JPH064253Y2 - 測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバー着脱機構 - Google Patents

測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバー着脱機構

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JPH064253Y2
JPH064253Y2 JP709890U JP709890U JPH064253Y2 JP H064253 Y2 JPH064253 Y2 JP H064253Y2 JP 709890 U JP709890 U JP 709890U JP 709890 U JP709890 U JP 709890U JP H064253 Y2 JPH064253 Y2 JP H064253Y2
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邦利 小川
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバーの
着脱機構に関する。
〔従来技術〕
測量機は視準用の望遠鏡を備えており、望遠鏡の焦点面
には焦点板が取り付けられ、さらにその外側に接眼レン
ズ部が取り付けられた構造となっている。
焦点板1は、第7図に示されるように、ガラス板である
焦点板本体4が取付け枠6によって支持されて一体化さ
れた構造で、望遠鏡の鏡筒に固定された外枠2の内側に
4本の調整ねじ8によって支持されている。なお焦点板
本体4には視準の基準点となる十字線5が形成されてい
る。
そして焦点板本体4の十字線の中心5aが視準光学系の
光軸に一致するように調整されており、光軸と十字線の
中心5aとがずれた場合には、調整ねじ8によって一致
するように調整できる。そして焦点板1は蓋体である焦
点板カバーによって外部に露呈しないようにされてお
り、焦点板の位置調整が必要な場合にこの焦点板カバー
を外して調整するようになっている。
そして従来の焦点板カバーの着脱機構としては第8図又
は第9図に示されるような構造をあげることができる。
第8図に示す構造では、望遠鏡の鏡筒後端部10の雄ね
じ部11と円筒形状の焦点板カバー12の雌ねじ部13
が螺合できる構造となっている。また第9図に示す構造
では、鏡筒後端部10に円盤形状の焦点板カバー14が
取付けねじ16によってねじ締結された構造となってい
る。なお第8図、第9図において符号17は鏡筒後端部
10の外枠に螺着されている接眼レンズ部、符号15は
焦点板カバー14に形成されている接眼レンズ部挿通用
の開口部である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第8図に示す構造では、焦点板カバー12を着脱
するためには、焦点板カバー12を回動させなければな
らず面倒である。また焦点板カバー12の締め具合がわ
からず、とかく強く締め付けすぎて、焦点板周辺が歪ん
で視準軸を狂わせる等の不具合の生ずるおそれがある。
また第9図に示す構造では、焦点板カバー14を着脱す
るためには、取付けねじ16をドライバー等の工具を使
って着脱しなければならず面倒で、また取付ねじ16を
紛失するおそれもある。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は焦点板カバーの着脱操作をワンタッチで行う
ことのできる測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバ
ー着脱機構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る測量機の視準
用望遠鏡における焦点板カバー着脱機構においては、視
準用望遠鏡の鏡筒後端部に取付けられた焦点板と、接眼
レンズ挿通用の開口部を有し、この開口部を焦点板に対
向させて鏡筒後端部に組付けられる焦点板カバーと、前
記鏡筒後端部に突設され、先端にフック部の形成された
係合ピンと、前記焦点板カバーの背面にスライド可能に
組み付けられたスライドプレートと、前記スライドプレ
ートに形成され、前記係合ピンの挿入を許容するととも
に、スライドプレートのスライドにより係合ピンの先端
フック部と係合して係合ピンを抜け止めする係合孔と、
前記係合孔が係合ピンの先端フック部と係合して抜け止
めされる方向に前記スライドプレートを付勢するばね部
材と、前記焦点板カバーの前面に設けられた操作つまみ
を前記ばね付勢力に抗して回動操作することにより回動
して、前記スライドプレートをスライドさせるクランク
アームと、前記ばね部材のばね付勢力に抗してクランク
アームが回動してばね付勢力がクランクアームの回動方
向と順方向となったときに、クランクアームの回動を阻
止するストッパーと、を備えるようにしたものである。
また請求項(2)に係る焦点板カバー着脱機構において
は、前記クランクアームとスライドプレートは、クラン
クアームの先端スライドピンがスライドプレートに形成
されたガイド溝に係合する構造で、ガイド溝の周縁部が
クランクアームの回動を阻止するストッパを構成するよ
うにしたものである。
〔作用〕
請求項(1)では、スライドプレートの係合孔に係合ピ
ンを挿入し、操作つまみをばね付勢力に抗して回動する
と、クランクアームの回動によりスライドプレートがス
ライドする。そしてクランクアームに作用するばね付勢
力がクランクアームの回動を妨げる方向から順方向に移
行した位置において、ストッパーがクランクアームの回
動を阻止するとともに、スライドプレートの係合孔が係
合ピンのフック部と係合して係合ピンを抜け止めする。
そしてスライドプレートを介してクランクアーム回動方
向と順方向に作用するばね付勢力とストッパー部とがク
ランクアームを弾支して、クランクアームの逆回転、即
ちスライドプレートの復帰を阻止し、係合ピンを抜け止
め位置に保持する。
請求項(2)では、クランクアームの回動によりクラン
クアームのスライドピンがスライドプレートの係合溝内
をスライドし、係合溝周縁部がクランクアームの回動を
阻止するストッパーとして作用する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本考案に係る測量機の視準用望遠鏡に
おける焦点板カバー着脱機構の一実施例を示すもので、
第1図は焦点板カバー着脱機構を備えた視準用望遠鏡後
端部周辺の斜視図、第2図は同部の水平断面図、第3図
は焦点板カバーの正面図、第4図は焦点板カバー着脱機
構の分解斜視図、第5図は焦点板カバーの縦断面図で、
第3図に示す線V−Vに沿う断面図、第6図は(a)〜
(c)は同機構の動きを説明する説明図である。
これらの図において、符号18は測量機本体の望遠鏡部
ケーシングで、符号19は視準用望遠鏡の一部を構成す
る鏡筒である。望遠鏡部ケーシング18の後端部、即ち
鏡筒19の円筒形状の肉厚な後端壁22に焦点板20が
取り付けられている。焦点板20は、ガラス板である焦
点板本体28が取付け枠27に一体化された構造で、鏡
筒後端壁22に突出形成されているリング状の外枠24
の内側に4本の取付けねじ25によって支持されてい
る。また外枠24前面側(第2図上側)内周面には接眼
レンズ部60螺合用の雌ねじ部24aが形成されてい
る。
鏡筒後端壁22は、鏡筒19に一体に形成されており、
鏡筒後端壁22の外周には合焦つまみ23が回動可能に
組付けられている。そしてこの合焦つまみ23の回動力
は駆動力伝達機構(この駆動力伝達機構の一部である内
歯歯車を第2図符号23aで示す)を介して合焦レンズ
(図示せず)に連係されており、合焦つまみ23の回動
操作により合焦レンズが視準軸L方向前後にスライドで
きるようになっている。また鏡筒後端壁22の外枠24
近傍位置には係合ピン30(第5図参照)が突設されて
いる。係合ピン30は、軸部31の先端に拡径された先
端部32が形成された形状とされている。
一方、鏡筒後端壁22には、接眼レンズ部60を螺合で
きる程度の大きさの開口部41が形成された焦点板カバ
ー40が配置される。開口部41には外枠24に螺着さ
れた接眼レンズ部60が挿通配置されるようになってい
る。そして焦点板カバー40の前面側(第2図下側)に
は、係合ピン30突出位置に対向する位置に凹部42が
形成され、この凹部42内には上下方向スライド可能に
スライドプレート44が組付けられている(第5図参
照)。符号45はスライドプレート押さえ板で、ねじ4
6により焦点板カバー40に固定されている。
このスライドプレート44には、第3図、第4図に示さ
れるように、係合ピン30の軸部31に対応する小幅溝
47aと、係合ピン30の拡径先端部32に対応する大
径孔47bとが連続する鍵孔形状の係合溝47が形成さ
れており、係合ピン30が大径孔47bに挿入状態とさ
れた後、小幅溝47aがピン軸部31位置にスライドす
るこにより、拡径先端部32が小幅溝47a周縁部によ
って抜け止めされるようになっている。また凹部42内
には板ばね50が配置されており、係合溝47の大径孔
47bがピン拡径先端部32と係合する位置となる方向
(第4図矢印方向)に、スライドプレート44にばね付
勢力を与えている。またスライドプレート44には、ス
ライドプレート巾方向(第3図左右方向)に延びる長孔
48が形成されている。この長孔48には操作つまみ5
2に螺着されたクランクアーム54の偏芯するスライド
ピン56が係合している。即ち、焦点板カバー40の背
面側に設けられた操作つまみ52の支承軸にはクランク
アーム54が一体化され、クランクアーム54は凹部4
2内において回動可能に支承されている。このため板ば
ね50のばね付勢力に抗して操作つまみ52を第6図反
時計方向(操作する者から見ると時計方向)に回動操作
すると、スライドピン56が長孔48に沿ってスライド
しつつ、スライドプレート44を第3図下方向にスライ
ドさせる。この長孔48の長さはスライドプレート44
のスライドを妨げない長さとされているが、クランクア
ーム54の先端スライドピン56に位置が、第6図
(a)符号Xで示される位置から回動を始めて、ばね
力の作用方向と平行でクランクアーム54の回動中心O
を通る位置(第6図(b)符号Xで示す)をわずかに
超えた位置(第6図(c)符号Xで示す位置)となる
と、長孔48の長手方向周縁部49がちょうどスライド
ピン56に当接して、スライドピン56のスライドが阻
止されるようになっている。すなわちクランクアーム5
4に作用する板ばね50のばね力Pは、スライドピン5
6が第6図(a)符号56Aに示す位置から第6図
(b)符号56Bに示す位置までは、操作つまみ52を
回動しようとする力の反力として作用するが、スライド
ピン56が第6図(c)符号56Cに示されるように、
符号56Bに示す位置を越えると、操作つまみ52を回
動する方向と同方向に作用する。このためスライドピン
56がストッパー部である長孔周縁部49に当接してク
ランクアーム54の回動が阻止される符号56Cに示す
位置では、板ばね50の変形量が最も大きく、即ち最大
のばね力がスライドプレート44に作用して、スライド
ピン56をストッパ部である長孔周縁部49に押圧する
状態となる。このためスライドピン56は板ばね50の
ばね力によって弾支されて、この符号56C位置に保持
される。またスライドピン56の長孔48に沿ったスラ
イドによってスライドプレート44がスライドし、スラ
イドピン56が停止位置(第6図(c)符号56Cに示
す位置)となると、スライドプレート44の係合溝47
の小幅溝47aが係合ピン30の軸部31に係合し、係
合ピン30が抜け止め状態となる。
また第6図(c)符号56Cに示すスライドピンの拘束
状態を解除するには、操作つまみ52を板ばね50のば
ね力に抗して第6図時計方向(操作する者から見て反時
計方向)にわずかに回動すれば(スライドピン56を符
号Xで示される位置を越えた位置まで戻せば)、板ば
ね50のばね力によってスライドプレート44が上方に
スライドして、係合溝47の大径孔47bが係合ピン3
0位置にスライドし、係合ピン30と係合溝47とが挿
脱可能位置となって、焦点板カバー40を係合ピン30
から抜き出すことができる。ない焦点板カバー40の着
脱の際には、操作つまみ52をつまんで行うと便利であ
る。
次に焦点板カバーの着脱手順について説明する。
先ず装着する際には、焦点板カバー40の開口部41を
望遠鏡後端壁22から突出している外枠24に、また係
合溝47を係合ピン30にそれぞれ位置合わせして、焦
点板カバー40を鏡筒後端壁22の前面に押しつけ、ス
ライドピン30を係合孔47内に挿入状態とする。この
状態は第5図及び第6図(a)に示されている。そして
操作つまみ52を操作する者から見て時計方向(第6図
反時計方向)に回動すると、第6図(a),(b)に示
されるようにクランクアーム54が回動し、スライドピ
ン56が長孔48内をスライドしてスライドプレート4
4が下方にスライドする。そしてスライドピン56はス
トッパーである長孔周縁部49に当接して、スライドプ
レート44のスライドが止む。このときスライドプレー
ト44の小巾溝47aが係合ピン30の拡径先端部32
に係合して、スライドプレート44、即ち焦点板カバー
40が抜け止めされる。この状態は第6図(c)に示さ
れている。また板ばね50のばね力がスライドピン56
をストッパである長孔周縁部49に弾支するので、焦点
板カバー40は鏡筒後端壁22に圧接状態に保持され
る。
一方、焦点板カバー40を取り外すには、操作つまみ5
2を板ばね50のばね力に抗して操作する者から見て反
時計方向(第6図時計方向)に回動し、スライドピン5
6の弾止状態を解除すれば、板ばね50のばね力によっ
てスライドプレート44が上方向にスライドし、大径孔
47bが係合ピン30の拡径先端部32と整合する位置
となり、焦点板カバー40を抜き出すことができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案に係る焦点板カバ
ー着脱機構においては、操作つまみの回動によりクラン
クアームがばね付勢力に抗して回動し、スライドプレー
トがスライドして、スライドプレートに形成されている
係合孔が鏡筒後端壁側の係合ピンのフック部と係合して
係合ピンが抜け止めされ、このときクランクアームに作
用するばね付勢力がストッパーと協働してクランクアー
ムが回転できない拘束状態に保持する。また操作つまみ
をばね付勢力に抗して逆方向に回動してクランクアーム
の拘束状態を解除すれば、スライドプレートがスライド
して、係合孔が係合ピンと挿脱可能状態となる。このよ
うに操作つまみの操作によりワンタッチで焦点板カバー
の着脱を行うことができるので、焦点板カバーの着脱作
業が非常に簡単化される。
また本発明のような構造とすることにより、鏡筒後端壁
に無理な締結力が作用せず、視準軸を狂わせる等の不具
合がない。
請求項(2)では、クランクアームのスライドプレート
との係合構造が、クランクアームの先端スライドピンと
スライドプレート側の長孔との係合構造であり、長孔の
周縁部がスライドピンのスライドを規制するストッパと
して機能するので、別途ストッパ部材が不要で、構成の
簡潔な焦点板カバー着脱機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る焦点板カバー着脱機構を備えた視
準用望遠鏡後端部周辺の斜視図、第2図は同部の水平断
面図、第3図は焦点板カバーの正面図、第4図は焦点板
カバー着脱機構の分解斜視図、第5図は焦点鏡カバー縦
断面図(第3図に示す線III−IIIに沿う断面図)、第6
図(a)〜(c)は同機構の動きを説明する説明図、第
7図は焦点板の正面図、第8図及び第9図は従来の焦点
板カバーの分解斜視図である。 19……視準用望遠鏡の一部を構成する鏡筒、 22……鏡筒後端壁、 26……焦点板本体、 28……焦点板、 30……係合ピン、 32……フック部である係合ピンの拡径先端部、 40……焦点板カバー、 44……スライドプレート、 47……係合孔である係合溝、 48……長孔、 49……ストッパー部である長孔周縁部、 50……ばね部材である板ばね、 52……操作つまみ、 54……クランクアーム、 56……クランクアームの先端スライドピン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】視準用望遠鏡の鏡筒後端部に取付けられた
    焦点板と、接眼レンズ挿通用の開口部を有し、この開口
    部を焦点板に対向させて鏡筒後端部に組付けられる焦点
    板カバーと、前記鏡筒後端部に突設され、先端にフック
    部の形成された係合ピンと、前記焦点板カバーの背面に
    スライド可能に組み付けられたスライドプレートと、前
    記スライドプレートに形成され、前記係合ピンの挿入を
    許容するとともに、スライドプレートのスライドにより
    係合ピンの先端フック部と係合して係合ピンを抜け止め
    する係合孔と、前記係合孔が係合ピンの先端フック部と
    係合して抜け止めされる方向に前記スライドプレートを
    付勢するばね部材と、前記焦点板カバーの前面に設けら
    れた操作つまみを前記ばね付勢力に抗して回動操作する
    ことにより回動して、前記スライドプレートをスライド
    させるクランクアームと、前記ばね部材のばね付勢力に
    抗してクランクアームが回動してばね付勢力がクランク
    アームの回動方向と順方向となったときに、クランクア
    ームの回動を阻止するストッパーと、を備えたことを特
    徴とする測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバー着
    脱機構。
  2. 【請求項2】前記クランクアームとスライドプレート
    は、クランクアームの先端スライドピンがスライドプレ
    ートに形成されたガイド溝に係合する構造で、ガイド溝
    の周縁部がクランクアームの回動を阻止するストッパと
    されたことを特徴とする請求項(1)記載の測量機の視
    準用望遠鏡における焦点板カバー着脱機構。
JP709890U 1990-01-30 1990-01-30 測量機の視準用望遠鏡における焦点板カバー着脱機構 Expired - Lifetime JPH064253Y2 (ja)

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CN115540688B (zh) * 2022-11-29 2023-10-20 南通腾峰光学仪器有限公司 瞄准镜内用光学组件

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