JPH0642402A - 内燃機関用fcdピストン - Google Patents
内燃機関用fcdピストンInfo
- Publication number
- JPH0642402A JPH0642402A JP21826392A JP21826392A JPH0642402A JP H0642402 A JPH0642402 A JP H0642402A JP 21826392 A JP21826392 A JP 21826392A JP 21826392 A JP21826392 A JP 21826392A JP H0642402 A JPH0642402 A JP H0642402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- fcd
- internal combustion
- combustion engine
- cast iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 亀裂が生じ難い、即ちより高強度なる内燃機
関用FCDピストンを提供する。 【構成】 1%〜5%のシリコンSiと、0.1%〜3
%のモリブデンMoとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなる
構成とした。
関用FCDピストンを提供する。 【構成】 1%〜5%のシリコンSiと、0.1%〜3
%のモリブデンMoとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなる
構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用FCDピス
トンに係わり、特に高強度なる内燃機関用FCDピスト
ンに関する。
トンに係わり、特に高強度なる内燃機関用FCDピスト
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、内燃機関(殊にデーゼルエンジン
等)用ピストンとして、軽量のアルミニウム製ピストン
に代わって、重量かつ低熱伝導率ではあるが、高加工
性、高強度、かつ、小熱膨張率の球状黒鉛鋳鉄製ピスト
ン(FCDピストンの材質成分はC:3.0〜4.0,
Si:2.0〜3.5,Mn:0.2〜1.0,Cu:
0.1〜0.5である)が脚光を浴びている。
等)用ピストンとして、軽量のアルミニウム製ピストン
に代わって、重量かつ低熱伝導率ではあるが、高加工
性、高強度、かつ、小熱膨張率の球状黒鉛鋳鉄製ピスト
ン(FCDピストンの材質成分はC:3.0〜4.0,
Si:2.0〜3.5,Mn:0.2〜1.0,Cu:
0.1〜0.5である)が脚光を浴びている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで重負荷用デー
ゼルエンジンの高出力化における筒内圧力の高圧化試験
(例えば180kg/cm2 以上)やピストンのリエン
トラント形状化試験において、上記従来のFCDピスト
ンでは、アルミニウム製ピストンと比較し、熱伝導率が
悪く、また、酸化され易いことから、局部的(殊に酸化
部)に亀裂が生ずる不都合が生じている。
ゼルエンジンの高出力化における筒内圧力の高圧化試験
(例えば180kg/cm2 以上)やピストンのリエン
トラント形状化試験において、上記従来のFCDピスト
ンでは、アルミニウム製ピストンと比較し、熱伝導率が
悪く、また、酸化され易いことから、局部的(殊に酸化
部)に亀裂が生ずる不都合が生じている。
【0004】本発明は、上記不都合に着目し、亀裂が生
じ難い、より高強度なる内燃機関用FCDピストンを提
供することを目的とする。
じ難い、より高強度なる内燃機関用FCDピストンを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わる内燃機関用FCDピストンは、1%
〜5%のシリコンSiと、0.1%〜3%のモリブデン
Moとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなる構成とした。
め、本発明に係わる内燃機関用FCDピストンは、1%
〜5%のシリコンSiと、0.1%〜3%のモリブデン
Moとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなる構成とした。
【0006】
【作用】上記構成によれば、酸化促進が抑制され、局部
的亀裂の発生が阻止されることが見出された。
的亀裂の発生が阻止されることが見出された。
【0007】
【実施例】以下実施例を試験成績に代えて説明する。試
験は、従来のFCDピストンと、種々のシリコンSi
及びモリブデンMoとの含有割合である球状黒鉛鋳鉄F
CDでなるFCDピストンとについての耐久試験により
行った。
験は、従来のFCDピストンと、種々のシリコンSi
及びモリブデンMoとの含有割合である球状黒鉛鋳鉄F
CDでなるFCDピストンとについての耐久試験により
行った。
【0008】尚、後者FCDピストンについての以下の
説明は、Si(0.5%)とMo(0.05%)とを含
有するFCDピストン、Si(1%)とMo(0.1
%)とを含有するFCDピストン、Si(3%)とM
o(2%)とを含有するFCDピストン、Si(5
%)とMo(3%)とを含有するFCDピストン及び
Si(7%)とMo(5%)とを含有するFCDピスト
ンについて行う。
説明は、Si(0.5%)とMo(0.05%)とを含
有するFCDピストン、Si(1%)とMo(0.1
%)とを含有するFCDピストン、Si(3%)とM
o(2%)とを含有するFCDピストン、Si(5
%)とMo(3%)とを含有するFCDピストン及び
Si(7%)とMo(5%)とを含有するFCDピスト
ンについて行う。
【0009】先ず、代表的試験成績である図1について
説明する。同図は、各FCDピストン〜を900°
Cの高温で約100時間毎に表面の酸化増量を検出して
みたもので、従来のFCDピストンは、曲線S1に示
すとおり、時間と共に酸化が増量してゆくに対し、FC
Dピストン、、は、曲線S2に示すとおり、時間
の変化に係わらず、酸化量は一定である。尚、FCDピ
ストン、は、図示しないが、曲線S1、S2の間で
あって寧ろ曲線S1に近いところに位置する。
説明する。同図は、各FCDピストン〜を900°
Cの高温で約100時間毎に表面の酸化増量を検出して
みたもので、従来のFCDピストンは、曲線S1に示
すとおり、時間と共に酸化が増量してゆくに対し、FC
Dピストン、、は、曲線S2に示すとおり、時間
の変化に係わらず、酸化量は一定である。尚、FCDピ
ストン、は、図示しないが、曲線S1、S2の間で
あって寧ろ曲線S1に近いところに位置する。
【0010】次に、代表的試験成績である図2について
説明する。同図は、上記各FCDピストン〜を90
0°Cと室温との間で加熱急冷を50回繰り返し、その
断面組織により、酸化層の生成状況をみたものである。
尚、同図はその断面組織の模式図であるが、FCDピス
トン、、は、同図(a)のに示すとおり、他方従
来のFCDピストン(及びFCDピストン、)
は、同図(b)のに示すとおりである。同図において、
範囲Aは酸化層、範囲Bは脱炭層、範囲Cは変化なしの
中心部である。各酸化層の厚さを数字的に示せば、FC
Dピストン、、は約100μmであるに対し、従
来のFCDピストン、、は約400μmである。
説明する。同図は、上記各FCDピストン〜を90
0°Cと室温との間で加熱急冷を50回繰り返し、その
断面組織により、酸化層の生成状況をみたものである。
尚、同図はその断面組織の模式図であるが、FCDピス
トン、、は、同図(a)のに示すとおり、他方従
来のFCDピストン(及びFCDピストン、)
は、同図(b)のに示すとおりである。同図において、
範囲Aは酸化層、範囲Bは脱炭層、範囲Cは変化なしの
中心部である。各酸化層の厚さを数字的に示せば、FC
Dピストン、、は約100μmであるに対し、従
来のFCDピストン、、は約400μmである。
【0011】上記各FCDピストン〜を6気筒の実
際エンジンに搭載し、重負荷試験をしたところ、従来の
FCDピストン(及びFCDピストン、)には
(詳しくは、ピストン燃焼室のリム部には)、深さ約
0.2mm〜0.5mmの亀裂が発生したに対し、FC
Dピストン、、には亀裂の発生が認められなかっ
た。
際エンジンに搭載し、重負荷試験をしたところ、従来の
FCDピストン(及びFCDピストン、)には
(詳しくは、ピストン燃焼室のリム部には)、深さ約
0.2mm〜0.5mmの亀裂が発生したに対し、FC
Dピストン、、には亀裂の発生が認められなかっ
た。
【0012】上記試験成績によれば、少なくとも1%〜
5%のシリコンSiと、少なくとも0.1%〜3%のモ
リブデンMoとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなるFCD
ピストンであれば、酸化膜の進展を阻止でき、亀裂の発
生を阻止できる、即ち、高強度のピストンとなり得るこ
とが見出された。
5%のシリコンSiと、少なくとも0.1%〜3%のモ
リブデンMoとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄でなるFCD
ピストンであれば、酸化膜の進展を阻止でき、亀裂の発
生を阻止できる、即ち、高強度のピストンとなり得るこ
とが見出された。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
用FCDピストンは、1%〜5%のシリコンSiと、
0.1%〜3%のモリブデンMoとを含んでなる球状黒
鉛鋳鉄でなるため、亀裂が生じ難い、即ちより高強度な
る内燃機関用FCDピストンとなる。
用FCDピストンは、1%〜5%のシリコンSiと、
0.1%〜3%のモリブデンMoとを含んでなる球状黒
鉛鋳鉄でなるため、亀裂が生じ難い、即ちより高強度な
る内燃機関用FCDピストンとなる。
【図1】従来技術及び本発明のFCDピストンへの保持
加熱試験成績グラフである。
加熱試験成績グラフである。
【図2】従来技術及び本発明のFCDピストンへの繰り
返し加熱試験成績図であって、(a)は本発明のFCD
ピストンの断面組織の模式図、(b)は従来技術のFC
Dピストンの断面組織の模式図である。
返し加熱試験成績図であって、(a)は本発明のFCD
ピストンの断面組織の模式図、(b)は従来技術のFC
Dピストンの断面組織の模式図である。
S1 特性曲線 S2 特性曲線 A 酸化層 B 脱炭層 C 中心部
Claims (1)
- 【請求項1】 1%〜5%のシリコンSiと、0.1%
〜3%のモリブデンMoとを含んでなる球状黒鉛鋳鉄で
なる構成を特徴とする内燃機関用FCDピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21826392A JPH0642402A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 内燃機関用fcdピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21826392A JPH0642402A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 内燃機関用fcdピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642402A true JPH0642402A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16717134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21826392A Pending JPH0642402A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 内燃機関用fcdピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642402A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109209624A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-01-15 | 天津宝信铸造股份有限公司 | 一种厚大高硅钼球墨铸铁的铸件及其制备工艺 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP21826392A patent/JPH0642402A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109209624A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-01-15 | 天津宝信铸造股份有限公司 | 一种厚大高硅钼球墨铸铁的铸件及其制备工艺 |
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