JPH0640959A - 塩化水素の回収法 - Google Patents

塩化水素の回収法

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JPH0640959A
JPH0640959A JP5280093A JP5280093A JPH0640959A JP H0640959 A JPH0640959 A JP H0640959A JP 5280093 A JP5280093 A JP 5280093A JP 5280093 A JP5280093 A JP 5280093A JP H0640959 A JPH0640959 A JP H0640959A
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methyl chloride
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hydrogen chloride
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JP5280093A
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Harry Raymond Mcentee
ハリー・レイモンド・マックエンティ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B7/00Halogens; Halogen acids
    • C01B7/01Chlorine; Hydrogen chloride
    • C01B7/07Purification ; Separation
    • C01B7/0706Purification ; Separation of hydrogen chloride
    • C01B7/0731Purification ; Separation of hydrogen chloride by extraction
    • C01B7/0737Purification ; Separation of hydrogen chloride by extraction hydrogen chloride being extracted

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性塩酸廃水流からの塩化水素の回収と塩化
メチルの製造を同時に行う方法。 【構成】 第3級アミンを抽出剤及び触媒として使用す
ることを特徴とする水性塩酸含有廃水流から塩化水素を
回収しかつ同時的に塩化メチルを製造する方法が開示さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水性塩酸廃水流からの塩
化水素の回収法に関する。特に、本発明は水性塩酸廃水
流からの塩化水素の回収と塩化メチルの製造とを同時的
に行なう方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】広範囲の有用なシロキサン生成物はアル
キルハロシラン、特にメチルクロルシランを使用する加
水分解反応によって製造されている。メチルクロルシラ
ンは塩化メチルのシリル化を伴う反応によって製造され
る。この加水分解反応の副生物の一つは水性塩酸の形の
塩化水素である。この塩化水素の処分には多大の費用が
かかり、また損失となった塩素の補充もシロキサンの製
造における実質的な出費を意味する。したがって、副生
物である水性塩酸からの塩化物を次後に製造されるメチ
ルクロルシラン用の塩化メチルの製造のための塩素源と
して再循環し得るような方法が開発され得たならばきわ
めて好都合であろう。
【0003】米国特許第2,570,495号(Sco
tt)明細書には、アルコールとハロゲン化水素とをア
ミン触媒を用いて反応させることによる有機ハライドの
製造法が開示されている。さらに、米国特許第4,59
3,114号(Lewisら);同第4,973,72
5号(Lewisら);及び同第4,935,564号
(Bunceら)明細書にも関連する技術が提示されて
いる。Lewisらの米国特許第4,593,114号
明細書には、炭化水素エーテル及び炭化水素ハライドを
活性化珪素粒子の流動床又は攪拌床を用い、最長5分の
接触時間でかつ生成物を連続的に除去しつつ反応させる
ことからなる環式及びオリゴマー状オルガノシロキサン
の直接合成法が記載されている。
【0004】Lewisらの米国特許第4,973,7
25号明細書には、制御された濃度の特定の金属原子の
存在下でオルガノハライド及び水素の混合物を活性化珪
素を用いて接触反応させることによるオルガノハイドロ
シランの選択的製造法が記載されている。Bunceら
の米国特許第4,935,564号明細書には、対応す
るアルコール及びハロゲン化水素の反応を触媒を使用せ
ずにこれら反応剤の並流を用いるプラグフロー反応器中
でしかも該アルコールを化学量論量よりも過剰に用いて
行なうことによるアルキルハライドの製造法が開示され
ている。
【0005】今般、本発明者は、塩化水素を水性塩酸か
ら第3級アミンで抽出することができ、そして該抽出物
を該第3級アミンを反応触媒として利用してアルコール
と反応せしめ得るという驚くべき事実を認めた。かゝる
方法を使用すれば、副生物塩酸流からの塩化水素の回収
及び塩化メチルの同時的製造の両者を達成することがで
き、この塩化メチルをついでシロキサンの製造に使用す
ることができる。それ故、かゝる方法はヒドロシリル化
反応の副生物である塩化水素を効率的に回収しかつ再循
環するという当該技術における長年にわたる要求を満た
すものである。
【0006】
【発明の概要】本発明によれば、つぎの工程: (a)水性塩酸流を第3級アミンと接触させて塩化水素
の涸渇した相(塩化水素涸渇相という)及び塩化水素−
第3級アミン錯体含有相を形成させ; (b)該塩化水素涸渇相及び該塩化水素−第3級アミン
錯体含有相を分離し; (c)かく分離された塩化水素−第3級アミン錯体含有
相をアルコールと接触させて第3級アミン、塩化メチル
及び水を含有する相を形成させ;そして (d)工程(c)の生成物相から塩化メチルを回収す
る; 工程を含んでなる水性塩酸流から塩化水素を回収しかつ
同時的に塩化メチルを製造する方法が提供される。
【0007】第3級アミンと塩化メチルとの間に錯体が
形成される本発明の実施態様においては、炭化水素溶
剤、たとえばミネラルスピリット、を該錯体含有相に添
加し、ついで該錯体を熱解離させる。
【0008】
【発明の詳細な開示】本発明の一実施態様を図1を参照
して説明すれば、管線2における塩化メチルを反応器4
中でシリル化して管線6におけるメチルクロルシランを
形成させる。この反応は当該技術において周知でありか
つ文献に記載されているものである。ついで、メチルク
ロルシランを反応器8中で管線10から水を添加するこ
とによって加水分解して管線12におけるシリコーン生
成物を形成させる。この加水分解反応は当該技術におい
て周知でありかつ文献に記載されている。
【0009】シロキサン形成反応の副生物の一つは水性
塩酸である。この水性塩酸副生物流14を接触器16に
供給する。接触器16は好ましくは向流式抽出器である
が、当業者に既知である並流式抽出器、バッチ式抽出器
又はその他の液−液接触器であることもできる。第3級
アミンは管線18を通じて接触器16に供給される。好
ましくは、第3級アミンは低揮発性のものであり、水溶
解度が低くかつ塩化水素とともに低い水溶解度をもつ錯
体を形成する。第3級アミンは典型的には一般式R3
(式中、Rは直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルコキシ基
である)をもつものである。好ましい第3級アミンはト
リプロピルアミン、トリブチルアミン、トリ−イソブチ
ルアミン、トリペンチルアミン、メチルジアミルアミ
ン、メチル−ジ−第3級アミルアミン、トリラウリルア
ミン、トリ−n−オクチルアミン、トリ−イソオクチル
アミン、トリカプリリルアミン、等である。トリラウリ
ルアミン、トリ−n−オクチルアミン、トリ−イソオク
チルアミン及びトリカプリリルアミンがもっとも好まし
い。
【0010】水性塩酸中に含まれる塩化水素対水性塩酸
に裝入される第3級アミンのモル比は好ましくは約0.
5ないし約1.25、より好ましくは約0.75ないし
約1.0の範囲である。接触器16において、第3級ア
ミンは塩化水素と錯体を形成する。第3級アミン−塩化
水素錯体は好ましくは低い水溶解度をもち、したがって
塩化水素涸渇水性相及び第3級アミン−塩化水素含有相
を形成する。塩化水素涸渇水性相は管線22によってと
り出され、そして第3級アミン−塩化水素錯体含有相は
管線20によってとり出される。
【0011】低い水溶解度をもつ溶剤は接触器16に供
給される第3級アミンにも添加し得る。かゝる溶剤は商
業的に容易に入手し得るものであり、典型的には脂肪族
又は芳香族炭化水素、たとえばミネラルスピリット、
V.M.P.ナフサ、トルエン、キシレン、クメン又は
ジイソプロピルベンゼン、を包含する。この溶剤は全工
程を通じて溶剤として、すなわち第3級アミン用、第3
級アミン−塩化水素錯体用及び第3級アミン−塩化メチ
ル錯体用の溶剤としてそれらの各々が存在する又は生成
する各工程に再循環することができる。溶剤対第3級ア
ミンの好ましいモル比は0.1ないし2.0、より好ま
しくは0.25ないし1.0の範囲である。
【0012】管線20における第3級アミン−塩化水素
錯体含有相を反応器24に供給し、さらにアルコールも
管線26から該反応器に添加する。アルコールは好まし
くは低級アルキルアルコールであり、もっとも好ましく
はメタノールである。塩化メチルを製造しようとする場
合には、該アルコールはメタノールであることが特に好
ましい。
【0013】反応器24は当業者に既知の任意の型のも
のであることができ、好ましくはプラグフロー型又は連
続攪拌槽型反応器である。反応器24において、塩化水
素及びメタノールは所望の反応用の触媒として作用する
第3級アミンの存在下で反応して塩化メチル、第3級ア
ミン及び水を形成し、生成混合物は流れ28中にとり出
される。この反応は当業者に既知のものであり、文献、
たとえば米国特許第2,570,495号明細書に記載
されている。この反応は50℃程度の低い温度で進行す
るであろう。しかしながら、反応温度は約60℃ないし
約200℃の範囲の温度に保持することが望ましい。
【0014】この反応は反応剤のいずれかを過剰に用い
て行ない得るが、存在する塩化水素の全量を実質的に完
全に反応させるためには両反応剤を当量割合で用いるか
又はアルコールを過剰に用いることが好ましい。メタノ
ール対塩化水素のモル比は好ましくは約0.5ないし約
3.0の範囲、より好ましくは約0.8ないし約1.2
の範囲である。
【0015】反応生成物及び存在し得る過剰のアルコー
ルを管線28を通じて分離器30に送る。この分離器に
おいて塩化メチル、第3級アミン、水及び過剰のアルコ
ールを分離する。塩化メチルは管線36中にとり出しそ
して随意にメチルクロルシラン製造用のシリル化反応器
4に再循環し得る。第3級アミンは接触器16への再循
環のために管線32を通じてとり出される。水及び存在
し得る未反応メタノールは管線34を通じてとり出され
る。未反応メタノールは下流での蒸留(図示せず)によ
って回収することができ、ついで随意に反応器24に再
循環し得る。
【0016】本発明者はさらにトリラウリルアミン及び
トリカプリリルアミンのような特定の第3級アミンは塩
化メチルと錯体を形成することを認めた。これらの場合
には、第3級アミン−塩化メチル錯体からの塩化メチル
の回収を塩化メチルのシリル化反応器への再循環に先立
って行なう必要がある。第3級アミン−塩化メチル錯体
からの塩化メチルの回収は熱解離によって達成し得る。
該錯体の熱解離は約200℃以上の温度で行なわれる。
また、第3級アミン−塩化メチル錯体を塩化水素ガスと
反応させて第3級アミン−塩化水素錯体及び塩化メチル
ガスを形成させることもできる。
【0017】第3級アミン−塩化メチル錯体は直接約2
00℃又はそれ以上の温度で熱解離させることができ、
あるいは該錯体をまず溶剤、たとえば脂肪族、芳香族又
は極性溶剤、たとえばシクロヘキサン、ベンゼン又はク
ロロホルム、中に溶解することもできる。ミネラルスピ
リットのような脂肪族溶剤が好ましい。溶液状の錯体は
ついで約150℃程度のより低い温度で熱解離せしめ得
る。さらに、溶剤中での該錯体の熱解離を希望する場合
には、第3級アミンはトリ−イソオクチルアミンのよう
な立体障害型第3級アミンであることが好ましいことが
認められた。
【0018】第3級アミン−塩化メチル錯体の熱解離工
程を包含する本発明の一実施態様を図2を参照して説明
すれば、図中のプライム記号(′)を付した参照番号は
図1に対応するものであり、第3級アミン−塩化メチル
錯体が形成される場合には流れ36′を反応器38′に
送り、そこで随意に溶剤を管線40′を通じて添加す
る。溶剤及び錯体を約140℃ないし約200℃の温
度、好ましくは約150℃ないし約180℃の温度に加
熱して該錯体を熱解離させる。溶剤は管線42′を通じ
てとり出しそして随意に反応器38′に再循環させるか
又は場合によっては熱解離された第3級アミンとともに
管線32′を通じてとり出しそして随意に解離された第
3級アミンとともに接触器16′に再循環することがで
き;そして塩化メチルはシリル化反応器4′への再循環
のために管線46′中に回収される。
【0019】つぎに本発明の別の実施態様を図3を参照
して説明すれば、流れ206中の副生物水性塩酸、流れ
224中の新鮮な第3級アミン接触及び流れ208中の
メタノールを反応器200の反応帯域202中に供給す
る。流れ208中のメタノールは好ましくは反応帯域の
底部に近い反応器200の下降方向の途中の位置に供給
される。反応器200の底部にはリボイラー210が設
置されてメタノールを水から溜去する蒸留帯域204と
して作動しかつ該メタノールを反応帯域中に上向きに移
行させるように作用せしめる。別法によれば、リボイラ
ー210の代りに直接水蒸気を用いることができる。
【0020】反応器200は好ましくは水性塩酸副生物
流中に含まれる反応器に供給される水が全く気化されな
いように操作される。この方法で二相混合物を反応器2
00の底部から管線212中にとり出される。この二相
混合物を分離器214中に供給し、そこで塩化水素涸渇
水性相を管線216中にとり出す。第3級アミン−塩化
水素錯体及び第3級アミン−塩化メチル錯体を含む残留
相は分離器214から管線218中にとり出しそしてそ
れをポンプ220及び管線222を経て反応器200に
再循環する。
【0021】反応器200の頂部にはさらに還流装置2
28が設置されている。第3級アミン−塩化メチル錯体
を反応器200の上部で解離させそして塩化メチル流を
管線226を通じてとり出す。さらに本発明の別の意図
によれば、相の十分な混合に必要な攪拌が充填触媒又は
攪拌機の使用によって達成され得る場合には、第3級ア
ミン触媒の循環を不要とし得る。固体アミン樹脂、たと
えばポリビニルピリジンを反応器中に充填し得る塩基性
触媒として使用可能であろう。反応器は200psigまで
の圧力下、150℃の沸騰温度で操作し得る。さらに反
応帯域に塩化水素ガスを注入して別量の塩化メチルを製
造することも本発明の意図するところである。
【0022】
【実施例の記載】つぎに本発明を実施例によって説明す
るが、これらは特許請求の範囲に規定した本発明の範囲
を何等限定するものではない。実施例1−8 第3級アミンが有する水性塩酸からの塩化水素の抽出能
を調査するために、バッチ式接触器中でトリラウリルア
ミン(TLA)を95℃で種々の濃度及び量の水性塩酸
と接触させる一連の実験を行なった。各実験において水
性塩酸から除去された塩化水素の量を第1表に示す。
【0023】
【表1】
【0024】第1表の結果から、トリラウリルアミンは
水性塩酸から塩化水素を回収するにきわめて有効である
ことを認め得る。実施例4、6及び8においては98%
を越える回収率が認められる。実施例9 本実施例は低い水溶解度をもつ溶剤との溶液の形の第3
級アミンを用いて水性塩酸から塩化水素を抽出する方法
を例証するものである。
【0025】トリ−イソオクチルアミン及びV.M.
P.ナフサの溶液を調製した。この溶液は25.0重量
%のV.M.P.ナフサを含有していた。この溶液20
6.8gを容量1リットルのモートン(Morton)
型フラスコに裝入した。これに9.81重量%塩酸14
3.0gを攪拌下に数秒間で添加した。1分未満で混合
物の温度は25℃から39℃まで上昇した。30分後、
攪拌機を停止し、そして30分静置後に水性相を抜き出
した。この水性相は116.4gであり、そして残存す
る有機相は234.4gであった。この水性相を滴定し
て塩化水素含量は0.040重量%であることが認めら
れた。したがって塩化水素の裝入量の99.7重量%は
水性相から抽出された。
【0026】実施例10−12 メタノールと塩化水素との反応における第3級アミンの
使用について検討するために、トリラウリルアミンを含
有する連続攪拌反応器中で大気圧及び150℃で一連の
実験を行なった。この反応器に塩化水素ガス及びメタノ
ールを連続的に添加しかつ生成する塩化メチルを連続的
に除去した。メタノール対塩化水素の種々のモル比を用
いそして結果を第2表に示す。
【0027】
【表2】 第2表 実施例No. 10 11 12 供給物中のメタノール/HCl 0.455 1.075 1.927 モル比 塩化メチル中のジメチルエーテル 365 670 1550 (重量ppm ) HClのCH3 Clへの転化率 38 60 95 (%) CH3 OHのCH3 Clへの 84 56 49 転化率(%) 触媒1リットル当りの割合: g/モル/時 HCl供給物 2.27 1.03 0.88 CH3 OH供給物 2.40 2.56 1.43 生成CH3 Cl 1.26 2.42 1.19 第2表の結果から、トリラウリルアミンはメタノール及
び塩化水素の反応のための有効な触媒であることを認め
得る。
【0028】実施例13−15 本発明の方法において形成し得る第3級アミン−塩化メ
チル錯体が熱解離し得ることを調査するために、つぎの
実施例を示す。実施例13 底部出口、攪拌機及び還流冷却器を備えたガラス製モー
トン型フラスコにミネラルスピリット25.4重量%と
残部第3級アミン−塩化メチル錯体、すなわちトリカプ
リリルメチルアンモニウムクロライドとを含む溶液を裝
入した。この溶液を攪拌しつつ加熱した。最初に、裝入
したトリカプリリルメチルアンモニウムクロライド中に
存在する少量の水がこの溶液から共沸的に溜出するので
これを除去した。この溶液を165℃−200℃の範囲
の温度に加熱するとガスが急速に発生した。この裝入物
をついで室温まで冷却した。ガス排出速度が170−1
80℃の範囲の温度で最高に達している間にこの排ガス
の試料を採取しそしてガスクロマトグラフ分析した結果
塩化メチルと同定された。裝入溶液及び冷却後にフラス
コ中に残留する溶液の各試料についてクロライドイオン
濃度を硝酸銀で滴定することによって分析した結果はそ
れぞれ5.27重量%及び0.24重量%であった。
【0029】これらの結果は塩化メチルが第3級アミン
との錯体から加熱によって回収され得ること及び反応は
比較的温和な温度条件で生起することを実証している。
冷却後にフラスコ中に残留する溶液はさらにフーリエ変
換赤外分光法によって分析して不飽和炭化水素及び塩化
アルキルは存在しないことが確認された。このことは裝
入された第3級アミン−塩化メチル錯体は熱解離による
塩化メチルの生成以外に何等の反応も生起しなかったこ
とを示している。
【0030】実施例14 V.M.P.ナフサ12.1重量%及びトリカプリリル
メチルアンモニウムクロライド87.9重量%を含む溶
液を実施例13に述べた装置に裝入した。この溶液を攪
拌しつつ加熱しそしてフラスコから試料を定期的に採取
して硝酸銀滴定によりクロライドイオン濃度を分析し
た。結果を後記第3表に示す。
【0031】熱解離中に発生したガスの試料を採取、分
析して塩化メチルであることを確認した。最初に、裝入
したトリカプリリルメチルアンモニウムクロライド中に
存在する少量の水がこの溶液から共沸的に溜出するので
これを除去した。
【0032】
【表3】 第3表 反応混合物中 裝入した 経過した 反応混合 のクロライド R3 N・MeCl 加熱時間 物の温度 イオン濃度 の熱解離率 (分) (℃) (重量%) (%) 0 25 6.17 0.00 100 157 5.53 10.4 114 163 4.80 22.2 126 169 3.47 43.8 138 175 1.43 76.8 146 181 0.62 90.0 157 190 0.30 95.1 190 190 0.29 95.3実施例15 溶剤を何等添加されていないトリカプリリルメチルアン
モニウムクロライドを実施例13に述べた装置に裝入し
そして攪拌しつつ加熱した。反応の進行に追随してフラ
スコ中の液体の試料を定期的に採取しそして硝酸銀滴定
によりクロライドイオン濃度を分析した。結果を後記第
4表に示す。
【0033】熱解離中に発生するガスの試料を採取し、
ガスクロマトグラフィーによって分析して、それが少量
のジメチルエーテルを含む塩化メチルであることを確認
した。加熱経過時間102分及び140分後に発生した
塩化メチルガスはそれぞれ0.113重量%及び0.0
35重量%のジメチルエーテルを含むことが認められ
た。このことは第3級アミン−塩化メチル錯体の熱解離
によってきわめて高純度の塩化メチルが製造できること
を示している。
【0034】
【表4】 第4表 反応混合物中 裝入した 経過した 反応混合 のクロライド R3 N・MeCl 加熱時間 物の温度 イオンの濃度 の熱解離率 (分) (℃) (重量%) (%) 0 25 7.01 0.00 93 165 6.25 10.8 112 173 4.67 33.4 130 180 3.36 52.1 140 188 1.28 81.7 151 202 0.81 88.5 上記した実施例13−15は第3級アミン−塩化メチル
錯体が効率的に熱解離され得ることを実証している。さ
らに、実施例14及び15の結果の比較は錯体への溶剤
の添加は熱解離速度を3〜4倍増加する点で熱解離にと
って有利であることを示している。
【0035】前述した本発明の詳細な開示に基づいて、
本発明の多数の可能な変形は当業者には明らかであろ
う。たとえば、第3級アミンとしてトリラウリルアミン
を使用する代りに、トリ−n−オクチルアミン、トリ−
イソオクチルアミン、トリエタノールアミン、メチルジ
オクチルアミン、エチルジオクチルアミン、それらの混
合物等のごとき他の第3級アミンを有効に使用し得る。
さらに、水性塩酸流はアルキルハロシランの加水分解の
副生流のほか、種々の他の処理工程の副生流からも生じ
得る。すべてのかゝる自明の修正及び変更は特許請求の
範囲に規定した本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す工程図である。
【図2】第3級アミン−塩化メチル錯体の熱解離工程を
包含する本発明の一実施態様を示す工程図である。
【図3】本発明の別の実施態様を示す工程図である。
【符号の説明】
2,2′ 塩化メチル流 4,4′ シリル化反応器 8,8′ メチルクロルシラン加水分解反応器 14,14′ 水性塩酸副生物流 16,16′ 第3級アミン接触器 20,20′ 第3級アミン−塩化水素錯体流 24,24′ 塩化メチル形成用反応器 30,30′ 分離器 32,32′ 第3級アミン流 36,36′ 塩化メチル流 38′ 第3級アミン−塩化メチル錯体熱解離反応器 40,42′ 溶剤流 46′ 塩化メチル流 200 反応器 202 反応帯域 204 蒸留帯域 206 水性塩酸副生物流 208 メタノール流 214 分離器 218 第3級アミン−塩化水素錯体及び第3級アミン
−塩化メチル錯体含有流 224 新鮮第3級アミン触媒流 226 塩化メチル流 228 還流系統

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの工程: (a)水性塩酸流と第3級アミン含有流とを接触させて
    塩化水素涸渇流及び塩化水素−第3級アミン錯体含有流
    を形成し; (b)該塩化水素涸渇流を該塩化水素−第3級アミン錯
    体含有流から分離し; (c)かく分離された塩化水素−第3級アミン錯体含有
    流をメタノールと接触させて第3級アミン、水及び塩化
    メチル含有流を形成し;そして (d)工程(c)の生成物流から塩化メチルを回収す
    る; 工程を含んでなる水性塩酸流から塩化水素を回収しかつ
    同時に塩化メチルを製造する方法。
  2. 【請求項2】 該水性塩酸流及び該第3級アミン含有流
    を工程(a)において向流的に接触させる請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 該第3級アミンが低揮発性のものである
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該アルコールが直鎖又は分枝鎖アルキル
    アルコールである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに工程(e)として工程(d)から
    の第3級アミンを回収しそしてかく回収された第3級ア
    ミンを工程(a)における第3級アミン含有流に再循環
    する工程を含んでなる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程(c)において形成された流れが第
    3級アミン−塩化メチル錯体を含んでなり、そして塩化
    メチルの回収工程(d)が(i)該工程(c)から第3
    級アミン−塩化メチル錯体を回収し;そして(ii)該第
    3級アミン−塩化メチル錯体を加熱して該錯体を熱解離
    させそして塩化メチルガスを取り出し第3級アミンを回
    収する工程を含んでなる請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 該熱解離工程(d)(ii)が該第3級ア
    ミン−塩化メチル錯体に溶剤を添加する工程を含む請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 該熱解離工程が第3級アミン−塩化メチ
    ル錯体を約140℃ないし約200℃の範囲の温度に加
    熱する工程を含む請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(a)において第3級アミンと接触
    せしめる水性塩酸中の塩化水素のモル比が約0.5ない
    し約2.0の範囲である請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 つぎの工程: (a)塩化メチル流をシリル化してメチルクロルシラン
    を形成させ; (b)該メチルクロルシランを水の添加によって加水分
    解してシロキサン生成物及び水性塩酸副生物を形成さ
    せ; (c)該水性塩酸副生物を第3級アミンと接触させて塩
    化水素涸渇水性相及び第3級アミン−塩化水素錯体含有
    相を形成させ; (d)該第3級アミン−塩化水素錯体含有相をメタノー
    ルと反応させて第3級アミン−塩化メチル錯体及び水を
    形成させ; (e)該第3級アミン−塩化メチル錯体に炭化水素溶剤
    を添加しそしてそれを加熱することによって該第3級ア
    ミン−塩化メチル錯体を熱解離させて塩化メチルガスを
    形成させ;そして (f)該塩化メチルガスを該シリル化工程(a)に再循
    環する; 工程を含んでなるシロキサン組成物の製造法。
JP5280093A 1992-03-17 1993-03-15 塩化水素の回収法 Withdrawn JPH0640959A (ja)

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