JPH0637859U - ホログラム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート材を剥離させることによりホログラム
面を視覚的に表出させるようにした。 【構成】 ホログラム層3のホログラム面4に、再剥離
性粘着剤層7を有するシート材8を圧着した。
面を視覚的に表出させるようにした。 【構成】 ホログラム層3のホログラム面4に、再剥離
性粘着剤層7を有するシート材8を圧着した。
Description
【0001】
本考案は、シート材を剥離させることによりホログラム面を視覚的に表出させ るようにしたホログラムに関する。
【0002】
周知のように、ホログラムは対象物に物体光と参照光という二種のレーザー光 を同時に当て、このとき光の位置のズレによって生ずる干渉縞を利用し、これを 特殊なフィルムやプラスチック板などの上に記録したものである。このホログラ ムでは、従来には不可能であった立体的な模様や像を表すことができ、美観を呈 するものや視覚的に優れたものなどを表現することができる。
【0003】
しかしながら、市販されているホログラムホイルやホログラムフィルムは、通 常ポリエステルフィルム等の支持フィルムの表面にアクリルラッカー等の熱可塑 性樹脂層を形成し、その表面に2500Å程度の微細な凹凸を有するホログラム 面を形成させ(さらに必要に応じて100〜500Åのアルミ蒸着を施し)たも のであるため、その耐摩耗性は極めて低いものであった。また、ホログラム面は 微細な凹凸で形成されているため、例えば製品加工時や運搬時などに汗や油、そ の他の汚損成分が付着するとその汚損成分等が微細な凹凸を埋めるので、ホログ ラム像が視覚的に消失(見えなくなる)して商品価値が喪失されてしまう。
【0004】
本考案は上記に鑑み提案されたもので、ホログラム層のホログラム面に、再剥 離性粘着剤層を有するシート材を圧着してなることを特徴とするホログラムに関 するものである。
【0005】 本考案におけるホログラム層は、その材質も作製方法も特に限定するものでは なく、印刷を施したプラスティックフィルム等の支持基材の全表面に形成しても 良いし、支持基材の全表面にホログラム層を設けた後に部分的に印刷層を設けた り、或いは印刷層を設けた後に部分的にホログラム層を形成させたりして、一部 だけにホログラム層を設けるようにしても良い。
【0006】 また、本考案に使用する再剥離性粘着剤層を有するシート材についても、基材 並びに再剥離性粘着剤を特に限定するものではなく、通常透明或いは着色したプ ラスティックフィルムを基材として使用し、その裏面側にゴム系或いはアクリル 系の再剥離タイプの粘着剤を全面或いは一部に塗布して形成される。但し、上記 粘着剤は常温或いは加温(熱ラミネートをすれば良い)してホログラム面の微細 な凹凸に追従し、且つ投錨不良或いは凝集破壊を生じない程度の凝集力を有する ものを使用する。また、再剥離性を阻害しない範囲において、各種の目的を果た すように構成しても良い。例えば、親水性の粘着剤にする、或いは適宜な吸水材 を添加する等してホログラム面に付着する汗などの水分を吸水するようにしても 良い。
【0007】 例えば予め印刷を施した支持基材の全表面にホログラム層を形成させたものに 、透明な基材の全裏面に再剥離性粘着剤層を設けたシート材を圧着すると、支持 基材のホログラム面の凹凸をシート材の再剥離性粘着剤層が埋め、ホログラム層 と再剥離性粘着剤層との光屈折率は通常近似するので、ホログラム面は視覚的に 消失することとなる。この状態では、シート材を通して支持基材の印刷層だけが 目視される。そして、支持基材からシート材を剥離させると、ホログラム面が視 覚的に表出し、印刷層とホログラム面とを同時に目視して極めて視覚的趣きに富 んだものとなる。したがって、シート材を加工時に圧着しておけば上記視覚的趣 きを保護するものとなり、シート材を剥離しない限りホログラム面に汗や油が付 着することがなく、例えばガラス板が装着される額縁に入れる場合等には、その 直前にシート材を剥離させて額縁内に挿入すれば良い。また、例えば玩具として 作製すれば、シート材を剥離する前と後とで変わる視覚的な変化を楽しむことが できる。
【0008】 勿論、支持基材の一部だけにホログラム層を設けるようにしたものについて上 記シート材を圧着させたものも、同様に視覚的変化を楽しむことができ、特にホ ログラム層を設けた部分が他の印刷層だけの部分との相対的な視覚的差異を生じ て趣きがある。
【0009】 また、シート材に設ける再剥離性粘着剤層を部分的に形成すると、シート材を 支持基材に圧着した状態においても、再剥離性粘着剤層が存在しない部分(圧着 されていない部分)では支持基材のホログラム面はシート材を通して目視される ので、シート材を剥離しなくても視覚的趣きがあり、シート材を剥離させると、 再剥離性粘着剤層が視覚的に消失していた部分のホログラム面が表出してまた別 種の視覚的趣きを生ずる。
【0010】 さらに、上記シート材に全面或いは部分的に印刷層を設けて支持基材の印刷層 の全部又は一部を隠蔽させるようにしても良い。この場合、シート材に設ける印 刷層は、表面側でも良いが、粘着剤層を形成させる前の裏面側に設けるようにし ても良い。このようなシート材を用いることにより、シート材を剥離する前と後 との視覚的変化を増大させることができる。
【0011】 尚、シート材は必ずしも支持基材の全面に圧着させる必要はなく、部分的に圧 着させるようにしても良い。
【0012】 一方、本考案は、ホログラム層のホログラム面に、再剥離性粘着剤層を裏面に 有すると共に表面にホログラム層を有する第1のシート材を圧着し、さらにその 表面に再剥離性粘着剤層を有する第2のシート材を圧着してなることを特徴とす るホログラムをも提案する。
【0013】 上記第1のシート材は、前記シート材の表面にホログラム層を設けた構成であ り、第2のシート材は、前記シート材と同一の構成である。
【0014】 このように構成されたホログラムでは、支持基材のホログラム面は第1のシー ト材により保護され、第1のシート材のホログラム面は第2のシート材により保 護されているので、各シート材を剥離しない限りホログラム面に汗や油が付着す ることがない。そして、例えば玩具として作製すると、まず第2のシート材を剥 離させる前と後との視覚的変化を楽しみ、さらに第1のシート材を剥離させる前 と後との視覚的変化を楽しむことができる。
【0015】 上記視覚的変化は、第1のシート材及び第2のシート材のいずれか一方或いは 両方に印刷層を設けることにより、より増大させることができる。
【0016】 さらに、視覚的変化を多段にするために、第1のシート材を複数枚積層圧着す るようにしても良い。この場合、必要に応じて最も表面側に位置する第1のシー ト材の表面に第2のシート材を圧着しても良いことは言うまでもない。
【0017】 尚、このように本考案のホログラムは、種々の態様を採ることができるが、剥 離したシート材(或いは第1のシート材、第2のシート材)は、再度支持基材の 表面に圧着するようにしてその視覚的変化を数回に亙って楽しむようにしても良 い。その場合、例えば前述のように吸水性を有する再剥離性粘着剤を使用すると 、ホログラム面に付着した汗等を吸水するので、ホログラム面の視覚的消失を抑 制することができる。或いは充分に柔らかい粘着剤を使用することにより、ホロ グラム面に付着した塵やごみ等を除去することもできる。
【0018】
以下に本考案を図面の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】 実施例1 図1に示すように、予め、支持基材1の表面に印刷層2を設け、その表面にホ ログラム層3(ホログラム面4)を形成させたホログラム5を作製する。このホ ログラム5の表面に基材6の裏面に再剥離性粘着剤層7を設けたシート材8を圧 着して製品9を作製する。こうして作製される製品9は、再剥離性粘着剤層7が ホログラム面4を視覚的に消失させるが、図下半のようにシート材8を剥離する ことにより、ホログラム面4を視覚的に表出させることができる。
【0020】 実施例2 図2に示すように、実施例1と同様のホログラム5を作製する。このホログラ ム5の表面に、基材6の裏面に再剥離性粘着剤層7を設けると共に表面に部分的 に印刷層2を設けたシート材82 を圧着して製品92 を作製する。こうして作製 された製品92 は、シート材82 の印刷層2がホログラム5の印刷層2を隠蔽し 、再剥離性粘着剤層7がホログラム面4に追従して視覚的に消失させるが、図下 半のようにシート材82 を剥離することにより、印刷層2及びホログラム面4を 視覚的に表出させることができる。
【0021】 実施例3 図3に示すように、実施例1と同様のホログラム5を作製する。このホログラ ム5の表面に、基材6の裏面に再剥離性粘着剤層7を設けると共に表面に部分的 にホログラム層3(ホログラム面4)を設けた第1のシート材831を圧着し、さ らにその表面に、実施例1のシート材8と同様の第2のシート材832を圧着して 製品93 を作製する。こうして作製された製品93 は、第2のシート材832の再 剥離性粘着剤層7が第1のシート材831のホログラム面4を視覚的に消失させる が、図中段のように第2のシート材832を剥離することにより、第1のシート材 831のホログラム面4を表出させることができる。また、第1のシート材831の 再剥離性粘着剤層7がホログラム5のホログラム面4を視覚的に消失させるが、 図下段のように第1のシート材831を剥離することにより、ホログラム5のホロ グラム面4を視覚的に表出させることができる。
【0022】 実施例4 図4に示すように、実施例1と同様のホログラム5を作製する。このホログラ ム5の表面に、基材6の裏面に再剥離性粘着剤層7を設けると共に表面に部分的 に印刷層2及びホログラム層3(ホログラム面4)を設けた第1のシート材841 を圧着し、さらにその表面に、実施例1のシート材8と同様の第2のシート材8 42 を圧着して製品94 を作製する。こうして作製された製品94 は、第2のシー ト材842の再剥離性粘着剤層7が第1のシート材841のホログラム面4を視覚的 に消失させるが、図中段のように第2のシート材842を剥離することにより、第 1のシート材841のホログラム面4を表出させることができる。また、第1のシ ート材841の印刷層2がホログラム5の印刷層2を隠蔽し、第1のシート材841 の再剥離性粘着剤層7がホログラム5のホログラム面4を視覚的に消失させるが 、図下段のように第1のシート材841を剥離することにより、ホログラム5の印 刷層2及びホログラム面4を視覚的に表出させることができる。
【0023】 実施例5 図5に示すように、実施例1と同様のホログラム5を作製する。このホログラ ム5の表面に、実施例3と同様の第1のシート材851を複数枚積層圧着し、さら にその表面に実施例1のシート材8と同様の第2のシート材852を圧着して製品 95 を作製する。こうして作製された製品95 は、そのままでは全くホログラム 面4…が視覚的に消失されているが、図下半のように第2のシート材852及び第 1のシート材851を剥離させる度に新しいホログラム面4を視覚的に表出させる ことができる。
【0024】 以上本考案を実施例に基づいて説明したが、本考案は前記した実施例に限定さ れるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど のようにでも実施することができる。
【0025】
以上説明したように本考案によれば、ホログラム層のホログラム面に、再剥離 性粘着剤層を有するシート材を圧着したので、シート材を剥離しない状態では再 剥離性粘着剤層がホログラム面の凹凸に追従して視覚的に消失させ、シート材を 剥離することにより、ホログラム面を視覚的に表出させることができる。したが って、本考案のホログラムは、シート材がホログラム面を摩耗や物理的衝撃、或 いは汗や油の付着から保護するような製品として使用することができ、さらには シート材を剥離する前と後との視覚的変化を楽しむ玩具のような製品として使用 することもできる。
【0026】 また、上記シート材に印刷層を設けるようにしたホログラムは、印刷層が上述 の視覚的変化を増大させることができる。
【0027】 さらに、ホログラム層のホログラム面に、再剥離性粘着剤層を裏面に有すると 共に表面にホログラム層を有する第1のシート材を圧着し、さらにその表面に再 剥離性粘着剤層を有する第2のシート材を圧着したホログラムは、前述の視覚的 変化を2段階に楽しむことができる。
【0028】 また、上記第1のシート材及び/又は第2のシート材に印刷層を設けるように したホログラムは、前述のように視覚的変化を増大させることができ、2段階の 増大させた視覚的変化を楽しむことができる。
【0029】 加えて、ホログラム層のホログラム面に、再剥離性粘着剤層を裏面に有すると 共に表面にホログラム層を有する第1のシート材を複数枚積層圧着したホログラ ムは、前述の視覚的変化を多段階に楽しむことができる。
【図1】本考案の一実施例の構成及び使用状態を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本考案の他の実施例の構成及び使用状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の構成を及び使用状態示す
断面図である。
断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の構成を及び使用状態示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の構成を及び使用状態示す
断面図である。
断面図である。
3 ホログラム層 4 ホログラム面 7 再剥離性粘着剤層 8 シート材
Claims (5)
- 【請求項1】 ホログラム層のホログラム面に、再剥離
性粘着剤層を有するシート材を圧着してなることを特徴
とするホログラム。 - 【請求項2】 シート材は表面もしくは裏面に印刷層を
有することを特徴とする請求項1に記載のホログラム。 - 【請求項3】 ホログラム層のホログラム面に、再剥離
性粘着剤層を裏面に有すると共に表面にホログラム層を
有する第1のシート材を圧着し、さらにその表面に再剥
離性粘着剤層を有する第2のシート材を圧着してなるこ
とを特徴とするホログラム。 - 【請求項4】 第1のシート材及び/又は第2のシート
材は表面もしくは裏面に印刷層を有することを特徴とす
る請求項3に記載のホログラム。 - 【請求項5】 ホログラム層のホログラム面に、再剥離
性粘着剤層を裏面に有すると共に表面にホログラム層を
有する第1のシート材を複数枚積層圧着してなることを
特徴とするホログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7774192U JPH0637859U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ホログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7774192U JPH0637859U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ホログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637859U true JPH0637859U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=13642338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7774192U Pending JPH0637859U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ホログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637859U (ja) |
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-
1992
- 1992-10-15 JP JP7774192U patent/JPH0637859U/ja active Pending
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