JPH0642000U - プレス機械のクラッチ冷却装置 - Google Patents
プレス機械のクラッチ冷却装置Info
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- JPH0642000U JPH0642000U JP8201492U JP8201492U JPH0642000U JP H0642000 U JPH0642000 U JP H0642000U JP 8201492 U JP8201492 U JP 8201492U JP 8201492 U JP8201492 U JP 8201492U JP H0642000 U JPH0642000 U JP H0642000U
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Landscapes
- Control Of Presses (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】風冷効果を飛躍的に向上させる。
【構成】摩擦係合型クラッチ10をフライホイール4と
同期回転するケーシング(4A,4B,6)に収容さ
せ、このケーシングに複数の起立吸収口7を有するカウ
ル30を被嵌装着させて放熱フィン7との間に複数の空
気流路35を形成し、フライホイール4の回転運動を利
用して大量の外気を吸込流動させて直接かつ強制冷却す
る構成である。
同期回転するケーシング(4A,4B,6)に収容さ
せ、このケーシングに複数の起立吸収口7を有するカウ
ル30を被嵌装着させて放熱フィン7との間に複数の空
気流路35を形成し、フライホイール4の回転運動を利
用して大量の外気を吸込流動させて直接かつ強制冷却す
る構成である。
Description
【0001】
本考案は、プレス機械のクラッチ冷却装置に関する。
【0002】
プレス機械では、フライホイールとクランク軸とを摩擦係合型クラッチを介し て連結・離隔するものと形成されている。クラッチを係合(ON)させてその摩 擦板を摩擦係合させれば、フライホイールの回転動力をクランク軸に伝達でき、 プレス運転を行える。一方、離隔(OFF)させれば、クランク軸へ回転動力が 伝達されないから、プレス停止できる。この際、同様構造のブレーキをONさせ ることにより、スライドを例えば上死点位置に停止させることができる。
【0003】 したがって、断続プレス運転の場合、クラッチを頻繁にON−OFFさせると 各摩擦板の滑り現象により発熱する。これを放置すると、条件によっては80℃ を越える温度上昇を伴うので、摩擦係数が変化してクラッチ性能が低下するばか りか、各所のベアリングやシール部材の特性を劣悪化させかつ寿命上も好ましく ない。
【0004】 そこで、クラッチ廻りを油冷却しているが、その構造上ケーシング内に配設す る油管の径や本数の増大にも一定の制限があるので、必ずしも十分な冷却効果を 期待できない場合が生ずる。オイルクーラーを設置しない油冷却装置の場合やク ラッチ・ブレーキの一体型ではなおさらである。
【0005】 かくして、風冷方式も導入している。この風冷方式には、自然冷却型と強制冷 却型とがある。自然冷却型は、フレームやケーシングに放熱フィンを設け、冷却 面積を拡大させることにより冷却効果を促進する構造とされているのが一般的で ある。一方、強制冷却型としては、例えば実開昭48−74178号公報〔以下 、前者という。〕のように、フライホイールをクランク軸にタンデム接続しかつ フライホイール内に特別の翼を形成するとともに、フレーム側に大型フィンを取 付けた構造や、例えば実開昭58−43898号公報〔以下、後者という。〕に 示される如くフレームとクラッチとの間に格別の通風路を形成するとともに複数 台の冷却ファンを設け、強制空気流動させて冷却する構造とされている。
【0006】
しかし、自然冷却型は構造簡単ではあるが冷却効果の大幅な改善は難しい。こ れに対し、強制冷却型は冷却効果を向上できるが、冷却そのものに固執するあま りプレス機械全体としての技術的,経済的事項を阻害する。すなわち、前者は、 クランク軸方向の大型化,フライホイールの構造複雑化はもとより、クラッチ用 ケーシングを間接冷却する構造なので翼の大型化と風損が過大となる。しかも翼 はブロワ構造としなければならないのでコスト高となり、かつ吸込口の位置や向 き及び翼の配設位置の制約から大量の外気を吸込むことが難しい。また、後者は 、フレームとの間等に通風路を設けるのでクランク軸方向に大型化し、冷却ファ ン用動力源およびスイッチボックス等を格別に準備する必要がある。さらに、両 者ともに構造複雑でコスト高という欠点があり実用化が難しい。
【0007】 本考案の目的は、風冷効果を飛躍的に改善できるコンパクトで低コストのプレ ス機械のクラッチ冷却装置を提供することにある。
【0008】
本考案は、フライホイールの回転運動を利用して大量の空気を吸込みかつラジ アル方向の周速差を利用して冷却風量の流動を高めかつクラッチ用ケーシングを 直接かつ強制冷却する構造とし、前記目的を達成する。
【0009】 すなわち、本考案に係るプレス機械のクラッチ冷却装置は、フライホイールの 回転動力をクランク軸に伝達可能に形成された摩擦係合分離型クラッチをフライ ホイールと同期回転可能なケーシング内に収容させ、このケーシングを外側から 被嵌して中空部を形成するカウルを装着するとともに、ケーシング端面に取付け られた複数の放熱フィンで該中空部内にラジアル方向に伸びかつ周方向に離隔さ れた複数の空気流路を形成し、該カウルにフライホイールの回転運動を利用して 外側から吸込んだ空気を各空気流路へ供給する複数の起立吸込口を設けたことを 特徴とする。
【0010】
上記構成による本考案では、フライホイールの回転中、カウルの各起立吸込口 から吸込まれた大量の空気は放熱フィンが形成する複数の空気流路に沿ってラジ アル方向に常に流動しかつケーシングの側面を流れカウルの下方から大気へ放出 される。したがって、複数の放熱フィンが取付けられたケーシングの端面とそれ に連なる側面とを直接に強制風冷できる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本クラッチ冷却装置は、図1〜図4に示す如く、複数の放熱フィン7を取付け たケーシング(4A,4B,6)とこれを外側から被覆するカウル30とから構 成され、フライホイール4の回転運動を利用して複数の起立吸込口33から吸込 んだ大量の空気でクラッチ10を収容するケーシング(6,4B,4A)を直接 かつ強制的に風冷するように形成されている。
【0012】 また、この実施例では、本冷却装置(6,7,30)の大きな冷却能力に着目 し、ケーシング内にブレーキ20をも一体的に組込んで、一層のプレス機械の小 型化,構造簡素化を図っている。
【0013】 図1において、クランク軸3はベアリング2を介してフレーム1,1Aに回転 保持されている。また、フライホイール4は、ケーシング(4A,4B,6)と 一体的とされ軸受5を介して、フレーム1Aに回転保持されている。このケーシ ング(4A,4B,6)内には、クラッチ10とブレーキ20とが組込まれてい る。切替板15をシリンダ装置(図示省略)によって左右方向に移動させること により、クラッチ10をON(OFF)かつブレーキ20をOFF(ON)させ ることができる。
【0014】 クラッチ10は、ケーシング部材4B側とクランク軸3に固着された回転体( 3A,3B)側とのそれぞれに取付けられた複数枚の摩擦板からなり、ON状態 においてフライホイール4の回転動力をクランク軸3へ伝達することができる。 なお、クラッチOFF用のバネ等は図示省略している。また、クラッチ10とブ レーキ20とを収容するケーシング4A,4Bには、オイルクーラー無しの油冷 却装置を形成する油管(図示省略)が埋設されている。
【0015】 さて、ケーシング部材6の端面6Fには、図2,図3に示す如く複数の放熱フ ィン7が一体的に形成され、ラジアル方向に伸びかつ周方向に離隔された複数の 空気流路35を形成する。この実施例では、各放熱フィン7は、図2に示すよう にフライホイール4の回転方向Rに対して傾斜配設して空気流動性を一層高めて いる。なお、7Hは、詳細後記のカウル30の取付ビス穴である。
【0016】 ここに、図1,図4に示すカウル30は、複数の起立吸込口33を有する平面 部31とスカート部32とからなるカップ形状とされ、ケーシング(6)との間 に中空部(35,36)を形成するように被嵌装着される。したがって、このカ ウル30もケーシング(6,4B,4A)を介してフライホイール4とともに同 期回転される。
【0017】 各起立吸込口33は、図1に示すように開口部34が平面部31よりも外側へ 起立するものとされ、カウル30自体の回転運動により図4に示す外気Airを 大量に吸込むことができる。換言すれば、回転運動により押込まれた大量の外気 を各空気流路35の中心側へ供給するものである。吸込まれた外気Airは、各 空気流路35内を中心側から外周面側へラジアル方向に流動しつつその放熱フィ ン7から熱を奪ってケーシング(6)の端面6Fを冷却し、引続きスカート32 の内側流路36を流れつつその側面4Fも強制冷却する。その後にフライホイー ル4内流路37を通って大気へ排出される。なお、本考案でいう起立吸込口33 とは、カウル30(31)の回転方向に直交して開口する吸込断面(34)を有 し、ここから吸込んだ外気(Air)を各空気流路35の中心側へ流動案内させ る構造であれば、その大きさ,形態は適宜に変更しても実施できる。
【0018】 かかる構造の実施例では、断続運転を考えると、クラッチ10のON動作でケ ーシング部材4Bと回転体3Aとが係合され、フライホイール4の回転動力がク ランク軸3に伝達されプレス運転される。クランク角度が所定角度となったとき にクラッチ10をOFFしてブレーキ20をONさせれば、スライドを上死点位 置に停止させることができる。
【0019】 このクラッチ10とブレーキ20とのON−OFFの繰返しにより摩擦熱が発 生し、ケーシング(4A,4B、6)が次第に温度上昇する。この発熱は、一義 的にケーシング(4A,4B)内を流動する油によって冷却される。しかし、断 続運転が長くかつ単位時間当りの断続回数が増大する程に、油冷却を行ってもケ ーシングはさらに温度上昇して来る。
【0020】 ここに、プレス運転中はフライホイール4が常に回転しているので、カウル3 0の平面部31に設けられた複数の起立吸込口33から吸込まれた大量の外気( Air)が、図1に矢印で示す如く各空気流路35を中心側から外周側に向かっ てラジアル方向へ流動する。すなわち、各放熱フィン7から熱を奪う。その後に 、ケーシング(4B,4A)とスカート部32との間の中空部36を流れ、かつ 方向反転して流路37を通って外部へ排出される。すなわち、ケーシングの端面 6Fと外周面4Fとを直接かつ強制的に高効率で冷却することができる。
【0021】 具体的実験データによれば、プレス速度が45spmでかつ1ストローク毎に スライドを上死点位置で一旦停止させる断続運転において、カウル30を装着し た本考案の場合とカウル30を取外した場合とを比較すれば、図5に示すように ケーシング外周面4Fおよび端面6Fともに冷却効果に大きな差異が認められる 。最大的温度差(Δt)は、測定部位にもよるが、約15〜25℃となる。つま り、本考案によれば、従来例(カウル無しの場合とほぼ同じ構造)の場合に比較 して、15〜25℃だけ低く抑えられる。すなわち、オイルクーラーを設置しな い油冷却に本冷却装置を付設するだけで、ケーシング(4F,6F)の温度を、 周囲温度(例えば20℃)よりも最大で20〜30℃だけ高くなるだけの温度に 抑制することができる。
【0022】 しかして、この実施例によれば、摩擦係合型クラッチ10をフライホイール4 と同期回転するケーシング(4A,4B,6)内に収容させ、このケーシングに 複数の起立吸収口7を有するカウル30を被嵌装着させて放熱フィン7との間に 複数の空気流路35を形成し、フライホイール4の回転運動を利用して大量の外 気を吸込流動させる構成とされているので、ケーシングの端面6Fと外周面4F とを直接かつ強制的に冷却できる。
【0023】 また、カウル30は平面部31とスカート部32とからなるカップ形状とされ かつケーシング(4A,4B,6)に被嵌装着するだけでよいので、構造簡単で 低コストである。しかも、起立吸込口33の吸込断面(開口部34)を拡縮すれ ば適宜な外気を効率よく吸込める。
【0024】 また、複数の放熱フィン7は、図2に示す如く、傾斜配設させ回転方向Rに対 して流動を高める構造とされ、かつ起立吸込口33からの外気(Air)は各空 気流路35の中心側から外周側へ流れる構成とされているので、カウル30の中 心部と外周部との回転速度差による差圧を利用でき一段と円滑な空気流動による 風冷を行える。
【0025】 また、本装置の大きな冷却能力に着目してブレーキ20をクラッチ10ととも にケーシング(4A,4B,6)内に収容させその発熱を同時的に放熱すること ができるので、プレス機械全体の構造を簡素化でき小型化が図れる。したがって 、油冷却装置を小容量化でき、クラッチ10,ブレーキ20の性能はもとより各 部シール,パッキン等の特性も長期に亘って安定機能させられる。
【0026】
本考案によれば、摩擦係合型クラッチをフライホイールと同期回転するケーシ ングに収容させ、このケーシングに複数の起立吸収口を有するカウルを被嵌装着 させて放熱フィンとの間に複数の空気流路を形成し、フライホイールの回転運動 を利用して大量の外気を吸込流動させる構成とされているので、格別の動力を必 要とすることなくケーシングの端面と外周面とを直接かつ強制的に冷却できる。 よって、構造簡単で低コスト化を図りつつクラッチ性能を安定保持でき円滑なプ レス運転ができると同時に、プレス機械の小型化、断続運転の適用性を拡大でき る。
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】同じく、ケーシング端面に設けられた放熱フィ
ンを説明するための平面図である。
ンを説明するための平面図である。
【図3】同じく、側端面図である。
【図4】同じく、カウルの平面図である。
【図5】同じく、冷却効果を説明するための図である。
【符号の説明】 1 フレーム 3 クランク軸 3A,3B 回転体 4 フライホイール 4A,4B ケーシング部材(ケーシング) 4F ケーシング外周面 6 ケーシング部材(ケーシング) 6F ケーシング端面 7 放熱フィン 10 クラッチ 15 切替板 20 ブレーキ 30 カウル 31 平面部 32 スカート部 33 起立吸込口 34 開口部 35 空気流路
Claims (1)
- 【請求項1】 フライホイールの回転動力をクランク軸
に伝達可能に形成された摩擦係合型クラッチをフライホ
イールと同期回転可能なケーシング内に収容させ、この
ケーシングを外側から被嵌して中空部を形成するカウル
を装着するとともに、ケーシング端面に取付けられた複
数の放熱フィンで該中空部内にラジアル方向に伸びかつ
周方向に離隔された複数の空気流路を形成し、該カウル
にフライホイールの回転運動を利用して外側から吸込ん
だ空気を各空気流路へ供給する複数の起立吸込口を設け
たことを特徴とするプレス機械のクラッチ冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082014U JP2596071Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | プレス機械のクラッチ冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082014U JP2596071Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | プレス機械のクラッチ冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642000U true JPH0642000U (ja) | 1994-06-03 |
| JP2596071Y2 JP2596071Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13762670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082014U Expired - Lifetime JP2596071Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | プレス機械のクラッチ冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596071Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017140627A (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社栗本鐵工所 | 鍛造プレス |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04136523A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Aisin Seiki Co Ltd | クラッチディスク及びクラッチディスクと組み合されるフライホイールダンパ |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992082014U patent/JP2596071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04136523A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Aisin Seiki Co Ltd | クラッチディスク及びクラッチディスクと組み合されるフライホイールダンパ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017140627A (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社栗本鐵工所 | 鍛造プレス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2596071Y2 (ja) | 1999-06-07 |
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