断面図、第8図
は従来のフィット蝶番をその取付け状態において示す斜
視図、第9図は従来のフィット蝶番を構成するつる側蝶
番部材をそれが取付くつるとともに示す斜視図、第10図
は第8図に示すフィット蝶番の作用を説明する断面図、
第11図は従来一般に用いられている眼鏡蝶番を示す斜視
図である。 1……フィット蝶番、2……枢軸、3……第1の蝶番部
材、5……第2の蝶番部材、6……台座片、9……ジョ
イント片、10……台座片、13……ジョイント片、16……
フィット機構、19……段付透孔、20……可動軸体、21…
…コイルバネ、22……受具、22a……受けネジ、23……
基端側孔部、25……段差、26……先端側孔部、30……頭
部、31……突出軸、36……ネジ孔、37……受けネジの先
端部分、37a……テーパ部。
付け状態において示す斜視図、第2図はその一部を切欠
した分解斜視図、第3図はその断面図、第4図はテーパ
部を有する受けネジの作用を説明する断面図、第5図は
受けネジによりコイルバネの基端部を受けた状態を示す
断面図、第6図はフィット機構の作用を説明する断面
図、第7図は稍長めの突出軸を用いて構成されたフィッ
ト蝶番の他の例をその作用とともに示す断面図、第8図
は従来のフィット蝶番をその取付け状態において示す斜
視図、第9図は従来のフィット蝶番を構成するつる側蝶
番部材をそれが取付くつるとともに示す斜視図、第10図
は第8図に示すフィット蝶番の作用を説明する断面図、
第11図は従来一般に用いられている眼鏡蝶番を示す斜視
図である。 1……フィット蝶番、2……枢軸、3……第1の蝶番部
材、5……第2の蝶番部材、6……台座片、9……ジョ
イント片、10……台座片、13……ジョイント片、16……
フィット機構、19……段付透孔、20……可動軸体、21…
…コイルバネ、22……受具、22a……受けネジ、23……
基端側孔部、25……段差、26……先端側孔部、30……頭
部、31……突出軸、36……ネジ孔、37……受けネジの先
端部分、37a……テーパ部。
Claims (3)
- 【請求項1】台座片6にジョイント片9を突設してなる
第1の蝶番部材3と、台座片10の先端部にジョイント片
13を突設するとともに台座片6にフィット機構16を組み
込んでなる第2の蝶番部材5とからなり、両蝶番部材3,
5は、そのジョイント片9,13が組み合わせられた状態に
おいて枢軸2により開閉可能となるよう枢着されるごと
くなされており、 第2の蝶番部材5におけるフィット機構16は、基端側孔
部23に段差25を介して先端側孔部26を連設してなる段付
透孔19を該基端側孔部23が台座片10の基端において開口
しかつ先端側孔部26が台座片10の先端において開口する
ごとく台座片10に設けるとともに、前記段差25と係合し
うる頭部30に先端側孔部26を貫通する突出軸31を突設し
てなる可動軸体20を、その頭部30が段差25と当接した状
態において突出軸31が台座片10の先端から稍突出した状
態となるごとく段付透孔19に納装し、かつ基端側孔部23
内には、先端部32において可動軸体20の頭部30と当接す
るコイルバネ21を納装し、又該コイルバネ21の基端部33
を基端側孔部23の基端部分において受具22により受ける
ようになしたことを特徴とするフィット機構を具える眼
鏡蝶番。 - 【請求項2】受具22は、第2の蝶番部材5における台座
片10の表面側基端部分に設けられたネジ孔36に捩じ込ま
れる受けネジ22aとして形成されており、該受けネジ22a
の先端部分37においてコイルバネ21の基端部33を受ける
ようになされている請求項(1)記載のフィット機構を
具える眼鏡蝶番。 - 【請求項3】受けネジ22aの先端部分を、先細化するテ
ーパ部37aとして形成した請求項(2)記載のフィット
機構を具える眼鏡蝶番。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10897889U JPH0637387Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | フィット機構を具える眼鏡蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10897889U JPH0637387Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | フィット機構を具える眼鏡蝶番 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347516U JPH0347516U (ja) | 1991-05-02 |
| JPH0637387Y2 true JPH0637387Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31657583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10897889U Expired - Lifetime JPH0637387Y2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | フィット機構を具える眼鏡蝶番 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637387Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP10897889U patent/JPH0637387Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347516U (ja) | 1991-05-02 |
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