JPH0639414U - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JPH0639414U
JPH0639414U JP8101092U JP8101092U JPH0639414U JP H0639414 U JPH0639414 U JP H0639414U JP 8101092 U JP8101092 U JP 8101092U JP 8101092 U JP8101092 U JP 8101092U JP H0639414 U JPH0639414 U JP H0639414U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成形材料の異常を事前に検証して不良品の発生
を未然に防止する。 【構成】射出成形のフリーショットを利用して、射出用
圧力シリンダ7内の圧力流体の圧力値または加熱シリン
ダ11内の成形材料の圧力値の少なくとも何れか一方の
圧力値Pを検出して、この圧力値Pが、予め設定されて
いる許容圧力範囲内PMIN 〜PMAX にあるか否かを判断
し、許容範囲外である場合には射出異常を喚起する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形装置に関し、特に成形材料の異常をフリーショットを行う 際に検証して不良成形品の発生を未然に防止することができる射出成形装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形は、加熱溶融したプラスチックスあるいはゴムなどの成形材料を成形 型のキャビティ内に射出充填し、冷却後成形品として取り出すことにより行われ る。 この種の射出成形機は、成形材料を加熱溶融する可塑化装置、成形材料を射出 する射出装置、成形型を保持して開閉および締め付けを行う型締め装置、および これら各装置の作動を自動制御するための制御装置などで構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ゴム材料などにおいては、成形を行う前に添加される加硫剤が空気 中の水分等と反応することもあるため、室温状態の下でも加硫が進行することが ある。そのため、ゴム材料を混練したのち成形装置に供給されるまでの保管状態 如何では、加硫が異常に進行した材料で成形を行うこともあった。
【0004】 しかしながら、従来の射出成形装置では、このような異常を事前に検証するこ とができず、成形品を得た後に、例えば成形品の外観検査や機能検査を行って初 めて成形材料の異常に気づくというのが実情であった。その結果、不良品が多数 発生してしまい、事前に成形材料の異常を検証できる射出成形装置の開発が希求 されていた。
【0005】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、成形材 料の異常を事前に検証することにより不良品の発生を未然に防止することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の射出成形装置は、押出機の射出用圧力シ リンダに圧力流体を供給して、射出スクリューを加熱シリンダ内で移動させ、溶 融状態の成形材料を射出する射出成形装置において、前記射出用圧力シリンダ内 の前記圧力流体の圧力値または前記加熱シリンダ内の前記成形材料の圧力値の少 なくとも何れか一方の圧力値を検出する圧力センサと、前記圧力センサにより検 出された圧力値が、予め設定されている許容圧力範囲内にあるか否かを判断し、 前記許容範囲外である場合には射出異常を喚起する制御手段とを有することを特 徴としている。
【0007】
【作用】
本考案の射出成形装置では、実際の射出成形を行う前に成形条件等を検証する ためのフリーショットを行う際に、成形材料を射出するときの圧力特性をもとに 、成形材料の良否を判定する。 すなわち、成形型の注入口に押出機のノズルを押し当てて、この押出機の射出 用圧力シリンダに圧力流体を供給して射出スクリューをノズル方向に所定圧力で 移動させることにより正規の射出成形を行うが、その前にフリーショットを実施 する。
【0008】 このとき、圧力センサによって、射出用圧力シリンダ内の圧力流体の圧力、ま たは、加熱シリンダ内の成形材料の圧力を検出し、検出されたフリーショット時 の圧力値が予め入力されている正常状態の成形材料の許容範囲内にあるか否かを 制御手段にて判断する。少なくとも、フリーショット時の圧力が許容範囲内にな い場合には、その旨を喚起する。
【0009】 これにより、そのロットの成形材料が不良であるとして、正規の射出成形を行 う前に成形材料を交換するなど、成形材料の不良に対処することができ、多数の 不良成形品の発生を未然に防止することができる。
【0010】
【実施例】
本考案の射出成形装置について、好ましい一実施例を挙げ、具体的に図面に基 づいて説明する。 ただし、以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易にするために記載され たものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって 、以下の実施例に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計 変更や均等物をも含む趣旨である。
【0011】 図1は本考案の一実施例に係る射出成形装置を示すブロック図、図2は同実施 例に係る制御手段における処理手順を説明するフローチャート、図3は本考案の 他の実施例に係る射出成形装置を示すブロック図である。
【0012】 本実施例の射出成形装置は、成形型1、この成形型を開閉して締め付けるため の型締め装置(不図示)、成形材料を成形型1に注入するための押出機3、この 押出機3に供給する油圧と油流量とを制御する油圧装置6、成形材料を可塑化す るための可塑化装置11,12、および、これらの各装置の動作を自動制御する ための射出制御装置(不図示)とから構成されている。
【0013】 成形型1は、上型1aと下型1bとからなり、これら上下型1a,1bが組み 合わされることにより内部にキャビティ5が形成される。上型1aおよび下型1 bは、それぞれ加熱盤17a,17bおよび断熱盤18a,18bを介してダイ プレート19a,19bに装着されており、いずれかのダイプレートが他のダイ プレートに対して接近離反移動可能に構成されている。例えば、本実施例では、 下ダイプレート19bが固定され、上ダイプレート19aが上下移動可能に構成 されている。
【0014】 また、上型1aに形成された注入口2に押出し機3のノズル4の先端を当接さ せるため、加熱盤17a、断熱盤18aおよびダイプレート19aには、ノズル 4を通すための貫通孔20がそれぞれ形成されている。 このように上下のダイプレート19a,19bを接近離反移動可能に設けると ともに、このダイプレートに固定された成形型1a,1bが射出圧力によって押 し開かれないように当該成形型を締め付けておくのが型締め装置(不図示)であ り、例えば型締めシリンダ等により構成することができる。
【0015】 押出し機3は、成形材料をノズル4から上型1aと下型1bとの間に形成され たキャビティ5内に注入するための装置であり、内部に射出スクリュー8が軸方 向移動自在に挿入された加熱シリンダ11を有している。この加熱シリンダ11 には、温度調節された加熱媒体を流すための流路12が形成されており、射出ス クリュー8の回転によって加熱シリンダ内部に導入される成形材料を加熱して成 形材料の可塑化状態を維持する可塑化装置を構成している。
【0016】 一方、射出スクリュー8は、図示しないスクリュー駆動用油圧モータで回転し ながら射出用圧力シリンダ7の進退移動によって加熱シリンダ11内を移動する 。この射出用圧力シリンダ7を駆動させる油圧装置6は、例えば、可変容量ポン プと、この可変容量ポンプから圧送される圧力流体の圧送方向を切り替えるため の方向切替え弁と、圧力流体の圧力を所定圧に保つための電磁リリーフ弁とから 構成することができる。
【0017】 射出シリンダ7のピストン22の前後には方向切替え弁を介して油圧装置6か ら圧力流体が送られ、これにより射出スクリュー8を軸方向上下に駆動させるよ うになっている。 また、油圧装置6と方向切替え弁との間には電磁リリーフ弁が装着されており 、射出制御装置からの信号に基づいて(D/A変換器26を介して)油圧装置6 から送られる圧力流体の圧力が調節されるようになっている。
【0018】 図1において符号「15」は位置センサであり、射出スクリュー8の軸方向の 位置を検出して射出制御装置のA/D変換器に出力する。
【0019】 射出成形装置の射出用圧力シリンダ7には、圧力センサ9が設けられており、 射出用圧力シリンダ7内に供給される油圧を検出して、この情報を制御手段10 の入力部13に出力する。圧力センサ9の構成は特に限定されることなく流体圧 が検出できる手段であればよい。
【0020】 本実施例に係る制御手段10には、予め基準となる油圧の範囲を入力して記憶 しておく設定部14が設けられており、例えば、正常な状態で射出成形を行った 際の射出用圧力シリンダ内における油圧の範囲が、PMIN 〜PMAX である場合に は、これら油圧の最小値PMIN と最大値PMAX とを入力しておく。
【0021】 比較部16では、入力部13に取り込まれた実際の油圧値Pと、設定部14に 記憶されている基準油圧PMIN 〜PMAX とを比較し、実際の油圧値Pが基準油圧 範囲内にあるか否かを判断する。 例えば、まず最初にPとPMIN との大小を比較し、もしP<PMIN であれば、 その状態を「0」とする。P<PMIN でない場合には、次にPとPMAX との大小 を比較し、もしP>PMAX であれば、その状態を「2」とする。最後に「0」で も「2」でもなければ、その状態を「1」とする。
【0022】 判定部21では、比較部16における比較結果、つまり、「0」「1」「2」 の何れであるかを基に、成形材料の良否の判定を下す。具体的には、実際の油圧 値Pが基準となる油圧範囲PMIN 〜PMAX にある場合には、比較部16における 結果が「1」であることから、「1」の場合は良品、「0」または「2」の場合 は不良品とする。
【0023】 表示部23では、判定部21における判定結果を作業者等に喚起する。喚起方 法については、良品の表示パネルと不良品の表示パネルとを設けて知らしめても よく、また、不良品の表示パネルのみを設け、不良品である場合のみ、その旨を 喚起してもよい。さらに、喚起手段としては表示にのみ限定されることなく、音 声やその他の手段でもよい。要するに、本考案では、少なくとも成形材料が不良 品であることが判ればよい。
【0024】 次に作用を説明する。 本実施例に係る制御手段の設定部14に、まず、正常な成形材料を用いた場合 の油圧の許容範囲、具体的には最小油圧値PMIN と最大油圧値PMAX とを入力し ておく。(ステップ1)。
【0025】 次いで、加熱シリンダ11内に成形材料を供給してフリーショットを行う(ス テップ2)。このフリーショットの際に、予め決められた射出速度、射出圧で成 形材料を押し出し、そのときの射出用圧力シリンダ7内の油圧Pを圧力センサ9 から入力部13に取り込む(ステップ3)。
【0026】 ついで、比較部16において、入力部13に取り込まれた実際の油圧値Pと、 設定部14に記憶されている基準油圧PMIN 〜PMAX とを比較し、実際の油圧値 Pが基準油圧範囲内にあるか否かを判断する(ステップ4)。 具体的には、まず最初にPとPMIN との大小を比較し、もしP<PMIN であれ ば、その状態を「0」とする。P<PMIN でない場合には、次にPとPMAX との 大小を比較し、もしP>PMAX であれば、その状態を「2」とする。最後に「0 」でも「2」でもなければ、その状態を「1」とする。
【0027】 そして、判定部21において、比較部16における比較結果、つまり、「0」 「1」「2」の何れであるかを基に、成形材料の良否の判定を下す。 すなわち、実際の油圧値Pが基準となる油圧範囲PMIN 〜PMAX にある場合に は、比較部16における結果が「1」であることから、「1」の場合は良品、「 0」または「2」の場合は不良品とする。
【0028】 最後に、表示部23に異常表示信号等を出力し、判定部21における判定結果 を作業者等に喚起する(ステップ5)。 このような手順はフリーショットを行っている間継続してもよいし(ステップ 6)、ある決められた時間内のみ行うようにしてもよい。
【0029】 本実施例の射出成形装置によれば、フリーショットを利用して、そのロットの 成形材料の良否を判定するようにしているので、正規の射出成形を行う前に成形 材料を交換するなど、成形材料の不良に迅速に対処することができ、多数の不良 成形品の発生を未然に防止することができる。
【0030】 なお、本考案は上述した実施例のみに限定されることなく種々に改変すること ができる。 図3は本考案の他の実施例に係る射出成形装置を示すブロック図であり、本実 施例の場合は、圧力センサ9で検出する対象が相違しており、その余の構成は同 じである。
【0031】 すなわち、本実施例でもフリーショットを利用して正規の成形を行う前に成形 材料の良否を判定するようにしている点は同じであるが、成形材料の良否を判定 するにあたり、基準となる圧力値Pを成形材料の圧力で構成している。 具体的には、加熱シリンダ11内に供給された成形材料が射出される際に、そ の圧力値Pを圧力センサ9で検出し、これを制御手段10の入力部13に取り込 む。 一方、設定部14には、予め基準となる成形材料の射出圧の範囲が入力されて 記憶される。例えば、正常な状態で射出成形を行った際の成形材料の射出圧の範 囲が、PMIN 〜PMAX である場合には、これら射出圧の最小値PMIN と最大値P MAX とを入力しておく。
【0032】 その後の処理手順は、上述した実施例と同様に、図2に示すフローチャートに したがって処理されるが、本実施例においても、フリーショットを利用して、そ のロットの成形材料の良否を判定するようにしているので、正規の射出成形を行 う前に成形材料を交換するなど、成形材料の不良に迅速に対処することができ、 多数の不良成形品の発生を未然に防止することができる。
【0033】
【考案の効果】
本考案の射出成形装置は、射出成形のフリーショットを利用して、射出用圧力 シリンダ内の圧力流体の圧力値または加熱シリンダ内の成形材料の圧力値の少な くとも何れか一方の圧力値を検出して、この圧力値が、予め設定されている許容 圧力範囲内にあるか否かを判断し、許容範囲外である場合には射出異常を喚起す るようにしているので、成形材料の不良に迅速に対処することができ、多数の不 良成形品の発生を未然に防止することができる。
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の射出成形装置は、押出機の射出用圧力シ リンダに圧力流体を供給して、射出スクリューを加熱シリンダ内で移動させ、溶 融状態の成形材料を所定速度で射出する射出成形装置において、前記射出用圧力 シリンダ内の前記圧力流体の圧力値または前記加熱シリンダ内の前記成形材料の 圧力値の少なくとも何れか一方の圧力値を検出する圧力センサと、前記圧力セン サにより検出された圧力値が、予め設定されている許容圧力範囲内にあるか否か を判断し、前記許容範囲外である場合には射出異常を喚起する制御手段とを有す ることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】
本考案の射出成形装置では、実際の射出成形を行う前に成形条件等を検証する ためのフリーショットを行う際に、成形材料を所定速度で射出するときの圧力特 性をもとに、成形材料の良否を判定する。 すなわち、成形型の注入口に押出機のノズルを押し当てて、この押出機の射出 用圧力シリンダに圧力流体を供給して射出スクリューをノズル方向に所定速度で 移動させることにより正規の射出成形を行うが、その前にフリーショットを実施 する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 一方、射出スクリュー8は、図示しないスクリュー駆動用油圧モータで回転し ながら射出用圧力シリンダ7の進退移動によって加熱シリンダ11内を移動する 。この射出用圧力シリンダ7を駆動させる油圧装置6は、例えば、可変容量ポン プと、この可変容量ポンプから圧送される圧力流体の圧送方向を切り替えるため の方向切替え弁と、圧力流体の流量を所定圧に保つための電磁流量調整弁とから 構成することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 射出シリンダ7のピストン22の前後には方向切替え弁を介して油圧装置6か ら圧力流体が送られ、これにより射出スクリュー8を軸方向上下に駆動させるよ うになっている。 また、油圧装置6と方向切替え弁との間には電磁流量調整弁が装着されており 、射出制御装置からの信号に基づいて(D/A変換器26を介して)油圧装置6 から送られる圧力流体の流量が調節されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る射出成形装置を示すブ
ロック図である。
【図2】同実施例に係る制御手段における処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】本考案の他の実施例に係る射出成形装置を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1…成形型 1a…上型 1b…下型 2…注入口 3…押出機 4…ノズル 5…キャビティ 6…油圧装置 7…射出用圧力シリンダ 8…射出スクリュー 9…圧力センサ 10…制御手段 11…加熱シリンダ 12…流路 13…入力部 14…設定部 15…位置センサ 16…比較部 17a,17b…加熱盤 18a,18b…断熱盤 19a,19b…ダイプレート 20…貫通孔 21…判定部 22…ピストン 23…表示部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出機(3)の射出用圧力シリンダ(7)
    に圧力流体を供給して、射出スクリュー(8)を加熱シ
    リンダ(11)内で移動させ、溶融状態の成形材料を射
    出する射出成形装置において、 前記射出用圧力シリンダ(7)内の前記圧力流体の圧力
    値(PO )または前記加熱シリンダ(11)内の前記成
    形材料の圧力値(PM )の少なくとも何れか一方の圧力
    値(P)を検出する圧力センサ(9)と、 前記圧力センサ(9)により検出された圧力値(P)
    が、予め設定されている許容圧力範囲(PMAX
    MIN )内にあるか否かを判断し、前記許容範囲外であ
    る場合には射出異常を喚起する制御手段(10)とを有
    することを特徴とする射出成形装置。
JP1992081010U 1992-10-29 1992-10-29 射出成形装置 Expired - Lifetime JP2590080Y2 (ja)

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