JPH0643032Y2 - 防除用の薬液貯溜タンク - Google Patents

防除用の薬液貯溜タンク

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JPH0643032Y2
JPH0643032Y2 JP6800089U JP6800089U JPH0643032Y2 JP H0643032 Y2 JPH0643032 Y2 JP H0643032Y2 JP 6800089 U JP6800089 U JP 6800089U JP 6800089 U JP6800089 U JP 6800089U JP H0643032 Y2 JPH0643032 Y2 JP H0643032Y2
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辰巳 赤根
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は果樹や農作物などの防除用として使う薬液貯溜
タンクの改良に関する。
<従来の技術> 一般に、果樹園や農園での防除作業に当っては、その調
合された薬液の貯溜タンクを、地面や車両の荷台上に据
え付ける一方、その近くに動力噴霧機も設置して、その
動力噴霧機のポンプ作用によりタンク内から汲み出した
薬液を、作業者の把持した吐出ノズルから、果樹などに
向かって噴霧させており、そのタンクとしては容量−約
200〜2000lの合成樹脂製品が使われている通例である。
<考案が解決しようとする課題> ところが、従来の薬液貯溜タンクではその底壁面に集液
機能が与えられておらず、その内部には動力噴霧機の吸
込みホースが、言わばアツト・ランダムに投入されるよ
うになっているため、上記防除作業中において別な介助
人がタンクを傾斜姿勢に保ちつつ、その最低部へ吸込み
ホースを臨ませなければ、薬液を自づと完全に汲み出す
ことができず、その作業上甚だ面倒である。殊更、車両
の荷台へタンクを縛り付け固定した使用状態では、その
傾斜姿勢に操作することすらも不可能である。
又、タンク内に残溜の薬液やその沈澱物を、そのドレン
口から確実に排除・清掃するに際しても、これを老齢者
の1人で能率良く作業することが困難である。特に、そ
のドレン口は僅かと雖も、タンクの底壁面より上位に開
口しており、しかも単に盲栓で施蓋されているに過ぎな
いため、例えばこれに長尺なホースを連通接続させて、
車両の荷台上から河川などへ上記残溜液を流すべく、そ
のタンクを軽快に水洗いするようなことは不可能であ
る。
<課題を解決するための手段> 本考案はこのような課題の解決を企図しており、そのた
めの構成上合成樹脂製タンク本体の頂壁部に薬液投入口
を設ける一方、同じく底壁面から一定高さの脚座を下向
きに張り出し形成した薬液貯溜タンクにおいて、 上記脚座よりも少なく下向きに張り出す集液用の条溝
を、上記底壁面の中央部へ列設することにより、その条
溝の一端部をドレン口として、タンク本体をなす起立周
壁面の一部に開口させると共に、 そのドレン口の周囲を開閉弁防護用の凹欠として、上記
起立周壁面からの陥没状態に形成し、且つその凹欠の内
部に納まる大きさの開閉弁を、上記ドレン口に取付けた
ことを特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構成を詳述
すると、その薬液貯溜タンクを表わした第1〜5図にお
いて、(T)はポリエチレンやその他の硬質な合成樹脂
から一体成形されたタンク本体であり、これには適当な
着色カラーを与えたり、或いはその内部の薬液を透視で
きるように定めることが好ましい。
(11)はタンク本体(T)の頂壁部であって、その中央
部には比較的に大きな口径の薬液投入口(12)が開口さ
れており、果樹などの防除作業中には、ここから動力噴
霧機(M)の吸込みホース(13)が挿入されることにな
る。(14)はその投入口(12)の開閉キャップ、(15)
は同じく頂壁面(11)の一端部に開口されたホース受け
入れ口であり、ここには動力噴霧機(M)の余液還流ホ
ース(16)が挿入されることとなる。(17)はそのホー
ス受け入れ口(15)の開閉キャップである。
又、(18)はタンク本体(T)における起立周壁面の総
称であるが、図例の場合にはその前壁面(18a)と後壁
面(18b)が円弧形態に弯曲されている一方、残る左側
壁面(18c)と右側壁面(18d)はフラツトな形態に扁平
化されている。しかも、その両側壁面(18c)(18d)は
上記頂壁部(11)から一定高さ(H1)だけ上向きに一体
に張り出されることにより、左右一対のロープ類規制用
耳片(19)として機能するようになっている。
(20)はその両側壁面(18c)(18d)の中途高さ位置
に、前後一対づつとして形成された手掛け溝であり、こ
こに操作手を掛けて運ぶことができる。(21)は前後一
対のロープ類係止溝であり、前後一対の壁面(18a)(1
8b)と頂壁面(11)に沿って列設されている。ここに、
第6図のようなロープ類(R)を捲き掛けることによ
り、タンク自身を車両の荷台などへ安定良く据え付け固
定できるようになっているのである。
(22)はタンク本体(T)の底壁面であり、その周辺部
からは複数の脚座(23)が一定高さ(H2)として、下向
き一体に張り出し形成されている。(24)はその脚座
(23)よりも少なく下向き一体に張り出す集液用の条溝
であって、底壁面(22)の中央部に列設されている。
そのため、その条溝(24)は平面から見た時、上記薬液
投入口(12)の言わば直下位置に延在することとなって
おり、従って動力噴霧機(M)の吸込みホース(13)
を、自づと円滑に条溝(24)の凹部内へ導入案内させる
ことができ、又その条溝(24)の張り出し形成により、
これを補強リブとして兼用機能させつつ、底壁面(22)
の支持剛性も合理的に昂めることができる。
その場合、第4図から明白なように底壁面(22)の全体
を、集液用条溝(24)が位置する中央部の最低高さとな
る漏斗型に設定するならば、上記集液の効果を更に一層
向上させることができることとなる。
(25)は上記条溝(24)の一端部をなすドレン口であっ
て、左側壁面(18c)又は右側壁面(18d)の下端中央部
に開口してあり、ここには開閉弁(26)が取付けられて
いる。その開閉弁(26)が、タンク本体(T)のドレン
口(25)と連通する口金(27)を備えていること勿論で
ある。第5図から示唆されるように、その開閉弁(26)
は底壁面(22)の就中集液用条溝(24)と、左側壁面
(18c)又は右側壁面(18d)との角隅部に位置すること
になるため、タンク自身の運搬中や使用中に、他物と衝
当して不慮に破損するおそれがある。
その予防のため、本考案では更に上記ドレン口(25)の
周囲が開閉弁防護用の凹欠(28)として、左側壁面(18
c)又は右側壁面(18d)からの陥没状態に形成されてい
ると共に、その一定深さ(D)の凹欠(28)内に納まる
大きさの開閉弁(26)が、タンク本体(T)のドレン口
(25)に接続固定されているのである。
つまり、万一タンク自身が傾斜された場合、開閉弁(2
6)よりも左側壁面(18c)又は右側壁面(18d)の方
が、地面などに一早く衝当して、その開閉弁(26)を安
全に防護できるように関係設定されているわけである。
又、その開閉弁(26)の殊更口金(27)に対しては、第
6図の鎖線で示すような延長ホース(29)を接続使用す
ることもできるようになっている。
次に、第7図は本考案の変形例を示しており、同図から
明白なように、上記集液用条溝(24)の溝底面を、ドレ
ン口(25)に向かって徐々に低くなる一定角度(θ)の
傾斜勾配面として設定することができ、そうすれば集液
効果をますます向上させ得ることになる。
又、同図のようにタンク本体(T)の内部を、垂立する
複数の仕切り板(30)によって細分するならば、そのタ
ンク自身を増強できることは勿論、車両での運搬中にお
ける薬液の波立ちなども防止できると共に、頂壁面(1
1)の薬液投入口(12)から底壁面(22)の集液用条溝
(24)に向かう吸込みホース(13)の導入案内も、一層
安定良く確実に行なえることとなり、著しく有益である
と言える。尚、図では全体的な半円筒型のタンクを示し
ているが、その形状や容量は自由に選定することができ
る。
<作用> 上記薬液貯溜タンクを用いて、その薬液を果樹や農作物
などへ噴霧させるべく防除作業するに当っては、第8図
の模式図から明白なように、タンク本体(T)の頂壁面
(11)に開口する薬液投入口(12)から、その底壁面
(22)の集液用条溝(24)に向かって、動力噴霧機
(M)の吸込みホース(23)を挿入する一方、同じく動
力噴霧機(M)の余液還流ホース(16)を、そのタンク
本体(T)の対応する受け入れ口(15)へ挿入すると共
に、動力噴霧機(M)の吐出ホース(31)を作業者が把
持するのである。
そして、動力噴霧機(M)を稼動させれば、そのポンプ
作用によってタンク本体(T)内の薬液が自づと強制的
に汲み出され、その吐出ホース(31)の先端ノズル(3
2)から果樹などに向かって噴霧されることとなる。そ
の場合、タンク本体(T)における底壁面(22)の中央
部には、集液用の条溝(24)が下向き一体に張り出し形
成されているため、その薬液の貯溜レベルが次第に低下
するも、その最後まで確実に汲み出されることとなり、
残液を生ずるおそれがない。
又、上記防除作業の完了後などにおいて、タンク本体
(T)内の清掃を行なう場合には、その薬液投入口(1
2)から水やその他の洗浄液を投入すると共に、ドレン
口(25)の開閉弁(26)を開放操作して、その洗浄液を
抜き出せば良い。その際には、第6図の鎖線で示唆する
如く、その開閉弁(26)の口金(27)へ別な適当長さの
延長ホース(29)を接続させることにより、例えば車両
の荷台上からでも河川などの目的個所に向かって、洗浄
液を抜き出し排除することができ、何れにしてもタンク
本体(T)を傾斜姿勢に保つべき、介助人を一切必要と
しない。その老齢者でも1人で果樹などの防除作業や、
タンクの清掃作業を簡便に能率良く行なえるものであ
る。
尚、第8図におけるその他の符号(33)は動力噴霧機
(M)のプーリー、(34)はそのプーリー(33)の回転
運動をプランジヤー(35)の往復運動に変換するクラン
ク機構、(36)はポンプ室、(37)(38)はそのポンプ
室(36)の吸入弁と吐出弁、(39)は空気室、(40)は
調圧弁を各々示している。
<考案の効果> 以上を要するに、本考案では合成樹脂製タンク本体
(T)の頂壁面(11)に薬液投入口(12)を設ける一
方、同じ底壁面(22)から一定高さ(H2)の脚座(23)
を下向きに張り出し形成した薬液貯溜タンクにおいて、 上記脚座(23)よりも少なく下向きに張り出す集液用の
条溝(24)を、上記底壁面(22)の中央部へ列設するこ
とにより、その条溝(24)の一端部をドレン口(25)と
して、タンク本体(T)をなす起立周壁面(18)の一部
に開口させると共に、 そのドレン口(25)の周囲を開閉弁防護用の凹欠(28)
として、上記起立周壁面(18)からの陥没状態に形成
し、且つその凹欠(28)の内部に納まる大きさの開閉弁
(26)を、上記ドレン口(25)に取付けてある構成のた
め、冒頭に述べた従来技術の課題が悉く改良され、老人
などの作業者が一人でも軽快に能率良く防除作業や、そ
のタンク本体(T)内の清掃作業を行なえる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した薬液貯溜タンクの正面図、第
2、3図はその側面図と平面図、第4図は第1図の4−
4線断面図、第5図は第2図の5−5線断面図、第6図
はそのタンクに対するホース類の挿入使用状態を示す断
面図、第7図は第5図に対応する本考案の変形例を示す
断面図、第8図は動力噴霧機を模式化して示す防除作業
状態の説明図である。 (11)……頂壁面 (12)……薬液投入口 (18)……起立周壁面 (22)……底壁面 (23)……脚座 (24)……条溝 (25)……ドレン口 (26)……開閉弁 (28)……凹欠 (T)……タンク本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製タンク本体(T)の頂壁面(1
    1)に薬液投入口(12)を設ける一方、同じく底壁面(2
    2)から一定高さ(H2)の脚座(23)を下向きに張り出
    し形成した薬液貯溜タンクにおいて、 上記脚座(23)よりも少なく下向きに張り出す集液用の
    条溝(24)を、上記底壁面(22)の中央部へ列設するこ
    とにより、その条溝(24)の一端部をドレン口(25)と
    して、タンク本体(T)をなす起立周壁面(18)の一部
    に開口させると共に、 そのドレン口(25)の周囲を開閉弁防護用の凹欠(28)
    として、上記起立周壁面(18)からの陥没状態に形成
    し、且つその凹欠(28)の内部に納まる大きさの開閉弁
    (26)を、上記ドレン口(25)に取付けたことを特徴と
    する防除用の薬液貯溜タンク。
JP6800089U 1989-06-09 1989-06-09 防除用の薬液貯溜タンク Expired - Lifetime JPH0643032Y2 (ja)

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