JPH0640324A - 鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄道車両用ブレーキの制御方法 - Google Patents
鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄道車両用ブレーキの制御方法Info
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- JPH0640324A JPH0640324A JP4316914A JP31691492A JPH0640324A JP H0640324 A JPH0640324 A JP H0640324A JP 4316914 A JP4316914 A JP 4316914A JP 31691492 A JP31691492 A JP 31691492A JP H0640324 A JPH0640324 A JP H0640324A
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 鉄道車両用流体ブレーキ装置において、ブレ
ーキ立上り時刻を早めてブレーキ距離を短縮し、また、
ポンプ、制御弁の破損時等において安全かつ、車体重量
に応じたブレーキ力を得る。 【構成】 ブレーキシュー8が取付けられたピストンロ
ッド7aを駆動するシリンダ7、加圧流体の圧力を計測
する圧力計13、コントローラ14によって制御され加
圧流体の給排をコントロールする流量制御弁6を備え並
列に第2の流量制御弁19を設けてブレーキ開始直後に
シリンダ7へ圧力流体を供給し、圧力が所定値に達した
時に圧力流体の供給を遮断する。また、戻り管路にチェ
ック弁を設けてブレーキ非作動時のシリンダ圧力を維持
してブレーキの時間遅れを少くする等の手段を講じ、更
に、加速度と駆動モータの電流から車両速度を求め、こ
れに応じブレーキ力を発生させるようにした。
ーキ立上り時刻を早めてブレーキ距離を短縮し、また、
ポンプ、制御弁の破損時等において安全かつ、車体重量
に応じたブレーキ力を得る。 【構成】 ブレーキシュー8が取付けられたピストンロ
ッド7aを駆動するシリンダ7、加圧流体の圧力を計測
する圧力計13、コントローラ14によって制御され加
圧流体の給排をコントロールする流量制御弁6を備え並
列に第2の流量制御弁19を設けてブレーキ開始直後に
シリンダ7へ圧力流体を供給し、圧力が所定値に達した
時に圧力流体の供給を遮断する。また、戻り管路にチェ
ック弁を設けてブレーキ非作動時のシリンダ圧力を維持
してブレーキの時間遅れを少くする等の手段を講じ、更
に、加速度と駆動モータの電流から車両速度を求め、こ
れに応じブレーキ力を発生させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の装置の欠点を解
消することができる鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄
道車両用ブレーキの制御方法に関する。
消することができる鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄
道車両用ブレーキの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置の1
例を図14に示す。この従来の装置において、高速走行
中に減速するためブレーキをかける場合、運転手からの
信号rが入力されるコントローラ14からの信号によっ
て制御される流量の制御弁6をポジション(イ)からポ
ジション(ハ)にし、ポンプ2から管路23内に吐出さ
れる高圧の圧油をチェック弁4及び管路22、22を介
してバネを内蔵したシリンダ7内に供給し、同シリンダ
7内に収容されたピストンのピストンロッド7aをスト
ロークさせ、同ピストンロッド7aの先端に連接された
ブレーキシュー8を車輪10に連結されて回転する摩擦
板9に押しつけることによりブレーキ力を発生させて鉄
道車両の減速を行い、レール11上の車輪10がスリッ
プしそうになるとシリンダ7の圧力を低くしブレーキ力
を弱める。これによりスリップなく鉄道車両を減速す
る。前記のブレーキ力は、シリンダ7の圧力の大小によ
り調整することができる。
例を図14に示す。この従来の装置において、高速走行
中に減速するためブレーキをかける場合、運転手からの
信号rが入力されるコントローラ14からの信号によっ
て制御される流量の制御弁6をポジション(イ)からポ
ジション(ハ)にし、ポンプ2から管路23内に吐出さ
れる高圧の圧油をチェック弁4及び管路22、22を介
してバネを内蔵したシリンダ7内に供給し、同シリンダ
7内に収容されたピストンのピストンロッド7aをスト
ロークさせ、同ピストンロッド7aの先端に連接された
ブレーキシュー8を車輪10に連結されて回転する摩擦
板9に押しつけることによりブレーキ力を発生させて鉄
道車両の減速を行い、レール11上の車輪10がスリッ
プしそうになるとシリンダ7の圧力を低くしブレーキ力
を弱める。これによりスリップなく鉄道車両を減速す
る。前記のブレーキ力は、シリンダ7の圧力の大小によ
り調整することができる。
【0003】この圧力調整は、ポンプ2から吐出された
圧油をシリンダ7内に供給し(制御弁6を前記のように
ポジション(ハ)にする)、又はシリンダ7内の油をタ
ンク1に排出する(制御弁6をポジション(イ)にす
る)等のシリンダ7への給排油をコントロールする流量
の制御弁6によりなされる。
圧油をシリンダ7内に供給し(制御弁6を前記のように
ポジション(ハ)にする)、又はシリンダ7内の油をタ
ンク1に排出する(制御弁6をポジション(イ)にす
る)等のシリンダ7への給排油をコントロールする流量
の制御弁6によりなされる。
【0004】また、ポンプ2からチェック弁4を経て圧
油が供給されるアキュムレータ5が設けられ、同アキュ
ムレータ5は、圧油を蓄えて一時的なポンプ吐出量の不
足を補うと共に、ポンプ故障時の場合に備え最小限のブ
レーキに必要な圧油を保存する役目を有している。
油が供給されるアキュムレータ5が設けられ、同アキュ
ムレータ5は、圧油を蓄えて一時的なポンプ吐出量の不
足を補うと共に、ポンプ故障時の場合に備え最小限のブ
レーキに必要な圧油を保存する役目を有している。
【0005】即ち、ブレーキの非作動時には制御弁6は
ポジション(イ)をとり、アキュムレータ5には、チェ
ック弁4を通ってポンプ2より圧油が供給される。そし
て必要以上の油はリリーフ弁3を通ってタンク1へ戻
り、アキュムレータ5には所定の圧力の圧油が貯えられ
ている。従って、制御弁6がポジション(ハ)をとるブ
レーキの適用時には、ポンプ2からの圧油に加えてアキ
ュムレータ5内の圧油もシリンダ7内に供給され、ポン
プ故障時においても最小限のブレーキをうることができ
る。
ポジション(イ)をとり、アキュムレータ5には、チェ
ック弁4を通ってポンプ2より圧油が供給される。そし
て必要以上の油はリリーフ弁3を通ってタンク1へ戻
り、アキュムレータ5には所定の圧力の圧油が貯えられ
ている。従って、制御弁6がポジション(ハ)をとるブ
レーキの適用時には、ポンプ2からの圧油に加えてアキ
ュムレータ5内の圧油もシリンダ7内に供給され、ポン
プ故障時においても最小限のブレーキをうることができ
る。
【0006】一方、鉄道車両にブレーキをかけ停止させ
る場合、車輪10が空転せず短距離で車両が止ることが
望ましいので、この車輪10の空転を、摩擦板9の回転
数を検出する回転センサ12で検知し、その信号NS を
コントローラ14に入力する。同コントローラ14に
は、図示しない複数の車輪の速度信号が入力され、その
うちスリップが少い最も遅い速度をもつ車輪の速度を車
両速度とし、これと前記信号NS とによって車輪10の
空転を検出し、車輪10の空転が生じるとブレーキ力を
弱めるように制御弁6に指令を出す。
る場合、車輪10が空転せず短距離で車両が止ることが
望ましいので、この車輪10の空転を、摩擦板9の回転
数を検出する回転センサ12で検知し、その信号NS を
コントローラ14に入力する。同コントローラ14に
は、図示しない複数の車輪の速度信号が入力され、その
うちスリップが少い最も遅い速度をもつ車輪の速度を車
両速度とし、これと前記信号NS とによって車輪10の
空転を検出し、車輪10の空転が生じるとブレーキ力を
弱めるように制御弁6に指令を出す。
【0007】また、シリンダ7に供給される圧油の圧力
が圧力計13で検出され、その信号PB がコントローラ
14へ入力され、同コントローラ14はシリンダ7に供
給される圧油の圧力が適正値となるように制御弁6に指
令を出すフィードバック制御を行うようになっている。
が圧力計13で検出され、その信号PB がコントローラ
14へ入力され、同コントローラ14はシリンダ7に供
給される圧油の圧力が適正値となるように制御弁6に指
令を出すフィードバック制御を行うようになっている。
【0008】なお、図14中、uは前記コントローラ1
4から制御弁6への信号を示し、3は、アキュムレータ
3の圧力を規定の設定圧力とするようにするためにポン
プ2の吐出側の管路23のチェック弁4の上流側の部分
と制御弁6と油タンク1間の戻り管路26とを接続する
管路27に設けられたリリーフ弁、20はアキュムレー
タ5の入口付近の管路23の部分と制御弁6を接続する
管路、22は制御弁6とシリンダ7とを接続する管路で
ある。
4から制御弁6への信号を示し、3は、アキュムレータ
3の圧力を規定の設定圧力とするようにするためにポン
プ2の吐出側の管路23のチェック弁4の上流側の部分
と制御弁6と油タンク1間の戻り管路26とを接続する
管路27に設けられたリリーフ弁、20はアキュムレー
タ5の入口付近の管路23の部分と制御弁6を接続する
管路、22は制御弁6とシリンダ7とを接続する管路で
ある。
【0009】また、前記図14に示される油圧ブレーキ
装置等の鉄道車両用の流体ブレーキ装置においては、ブ
レーキ時、適度なブレーキ圧となるようにコントローラ
14には指令rが入力される。鉄道車両が高速運転から
ブレーキをかけて減速する場合、一般に一定の減速度を
得る必要があるが、このとき乗客数、つまり車体重量に
より必要なブレーキ力も変わってくる。つまり重量が大
きいとブレーキ力は大きく、重量が軽いとブレーキ力を
小さくする必要がある。このため車体重量を計測する必
要がある。
装置等の鉄道車両用の流体ブレーキ装置においては、ブ
レーキ時、適度なブレーキ圧となるようにコントローラ
14には指令rが入力される。鉄道車両が高速運転から
ブレーキをかけて減速する場合、一般に一定の減速度を
得る必要があるが、このとき乗客数、つまり車体重量に
より必要なブレーキ力も変わってくる。つまり重量が大
きいとブレーキ力は大きく、重量が軽いとブレーキ力を
小さくする必要がある。このため車体重量を計測する必
要がある。
【0010】従来の車両の構造は、図13に示すよう
に、レール11上を走行する車輪60を備えた台車62
と車体61は懸架機能を有する空気バネ63で結ばれて
おり、空気バネ63の圧力を計測することで車体重量W
1 を求めることができた。つまり、
に、レール11上を走行する車輪60を備えた台車62
と車体61は懸架機能を有する空気バネ63で結ばれて
おり、空気バネ63の圧力を計測することで車体重量W
1 を求めることができた。つまり、
【0011】
【数1】
【0012】によって車体重量W1 が求められる。
【0013】また、従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置
の他の例を図15に示す。この油圧ブレーキ装置は、前
記図14に示す従来のブレーキ装置に、次に示すものが
付加されている。
の他の例を図15に示す。この油圧ブレーキ装置は、前
記図14に示す従来のブレーキ装置に、次に示すものが
付加されている。
【0014】即ち、ポンプ2の吐出側の管路23から、
減圧弁16とチェック弁17をもち第2のアキュムレー
タ18へ至る管路24が分岐し、同管路24のチェック
弁17と第2のアキュムレータ18の間には管路25の
一端が接続されている。30は、圧力計13の上流側の
位置において管路22に設けられた切換弁であって、同
切換弁30には前記通路25の他端が接続されている。
前記のチェック弁17より下流側の第2のアキュムレー
タ18、管路25及び切換弁30の部分は、予備又はパ
ーキング用ブレーキの油圧回路を構成する。
減圧弁16とチェック弁17をもち第2のアキュムレー
タ18へ至る管路24が分岐し、同管路24のチェック
弁17と第2のアキュムレータ18の間には管路25の
一端が接続されている。30は、圧力計13の上流側の
位置において管路22に設けられた切換弁であって、同
切換弁30には前記通路25の他端が接続されている。
前記のチェック弁17より下流側の第2のアキュムレー
タ18、管路25及び切換弁30の部分は、予備又はパ
ーキング用ブレーキの油圧回路を構成する。
【0015】この従来の油圧ブレーキ装置では、ブレー
キの非作動時には、切換弁30はポジション(x)の位
置をとり、アキュムレータ5に加えて、減圧弁16によ
り設定されアキュムレータ5内の圧力より低い所定の圧
力の圧油が第2のアキュムレータ18内に貯えられる。
キの非作動時には、切換弁30はポジション(x)の位
置をとり、アキュムレータ5に加えて、減圧弁16によ
り設定されアキュムレータ5内の圧力より低い所定の圧
力の圧油が第2のアキュムレータ18内に貯えられる。
【0016】前記切換弁30は、通常ブレーキ作用、又
は予備ブレーキとパーキングブレーキ作用を選択するも
のであり、通常ブレーキ時には切換弁がポジション
(x)の位置をとり制御弁6から切換弁30をとってシ
リンダ7に圧油が供給される。一方、万一ポンプ2が故
障を生じ又は制御弁6に不具合が生じた場合等の予備ブ
レーキ時、又は車両が停止した際のパーキングブレーキ
時には、切換弁30がポジション(y)の位置をとり、
第2のアキュムレータ18より圧油がシリンダ7に供給
される。この時、ブレーキ力が高すぎて車輪10の空転
又はシュー8を傷つけることを防ぐために、前記のよう
に減圧弁16によって第2のアキュムレータ18内の圧
油の圧力が、前記のように所定の値に設定されている。
は予備ブレーキとパーキングブレーキ作用を選択するも
のであり、通常ブレーキ時には切換弁がポジション
(x)の位置をとり制御弁6から切換弁30をとってシ
リンダ7に圧油が供給される。一方、万一ポンプ2が故
障を生じ又は制御弁6に不具合が生じた場合等の予備ブ
レーキ時、又は車両が停止した際のパーキングブレーキ
時には、切換弁30がポジション(y)の位置をとり、
第2のアキュムレータ18より圧油がシリンダ7に供給
される。この時、ブレーキ力が高すぎて車輪10の空転
又はシュー8を傷つけることを防ぐために、前記のよう
に減圧弁16によって第2のアキュムレータ18内の圧
油の圧力が、前記のように所定の値に設定されている。
【0017】前記以外は、この油圧ブレーキ装置では、
図14に示される油圧ブレーキ装置と同様な作動が行わ
れる。
図14に示される油圧ブレーキ装置と同様な作動が行わ
れる。
【0018】
(a) 図14及び図15に示す前記の従来の鉄道車両
用油圧ブレーキ装置では、高速で走行中の鉄道車両を最
短距離で停止させるためには、運転手がブレーキ指令r
を出すと直ちにピストンロッド7aの先端のブレーキシ
ュー8を最小力で相手摩擦板9に押付け、その上で車輪
とレールのスリップ率が最適値からはずれないようにそ
の押付け力をコントロールすることが必要である。この
ためにはシリンダ内の圧力を高応答でコントロールする
ことが不可欠となってくる。このシリンダ内の圧力のコ
ントロールは、前記のように、圧力計13により圧力を
検出し適正値となるように流量制御弁6にコントローラ
14から開閉指令を出すフィードバック制御が行われ
る。しかし、一般に鉄道車両においては、制御弁6とシ
リンダ7の距離は長く、このため制御弁6に指令を出し
ても圧力が追従するには遅れがあり、また、そのフィー
ドバックゲインを大きくすると発振が生じることにな
る。このため、圧力制御の応答性には限界がある。 (b) 図14及び図15に示す従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置において、ブレーキのかけ始めにおいて
は、ブレーキシュー8が摩擦板9に接触するまでピスト
ンロッド7aがストロークする必要があり、シリンダ内
の圧力は大気圧にほぼ等しいために、流量制御弁6が開
いてシリンダ7に油圧が加えられても、シリンダ内のバ
ネ力に打勝つ圧力にまでシリンダ内の油圧が上昇するま
ではピストンロッド7aは静止したままとなる。従っ
て、ブレーキのかけ始めにおいてブレーキの作用が遅れ
ることとなり、またこれに加えて、ブレーキの非作動時
にはシリンダ内の圧力は大気圧にほぼ等しい低圧である
ために、車両の振動等によって油中に気泡が発生してブ
レーキ適用時の油圧の上昇が遅れるという問題点があ
る。 (c) 図14及び図15に示す従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置においては、アキュムレータはポンプの吐
出が不能になった場合でもブレーキを確保することがで
きるように定められている。しかも、制御弁及び減圧弁
の漏れを避けることができない。このために、アキュム
レータとしては大型のものを必要とし、その重量の増加
を招き、特に軽量を要求される鉄道車両の高速化には望
ましくない。 (d) 前記の図14及び図15に示す鉄道車両用油圧
ブレーキ装置では、コントローラ14から制御弁6への
指令uは、ブレーキ圧指令rとシリンダ圧PB との偏差
(r−PB )に一定の制御ゲインKB を掛けたものとな
っていた。つまり、u=KB (r−PB )である。近年
鉄道車両の高速化の要求が高まるにつれて、安全上、ブ
レーキの応答性を高め、ブレーキ距離の短縮化の必要性
が大きくなっている。いまブレーキを作動させるために
流量制御弁6からシリンダ7に圧油を入れる場合を考え
ると、最初はピストンロッド7aが、シュー8が摩擦板
9上に押付けられるまでストロークし、シュー8が摩擦
板9に押付けられた後、シリンダ7内の圧力は上昇し、
ブレーキが作用するようになる。このとき、ピストンロ
ッド7aがストロークする液量Q1 と押付けられた後加
圧に要する液量Q2 の各々は次のようになる。
用油圧ブレーキ装置では、高速で走行中の鉄道車両を最
短距離で停止させるためには、運転手がブレーキ指令r
を出すと直ちにピストンロッド7aの先端のブレーキシ
ュー8を最小力で相手摩擦板9に押付け、その上で車輪
とレールのスリップ率が最適値からはずれないようにそ
の押付け力をコントロールすることが必要である。この
ためにはシリンダ内の圧力を高応答でコントロールする
ことが不可欠となってくる。このシリンダ内の圧力のコ
ントロールは、前記のように、圧力計13により圧力を
検出し適正値となるように流量制御弁6にコントローラ
14から開閉指令を出すフィードバック制御が行われ
る。しかし、一般に鉄道車両においては、制御弁6とシ
リンダ7の距離は長く、このため制御弁6に指令を出し
ても圧力が追従するには遅れがあり、また、そのフィー
ドバックゲインを大きくすると発振が生じることにな
る。このため、圧力制御の応答性には限界がある。 (b) 図14及び図15に示す従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置において、ブレーキのかけ始めにおいて
は、ブレーキシュー8が摩擦板9に接触するまでピスト
ンロッド7aがストロークする必要があり、シリンダ内
の圧力は大気圧にほぼ等しいために、流量制御弁6が開
いてシリンダ7に油圧が加えられても、シリンダ内のバ
ネ力に打勝つ圧力にまでシリンダ内の油圧が上昇するま
ではピストンロッド7aは静止したままとなる。従っ
て、ブレーキのかけ始めにおいてブレーキの作用が遅れ
ることとなり、またこれに加えて、ブレーキの非作動時
にはシリンダ内の圧力は大気圧にほぼ等しい低圧である
ために、車両の振動等によって油中に気泡が発生してブ
レーキ適用時の油圧の上昇が遅れるという問題点があ
る。 (c) 図14及び図15に示す従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置においては、アキュムレータはポンプの吐
出が不能になった場合でもブレーキを確保することがで
きるように定められている。しかも、制御弁及び減圧弁
の漏れを避けることができない。このために、アキュム
レータとしては大型のものを必要とし、その重量の増加
を招き、特に軽量を要求される鉄道車両の高速化には望
ましくない。 (d) 前記の図14及び図15に示す鉄道車両用油圧
ブレーキ装置では、コントローラ14から制御弁6への
指令uは、ブレーキ圧指令rとシリンダ圧PB との偏差
(r−PB )に一定の制御ゲインKB を掛けたものとな
っていた。つまり、u=KB (r−PB )である。近年
鉄道車両の高速化の要求が高まるにつれて、安全上、ブ
レーキの応答性を高め、ブレーキ距離の短縮化の必要性
が大きくなっている。いまブレーキを作動させるために
流量制御弁6からシリンダ7に圧油を入れる場合を考え
ると、最初はピストンロッド7aが、シュー8が摩擦板
9上に押付けられるまでストロークし、シュー8が摩擦
板9に押付けられた後、シリンダ7内の圧力は上昇し、
ブレーキが作用するようになる。このとき、ピストンロ
ッド7aがストロークする液量Q1 と押付けられた後加
圧に要する液量Q2 の各々は次のようになる。
【0019】Q1 =A×S Q2 =K/V×P1 A:シリンダの断面積 S:ストローク K:作動液の体積弾性係数 V:制御弁〜シリンダ間の油の容積 前記Q1 とQ2 を定量的に比較するとQ1 >>Q2 の関
係になっている。
係になっている。
【0020】前記従来の装置では、制御系の制御ゲイン
KB は、図10(b)に示すように固定であり、ブレー
キ圧の立上り特性は図11(b)に示すように、ストロ
ークするのに要する時間T2 が大半を占めることにな
る。このストロークに要する時間を短縮化するため、制
御ゲインKB を大きくすると押付時での圧力上昇勾配が
大きくなりすぎ振動を生じるという不具合があった。 (e) 近年鉄道車両の乗心地性向上の要求は大きく、
このため懸架方式は、図13に示す従来の受動的な空気
ばねに代わって、積極的に空気室の圧力をコントロール
して、車体の動きを軽減させる方式が採用されつつあ
る。この方式では、空気圧は常に変化するため、車体の
重量を正確に求めることは困難となる。
KB は、図10(b)に示すように固定であり、ブレー
キ圧の立上り特性は図11(b)に示すように、ストロ
ークするのに要する時間T2 が大半を占めることにな
る。このストロークに要する時間を短縮化するため、制
御ゲインKB を大きくすると押付時での圧力上昇勾配が
大きくなりすぎ振動を生じるという不具合があった。 (e) 近年鉄道車両の乗心地性向上の要求は大きく、
このため懸架方式は、図13に示す従来の受動的な空気
ばねに代わって、積極的に空気室の圧力をコントロール
して、車体の動きを軽減させる方式が採用されつつあ
る。この方式では、空気圧は常に変化するため、車体の
重量を正確に求めることは困難となる。
【0021】本発明は、従来の装置における以上の問題
点を対決することができる鉄道車両用流体ブレーキ装置
及び鉄道車両用ブレーキの制御方法を提供しようとする
ものである。
点を対決することができる鉄道車両用流体ブレーキ装置
及び鉄道車両用ブレーキの制御方法を提供しようとする
ものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、加圧流体が給
排されるシリンダ内に挿入されたピストンロッドに連接
されたブレーキシュー、前記シリンダへ供給される加圧
流体の圧力を計測する圧力計、前記圧力計の信号が入力
されるコントローラ、及び前記コントローラの指令が入
力され前記シリンダへの加圧流体の給排をコントロール
する制御弁を備えた鉄道車両用流体ブレーキ装置におい
て、次の手段を講じた。 (1) 前記制御弁と並列に設けられ、ブレーキ開始直
後に開かれて前記シリンダへ加圧流体を供給すると共に
前記シリンダ内の圧力が所定値に達した時に閉じられる
第2の制御弁を備えたことを特徴とする。 (2) 前記制御弁からタンクへの戻り管路にタンクか
ら制御弁への方向の流体の流れを阻止するチェック弁を
設けたことを特徴とする。 (3) 前記制御弁とシリンダの間の流体回路のボリュ
ーム容積を変化させる手段を備えたことを特徴とする。 (4) 前記シリンダへ制御弁を介して加圧流体を供給
可能な加圧流体のアキュムレータ、前記シリンダに加圧
流体を供給可能な第2のアキュムレータ、前記アキュム
レータと前記第2のアキュムレータのいずれかを前記シ
リンダに選択的に接続する切換弁、及び前記アキュムレ
ータより前記シリンダへ至る管路と前記第2のアキュム
レータより前記シリンダへ至る管路とにその両端部が接
続されピストンを内蔵したシリンダを備えたことを特徴
とする。 (5) 前記コントローラの制御ゲインを、シリンダ圧
力が増加する時に減小するように可変としたことを特徴
する。 (6) また、本発明の鉄道車両用ブレーキの制御方法
は、加速度計又は速度計より演算された加速度と車両の
駆動モータを流れる電流から車体重量を求め、この車両
重量に応じたブレーキ力を発生させることを特徴とす
る。
排されるシリンダ内に挿入されたピストンロッドに連接
されたブレーキシュー、前記シリンダへ供給される加圧
流体の圧力を計測する圧力計、前記圧力計の信号が入力
されるコントローラ、及び前記コントローラの指令が入
力され前記シリンダへの加圧流体の給排をコントロール
する制御弁を備えた鉄道車両用流体ブレーキ装置におい
て、次の手段を講じた。 (1) 前記制御弁と並列に設けられ、ブレーキ開始直
後に開かれて前記シリンダへ加圧流体を供給すると共に
前記シリンダ内の圧力が所定値に達した時に閉じられる
第2の制御弁を備えたことを特徴とする。 (2) 前記制御弁からタンクへの戻り管路にタンクか
ら制御弁への方向の流体の流れを阻止するチェック弁を
設けたことを特徴とする。 (3) 前記制御弁とシリンダの間の流体回路のボリュ
ーム容積を変化させる手段を備えたことを特徴とする。 (4) 前記シリンダへ制御弁を介して加圧流体を供給
可能な加圧流体のアキュムレータ、前記シリンダに加圧
流体を供給可能な第2のアキュムレータ、前記アキュム
レータと前記第2のアキュムレータのいずれかを前記シ
リンダに選択的に接続する切換弁、及び前記アキュムレ
ータより前記シリンダへ至る管路と前記第2のアキュム
レータより前記シリンダへ至る管路とにその両端部が接
続されピストンを内蔵したシリンダを備えたことを特徴
とする。 (5) 前記コントローラの制御ゲインを、シリンダ圧
力が増加する時に減小するように可変としたことを特徴
する。 (6) また、本発明の鉄道車両用ブレーキの制御方法
は、加速度計又は速度計より演算された加速度と車両の
駆動モータを流れる電流から車体重量を求め、この車両
重量に応じたブレーキ力を発生させることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】前記本発明(1)では、圧力計によって計測さ
れたシリンダ内に供給される加圧流体の圧力によって制
御弁をフィードバック制御してシリンダ内に供給される
加圧流体をコントロールすることによって、シリンダ内
の圧力、従って、ブレーキ力が制御される。更に、本発
明(1)では、ブレーキ開始直後に前記制御弁に並列に
設けられた第2の制御弁を開くことによって、加圧流体
は前記制御弁に加えて第2の制御弁を経てシリンダ内に
供給され、ピストンロッドが急速にストロークしてブレ
ーキ力が短時間で作用する。シリンダ内の圧力が所定値
に達すると第2の制御弁は閉じられ、以後は、前記のよ
うに、前記制御弁を介して車輪のすべり率が最適になる
ようにブレーキ力が制御される。このようにして、本発
明(1)は、ブレーキ開始時に短時間でブレーキ力を作
用させて、圧力フィードバック系の安定性を損うことな
くブレーキ開始までの走行距離を小さくし、制動距離を
減小させることができる。
れたシリンダ内に供給される加圧流体の圧力によって制
御弁をフィードバック制御してシリンダ内に供給される
加圧流体をコントロールすることによって、シリンダ内
の圧力、従って、ブレーキ力が制御される。更に、本発
明(1)では、ブレーキ開始直後に前記制御弁に並列に
設けられた第2の制御弁を開くことによって、加圧流体
は前記制御弁に加えて第2の制御弁を経てシリンダ内に
供給され、ピストンロッドが急速にストロークしてブレ
ーキ力が短時間で作用する。シリンダ内の圧力が所定値
に達すると第2の制御弁は閉じられ、以後は、前記のよ
うに、前記制御弁を介して車輪のすべり率が最適になる
ようにブレーキ力が制御される。このようにして、本発
明(1)は、ブレーキ開始時に短時間でブレーキ力を作
用させて、圧力フィードバック系の安定性を損うことな
くブレーキ開始までの走行距離を小さくし、制動距離を
減小させることができる。
【0024】前記本発明(2)では、制御弁からタンク
への戻り管路にタンクから制御弁方向への流体の流れを
阻止するチェック弁が設けられており、ブレーキの非作
動時においても、シリンダ内の圧力はシリンダ内のバネ
の力にほぼ等しい大気圧より高い値となる。これによっ
て、ブレーキのかけ始めにおいてシリンダ内の流体圧の
上昇が速くなりブレーキが時間遅れなく作用し、また、
ブレーキの非作動時においてシリンダ内の流体圧を高め
て流体中に気泡が発生することがなく、ブレーキ適用時
の流体圧の上昇が速かに行われる。
への戻り管路にタンクから制御弁方向への流体の流れを
阻止するチェック弁が設けられており、ブレーキの非作
動時においても、シリンダ内の圧力はシリンダ内のバネ
の力にほぼ等しい大気圧より高い値となる。これによっ
て、ブレーキのかけ始めにおいてシリンダ内の流体圧の
上昇が速くなりブレーキが時間遅れなく作用し、また、
ブレーキの非作動時においてシリンダ内の流体圧を高め
て流体中に気泡が発生することがなく、ブレーキ適用時
の流体圧の上昇が速かに行われる。
【0025】前記本発明(3)では、制御弁とシリンダ
の間に流体回路のボリューム容積を変化させる手段を設
けているために、該手段によって、制御弁等に漏れがあ
ってもシリンダ内の流体圧力を適正な値とすることがで
きる。また、通常のブレーキ時にポンプの吐出が不能と
なった時等に用いられるアキュムレータが廃止され、軽
量化が達成される。
の間に流体回路のボリューム容積を変化させる手段を設
けているために、該手段によって、制御弁等に漏れがあ
ってもシリンダ内の流体圧力を適正な値とすることがで
きる。また、通常のブレーキ時にポンプの吐出が不能と
なった時等に用いられるアキュムレータが廃止され、軽
量化が達成される。
【0026】前記本発明(4)では、ポンプ管路、制御
弁の破損等の理由によってアキュムレータからシリンダ
へ至る管路内の加圧流体の圧力が低下すると、ボリュー
ムシリンダ内のピストンは前記圧力が低下した管路側へ
移動する。これによって、第2のアクチュエータからシ
リンダへ至る管路内の加圧流体のボリューム容積が増加
し、その分その圧力が下げられる。このようにして、第
2のアクチュエータからシリンダに供給される加圧流体
の圧力が下げられ、制御弁、減圧弁等による制御なしに
安全なブレーキを車両に作用させることができる。
弁の破損等の理由によってアキュムレータからシリンダ
へ至る管路内の加圧流体の圧力が低下すると、ボリュー
ムシリンダ内のピストンは前記圧力が低下した管路側へ
移動する。これによって、第2のアクチュエータからシ
リンダへ至る管路内の加圧流体のボリューム容積が増加
し、その分その圧力が下げられる。このようにして、第
2のアクチュエータからシリンダに供給される加圧流体
の圧力が下げられ、制御弁、減圧弁等による制御なしに
安全なブレーキを車両に作用させることができる。
【0027】前記本発明(5)では、コントローラの制
御ゲインを従来の固定から可変とし、シリンダ圧力が小
さくピストンロッドがストローク時には制御ゲインを大
きく、そしてシリンダ圧力が増加するシューの押付け時
には制御ゲインを小さくする。これによって、ピストン
ロッドのストロークに要する時間が短縮され、また、シ
ューの押付け時にはシューの押付け時の圧力勾配が小さ
くなり振動の発生が抑制される。
御ゲインを従来の固定から可変とし、シリンダ圧力が小
さくピストンロッドがストローク時には制御ゲインを大
きく、そしてシリンダ圧力が増加するシューの押付け時
には制御ゲインを小さくする。これによって、ピストン
ロッドのストロークに要する時間が短縮され、また、シ
ューの押付け時にはシューの押付け時の圧力勾配が小さ
くなり振動の発生が抑制される。
【0028】鉄道車両の加速時における加速度は、車両
の駆動モータの出力に比例し、車体重量に反比例する。
また、駆動モータの出力は同モータを流れる電流によっ
て決まる。本発明(6)では、加速度計又は速度計より
演算された加速度と、車両の駆動モータを流れる電流に
よって簡単に、かつ正確に車体重量が求められ、この車
体重量に応じたブレーキ力を発生する。これによって、
車体重量に応じた最適のブレーキ力を得ることができ
る。
の駆動モータの出力に比例し、車体重量に反比例する。
また、駆動モータの出力は同モータを流れる電流によっ
て決まる。本発明(6)では、加速度計又は速度計より
演算された加速度と、車両の駆動モータを流れる電流に
よって簡単に、かつ正確に車体重量が求められ、この車
体重量に応じたブレーキ力を発生する。これによって、
車体重量に応じた最適のブレーキ力を得ることができ
る。
【0029】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1によって説明
する。本実施例は、図15に示すと同様な型式の鉄道車
両の油圧ブレーキ装置に係るものであって、図1におい
て対応する部分は図15におけると同じ符号を付して説
明を省略し、以下相違する点について説明する。
する。本実施例は、図15に示すと同様な型式の鉄道車
両の油圧ブレーキ装置に係るものであって、図1におい
て対応する部分は図15におけると同じ符号を付して説
明を省略し、以下相違する点について説明する。
【0030】アキュムレータ5の入口付近でポンプ2の
吐出側の管路23に接続され制御弁6へ至る管路20よ
り分岐し第2の流量の制御弁19をもつバイパス管路2
1が設けられ、同バイパス管路21は制御弁6をバイパ
スして、制御弁6とシリンダ7を連結する管路22に合
流しており、第2の制御弁19は制御弁6に並列に配置
されている。コントローラ14は、前記図15に示す場
合と同様に、回転センサ12の信号NS と圧力計13の
信号PB が入力され、その信号u1 によって制御弁6が
制御されるようになっているが、更にコントローラ14
の信号u2 によって第2の制御弁19が制御されるよう
になっている。なお、15は管路23のチェック弁4の
下流側に設けられた圧力計である。また、チェック弁1
7より下流側のアキュムレータ18、管路25及び切換
弁30の部分は、予備又はパーキング用ブレーキの油圧
回路を構成する。
吐出側の管路23に接続され制御弁6へ至る管路20よ
り分岐し第2の流量の制御弁19をもつバイパス管路2
1が設けられ、同バイパス管路21は制御弁6をバイパ
スして、制御弁6とシリンダ7を連結する管路22に合
流しており、第2の制御弁19は制御弁6に並列に配置
されている。コントローラ14は、前記図15に示す場
合と同様に、回転センサ12の信号NS と圧力計13の
信号PB が入力され、その信号u1 によって制御弁6が
制御されるようになっているが、更にコントローラ14
の信号u2 によって第2の制御弁19が制御されるよう
になっている。なお、15は管路23のチェック弁4の
下流側に設けられた圧力計である。また、チェック弁1
7より下流側のアキュムレータ18、管路25及び切換
弁30の部分は、予備又はパーキング用ブレーキの油圧
回路を構成する。
【0031】本実施例では、ブレーキの非作動時には、
ポンプ2から吐出された圧油はチェック弁4を通りアキ
ュムレータ5を充満しながら減圧弁16、チェック弁1
7を通り第2のアキュムレータ18を充満している。そ
して必要以上の油は、リリーフ弁3を通ってタンク1に
戻り、アキュムレータ5、18には、所定の圧力の圧油
が貯えられる。また、ブレーキの非作動時には、制御弁
6は、ポジション(イ)、第2の制御弁19はポジショ
ン(a)にあり、シリンダ7内はタンク1に連通してお
り、ブレーキシュー8と摩擦板9は離れている。
ポンプ2から吐出された圧油はチェック弁4を通りアキ
ュムレータ5を充満しながら減圧弁16、チェック弁1
7を通り第2のアキュムレータ18を充満している。そ
して必要以上の油は、リリーフ弁3を通ってタンク1に
戻り、アキュムレータ5、18には、所定の圧力の圧油
が貯えられる。また、ブレーキの非作動時には、制御弁
6は、ポジション(イ)、第2の制御弁19はポジショ
ン(a)にあり、シリンダ7内はタンク1に連通してお
り、ブレーキシュー8と摩擦板9は離れている。
【0032】次に鉄道車両を停止させるため、運転手が
コントローラ14に指令rを送ると、コントローラ14
は制御弁6をポジション(ハ)に、同制御弁6と並列に
配置された第2の制御弁19をポジション(b)にする
信号u1 、u2 を出し、両制御弁6、19を介して圧油
シリンダ7内に供給する。
コントローラ14に指令rを送ると、コントローラ14
は制御弁6をポジション(ハ)に、同制御弁6と並列に
配置された第2の制御弁19をポジション(b)にする
信号u1 、u2 を出し、両制御弁6、19を介して圧油
シリンダ7内に供給する。
【0033】このときのピストンストローク、流量制御
弁6、19の開度及びシリンダ内の圧力の変化を図2に
示す。指令rを送った時刻t0 から時刻t1 になるまで
の間はピストンがストロークし、その間シリンダ内圧力
は上昇しない。シュー8が摩擦板9に当たるとピストン
は止まり、その後シリンダ内圧力は上昇を始めブレーキ
力が作用する(ブレーキ立上り)ようになる。
弁6、19の開度及びシリンダ内の圧力の変化を図2に
示す。指令rを送った時刻t0 から時刻t1 になるまで
の間はピストンがストロークし、その間シリンダ内圧力
は上昇しない。シュー8が摩擦板9に当たるとピストン
は止まり、その後シリンダ内圧力は上昇を始めブレーキ
力が作用する(ブレーキ立上り)ようになる。
【0034】圧力がPBuになると(時刻t2 )、圧力計
13の信号が入力されるコントローラ14の信号u2 に
よって第2の制御弁19は(a)のポジションをとって
閉じられる。このPBuの値は、雨天時にも車輪10のス
リップが異常に上昇しないように予め選定されている。
その後(時刻t2 以降)は、回転センサ12の信号によ
り、また、圧力計13で計測された圧力の信号によっ
て、車輪10とレール11の間のスベリ率が最適(ブレ
ーキ力が最大)となるように、コントローラ14により
制御弁6が制御され、これによってシリンダ7内の圧力
PB がフィードバック制御される。
13の信号が入力されるコントローラ14の信号u2 に
よって第2の制御弁19は(a)のポジションをとって
閉じられる。このPBuの値は、雨天時にも車輪10のス
リップが異常に上昇しないように予め選定されている。
その後(時刻t2 以降)は、回転センサ12の信号によ
り、また、圧力計13で計測された圧力の信号によっ
て、車輪10とレール11の間のスベリ率が最適(ブレ
ーキ力が最大)となるように、コントローラ14により
制御弁6が制御され、これによってシリンダ7内の圧力
PB がフィードバック制御される。
【0035】前記切換弁30は、図15に示される油圧
ブレーキ装置と同様に通常ブレーキ作用、又は予備ブレ
ーキ及びパーキングブレーキ作用を選択するものであ
り、通常ブレーキ時は、制御弁6、19により制御され
た油量がシリンダ7につながるように図示したポジショ
ン(x)となっている。一方、万一制御弁6、19が不
具合を生じた場合等の予備ブレーキ又は車両が停止した
時のパーキングブレーキ時の油圧源として前記アキュム
レータ18が備えられており、この場合には切換弁30
はアキュムレータ18に接続された管路25がシリンダ
7につながるようにポジション(y)に切換えられる。
この時、ブレーキ力が高すぎると車輪10の空転又はシ
ュー8等を傷つけることがあるので、減圧弁16により
適度なブレーキ力になるようにアキュムレータ18内の
圧力が設定されている。
ブレーキ装置と同様に通常ブレーキ作用、又は予備ブレ
ーキ及びパーキングブレーキ作用を選択するものであ
り、通常ブレーキ時は、制御弁6、19により制御され
た油量がシリンダ7につながるように図示したポジショ
ン(x)となっている。一方、万一制御弁6、19が不
具合を生じた場合等の予備ブレーキ又は車両が停止した
時のパーキングブレーキ時の油圧源として前記アキュム
レータ18が備えられており、この場合には切換弁30
はアキュムレータ18に接続された管路25がシリンダ
7につながるようにポジション(y)に切換えられる。
この時、ブレーキ力が高すぎると車輪10の空転又はシ
ュー8等を傷つけることがあるので、減圧弁16により
適度なブレーキ力になるようにアキュムレータ18内の
圧力が設定されている。
【0036】また、リリーフ弁3は、ベント型となって
おり、アキュムレータ5に規定の圧油が貯っている時に
はリリーフ弁3の設定圧を最小限とし、ポンプ2の負荷
を小さくし熱の発生及び電力の消費を最小としている。
おり、アキュムレータ5に規定の圧油が貯っている時に
はリリーフ弁3の設定圧を最小限とし、ポンプ2の負荷
を小さくし熱の発生及び電力の消費を最小としている。
【0037】なお、前記の制御弁6と第2の制御弁19
の制御方式の違いは、制御弁6はブレーキ圧力が指令圧
に追従するようにフィードバック制御を行うものである
が、第2の制御弁19はある期間のみに全開するオン−
オフ制御であるためである。
の制御方式の違いは、制御弁6はブレーキ圧力が指令圧
に追従するようにフィードバック制御を行うものである
が、第2の制御弁19はある期間のみに全開するオン−
オフ制御であるためである。
【0038】本実施例のブレーキ開始時の状態を示す図
2に対応して、図15に示される従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置のブレーキ開始時の状態を図3に示す。図
3中t3 はブレーキ立上り時刻を示す。
2に対応して、図15に示される従来の鉄道車両用油圧
ブレーキ装置のブレーキ開始時の状態を図3に示す。図
3中t3 はブレーキ立上り時刻を示す。
【0039】図2及び図3から明らかなように、t1 <
t3 であり、本実施例ではブレーキ開始までの走行距離
が小さくなりブレーキ距離を短縮することができる。ま
た、本実施例では、回転数センサ12の検出した車輪回
転数に加えて、圧力計13の計測したシリンダ7に供給
される圧油の圧力に基づいてコントローラ14によって
制御弁6が制御され、シリンダ7に供給する油圧の圧力
がフィードバック制御されているために、安定性が損わ
れることがなく、このように安定性を維持した上で前記
のようにブレーキ距離を短縮することができる。
t3 であり、本実施例ではブレーキ開始までの走行距離
が小さくなりブレーキ距離を短縮することができる。ま
た、本実施例では、回転数センサ12の検出した車輪回
転数に加えて、圧力計13の計測したシリンダ7に供給
される圧油の圧力に基づいてコントローラ14によって
制御弁6が制御され、シリンダ7に供給する油圧の圧力
がフィードバック制御されているために、安定性が損わ
れることがなく、このように安定性を維持した上で前記
のようにブレーキ距離を短縮することができる。
【0040】本発明の第2の実施例を、図4に示す。本
実施例は、図15に示す従来の鉄道車両用油圧ブレーキ
装置において、制御弁6からタンク1への戻り管路26
に、タンク1から制御弁6への方向の油の流れを阻止す
るバネ28a付きのチェック弁28を設けて、バネ28
aは制御弁6の方向へ弁体を付勢している。
実施例は、図15に示す従来の鉄道車両用油圧ブレーキ
装置において、制御弁6からタンク1への戻り管路26
に、タンク1から制御弁6への方向の油の流れを阻止す
るバネ28a付きのチェック弁28を設けて、バネ28
aは制御弁6の方向へ弁体を付勢している。
【0041】本実施例では、シリンダ7内の圧力は、バ
ネ28aの付勢力に対応する分大気圧より高くなり、制
御弁6からシリンダ7までの管路22内には気泡が発生
しにくくなっている。
ネ28aの付勢力に対応する分大気圧より高くなり、制
御弁6からシリンダ7までの管路22内には気泡が発生
しにくくなっている。
【0042】本実施例において、速度を落とすためコン
トローラ14に指令rを送ると、コントローラ14は制
御弁6をポジション(ハ)にする信号uを出す。これに
より圧油が制御弁6を通ってシリンダ7内へ流れ、シリ
ンダ圧を上昇させる。この際前記のように、切換前のシ
リンダ圧はブレーキがかからない程度に高く、配管中に
気泡も生じにくいので、わずかの液量であってもシリン
ダ7内の圧力上昇が速く、従来に比べて圧力上昇が速
い。この結果を従来例と比較して図5に示す。図5
(a)は本実施例、図5(b)は従来方式の圧力立上り
特性を示す。図5(a)、(b)に示されるよう、本実
施例ではブレーキ開始時期t1 を従来に比べて速くする
ことができる。
トローラ14に指令rを送ると、コントローラ14は制
御弁6をポジション(ハ)にする信号uを出す。これに
より圧油が制御弁6を通ってシリンダ7内へ流れ、シリ
ンダ圧を上昇させる。この際前記のように、切換前のシ
リンダ圧はブレーキがかからない程度に高く、配管中に
気泡も生じにくいので、わずかの液量であってもシリン
ダ7内の圧力上昇が速く、従来に比べて圧力上昇が速
い。この結果を従来例と比較して図5に示す。図5
(a)は本実施例、図5(b)は従来方式の圧力立上り
特性を示す。図5(a)、(b)に示されるよう、本実
施例ではブレーキ開始時期t1 を従来に比べて速くする
ことができる。
【0043】本発明の第3の実施例を、図6及び図7に
示す。本実施例は、前記図4に示す第2の実施例におい
て、アキュムレータ5を廃止すると共に、次の装置を付
加したものである。なお、アキュムレータ5を廃止した
ことによって、制御弁6はポンプ2側をシリンダ7側へ
接続するポジション(イ)と前記の接続を断つポジショ
ン(ロ)をもつ2ポジション方式とし、また、切換弁3
0のポジション(x)、(y)は上下逆になっている。
示す。本実施例は、前記図4に示す第2の実施例におい
て、アキュムレータ5を廃止すると共に、次の装置を付
加したものである。なお、アキュムレータ5を廃止した
ことによって、制御弁6はポンプ2側をシリンダ7側へ
接続するポジション(イ)と前記の接続を断つポジショ
ン(ロ)をもつ2ポジション方式とし、また、切換弁3
0のポジション(x)、(y)は上下逆になっている。
【0044】制御弁6と切換弁30を接続する管路22
には、ピストン32が挿入されたアクチュエータ31が
接続されており、前記ピストン32の端部にはナット3
3が螺合され、このナット33の外周に設けられたギヤ
に電気モータ35で駆動される歯車34が噛合ってい
て、電気モータ35を回転させることによって歯車34
を介してナット33が図7中の矢印方向へ回転し、ピス
トン32がその軸方向(図7中の矢印方向)へ移動する
ようになっている。前記電気モータ35は、コントロー
ラ14の指令u3 によって制御される。また、ポンプ2
から吐出された圧油の圧力を制御するリリーフ弁3に
は、ブレーキ指令rに基づくコントローラ14の指令u
4 が入力され、同リリーフ弁3は、ブレーキの非作動時
にポンプ吐出圧を最小にすると共にブレーキ指令rの大
きさに比例して制御弁6等を経てシリンダ7内に供給さ
れる圧油の圧力を大きくするようになっている。
には、ピストン32が挿入されたアクチュエータ31が
接続されており、前記ピストン32の端部にはナット3
3が螺合され、このナット33の外周に設けられたギヤ
に電気モータ35で駆動される歯車34が噛合ってい
て、電気モータ35を回転させることによって歯車34
を介してナット33が図7中の矢印方向へ回転し、ピス
トン32がその軸方向(図7中の矢印方向)へ移動する
ようになっている。前記電気モータ35は、コントロー
ラ14の指令u3 によって制御される。また、ポンプ2
から吐出された圧油の圧力を制御するリリーフ弁3に
は、ブレーキ指令rに基づくコントローラ14の指令u
4 が入力され、同リリーフ弁3は、ブレーキの非作動時
にポンプ吐出圧を最小にすると共にブレーキ指令rの大
きさに比例して制御弁6等を経てシリンダ7内に供給さ
れる圧油の圧力を大きくするようになっている。
【0045】本実施例では、ブレーキの非作動時には、
制御弁6はポジション(イ)をとり、切換弁30はポジ
ション(x)をとり、かつ、リリーフ弁3は前記のよう
にポンプ2の吐出圧を最小にしているために、シリンダ
7内には最小の圧力の圧油が供給され、シュー8は摩擦
板9より離れていてブレーキが適用されることがない。
制御弁6はポジション(イ)をとり、切換弁30はポジ
ション(x)をとり、かつ、リリーフ弁3は前記のよう
にポンプ2の吐出圧を最小にしているために、シリンダ
7内には最小の圧力の圧油が供給され、シュー8は摩擦
板9より離れていてブレーキが適用されることがない。
【0046】一方、ブレーキをかける時には、制御弁6
はポジション(イ)に、切換弁30はポジション(x)
に維持され、ブレーキ指令rの大きさに比例してリリー
フ弁3の設定圧力が増加し、これによってシリンダ7内
の圧油の圧力が上昇し、シュー8が摩擦板9に押しつけ
られ、ブレーキ指令rの大きさに比例したブレーキ力を
得ることができる。
はポジション(イ)に、切換弁30はポジション(x)
に維持され、ブレーキ指令rの大きさに比例してリリー
フ弁3の設定圧力が増加し、これによってシリンダ7内
の圧油の圧力が上昇し、シュー8が摩擦板9に押しつけ
られ、ブレーキ指令rの大きさに比例したブレーキ力を
得ることができる。
【0047】ブレーキ力が大きくなり、車輪10とレー
ル11間のスベリが大きすぎるようになると、車輪10
が異常摩耗を起して危険となるので、すべり率が適正と
なるようにブレーキ力をコントロールすることが必要で
ある。このようにブレーキ力を弱めたり強めたりするた
めには、前記アクチュエータ21のピストン22を往復
運動させることにより生じる容積変化を利用する。即
ち、このすべり率コントロール時においては、図7に示
すように、制御弁6をポジション(ロ)の位置にし、管
路20、22間の連通を遮断する。これにより、制御弁
6からブレーキシリンダ7にいたる圧油の管路22は閉
じたことになる。このとき、コントローラ14の指令に
よって電気モータ35を駆動してアクチュエータ31の
ピストン32を抜く方向に動かすと、その閉じた室の圧
力すなわちブレーキ圧は次式のΔPだけ下がることにな
る。
ル11間のスベリが大きすぎるようになると、車輪10
が異常摩耗を起して危険となるので、すべり率が適正と
なるようにブレーキ力をコントロールすることが必要で
ある。このようにブレーキ力を弱めたり強めたりするた
めには、前記アクチュエータ21のピストン22を往復
運動させることにより生じる容積変化を利用する。即
ち、このすべり率コントロール時においては、図7に示
すように、制御弁6をポジション(ロ)の位置にし、管
路20、22間の連通を遮断する。これにより、制御弁
6からブレーキシリンダ7にいたる圧油の管路22は閉
じたことになる。このとき、コントローラ14の指令に
よって電気モータ35を駆動してアクチュエータ31の
ピストン32を抜く方向に動かすと、その閉じた室の圧
力すなわちブレーキ圧は次式のΔPだけ下がることにな
る。
【0048】ΔP=K・Ax/V ここで、K:油の体積弾性係数 V:制御弁6からブレーキシリンダ7までの油の容積 x:ピストン22のストローク A:ピストン22の面積 前記コントローラ14は、前記したように、車輪10の
回転センサ12の出力からスベリ率を計算しシリンダ7
内の圧油の圧力(ブレーキ圧力)が適正値となるように
電気モータ35に指令u3 を出して電気モータ35の回
転を制御することによって、シリンダ7内の圧油の圧力
を車輪10のスベリ率に応じて適正な値にコントロール
することができる。
回転センサ12の出力からスベリ率を計算しシリンダ7
内の圧油の圧力(ブレーキ圧力)が適正値となるように
電気モータ35に指令u3 を出して電気モータ35の回
転を制御することによって、シリンダ7内の圧油の圧力
を車輪10のスベリ率に応じて適正な値にコントロール
することができる。
【0049】一方、第2のアキュムレータ18に接続さ
れた管路25は、管路20、制御弁6及び管路22が破
損した場合又は電源がダウンした場合の予備ラインであ
り、この非常時には切換弁30はポジション(y)とな
り、第2のアキュムレータ18内の圧油がシリンダ7に
供給されブレーキをかけることになる。また、この際
に、制御弁6はポジション(ロ)の位置をとり、管路2
0、22は遮断され、シリンダ7内の圧油がタンク1へ
戻ることが防止される。
れた管路25は、管路20、制御弁6及び管路22が破
損した場合又は電源がダウンした場合の予備ラインであ
り、この非常時には切換弁30はポジション(y)とな
り、第2のアキュムレータ18内の圧油がシリンダ7に
供給されブレーキをかけることになる。また、この際
に、制御弁6はポジション(ロ)の位置をとり、管路2
0、22は遮断され、シリンダ7内の圧油がタンク1へ
戻ることが防止される。
【0050】以上のように、本実施例では、図14及び
図15に示される従来の鉄道車両用油圧装置のアキュム
レータ5を廃止して軽量化に寄与することができ、ま
た、制御弁6、切換弁30等の漏れがあっても、前記ア
クチュエータ31によってシリンダ7内の圧油の圧力を
適正値にして有効なブレーキ力を得ることができる。
図15に示される従来の鉄道車両用油圧装置のアキュム
レータ5を廃止して軽量化に寄与することができ、ま
た、制御弁6、切換弁30等の漏れがあっても、前記ア
クチュエータ31によってシリンダ7内の圧油の圧力を
適正値にして有効なブレーキ力を得ることができる。
【0051】本発明の第4の実施例を、図8及び図9に
よって説明する。本実施例は、図15に示される従来の
鉄道車両用油圧ブレーキ装置において、減圧弁16が廃
止され、かつ、ボリュームシリンダ46が設けられてい
る。ボリュームシリンダ46の両端部は、それぞれアク
チュエータ5から制御弁6へ至る管路20とアキュムレ
ータ18から切換弁20へ至る管路25に接続されてい
る。またピストン46aがボリュームシリンダ46に内
蔵されており、ボリュームシリンダ46のピストン46
aの両側に、それぞれ管路20と管路25に連通するボ
リューム室46c、46dが形成される。ピストン46
aのロッド46bは前記ボリューム室46d内を通って
ボリュームシリンダ46の外まで延びており、ピストン
46aのボリューム室46c側の有効断面積(ボリュー
ム室内の圧油がピストンに作用する面積)A1 はピスト
ン46aのボリューム室46dの有効断面積A2 より大
きくなっている。
よって説明する。本実施例は、図15に示される従来の
鉄道車両用油圧ブレーキ装置において、減圧弁16が廃
止され、かつ、ボリュームシリンダ46が設けられてい
る。ボリュームシリンダ46の両端部は、それぞれアク
チュエータ5から制御弁6へ至る管路20とアキュムレ
ータ18から切換弁20へ至る管路25に接続されてい
る。またピストン46aがボリュームシリンダ46に内
蔵されており、ボリュームシリンダ46のピストン46
aの両側に、それぞれ管路20と管路25に連通するボ
リューム室46c、46dが形成される。ピストン46
aのロッド46bは前記ボリューム室46d内を通って
ボリュームシリンダ46の外まで延びており、ピストン
46aのボリューム室46c側の有効断面積(ボリュー
ム室内の圧油がピストンに作用する面積)A1 はピスト
ン46aのボリューム室46dの有効断面積A2 より大
きくなっている。
【0052】本実施例において、ポンプ2から吐出され
た圧油のアキュムレータ5、18へ供給及び通常のブレ
ーキ作用は、前記図15に示される従来の鉄道車両用油
圧ブレーキ装置と同様に行われる。また、ブレーキ非作
動時に管路20、25内に正常に圧油が存在する時に
は、ピストン46aの両側に等しい圧油が作用し、ピス
トン46aの両側の有効断面積A1 、A2 の差によっ
て、ピストン46aは、ボリュームシリンダ46のボリ
ューム室46d側の端部46eに接している。
た圧油のアキュムレータ5、18へ供給及び通常のブレ
ーキ作用は、前記図15に示される従来の鉄道車両用油
圧ブレーキ装置と同様に行われる。また、ブレーキ非作
動時に管路20、25内に正常に圧油が存在する時に
は、ピストン46aの両側に等しい圧油が作用し、ピス
トン46aの両側の有効断面積A1 、A2 の差によっ
て、ピストン46aは、ボリュームシリンダ46のボリ
ューム室46d側の端部46eに接している。
【0053】ポンプが故障を生じ又は制御弁6に不具合
が生じた場合等の予備ブレーキ時においては、本実施例
は次のように作動する。即ち、予備ブレーキ時において
は、ポンプの故障、制御弁6の不具合等によって、管路
20内の圧油の圧力が低下する。これによって、ピスト
ン46aの両側に作用する圧力に差が生じ、ピストン4
6aは、図9に示すように、図中の左側へ移動してボリ
ュームシリンダ46のボリューム室46c側の端部46
fに接する。これにより、ボリューム室46dの容積
は、ΔV=A2 ・S(S:ピストンのストローク)だけ
増えることになる。このピストン46aが動くときの管
路25内の圧油の圧力P1 は、P1 <A2/A1 ×P
1 max の関係が成立する。ここで、P1 max は管路25
の正規の設定圧であり、値は管路20の正規の設定圧で
もある。
が生じた場合等の予備ブレーキ時においては、本実施例
は次のように作動する。即ち、予備ブレーキ時において
は、ポンプの故障、制御弁6の不具合等によって、管路
20内の圧油の圧力が低下する。これによって、ピスト
ン46aの両側に作用する圧力に差が生じ、ピストン4
6aは、図9に示すように、図中の左側へ移動してボリ
ュームシリンダ46のボリューム室46c側の端部46
fに接する。これにより、ボリューム室46dの容積
は、ΔV=A2 ・S(S:ピストンのストローク)だけ
増えることになる。このピストン46aが動くときの管
路25内の圧油の圧力P1 は、P1 <A2/A1 ×P
1 max の関係が成立する。ここで、P1 max は管路25
の正規の設定圧であり、値は管路20の正規の設定圧で
もある。
【0054】このように、管路25内の圧力が大きく低
下すると、管路25の容積がΔVだけ増えることにな
り、従って管路25内の圧力が下がることになる。この
圧力低下量は次式に示す通りである。
下すると、管路25の容積がΔVだけ増えることにな
り、従って管路25内の圧力が下がることになる。この
圧力低下量は次式に示す通りである。
【0055】ΔP=K・ΔV/V ここで、K:管路25の油の体積弾性係数、V:管路2
5の容積である。
5の容積である。
【0056】以上により、異常の生起等により管路20
の圧油がキープできなくなり、管路25の圧油を使うと
き、管路25より供給される圧油の圧力は、設定圧より
前記ΔPだけ下げることができ、制御弁等による制御な
しに安全に車両を止めることが可能となる。
の圧油がキープできなくなり、管路25の圧油を使うと
き、管路25より供給される圧油の圧力は、設定圧より
前記ΔPだけ下げることができ、制御弁等による制御な
しに安全に車両を止めることが可能となる。
【0057】また、前記ボリュームシリンダ46のピス
トン46aの摺動部にはシールを装着することが可能で
あり、漏れをなくすことができる。
トン46aの摺動部にはシールを装着することが可能で
あり、漏れをなくすことができる。
【0058】本発明の第5の実施例を、図10及び図1
1によって説明する。本実施例は、図15に示す従来の
鉄道車両用油圧ブレーキ装置において、コントローラ1
4の指令を次のように設定したものである。
1によって説明する。本実施例は、図15に示す従来の
鉄道車両用油圧ブレーキ装置において、コントローラ1
4の指令を次のように設定したものである。
【0059】U=KB (r−PB ) ここで、KB :制御ゲイン r:ブレーキ圧指令 PB :シリンダ圧力 前記の制御ゲインKB は、図10(a)に示すようにシ
リンダ圧力PB が小さいときは大きく、そしてPB があ
る規定値以上になると小さくなるように可変となってい
る。
リンダ圧力PB が小さいときは大きく、そしてPB があ
る規定値以上になると小さくなるように可変となってい
る。
【0060】いま速度を落とすため、ブレーキをかける
指令rを出すと、前記の式に従い、コントローラ14は
制御弁6を(ハ)の位置にする指令uを出す。これによ
り高圧の圧油が制御弁6を通りシリンダに流れるが、最
初はシリンダ内の圧力はピストンロッド7aをストロー
クさせるのに必要な圧力(小さい)にすぎず、このとき
の制御ゲインKB は図10(a)に従って大きい値とな
っている。次に、ピストンロッド7a先端のシュー8が
摩擦板9に当たると、シリンダの圧力は上昇を始める
が、規定値以上になると制御ゲインKB は小さい値に変
る。このように、シリンダ圧力PB が目標値に近づくと
制御ゲインが小さくなっているので、安定性を損うこと
はない。
指令rを出すと、前記の式に従い、コントローラ14は
制御弁6を(ハ)の位置にする指令uを出す。これによ
り高圧の圧油が制御弁6を通りシリンダに流れるが、最
初はシリンダ内の圧力はピストンロッド7aをストロー
クさせるのに必要な圧力(小さい)にすぎず、このとき
の制御ゲインKB は図10(a)に従って大きい値とな
っている。次に、ピストンロッド7a先端のシュー8が
摩擦板9に当たると、シリンダの圧力は上昇を始める
が、規定値以上になると制御ゲインKB は小さい値に変
る。このように、シリンダ圧力PB が目標値に近づくと
制御ゲインが小さくなっているので、安定性を損うこと
はない。
【0061】本実施例では、以上に述べたように、圧油
の大流量が必要な場合には、コントローラ14の制御ゲ
インを大きく、細かい圧力制御時には制御ゲインを小さ
くすることによりブレーキ指令rを出して実際にブレー
キ作用が働き出すまでの時間を図11に示すように従来
のものより短縮することが可能となると共に、ブレーキ
シュー8の摩擦板9への押付け時の圧力勾配を小さくし
振動の発生を抑制することができる。
の大流量が必要な場合には、コントローラ14の制御ゲ
インを大きく、細かい圧力制御時には制御ゲインを小さ
くすることによりブレーキ指令rを出して実際にブレー
キ作用が働き出すまでの時間を図11に示すように従来
のものより短縮することが可能となると共に、ブレーキ
シュー8の摩擦板9への押付け時の圧力勾配を小さくし
振動の発生を抑制することができる。
【0062】本発明の第6の実施例を、図12によって
説明する。本実施例は、図15に示す鉄道車両用油圧ブ
レーキ装置において、コントローラへの指令、及びコン
トローラからの指令を次のようにしたものである。
説明する。本実施例は、図15に示す鉄道車両用油圧ブ
レーキ装置において、コントローラへの指令、及びコン
トローラからの指令を次のようにしたものである。
【0063】即ち、本実施例では、速度計又は加速度計
より演算された加速中の加速度αaとこの時の車両の駆
動モータ電流ia が演算機50へ入力され、これに基づ
く以下に述べる車体重量ωの信号がコントローラ14へ
出力される。また、コントローラ14には望ましい減速
度βd が入力される。加速中の鉄道車両の動きは次の数
式に従う。
より演算された加速中の加速度αaとこの時の車両の駆
動モータ電流ia が演算機50へ入力され、これに基づ
く以下に述べる車体重量ωの信号がコントローラ14へ
出力される。また、コントローラ14には望ましい減速
度βd が入力される。加速中の鉄道車両の動きは次の数
式に従う。
【0064】
【数2】
【0065】前記数2から加速度αと車両駆動用モータ
の電流iを検出すると重量ωを次のように求めることが
できる。
の電流iを検出すると重量ωを次のように求めることが
できる。
【0066】
【数3】
【0067】一方減速時の車両の動きは次の数式に従
う。
う。
【0068】 W/gβ=TL +BP ・γ3 =W・μ・γ2 +BP ・γ3 ここで、β:減速度 BP :ブレーキ圧 γ2,3 :車輪及び減速比等で決まる定数 従って、減速度βを得るためにはブレーキ圧BP は次の
ようになる。
ようになる。
【0069】
【数4】
【0070】いまブレーキシリンダの数をnとすると、
本実施例では、コントローラ14から出力する指令rを r=BP /n とする。これによって、車体重量に応じた適正なブレー
キ力を得ることができる。
本実施例では、コントローラ14から出力する指令rを r=BP /n とする。これによって、車体重量に応じた適正なブレー
キ力を得ることができる。
【0071】なお、前記各実施例は圧油を用いたブレー
キ装置に係るが、本発明は、他の流体、例えば圧力、水
等を用いたブレーキ装置に適用することができる。ま
た、前記各実施例では、ブレーキシューを車輪に連結さ
れた摩擦板に接触させてブレーキ力を発生させている
が、これに代えて、ブレーキシューを、車輪又は車輪を
駆動する電動モータのシャフト、又は同電動モータと車
輪の間の減速機等に接触させてブレーキ力を発生するよ
うにすることもできる。
キ装置に係るが、本発明は、他の流体、例えば圧力、水
等を用いたブレーキ装置に適用することができる。ま
た、前記各実施例では、ブレーキシューを車輪に連結さ
れた摩擦板に接触させてブレーキ力を発生させている
が、これに代えて、ブレーキシューを、車輪又は車輪を
駆動する電動モータのシャフト、又は同電動モータと車
輪の間の減速機等に接触させてブレーキ力を発生するよ
うにすることもできる。
【0072】
【発明の効果】本発明は、特許請求の範囲の各請求項に
備えた構成を具備することによって、次の効果を奏する
ことができる。 (1) 請求項1に記載された本発明は、第2の制御弁
を加圧流体をシリンダに給排する制御弁に並列に設け、
ブレーキ開始後にシリンダへ加圧流体を供給し、かつ、
シリンダ内の圧力が所定値に達した時に加圧流体の供給
を遮断しているために、ブレーキの立上り開始時刻を早
め、これによってブレーキ距離を短縮することができ
る。 (2) 請求項2に記載された本発明は、ブレーキのか
け始めにおいてシリンダ内の流体圧の上昇が速くなりブ
レーキを時間遅れなく作用させることができ、また、ブ
レーキ非作動時における加圧流体中の気泡の発生を抑制
して確実にブレーキ力を得ることができる。 (3) 請求項3に記載の本発明は、制御弁等に漏れが
あってもシリンダ内の流体圧力、従ってブレーキ力を適
正な値にすることができ、また、アキュムレータを廃止
して軽量化を達成することができる。 (4) 請求項4に記載の本発明は、ポンプ管路、制御
弁等の破損によって加圧流体の圧力が低下しても、第2
のアクチュエータから適正な圧力の加圧流体をシリンダ
に供給して、安全なブレーキを作用させることができ
る。 (5) 請求項5に記載の本発明は、コントローラの制
御ゲインを可変にし、ピストンロッドのストロークに要
する時間を短縮してブレーキを短時間に作用させること
ができ、また、シューの押付け時の圧力勾配を小さくし
て振動の発生を抑制することができる。 (6) 請求項6に記載の本発明は、簡単に、かつ、正
確に車両重量を求め、これに応じた最適のブレーキ力を
得ることができる。
備えた構成を具備することによって、次の効果を奏する
ことができる。 (1) 請求項1に記載された本発明は、第2の制御弁
を加圧流体をシリンダに給排する制御弁に並列に設け、
ブレーキ開始後にシリンダへ加圧流体を供給し、かつ、
シリンダ内の圧力が所定値に達した時に加圧流体の供給
を遮断しているために、ブレーキの立上り開始時刻を早
め、これによってブレーキ距離を短縮することができ
る。 (2) 請求項2に記載された本発明は、ブレーキのか
け始めにおいてシリンダ内の流体圧の上昇が速くなりブ
レーキを時間遅れなく作用させることができ、また、ブ
レーキ非作動時における加圧流体中の気泡の発生を抑制
して確実にブレーキ力を得ることができる。 (3) 請求項3に記載の本発明は、制御弁等に漏れが
あってもシリンダ内の流体圧力、従ってブレーキ力を適
正な値にすることができ、また、アキュムレータを廃止
して軽量化を達成することができる。 (4) 請求項4に記載の本発明は、ポンプ管路、制御
弁等の破損によって加圧流体の圧力が低下しても、第2
のアクチュエータから適正な圧力の加圧流体をシリンダ
に供給して、安全なブレーキを作用させることができ
る。 (5) 請求項5に記載の本発明は、コントローラの制
御ゲインを可変にし、ピストンロッドのストロークに要
する時間を短縮してブレーキを短時間に作用させること
ができ、また、シューの押付け時の圧力勾配を小さくし
て振動の発生を抑制することができる。 (6) 請求項6に記載の本発明は、簡単に、かつ、正
確に車両重量を求め、これに応じた最適のブレーキ力を
得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の系統図である。
【図2】同実施例のブレーキ時の特性図である。
【図3】従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置のブレーキ
時の特性図である。
時の特性図である。
【図4】本発明の第2の実施例の系統図である。
【図5】図5(a)は同実施例のブレーキ圧力の特性図
であり、図5(b)は従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装
置のブレーキ圧力の特性図である。
であり、図5(b)は従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装
置のブレーキ圧力の特性図である。
【図6】本発明の第3の実施例の系統図である。
【図7】同実施例のアクチュエータの作動を示す系統図
である。
である。
【図8】本発明の第4の実施例の系統図である。
【図9】同実施例の管路20内の圧油の圧力が消滅した
予備ブレーキ時の状態を示す系統図である。
予備ブレーキ時の状態を示す系統図である。
【図10】図10(a)は本発明の第5の実施例のコン
トローラの制御ゲインの特性図であり、図10(b)は
従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置のコントローラの制
御ゲインの特性図である。
トローラの制御ゲインの特性図であり、図10(b)は
従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置のコントローラの制
御ゲインの特性図である。
【図11】図11(b)は同実施例のブレーキ圧力特性
図であり、図11(a)は従来の鉄道車両用油圧ブレー
キ装置のブレーキ圧力特性図である。
図であり、図11(a)は従来の鉄道車両用油圧ブレー
キ装置のブレーキ圧力特性図である。
【図12】本発明の第5の実施例の回路図である。
【図13】従来の鉄道車両の車体の説明図である。
【図14】従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置の1例の
系統図である。
系統図である。
【図15】従来の鉄道車両用油圧ブレーキ装置の他の例
の系統図である。
の系統図である。
1 タンク 2 ポンプ 3 リリーフ弁 4 チェック弁 5 アキュムレータ 6 制御弁 7 シリンダ 7a ピストンロッド 8 ブレーキシュー 9 摩擦板 10 車輪 11 レール 12 回転センサ 13 圧力計 14 コントローラ 16 減圧弁 20、21、22、23、24、25、27 管路 26 戻り管路 17 チェック弁 18 第2のアキュムレータ 19 第2の制御弁 28 チェック弁 30 切換弁 31 アクチュエータ 32 ピストン 33 ナット 34 歯車 35 電気モータ 46 ボリュームシリンダ 46a ピストン 46c、46d ボリューム室 50 演算機
Claims (6)
- 【請求項1】 加圧流体が給排されるシリンダ内に挿入
されたピストンロッドに連接されたブレーキシュー、前
記シリンダへ供給される加圧流体の圧力を計測する圧力
計、前記圧力計の信号が入力されるコントローラ、及び
前記コントローラの指令が入力され前記シリンダへの加
圧流体の給排をコントロールする制御弁を備えた鉄道車
両用流体ブレーキ装置において、前記制御弁と並列に設
けられ、ブレーキ開始直後に開かれて前記シリンダへ加
圧流体を供給すると共に前記シリンダ内の圧力が所定値
に達した時に閉じられる第2の制御弁を備えたことを特
徴とする鉄道車両用流体ブレーキ装置。 - 【請求項2】 加圧流体が給排されるシリンダ内に挿入
されたピストンロッドに連接されたブレーキシュー、前
記シリンダへ供給される加圧流体の圧力を計測する圧力
計、前記圧力計の信号が入力されるコントローラ、及び
前記コントローラの指令が入力され前記シリンダへの加
圧流体の給排をコントロールする制御弁を備えた鉄道車
両用流体ブレーキ装置において、前記制御弁からタンク
への戻り管路にタンクから制御弁への方向の流体の流れ
を阻止するチェック弁を設けたことを特徴とする鉄道車
両用流体ブレーキ装置。 - 【請求項3】 加圧流体が給排されるシリンダ内に挿入
されたピストンロッドに連接されたブレーキシュー、前
記シリンダへ供給される加圧流体の圧力を計測する圧力
計、前記圧力計の信号が入力されるコントローラ、及び
前記コントローラの指令が入力され前記シリンダへの加
圧流体の給排をコントロールする制御弁を備えた鉄道車
両用流体ブレーキ装置において、前記制御弁とシリンダ
の間の流体回路のボリューム容積を変化させる手段を備
えたことを特徴とする鉄道車両用流体ブレーキ装置。 - 【請求項4】 加圧流体が給排されるシリンダ内に挿入
されたピストンロッドに連接されたブレーキシュー、前
記シリンダへ供給される加圧流体の圧力を計測する圧力
計、前記圧力計の信号が入力されるコントローラ、及び
前記コントローラの指令が入力され前記シリンダへの加
圧流体の給排をコントロールする制御弁を備えた鉄道車
両用流体ブレーキ装置において、前記シリンダへ制御弁
を介して加圧流体を供給可能な加圧流体のアキュムレー
タ、前記シリンダに加圧流体を供給可能な第2のアキュ
ムレータ、前記アキュムレータと前記第2のアキュムレ
ータのいずれかを前記シリンダに選択的に接続する切換
弁、及び前記アキュムレータより前記シリンダへ至る管
路と前記第2のアキュムレータより前記シリンダへ至る
管路とにその両端部が接続されピストンを内蔵したボリ
ュームシリンダを備えたことを特徴とする鉄道車両用流
体ブレーキ装置。 - 【請求項5】 加圧流体が給排されるシリンダ内に挿入
されたピストンロッドに連接されたブレーキシュー、前
記シリンダへ供給される加圧流体の圧力を計測する圧力
計、前記圧力計の信号が入力されるコントローラ、及び
前記コントローラの指令が入力され前記シリンダへの加
圧流体の給排をコントロールする制御弁を備えた鉄道車
両用流体ブレーキ装置において、前記コントローラの制
御ゲインを、シリンダ圧力が増加する時に減小するよう
に可変としたことを特徴とする鉄道車両用流体ブレーキ
装置。 - 【請求項6】 加速度計又は速度計より演算された加速
度と車両の駆動モータを流れる電流から車体重量を求
め、この車体重量に応じたブレーキ力を発生させること
を特徴とする鉄道車両用ブレーキの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4316914A JPH0640324A (ja) | 1992-05-25 | 1992-11-26 | 鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄道車両用ブレーキの制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13242592 | 1992-05-25 | ||
| JP4-132425 | 1992-05-25 | ||
| JP4316914A JPH0640324A (ja) | 1992-05-25 | 1992-11-26 | 鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄道車両用ブレーキの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640324A true JPH0640324A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=26467005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4316914A Withdrawn JPH0640324A (ja) | 1992-05-25 | 1992-11-26 | 鉄道車両用流体ブレーキ装置及び鉄道車両用ブレーキの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640324A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101411862B1 (ko) * | 2012-06-28 | 2014-06-27 | 현대제철 주식회사 | 자동급지장치 |
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| KR102214484B1 (ko) | 2020-11-16 | 2021-02-09 | 이알티엔지니어링(주) | 유압유닛을 적용한 철도차량 제동시스템 |
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| CN118220087A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-06-21 | 比亚迪股份有限公司 | 液压制动系统及车辆 |
| CN118220088A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-06-21 | 比亚迪股份有限公司 | 液压制动系统及车辆 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4316914A patent/JPH0640324A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114013416A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-02-08 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种双向驾驶电铲车负电机液压联合制动控制系统 |
| CN114013416B (zh) * | 2021-12-06 | 2022-07-01 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种双向驾驶电铲车负电机液压联合制动控制系统 |
| CN118220087A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-06-21 | 比亚迪股份有限公司 | 液压制动系统及车辆 |
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