JPH0640423A - マツタケ等食用キノコの包装方法 - Google Patents
マツタケ等食用キノコの包装方法Info
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Landscapes
- Packaging Of Special Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明はマツタケ等の食用キノコの命である香
りや鮮度を保持することができ、呼吸作用による包装体
内部への水滴付着がなく、マツタケ等の食用キノコが日
持ちする包装方法を提供する。 【構成】この包装方法は重合度が 1,000〜 3,000、ケン
化度が98.0モル%以上のポリビニルアルコール樹脂から
なる熱処理を施したフィルムに、マツタケ等の食用キノ
コを包装するものである。
りや鮮度を保持することができ、呼吸作用による包装体
内部への水滴付着がなく、マツタケ等の食用キノコが日
持ちする包装方法を提供する。 【構成】この包装方法は重合度が 1,000〜 3,000、ケン
化度が98.0モル%以上のポリビニルアルコール樹脂から
なる熱処理を施したフィルムに、マツタケ等の食用キノ
コを包装するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマツタケ等食用キノコの
包装方法、とくには保香性と鮮度保持に優れたマツタケ
等食用キノコの包装方法に関するものである。
包装方法、とくには保香性と鮮度保持に優れたマツタケ
等食用キノコの包装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マツタケに代表される食用キノ
コ、例えばマツタケ、シイタケ、シメジ、ショウロ、ハ
ツタケ、ナメコ、ツクリタケ、ハラタケ、マドリタケ、
タマゴタケなど(以下、マツタケで代表して本発明を説
明する)は無包装のままか、プラスチック製のトレイに
載せられてポリ塩化ビニル(PVC)かポリオレフィン
(PO)のラップフィルムで包装されて店頭に並べられ
ていた。また、特開昭52-54581号公報によれば、熱処理
またはアセタール化されたポリビニルアルコール(PV
A)フィルムとポリプロピレン(PP)フィルムとより
なる2層ラミネートフィルムをPVAフィルム面を内側
にして製袋する方法が提案されている。
コ、例えばマツタケ、シイタケ、シメジ、ショウロ、ハ
ツタケ、ナメコ、ツクリタケ、ハラタケ、マドリタケ、
タマゴタケなど(以下、マツタケで代表して本発明を説
明する)は無包装のままか、プラスチック製のトレイに
載せられてポリ塩化ビニル(PVC)かポリオレフィン
(PO)のラップフィルムで包装されて店頭に並べられ
ていた。また、特開昭52-54581号公報によれば、熱処理
またはアセタール化されたポリビニルアルコール(PV
A)フィルムとポリプロピレン(PP)フィルムとより
なる2層ラミネートフィルムをPVAフィルム面を内側
にして製袋する方法が提案されている。
【0003】しかし、マツタケ等の食用キノコは香りや
鮮度が命であり、無包装やプラスチック製のトレイにP
VCやPOのラップフィルムで包装したものでは香りが
すぐに飛散してしまう。また、特開昭52-54581号公報に
記載の方法は上記の方法よりはよいが、それでもマツタ
ケの香り成分が袋の内部に飛散するため、マツタケ自体
の香りが逃げている点には変わりがない。鮮度保持の観
点からすると、上記両方法ともマツタケの呼吸作用によ
る多量の水蒸気のため水滴が袋内に溜り、それがマツタ
ケに触れてマツタケを腐敗させる原因となる。他の食用
キノコ類も大同小異である。
鮮度が命であり、無包装やプラスチック製のトレイにP
VCやPOのラップフィルムで包装したものでは香りが
すぐに飛散してしまう。また、特開昭52-54581号公報に
記載の方法は上記の方法よりはよいが、それでもマツタ
ケの香り成分が袋の内部に飛散するため、マツタケ自体
の香りが逃げている点には変わりがない。鮮度保持の観
点からすると、上記両方法ともマツタケの呼吸作用によ
る多量の水蒸気のため水滴が袋内に溜り、それがマツタ
ケに触れてマツタケを腐敗させる原因となる。他の食用
キノコ類も大同小異である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的はマツタケ等の食用キノコの命である香りや鮮度を
保持することができ、呼吸作用による包装体内部への水
滴付着がなくマツタケ等の食用キノコが日持ちする包装
方法を提供しようとするものである。
目的はマツタケ等の食用キノコの命である香りや鮮度を
保持することができ、呼吸作用による包装体内部への水
滴付着がなくマツタケ等の食用キノコが日持ちする包装
方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはPVAフィ
ルムの保香性と水蒸気透過性とに着目し、マツタケ等の
食用キノコの包装への応用に到達したもので、この包装
方法は重合度が 1,000〜 3,000、ケン化度が98.0モル%
以上のポリビニルアルコール樹脂からなる熱処理を施し
たフィルムに、マツタケ等の食用キノコを好ましくは1
個づつ包装することを特徴とするものである。
ルムの保香性と水蒸気透過性とに着目し、マツタケ等の
食用キノコの包装への応用に到達したもので、この包装
方法は重合度が 1,000〜 3,000、ケン化度が98.0モル%
以上のポリビニルアルコール樹脂からなる熱処理を施し
たフィルムに、マツタケ等の食用キノコを好ましくは1
個づつ包装することを特徴とするものである。
【0006】以下、本発明を代表例であるマツタケの包
装方法について、さらに詳細に説明する。マツタケを包
装する場合に配慮しなければならないことの第1は、マ
ツタケの命である香りを逃さないようにすることであ
り、第2はマツタケの呼吸作用によって発生する水蒸気
をある程度包装体外部へ放出させて、包装体内部への水
滴の付着を防ぎながら、マツタケ自体の乾燥を極力抑え
ることである。とくに後者は包装体内部に付着した水滴
がマツタケ表面に付着すると、マツタケの腐敗(黒変)
が急速に促進されることになるため重要である。これら
の検討結果より本発明者らは重合度が 1,000〜 3,000、
ケン化度が98.0モル%以上のポリビニルアルコール樹脂
からなる熱処理を施したフィルムにマツタケを好ましく
は1個づつ包装するのが最適であることを見出した。
装方法について、さらに詳細に説明する。マツタケを包
装する場合に配慮しなければならないことの第1は、マ
ツタケの命である香りを逃さないようにすることであ
り、第2はマツタケの呼吸作用によって発生する水蒸気
をある程度包装体外部へ放出させて、包装体内部への水
滴の付着を防ぎながら、マツタケ自体の乾燥を極力抑え
ることである。とくに後者は包装体内部に付着した水滴
がマツタケ表面に付着すると、マツタケの腐敗(黒変)
が急速に促進されることになるため重要である。これら
の検討結果より本発明者らは重合度が 1,000〜 3,000、
ケン化度が98.0モル%以上のポリビニルアルコール樹脂
からなる熱処理を施したフィルムにマツタケを好ましく
は1個づつ包装するのが最適であることを見出した。
【0007】ここで重合度が 1,000未満のポリビニルア
ルコール樹脂はフィルムとしたときの物性に劣り、 3,0
00を超えるものはフィルムの加工性が悪くなるので好ま
しくない。またケン化度が98.0モル%未満のものは耐水
性が悪く、さらに熱処理を施さないと耐水性に劣るのと
同時に水蒸気の透過性が大き過ぎて、同一厚さの熱処理
を施したフィルムと比べてマツタケの乾燥度が大き過ぎ
るので好ましくない。
ルコール樹脂はフィルムとしたときの物性に劣り、 3,0
00を超えるものはフィルムの加工性が悪くなるので好ま
しくない。またケン化度が98.0モル%未満のものは耐水
性が悪く、さらに熱処理を施さないと耐水性に劣るのと
同時に水蒸気の透過性が大き過ぎて、同一厚さの熱処理
を施したフィルムと比べてマツタケの乾燥度が大き過ぎ
るので好ましくない。
【0008】本発明の方法に用いられる上記PVAフィ
ルムは従来公知の溶液または溶融キャスティング法によ
り製造することができる。このPVAには物性を損なわ
ない程度のグリセリン等の可塑剤、脂肪酸等の滑剤、で
んぷん等の添加剤を加えることもできる。フィルムの厚
さとしては15μm 以上のものが好ましく、これが15μm
未満では水蒸気の透過度が大き過ぎてマツタケの乾燥が
早まるので好ましくない。
ルムは従来公知の溶液または溶融キャスティング法によ
り製造することができる。このPVAには物性を損なわ
ない程度のグリセリン等の可塑剤、脂肪酸等の滑剤、で
んぷん等の添加剤を加えることもできる。フィルムの厚
さとしては15μm 以上のものが好ましく、これが15μm
未満では水蒸気の透過度が大き過ぎてマツタケの乾燥が
早まるので好ましくない。
【0009】マツタケの香りを逃さず日持ちさせるに
は、上記フィルムを使用して好ましくは1個づつ包装す
ることが重要である。これを2個以上まとめる場合に
は、包装体内部に空隙ができないようにして、香りの分
子が発散しにくくするために本発明の方法に用いられる
PVAフィルムを適宜の形状に丸めるなどしてパッキン
として用いるなどの工夫をするのがよい。なお、1個づ
つ包装する場合でもできるだけ密着するような方法、例
えばマツタケを直接ラッピング包装するのが好ましい。
は、上記フィルムを使用して好ましくは1個づつ包装す
ることが重要である。これを2個以上まとめる場合に
は、包装体内部に空隙ができないようにして、香りの分
子が発散しにくくするために本発明の方法に用いられる
PVAフィルムを適宜の形状に丸めるなどしてパッキン
として用いるなどの工夫をするのがよい。なお、1個づ
つ包装する場合でもできるだけ密着するような方法、例
えばマツタケを直接ラッピング包装するのが好ましい。
【0010】
1)PVAフィルムは従来保香性に優れたフィルムであ
る。しかし、包装体内部の体積が大きいと、その香りの
成分が包装体内部に発散されるため、フィルムの保香性
を生かせない。マツタケを好ましくは1個づつ包装する
ことにより包装体内部の空隙を極力小さくし、マツタケ
の香り成分の発生を防ぎ、PVAフィルムの保香性能を
最大限に生かすことができる。 2)PVAフィルムは吸水性と大きな水蒸気透過性を持っ
ている。そのためPVAフィルムで密封してもマツタケ
の呼吸作用による水蒸気発散で水滴が内部に付着したり
することがない。
る。しかし、包装体内部の体積が大きいと、その香りの
成分が包装体内部に発散されるため、フィルムの保香性
を生かせない。マツタケを好ましくは1個づつ包装する
ことにより包装体内部の空隙を極力小さくし、マツタケ
の香り成分の発生を防ぎ、PVAフィルムの保香性能を
最大限に生かすことができる。 2)PVAフィルムは吸水性と大きな水蒸気透過性を持っ
ている。そのためPVAフィルムで密封してもマツタケ
の呼吸作用による水蒸気発散で水滴が内部に付着したり
することがない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の具体的態様を実施例および比
較例により説明する。下記の各種フィルムにマツタケを
1個づつ包装し、温度23℃、湿度58%中に3日間放置し
た後に、下記の基準で香りの残り度合いを測定すると共
にマツタケの状態を観察し、その結果を表1に示した。 ・香りの残り度合いの測定:マツタケを包装フィルムか
ら取り出してすぐデシケーターの中に入れ、蓋をして温
度23℃、湿度58%の室内に2時間放置した後のデシケー
ター内の香りの有無を10名の検査員が判定し、その人数
により次の符号に置き換えて示した。 ・10名中6名以上が香りがあると判定したもの‥‥‥‥○ ・10名中2〜5名以上が香りがあると判定したもの‥‥△ ・10名中1名以下が香りがあると判定したもの‥‥‥‥×
較例により説明する。下記の各種フィルムにマツタケを
1個づつ包装し、温度23℃、湿度58%中に3日間放置し
た後に、下記の基準で香りの残り度合いを測定すると共
にマツタケの状態を観察し、その結果を表1に示した。 ・香りの残り度合いの測定:マツタケを包装フィルムか
ら取り出してすぐデシケーターの中に入れ、蓋をして温
度23℃、湿度58%の室内に2時間放置した後のデシケー
ター内の香りの有無を10名の検査員が判定し、その人数
により次の符号に置き換えて示した。 ・10名中6名以上が香りがあると判定したもの‥‥‥‥○ ・10名中2〜5名以上が香りがあると判定したもの‥‥△ ・10名中1名以下が香りがあると判定したもの‥‥‥‥×
【0012】実施例1 重合度 1,670、ケン化度99.9モル%のPVA樹脂を用い
て溶融押出法により厚み20μm のフィルムを製造し、こ
れを乾燥後 200℃で1分間熱処理を行った。このフィル
ムを用い包装体内部にできるだけ空隙が生じないように
包装した。
て溶融押出法により厚み20μm のフィルムを製造し、こ
れを乾燥後 200℃で1分間熱処理を行った。このフィル
ムを用い包装体内部にできるだけ空隙が生じないように
包装した。
【0013】比較例1 実施例1と同様に厚み20μm のフィルムを製造し、その
フィルムを乾燥後、熱処理を施さなかったものについ
て、内部にできるだけ空隙が生じないように包装した。
フィルムを乾燥後、熱処理を施さなかったものについ
て、内部にできるだけ空隙が生じないように包装した。
【0014】比較例2 ポリ塩化ビニル製ラップフィルム(信越ポリマー社製、
ポリマラップV、厚さ15μm )を用いて内部にできるだ
け空隙が生じないように包装した。
ポリマラップV、厚さ15μm )を用いて内部にできるだ
け空隙が生じないように包装した。
【0015】比較例3 ポリオレフィン製ラップフィルム(信越ポリマー社製、
ポリマラップ NEW、厚さ14μm )を用いて内部にできる
だけ空隙が生じないように包装した。
ポリマラップ NEW、厚さ14μm )を用いて内部にできる
だけ空隙が生じないように包装した。
【0016】比較例4 実施例1で用いたPVAの熱処理フィルムに、厚さ15μ
m の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(本州製紙社製)
をポリウレタン系接着剤を用いてラミネートした。この
ラミネートフィルムについて、PVAフィルム層が内側
になるように折り曲げて熔断シールし、奥行き20cm、幅
15cmの袋を作製した。この袋にマツタケを十分に空間を
とって入れ、口部を密封した。
m の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(本州製紙社製)
をポリウレタン系接着剤を用いてラミネートした。この
ラミネートフィルムについて、PVAフィルム層が内側
になるように折り曲げて熔断シールし、奥行き20cm、幅
15cmの袋を作製した。この袋にマツタケを十分に空間を
とって入れ、口部を密封した。
【0017】比較例5 包装せずに放置した。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明の方法で包装されたマツタケ等の
食用キノコは、3日後でも香りを保持し新鮮さを保つこ
とができた。これにより、遠距離からの輸送が可能とな
り、価格の低減が可能となる。
食用キノコは、3日後でも香りを保持し新鮮さを保つこ
とができた。これにより、遠距離からの輸送が可能とな
り、価格の低減が可能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】重合度が 1,000〜 3,000、ケン化度が98.0
モル%以上のポリビニルアルコール樹脂からなる熱処理
を施したフィルムに、マツタケ等食用キノコを包装する
ことを特徴とするマツタケ等食用キノコの包装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21206892A JPH0640423A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | マツタケ等食用キノコの包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21206892A JPH0640423A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | マツタケ等食用キノコの包装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640423A true JPH0640423A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16616339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21206892A Pending JPH0640423A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | マツタケ等食用キノコの包装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640423A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61100129A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-19 | 電気化学工業株式会社 | 果実貯蔵用袋 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP21206892A patent/JPH0640423A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61100129A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-19 | 電気化学工業株式会社 | 果実貯蔵用袋 |
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