JPH0640926A - C型肝炎ウイルスの除去方法 - Google Patents
C型肝炎ウイルスの除去方法Info
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- JPH0640926A JPH0640926A JP4218496A JP21849692A JPH0640926A JP H0640926 A JPH0640926 A JP H0640926A JP 4218496 A JP4218496 A JP 4218496A JP 21849692 A JP21849692 A JP 21849692A JP H0640926 A JPH0640926 A JP H0640926A
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- Japan
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- hcv
- sulfate
- serum
- hepatitis
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 血漿または血清からC型肝炎ウイルス(HC
V)を除去する方法を提供する。 【構成】 血漿または血清に二価の金属イオンを添加
し、ポリアニオン化合物を添加、攪拌し、得られる沈澱
を除去することにより、簡便にHCVを除去することが
できる。
V)を除去する方法を提供する。 【構成】 血漿または血清に二価の金属イオンを添加
し、ポリアニオン化合物を添加、攪拌し、得られる沈澱
を除去することにより、簡便にHCVを除去することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血漿または血清からの
C型肝炎ウイルス(HCV)の除去方法に関するもので
ある。
C型肝炎ウイルス(HCV)の除去方法に関するもので
ある。
【0002】
【発明の背景と従来技術】ウイルス性肝炎には、飲料水
など経口的に感染するもの(A型肝炎及びE型肝炎)
と、輸血や性交渉などを通じて感染するもの(B型肝炎
及びC型肝炎)のタイプがある。後者の輸血で感染する
タイプは特に輸血後肝炎と呼ばれ、慢性化しやすく肝細
胞ガンの危険因子となりやすいことから注目を集めてき
た。この原因ウイルスと見られるのがB型肝炎ウイルス
(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)である。B型
肝炎は、その原因ウイルスであるHBVについて、早く
からウイルス粒子が確認され、ワクチンも実用化してい
る。また、献血時の検査体制もいち早く完成をみてい
る。一方、C型肝炎についてはつい最近まで、病原体が
不明であったため、その抗原及び抗体の検出法として
は、非A非B型肝炎として除外診断に頼らざるを得なか
った。しかしながら、米国Chiron社のChooら
(Science, 244, p359, (1989))によりHCVのcDN
Aが分離されて以来、HC及びHCVに関する研究が急
速に進み、多くの知見が集積されつつある。
など経口的に感染するもの(A型肝炎及びE型肝炎)
と、輸血や性交渉などを通じて感染するもの(B型肝炎
及びC型肝炎)のタイプがある。後者の輸血で感染する
タイプは特に輸血後肝炎と呼ばれ、慢性化しやすく肝細
胞ガンの危険因子となりやすいことから注目を集めてき
た。この原因ウイルスと見られるのがB型肝炎ウイルス
(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)である。B型
肝炎は、その原因ウイルスであるHBVについて、早く
からウイルス粒子が確認され、ワクチンも実用化してい
る。また、献血時の検査体制もいち早く完成をみてい
る。一方、C型肝炎についてはつい最近まで、病原体が
不明であったため、その抗原及び抗体の検出法として
は、非A非B型肝炎として除外診断に頼らざるを得なか
った。しかしながら、米国Chiron社のChooら
(Science, 244, p359, (1989))によりHCVのcDN
Aが分離されて以来、HC及びHCVに関する研究が急
速に進み、多くの知見が集積されつつある。
【0003】HCV−RNAからイムノスクリーニング
法で得られた種々のエピトープから遺伝子組換えまたは
化学合成により得られたペプチドを用いたHCV抗体検
出系が開発され、その一部は実用に供されている。日本
赤十字社では1989年11月よりC100−3抗原を
用いたOrtho社のHC抗体検出用キットによる輸血
用血液のスクリーニングを世界に先駆けて開始した。1
990年11月までの供血者約800万人の検体を対象
に測定した結果、HCV抗体陽性者の比率は1.15%であ
り、高齢者ほど陽性率は高かった。この成績から年齢構
成による修正を行なうと、国内のHCV陽性者数は約1
70万人、国民の1.41%と推定されている。
法で得られた種々のエピトープから遺伝子組換えまたは
化学合成により得られたペプチドを用いたHCV抗体検
出系が開発され、その一部は実用に供されている。日本
赤十字社では1989年11月よりC100−3抗原を
用いたOrtho社のHC抗体検出用キットによる輸血
用血液のスクリーニングを世界に先駆けて開始した。1
990年11月までの供血者約800万人の検体を対象
に測定した結果、HCV抗体陽性者の比率は1.15%であ
り、高齢者ほど陽性率は高かった。この成績から年齢構
成による修正を行なうと、国内のHCV陽性者数は約1
70万人、国民の1.41%と推定されている。
【0004】当該スクリーニングによりHCV抗体陽性
と判定された血液は、輸血用としてはもとより、血液製
剤の原料としても使用することが禁じられている。しか
しながら、日本と米国で流行している株間に抗原性の差
異があるため、当該HC抗体検出用キットでは、日本の
HC患者血清の全てを検出できないことが明らかになっ
ている(日本肝臓学会1990年)。
と判定された血液は、輸血用としてはもとより、血液製
剤の原料としても使用することが禁じられている。しか
しながら、日本と米国で流行している株間に抗原性の差
異があるため、当該HC抗体検出用キットでは、日本の
HC患者血清の全てを検出できないことが明らかになっ
ている(日本肝臓学会1990年)。
【0005】従って、C型肝炎の感染を未然に防ぐた
め、輸血用血液及び各種血液製剤はもちろんのこと、安
全性の面から精度管理用血清等からもHCVを完全に除
去することが強く望まれている。
め、輸血用血液及び各種血液製剤はもちろんのこと、安
全性の面から精度管理用血清等からもHCVを完全に除
去することが強く望まれている。
【0006】HCVの除去法としては、高分子多層構造
膜(BMM、旭化成工業)を利用した限外濾過法が知ら
れている。BMMは血漿分画製剤とりわけ凝固因子製剤
からのHCV除去法として実用化されているが、これは
凝固因子精製の最終段階で使用されており、高濃度の蛋
白を含む大量の血漿または血清からHCVを除去するの
には適していない。
膜(BMM、旭化成工業)を利用した限外濾過法が知ら
れている。BMMは血漿分画製剤とりわけ凝固因子製剤
からのHCV除去法として実用化されているが、これは
凝固因子精製の最終段階で使用されており、高濃度の蛋
白を含む大量の血漿または血清からHCVを除去するの
には適していない。
【0007】
【発明の目的】本発明はHCVを含有する血漿または血
清から効率的に、かつ簡便にHCVを除去することを目
的とする。また組織培養法または遺伝子組換え体から得
られたHCVまたはその構成成分とりわけエンベロープ
蛋白の分画にも応用が可能であろう。本発明は、特別の
機器を必要とせず極めて安価に、かつ多量の血漿または
血清からHCVを除去できるところに特徴を有するもの
である。
清から効率的に、かつ簡便にHCVを除去することを目
的とする。また組織培養法または遺伝子組換え体から得
られたHCVまたはその構成成分とりわけエンベロープ
蛋白の分画にも応用が可能であろう。本発明は、特別の
機器を必要とせず極めて安価に、かつ多量の血漿または
血清からHCVを除去できるところに特徴を有するもの
である。
【0008】
【発明の構成】本発明のHCVの除去方法は、下記のよ
うにして極めて簡便に行うことができる。まず、血漿又
は血清に二価金属イオンを溶解し、ついでポリアニオン
化合物を添加、攪拌し、一夜冷房に静置後、冷却遠心
し、沈澱を除去することにより、達成できる。ここで、
本発明に用いられるポリアニオン化合物の代表例として
は、ヘパリン、デキストラン硫酸、コンドロイチン硫
酸、コンドロイチンポリ硫酸、ヘパラン酸、アミロペク
チン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリチン硫酸、キシラン硫
酸、カロニン硫酸、セルロース硫酸、キチン硫酸、キト
サン硫酸、ペクチン硫酸、イヌリン硫酸、アルギン酸硫
酸、グリコーゲン硫酸、ポリラクトース硫酸、カラゲニ
ン硫酸、デンプン硫酸、ポリグルコース硫酸、ラミナリ
ン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫酸、メペサルフェー
トなどの硫酸多糖体、リンタングステン酸、ポリ硫酸化
アネトール、ポリビニルアルコール硫酸、ポリリン酸等
があげられる。また共存させる二価金属イオンとして
は、カルシウム、マグネシウム、マンガン、コバルト等
のイオンが使用可能である。
うにして極めて簡便に行うことができる。まず、血漿又
は血清に二価金属イオンを溶解し、ついでポリアニオン
化合物を添加、攪拌し、一夜冷房に静置後、冷却遠心
し、沈澱を除去することにより、達成できる。ここで、
本発明に用いられるポリアニオン化合物の代表例として
は、ヘパリン、デキストラン硫酸、コンドロイチン硫
酸、コンドロイチンポリ硫酸、ヘパラン酸、アミロペク
チン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリチン硫酸、キシラン硫
酸、カロニン硫酸、セルロース硫酸、キチン硫酸、キト
サン硫酸、ペクチン硫酸、イヌリン硫酸、アルギン酸硫
酸、グリコーゲン硫酸、ポリラクトース硫酸、カラゲニ
ン硫酸、デンプン硫酸、ポリグルコース硫酸、ラミナリ
ン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫酸、メペサルフェー
トなどの硫酸多糖体、リンタングステン酸、ポリ硫酸化
アネトール、ポリビニルアルコール硫酸、ポリリン酸等
があげられる。また共存させる二価金属イオンとして
は、カルシウム、マグネシウム、マンガン、コバルト等
のイオンが使用可能である。
【0009】硫酸多糖体を始めとするポリアニオン化合
物は二価金属イオンの存在下、リポ蛋白特に低密度リポ
蛋白(LDL)及び超低密度リポ蛋白(VLDL)と結
合し、沈澱を形成することが知られている。沈澱を生ず
るメカニズムについては、ポリアニオンの負電荷と蛋白
の正電荷によって、可溶性のリポ蛋白−ポリアニオン複
合体を生じ、リポ蛋白中の脂質成分に二価の金属イオン
が結合して不溶性のリポ蛋白−ポリアニオン−金属イオ
ン複合体を形成するとされている。この現象を応用して
血漿または血清中のLDL及びVLDLを沈澱させ、上
清に残った高密度リポ蛋白(HDL)を測定する方法は
臨床検査に広く利用されている。本発明者らはHCVの
分離、除去を目的として、上述の分離法を基に鋭意研究
を重ねた結果、HCVを含む血漿または血清から効率的
にHCVを分離しうる技術を提供する本発明を完成する
に至った。
物は二価金属イオンの存在下、リポ蛋白特に低密度リポ
蛋白(LDL)及び超低密度リポ蛋白(VLDL)と結
合し、沈澱を形成することが知られている。沈澱を生ず
るメカニズムについては、ポリアニオンの負電荷と蛋白
の正電荷によって、可溶性のリポ蛋白−ポリアニオン複
合体を生じ、リポ蛋白中の脂質成分に二価の金属イオン
が結合して不溶性のリポ蛋白−ポリアニオン−金属イオ
ン複合体を形成するとされている。この現象を応用して
血漿または血清中のLDL及びVLDLを沈澱させ、上
清に残った高密度リポ蛋白(HDL)を測定する方法は
臨床検査に広く利用されている。本発明者らはHCVの
分離、除去を目的として、上述の分離法を基に鋭意研究
を重ねた結果、HCVを含む血漿または血清から効率的
にHCVを分離しうる技術を提供する本発明を完成する
に至った。
【0010】上記の処理によりHCVが除去されたこと
を確認する方法として、上清、及びシュウ酸ナトリウム
液で溶解した沈澱について、PCR法並びに電気泳動法
を適用することによってHCVの有無の判定ができる。
を確認する方法として、上清、及びシュウ酸ナトリウム
液で溶解した沈澱について、PCR法並びに電気泳動法
を適用することによってHCVの有無の判定ができる。
【0011】HCV−cDNAの増幅にはAmpli−
taqポリメラーゼ及びNCR1〜4のプライマーを用
いダブルPCRを行なう。すなわち、NCR1及び4の
外側のプライマーセットを用い1stPCRを行い、つ
いでその一部を試料としてNCR2及び3の内側プライ
マーセットを用い2ndPCRを行なう。
taqポリメラーゼ及びNCR1〜4のプライマーを用
いダブルPCRを行なう。すなわち、NCR1及び4の
外側のプライマーセットを用い1stPCRを行い、つ
いでその一部を試料としてNCR2及び3の内側プライ
マーセットを用い2ndPCRを行なう。
【0012】この様にして増幅された各HCV遺伝子断
片を電気泳動にかけ、1stPCR242bp,2ndPC
R145bpのバンドの有無で、サンプル中のHCV−RN
Aの存在を判定する。その結果、本発明のHCV除去処
理後の上清はHCV−RNA陰性であったが、沈澱画分
はHCV−RNA陽性であった。この事は当該除去処理
を施すことにより、血漿又は血清中からHCVが完全に
除去されたことを示している。
片を電気泳動にかけ、1stPCR242bp,2ndPC
R145bpのバンドの有無で、サンプル中のHCV−RN
Aの存在を判定する。その結果、本発明のHCV除去処
理後の上清はHCV−RNA陰性であったが、沈澱画分
はHCV−RNA陽性であった。この事は当該除去処理
を施すことにより、血漿又は血清中からHCVが完全に
除去されたことを示している。
【0013】このように、本発明のHCVの除去方法に
よって、血漿または血清中に存在するHCVを極めて簡
便にかつ確実に除去することが可能となったのである。
本発明のHCV除去方法を、例えば、臨床検査において
利用度の高い精度管理用血清の製造工程に適用すると、
HCV感染性粒子を含まない安全な精度管理用血清を簡
便にかつ安価に得ることができる。
よって、血漿または血清中に存在するHCVを極めて簡
便にかつ確実に除去することが可能となったのである。
本発明のHCV除去方法を、例えば、臨床検査において
利用度の高い精度管理用血清の製造工程に適用すると、
HCV感染性粒子を含まない安全な精度管理用血清を簡
便にかつ安価に得ることができる。
【0014】
実施例1: デキストラン硫酸−塩化カルシウム処理 HTLV−I抗体、HIV抗体及びHBs抗原いずれも
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化カルシウム1.11gを溶解し、攪拌しながらデキ
ストラン硫酸(ファルマシア)10%溶液2.02mlを添加
した。一夜冷室に静置後、冷却遠心機(日立6PR−5
2)で4,000rpm、30分遠心し、上清及び沈澱を得た。
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化カルシウム1.11gを溶解し、攪拌しながらデキ
ストラン硫酸(ファルマシア)10%溶液2.02mlを添加
した。一夜冷室に静置後、冷却遠心機(日立6PR−5
2)で4,000rpm、30分遠心し、上清及び沈澱を得た。
【0015】実施例2: ヘパリンナトリウム−塩化マ
ンガン処理 HTLV−I抗体、HIV抗体及びHBs抗原いずれも
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化マンガン1.98gを溶解し、攪拌しながらヘパリ
ンナトリウム(和光純薬)10%溶液4.04mlを添加し
た。以下、実施例1と同様に処理し、上清及び沈澱を得
た。
ンガン処理 HTLV−I抗体、HIV抗体及びHBs抗原いずれも
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化マンガン1.98gを溶解し、攪拌しながらヘパリ
ンナトリウム(和光純薬)10%溶液4.04mlを添加し
た。以下、実施例1と同様に処理し、上清及び沈澱を得
た。
【0016】実施例3: リンタングステン酸−塩化マ
グネシウム処理 HTLV−I抗体、HIV抗体及びHBs抗原いずれも
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化マグネシウム6水和物2.03gを溶解し、攪拌し
ながらリンタグステン酸(和光純薬)10%溶液8.08ml
を添加した。以下、実施例1と同様に処理し、上清及び
沈澱を得た。
グネシウム処理 HTLV−I抗体、HIV抗体及びHBs抗原いずれも
陰性で、HCV抗体及びHCV−RNA陽性の血清200m
lに塩化マグネシウム6水和物2.03gを溶解し、攪拌し
ながらリンタグステン酸(和光純薬)10%溶液8.08ml
を添加した。以下、実施例1と同様に処理し、上清及び
沈澱を得た。
【0017】実施例4: HCV除去確認試験 (1)シュウ酸ナトリウム溶解 実施例1,2及び3で得られた沈澱画分に0.1Mシュウ
酸ナトリウム10mlを加え、沈澱が溶解するまで強く振
とうした。DEAEデキストラン(ファルマシア)10
%溶液を25%v/v添加し、攪拌後一夜冷室に静置し
た。冷却遠心機で4,000rpm、20分遠心後、上清を静か
に吸引し採取した。生理食塩水に透析し、脂質画分とし
た。
酸ナトリウム10mlを加え、沈澱が溶解するまで強く振
とうした。DEAEデキストラン(ファルマシア)10
%溶液を25%v/v添加し、攪拌後一夜冷室に静置し
た。冷却遠心機で4,000rpm、20分遠心後、上清を静か
に吸引し採取した。生理食塩水に透析し、脂質画分とし
た。
【0018】(2)検体溶液調製 実施例1、2、3及び4(1)で得られた上清及び沈澱処
理溶液各々50μlに50%グアニヂンチオシアネイト
及び0.5M 2−メルカプトエタノールを含む0.75Mクエ
ン酸緩衝液(pH7.0)500μlを加え、攪拌した後、2
M酢酸ナトリウム50μl及びクロロホルム/イソアミ
ルアルコール(49:1)100μlを加え、攪拌した。
氷中で15分間冷却した後、超遠心機(Tomy MC
−150)を用いて15,000rpm、30分超遠心を行な
い、水層を採取した。これにグリコーゲン2μlを加え
攪拌した後、2−プロパノール600μlを添加し、攪拌
した。零下20℃に1時間静置後、同様に15,000rpm、
30分超遠心し、RNAペレットを得た。ペレットを減
圧下、55℃で乾燥後、脱イオン水10μlを加えて溶
解し、検体溶液とした。
理溶液各々50μlに50%グアニヂンチオシアネイト
及び0.5M 2−メルカプトエタノールを含む0.75Mクエ
ン酸緩衝液(pH7.0)500μlを加え、攪拌した後、2
M酢酸ナトリウム50μl及びクロロホルム/イソアミ
ルアルコール(49:1)100μlを加え、攪拌した。
氷中で15分間冷却した後、超遠心機(Tomy MC
−150)を用いて15,000rpm、30分超遠心を行な
い、水層を採取した。これにグリコーゲン2μlを加え
攪拌した後、2−プロパノール600μlを添加し、攪拌
した。零下20℃に1時間静置後、同様に15,000rpm、
30分超遠心し、RNAペレットを得た。ペレットを減
圧下、55℃で乾燥後、脱イオン水10μlを加えて溶
解し、検体溶液とした。
【0019】(3)cDNA合成 375mMKCl及び15mMMgCl2を含む250mMトリス塩
酸緩衝液(pH8.3)4μlにdATP、dTTP、dC
TP、dGTP(いずれも宝酒造)の等量混合液(以下
dNTPs)0.4μl、ランダムプライマー(宝酒造)
1μl、、RNaseインヒビター(宝酒造)0.2μ
l、M−MLVリバーストランスクリプターゼ(BR
L)1μl及び脱イオン水3.4μlを加え、cDNA合
成用混合液を調製した。実施例4(2)で得られた各検体
溶液10μlを65℃で5分間加温した後、cDNA合
成用混合液10μl加え、37℃で90分間加温し、c
DNAを合成した。
酸緩衝液(pH8.3)4μlにdATP、dTTP、dC
TP、dGTP(いずれも宝酒造)の等量混合液(以下
dNTPs)0.4μl、ランダムプライマー(宝酒造)
1μl、、RNaseインヒビター(宝酒造)0.2μ
l、M−MLVリバーストランスクリプターゼ(BR
L)1μl及び脱イオン水3.4μlを加え、cDNA合
成用混合液を調製した。実施例4(2)で得られた各検体
溶液10μlを65℃で5分間加温した後、cDNA合
成用混合液10μl加え、37℃で90分間加温し、c
DNAを合成した。
【0020】(4)PCR法 500mMKCl、15mMMgCl2、0.2%BSAを含む100mM
トリス塩酸緩衝液(pH8.3)5μlにdNTPs0.2μ
l、Taqポリメラーゼ (宝酒造)、プライマー N
CR−1(HCV−RNAの7〜26bpに相補的な合成
DNA、自家製、以下同)及びNCR−4(同229〜248
bpに相補的)の等量混合液0.2μl及び脱イオン水39.1
μlを加えて1stPCR用混合液とした。実施例4
(3)で得られた各cDNA溶液5μlを小エッペンドル
フチューブにとり、1stPCR用混合液45μlを加
え混合した。蒸発を防ぐためにミネラルオイル2滴を滴
下した後、プログラムコントロールシステムPC−70
0(アステック)を用い、35サイクルのDNA増幅を
行なった(1stPCR)。
トリス塩酸緩衝液(pH8.3)5μlにdNTPs0.2μ
l、Taqポリメラーゼ (宝酒造)、プライマー N
CR−1(HCV−RNAの7〜26bpに相補的な合成
DNA、自家製、以下同)及びNCR−4(同229〜248
bpに相補的)の等量混合液0.2μl及び脱イオン水39.1
μlを加えて1stPCR用混合液とした。実施例4
(3)で得られた各cDNA溶液5μlを小エッペンドル
フチューブにとり、1stPCR用混合液45μlを加
え混合した。蒸発を防ぐためにミネラルオイル2滴を滴
下した後、プログラムコントロールシステムPC−70
0(アステック)を用い、35サイクルのDNA増幅を
行なった(1stPCR)。
【0021】ついで、上記の緩衝液5μlにdNTPs
0.2μl、Taqポリメラーゼ0.2μl、プライマーNC
R−2(同46〜65bpに相補的)及びNCR−3(同
171〜190bpに相補的)の等量混合液0.5μlを加え、2
ndPCR用混合液とした。1stPCR反応液から1
μlを小エッペンドルフチューブにとり、2ndPCR
用混合液49μlを加え混合した。以下、1stPCR
と同様に操作し、2ndPCRを行なった。
0.2μl、Taqポリメラーゼ0.2μl、プライマーNC
R−2(同46〜65bpに相補的)及びNCR−3(同
171〜190bpに相補的)の等量混合液0.5μlを加え、2
ndPCR用混合液とした。1stPCR反応液から1
μlを小エッペンドルフチューブにとり、2ndPCR
用混合液49μlを加え混合した。以下、1stPCR
と同様に操作し、2ndPCRを行なった。
【0022】(5)電気泳動 ミニゲル電気泳動システムMupid−2(アドバン
ス)に2%アガロースゲル(0.089Mトリス−ホウ酸緩
衝液(pH7.3)20mMEDTA)を調製し、固化した
後、泳動槽に同緩衝液を満たした。実施例4(4)で得ら
れた検体(1stPCR反応液及び2ndPCR反応
液)10μlに色素液MarkerV(半井)2μlを
添加したものをアプライし、120Vで泳動した。マーカ
ーが中央から約1cmのところで泳動を止め、取り出した
ゲルを0.025%エチヂウムブロマイド蛍光染色液中で2
0分間振とうし、染色した。染色したゲルにUVランプ
を照射し、陽性コントロールと同じ位置にバンドが観察
されるか否かにより、検体中のHCV−RNAの存在を
判定した。その結果、図1及び図2、並びに表1に示し
たように、実施例1,2及び3で得られた沈澱について
はいずれも陽性コントロールと同じ位置にバンドが観察
されたのに対して、上清ではいずれの検体もバンドが観
察されなかった。これは、沈澱画分はHCV陽性、上清
はHCV陰性であることを意味し、本発明のポリアニオ
ン−金属塩処理を行うことにより、血清中のHCVを沈
澱させ、容易にHCVの除去が可能なことを示すもので
ある。
ス)に2%アガロースゲル(0.089Mトリス−ホウ酸緩
衝液(pH7.3)20mMEDTA)を調製し、固化した
後、泳動槽に同緩衝液を満たした。実施例4(4)で得ら
れた検体(1stPCR反応液及び2ndPCR反応
液)10μlに色素液MarkerV(半井)2μlを
添加したものをアプライし、120Vで泳動した。マーカ
ーが中央から約1cmのところで泳動を止め、取り出した
ゲルを0.025%エチヂウムブロマイド蛍光染色液中で2
0分間振とうし、染色した。染色したゲルにUVランプ
を照射し、陽性コントロールと同じ位置にバンドが観察
されるか否かにより、検体中のHCV−RNAの存在を
判定した。その結果、図1及び図2、並びに表1に示し
たように、実施例1,2及び3で得られた沈澱について
はいずれも陽性コントロールと同じ位置にバンドが観察
されたのに対して、上清ではいずれの検体もバンドが観
察されなかった。これは、沈澱画分はHCV陽性、上清
はHCV陰性であることを意味し、本発明のポリアニオ
ン−金属塩処理を行うことにより、血清中のHCVを沈
澱させ、容易にHCVの除去が可能なことを示すもので
ある。
【0023】
【表1】
【図1】1stPCR反応により得られた各検体の電気
泳動結果を示す図である。
泳動結果を示す図である。
【図2】2ndPCR反応により得られた各検体の電気
泳動結果を示す図である。
泳動結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 15/51
Claims (3)
- 【請求項1】 血漿または血清に二価の金属イオン、並
びにポリアニオン化合物を添加し、攪拌後、得られる沈
澱を除去することからなるC型肝炎ウイルスの除去方
法。 - 【請求項2】 ポリアニオン化合物が、ヘパリン、デキ
ストラン硫酸、コンドロイチン硫酸、コンドロイチンポ
リ硫酸、ヘパラン酸、アミロペクチン硫酸などの硫酸多
糖体、リンタングステン酸、ポリリン酸より選択される
少なくとも1種の化合物である請求項1記載の除去方
法。 - 【請求項3】 二価の金属イオンが、カルシウム、マグ
ネシウム、マンガン、コバルトのイオンより選択される
少なくとも1種の金属イオンである請求項1記載の除去
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218496A JPH0640926A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | C型肝炎ウイルスの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218496A JPH0640926A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | C型肝炎ウイルスの除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640926A true JPH0640926A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16720847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4218496A Withdrawn JPH0640926A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | C型肝炎ウイルスの除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640926A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998042392A1 (en) * | 1997-03-25 | 1998-10-01 | Kaneka Corporation | Adsorbent for eliminating hepatitis c virus, adsorber, and adsorption method |
| JP2009521413A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-06-04 | エクステラ・アーベー | 血液からの病原性微生物、炎症性細胞または炎症性タンパク質の体外除去法 |
| US9408962B2 (en) | 2009-12-01 | 2016-08-09 | Exthera Medical Corporation | Methods for removing cytokines from blood with surface immobilized polysaccharides |
| US9669150B2 (en) | 2007-06-18 | 2017-06-06 | Exthera Medical Corporation | Device and method for restoration of the condition of blood |
| US11911551B2 (en) | 2016-03-02 | 2024-02-27 | Exthera Medical Corporation | Method for treating drug intoxication |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218496A patent/JPH0640926A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
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| US9173989B2 (en) | 2005-12-13 | 2015-11-03 | Exthera Medical Corporation | Method for extracorporeal removal of a pathogenic microbe, an inflammatory cell or an inflammatory protein from blood |
| US9764077B2 (en) | 2005-12-13 | 2017-09-19 | Exthera Medical Corporation | Method for extracorporeal removal of pathogenic microbe, an inflammatory cell or an inflammatory protein from blood |
| US10188783B2 (en) | 2005-12-13 | 2019-01-29 | Exthera Medical Corporation | Method for extracorporeal removal of pathogenic microbe, an inflammatory cell or an inflammatory protein from blood |
| US9669150B2 (en) | 2007-06-18 | 2017-06-06 | Exthera Medical Corporation | Device and method for restoration of the condition of blood |
| US9408962B2 (en) | 2009-12-01 | 2016-08-09 | Exthera Medical Corporation | Methods for removing cytokines from blood with surface immobilized polysaccharides |
| US10086126B2 (en) | 2009-12-01 | 2018-10-02 | Exthera Medical Corporation | Methods for removing cytokines from blood with surface immobilized polysaccharides |
| US11911551B2 (en) | 2016-03-02 | 2024-02-27 | Exthera Medical Corporation | Method for treating drug intoxication |
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