JPH06400Y2 - 自動車のオイル交換時の廃油回収構造及び廃油受け - Google Patents

自動車のオイル交換時の廃油回収構造及び廃油受け

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JPH06400Y2
JPH06400Y2 JP10701789U JP10701789U JPH06400Y2 JP H06400 Y2 JPH06400 Y2 JP H06400Y2 JP 10701789 U JP10701789 U JP 10701789U JP 10701789 U JP10701789 U JP 10701789U JP H06400 Y2 JPH06400 Y2 JP H06400Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のオイル交換時の廃油回収構造及び廃油
受けに関し、特に廃油回収作業性の向上と、廃油回収時
に車体に及ぼしていた悪影響の回避および作業環境の保
全を達成するための技術に関するものである。
(従来の技術) 従来より、自動車のエンジンオイル交換時の廃油は、一
般に、オイル交換場所に停車させた自動車を、リフトに
よって適当な高さに持ち上げ、エンジンのクランクケー
ス下部を覆っているオイルパンのドレンプラグを取外し
て、ドレン孔から廃油を流下させ、この廃油を廃油受け
で受取り、廃油を受取った廃油受けを別の場所に設置さ
れている廃油タンクまで運んで、廃油タンクに注入して
回収するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記従来の廃油回収構造及び廃油受けでは、リ
フトによる自動車のアップダウン操作、廃油を受取った
廃油受けを別の場所に設置されている廃油タンクまで運
んで廃油タンクに注入する作業など、比較的煩雑な操作
および作業を必要とするため、オイル交換に長時間を要
する難点がある。また、車種によって、廃油を流下させ
るオイルパンのドレン孔の位置が異なるため、リフトに
よって自動車を持ち上げて廃油を抜取る構造では、廃油
受けをドレン孔に対応させて位置合せする位置決め操作
が比較的困難である。
また、廃油の滴下による床面の汚れや、リフトによる自
動車のアップダウンにより、車体に偏荷重が負荷されて
車種によっては歪を生じるおそもある。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、操作
性および作業性の向上を図って、オイル交換サイクルタ
イムを短縮させるとともに、車体におよぼす悪影響や床
面の汚れを回避して、作業環境の保全が達成される自動
車のオイル交換時の廃油回収構造及び廃油受けの提供を
目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案は自動車が車幅方に
跨って停止させられる長方形状のピットと、このピット
の幅方向両側上部の内面に該ピットの長手方向に延在し
て配設されたレールと、このレールに沿って往復移動自
在に架設された上部開口容器状の廃油受けと、この廃油
受けの下部に形成した排油口に接続される弁を備えた排
油導出系とを具備し、前記排油導出系の出口が廃油回収
タンクに廃油を回収させる廃油回収ポンプを介設した廃
油回収系の入口に着脱自在に接続されるように構成した
ものである。
また、本考案の廃油受けは、自動車が車幅方に跨って停
止させられるピットの幅方向両側上部の内面に該ピット
の長手方向に延在して配設されたレールに沿って往復移
動自在に架設されると共に、上部を開口し下部に排油口
を形成した容器状の本体部と該上部開口を開閉自在に覆
う蓋体とより構成したものである。
(作用) 本考案の廃油回収構造によれば、オイル交換の必要があ
る自動車を、ピットを跨いで所定位置に停止させたの
ち、ピット内の作業員による廃油受けをレールに沿って
進退移動させ、エンジンルームの下側の所定位置に位置
決めする。
オイルパンのドレンプラグを取外して、ドレン孔からオ
イルパン内の廃油を廃油受けに流下排出し、廃油受けに
よって受取る。この場合、排油口に接続されている排油
導出系の弁は閉成しておく。
廃油受けをレールに沿って移動させ、排油導出系の出口
を廃油回収系の入口に接続して、前記弁を開成する。
廃油回収系に介設されているポンプの運転によって、廃
油受け内の廃油は排油導出系および廃油回収系を通って
廃油回収タンクに強制的に回収される。
また、本考案の廃油受けにおいては、上記廃油回収構造
と同時にピット内の作業員による廃油受けをレールに沿
って進退移動させ、エンジンルームの下側の所定位置に
位置決めする。
オイルパンのドレンプラグを取外して、ドレン孔からオ
イルパン内の廃油を廃油受けに流下排出し、廃油受けに
よって受取る。この場合、廃油受けの蓋体を開き、本体
部に張設されたネット或いはこの蓋体の内面においてド
レン孔より流出した廃油を受け止め、廃油を廃油受けの
本体部に導入する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案を適用した自動車のオイル交換システ
ムの一例を示す説明平面図であり、図において1はピッ
トで、地下通路(図示省略)から出入りできるように形
成され、自動車(図示省略)が車幅方向に跨って停止で
きるような幅員を有し、所定台数(例えば2台)を縦列
停止させることのできる縦軸長さを備えている(勾論、
1台停止可能な縦軸長さピットにしてもよい)。
ピット1の上位にはホースリール格納部とが、例えば天
井から吊垂設されている。このホースリール格納部2は
複数のブロックに区画され、各ブロック毎にホースを巻
回したリール(図示せず)が格納されており、これらホ
ースは、それぞれの先端に接続されているノズルもしく
はガンを把持して引寄せることで、リールから繰り出さ
れ、把持を解除することによって、リールの自動的な巻
取回転により原位置に復帰するようになっている。ま
た、前記ノズルもしくはガン類は、それぞれの手元に設
けられているバルブの操作によって開閉される。
ピット1から適当な距離を有して離れた、例えば地下に
は、消費量が最も多いであろうと予想されるエンジンオ
イルを貯留した容器の大きい新油タンク3および廃油回
収タンク4が埋設され、またピット1を床面に掘削形成
している建屋5の適所のタンク庫6に前記新油タンク3
よりも容器の小さい複数の新油タンク7,8,9が配置
されている。なお、新油タンク7および8には、種類の
異なるエンジンオイルが貯留され、また新油タンク9に
はギャーオイルが貯留されている。
タンク庫6に隣接するコンプレッサー室10には圧縮空気
供給源としてのエアーコンプレッサー11が配置され、こ
こから圧縮空気供給管11Aを介して新油タンク3,7,
8,9にその吸込口もしくは吸込管を浸漬している立軸
ポンプ12の駆動部、つまりエアーモータに圧縮空気が供
給される。
各立軸ポンプ12の吐出口は、新油供給管3A,7A,8A,9Aを
介して、新油注入ガンの接続されているホースに、それ
ぞれが接続される。つまり、新油供給管3A,7A,8Aはホー
スリール格納部2の各ブロックに格納されたホースに接
続され、新油供給管9Aはピット1内に配置されているホ
ースに接続される。
また、前記圧縮空気供給管11Aから分岐された分岐管11B
は、ホースリール格納部の複数のブロックにおけるエア
ー注入ノズルが接続されているホースに接続される。
13は水源を示し、この水源13は、供給管13Aを介してホ
ースリール格納部2の複数のブロックにおける冷却水注
入ガンが接続されているホースに接続される。
ピット1には1対の廃油受け14,14が配設されている。
これら廃油受け14,14は、第2図および第3図に示すよ
うに、ピット1の幅方向両側の内面に該ピット1の長手
方向全長に延在して配設されたレール15,15に沿って往
復移動できるように架設されている。
即ち、廃油受け14,14は、上部を開口した容器状の本体
部14Aと、この本体部14Aの上部開口を開閉自在に覆う蓋
体14B,14Bとから構成され、本体部14Aの両側から張出し
て設けられた車輪14C,14Cがレール15,15に転動自在に支
持されている。そして、蓋体14B,14Bは本体部14Aの両側
端部上面にヒンジ14a……によって上下方向の観音開き
状に取付けられており、各蓋体14B,14Bの内面には、仮
想線Xで示すように、蓋体14B,14Bの開成時に延出位置
に引出して位置決め可能なウィング14b,14bが取付けら
れている。また、蓋体14b,14bの下側には、ネット22,22
が着脱可能に張設されている。
本体部14Aの下部(例えば底板)にはソケットによって
なる排油口14Dが形成され、この排油口14Dには弁16を備
えた排油導出系17が接続されている。排油導出系17は、
例えばエルボ,ニップル,ジョイント部材などの周知の
管継手部材もしくはフレキシブルなホースによって構成
されている。
第1図において18は管路によって構成された廃油回収系
を示し、廃油回収ポンプ19が介設されており、ピット1
の所定位置にその入口18Aを突出させた状態で配設され
ている。そして、出口18Bは廃油回収タンク4に接続さ
れている。
排油導出系17の出口17Aには、周知のワンタッチ式管継
手の一方(図示省略)が取付けられており、廃油回収系
18の入口18Aには前記周知のワンタッチ式管継手の他方
(図示省略)が取付けられている。したがって、廃油受
け14をレール15,15に沿って廃油回収系18の入口18Aに接
延する位置まで移動させることで、排油導出系17の出口
17Aを廃油回収系18の入口18Aに着脱自在に接続できる。
なお、前記廃油回収ポンプ19は分岐管11Cから供給され
る圧縮空気によって、前記立軸ポンプ12と同様に回転駆
動される。
図中、20は転落防止ネットを示し、レール21,21を案内
にピット1の長手方向に往復移動可能に配設されてい
る。
前記構成において、オイル交換の必要が有る自動車(図
示せず)を、ピット1を跨いで所定位置に停止させる。
ピット1の上側、つまり床上の作業員によって自動車の
エンジンルームのボンネットを開放し、例えばエンジン
のバルブ,ロッカー,カバーのオイル注入口を閉塞して
いるキヤップを取外して、オイル注入口を開口する。
ピット1内の作業員により、廃油受け14をエンジンルー
ム下側の所定位置に位置決めする。転落防止ネット20,2
0を移動させて、車体の少なくともエンジンルーム下側
を開放する。さらに、蓋体14,14を開成する。
オイルパンのドレンプラグを取外して、ドレン孔からオ
イルパン内の廃油を廃油受け14に流下排出する。この場
合、弁16は閉成しておく。
ドレン孔から流下した廃油は、ネット22,22を通って廃
油受け14の下部に受け止められる。流下した廃油が下部
の底板に衝突することによって生じる飛沫はネット22,2
2のバリヤ機能によって廃油受け14の上位に飛散する不
都合が避られ、ピット内の作業員に廃油の飛沫がかかる
のを防止する。
また、ネット22,22はドレンプラグや手動工具等が廃油
受け14内に落下する不都合をも確実に防止する機能も有
しているものである。
レール15,15に沿って、廃油受け14を廃油回収系18の入
口18Aに接延する位置に移動させる。
蓋体14B,14Bを閉成する。
排油導出系17の出口17Aを廃油回収系18の入口18Aにワン
タッチ操作によつて接続する。
弁16を開成するとともに、廃油回収ポンプ19を運転し
(勾論予め廃油回収ポンプを運転しておいてもよい)、
廃油受け14によって受取った前述の廃油を排油導出系1
7、および廃油回収系18の経路を介して廃油回収タンク
4に強制的に回収する。
車種によって、ドレンプラグのドレン孔が車幅方向側方
に偏位して存在している場合には、第2図に示すよう
に、蓋体14Bの内面でドレン孔から流下排水する廃油を
受け止めるか、或いは、蓋体14Bの内面に取付けられて
いるウィング14bを延出させて、廃油の流下位置に対応
させればよい。これによって、廃油のピット1内滴下を
防止できる領域の拡大がなされる。図示されるように、
右側のウィング14bを延出させることで、オイルパンの
右側にドレン孔が偏在して設けられている車種に対応で
きる。
また、左側のウィング14bを延出させることによって、
オイルパンの左側にドレン孔が偏在して設けられている
車種にも対応できる。
ドレンプラグによってドレン孔を閉塞する。
このように、本考案にかかる廃油回収構造及び廃油受け
ではきわめて速かに廃油を回収できる。したがって、オ
イル交換サイクルタイムの短縮化に寄与し、作業性の向
上を達成させることが可能になる。しかも、車体をリフ
トによってアップダウンさせる必要がないので、前述し
た車体に対する悪影響を回避できる。しかも、廃油は、
車種の如何を問わず、廃油受け14によって確実に受止め
ることができるので、床面およびピット1内を汚すこと
がない。つまり作業環境の保全を達成できる。
なお、新油の供給はつぎに記載する手順によってなされ
る。
ホースに接続されてホースリール格納部2から垂下して
いる複数の新油注入ガンもしくは注入ノズルの中から、
床上の作業員によって所定の新油注入ガン、例えば注入
すべき新油が貯留されている新油タンク3に対応する新
油注入ガンを選択して引寄せ、その先端部を前述の開放
されているオイル注入口に挿入する。
新油供給ポンプつまり立軸ポンプ12の運転と、手元操作
による新油注入ガンの開放によつて所定量の新油を注入
する。注入量は、注入時に例えばディジタル表示する表
示部(図示せず)を見ることによって確認することがで
きる。
新油注入ガンの開放してホースリール格納部2側に復帰
させる。
一方、他の新油注入ガンを選択して前述と同様の操作を
施すことによって、他の新油タンクに貯留されている新
油を注入することができる。
ギャーオイルの注入は立軸ポンプ12の運転と手元操作に
よる新油注入ガンの開放によってピット1内において行
うことができる。
また、エアー注入ノズルを引寄せて手元操作より開放す
ることで、タイヤに対してエアーを注入でき、冷却水注
入ガンを引寄せて手元操作によって開放することでラジ
ェータに冷却水を補給することもできる。
なお、新油タンク3,7,8,9のレベルが各タンク内に補給
を必要とするレベルに低下した場合には、レベルセンサ
ー(図示せず)によってこれを検知し、適宜警報を発す
るようにしておけばよい。警報が発せられると、速やか
に補給すればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、従来のようなリ
フトによる自動車のアップダウン操作、オイルパンから
抜取った廃油を別の場所に設置されている廃油タンクま
で運んで貯留する作用など、比較的煩雑な操作および作
業が不要になるため、作業性が向上し、オイル交換のサ
イクルタイムを大幅に短縮するのに寄与することができ
る。
また、本考案は廃油受けをドレン孔に対応する適正位置
に位置合せして位置決めする操作が、単にレールを案内
に廃油受けを往復移動させるだけでよいから、従来と比
較して容易であり操作性が向上する。
さらに、リフトによる自動車のアップダウンを省略でき
るので、車体の偏荷重が負荷されない。したがって、車
体におよぼす悪影響が回避され、車体の保護を図ること
ができる。
そして、本考案廃油受けの本体部内にネットを張設した
場合、ドレン孔から流下する廃油の飛沫を防止すること
ができ、廃油の滴下による床面やピット内壁の汚れを極
力抑えられるので、作業環境の保全に役立つ。また、廃
油受けの蓋体を上下の観音開き状に形成した場合、およ
び蓋体より延出できるウィングを設ける場合は、廃油の
ピット内滴下を防止できる領域を拡大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した自動車のオイル交換システム
の一例を示す説明平面図、第2図は廃油受けの一例を一
部断面にて示す正面図、第3図は廃油受けの平面図、第
4図は第3図における一部拡大図である。 1…ピット 4…廃油回収タンク 14…廃油受け 14A…本体部 14B,14B…蓋体 14b,14b…ウィング 14D…排油口 15…レール 17…排油導出系 18…廃油回収系 19…廃油回収ポンプ 22,22…ネット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車が車幅方に跨って停止させられるピ
    ットと、このピットの幅方向両側上部の内面に該ピット
    の長手方向に延在して配設されたレールと、このレール
    に沿って往復移動自在に架設された上部開口容器状の廃
    油受けと、この廃油受けの下部に形成した排油口に接続
    される弁を備えた排油導出系とを具備し、前記排油導出
    系の出口が廃油回収タンクに廃油を回収させる廃油回収
    ポンプを介設した廃油回収系の入口に着脱自在に接続さ
    れるように構成したことを特徴とする自動車のオイル交
    換時の廃油回収構造。
  2. 【請求項2】自動車が車幅方に跨って停止させられるピ
    ットの幅方向両側上部の内面に該ピットの長手方向に延
    在して配設されたレールに沿って往復移動自在に架設さ
    れると共に、上部を開口し下部に排油口を形成した容器
    状の本体部と該上部開口を開閉自在に覆う蓋体とから構
    成することを特徴とする廃油受け。
  3. 【請求項3】上記蓋体の下側の本体部内にネットを張設
    したことを特徴とする請求項2の廃油受け。
  4. 【請求項4】請求項2の蓋体を上下方向の観音開き状に
    取付けた請求項2又は3の廃油受け。
  5. 【請求項5】蓋体の内面に蓋体の開成時に延出位置に引
    出して位置決め可能なウィングを設けた請求項4の廃油
    受け。
JP10701789U 1989-09-11 1989-09-11 自動車のオイル交換時の廃油回収構造及び廃油受け Expired - Lifetime JPH06400Y2 (ja)

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JPH0346097U JPH0346097U (ja) 1991-04-26
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