JPH0640972Y2 - 締着部材 - Google Patents
締着部材Info
- Publication number
- JPH0640972Y2 JPH0640972Y2 JP1988121922U JP12192288U JPH0640972Y2 JP H0640972 Y2 JPH0640972 Y2 JP H0640972Y2 JP 1988121922 U JP1988121922 U JP 1988121922U JP 12192288 U JP12192288 U JP 12192288U JP H0640972 Y2 JPH0640972 Y2 JP H0640972Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening
- blade
- fastening member
- blades
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は締着部材に関し、さらに詳しくは自動車等のボ
デーに固定されたいわゆるセルフタップタイプのスタッ
ドボルトあるいはプロジェクションナット等を利用して
所定の部品を自動車等のボデーに止着するための、樹脂
ナット,樹脂ボルト等の締着部材に関する。
デーに固定されたいわゆるセルフタップタイプのスタッ
ドボルトあるいはプロジェクションナット等を利用して
所定の部品を自動車等のボデーに止着するための、樹脂
ナット,樹脂ボルト等の締着部材に関する。
(従来の技術) 従来、例えば第14図〜第16図に示す樹脂ナット1があ
る。この樹脂ナット1は、六角形のナット本体2の一端
に留め用のフランジ3を備え、また樹脂ナット1の軸心
に沿って下孔4を設けたものである。
る。この樹脂ナット1は、六角形のナット本体2の一端
に留め用のフランジ3を備え、また樹脂ナット1の軸心
に沿って下孔4を設けたものである。
そして、自動車等のボデーから突出したセルフタップタ
イプのボルト5を所定の部品(図示省略)の取付け孔に
挿通した上で、インパクトレンチ等の自動工具のソケッ
ト6を角形ナット本体2に嵌合して樹脂ナット1をボル
ト5に対して締込み、留め用のフランジ3で前記の部品
をボデーに止着していた。
イプのボルト5を所定の部品(図示省略)の取付け孔に
挿通した上で、インパクトレンチ等の自動工具のソケッ
ト6を角形ナット本体2に嵌合して樹脂ナット1をボル
ト5に対して締込み、留め用のフランジ3で前記の部品
をボデーに止着していた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような部品の取付け作業の現場(例え
ば、自動車に対する部品の組付けライン)においては、
取付け強度等を考慮して、各種の部品ごとに樹脂ナット
1と金属ナットとが選択的に使用されることが多い。こ
のような場合、作業性向上のためにこれら2種類のナッ
トの締込みに同一のインパクトレンチを共用したいとい
う要求がある。
ば、自動車に対する部品の組付けライン)においては、
取付け強度等を考慮して、各種の部品ごとに樹脂ナット
1と金属ナットとが選択的に使用されることが多い。こ
のような場合、作業性向上のためにこれら2種類のナッ
トの締込みに同一のインパクトレンチを共用したいとい
う要求がある。
しかるに樹脂ナット1は金属ナットに比していわゆる破
壊トルクが弱く、従ってまた相対的に小さな締付け力で
足りる場合に限って用いられるものである。このため、
金属ナットの締込みに適するように締込みトルクが設定
されたインパクトレンチをそのまま共用すると、樹脂ナ
ット1に対する締込みが強すぎてその下孔4が破壊さ
れ、部品を有効に止着できなくなる。また、上記2種類
のナットを使い分ける度にインパクトレンチの締込みト
ルクを調節することも可能であるが、これでは作業性の
向上という要求に反する。
壊トルクが弱く、従ってまた相対的に小さな締付け力で
足りる場合に限って用いられるものである。このため、
金属ナットの締込みに適するように締込みトルクが設定
されたインパクトレンチをそのまま共用すると、樹脂ナ
ット1に対する締込みが強すぎてその下孔4が破壊さ
れ、部品を有効に止着できなくなる。また、上記2種類
のナットを使い分ける度にインパクトレンチの締込みト
ルクを調節することも可能であるが、これでは作業性の
向上という要求に反する。
また、締着部材がセルフタップタイプのプロジェクショ
ンナット等に締込まれる樹脂製のボルトであって、金属
製のボルトと共にインパクトレンチを用いて締込み作業
を行なう場合にも、前記と同様な事情から、ボルト軸部
の雄ねじの破壊等の問題を生ずる。
ンナット等に締込まれる樹脂製のボルトであって、金属
製のボルトと共にインパクトレンチを用いて締込み作業
を行なう場合にも、前記と同様な事情から、ボルト軸部
の雄ねじの破壊等の問題を生ずる。
そこで本考案は、過大な締込みトルクに設定されたイン
パクトレンチを用いても、樹脂製の締着部材が支障なく
締込まれるようにすることを課題とする。
パクトレンチを用いても、樹脂製の締着部材が支障なく
締込まれるようにすることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための請求項(1)記載の考案
は、 部材本体の軸部に下穴を備えるとともにその軸部の一端
側に部品止着用の留め部を有する樹脂製の締着部材であ
って、 前記部材本体は、前記下穴を有する筒状の軸部と、この
軸部の外周部に設けられた複数の羽根とからなり、かつ
これらの羽根が全体として締込み用工具に嵌合可能な角
形の外形を構成するとともに、それぞれの羽根が所定の
強さ以上の外力によって内側へたわみ変形するようにな
っていることを特徴とする締着部材である。
は、 部材本体の軸部に下穴を備えるとともにその軸部の一端
側に部品止着用の留め部を有する樹脂製の締着部材であ
って、 前記部材本体は、前記下穴を有する筒状の軸部と、この
軸部の外周部に設けられた複数の羽根とからなり、かつ
これらの羽根が全体として締込み用工具に嵌合可能な角
形の外形を構成するとともに、それぞれの羽根が所定の
強さ以上の外力によって内側へたわみ変形するようにな
っていることを特徴とする締着部材である。
また請求項(2)記載の考案は、 部材本体の軸部より螺杆部を突出させるとともに螺杆部
の基部周縁に部品止着用の留め部を有する樹脂製の締着
部材であって、 前記部材本体は、軸部と、この軸部の外周部に設けられ
た複数の羽根とからなり、かつこれらの羽根が全体とし
て締込み用工具に嵌合可能な角形の外形を構成するとと
もに、それぞれの羽根が所定の強さ以上の外力によって
内側へたわみ変形するようになっていることを特徴とす
る締着部材である。
の基部周縁に部品止着用の留め部を有する樹脂製の締着
部材であって、 前記部材本体は、軸部と、この軸部の外周部に設けられ
た複数の羽根とからなり、かつこれらの羽根が全体とし
て締込み用工具に嵌合可能な角形の外形を構成するとと
もに、それぞれの羽根が所定の強さ以上の外力によって
内側へたわみ変形するようになっていることを特徴とす
る締着部材である。
請求項(1)に記載の考案において、部材本体の軸部の
一端側の部分をそのまま留め部として用いても良く、こ
の部分に留め部としてのフランジを形成しても良い。
一端側の部分をそのまま留め部として用いても良く、こ
の部分に留め部としてのフランジを形成しても良い。
下穴の内周面は滑らかに形成しても良く、予め雌ねじを
形成しておいても良い。また、下穴は留め部側にのみ開
口している場合と、両端が開口している場合とがある。
形成しておいても良い。また、下穴は留め部側にのみ開
口している場合と、両端が開口している場合とがある。
請求項(2)に記載の考案において、部材本体における
螺杆部の基部周縁の部分をそのまま留め部として用いて
も良く、この部分に留め部としてのフランジを形成して
も良い。螺杆部の外周面は滑らかに形成しても良く、予
め雄ねじを形成しておいても良い。
螺杆部の基部周縁の部分をそのまま留め部として用いて
も良く、この部分に留め部としてのフランジを形成して
も良い。螺杆部の外周面は滑らかに形成しても良く、予
め雄ねじを形成しておいても良い。
請求項(1)又は(2)に記載の考案において複数の羽
根は、そのたわみ変形能力を損なわない範囲で、互いに
一部分が連結され一体化されていても良い。羽根は軸部
又は(および)留め部と一体的に形成されるが、留め部
と一体化されている場合には、その一体化された部分や
その付近の部分まで締込み工具(インパクトレンチとも
いう)のソケットが嵌合されることを避けるために、羽
根のさらに外側部分にストッパ用のリブを設けることが
できる。このリブはそれぞれの羽根と一体的に複数個設
けても良く、各羽根の外側部分を取囲む単一の環状のリ
ブを設けても良い。
根は、そのたわみ変形能力を損なわない範囲で、互いに
一部分が連結され一体化されていても良い。羽根は軸部
又は(および)留め部と一体的に形成されるが、留め部
と一体化されている場合には、その一体化された部分や
その付近の部分まで締込み工具(インパクトレンチとも
いう)のソケットが嵌合されることを避けるために、羽
根のさらに外側部分にストッパ用のリブを設けることが
できる。このリブはそれぞれの羽根と一体的に複数個設
けても良く、各羽根の外側部分を取囲む単一の環状のリ
ブを設けても良い。
一旦締込んだ締着部材を後に緩めたい場合には締込みト
ルク以上の逆向きのトルクを締着部材に与える必要があ
ることから、前記の羽根を軸部を中心として渦巻き状に
外側へ延出させることができる。あるいは、羽根以外の
部分、例えば軸部の内周部又は外周部や前記した環状の
リブに締着部材を緩めるための工具(インパクトレンチ
に限らない)を内挿あるいは外挿し得る角形の嵌合部を
形成しても良い。
ルク以上の逆向きのトルクを締着部材に与える必要があ
ることから、前記の羽根を軸部を中心として渦巻き状に
外側へ延出させることができる。あるいは、羽根以外の
部分、例えば軸部の内周部又は外周部や前記した環状の
リブに締着部材を緩めるための工具(インパクトレンチ
に限らない)を内挿あるいは外挿し得る角形の嵌合部を
形成しても良い。
(作用) インパクトレンチを用いて締着部材の締込みを行なうと
き、締着部材の留め部が部品に当接するまで締込まれる
と、締込みトルクが急激に上昇する。しかしこのとき、
インパクトレンチのソケットが羽根に与える圧力も増大
して羽根が内側へたわみ変形する。このためソケットと
羽根との間に滑りを生じて、締着部材の破壊トルクを超
えるようなトルクは伝達されない。
き、締着部材の留め部が部品に当接するまで締込まれる
と、締込みトルクが急激に上昇する。しかしこのとき、
インパクトレンチのソケットが羽根に与える圧力も増大
して羽根が内側へたわみ変形する。このためソケットと
羽根との間に滑りを生じて、締着部材の破壊トルクを超
えるようなトルクは伝達されない。
羽根が留め部と一体化されている場合には、その一体化
された部分あるいはその付近の部分は内側へたわみ変形
し難い。しかしこの場合、インパクトレンチのソケット
はストッパ用のリブの干渉を受けるため、このような部
分にまでは嵌合しない。
された部分あるいはその付近の部分は内側へたわみ変形
し難い。しかしこの場合、インパクトレンチのソケット
はストッパ用のリブの干渉を受けるため、このような部
分にまでは嵌合しない。
部品の取換えや補修等のために締込んだ締着部材を緩め
て取外すにあたり、羽根が前記のような渦巻き状に形成
されていると便利である。即ち、羽根の巻き方向へ締着
部材を締込み、また、その逆方向へ締着部材を回転させ
て緩めるようにしておくと、締込みのときよりも緩める
ときの方が羽根が内側へたわみ変形し難い。従って、締
着部材を緩めるための工具を羽根に嵌合して操作するこ
とにより、締込みトルク以上のトルクを締着部材に与え
て緩めることができる。
て取外すにあたり、羽根が前記のような渦巻き状に形成
されていると便利である。即ち、羽根の巻き方向へ締着
部材を締込み、また、その逆方向へ締着部材を回転させ
て緩めるようにしておくと、締込みのときよりも緩める
ときの方が羽根が内側へたわみ変形し難い。従って、締
着部材を緩めるための工具を羽根に嵌合して操作するこ
とにより、締込みトルク以上のトルクを締着部材に与え
て緩めることができる。
羽根が渦巻き状に形成されていない場合でも、羽根以外
の部分に設けた前記の角形の嵌合部を利用して、適当な
工具により締着部材を緩めることができる。
の部分に設けた前記の角形の嵌合部を利用して、適当な
工具により締着部材を緩めることができる。
(実施例) 次に本考案の第1実施例を第1図〜第4図に基づいて説
明する。
明する。
樹脂ナット7は、軸部8および6個の羽根9からなる全
体的に六角形の外形を示すナット本体10と、このナット
本体10の一端側に設けた本考案でいう部品止着用の留め
部に相当する留め用のフランジ11とを一体的に成形した
ものである。
体的に六角形の外形を示すナット本体10と、このナット
本体10の一端側に設けた本考案でいう部品止着用の留め
部に相当する留め用のフランジ11とを一体的に成形した
ものである。
軸部8は、その中心部に後述のスタッドボルト12に対し
て締込み可能な下穴13を備えた筒状体である。
て締込み可能な下穴13を備えた筒状体である。
6個の羽根9は、軸部8の外周面から互いに等しい間隔
を保って突出されたものであり、第2図に示すように、
軸部8より径方向沿いに突出された支持片14とこの支持
片14より周方向(図の矢印a方向)へ延出された受圧片
15とからなっている。従って、6個の羽根9は軸部8を
中心とする渦巻き状に形成され、かつ、インパクトレン
チのソケット16に設けた六角形のナット嵌合部17に適合
するナット本体10の前記六角形の外形を構成している。
を保って突出されたものであり、第2図に示すように、
軸部8より径方向沿いに突出された支持片14とこの支持
片14より周方向(図の矢印a方向)へ延出された受圧片
15とからなっている。従って、6個の羽根9は軸部8を
中心とする渦巻き状に形成され、かつ、インパクトレン
チのソケット16に設けた六角形のナット嵌合部17に適合
するナット本体10の前記六角形の外形を構成している。
また、各羽根9はその下端部がフランジ11と一体化され
ており、かつその下端の適部にはさらに外側へ延出され
たストッパ用のリブ18が一定の高さに設けられている。
ており、かつその下端の適部にはさらに外側へ延出され
たストッパ用のリブ18が一定の高さに設けられている。
本実施例は以上のように構成されたものであり、次のよ
うに使用される。
うに使用される。
まず、自動車等のボデー19から突出したセルフタップタ
イプのスタッドボルト12を所定の部品20の取付け孔21に
挿通し、一方で、インパクトレンチのソケット16に樹脂
ナット7の角形ナット本体10を嵌め込む。このとき、ソ
ケット16はリブ18の干渉を受けるため、ナット本体10の
下端部までは嵌合しない(第4図参照)。即ち、ソケッ
ト16は受圧片15のうち、フランジ11と一体化されてたわ
み変形し難い下端側の部分とは嵌合せず、第1図の想像
線で示すように内側へ有効にたわみ変形し得る上端側
(自由端側)の部分に嵌合する。
イプのスタッドボルト12を所定の部品20の取付け孔21に
挿通し、一方で、インパクトレンチのソケット16に樹脂
ナット7の角形ナット本体10を嵌め込む。このとき、ソ
ケット16はリブ18の干渉を受けるため、ナット本体10の
下端部までは嵌合しない(第4図参照)。即ち、ソケッ
ト16は受圧片15のうち、フランジ11と一体化されてたわ
み変形し難い下端側の部分とは嵌合せず、第1図の想像
線で示すように内側へ有効にたわみ変形し得る上端側
(自由端側)の部分に嵌合する。
そして、部品20の取付け孔21から突出したスタッドボル
ト12に対して、インパクトレンチのトルクを利用して、
樹脂ナット7をそのフランジ11が部品20にあたるまで第
2図の矢印a方向へ締込む。
ト12に対して、インパクトレンチのトルクを利用して、
樹脂ナット7をそのフランジ11が部品20にあたるまで第
2図の矢印a方向へ締込む。
フランジ11が部品20に当ったとき、締込みに対する抵抗
が急激に増大し、これに対応して締込みトルクも増大す
る。しかしこのとき、ソケット16から受ける圧力の増大
に対応して、受圧片15が第1図、第3図の想像線で示す
ように内側へたわみ変形して、ナット嵌合部17の二面幅
W(第2図参照)を直径とする円周線まで変位する。従
って、ソケット16とナット本体10との間で滑りを生ずる
ので、インパクトレンチが金属ナットの締込みに適した
トルクに調節されている場合にも、樹脂ナット7の破壊
トルクを超えるトルクは伝達されない。このため、下穴
13が破壊されてバカになるおそれがなく、フランジ11に
よる部品20の止着が支障なく行なわれる。
が急激に増大し、これに対応して締込みトルクも増大す
る。しかしこのとき、ソケット16から受ける圧力の増大
に対応して、受圧片15が第1図、第3図の想像線で示す
ように内側へたわみ変形して、ナット嵌合部17の二面幅
W(第2図参照)を直径とする円周線まで変位する。従
って、ソケット16とナット本体10との間で滑りを生ずる
ので、インパクトレンチが金属ナットの締込みに適した
トルクに調節されている場合にも、樹脂ナット7の破壊
トルクを超えるトルクは伝達されない。このため、下穴
13が破壊されてバカになるおそれがなく、フランジ11に
よる部品20の止着が支障なく行なわれる。
なお、本実施例では、部品20の取換えや補修のために一
旦締込んだ樹脂ナット7を緩める際にも、羽根9を利用
できる。即ち、羽根9は渦巻き状に形成されており、か
つ樹脂ナット7の締込みが前記のように羽根9の巻き方
向である矢印a方向に行なわれている。従って樹脂ナッ
ト7を緩める操作は、レンチ等の工具をナット本体10に
嵌合して羽根9の巻き方向とは逆方向である矢印b方向
へ回して行なうことになる。この場合、羽根9は前記の
締込みの際よりも内側へたわみ変形し難い。このため、
レンチ等を矢印b方向へ回すと、締込みトルクよりも大
きなトルクがナット本体10に伝達され、樹脂ナット7を
容易に緩めてスタッドボルト12より取外すことができ
る。
旦締込んだ樹脂ナット7を緩める際にも、羽根9を利用
できる。即ち、羽根9は渦巻き状に形成されており、か
つ樹脂ナット7の締込みが前記のように羽根9の巻き方
向である矢印a方向に行なわれている。従って樹脂ナッ
ト7を緩める操作は、レンチ等の工具をナット本体10に
嵌合して羽根9の巻き方向とは逆方向である矢印b方向
へ回して行なうことになる。この場合、羽根9は前記の
締込みの際よりも内側へたわみ変形し難い。このため、
レンチ等を矢印b方向へ回すと、締込みトルクよりも大
きなトルクがナット本体10に伝達され、樹脂ナット7を
容易に緩めてスタッドボルト12より取外すことができ
る。
なお、上記実施例において、軸部8から突出された羽根
9の下端部がフランジ11と一体化されていない状態に構
成することもできる(図示省略)。この場合、羽根9は
その全体が有効にたわみ変形し得るため、ストッパ用の
リブ18が不要となる。
9の下端部がフランジ11と一体化されていない状態に構
成することもできる(図示省略)。この場合、羽根9は
その全体が有効にたわみ変形し得るため、ストッパ用の
リブ18が不要となる。
次に本考案の第2実施例を第5図に基づいて説明する。
本実施例の樹脂ナット22においては、軸部23より突出し
た複数の羽根24は前記リブ18を備えていず、その代り
に、留め用のフランジ25の周縁部に沿って環状のストッ
パ用リブ26が立設されている。リブ26の作用は前記リブ
18と同様である。なお、軸部23の中心部には下方へのみ
開口する下穴(図示省略)が設けられている。
た複数の羽根24は前記リブ18を備えていず、その代り
に、留め用のフランジ25の周縁部に沿って環状のストッ
パ用リブ26が立設されている。リブ26の作用は前記リブ
18と同様である。なお、軸部23の中心部には下方へのみ
開口する下穴(図示省略)が設けられている。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第1
実施例と同様である。
実施例と同様である。
次に本考案の第3実施例を第6図および第7図に基づい
て説明する。
て説明する。
本実施例の樹脂ナット27の軸部28から突出された6個の
羽根29は、径方向に沿う支持片30と、この支持片30の先
端に一体的に設けられた周方向に沿う受圧片31とから、
T字形の平面形状を示すように形成されている。そして
各受圧片31は第7図のように全体として六角形の外形を
構成している。受圧片31は第1実施例における受圧片15
とは異なり支持片30に対してT字状に形成されているの
で、インパクトレンチのソケット32が第7図の矢印c方
向,d方向のいずれに回転した場合でも、第6図に示すよ
うに左右の端部が等しく内側へたわみ変形する。従って
一旦締込んだ樹脂ナット27を緩める際、羽根29にレンチ
等を嵌合して逆方向へ回しても、締込みトルクよりも大
きいトルクを樹脂ナット27に伝達することができないか
ら、樹脂ナット27を緩めることは困難である。このた
め、軸部28の上端部に角形の嵌合部33を設けている。嵌
合部33は凹設したものでも良く、軸部28に設けた図示省
略の下穴に連通する孔であっても良い。
羽根29は、径方向に沿う支持片30と、この支持片30の先
端に一体的に設けられた周方向に沿う受圧片31とから、
T字形の平面形状を示すように形成されている。そして
各受圧片31は第7図のように全体として六角形の外形を
構成している。受圧片31は第1実施例における受圧片15
とは異なり支持片30に対してT字状に形成されているの
で、インパクトレンチのソケット32が第7図の矢印c方
向,d方向のいずれに回転した場合でも、第6図に示すよ
うに左右の端部が等しく内側へたわみ変形する。従って
一旦締込んだ樹脂ナット27を緩める際、羽根29にレンチ
等を嵌合して逆方向へ回しても、締込みトルクよりも大
きいトルクを樹脂ナット27に伝達することができないか
ら、樹脂ナット27を緩めることは困難である。このた
め、軸部28の上端部に角形の嵌合部33を設けている。嵌
合部33は凹設したものでも良く、軸部28に設けた図示省
略の下穴に連通する孔であっても良い。
そして樹脂ナット27を緩めるためには嵌合部33に角棒材
を挿入して所定の方向へ回転させれば良い。
を挿入して所定の方向へ回転させれば良い。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第1
実施例と同様である。
実施例と同様である。
次に本考案の第4実施例の要部を第8図に基づいて説明
する。
する。
本実施例においては、上記第3実施例の羽根29と同様に
構成された6個の羽根34(そのうちの一部のみを図示す
る)が角形の軸部35よりも低く形成されている。そして
樹脂ナットの締込みの際には羽根34にインパクトレンチ
のソケットを嵌合し、樹脂ナットを緩める際には角形の
軸部35における羽根34よりも上方へ突出した頂部、すな
わち嵌合部36をレンチ等に嵌合する。
構成された6個の羽根34(そのうちの一部のみを図示す
る)が角形の軸部35よりも低く形成されている。そして
樹脂ナットの締込みの際には羽根34にインパクトレンチ
のソケットを嵌合し、樹脂ナットを緩める際には角形の
軸部35における羽根34よりも上方へ突出した頂部、すな
わち嵌合部36をレンチ等に嵌合する。
第8図において図示しない部分は第1実施例と同様に構
成されている。
成されている。
次に本考案の第5実施例を第9図に基づいて説明する。
樹脂ナット37において、円形の軸部38からは前記第3実
施例の羽根29と同様に構成された6個の羽根39が突出さ
れている。但し、これらの羽根39からはストッパ用のリ
ブが突出されておらず、その代りに各羽根39の外周部に
沿う環状のリブ40が留め用のフランジ41上に設けられて
いる。そしてリブ40は六角形の環状に形成されており、
このリブ40の壁部が、締込まれた樹脂ナット37を緩める
ためのレンチ等に適合する嵌合部とされている。従って
第3実施例における嵌合部33は不要である。
施例の羽根29と同様に構成された6個の羽根39が突出さ
れている。但し、これらの羽根39からはストッパ用のリ
ブが突出されておらず、その代りに各羽根39の外周部に
沿う環状のリブ40が留め用のフランジ41上に設けられて
いる。そしてリブ40は六角形の環状に形成されており、
このリブ40の壁部が、締込まれた樹脂ナット37を緩める
ためのレンチ等に適合する嵌合部とされている。従って
第3実施例における嵌合部33は不要である。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第3
実施例と同様である。
実施例と同様である。
次に本考案の第6実施例を第10図に基づいて説明する。
樹脂ナット42の留め用のフランジ43上には台状の角形嵌
合部44が設けられ、この嵌合部44上に第3実施例と同様
に構成されたリブ付きのナット本体45が設けられてい
る。
合部44が設けられ、この嵌合部44上に第3実施例と同様
に構成されたリブ付きのナット本体45が設けられてい
る。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第3
実施例と同様である。
実施例と同様である。
次に本考案の第7実施例を第11図に基づいて説明する。
本実施例の樹脂ナット46は、前記第3実施例の樹脂ナッ
ト27に比し、六角形の軸部47と6個の受圧片48とをつな
ぐ部分(前記支持片30に相当する部分)がない点と、軸
部47の頂部中央にレンチ等に対する嵌合部(前記嵌合部
33に相当するもの)がない点とで異なる。締込まれた樹
脂ナット46を緩めるにあたっては、軸部47と受圧片48と
の間に角筒状の工具を差込んで軸部47に嵌合させ、この
工具を所定の方向へ回転させれば良い。
ト27に比し、六角形の軸部47と6個の受圧片48とをつな
ぐ部分(前記支持片30に相当する部分)がない点と、軸
部47の頂部中央にレンチ等に対する嵌合部(前記嵌合部
33に相当するもの)がない点とで異なる。締込まれた樹
脂ナット46を緩めるにあたっては、軸部47と受圧片48と
の間に角筒状の工具を差込んで軸部47に嵌合させ、この
工具を所定の方向へ回転させれば良い。
次に本考案の第8実施例を第12図および第13図に基づい
て説明する。
て説明する。
樹脂ボルト49は、軸部50から6個の羽根51を突出させて
全体的に六角形の外形を示す本体52を形成し、この本体
52の下面中心部より螺杆部53を突出させるとともに、本
体52の下面部周縁には留め用のフランジ54を形成した合
成樹脂製の一体成形品である。6個の羽根51からはそれ
ぞれリブ55が延出されている。
全体的に六角形の外形を示す本体52を形成し、この本体
52の下面中心部より螺杆部53を突出させるとともに、本
体52の下面部周縁には留め用のフランジ54を形成した合
成樹脂製の一体成形品である。6個の羽根51からはそれ
ぞれリブ55が延出されている。
上記の羽根51,フランジ54,リブ55は前記した第1実施例
における羽根9,フランジ11,リブ18とそれぞれ同様に構
成されている。
における羽根9,フランジ11,リブ18とそれぞれ同様に構
成されている。
このような樹脂ボルト49は、その角形の本体52をインパ
クトレンチのソケット(図示省略)に嵌込み、第13図の
ようにその螺杆部53を部品56の取付け孔57に挿通する。
そしてボデー58に固定されたブロジェクションナット59
に対して、インパクトレンチのトルクを利用して、上記
螺杆部53を締込む。こうして、フランジ54によって部品
56を止着するものである。
クトレンチのソケット(図示省略)に嵌込み、第13図の
ようにその螺杆部53を部品56の取付け孔57に挿通する。
そしてボデー58に固定されたブロジェクションナット59
に対して、インパクトレンチのトルクを利用して、上記
螺杆部53を締込む。こうして、フランジ54によって部品
56を止着するものである。
樹脂ボルト49を締込む際、および一旦締込んだ樹脂ボル
ト49を緩める際の操作および作用,効果は、第1実施例
において樹脂ナット7について述べた処と同様である
が、本実施例においては更に、螺杆部53が折損あるいは
切断されるおそれがないという効果もある。
ト49を緩める際の操作および作用,効果は、第1実施例
において樹脂ナット7について述べた処と同様である
が、本実施例においては更に、螺杆部53が折損あるいは
切断されるおそれがないという効果もある。
本実施例において、螺杆部53は本体52と別体に形成した
上で、この螺杆部53を本体52の下面側に設けた組付け孔
に螺入又は圧入して樹脂ボルト49を構成しても良い。
上で、この螺杆部53を本体52の下面側に設けた組付け孔
に螺入又は圧入して樹脂ボルト49を構成しても良い。
なお、樹脂ボルト49の本体52は、前記樹脂ナットの本体
についての第2実施例〜第7実施例のように構成しても
良い。
についての第2実施例〜第7実施例のように構成しても
良い。
(考案の効果) 本考案に係る締着部材は、過大な締込みトルクに設定さ
れたインパクトレンチを用いても支障なく締込むことが
できる。従って自動車に対する部品の組付けライン等に
おいて、金属ナットや金属ボルトの締込みに用いるイン
パクトレンチをそのままの設定トルクで共用でき、作業
性を向上できる。
れたインパクトレンチを用いても支障なく締込むことが
できる。従って自動車に対する部品の組付けライン等に
おいて、金属ナットや金属ボルトの締込みに用いるイン
パクトレンチをそのままの設定トルクで共用でき、作業
性を向上できる。
請求項(4)又は(5)に記載した締着部材は、一旦締
込んだ後に容易に緩めることができ、部品の取換えや補
修等の際に便利である。
込んだ後に容易に緩めることができ、部品の取換えや補
修等の際に便利である。
第1図は本考案の第1実施例の斜視図、第2図はインパ
クトレンチのソケットに嵌合した状態を示す図、第3図
は第2図の要部を拡大した図、第4図はインパクトレン
チによる締込み状態を示す図、第5図は本考案の第2実
施例の斜視図、第6図は本考案の第3実施例の斜視図、
第7図はインパクトレンチのソケットに嵌合した状態を
示す図、第8図は本考案の第4実施例の要部を示す斜視
図、第9図は本考案の第5実施例の斜視図、第10図は本
考案の第6実施例の斜視図、第11図は本考案の第7実施
例の斜視図、第12図は本考案の第8実施例の斜視図、第
13図はその使用状態を示す図、第14図は従来例の斜視
図、第15図は第14図のA−A線断面図、第16図はインパ
クトレンチのソケットに嵌合した状態を示す図である。 7…樹脂ナット 8…軸部 9…羽根 11…フランジ 13…下穴 16…ソケット 18…リブ
クトレンチのソケットに嵌合した状態を示す図、第3図
は第2図の要部を拡大した図、第4図はインパクトレン
チによる締込み状態を示す図、第5図は本考案の第2実
施例の斜視図、第6図は本考案の第3実施例の斜視図、
第7図はインパクトレンチのソケットに嵌合した状態を
示す図、第8図は本考案の第4実施例の要部を示す斜視
図、第9図は本考案の第5実施例の斜視図、第10図は本
考案の第6実施例の斜視図、第11図は本考案の第7実施
例の斜視図、第12図は本考案の第8実施例の斜視図、第
13図はその使用状態を示す図、第14図は従来例の斜視
図、第15図は第14図のA−A線断面図、第16図はインパ
クトレンチのソケットに嵌合した状態を示す図である。 7…樹脂ナット 8…軸部 9…羽根 11…フランジ 13…下穴 16…ソケット 18…リブ
Claims (5)
- 【請求項1】部材本体の軸部に下穴を備えるとともにそ
の軸部の一端側に部品止着用の留め部を有する樹脂製の
締着部材であって、 前記部材本体は、前記下穴を有する筒状の軸部と、この
軸部の外周部に設けられた複数の羽根とからなり、かつ
これらの羽根が全体として締込み用工具に嵌合可能な角
形の外形を構成するとともに、それぞれの羽根が所定の
強さ以上の外力によって内側へたわみ変形するようにな
っていることを特徴とする締着部材。 - 【請求項2】部材本体の軸部より螺杆部を突出させると
ともに螺杆部の基部周縁に部品止着用の留め部を有する
樹脂製の締着部材であって、 前記部材本体は、軸部と、この軸部の外周部に設けられ
た複数の羽根とからなり、かつこれらの羽根が全体とし
て締込み用工具に嵌合可能な角形の外形を構成するとと
もに、それぞれの羽根が所定の強さ以上の外力によって
内側へたわみ変形するようになっていることを特徴とす
る締着部材。 - 【請求項3】前記羽根の一端部が前記留め部と一体的に
形成され、かつ羽根の外周部には締込み工具に対するス
トッパ用のリブが設けられていることを特徴とする請求
項(1)又は(2)に記載の締着部材。 - 【請求項4】前記羽根が軸部を中心として渦巻き状に外
側へ延出されていることを特徴とする請求項(1),
(2)又は(3)に記載の締着部材。 - 【請求項5】前記締着部材における前記羽根以外の部分
に、締着部材を緩めるための工具に嵌合し得る角形の嵌
合部を形成したことを特徴とする請求項(1),(2)
又は(3)に記載の締着部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988121922U JPH0640972Y2 (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | 締着部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988121922U JPH0640972Y2 (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | 締着部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0243510U JPH0243510U (ja) | 1990-03-26 |
| JPH0640972Y2 true JPH0640972Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31369375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988121922U Expired - Lifetime JPH0640972Y2 (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | 締着部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640972Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013142590A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Nec Networks & System Integration Corp | アンカーボルト用引張強度確認具 |
| JP7484620B2 (ja) * | 2020-09-25 | 2024-05-16 | サクサ株式会社 | ねじ締め用ボス |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828115U (ja) * | 1981-08-20 | 1983-02-23 | 日産自動車株式会社 | 螺合部材 |
-
1988
- 1988-09-17 JP JP1988121922U patent/JPH0640972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0243510U (ja) | 1990-03-26 |
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