JPH0641990U - 金属板の連続プレス加工装置 - Google Patents
金属板の連続プレス加工装置Info
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス加工の動力源として使用する電動機の
出力の低減を図ることにより、電動機及び減速装置等の
費用を軽減すること。 【構成】 第1スライド部21と、金属板の送り出し方向
に対して直角方向に摺動可能に第1スライド部21に設け
た第2スライド部31と、第2スライド部31に往復摺動運
動を行わせたとき第1スライド部21と第2スライド部31
の接近と離隔とを繰り返す夫々の面に取り付けた上側及
び下側剪断刃22、32と、第2スライド部31に往復摺動運
動を行わせるサーボモータと、蓄圧器39と、蓄圧器39と
接続し上側及び下側剪断刃22、32が互いに接近する方向
に第2スライド部31が摺動するとき蓄圧器39側から流入
する圧力流体によって第2スライド部31をその接近する
方向に駆動するシリンダ装置15と、からなり、シリンダ
装置15の駆動力をサーボモータが第2スライド部31を摺
動方向に駆動する駆動力よりも小さく定めたことを特徴
とする。
出力の低減を図ることにより、電動機及び減速装置等の
費用を軽減すること。 【構成】 第1スライド部21と、金属板の送り出し方向
に対して直角方向に摺動可能に第1スライド部21に設け
た第2スライド部31と、第2スライド部31に往復摺動運
動を行わせたとき第1スライド部21と第2スライド部31
の接近と離隔とを繰り返す夫々の面に取り付けた上側及
び下側剪断刃22、32と、第2スライド部31に往復摺動運
動を行わせるサーボモータと、蓄圧器39と、蓄圧器39と
接続し上側及び下側剪断刃22、32が互いに接近する方向
に第2スライド部31が摺動するとき蓄圧器39側から流入
する圧力流体によって第2スライド部31をその接近する
方向に駆動するシリンダ装置15と、からなり、シリンダ
装置15の駆動力をサーボモータが第2スライド部31を摺
動方向に駆動する駆動力よりも小さく定めたことを特徴
とする。
Description
【0001】
この考案は、剪断刃又は金型に所定の関係運動を行わせて、連続的に送り出さ れてくる金属板を剪断加工又は成形加工を施す金属板の連続プレス加工装置に関 する。
【0002】
従来の上記連続プレス加工装置には、実公平3−9860号公報に記載されて いる打ち抜き装置がある。この打ち抜き装置は、図6に示すものであり、厚さ2 mm程度の金属薄板を打ち抜くことができ、図8はこの打ち抜き装置1によって 打ち抜かれた金属薄板2である。
【0003】 この打ち抜き装置1は、図6に示すように、第1スライド部3と第2スライド 部4とを備えている。第1スライド部3の下面には、上側剪断刃5を設けてあり 、第2スライド部4の上面には下側剪断刃6を設けてある。そして、第1スライ ド部3の左右両側には転子7を設けてあり、この転子7が基盤8に設けたレール 9aに載置されている。これによって、第1スライド部3は、図6の紙面に対し て垂直方向に移動自在の構成となっている。そして、第1スライド部3には第2 スライド部4を設けてあり、この第2スライド部4は図6の上下方向に摺動自在 である。また、この第2スライド部4にはクランクピン10を挿嵌してあり、こ のクランクピン10と連結するクランク軸11が基盤8に回動自在に支持されて いる。このクランク軸11の左側端部が減速装置12を介してサーボモータ13 の回転軸と連結している。従って、サーボモータ13が回転軸を回転させると、 クランクピン10がクランク軸11を中心にして回転運動を行い、このクランク ピン10に伴って第2スライド部4(下側剪断刃6)も回転運動を行う。なお、 第1スライド部3(上側剪断刃5)は、第2スライド部4と同期して図6の紙面 に対して垂直方向に往復摺動運動を行う。
【0004】 図7は、上側剪断刃5と下側剪断刃6が金属薄板2を打ち抜く状態を示す図で ある。金属薄板2は、図7の左側から右側に向かう方向に一定速度で搬送されて いる。上述したように、サーボモータ13が回転すると、図7に示すように、下 側剪断刃6がA、B、C、・・、H、Aの順に移動する回転運動を行う。一方、 上側剪断刃5も下側剪断刃6と同期してa、b、c、・・、h、aの順に移動す る往復運動を行う。そして、(E、e)の状態で上側及び下側剪断刃5、6が金 属薄板2を打ち抜き、このときの上側及び下側剪断刃5、6の図7の右側方向へ の移動速度が金属薄板2の同方向への移動速度と等しくなるようにサーボモータ 13が第1及び第2スライド部3、4を駆動している。
【0005】
上記従来の打ち抜き装置1は、サーボモータ13が第1及び第2スライド部3 、4を図7に示すように駆動することにより、金属薄板2を連続して打ち抜いて いる。従って、単位時間当たりの打ち抜き速度を上げるときや、厚みの比較的厚 い金属薄板2を打ち抜くとき、又は、第1及び第2スライド部3、4に3組以上 の上側及び下側剪断刃5、6を取り付けて一回に3個以上の円孔14を打ち抜く ときは、図6に示すサーボモータ13の出力及び減速装置12の動力伝達能力を 現在のものよりも大きくする必要がある。
【0006】 しかし、サーボモータ13等の電動機及び減速装置12は、一般に高価である ので、打ち抜き装置1が必要とする全ての動力をサーボモータ13等の電動機で 賄うこととすると、それらの費用が嵩むという問題がある。
【0007】 そして、サーボモータ13に最も大きい負荷がかかるのは、上側及び下側剪断 刃5、6が図7の(E、e)の状態で金属薄板2を打ち抜くときであり、この負 荷を賄うことができるようにサーボモータ13の出力が決定される。しかし、金 属薄板2を打ち抜く時間は、金属薄板2を打ち抜くための1サイクルの時間のう ちの極めて短い時間である。つまり、(E、e)の状態以外の(A、a)、(B 、b)、・・・、(H、h)の各状態では、サーボモータ13にかかる負荷の大 きさが(E、e)の状態と比較して極めて小さく、従って、金属薄板2を打ち抜 くための1サイクルの時間において、サーボモータ13の能力を十分に利用でき ていないという問題がある。
【0008】 本考案は、プレス加工の動力源として使用する電動機の出力の低減を図ること により、電動機及び減速装置等の費用を軽減することができる金属板の連続プレ ス加工装置を提供することを目的とする。
【0009】
第1の考案は、本体と、連続的に所定の方向に送り出されてくる金属板の送り 出し方向に対して直角方向に摺動可能に上記本体に設けたスライド部と、このス ライド部に往復摺動運動を行わせたとき上記本体と上記スライド部の接近と離隔 とを繰り返す夫々の面に取り付けた剪断刃若しくは金型(以下、「剪断刃等」と いう。)と、上記スライド部に上記往復摺動運動を行わせる電動機と、蓄圧器と 、この蓄圧器と接続し上記本体と上記スライド部に取り付けた剪断刃等が互いに 接近する方向に上記スライド部が摺動するとき上記蓄圧器側から流入する圧力流 体によって上記スライド部を上記接近する方向に駆動するシリンダ装置と、から なり、このシリンダ装置の上記駆動力を上記電動機が上記スライド部を上記摺動 方向に駆動する駆動力よりも小さく定めたことを特徴とするものである。
【0010】 第2の考案は、本体と、連続的に所定の方向に送り出されてくる金属板の送り 出し方向に対して直角方向に摺動可能に上記本体に設けたスライド部と、このス ライド部に往復摺動運動を行わせたとき上記本体と上記スライド部の接近と離隔 とを繰り返す夫々の面に取り付けた剪断刃若しくは金型(以下、「剪断刃等」と いう。)と、上記スライド部に上記往復摺動運動を行わせる電動機と、上記本体 と上記スライド部に取り付けた剪断刃等が互いに接近する方向に上記スライド部 が摺動するとき上記スライド部を上記接近する方向に付勢するバネと、からなり 、このバネの上記付勢力を上記電動機が上記スライド部を上記摺動方向に駆動す る駆動力よりも小さく定めたことを特徴とするものである。
【0011】
第1の考案によると、スライド部に取り付けた剪断刃若しくは金型(以下、「 剪断刃等」という。)が本体に取り付けた剪断刃若しくは金型(以下、「剪断刃 等」という。)から最も離れた位置にあって、スライド部の剪断刃等が本体の剪 断刃等に接近する方向に移動するように電動機がスライド部を駆動する間は、蓄 圧器に蓄えられている圧力エネルギが蓄圧器内の圧力流体を押し出してシリンダ 装置内に流入させ、この圧力流体によるシリンダ装置の駆動力もスライド部をそ の接近する方向への駆動に加わる。つまり、スライド部に取り付けた剪断刃等が 本体に取り付けた剪断刃等に接近する方向への移動は、電動機の発生する駆動力 とシリンダ装置の発生する駆動力との合計の力によって駆動される。そして、こ の合計の力によって駆動されて移動するスライド部に取り付けられている剪断刃 等が本体の剪断刃等に最も接近する位置にくるまでの間に金属板がこれら剪断刃 等によってプレス加工される。そして、スライド部の剪断刃等が本体の剪断刃等 と最も接近した位置からスライド部の剪断刃等が本体の剪断刃等から離れる方向 に移動するように電動機がスライド部を駆動する間は、スライド部の剪断刃等が 金属板から外れると共に、電動機の発生する駆動力によりシリンダ装置内に流入 している圧力流体を蓄圧器側に押し出して、この仕事を蓄圧器内に圧力エネルギ として蓄えることができる。なぜなら、電動機の駆動力をシリンダ装置の発生す る駆動力よりも大きく定めてあるから電動機の駆動力によってシリンダ内の圧力 流体を蓄圧器側に押し返すことができる。このようにして、金属板を連続的にプ レス加工することができる。
【0012】 第2の考案によると、スライド部に取り付けた剪断刃等が本体に取り付けた剪 断刃等から最も離れた位置にあって、スライド部の剪断刃等が本体の剪断刃等に 接近する方向に移動するように電動機がスライド部を駆動する間は、バネに蓄え られているエネルギがスライド部をその接近する方向に駆動する付勢力として働 く。つまり、スライド部に取り付けた剪断刃等が本体に取り付けた剪断刃等に接 近する方向への移動は、電動機の発生する駆動力とバネの発生する付勢力との合 計の力によって駆動される。そして、この合計の力によって駆動されて移動する スライド部に取り付けられている剪断刃等が本体の剪断刃等に最も接近する位置 にくるまでの間に金属板がこれら剪断刃等によってプレス加工される。そして、 スライド部の剪断刃等が本体の剪断刃等と最も接近した位置からスライド部の剪 断刃等が本体の剪断刃等から離れる方向に移動するように電動機がスライド部を 駆動する間は、スライド部の剪断刃等が金属板から外れると共に、電動機の発生 する駆動力によりバネを変形させて、バネに歪みエネルギを蓄えさせる。なぜな ら、電動機の駆動力をバネの発生する付勢力よりも大きく定めてあるから電動機 の駆動力によってバネを変形させることができる。このようにして、金属板を連 続的にプレス加工することができる。
【0013】
本考案を適用した連続切断機の第1実施例を各図を参照して説明する。この実 施例の連続切断機17は、図5に示すものであり、厚さが2mm程度の帯状の金 属薄板18を或る一定の長さに切断する装置である。この帯状の金属薄板18は 、切断前は例えば巻回されており、その端部を引き出して、途中でローラレベラ (図示せず)、金属薄板18の送出し装置(図示せず)及び図5に示すこの切断 機17の第1スライド部21(請求項1及び2に記載の本体)の下面に取り付け た上側剪断刃22と第2スライド部31(請求項1及び2に記載のスライド部) の上面に取り付けた下側剪断刃32の間に通されて、巻き取りリール(図示せず )で巻かれている。この第1及び第2スライド部21、31に取り付けられてい る上側及び下側剪断刃22、32は駆動部(図示せず)及びシリンダ装置15に よって所定の運動を行い、金属薄板18を所定の寸法に切断する。
【0014】 第1スライド部21は、図1の縦断面図に示すように、互いに平行に上下方向 に設けてなる支柱23、23と、この左右の支柱23、23の各上端部を結合す る梁24と、各支柱23、23の各下端部を結合する下側の梁25とを備える側 部26、27を備えている。図1に示す側部26が図5に示す左の側部であり、 図5に示す27が右側の側部である。そして、この左右の側部26、27の上側 の各梁24、24の間には断面形状が台形の筒状体28が設けられており、この 筒状体28の下面に上側剪断刃22が取り付けられている。この上側剪断刃22 は、金属薄板18を切断するための従来公知の上側切断刃である。また、上記左 右の側部26、27の下側の各梁25、25の間には、図5に示すように、補強 部材19が設けられている。図1に示す30は転子であり、この転子30は左右 の側部26、27の両側の支柱23、23、23、23に突設した合計8つの平 板41に設けられている。各平板41には転子30が1個づつ設けられており、 転子30の合計数は8個である。図1の下側に現れている2つの平板41及び図 には現れていないが側部27の下側に設けられている2つの平板41に設けた合 計4個の転子30は、この第1スライド部21を支持するものであり、この4個 の転子30が基盤42に設けたレール43aの上を転がることによって、第1ス ライド部21を図5の紙面に対して直角方向に摺動自在にしている。また上側の 4個の転子30は、レール43bに沿って転がり、第1スライド部21が浮き上 がらないように規制している。
【0015】 第2スライド部31は、図1に示すように、第1スライド部21の左の側部2 6の2本の支柱23、23の向かい合う面に上下方向にレール33が1本づつ設 けられており、各レール33には間隔を隔てて2個づつ摺動部(図示せず)が設 けられている。この4個の摺動部は、平板状部材35によって結合されており、 平板状部材35はこの4個の摺動部によってレール33に沿って上下方向に摺動 自在である。そして、第1スライド部21の右の側部27の2本の支柱23、2 3にも同様にレール33が1本づつ設けられており、このレール33に沿って平 板状部材35が上下方向に摺動自在に設けられている。そして、この左右の平板 状部材35、35の間に断面が台形の筒状体36が設けられており、この筒状体 36の上面に下側剪断刃32が取り付けられている。この下側剪断刃32は、金 属薄板18を切断するための従来公知の下側切断刃である。
【0016】 クランク軸51、51は、図5に示すように、各中心軸線が同一線上に配置さ れており、これらの中心軸線が第1スライド部21の摺動方向と第2スライド部 31の摺動方向との双方に平行な平面に垂直に交わるように基盤42に固定され た軸受(52、52)、(52、52)によって回動自在に保持されている。そ して、各クランク軸51には、これと偏心してクランクピン54が取り付けられ ており、各クランクピン54は図5に示すように、第2スライド部31の左右の 各平板状部材35と回動自在に連結している。
【0017】 駆動部(図示せず)は、減速装置(図示せず)を介して図1に示す駆動軸53 と結合しているサーボモータである。この駆動軸53は図5に示すクランク軸5 1と平行して回動自在に基盤42に設けてあり、この駆動軸53には所定の間隔 を隔てて2つの平歯車(図示せず)を取り付けてある。そして、駆動軸53の各 平歯車は図5に示す左右の各クランク軸51に設けてある各平歯車20と噛み合 っている。つまり、サーボモータが、回転するとその回転が駆動軸53、この駆 動軸53に設けてある2枚の平歯車、クランク軸51に設けてある2枚の平歯車 20を介してクランク軸51、51を回転駆動して、クランクピン54、54を 同期させて円運動を行わせる。そして、サーボモータは、回転速度制御部(図示 せず)により速度制御されて、クランクピン54が図3に示すように、上端位置 及びその近傍にあり、上側及び下側剪断刃22、32が金属薄板18を切断する 時のクランクピン54の周速度を金属薄板18の送出し速度に一致するように回 転駆動し、クランクピン54が上端位置及びその近傍以外の回転位置にあり、上 側及び下側剪断刃22、32が金属薄板18から外れている時のクランクピン5 4の周速度を金属薄板18の送出し速度よりも加速若しくは減速又は等速で回転 駆動する。
【0018】 シリンダ装置15は、圧力空気が給排されて伸縮動作するものであり、図5に 示すように、ピストンロッド37の伸縮方向をレール33の方向と平行するよう にして、第1スライド部21の補強部材19の略中央位置に固定して設けてある 。そして、ピストンロッド37の先端が筒状体36の下面と連結している。そし て、このシリンダ装置15は、圧力空気の通路である管38を介して蓄圧器39 と連通している。蓄圧器39は、この切断機17と別個に設けてある容積の大き い圧力タンクであり、内側に圧力空気を封入してある。シリンダ装置15は、蓄 圧器39内の圧力空気が流入することによって伸長して、下側剪断刃32が上側 剪断刃22に接近する方向、つまり、第2スライド部31を上方に駆動する。た だし、シリンダ装置15が第2スライド部31を上方に駆動する力が、サーボモ ータが回転駆動して第2スライド部31を下方に駆動する力よりも小さくなるよ うに、蓄圧器39内の圧力空気の圧力を設定している。従って、サーボモータが 第2スライド部31を下方に駆動すると、シリンダ装置15が伸長位置から短縮 位置方向に押し縮められて、シリンダ装置15内の圧力空気が管38を通って蓄 圧器39側に押し出される。
【0019】 このように構成された連続切断機17は、次のようにして金属薄板18を切断 することができる。ただし、金属薄板18を切断するときの下側剪断刃32の駆 動は、サーボモータとシリンダ装置15の合計の力によって行っているが、まず 、サーボモータによる下側剪断刃32の駆動を説明し、その後でシリンダ装置1 5による上側及び下側剪断刃22、32の駆動を説明する。
【0020】 図1は、この連続切断機17の主要部を示す縦断右側面図であり、材料の金属 薄板18は図1の右から左に送出し装置によって一定速度で、連続的に送り出さ れている。図1に示すように、上側剪断刃22がaの位置にあり、下側剪断刃3 2が上側剪断刃22から最も離れた下端位置Aにある時、クランクピン54は図 1及び図5に示す下端位置にある。図1の状態からサーボモータがクランク軸5 1を反時計方向に90度回転させる間の各部の動作は、第1スライド部21に設 けた転子30がレール43a、43bに沿って転がり、クランクピン54と連結 する第2スライド部31が第1スライド部21と共に図1の右方向に移動する。 この時、第2スライド部31がレール33に沿って摺動し、第2スライド部31 の下側剪断刃32は第1スライド部21の上側剪断刃22に接近する方向に上昇 移動して、図2に示す状態となる。この状態で、上側剪断刃22は、bの位置に 移動し、下側剪断刃32はBの位置に移動する。図2に示すように、クランク軸 51が90度回転した位置から更に同じ方向(反時計方向)に90度回転する間 は、上側及び下側剪断刃22、32が共に図2の左方向に移動しながら下側剪断 刃32が更に上側剪断刃22に接近する方向に移動して、上側剪断刃22と行き 違って図3に示す上端位置Cとなる。この時、上側剪断刃22の位置がc(a) となる。そして、この下側剪断刃32が上側剪断刃22と行き違うまでの間に金 属薄板18が切断される。クランク軸51が図3に示す回転位置から同じ回転方 向に更に90度回転する間は、上側及び下側剪断刃22、32が共に図3の左方 向に移動しながら下側剪断刃32が上側剪断刃22から離れる方向に下降移動し て、下側剪断刃32の位置が図4に示すDとなり、上側剪断刃22の位置がdと なる。この間に下側剪断刃32が金属薄板18から外れる。クランク軸51が図 4に示すこの回転位置から更に同じ回転方向に90度回転して元の回転位置まで 回転する間は、上側及び下側剪断刃22、32が共に図4の右方向に移動しなが ら下側剪断刃32が上側剪断刃22から更に離れる方向に移動して、下側剪断刃 32の位置が図1に示すように下端位置Aとなり、上側剪断刃22の位置がaと なる。このようにして、上側及び下側剪断刃22、32が相対運動を繰り返して 、金属薄板18を所定の長さに連続して切断することができる。
【0021】 次に、シリンダ装置15の作用を図1乃至図4の順に従って説明する。図1の 状態では、シリンダ装置15が短縮状態であり、シリンダ装置15内の圧力空気 が蓄圧器39側に押し出されている。そして、シリンダ装置15は、蓄圧器39 内の圧力空気の圧力エネルギによってピストンロッド37を上昇させる方向に力 が働いている。この状態で、上述したように、サーボモータがクランク軸51を 反時計方向に回転させて、第2スライド部31を上昇させる方向に駆動すると、 第2スライド部31はこのサーボモータの駆動力とシリンダ装置15の駆動力と の合計の駆動力によって上昇する。即ち、シリンダ装置15とサーボモータの合 計の駆動力が、第2スライド部31を図2の状態を経て図3に示す上端位置まで 上昇させて、金属薄板18を切断する力として働く。
【0022】 従って、サーボモータの駆動力Ps は、金属薄板18を切断するために必要と する駆動力Po からシリンダ装置15の駆動力Pc を減算した駆動力であればよ い。そして、単位駆動力当たりの費用は、シリンダ装置15の方がサーボモータ よりも少ないので、駆動力Pc をシリンダ装置15に割り当てたことにより、シ リンダ装置15とサーボモータの費用の差額分だけサーボモータの費用の軽減を 図ることができる。
【0023】 また、シリンダ装置15の駆動力をサーボモータの駆動力よりも小さく定めて あるので、サーボモータはシリンダ装置15の駆動力に殆ど影響されずにクラン ク軸51を所定の回転速度で回転させることができる。つまり、サーボモータは 、クランクピン54を金属薄板18の送り出し速度に等しい周速度で回転させる ことができる。
【0024】 この図3に示す状態は、シリンダ装置15が伸長状態であり、シリンダ装置1 5内に圧力空気が収容されている。そして、この状態でもシリンダ装置15は、 圧力空気の圧力エネルギによってピストンロッド37を上昇させる方向に力が働 いている。次に、この状態を経て、上述したように、サーボモータがクランク軸 51を同方向(反時計方向)に回転させて、第2スライド部31を下降させる方 向に駆動すると、第2スライド部31はこのサーボモータの駆動力Ps からシリ ンダ装置15の駆動力Pc を減算した駆動力によって下降する。即ち、サーボモ ータの駆動力Ps がシリンダ装置15の駆動力Pc に打ち勝って、シリンダ装置 15を図4に示す状態を経て図1に示す短縮状態にする。この間に、シリンダ内 の圧力空気が蓄圧器39側に押し出されて圧力エネルギが蓄積される。
【0025】 つまり、下側剪断刃32が図1の状態から図2の状態を経て図3に示す状態に 至までの上側剪断刃22に接近する方向への移動は、サーボモータの発生する駆 動力とシリンダ装置15の発生する駆動力との合計駆動力によって駆動される。 そして、この合計駆動力によって駆動されて上昇する下側剪断刃32が上端位置 にくるまでの間に金属薄板18を切断する。そして、下側剪断刃32が図3に示 す状態から図4に示す状態を経て図1に至までの上側剪断刃22から離れる下降 方向にサーボモータが第2スライド部31を駆動する間は、下側剪断刃32が金 属薄板18から外れると共に、サーボモータの発生する駆動力によりシリンダ装 置15内に流入している圧力流体を蓄圧器39側に押し出して、この仕事を蓄圧 器39内に圧力エネルギとして蓄えることができる。なぜなら、サーボモータの 駆動力をシリンダ装置15の発生する駆動力よりも大きく定めてあるからサーボ モータの駆動力によってシリンダ内の圧力流体を蓄圧器39側に押し返すことが できる。そして、このように金属薄板18を切断していないときにサーボモータ が発生する動力を圧力エネルギとして蓄積し、この蓄積した圧力エネルギを切断 の際に使用しているので、シリンダ装置15を駆動するための専用のコンプレッ サ及び電動機等が不要である。
【0026】 次に、第2実施例の連続切断機(図示せず)を説明する。第2実施例の連続切 断機は、図1に示す第1実施例の連続切断機17において、シリンダ装置15及 びこれと管38を介して接続する蓄圧器39を取り除き、これらの代わりに圧縮 コイルバネ(図示せず)を第1スライド部21の補強部材19と第2スライド部 31の筒状体36の間に設けたものである。これ以外は、第1実施例と同一であ り、同一部分の説明を省略する。
【0027】 この圧縮コイルバネは、下端が補強部材19と結合しており、上端が第2スラ イド部31の筒状体36の下面と結合している。
【0028】 この連続切断機によると、第2スライド部31に取り付けた下側剪断刃32が 第1スライド部21に取り付けた上側剪断刃22から最も離れた上端位置にあっ て、第2スライド部31の下側剪断刃32が第1スライド部21の上側剪断刃2 2に接近する上昇方向に移動するようにサーボモータが第2スライド部31を駆 動する間は、圧縮コイルバネ(以下、単に「バネ」という。)に蓄えられている 歪みエネルギが第2スライド部31を上昇方向に駆動する付勢力として働く。つ まり、第2スライド部31に取り付けた下側剪断刃32が第1スライド部21に 取り付けた上側剪断刃22に接近する方向への移動は、サーボモータの発生する 駆動力とバネの発生する付勢力との合計の力によって駆動される。そして、この 合計の力によって駆動されて上昇する第2スライド部31に取り付けられている 下側剪断刃32が第1スライド部21の上側剪断刃22に最も接近する位置にく るまでの間に金属薄板18がこれら上側及び下側剪断刃22、32によって切断 される。
【0029】 そして、第2スライド部31の下側剪断刃32が第1スライド部21の上側剪 断刃22と最も接近した上端位置から第2スライド部31の下側剪断刃32が第 1スライド部21の上側剪断刃22から離れる下降方向に移動するようにサーボ モータが第2スライド部31を駆動する間は、第2スライド部31の下側剪断刃 32が金属薄板18から外れると共に、サーボモータの発生する駆動力によりバ ネを変形させて、バネに歪みエネルギを蓄えさせる。なぜなら、サーボモータの 駆動力をバネの発生する付勢力よりも大きく定めてあるからサーボモータの駆動 力によってバネを変形させることができる。このようにして、金属薄板18を連 続的に切断することができる。
【0030】 従って、サーボモータの駆動力Ps は、金属薄板18を切断するために必要と する駆動力Po からバネの付勢力PB (=シリンダ装置15の駆動力Pc )を減 算した駆動力であればよく、第1実施例と同一である。そして、単位駆動力当た りの費用は、バネの方がサーボモータよりも極端に少ないので、駆動力Pc をバ ネに割り当てたことにより、バネとサーボモータの費用の差額分だけサーボモー タの費用の軽減を図ることができる。
【0031】 ただし、上記各実施例において、サーボモータは、クランクピン54を金属薄 板18の送り出し速度に等しい周速度で回転駆動することにより、金属薄板18 を等しい長さに切断しているが、金属薄板18の切断長さを長く(短く)したい 場合は、例えば図3に示すように金属薄板18を切断している区間の下側剪断刃 32の周速度を金属薄板18の送り出し速度に等しい速度となるように、また、 図1、図2、図4に示すように、下側剪断刃32が金属薄板18から外れている 区間の下側剪断刃32の周速度を金属薄板18の送り出し速度よりも遅い(速い )速度となるように回転速度制御部を設定して、サーボモータの速度制御をする 。
【0032】 そして、上記各実施例では、この考案を連続切断機に適用したが、これ以外に 、例えば打ち抜き装置に適用することができる。
【0033】 また、上記各実施例では、第1及び第2スライド部31を駆動するためにサー ボモータを使用したが、パルスモータ等の他のモータを使用してもよい。 更に、第1実施例において、シリンダ装置15をエアー式とし、蓄圧器39を 圧力タンクとしたが、シリンダ装置15を油圧式とし、蓄圧器39を油圧式等の 流体圧式アキュムレータとすることができる。
【0034】
第1の考案によると、スライド部に取り付けた剪断刃等が本体に取り付けた剪 断刃等に接近する方向に移動して、両方の剪断刃等が最も接近する直前付近で金 属板のプレス加工を行うが、この接近する方向へのスライド部の駆動を電動機と シリンダ装置の発生する合計の力によって行っているので、プレス加工に必要な 動力を電動機よりも比較的安価なシリンダ装置に分担させることができる。即ち 、この考案を使用してプレス加工に必要な動力を電動機とシリンダ装置とで賄っ た場合は、プレス加工に必要な動力を電動機だけで賄った従来の場合と比較して 、費用が格段に安く済むという効果がある。
【0035】 そして、本体及びスライド部に取り付けた両方の剪断刃等がプレス加工を終え て、互いに離れる方向に移動する間は、電動機の発生するエネルギを蓄圧器に圧 力エネルギとして蓄えて、両方の剪断刃等が互いに接近してプレス加工を行う間 は、蓄圧器に蓄えられた圧力エネルギがシリンダ装置を駆動することに使用され るので、従来と比較して電動機の出力を、プレス加工の1サイクル時間内で有効 に利用することができ、これにより、シリンダ装置を駆動するための専用の電動 機を不要にさせるという効果がある。
【0036】 第2の考案によると、第1の考案のシリンダ装置と蓄圧器に代えてバネを使用 したものであるので、第1の考案と同様に、電動機の費用の低減を図ることがで きるという効果があると共に、バネの価格はシリンダ装置と蓄圧器の合計の価格 よりも格段に易いので、これによって、プレス加工装置全体の費用の低減を図る ことができるという効果がある。
【図1】この考案の第1実施例に係る連続切断機の部分
破断側面図である。
破断側面図である。
【図2】同第1実施例に係る連続切断機の部分破断側面
図である。
図である。
【図3】同第1実施例に係る連続切断機の部分破断側面
図である。
図である。
【図4】同第1実施例に係る連続切断機の部分破断側面
図である。
図である。
【図5】同第1実施例に係る連続切断機の部分破断正面
図である。
図である。
【図6】従来の打ち抜き装置の部分破断正面図である。
【図7】同従来の打ち抜き装置が金属薄板を打ち抜く状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図8】同従来の打ち抜き装置によって打ち抜かれた金
属薄板を示す図である。
属薄板を示す図である。
15 シリンダ装置 18 金属薄板 21 第1スライド部 22 上側剪断刃 31 第2スライド部 32 下側剪断刃 39 蓄圧器
Claims (2)
- 【請求項1】 本体と、連続的に所定の方向に送り出さ
れてくる金属板の送り出し方向に対して直角方向に摺動
可能に上記本体に設けたスライド部と、このスライド部
に往復摺動運動を行わせたとき上記本体と上記スライド
部の接近と離隔とを繰り返す夫々の面に取り付けた剪断
刃若しくは金型(以下、「剪断刃等」という。)と、上
記スライド部に上記往復摺動運動を行わせる電動機と、
蓄圧器と、この蓄圧器と接続し上記本体と上記スライド
部に取り付けた剪断刃等が互いに接近する方向に上記ス
ライド部が摺動するとき上記蓄圧器側から流入する圧力
流体によって上記スライド部を上記接近する方向に駆動
するシリンダ装置と、からなり、このシリンダ装置の上
記駆動力を上記電動機が上記スライド部を上記摺動方向
に駆動する駆動力よりも小さく定めたことを特徴とする
金属板の連続プレス加工装置。 - 【請求項2】 本体と、連続的に所定の方向に送り出さ
れてくる金属板の送り出し方向に対して直角方向に摺動
可能に上記本体に設けたスライド部と、このスライド部
に往復摺動運動を行わせたとき上記本体と上記スライド
部の接近と離隔とを繰り返す夫々の面に取り付けた剪断
刃若しくは金型(以下、「剪断刃等」という。)と、上
記スライド部に上記往復摺動運動を行わせる電動機と、
上記本体と上記スライド部に取り付けた剪断刃等が互い
に接近する方向に上記スライド部が摺動するとき上記ス
ライド部を上記接近する方向に付勢するバネと、からな
り、このバネの上記付勢力を上記電動機が上記スライド
部を上記摺動方向に駆動する駆動力よりも小さく定めた
ことを特徴とする金属板の連続プレス加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8620992U JPH0641990U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 金属板の連続プレス加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8620992U JPH0641990U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 金属板の連続プレス加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641990U true JPH0641990U (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=13880395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8620992U Withdrawn JPH0641990U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 金属板の連続プレス加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641990U (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP8620992U patent/JPH0641990U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |