JPH063895U - 油タンクのスラッジ堆積防止装置 - Google Patents

油タンクのスラッジ堆積防止装置

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JPH063895U
JPH063895U JP4461992U JP4461992U JPH063895U JP H063895 U JPH063895 U JP H063895U JP 4461992 U JP4461992 U JP 4461992U JP 4461992 U JP4461992 U JP 4461992U JP H063895 U JPH063895 U JP H063895U
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JP
Japan
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oil
tank
sludge
oil tank
nozzle
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Application number
JP4461992U
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English (en)
Inventor
正彦 尾崎
敬 有村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油タンク内でもスラッジの堆積の顕著な部分
を効果的に堆積防止できる油タンクのスラッジ堆積防止
装置を提供する。 【構成】 油タンク1内の底部近傍でタンク周方向に向
けて開口され、貯留されている油中に共油を噴出させて
旋回流を発生させるノズル10を設けると共に、タンク
底部中心部に開口部を有し、旋回流中心部のスラッジを
排出する排出管11を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油タンクの油中から沈殿するスラッジの堆積を防止する油タンクの スラッジ堆積防止装置に係り、特に、油タンク内でもスラッジの堆積の顕著な部 分を効果的に堆積防止できる油タンクのスラッジ堆積防止装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
油を貯留するための油タンクは、一般に、上部が開放され有底筒体状に形成さ れ貯液を収容する躯体と、貯液面上に浮上され躯体内を昇降できる浮屋根とから 構成される。
【0003】 油タンクに油を貯留していると、油中からスラッジが沈殿してタンク底部に滞 留或いは堆積する。堆積したスラッジは固まってしまい、油タンクの貯蔵効率を 悪くする。したがって、油タンクは、堆積したスラッジを除去することが必要で ある。
【0004】 従来、スラッジを取り除くには、定期点検時等に貯液を全部払い出した後、油 タンク内に作業者を入れて洗浄作業を行っている。しかし、洗浄作業は、きつい 、汚い、危険のいわゆる3K労働であるため、近年では敬遠される傾向にある。
【0005】 これに対して、油タンクにスラッジの堆積を防止するための手段を設けること が行われている。スラッジの堆積を防止するには、スラッジが沈殿しないように するか、沈殿したスラッジを除去できるようにすればよい。
【0006】 従来、スラッジの沈殿防止のために、電動ミキサやジェットノズルを設けた油 タンクがある。電動ミキサやジェットノズルによって、貯留中の油が攪拌され、 スラッジの沈殿が防止される。また、こうした電動ミキサやジェットノズルを設 けた油タンクには、スラッジの除去のための側部排出口が設けられる。側部排出 口は、躯体の外周部のタンク底部に近いところに設けられる。沈殿したスラッジ が側部排出口から排出できるので、スラッジの堆積が防止できる。
【0007】 また、重油等の高流動点の油を貯留する油タンクには、貯留中の油を加温する ベースヒータが設けられる。ベースヒータは、躯体と同心の円環状或いはヘアピ ン状に形成された蒸気配管からなるヒータをタンク底部近傍に設けたものである 。ベースヒータは、貯留中の油を加温して流動性をよくすると共に対流を発生さ せて、スラッジの堆積を防止する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のスラッジ堆積防止装置の問題点としては、電動ミキサやジェットノ ズルを備えたものは、スラッジが中央部に滞留しやすいことが挙げられる。これ は、電動ミキサやジェットノズルによる攪拌を行うと、貯留中の油にはタンク内 を周方向に旋回する流れが発生する。旋回流が発生するとスラッジは、旋回の中 心、即ちタンク中央部に集まりやすくなる。ところが、従来の側部排出口は躯体 の外周部に設けられているので、タンク中央部に集まったスラッジは、なかなか 側部排出口から排出されないことになる。
【0009】 一方、ベースヒータを設けて加温する油タンクには、ベースヒータの下側にス ラッジが堆積するという問題がある。即ち、ベースヒータで約60℃に加温され た油は、ベースヒータの上側で対流を発生して攪拌作用を得ることができるが、 ベースヒータの下側には、対流がないためほとんど熱が伝わらない。タンク底部 は基礎に接しており、冷熱を受ける。このためその近くの油は、例えば冬季には 、約15℃になるため、流動性を失ってしまう。通常、ベースヒータは、タンク 底板から1〜0.5m程度の位置に設けられるので、この1〜0.5mの間にス ラッジが堆積することになる。
【0010】 そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、油タンク内でもスラッジの堆積 の顕著な部分を効果的に堆積防止できる油タンクのスラッジ堆積防止装置を提供 することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、油タンク内の底部近傍でタンク周方向に 向けて開口され、貯留されている油中に共油を噴出させて旋回流を発生させるノ ズルを設けると共に、タンク底部中心部に開口部を有し、旋回流中心部のスラッ ジを排出する排出管を設けたものである。
【0012】 また、油タンク内の底部近傍に油を加温するためのベースヒータを設けた油タ ンクにおいて、上記ベースヒータとタンク底部との間に、タンク隅底部又は底板 に臨み、油中に水蒸気又は高温水又は高温の共油を噴出するノズルを配列して設 けた。
【0013】
【作用】
上記構成により、ノズルからの共油の噴出により、油中に旋回流が発生し、ス ラッジが中心部に集まる。排出管の開口部がタンク底部中心部に位置しているた め、旋回流中心部に集まったスラッジが排出される。
【0014】 また、ベースヒータとタンク底部との間に設けたノズルから、高温の共油を噴 出させることにより、タンク底板近傍の油が加温されると共に攪拌されるのでス ラッジの堆積が防止される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0016】 図1(a)、図1(b)は、本考案に係るスラッジ堆積防止装置を備えた油タ ンクの平断面図及び側断面図である。
【0017】 図1に示されるように、油タンク1は、上部が開口されて有底筒体状に形成さ れた躯体2を有しており、躯体2は、側板部3と底板部4とから構成され、側板 部3と底板部4とが接合されている近傍を隅底部5という。躯体2内には、上部 開口部を覆う浮屋根6が収容されている。浮屋根6は、貯液面に浮上させて設け られ、側板部3に沿って昇降移動自在に形成されている。この浮屋根6には、下 方に向かって所定の長さ延出されたルーフサポート7が複数設けられている。ル ーフサポート7は、浮屋根6が最も下降した位置で底板部4に当たるように構成 されている。
【0018】 浮屋根6が最も下降した位置より下方に、油タンク1外部より側板部2に挿通 させてノズル用配管8が設けられている。ノズル用配管8はポンプ9等に接続さ れ、ポンプ9は他の油タンク等の系外に接続されている。ノズル用配管8のタン ク内側の端部には、タンクの径方向に対してθの角度に開口部を向けて所定の長 さ延出されたノズル10が取り付けられている。このノズル10は、貯留されて いる油中に共油を噴出させて旋回流を発生させることができる。図示されるよう に、この実施例では、ノズル10はタンクの両側にタンクの径方向に対して掃流 効果が最大である略25°の角度を有して設けられている。
【0019】 また、タンク底部には、油タンク1外部より側板部2に挿通させて排出管11 が設けられている。排出管11は、タンクの径方向に延出され、タンク底部中心 部に底板部4に臨ませた開口部12を有している。排出管11の他端は、他の油 タンク等の系外に接続されている。
【0020】 次に実施例の作用を述べる。
【0021】 ポンプ9等の働きにより、系外の他の油タンクから本油タンクと同種類の油が 共油として導入される。共油はノズル10から油中に噴出される。ノズル開口部 が周方向に向いているので、ノズル10からの共油の噴出により、油中に旋回流 Aが発生する。油中に旋回流Aが発生すると、スラッジは中心部に引き寄せられ 底板部4の中心付近に集まる。排出管11の開口部12がタンク底部中心部に位 置しているため、旋回流中心部に集まったスラッジが排出管11に流れ込むこと になる。このようにして、スラッジは排出管11から排出される。
【0022】 次に、他の実施例を図2に従って説明する。図2(a)、図2(b)は、それ ぞれ浮屋根タンクの平断面図及び側断面図である。
【0023】 図2に示される浮屋根タンク1aは、図1で説明した油タンク1と同様、側板 部3、底板部4及び隅底部5からなる躯体2と、浮屋根6とから構成されている 。躯体2には、重油等の高流動点の油が貯留される。
【0024】 図2(b)は、浮屋根6が最も下降した位置にある状態を示している。サポー ト7が、底板部4に当たっている。底板部4より約1〜0.5mの高さの位置に は、躯体2と同心の円環状に形成された蒸気配管からなるベースヒータ13が設 けられている。ベースヒータ13は、管内に約140℃の水蒸気を導入すること により、貯液を加温することができる。
【0025】 ベースヒータ13と底板部4との間には、躯体2と同心の円環状に形成された 共油配管14が設けられている。共油配管14は、図は省略されているが底板部 よりサポート等で支持されている。また、共油配管は、ノズル用配管8により油 タンク外のポンプに結ばれている。本実施例にあっては、共油配管14は半円環 状に2分され、それぞれの管端には蓋板が溶接されると共にそれぞれの共油配管 14にノズル用配管8が接続されている。ポンプは同種類の油を他の油タンク等 から取り出して共油として共油配管14に供給することができる。この共油は、 ヒータ等により高温に熱せられて供給される。共油配管14には、所定の間隔を 隔てて多数のノズル15が設けられている。各ノズル15は、共油配管14の形 成する円周に対してやや外方或いは内方に一様に傾斜され、また、ノズル開口部 を下方に向けて配列されている。従って、各ノズル15はその噴出方向をタンク 隅底部5又は底板中心部寄りに臨ませていることになる。
【0026】 共油配管14は、上記ポンプからの配管の他に高温水或いは水蒸気を導入する ための配管を接続できるように構成されている。
【0027】 浮屋根タンク1aの運転中には、ベースヒータ13による加熱が行われると共 に高温の共油がノズル15から噴出される。ノズル15の噴出先は、ベースヒー タ13の加温が届かないタンク隅底部5及び底板部4である。従って、タンク隅 底部5及び底板部4の油が、加温・攪拌されることになり、スラッジの堆積が防 止される。
【0028】 一方、定期点検等の際には、貯液が払い出されて浮屋根6が最も下降し、ルー フサポート7が底板部に当たる。ここで、共油配管14に共油,高温水或いは水 蒸気が導入される。この共油,高温水或いは水蒸気は、ノズル15より噴出され タンク隅底部5及び底板部4に付着しているスラッジを洗浄することに使用され る。
【0029】
【考案の効果】
本考案は次のごとき優れた効果を発揮する。
【0030】 (1)油タンク内でもスラッジの堆積の顕著な部分を堆積防止できることにな り、スラッジ堆積防止が効果的になる。
【0031】 (2)運転時にスラッジ堆積を防止するノズル及び共油配管が、点検時の洗浄 水用に兼用でき、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平断面図及び側断面図
である。
【図2】本考案の一実施例を示す平断面図及び側断面図
である。
【符号の説明】
1 油タンク 10 ノズル 11 排出管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンク内の底部近傍でタンク周方向に
    向けて開口され、貯留されている油中に共油を噴出させ
    て旋回流を発生させるノズルを設けると共に、タンク底
    部中心部に開口部を有し、旋回流中心部のスラッジを排
    出する排出管を設けたことを特徴とする油タンクのスラ
    ッジ堆積防止装置。
  2. 【請求項2】 油タンク内の底部近傍に油を加温するた
    めのベースヒータを設けた油タンクにおいて、上記ベー
    スヒータとタンク底部との間に、タンク隅底部又は底板
    に臨み、油中に水蒸気又は高温水又は高温の共油を噴出
    するノズルを配列して設けたことを特徴とする油タンク
    のスラッジ堆積防止装置。
JP4461992U 1992-06-26 1992-06-26 油タンクのスラッジ堆積防止装置 Pending JPH063895U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340997U (ja) * 1986-09-01 1988-03-17
JPS63106500U (ja) * 1986-12-27 1988-07-09
JP2016079093A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 三菱化学株式会社 易重合性化合物の貯蔵タンク設備及び貯蔵方法
WO2023021700A1 (ja) * 2021-08-20 2023-02-23 Dmg森精機株式会社 クーラント処理装置

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