JPH0641427A - ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents
ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物Info
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- JPH0641427A JPH0641427A JP19564192A JP19564192A JPH0641427A JP H0641427 A JPH0641427 A JP H0641427A JP 19564192 A JP19564192 A JP 19564192A JP 19564192 A JP19564192 A JP 19564192A JP H0641427 A JPH0641427 A JP H0641427A
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- polyphenylene sulfide
- weight
- resin composition
- sulfide resin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)ポリフェニレンサルファイド樹脂30
〜95重量%、(B)無機繊維4.5〜69.5重量%
および(C)芳香族ポリアミド繊維0.5〜9重量%を
含有する樹脂組成物。 【効果】 本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組
成物は、射出成形により曲げ強度、剛性を著しく低下さ
せること無く、収縮率の異方性が減少し、かつウェルド
強度が向上した成形体を与える。
〜95重量%、(B)無機繊維4.5〜69.5重量%
および(C)芳香族ポリアミド繊維0.5〜9重量%を
含有する樹脂組成物。 【効果】 本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組
成物は、射出成形により曲げ強度、剛性を著しく低下さ
せること無く、収縮率の異方性が減少し、かつウェルド
強度が向上した成形体を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃強度、剛性、寸法
精度、およびウェルド強度に優れた成形品を与えるポリ
フェニレンサルファイド樹脂組成物に関する。このもの
は、電子機器のハウジング、シャーシ、コネクターの成
形材料に適している。
精度、およびウェルド強度に優れた成形品を与えるポリ
フェニレンサルファイド樹脂組成物に関する。このもの
は、電子機器のハウジング、シャーシ、コネクターの成
形材料に適している。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンサルファイド樹脂(以下
PPSと略記する)は流動性、耐有機溶剤性、電気特
性、難燃性などが優れた高融点の耐熱樹脂として知られ
ており、一般にはガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維で
補強されて利用されている(特開昭59−164360
号)。
PPSと略記する)は流動性、耐有機溶剤性、電気特
性、難燃性などが優れた高融点の耐熱樹脂として知られ
ており、一般にはガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維で
補強されて利用されている(特開昭59−164360
号)。
【0003】しかしながら、この無機繊維を含有するポ
リフェニレンサルファイド樹脂を射出成形して得られる
成形体は、射出成形体内部の無機繊維の配向に起因し
て、成形収縮率をはじめ諸特性の異方性による寸法精度
の低下、ウェルド強度の低下が生じる。そのため、電子
機器等の精密機構部品分野において、精密な寸法制御が
困難であったり、あるいはビン圧入などの二次加工時に
ウェルドクラックが生じるなどの問題が指摘されてい
る。
リフェニレンサルファイド樹脂を射出成形して得られる
成形体は、射出成形体内部の無機繊維の配向に起因し
て、成形収縮率をはじめ諸特性の異方性による寸法精度
の低下、ウェルド強度の低下が生じる。そのため、電子
機器等の精密機構部品分野において、精密な寸法制御が
困難であったり、あるいはビン圧入などの二次加工時に
ウェルドクラックが生じるなどの問題が指摘されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、寸法精度、
ウェルド強度、衝撃強度の優れた成形体を与えるポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物を提供する。
ウェルド強度、衝撃強度の優れた成形体を与えるポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物を提供する。
【0005】
【課題を解決する具体的手段】上記課題は、(A)ポリ
フェニレンサルファイド樹脂30〜95重量%、(B)
無機繊維4.5〜69.5重量%および(C)芳香族ポ
リアミド繊維0.5〜9重量%を含有する樹脂組成物に
より達成される。
フェニレンサルファイド樹脂30〜95重量%、(B)
無機繊維4.5〜69.5重量%および(C)芳香族ポ
リアミド繊維0.5〜9重量%を含有する樹脂組成物に
より達成される。
【0006】
【作用】ポリフェニレンサルファイド樹脂の骨格と同じ
く芳香族環を有する、かつ、耐熱性の高い芳香族ポリア
ミド繊維を無機繊維と併用することにより無機繊維の配
向が抑制され、寸法精度、ウェルド強度に優れた成形品
が与えられる。以下に、本発明をさらに詳細に説明す
る。
く芳香族環を有する、かつ、耐熱性の高い芳香族ポリア
ミド繊維を無機繊維と併用することにより無機繊維の配
向が抑制され、寸法精度、ウェルド強度に優れた成形品
が与えられる。以下に、本発明をさらに詳細に説明す
る。
【0007】(A)ポリフェニレンサルファイド樹脂
(PPS) 本発明の(A)成分のPPSは、一般式(化学式1)
(PPS) 本発明の(A)成分のPPSは、一般式(化学式1)
【0008】
【化1】
【0009】で示される繰り返し単位を主構成要素とし
て含有する結晶性樹脂である。本発明では、上記の繰り
返し単位を主構成要素とするもの、すなわち上記繰り返
し単位からなるもの、又はこれを主成分として好ましく
は80モル%以上、より好ましくは90モル%以上含む
ものが、耐熱性等の物性上の点から好ましい。成分
(A)の実質的全量が上記繰り返し単位からなる成分で
成り立っていない場合、残り(例えば20モル%まで)
は共重合可能な、例えば下記のような繰り返し単位から
なる成分で充足させることができる。
て含有する結晶性樹脂である。本発明では、上記の繰り
返し単位を主構成要素とするもの、すなわち上記繰り返
し単位からなるもの、又はこれを主成分として好ましく
は80モル%以上、より好ましくは90モル%以上含む
ものが、耐熱性等の物性上の点から好ましい。成分
(A)の実質的全量が上記繰り返し単位からなる成分で
成り立っていない場合、残り(例えば20モル%まで)
は共重合可能な、例えば下記のような繰り返し単位から
なる成分で充足させることができる。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】(式中、Rは炭素数1〜8のアルキル基、
フェニル基、アルコキシ基である。)
フェニル基、アルコキシ基である。)
【0017】
【化8】
【0018】このPPSは、実質的に線状構造であるも
のが、成形物の物性などの観点から好ましい。この物性
を実質的に低下させない範囲において、例えば重合時に
有効量の架橋剤(例えばトリハロベンゼン)を用いて得
た重合架橋物、あるいはポリマーを酸素の存在下等で加
熱処理して架橋させた熱架橋物も使用可能である。
のが、成形物の物性などの観点から好ましい。この物性
を実質的に低下させない範囲において、例えば重合時に
有効量の架橋剤(例えばトリハロベンゼン)を用いて得
た重合架橋物、あるいはポリマーを酸素の存在下等で加
熱処理して架橋させた熱架橋物も使用可能である。
【0019】このPPSは、300℃での溶融粘度が1
00〜100,000ポイズ、好ましくは、500〜5
0,000ポイズ、さらに好ましくは500〜50,0
00ポイズの範囲のものが好ましい。溶融粘度が100
ポイズ未満では、流動性が高すぎて成形が困難である。
また、溶融粘度が100,000ポイズを超えると逆に
流動性が低すぎ、成形が困難となる。
00〜100,000ポイズ、好ましくは、500〜5
0,000ポイズ、さらに好ましくは500〜50,0
00ポイズの範囲のものが好ましい。溶融粘度が100
ポイズ未満では、流動性が高すぎて成形が困難である。
また、溶融粘度が100,000ポイズを超えると逆に
流動性が低すぎ、成形が困難となる。
【0020】このPPSは例えばパラジクロルベンゼン
と硫化ソーダを反応させることにより製造することがで
きる。また、特公昭45−3368号公報に開示される
ような比較的分子量の小さい重合体の製造法、特公昭5
2−12240号公報に開示されるような線状の比較的
高分子量の重合体の製造法又は低分子量重合体を酸素存
在下で加熱して架橋体を得る方法に従って、あるいはこ
れらに必要な改変を加えて、製造することができる。
と硫化ソーダを反応させることにより製造することがで
きる。また、特公昭45−3368号公報に開示される
ような比較的分子量の小さい重合体の製造法、特公昭5
2−12240号公報に開示されるような線状の比較的
高分子量の重合体の製造法又は低分子量重合体を酸素存
在下で加熱して架橋体を得る方法に従って、あるいはこ
れらに必要な改変を加えて、製造することができる。
【0021】この(A)成分のポリフェニレンサルファ
イド樹脂(PPS)の40重量%までをナイロン6、ナ
イロン6,6、ナイロン11、ナイロン12等のポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリスチレ
ン、ポリ(α−メチルスチレン)に置き代えてもよい。
イド樹脂(PPS)の40重量%までをナイロン6、ナ
イロン6,6、ナイロン11、ナイロン12等のポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリスチレ
ン、ポリ(α−メチルスチレン)に置き代えてもよい。
【0022】無機繊維 (B)成分の無機繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維
(PAN系、ピッチ系)、チタン酸カリウムウィスカ、
アルミナウィスカなどが利用でき、これらは単独で、ま
たは二種以上併用して用いられる。繊維径は1〜15μ
m 、繊維長が1〜20mmのものが利用される。
(PAN系、ピッチ系)、チタン酸カリウムウィスカ、
アルミナウィスカなどが利用でき、これらは単独で、ま
たは二種以上併用して用いられる。繊維径は1〜15μ
m 、繊維長が1〜20mmのものが利用される。
【0023】芳香族ポリアミド繊維 (C)成分の芳香族ポリアミド繊維は、たとえば、テレ
フタル酸とパラフェニレンジアミンを重合して得られる
パラ型、あるいはイソフタル酸とメタフェニレンジアミ
ンを重合して得られるメタ型芳香族ポリアミド繊維など
が使用できる。使用する芳香族ポリアミド繊維は、繊維
径が0.5〜20μm 、好ましくは1〜15μm 、繊維
長が0.1〜6mm、好ましくは0.5〜3mmのものが使
用される。また、本発明における無機繊維および芳香族
ポリアミド繊維には、PPS樹脂との親和性を高めるた
めの各種表面改質を施すことができる。
フタル酸とパラフェニレンジアミンを重合して得られる
パラ型、あるいはイソフタル酸とメタフェニレンジアミ
ンを重合して得られるメタ型芳香族ポリアミド繊維など
が使用できる。使用する芳香族ポリアミド繊維は、繊維
径が0.5〜20μm 、好ましくは1〜15μm 、繊維
長が0.1〜6mm、好ましくは0.5〜3mmのものが使
用される。また、本発明における無機繊維および芳香族
ポリアミド繊維には、PPS樹脂との親和性を高めるた
めの各種表面改質を施すことができる。
【0024】表面改質剤としては、シランカップリング
剤、チタンカップリング剤、ステアリン酸、オレイン酸
などの高級脂肪酸、高級脂肪酸グリセリンエステル、ア
ミド、高級脂肪酸金属塩、高級アルコール、各種ワック
ス、極性ポリオレフィン(無水マレイン酸変性ポリオレ
フィン、酸化ポリオレフィンなど)などを用いることが
できる。
剤、チタンカップリング剤、ステアリン酸、オレイン酸
などの高級脂肪酸、高級脂肪酸グリセリンエステル、ア
ミド、高級脂肪酸金属塩、高級アルコール、各種ワック
ス、極性ポリオレフィン(無水マレイン酸変性ポリオレ
フィン、酸化ポリオレフィンなど)などを用いることが
できる。
【0025】前記シランカップリング剤としては、例え
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピル
トリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−
クロロプロピルメチルジクロルシラン、3−クロロプロ
ピルメチルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシ
シラン、ヘキサメチルジシラザン−3−アニリノプロピ
ルトリメトキシシラン、メチルトリクロルシラン、ジメ
チルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン等を挙げ
ることができる。チタネートカップリング剤としては、
イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメ
タクリルイソステアロイルチタネート等が利用できる。
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピル
トリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−
クロロプロピルメチルジクロルシラン、3−クロロプロ
ピルメチルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシ
シラン、ヘキサメチルジシラザン−3−アニリノプロピ
ルトリメトキシシラン、メチルトリクロルシラン、ジメ
チルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン等を挙げ
ることができる。チタネートカップリング剤としては、
イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメ
タクリルイソステアロイルチタネート等が利用できる。
【0026】付加的成分 本発明による樹脂組成物には、他の付加的成分を添加す
ることができる。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤、
造核剤、難燃剤、各種着色剤およびそれらの分散剤を組
成物中、0.05〜5重量%含有させてもよい。さら
に、耐衝撃強度向上剤の添加、特にスチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴムおよびその水素化物、エチレン−プロピ
レン−(ジエン)共重合体ゴム、さらにそれらのα,β
−不飽和カルボン酸無水物変性体およびグリシジルエス
テルもしくは不飽和グリシジルエーテルとの変性体並び
に不飽和エポキシ化合物とエチレンからなる共重合体ま
たは不飽和エポキシ化合物、エチレンおよびエチレン系
不飽和化合物からなる共重合体等の添加は組成物の衝撃
強度向上に有効である。上記の耐衝撃性向上剤は、単独
で用いても良いし、2種またはそれ以上併用しても良
い。耐衝撃強度向上剤の配合量は、目安とする物性値に
より異なるが、例えば組成物の剛性と衝撃強度のバラン
スの改良の場合は、組成物の5〜30重量%の割合で配
合される。
ることができる。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤、
造核剤、難燃剤、各種着色剤およびそれらの分散剤を組
成物中、0.05〜5重量%含有させてもよい。さら
に、耐衝撃強度向上剤の添加、特にスチレン−ブタジエ
ン共重合体ゴムおよびその水素化物、エチレン−プロピ
レン−(ジエン)共重合体ゴム、さらにそれらのα,β
−不飽和カルボン酸無水物変性体およびグリシジルエス
テルもしくは不飽和グリシジルエーテルとの変性体並び
に不飽和エポキシ化合物とエチレンからなる共重合体ま
たは不飽和エポキシ化合物、エチレンおよびエチレン系
不飽和化合物からなる共重合体等の添加は組成物の衝撃
強度向上に有効である。上記の耐衝撃性向上剤は、単独
で用いても良いし、2種またはそれ以上併用しても良
い。耐衝撃強度向上剤の配合量は、目安とする物性値に
より異なるが、例えば組成物の剛性と衝撃強度のバラン
スの改良の場合は、組成物の5〜30重量%の割合で配
合される。
【0027】組成比 樹脂組成物中、(A)成分のPPSは、30〜95重量
%、好ましくは45〜70重量%、(B)成分の無機繊
維は4.5〜69.5重量%、好ましくは25〜53重
量%、(C)成分の芳香族ポリアミド繊維は0.5〜9
重量%、好ましくは2〜9重量%用いる。(A)成分の
PPSが30重量%未満では脆い成形体しか得られな
い。また、射出成形、押出成形が困難である。逆に95
重量%を越えては寸法精度、機械的強度の改良効果が十
分でない。(B)成分の無機繊維の含量が4.5重量%
では機械的強度の低い成形品となり、69.5重量%を
越えては成形品が脆いものとなる。(C)成分の含量が
0.5重量%未満では成形品の耐熱性、ウェルド強度、
耐摩耗性の向上に不十分である。逆に9重量%を越えて
は射出成形性、押出成形性が困難となる。好ましくは、
(C)成分の芳香族ポリアミド繊維は(B)成分の無機
繊維の3〜100重量%、好ましくは5〜30重量%の
割合で用いると無機繊維のポリフェニレンサルファイド
樹脂の補強効果を低減することなく、かつ、射出成形、
押出成形時の流動性を低下することなく成形できる。
%、好ましくは45〜70重量%、(B)成分の無機繊
維は4.5〜69.5重量%、好ましくは25〜53重
量%、(C)成分の芳香族ポリアミド繊維は0.5〜9
重量%、好ましくは2〜9重量%用いる。(A)成分の
PPSが30重量%未満では脆い成形体しか得られな
い。また、射出成形、押出成形が困難である。逆に95
重量%を越えては寸法精度、機械的強度の改良効果が十
分でない。(B)成分の無機繊維の含量が4.5重量%
では機械的強度の低い成形品となり、69.5重量%を
越えては成形品が脆いものとなる。(C)成分の含量が
0.5重量%未満では成形品の耐熱性、ウェルド強度、
耐摩耗性の向上に不十分である。逆に9重量%を越えて
は射出成形性、押出成形性が困難となる。好ましくは、
(C)成分の芳香族ポリアミド繊維は(B)成分の無機
繊維の3〜100重量%、好ましくは5〜30重量%の
割合で用いると無機繊維のポリフェニレンサルファイド
樹脂の補強効果を低減することなく、かつ、射出成形、
押出成形時の流動性を低下することなく成形できる。
【0028】混合組成物の製法および成形法 本発明の熱可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練の方
法としては、熱可塑性樹脂について一般に実用されてい
る混練方法が適用できる。例えば、粉状または粒状の各
成分を、必要であれば、付加的成分の項に記載の添加物
等と共に、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、ブ
ラベンダープラストグラフ、V型ブレンダー等により均
一に混合した後、一軸または多軸混練押出機、ロール、
バンバリーミキサー等で混練することができる。成分の
混合順序は、特に限定されない。
法としては、熱可塑性樹脂について一般に実用されてい
る混練方法が適用できる。例えば、粉状または粒状の各
成分を、必要であれば、付加的成分の項に記載の添加物
等と共に、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、ブ
ラベンダープラストグラフ、V型ブレンダー等により均
一に混合した後、一軸または多軸混練押出機、ロール、
バンバリーミキサー等で混練することができる。成分の
混合順序は、特に限定されない。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工法
は、射出成形、押出成形、プレス成形等の成形法が適用
できる。成形温度は260〜350℃、好ましくは29
0〜330℃である。
は、射出成形、押出成形、プレス成形等の成形法が適用
できる。成形温度は260〜350℃、好ましくは29
0〜330℃である。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例によって、詳しく説明
する。使用した各成分は次のとおりである。 PPS:トープレン社製PPS(商品名:トープレンT
−4)を用いた。 炭素繊維:PAN系炭素繊維、平均直径7μm 、繊維長
3mm、シランカップリング剤処理品。 芳香族ポリアミド繊維:帝人(株)製テクノーラT−3
22(商品名)、繊維長1mm、径12μm 。
する。使用した各成分は次のとおりである。 PPS:トープレン社製PPS(商品名:トープレンT
−4)を用いた。 炭素繊維:PAN系炭素繊維、平均直径7μm 、繊維長
3mm、シランカップリング剤処理品。 芳香族ポリアミド繊維:帝人(株)製テクノーラT−3
22(商品名)、繊維長1mm、径12μm 。
【0031】実施例1〜2および比較例1〜3 表1に示す混合物を二軸押出機を用いて300℃にて配
合混練したのち、ダイよりストランド状に押し出し、こ
れをペレット化した。このペレットをスクリューインラ
イン式射出成形機を用いて、成形温度300℃、金型温
度140℃にて縦100mm、横100mm、肉厚2mmのテ
スト用シートを作製した。
合混練したのち、ダイよりストランド状に押し出し、こ
れをペレット化した。このペレットをスクリューインラ
イン式射出成形機を用いて、成形温度300℃、金型温
度140℃にて縦100mm、横100mm、肉厚2mmのテ
スト用シートを作製した。
【0032】なお、測定法は次による。 曲げ弾性率 : JIS K−7203 アイゾット衝撃強度 : JIS K−7110(ノッ
チなし) 成形収縮率 : 金型寸法lo に対し、成形品
の寸法lを測定し、100(lo −l)/lの値を算出
した。(MD縦方向、TD横方向) ウェルド強度 : テスト用シートのウェルド部
を含む長さ80mmのダンベルを切り抜き(5mm幅、60
mm短冊)これを5mm/秒の速度で引張試験を行い(JI
S K−7204)、引張破断強度を求めた。 結果を表1に示す。
チなし) 成形収縮率 : 金型寸法lo に対し、成形品
の寸法lを測定し、100(lo −l)/lの値を算出
した。(MD縦方向、TD横方向) ウェルド強度 : テスト用シートのウェルド部
を含む長さ80mmのダンベルを切り抜き(5mm幅、60
mm短冊)これを5mm/秒の速度で引張試験を行い(JI
S K−7204)、引張破断強度を求めた。 結果を表1に示す。
【0033】実施例3および比較例4 実施例1において炭素繊維として、平均径が10μm 、
繊維長が6mmのシランカップリング剤で処理したガラス
繊維を用いる以外は実施例1と同様にして実験を行っ
た。結果を表1に示す。
繊維長が6mmのシランカップリング剤で処理したガラス
繊維を用いる以外は実施例1と同様にして実験を行っ
た。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】上記の表1の結果から明らかなように、
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物は、無
機繊維及び芳香族ポリアミド繊維を特定量併用して使用
することによって、曲げ強度、剛性を著しく低下させる
こと無く、収縮率の異方性が減少し、かつウェルド強度
が向上した成形体を与える。
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物は、無
機繊維及び芳香族ポリアミド繊維を特定量併用して使用
することによって、曲げ強度、剛性を著しく低下させる
こと無く、収縮率の異方性が減少し、かつウェルド強度
が向上した成形体を与える。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)ポリフェニレンサルファイド樹脂
30〜95重量%、(B)無機繊維4.5〜69.5重
量%および(C)芳香族ポリアミド繊維0.5〜9重量
%を含有する樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19564192A JPH0641427A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19564192A JPH0641427A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641427A true JPH0641427A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16344552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19564192A Pending JPH0641427A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641427A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007321032A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐熱性樹脂組成物、及び表面実装用電子部品 |
| JP2016219136A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 帝人株式会社 | 固体高分子電解質膜の補強部材 |
| JP2018039972A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-15 | 帝人株式会社 | 繊維強化樹脂組成物 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP19564192A patent/JPH0641427A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007321032A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐熱性樹脂組成物、及び表面実装用電子部品 |
| JP2016219136A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 帝人株式会社 | 固体高分子電解質膜の補強部材 |
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