JPH0639767Y2 - 船用筒形水こし - Google Patents

船用筒形水こし

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JPH0639767Y2
JPH0639767Y2 JP1990113297U JP11329790U JPH0639767Y2 JP H0639767 Y2 JPH0639767 Y2 JP H0639767Y2 JP 1990113297 U JP1990113297 U JP 1990113297U JP 11329790 U JP11329790 U JP 11329790U JP H0639767 Y2 JPH0639767 Y2 JP H0639767Y2
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strainer
cylinder
strain
water
casing
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孝志 白石
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は船用筒形水こしに関する。さらに詳しくは、船
の水管系に使用する筒形水こしに関する。ここにいう船
の水管系には、船の機関室内に装備される海水取入れ用
管路のほか、ビルジ吸引用管路、バラスト吸引用管路な
どがある。
[従来の技術] 従来の船用筒形水こしに関しては、日本工業規格F7121
に記載されたものがある。
この水こし50を第5図に基づき説明する。
1はケーシングで、有底筒状のこし筒収容室2を有し、
その両側には、流入口3と排出口4が形成されている。
前記収容室2内には、こし筒20が装着され、収容室2の
上面は蓋5で密閉されている。
前記こし筒20は金属製の有底筒状の容器であり、上部一
側面に開口21が形成されている。この開口21の内径はケ
ーシング1の流入口3の内径とほぼ同じである。また、
こし筒20の壁面には、こし孔22が多数穿孔されている。
こし孔22の内径は通常8mm前後である。
[考案が解決しようとする課題] 従来の水こし50では、比較的大きなゴミ等を除去するこ
とができたが、内径8mmのこし孔22を簡単に通り抜ける
ような比較的小さなゴミや微生物等は除去することがで
きなかった。そのため、水管系に介装されているポンプ
等の保護が充分でないという問題があった。
なお、こし孔の内径を小さくすれば、小さなゴミや微生
物等も除去することができるはずであるが、そうすると
管路抵抗が極端に大きくなるので、流体の水こし通過面
積を大きくしなければならず、そのため大容量の水こし
を設置したり、こし孔の目づまりが、頻繁に生じ、度々
清掃しなければならないという問題点を派生することに
なる。
したがって、小さなゴミや微生物等の除去と水管系の管
路抵抗の増大を避けるという両命題は二律背反であっ
て、これまでいかいなる水こしにおいても達成されてい
なかったのである。
そこで本考案は、小さなゴミや微生物等を効果的に除去
しながら、管路抵抗の増大を避けることができる船用筒
形水こしを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の船用筒形水こしは、 流体の流入口と排出口との間にこし筒収容室が形成され
たケーシングと、 前記ケーシングの収容室内に装着され、多数のこし孔が
壁面に穿孔された筒型の外側こし筒と、前記外側こし筒
の内部に装着された内側こし筒とからなり、前記こし筒
が、内側こし筒の前面であってケーシングの流入口に対
面する部位に大径の流入孔が穿孔され、こし筒の後面お
よび底部に微少径のこし孔が穿孔されており、外側こし
筒と内側こし筒の間には流体の全部が流れても配管抵抗
が問題とならないよう充分な隙間が形成されていること
を特徴とする。
また、本考案では、内側こし筒の前面であってケーシン
グの流入口に対面する部位に流入孔を穿孔するのが好ま
しい。
[作用] 本考案においては、ケーシングの流入口から入った水
(海水を含む)は、まず外側こし筒内に流入し、一部の
水はさらに内側こし筒の流入孔から流入する。内側こし
筒に入った微小径のこし孔で濾過されるので、小さなゴ
ミや微生物等も除去された状態で外側こし筒を通り、さ
らにケーシングの排出口から出ていく。そして外側こし
筒と、内側こし筒の間の隙間を流れる水は、外側こし筒
で濾過されて排出される。
以上のように、流入した水は、全量が外側こし筒を通る
ので、従来例と同様に大きなゴミは除去され、さらに一
部の水は内側こし筒を通るので実用上差し支えない程度
に小さなゴミや微生物等も除去される。そのため水管系
のポンプ等を損傷させたり、熱交換器のチューブにつま
ったり、たまったりすることがほとんどない。そして、
流水量の一部は内側こし筒に入らず、外側こし筒のみ通
って出ていくので、管路抵抗の異常な増大を避けること
ができる。
また、内側こし筒の流入孔がケーシングの流入口に対面
する部位に穿孔されているので小さなゴミや微生物等が
水の流れにのり、方向転換することなくそのまま流入孔
に侵入するので、全水量中の微生物等のうち内側こし筒
で捕獲しうる微生物等の分量の割合は大きいものであ
る。
[実施例] つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第4図には本考案の一実施例である水こしAを装備した
水管系Lが示されている。すなわち、本図において、B
は船舶の外板であり、その一部に海水箱Cが設けられて
いる。この海水箱Cと機関室内に装備されたポンプPと
が水管Lで接続されており、水管Lの途中には止弁Vと
本実施例の水こしAが介装されている。
つぎに、第1〜第2図に基づき水こしAの詳細を説明す
る。なお、同図において第5図に示した従来例と同一部
品には同一符号を付している。
ケーシング1には有底筒状のこし筒収容室2が形成さ
れ、その上部両側には流入口3と排出口4が形成されて
いる。また流入口3と排出口4には水管Lに介装するた
めのフランジ6、7が形成されている。収容室2の上面
は開放されており、蓋5が取付けられている。この蓋5
は蓋押え8に螺合された押えボルト9により、収容室2
の上面にガスケット11を介して押し付けられている。ま
た、蓋5の適所にはプラグ12が螺入されている。
前記収容室2内には外側こし筒20が装着されている。す
なわち、外側こし筒20の上端外周にはリング23が固定さ
れており、それがケーシング1の上部内周に形成された
段付鍔13に嵌められて、外側こし筒20が固定されてい
る。この外側こし筒20は第5図に示した従来のこし筒20
と同様の部品である。したがって、その前面上部には円
形の開口21が形成され、筒壁の全面にはこし孔22が多数
穿孔されている。このこし孔22の内径は、たとえば呼び
径(排出口4の内径を単位mmで表示したもの)40〜100
の水こしのばあい、通常8mmであり、そのこし孔22の総
面積は排出口の断面積の約4〜4.5倍である。なお、開
口21とケーシング1の流入口3との間には鋼製の当て金
24が取付けられている。
前記外側こし筒20の内部には内側こし筒30が装着されて
いる。この内側こし筒30は筒形のこし筒であり、その上
端には円形の開孔付き天板35が設けられている。そし
て、天板35と取手兼用の押え板36を外側こし筒20のリン
グ23にボルト37で締結することにより、内側こし筒30が
取付けられている。内側こし筒30の外径は外側こし筒20
の内径より小さくなっており、内側こし筒30と外側こし
筒20との間には全流体が流れる隙間25が形成されてい
る。
この隙間25の大きさは、内側こし筒30を通らず、外側こ
し筒20のみを通る水量を決定するので、管路抵抗を決定
するファクターとなるものであり、また内側こし筒30の
直径は内側こし筒で、濾過する水量を決定するファクタ
ーとなるものである。これらの数値は所望する濾過性能
に基づき設定すればよい。
内側こし筒30の前面であって、ケーシング1の流入口3
に対面する部位には流入孔31が穿孔されている。この流
入孔31は、流入口3から入る水に対し直角に面している
ので、小さなゴミや微生物等が侵入しやすいものであ
る。そして、流入孔31の孔径と数は内側こし筒30で濾過
する水量を決定するファクターの一つであり、流入孔31
の総面積が多いほど濾過水量を増やすことができる。同
時に流入孔31の総面積は外側こし筒20でのみ濾過する水
量を決めるファクターでもあり、その数値は、濾過すべ
き微生物等の量や管路抵抗の数値などから最適の値に決
めればよい。本実施例では孔径20mmの流入孔を20〜25個
穿孔している。
内側こし筒30の後面、すなわち第2図に符号Zで示して
いるこし筒の両側から背面にかけた領域と底部には、微
少径のこし孔32が穿孔されている。このこし孔32の孔径
は、小さなゴミや微生物等を通過させず捕獲しうる大き
さでなければならず、本実施例では孔径を1mmに設定し
ている。こし孔32の孔径と穿孔数、すなわちこし孔32の
総面積も濾過すべき微生物等の量や管路抵抗を決定する
ファクターであり、所望する濾過性能から最適値を決め
ればよい。
内側こし筒30の内部には、つぎの二種類の邪魔板33、34
が設けられている。邪魔板33は長方形の板であり流入孔
31の裏側に設けられ、水の流れの方向(第2図の矢印
a)に対し斜めに向けられている。このため、流入孔31
から入った水は第3図に矢印cで示すように、内側こし
筒30内部で螺旋状に旋回させられ、こし孔32に均一に当
てられる。
また、邪魔板34は、略半円状の板であり邪魔板33の下方
において、水平に取付けられている。そして邪魔板34の
先端縁は、やや下方に折り曲げられている。この邪魔板
34は、沈澱した小さなゴミや微生物等が再浮上して、流
入孔31から出ないようにするために設けられている。
つぎに、本実施例の濾過作用を第1図および第3図を参
照しながら説明する。
海水が矢印aで示すように取り入れられると、まず外側
こし筒20内に入り、一部は内側こし筒30の流入孔31から
その内部に入り、残部は内側こし筒30の周囲の隙間25を
通って、外側こし筒20のみで濾過される。
内側こし筒30に入った水は邪魔板3で螺旋状に旋回させ
られ(矢印c)、その間、小さなゴミや微生物はこし孔
32を通過できないので、内側こし筒30の底部に沈澱させ
られる。そして、一度沈澱した微生物等は邪魔板34によ
り浮上を妨げられるので、内側こし筒30内のこし孔32が
詰まることは極力避けられる。そして、内側こし筒30の
こし孔32にて濾過されて出た水は、隙間25を流通し、外
側こし筒20を流通して、排出口4からポンプPに送られ
る。
一方、矢印eで示すように内側こし筒30の周囲の隙間25
を通る水は外側こし筒20のみで濾過されて矢印bで示す
ように排出される。このように、内側こし筒30を通らな
いで水が流れる隙間25があることにより、管路抵抗の増
大を実用上許容できるところまで抑えることができる。
[考案の効果] 本考案よれば、従来不可能であった小さなゴミや微生物
等を効果的に除去することができ、しかも、管路抵抗の
増大を極力抑えるという二律背反した命題を解決するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる船用筒形水こしA
の断面図、第2図は第1図に示された内側こし筒30の天
板33を省略して示す一部破断斜視図、第3図は同実施例
の水こしAの濾過作用を示す説明図、第4図は同実施例
の水こしAを取付けた水管系の説明図、第5図は従来の
船用筒形水こしの断面図である。 (図面の主要符号) 1:ケーシング 3:流入口 4:排出口 20:外側こし筒 21:開口 22:こし孔 30:内側こし筒 31:流入孔 32:こし孔 33:邪魔板 34:邪魔板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の流入口と排出口との間にこし筒収容
    室が形成されたケーシングと、前記ケーシングの収容室
    内に装着され、多数のこし孔が壁面に穿孔された筒形の
    外側こし筒と、 前記外側こし筒の内部に装着された内側こし筒とからな
    り、 前記内側こし筒が、そのこし筒の前面であってケーシン
    グの流入口に対面する部位に大径の流入孔が穿孔され、
    こし筒の後面および底部に微小径のこし孔が穿孔されて
    おり、 外側こし筒と内側こし筒の間には流体の全部が流れても
    配管抵抗が問題とならないような充分な隙間が形成され
    ている ことを特徴とする船用筒形水こし。
  2. 【請求項2】前記内側こし筒が、流入孔が穿孔されてい
    る壁面の内側に、流入した流体をこし筒内で旋回させる
    ための邪魔板を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    船用筒形水こし。
  3. 【請求項3】前記内側こし筒が、こし筒の内部であって
    前記流入口の下側に、こし筒内に沈殿した物質の浮上を
    防止する邪魔板を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の船用筒形水こし。
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