JPH0642159U - 導電性シート - Google Patents
導電性シートInfo
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- JPH0642159U JPH0642159U JP8177992U JP8177992U JPH0642159U JP H0642159 U JPH0642159 U JP H0642159U JP 8177992 U JP8177992 U JP 8177992U JP 8177992 U JP8177992 U JP 8177992U JP H0642159 U JPH0642159 U JP H0642159U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表裏両面が黒色以外に着色でき意匠性に優
れ、帯電防止剤の移行がなく、しかも導電性材料の浮遊
がなく、汚染防止、表裏の抵抗値が同じく、体積抵抗の
低いものを提供すること。 【構成】 体積抵抗が108 〜1011Ωの値を有する有
色帯電防止性熱可塑性合成樹脂シートからなる表裏両面
層A、Cの間に、体積抵抗が102 〜105 の値を有す
る導電性熱可塑性合成樹脂シートからなる中間層Bを積
層して3層構造体とし、この積層体の体積抵抗を105
〜108 Ωの値とした導電性シート。
れ、帯電防止剤の移行がなく、しかも導電性材料の浮遊
がなく、汚染防止、表裏の抵抗値が同じく、体積抵抗の
低いものを提供すること。 【構成】 体積抵抗が108 〜1011Ωの値を有する有
色帯電防止性熱可塑性合成樹脂シートからなる表裏両面
層A、Cの間に、体積抵抗が102 〜105 の値を有す
る導電性熱可塑性合成樹脂シートからなる中間層Bを積
層して3層構造体とし、この積層体の体積抵抗を105
〜108 Ωの値とした導電性シート。
Description
【0001】
本考案は半導体製造工場、精密機械製造工場、電気部品製造工場の様な電子部 品を取り扱う場所及び病院や実験室の様なコンピューターを利用した精密機器を 使用する場所で、静電気による誤動作及び障害からこれら機器を保全するために 機器の下に敷設したり、機器をカバーしたり等に利用される導電性シートに関す るものである。
【0002】
従来、半導体製造工場、精密機械製造工場、電気部品製造工場のような電子部 品を取り扱う場所及び病院や実験室の様なコンピューターを利用した精密機を使 用する場所では、静電気による障害、災害から製品を保護したり、静電気による 精密機器の誤動作を防ぐ為に、熱可塑性樹脂に導電性カーボンブラック、導電性 炭素繊維、導電性金属粉、導電性金属繊維等の導電性材料を配合した導電性熱可 塑性樹脂シートまたは帯電防止剤を多量に添加した帯電防止性熱可塑性合成樹脂 シートの単層品及びこれらの2層積層構造品が使用されていた。
【0003】
導電性カーボンブラックを配合したシートは低コストで体積抵抗値を比較的低 く設定できる利点はあるが、表面が黒に限定されるために使用場所の作業環境が 悪くなり、更に多量の導電性カーボンブラックを添加するために摩耗に弱く、表 面よりカーボン粒子が取れ易く、上記作業場所の汚染物質となり好ましくない。
【0004】 又、導電性カーボン繊維、導電性金属粉、導電性金属繊維を配合した導電性熱 可塑性シートは比較的着色が可能で作業性は良くなるが、繊維や金属粒子が表面 より取れ易く同様に汚染物質となり好ましくない。
【0005】 帯電防止剤を添加したシートは着色は可能であるが、体積抵抗が108 Ω以下 の性能を得るのが困難であり、その為には帯電防止剤を多量に添加しシートの厚 みを厚くしなければならず、シートの厚みが厚くなると面積当たりの帯電防止剤 の濃度が高くなり、これ亦これらが表面に移行し易くなり、これら機器を汚染し たりして好ましくない。
【0006】 更に、上記の帯電防止シート層と導電性シート層との2層積層構造品にしても 導電性シート層の導電性繊維や粒子が脱離浮遊して汚染物質となり好ましくない 。
【0007】 そこで、黒色以外に着色が出来て意匠性に優れ、帯電防止剤の移行による汚染 及び導電性繊維や粒子の浮遊による汚染がなく、表裏の抵抗値が同一で、体積抵 抗の低い導電性シートが望まれていた。
【0008】
本考案は電気抵抗値の低い導電性シートと着色性を有しかつ前記導電性シート より電気抵抗値の高い帯電防止性シートとの複層体で、該導電性シートの上下に 有色性の帯電防止性シートを積層した3層構造とすることにより、上記のかかる 問題点を解決し、優れた電気性能、意匠性を有する導電性シートを提供せんとす るものである。
【0009】 その手段は帯電防止剤と帯電防止可塑剤とを添加した体積抵抗が108 〜10 11 Ωの値を有する有色帯電防止性熱可塑性合成樹脂シートからなる表裏両面層間 に、導電性カーボンブラック、導電性カーボン繊維、導電性金属粉、導電性金属 繊維等を添加した体積抵抗が102 〜105 Ωの値を有する導電性熱可塑性合成 樹脂シートを中間層として積層し、この積層体の体積抵抗が105 〜108 Ωの 値を有する導電性シートであり、表裏どちらからでも同一の電気性能が得られる 構造を特長とする。
【0010】
【実施例】 本考案の実施例の一例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案の導電性シートの断面構成を示すものであり、A及びCは帯電防 止剤及び帯電防止可塑剤を添加してなる着色帯電防止性熱可塑性樹脂シートから なる表面層及び裏面層を示し、Bはカーボンブラック等を添加した導電性熱可塑 性樹脂シートからなる中間層を示す。
【0012】 着色帯電防止熱可塑性合成樹脂シートからなる表裏両面層は塩化ビニル樹脂、 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−ウレタン共重合樹脂等の塩化 ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹 脂、エチレン−アクリレート共重合樹脂等のオレフィン系樹脂、ウレタン樹脂等 の熱可塑性合成樹脂、特に好ましくは塩化ビニル系樹脂からなるものであって、 これら合成樹脂に対して体積抵抗が108 〜1011Ωの値が得られるように非イ オン系、カチオン系の帯電防止剤、及びジブトキシエチルフタレート、ブチルジ グリコールアジペート、プラサイザーM−300L(協和発酵)、AM903B (積水化学)等の帯電防止可塑剤を添加し、更にジオクチルフタレート等の汎用 可塑剤、安定剤、着色剤等を添加し、カレンダー成形、押出成形等で厚さ0.1 〜 1mmにシート化したものである。
【0013】 導電性熱可塑性合成樹脂シートからなる中間層は上記の熱可塑性合成樹脂に対 して体積抵抗が102 〜105 Ωの値が得られるようにカーボンやニッケル、ス テンレス、アルミニウム等の粉末又は短繊維或いは酸化スズ、酸化亜鉛、ニッケ ル等で表面処理した無機粒子等の導電性材料を単体または2種類以上を5〜50 %程度添加し、更に汎用可塑剤、安定剤等を添加し、同様に0.1 〜1mmの厚さに シート化したものである。
【0014】 この導電性シートの両面に前記の帯電防止剤と帯電防止可塑剤とを添加した帯 電防止性シートを180 〜200 ℃の温度で加熱、圧着して積層一体化する。
【0015】 次に本考案の具体的実施例を示す。
配合例1 塩化ビニル樹脂(ニポリットSL) 100 重量部 ジオクチルフタレート 25 重量部 ジブトキシエチルフタレート 20 重量部 ステアリン酸バリウム 1.5重量部 ステアリン酸亜鉛 1.5重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 1.0重量部 炭酸カルシウム 20 重量部
【0016】 上記組成の塩化ビニルコンパウンドをヘンシェルミキサーにて室温で30秒間 混合撹拌する、十分に混合されたら、着色剤として酸化チタン1重量部、フタロ シアニンブルー3重量部を添加し150℃に加温されたバンバリミキサーにて1 分混練りし、コンパウンドをゲル化させる。 180℃の温度に調整されたカレンダー成形機にて、コンパウンドを0.45 mm厚さのブルーのシートに圧延をした。
【0017】 配合例2 塩化ビニル樹脂(ニポリットSL) 100 重量部 ジオクチルフタレート 60 重量部 ステアリン酸鉛 2.0重量部 ステアリン酸バリウム 0.5重量部 二塩基性ステアリン酸鉛 0.3重量部 ケッチェンブラック 30 重量部 炭酸カルシウム 20 重量部
【0018】 上記組成の塩化ビニルコンパウンドをヘンシェルミキサーにて室温で30秒間 混合撹拌する、十分に混合されたら、150℃に加温されたバンバリミキサーに て2分混練りし、コンパウンドをゲル化させる。
【0019】 180℃の温度に調整されたカレンダー成形機にて、コンパウンドを0.40 mm厚さの黒色のシートに圧延をした。
【0020】 配合例2で得られた黒色導電シートを中間層として、配合例1のブルーの帯電 防止着色シートを上下に加熱、積層し、黒色導電シートが中間に積層された1. 3mmのブルーの導電シートを得た。この導電シートの性能は体積抵抗が2.0 ×106 Ω、表面抵抗が3.0×107 Ω、帯電圧が0Vの優れた性能を示した 。
【0021】 この導電シートは所定のサイズにカットすることにより作業用導電マットとし て使用可能であった。
【0022】
本考案は電気抵抗値の低い導電性シート層をそれよりも電気抵抗値の高い帯電 防止シート層の中間に介在させることにより、表裏両面の帯電防止層を薄膜化す ることができ、したがって面積当たりの帯電防止剤量を低減し、帯電防止剤のブ リードによる汚染を防止できると共に、表面に導電層が露出しないので、カーボ ン等の導電性粉末及び短繊維が摩耗脱離することが無く、浮遊汚染がなくなる。 又、帯電防止の表裏面層から導電中間層への導通距離が短くなるので、帯電性に 優れ、更に、表裏両面の帯電防止層間に均等な厚さの導電層が積層されているの で、表裏面からの電気性能が同一な優れた構造体の導電性シートであり、更に、 任意の着色が可能で意匠性にも優れており、半導体製造工場、精密機械製造工場 、電気部品製造工場のような電子部品を取り扱う場所で使用される静電気対策用 作業シートとして優れた性能を有するものである。
【図1】本考案の導電性シートの断面図
A,C:着色帯電防止性熱可塑性合成樹脂シートからな
る表裏面層 B:導電性熱可塑性合成樹脂シートからなる中間層
る表裏面層 B:導電性熱可塑性合成樹脂シートからなる中間層
Claims (2)
- 【請求項1】 帯電防止剤、帯電防止可塑剤を添加した
体積抵抗が108 〜1011Ωの値を有する有色帯電防止
性熱可塑性合成樹脂シートからなる表裏両面層間に、導
電性カーボンブラック、導電性金属粉、導電性炭素繊
維、導電性金属繊維等の導電性材料を添加した体積抵抗
が102 〜105 Ωの値を有する導電性熱可塑性合成樹
脂シートを均等な中間層として積層し、この積層体の体
積抵抗が105 〜108 Ωの値を有する導電性シート。 - 【請求項2】 上記の有色帯電防止性熱可塑性樹脂シー
トと導電性熱可塑性樹脂シートを構成する樹脂が塩化ビ
ニル系樹脂である請求項1記載の導電性シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081779U JP2588489Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 導電性シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081779U JP2588489Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 導電性シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642159U true JPH0642159U (ja) | 1994-06-03 |
| JP2588489Y2 JP2588489Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=13755970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992081779U Expired - Fee Related JP2588489Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 導電性シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588489Y2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011115975A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Achilles Corp | 帯電防止性シート |
| JP2020050998A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | アキレス株式会社 | 導電性合成皮革 |
| JP2023017542A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 導電性シート |
| JP2023017541A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 導電性シート |
| JP2024091799A (ja) * | 2020-03-25 | 2024-07-05 | フレクスコン カンパニー インク | 等方性非水性電極用センシング素材 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP1992081779U patent/JP2588489Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011115975A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Achilles Corp | 帯電防止性シート |
| JP2020050998A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | アキレス株式会社 | 導電性合成皮革 |
| JP2024091799A (ja) * | 2020-03-25 | 2024-07-05 | フレクスコン カンパニー インク | 等方性非水性電極用センシング素材 |
| JP2023017542A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 導電性シート |
| JP2023017541A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 導電性シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2588489Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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