JPH0637543A - 水晶発振回路 - Google Patents

水晶発振回路

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JPH0637543A
JPH0637543A JP18935492A JP18935492A JPH0637543A JP H0637543 A JPH0637543 A JP H0637543A JP 18935492 A JP18935492 A JP 18935492A JP 18935492 A JP18935492 A JP 18935492A JP H0637543 A JPH0637543 A JP H0637543A
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Mikio Ozawa
美喜男 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い消費電流で高いVPP出力信号を発生する
ことができる水晶発振回路を提供する。 【構成】 出力トランジスタを、水晶振動子の発振周波
数と同一周波数の共振周波数を有する並列共振回路を介
して電源端子に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶発振回路、特に低い
消費電流で高いVPP電圧を出力することができる水晶発
振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子を有する発振回路は周波数安
定度が極めて良好なため、標準信号発生器、周波数カウ
ンタ、周波数シンセサイザ等における基本発振源として
広く使用されている。
【0003】図7は従来の水晶発振回路を構成を示す回
路である。水晶振動子を含む発振部1の出力を結合コン
デンサC1 を介して出力トランジスタ2のゲート電極に
接続する。結合コンデンサC1 とゲート電極との間に抵
抗R1 を接続し、その他端を接地する。出力トランジス
タ2 のドレインは抵抗R2 を介して電源端子3に接続
し、ソースは抵抗RS を介して接地し、抵抗RS と並列
にコンデンサC2 を接続する。さらに、出力トランジス
タ2のドレインは出力コンデンサC3 を介して出力端子
4に接続され、この出力端子から所定の周波数の発振信
号が出力されている。一方、出力される発振信号の出力
レベルは一般的に1VPP以上必要であり,この出力レベ
ルを確保するため1〜1.2mA 程度の消費電流を必要とし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話等の電池で駆
動する各種の回路装置が実用化されており、水晶発振回
路を電池で駆動する回路装置の発振源として用いる場合
消費電流をできるだけ小さくすることが強く要請されて
いる。
【0005】消費電流を小さくする方法として、出力ト
ランジスタのソースとアースとの間に接続した抵抗RS
の抵抗値を大きくすることが考えられる。しかしなが
ら、抵抗RS の抵抗値を大きくすると、出力域信号のV
PP電圧が小なくなり1VPP以上の出力レベルが得られな
くなってしまう。この場合、電源電圧を高く設定すれ
ば、大きなVPP出力が得られるが、消費電力が大きくな
る不都合が生じてしまう。
【0006】従って、本発明の目的は、一層小さな消費
電流で大きなVPP出力レベルが得られる水晶発振回路を
実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による水晶発振回
路は、水晶振動子を含む発振部と、制御電極が発振部の
出力に結合されている出力トランジスタと、この出力ト
ランジスタの第1主電極に結合した電源端子及び出力端
子とを具え、前記出力トランジスタの第1主電極を、前
記水晶振動子の発振周波数にほぼ等しい共振周波数を有
する並列共振回路を経て電源端子に接続し、前記出力ト
ランジスタの第2主電極を抵抗を介して接地したことを
特徴とする。
【0008】
【作用】出力トランジスタを大きな抵抗値の抵抗を介し
て、接地することにより消費電流を小さくすることがで
きる。しかしながら、高抵抗を介して接地すると、消費
電流が小さくなるが、出力信号のVPP電圧も低下してし
まう。このため、本発明では、電源端子と出力トランジ
スタとの間に水晶振動子の発振周波数に等しい共振周波
数を有する並列共振回路を接続する。出力トランジスタ
と電源端子との間に並列共振回路を接続すると、出力信
号のVPP電圧を極めて大きくすることができる。この結
果、出力トランジスタを高抵抗を介して接地しても高い
PP電圧を得ることができ、低消費電流で高VPPの出力
信号を発生させることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明による水晶発振回路の一例の構
成を示す回路図である。発振部10は、例えば12.8MHz の
発振周波数の水晶振動子11を有し、この水晶振動子に並
列に1Mオームの抵抗R10及びインバータ12を接続す
る。水晶振動子の一方の電極にはコンデンサC10と可変
容量コンデンサC11との並列回路を接続し、これらコン
デンサの他端を接地する。また、水晶振動子11の他方の
電極にはコンデンサC 12を接続し、その他端を接地す
る。発振部10の出力端子13には12.8MHz の発振信号が発
生し、この出力端子13を5PF下の結合コンデンサC13
介して出力トランジスタ14のゲートに接続する。結合コ
ンデンサC13とゲートとの間に470Kオームの抵抗R11
結合し、その他端を接地する。出力トランジスタ14のソ
ースは抵抗RS を介して接地し、抵抗RS と並列にコン
デンサC14を接続する。出力トランジスタ14のドレイン
は、コンデンサC15とインダクタL1 とから成る並列共
振回路15を介して2Vの定電圧を発生する定電圧回路16
に接続し、この定電圧回路を電源端子17に接続する。並
列共振回路15の共振周波数は水晶振動子11の発振周波数
にほぼ等しくなるように設定する。尚、定電圧回路16の
出力部は0.01μF の平滑コンデンサC16に接続すると共
にインバータ12の制御入力部にも接続する。出力トラン
ジスタ14のドレインは0.01μF の出力コンデンサC17
介して出力端子18に接続する。
【0010】次に、本発明による水晶発振回路と従来の
水晶発振回路との性能比較について説明する。比較実験
において、本発明による水晶発振回路として図1に示す
構成のものを用い、従来の水晶発振回路として図1に示
す回路の出力段に設けた並列共振回路15の代り抵抗を接
続した回路を用い、抵抗RS を種々の抵抗値のものを用
いた。そして、電源電圧を変化させながら出力レベルV
PP及び消費電流を測定して性能比較を行なった。図2〜
図6において横軸は電源電圧を示し、縦軸は出力V
PP(実線)及び消費電流(破線)を示す。
【0011】図2は従来の水晶発振器においてRS =1.
8kΩに設定したときの性能を示す。電源電圧が高くなる
につれて出力VPP及び消費電流も大きくなった。そし
て、電源電圧2Vにおいて出力VPPは0.6 Vであり消費
電流は0.6mA であり、電源電圧3Vにおいて出力VPP
1.0 Vであり消費電流は1.1mA であった。
【0012】図3は従来の水晶発振回路においてRS
3.9kΩに設定したときの性能を示す。抵抗RS の抵抗値
を大きくすると、消費電流が小さくなる。しかしなが
ら、出力VPPも低下してしまい、電源電圧を5V以上に
設定しても1V以上の出力VPPを得ることはできなかっ
た。
【0013】図4は本発明による水晶発振器においてR
S =1.8kΩに設定したときの性能を示す。図4に示すよ
うに、電源電圧が高くなに従って出力VPPは急激に増大
している。しかも電源電圧が2.0 Vにおいて2.7 Vの出
力VPPが得られ、図2に示す従来の水晶発振回路の性能
に比べて約4.5 倍以上の出力VPPが得られた。消費電流
については、図2に示す性能結果とほぼ同様な結果であ
った。この実験結果より、出力段に並列共振回路を設け
ることは、出力VPPを増大させるための極めて有効な方
法であることが理解できる。
【0014】図5及び図6は抵抗RS の抵抗値をそれぞ
れ3.9kΩ及び8.2kΩに増大させたときの性能結果を示
す。抵抗RS の抵抗値を大きくすると、出力VPPは除々
に低下している。一方、消費電流は、抵抗RS の増大に
伴い大幅に低下している。図6に示す性能結果と図2に
示す性能結果を比較すると、電源電圧2Vの場合、本発
明の出力レベルは2.2 VPPであり、従来の装置のVPP
0.6 Vであり、出力VPPについては約3.7 倍以上性能が
向上している。また、消費電流については0.6mAから0.4
mA と大幅に低下している。
【0015】本発明は上述した実施例だけに限定され
ず、種々の変更や変形が可能である。例えば、上述した
実施例では出力トランジスタとして電界効果トランジス
タを用いたが、勿論バイポーラトランジスタを用いるこ
とも可能である。また、上述した実施例では、発振部と
してコルピッツ型の発振器を用いたが、ハートレイ型及
び無調整型の発振器にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力段に水晶振動子の発振周波数とほぼ同一の共振周波数
の並列共振回路を設けているから、極めて大きなVPP
出力嵌合を発生させることができる。この結果、出力ト
ランジスタを大きな抵抗値の抵抗を介して接地しても十
分高いVPP出力信号を発生させることができるので、低
い消費電流で高いVPP電圧の発振信号を出力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による水晶発振回路の一例の構成
を示す回路図である。
【図2】図2は従来の水晶発振器の性能を示すグラフで
ある。
【図3】図3は従来の水晶発振回路の性能を示すグラフ
である。
【図4】図4は本発明による水晶発振回路の性能を示す
グラフである。
【図5】図5は同じく本発明による水晶発振回路の性能
を示すグラフである。
【図6】図6は同じく本発明の水晶発振回路の性能を示
すグラフである。
【図7】図7は従来の水晶発振回路の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
10 発振部 11 水晶振動子 14 出力トランジスタ 15 並列共振回路 16 定電圧回路 17 電源端子 18 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子を含む発振部と、制御電極が
    発振部の出力に結合されている出力トランジスタと、こ
    の出力トランジスタの第1主電極に結合した電源端子及
    び出力端子とを具え、前記出力トランジスタの第1主電
    極を、前記水晶振動子の発振周波数にほぼ等しい共振周
    波数を有する並列共振回路を経て電源端子に接続し、前
    記出力トランジスタの第2主電極を抵抗を介して接地し
    たことを特徴とする水晶発振回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005251A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Yoshinori Kanno 発振回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0486315U (ja) * 1990-11-30 1992-07-27

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