JPH0640384A - 水中浮遊物の回収装置 - Google Patents

水中浮遊物の回収装置

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JPH0640384A
JPH0640384A JP19684992A JP19684992A JPH0640384A JP H0640384 A JPH0640384 A JP H0640384A JP 19684992 A JP19684992 A JP 19684992A JP 19684992 A JP19684992 A JP 19684992A JP H0640384 A JPH0640384 A JP H0640384A
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Kenji Matsui
謙治 松井
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Sakura Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中に浮遊した浮遊物を回収する際に、潜水
夫に頼ることなく、安全にしかも容易に回収できる水中
浮遊物の回収装置を提供することにある。 【構成】 浮遊物を収納するバスケット1に、バスケッ
ト1の内方へ回動して浮遊物の進入のみ許容するワンウ
ェイゲート5を設けるとともに、バスケット1の開口縁
4に通常時は偏平状に潰れ供給されるエアーによって膨
張してバスケット1の内部に進入した浮遊物をバスケッ
ト1の内部に保持しバスケット1とともに浮遊物を浮上
させるエアーバッグ11を設ける。さらに、バスケット
1の両開口縁に外方へ延出する誘導用網体20を連結
し、この誘導用網体20の他端に索条体23を介してボ
ートを接続し、このボートにエアーバッグ11および保
持チューブ10にエアーを供給する圧縮エアーボンベを
搭載したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海中等に浮遊してい
る物体を回収するための水中浮遊物の回収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】広い海等の水中に浮遊している物体を回
収する手段として用いられる回収船は、水中に浮遊して
いる物体、つまり浮遊物に近ずき、回収網を目標の浮遊
物に投下して回収網により浮遊物を包んで回収してい
る。
【0003】しかし、波が穏やかな時には浮遊物の一部
が水面より突出しているため、前述のような回収方法で
浮遊物を回収することができるが、波が激しくなると、
水中に浮遊している浮遊物が水面下に下がり、見え隠れ
するため、回収船が目標の浮遊物に近ずいて回収作業す
ることが困難である。
【0004】そこで、回収船に潜水夫が乗込み、回収船
が目標の浮遊物に近ずいたところで、潜水夫がエアーバ
ッグを携帯し、水中に入って浮遊物を探し、さらに潜水
して浮遊物の水中側の一部にエアーバッグを取り付け
る。次に、潜水夫が着用しているボンベからエアーバッ
グにエアーを供給してエアーバッグを膨張させる。
【0005】そして、エアーバッグに充填したエアーの
浮力により浮遊物を水面に浮上させ、浮遊物の姿勢を横
向きにする。浮遊物が水面上に横向きに露出すると、回
収船から浮遊物の位置を容易に確認でき、回収船が浮遊
物に近ずき、クレーンによって浮遊物を引き上げて回収
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに、潜水夫がエアーバッグを携帯し、水中に入って浮
遊物を探し、さらに潜水して浮遊物の水中側の一部にエ
アーバッグを取り付ける作業は、浮遊物が波によって位
置および姿勢が一定しないため、高度な技術と熟練度が
要求される。
【0007】しかも、潜水夫が着用しているボンベから
エアーバッグにエアーを供給するためには、潜水夫が自
身のアクアラングを口から外してエアーバッグにエアー
を供給し、エアーバッグが膨張したら、再び自身の口に
アクアラングを装着する高度な潜水技術を要するととも
に、危険性を伴う作業となる。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、水中に浮遊した浮遊
物を回収する際に、潜水夫に頼ることなく、安全にしか
も容易に回収できる水中浮遊物の回収装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、水中に浮遊した浮遊物を収納可能な断
面ほぼU字状のバスケットと、このバスケットの開口縁
にバスケットの開口部を閉塞するように設けられバスケ
ットの内方へ回動して浮遊物のバスケットへの進入のみ
許容するワンウェイゲートと、前記バスケットの開口縁
に設けられ通常時は偏平状に潰れ供給されるエアーによ
って膨張してバスケットの内部に進入した前記浮遊物を
バスケットの内部に保持しバスケットとともに浮遊物を
浮上させる保持チューブと、前記バスケットの両開口縁
に一端が連結されバスケットの開口縁から外方へ延出す
る誘導用網体と、これら誘導用網体の少なくとも一方の
他端に索条体を介して接続され前記網体を操作して前記
浮遊物をバスケットの開口部に向かって誘導させるボー
トと、このボートの少なくとも一方に搭載され前記保持
チューブにエアーを供給するエアー供給源とを具備した
ことにある。
【0010】
【作用】ボートが遠隔操舵され目標とする浮遊物に近ず
くと、索条体を介して接続されている2枚の誘導用網体
の間で浮遊物を捕らえ、誘導用網体の内側で浮遊物を徐
々にバスケットの開口部に誘導させる。バスケットの開
口部にはワンウェイゲートが設けられ、ワンウェイゲー
トが内方へ回動して浮遊物のバスケットへの進入のみ許
容し、退出しようとしてもワンウェイゲートによって阻
止され、バスケットの内部に進入した浮遊物は膨張する
保持チューブによってバスケットの内部に保持される。
また、その浮力によってバスケットとともに浮遊物が水
面上に横向きの姿勢となって浮上する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】図1および図2は水中浮遊物の回収装置の
全体を示すもので、1はバスケットである。このバスケ
ット1は水の抵抗を少なくするために複数本の合成樹脂
パイプまたは軽量金属パイプ2を格子状に組んで構成し
た断面ほぼU字状で、一側部に開口部3が設けられてい
る。バスケット1の円弧面の内部は浮遊物Aを十分に覆
うことができる曲率半径に形成され、その長さは浮遊物
Aと同等に形成されている。
【0013】このバスケット1の開口縁4には例えば片
側に3個、合計6個のワンウェイゲート5が設けられて
いる。このワンウェイゲート5は、ヒンジ部6と、この
ヒンジ部6に対して回動自在に枢支された回動アーム7
と、この回動アーム7のバスケット1の外側への回動を
阻止するストッパ8および回動アーム7をストッパ8に
当接する方向に付勢する付勢ばね9とから構成され、回
動アーム7はバスケット1の内面に接するまで回動する
が、外方へはストッパ8に当接して回動範囲が規制され
るようになっている。
【0014】そして、ワンウェイゲート5は浮遊物Aの
バスケット1への進入のみ許容し、退出しようとしても
ワンウェイゲート5に当接して退出が阻止されるように
なっている。
【0015】バスケット1の開口縁4の近傍に位置する
内部には2つの保持チューブ10が設けられている。こ
の保持チューブ10はバスケット1の長手方向全体に亘
って設けられ、通常時は偏平状に潰れており、供給され
るエアーによって膨張してバスケット1の内部に進入し
た浮遊物Aをバスケット1の内部に保持する働いてい
る。
【0016】バスケット1の上部にはバスケット浮力用
の2つのエアバッグ11が取付けられている。さらに、
バスケット1の内面における上下2箇所には接触子13
aを有するスイッチ13が設けられ、このスイッチ13
はエアバック11の内部に設けたライト14と接続され
ている。
【0017】また、バスケット1を構成する軽量金属パ
イプ2のうち、幅方向の中央部に位置する縦方向の垂直
パイプ2aは、横方向の円弧パイプ2bに設けた連結環
2cに対して挿脱可能に挿入され、垂直パイプ2aの一
端部には取手15が設けられている。そして、垂直パイ
プ2aを抜取ることにより、バスケット1が左右に2分
割され、バスケット1の内部に回収した浮遊物Aを取り
出すことができるように構成されている。
【0018】前述ように構成されたバスケット1の開口
縁4,4にはそれぞれ誘導用誘導用網体20の一側縁に
連結されている。これら誘導用網体20の大きさは回収
しようとする浮遊物Aの大きさによって異なるが、横幅
は浮遊物Aの直径の2〜3倍、縦幅が浮遊物Aの長さの
1/2程度であり、網目は約10cmであり、合成繊維
等の材質で可撓性を有している。
【0019】さらに、誘導用網体20の上端縁には複数
個の浮子21が、下端縁には錘22が取り付けられてい
る。そして、誘導用網体20の上端縁は常時水面上に位
置するようになっている。
【0020】2枚の誘導用網体20の他端部には索条体
23の一端部が連結され、この他端部はそれぞれボート
24に連結されている。これらボート24は、図3に示
すように、折畳み可能なゴムボートであり、推進機25
を備えている。ボート24には無線受信機26およびエ
アー供給源としての圧縮エアーボンベ27が搭載されて
いる。そして、圧縮エアーボンベ27はエアーホース
(図示しない)を介して前記保持チューブ10,エアー
バッグ11に連通している。
【0021】このように構成された水中浮遊体の回収装
置は、本船としての回収船30に設けられたクレーン3
1によって吊持されている。そして、浮遊物Aの回収作
業に入るときに、クレーン31から水中に降ろされる。
この回収船30には無線送信機32が搭載され、前記ボ
ート24に搭載された無線受信機26に送信することに
より、推進機25のオン・オフ、操舵および圧縮エアー
ボンベ27の電磁弁のオン・オフを遠隔操作することが
できる。次に、水中浮遊体の回収装置の作用について図
4に基づいて説明する。
【0022】図4(a)に示すように、回収船30が航
海して水中に浮遊している物体、つまり浮遊物Aを確認
すると、クレーン31によって吊持している回収装置を
水中に降ろし、無線送信機32によって2隻のボート2
4の無線受信機26に送信して推進機25を駆動する。
さらに、推進機25を無線による遠隔操舵して2隻のボ
ート24を浮遊物Aに近付ける。
【0023】2隻のボート24を推進させることによ
り、これに連結された索条体23,23は水面上に張る
とともに誘導用網体20,20を拡張させ、両者間に浮
遊物Aを取り込む。
【0024】さらに、誘導用網体20はその上端縁に浮
子21が設けられ、下端縁に錘22が設けられているた
め、水中にほぼ垂直状態となり、この誘導用網体20に
接続されているバスケット1も水中にほぼ垂直状態とな
る。
【0025】同図(b)(c)に示すように、2隻のボ
ート24,24を近付けて誘導用網体20,20を接近
させ、一方の誘導用網体20を浮遊物Aに接触させ、浮
遊物Aをバスケット1の開口部3方向に徐々に誘導す
る。
【0026】誘導物Aがバスケット1の開口部3に近付
き、開口部3に設けられたワンウェイゲート5を浮遊物
Aが押圧すると、ワンウェイゲート5の回動アーム7は
ヒンジ部6を支点としてバスケット1の内側に回動し、
浮遊物Aは回動アーム7を押し退けながらバスケット1
の内部に入る。
【0027】同図(e)に示すように、浮遊物Aがバス
ケット1の内部に入ると、ワンウェイゲート5の回動ア
ーム7は付勢ばね9の付勢力によって開口部3を閉塞す
る方向に回動し、浮遊物Aが回動アーム7を内側から押
圧しても、つまりバスケット1から浮遊物Aが脱出しよ
うとしても、回動アーム7はストッパ8によって回動範
囲が規制されているため、浮遊物Aがバスケット1から
脱出することはできない。
【0028】このように、バスケット1のワンウェイゲ
ート5は浮遊物Aのバスケット1への進入のみ許容し、
退出しようとしてもワンウェイゲート5に当接して退出
が阻止される。
【0029】バスケット1の内部に浮遊物Aが入ると、
浮遊物Aの側壁でスイッチ13の接触子13aが押圧さ
れ、スイッチ13がオンとなり、ライト14が点灯す
る。ライト14が点灯したのを確認し、無線送信機32
によってボート24の無線受信機26に送信して圧縮エ
アーボンベ27の電磁弁を開弁し、圧縮エアーボンベ2
7から保持チューブ10,エアーバッグ11に高圧エア
ーを供給すると、これらは膨張する。
【0030】したがって、保持チューブ10によって浮
遊物Aをバスケット1の開口部3を塞ぐとともに、内部
に収納された浮遊物Aをバスケット1の内部に押し付け
た状態で保持するとともに、その浮力によって浮遊物A
を捕獲したバスケット1が水面上に浮き上がって同図
(e)に示すように水面に横向の姿勢となる。ここで、
一方のボート24から索条体23を放し、1隻のボート
24を無線によって遠隔操舵し、ボート24の推進力に
よって浮遊物Aを回収船30まで曵航する。
【0031】そして、同図(f)に示すように、クレー
ン31によってバスケット1とともに浮遊物Aを吊持し
て回収船30に引き上げ、バスケット1の取手15を持
って垂直パイプ2aを引き抜くことにより、円弧パイプ
2b,2bが分割され、内部の浮遊物Aを取り出すこと
ができる。
【0032】このように水中に浮遊している浮遊物Aを
回収する際に、ボート24を遠隔操舵することにより、
浮遊物Aをバスケット1に収納した後、縦向きから曵航
抵抗を少なくするために横向きの姿勢にして回収する作
業が自動的に行うことができる。したがって、波の強い
海中での作業であっても、従来のように潜水夫の手を借
りることなく、安全で、能率的に作業できる。なお、前
記一実施例においては、2隻のボートを使用している
が、一方をボート、他方をシーアンカーにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、水中
に浮遊した浮遊物を収納可能な断面ほぼU字状のバスケ
ットを設け、このバスケットの開口縁に誘導用網体を接
続し、ボートによって誘導用網体を操作して浮遊物をバ
スケットに誘導するとともに、バスケットの開口縁に浮
遊物のバスケットへの進入のみ許容し、退出しようとし
ても退出を阻止するワンウェイゲートを設けたから、水
中に浮遊した浮遊物を回収する際に、潜水夫に頼ること
なく、安全にしかも容易に回収できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す水中浮遊物の回収装
置の斜視図。
【図2】同実施例の水中浮遊物の回収装置の平面図。
【図3】同実施例のボートの正面図。
【図4】同実施例の作用の説明図。
【符号の説明】
1…バスケット、3…開口部、4…開口縁、5…ワンウ
ェイゲート、10…保持チューブ、11…エアーバッ
グ、20…誘導用網体、23…索条体、24…ボート、
25…推進機、26…無線受信機、27…圧縮エアーボ
ンベ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に浮遊した浮遊物を収納可能な断面
    ほぼU字状のバスケットと、このバスケットの開口縁に
    バスケットの開口部を閉塞するように設けられバスケッ
    トの内方へ回動して浮遊物のバスケットへの進入のみ許
    容するワンウェイゲートと、前記バスケットの開口縁に
    設けられ通常時は偏平状に潰れ供給されるエアーによっ
    て膨張してバスケットの内部に進入した前記浮遊物をバ
    スケットの内部に保持しバスケットとともに浮遊物を浮
    上させる保持チューブと、前記バスケットの両開口縁に
    一端が連結されバスケットの開口縁から外方へ延出する
    誘導用網体と、これら誘導用網体の少なくとも一方の他
    端に索条体を介して接続され前記網体を操作して前記浮
    遊物をバスケットの開口部に向かって誘導させるボート
    と、このボートの少なくとも一方に搭載され前記保持チ
    ューブにエアーを供給するエアー供給源とを具備したこ
    とを特徴とする水中浮遊物の回収装置。
  2. 【請求項2】 ボートは、推進機および無線受信機を搭
    載しており、無線によって遠隔操舵されることを特徴と
    する請求項1記載の水中浮遊物の回収装置。
JP19684992A 1992-07-23 1992-07-23 水中浮遊物の回収装置 Expired - Fee Related JPH0747397B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111114699A (zh) * 2019-12-24 2020-05-08 中国船舶重工集团有限公司第七一0研究所 一种船尾绳圈展开挂绊牵引装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111114699A (zh) * 2019-12-24 2020-05-08 中国船舶重工集团有限公司第七一0研究所 一种船尾绳圈展开挂绊牵引装置

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