JPH0643290B2 - 歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0643290B2 JPH0643290B2 JP18458685A JP18458685A JPH0643290B2 JP H0643290 B2 JPH0643290 B2 JP H0643290B2 JP 18458685 A JP18458685 A JP 18458685A JP 18458685 A JP18458685 A JP 18458685A JP H0643290 B2 JPH0643290 B2 JP H0643290B2
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- tray
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- plaster
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物は、トレー材
料、ベースプレート材料として有用である。本発明の樹
脂組成物は、常温で可塑性を示し、容易にプレート状、
トレイ状とすることができ、これを重合させて得られる
樹脂は30〜100℃で軟化するので、熱水や熱風で加
熱してプレートやトレイを軟化させることにより修復又
は撤去が容易となる。
料、ベースプレート材料として有用である。本発明の樹
脂組成物は、常温で可塑性を示し、容易にプレート状、
トレイ状とすることができ、これを重合させて得られる
樹脂は30〜100℃で軟化するので、熱水や熱風で加
熱してプレートやトレイを軟化させることにより修復又
は撤去が容易となる。
歯科において患者の正確な口腔内印象を採取するには患
者の口腔内に合せたトレーが必要である。
者の口腔内に合せたトレーが必要である。
このトレイに適した材料として通常トレーレジンと呼ば
れる主に粉末状アクリル系樹脂に過酸化ベンゾイル等の
重合触媒を含ませた粉成分と主にメチルメタクリレート
モノマーにNN′ジメチルパラトルイジン等の促進剤を
含ませた液成分より成るいわゆる即時重合樹脂があり、
術者は粉及び粉成分をほぼ2対1(重量比)の割合で混
合し可塑性のある餅状物を作り、これをシート状に伸ば
すか、或は直接あらかじめ作成した作業模型上に圧接或
は圧延し、一定時間経過後、重合反応による重合を待
ち、トレーを完成させる。
れる主に粉末状アクリル系樹脂に過酸化ベンゾイル等の
重合触媒を含ませた粉成分と主にメチルメタクリレート
モノマーにNN′ジメチルパラトルイジン等の促進剤を
含ませた液成分より成るいわゆる即時重合樹脂があり、
術者は粉及び粉成分をほぼ2対1(重量比)の割合で混
合し可塑性のある餅状物を作り、これをシート状に伸ば
すか、或は直接あらかじめ作成した作業模型上に圧接或
は圧延し、一定時間経過後、重合反応による重合を待
ち、トレーを完成させる。
このトレー内に、アルジネート、シリコーン、ポリサル
フアイド等の硬化可能な高忠実度を有する印象材を盛
り、これを患者の口腔内に挿入し、印象材を硬化させ
る。採取した歯型印象内に石膏を流し込み、石膏を硬化
させて石膏歯型とした後、印象材と共にトレイを石膏歯
型より引き外し、石膏模型を製造している。
フアイド等の硬化可能な高忠実度を有する印象材を盛
り、これを患者の口腔内に挿入し、印象材を硬化させ
る。採取した歯型印象内に石膏を流し込み、石膏を硬化
させて石膏歯型とした後、印象材と共にトレイを石膏歯
型より引き外し、石膏模型を製造している。
特公昭51−35071号、特開昭53−85990
号、同53−103691号、同53−110294号
公報にはかかる歯科用トレーレジンが開示されている。
号、同53−103691号、同53−110294号
公報にはかかる歯科用トレーレジンが開示されている。
これら公報にはトレーの製造法が記載されているが、こ
のトレーは寸法精度を高める為に自己支持性に富み、強
度に優れたものである。
のトレーは寸法精度を高める為に自己支持性に富み、強
度に優れたものである。
従って、石膏歯型を印象材とともにトレーから引き剥す
際、多大な応力が石膏歯型に働き、歯型を破損すること
があり、この場合には患者より再度、印象採得を行い、
石膏歯型を製造する必要があった。
際、多大な応力が石膏歯型に働き、歯型を破損すること
があり、この場合には患者より再度、印象採得を行い、
石膏歯型を製造する必要があった。
また、義歯の作製する場合もその過程に於て蟻義歯を作
り患者に試適してその適合性を修正、確認するのである
が蟻義歯は通常歯科用パラフィンワックスで作られるの
で強度的な弱点を補うため、シェラックを主成分とした
ベースプレート等で補強する手段がとられているが、こ
れも正確に患者の口腔内に合ったものが必要である。
り患者に試適してその適合性を修正、確認するのである
が蟻義歯は通常歯科用パラフィンワックスで作られるの
で強度的な弱点を補うため、シェラックを主成分とした
ベースプレート等で補強する手段がとられているが、こ
れも正確に患者の口腔内に合ったものが必要である。
シェラックはベースプレート撤去時、加温軟化して撤去
することが可能であるが、ベースプレート作製時、軟化
しすぎてしまい、プレートの成型に手こずったり、しわ
や変形がプレートに残ったりすることが多く、作業性に
難がある。
することが可能であるが、ベースプレート作製時、軟化
しすぎてしまい、プレートの成型に手こずったり、しわ
や変形がプレートに残ったりすることが多く、作業性に
難がある。
本発明においては、液と粉末を混ぜ、重合前にプレー
ト、トレイ等を常温で型造ることができ、重合により硬
化させた硬化物が、40℃で5.0×104ニュートン/cm2
以上の曲げ弾性率を、70℃で2.0×104ニュートン/cm2
以下の曲げ弾性率である硬化物を与える歯科用重合型熱
可塑性樹脂組成物を用いるので、これを硬化したプレー
ト、トレイの修復又は撤去を容易とするものである。
ト、トレイ等を常温で型造ることができ、重合により硬
化させた硬化物が、40℃で5.0×104ニュートン/cm2
以上の曲げ弾性率を、70℃で2.0×104ニュートン/cm2
以下の曲げ弾性率である硬化物を与える歯科用重合型熱
可塑性樹脂組成物を用いるので、これを硬化したプレー
ト、トレイの修復又は撤去を容易とするものである。
例えば、トレーレジンとしてビカート(vicat)軟化点
が30〜100℃の重合樹脂を与える樹脂組成物を用い
て、樹脂トレーを作製し、印象を採取した後、トレーを
石膏歯型ごとお湯の中に浸漬させたり、トレーにお湯や
スチームをかけてトレーを軟化させ、印象材とともに軟
化したトレーを石膏歯型より取り剥すことにより石膏歯
型の破損を防止できるものである。
が30〜100℃の重合樹脂を与える樹脂組成物を用い
て、樹脂トレーを作製し、印象を採取した後、トレーを
石膏歯型ごとお湯の中に浸漬させたり、トレーにお湯や
スチームをかけてトレーを軟化させ、印象材とともに軟
化したトレーを石膏歯型より取り剥すことにより石膏歯
型の破損を防止できるものである。
本発明の樹脂組成物より得られるトレーは再使用を考慮
しないので、トレーが歯型より引き外される際変形して
も問題ない。
しないので、トレーが歯型より引き外される際変形して
も問題ない。
即ち、本発明は、 (A)成分: メチルメタクリレートを主成分とするモノマー液 (B)成分: 上記モノマー液に溶解もしくは膨潤する(メタ)アクリ
ル系樹脂 (C)成分: 二塩基酸と炭素数1〜18の低級アルコールとからなる
ジエステル化合物 (D)成分: 重合開始剤 上記(A)〜(D)成分が特定の割合で配合されてなる
歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物を提供するものであっ
て、この樹脂組成物を重合することにより得られる重合
樹脂は、ビカート軟化点が30〜100℃であるととも
に、この重合樹脂のJIS K-7203により40℃で測定した
曲げ弾性率が5×104ニュートン/cm2以上であり、70
℃で測定した曲げ弾性率が2×104ニュートン/cm2以下
である重合樹脂を与えるものである。
ル系樹脂 (C)成分: 二塩基酸と炭素数1〜18の低級アルコールとからなる
ジエステル化合物 (D)成分: 重合開始剤 上記(A)〜(D)成分が特定の割合で配合されてなる
歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物を提供するものであっ
て、この樹脂組成物を重合することにより得られる重合
樹脂は、ビカート軟化点が30〜100℃であるととも
に、この重合樹脂のJIS K-7203により40℃で測定した
曲げ弾性率が5×104ニュートン/cm2以上であり、70
℃で測定した曲げ弾性率が2×104ニュートン/cm2以下
である重合樹脂を与えるものである。
(樹脂組成物) 本発明の歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物は、重合する
ことにより20℃〜35℃において高い剛性(自己支持
性)を有する樹脂を与え、かつ、50〜100℃、好ま
しくは60〜90℃で容易に、かつ、速やかに軟化しう
る重合樹脂を与えるものである。
ことにより20℃〜35℃において高い剛性(自己支持
性)を有する樹脂を与え、かつ、50〜100℃、好ま
しくは60〜90℃で容易に、かつ、速やかに軟化しう
る重合樹脂を与えるものである。
この樹脂組成物のこれら成分は常温硬化によりJIS K-72
06で測定したビカート軟化点が30〜100℃の重合樹
脂を与えるように選択される。
06で測定したビカート軟化点が30〜100℃の重合樹
脂を与えるように選択される。
即ち、(A)成分100重量部に対し、(B)成分が15〜4
20重量部、(C)成分が0.5〜60重量部、(D)成分が0.2
〜5重量部の割合で配合され、かつ、(A)成分と(C)成分
の和100重量部に対し、(B)成分が10〜400重量
部の割合で配合される。
20重量部、(C)成分が0.5〜60重量部、(D)成分が0.2
〜5重量部の割合で配合され、かつ、(A)成分と(C)成分
の和100重量部に対し、(B)成分が10〜400重量
部の割合で配合される。
(A)成分としては、メチルメタクリレート単独でもよ
く、また、その一部(50重量%以下)をエチルメタク
リレート、ブチルアクリレート、スチレン等の他のビニ
ル単量体に置きかえてもよい。
く、また、その一部(50重量%以下)をエチルメタク
リレート、ブチルアクリレート、スチレン等の他のビニ
ル単量体に置きかえてもよい。
(B)成分の(メタ)アクリル系樹脂としては、ポリメ
チルメタクリレート、メチルメタクリレート・エチルメ
タクリレート共重合体、メチルメタクリレート・ブチル
アクリレート共重合体等の(メタ)アクリル系モノマー
の単独または共重合樹脂があげられる。
チルメタクリレート、メチルメタクリレート・エチルメ
タクリレート共重合体、メチルメタクリレート・ブチル
アクリレート共重合体等の(メタ)アクリル系モノマー
の単独または共重合樹脂があげられる。
(C)成分の二塩基酸と炭素数1〜18の低級アルコール
とからなるジエステル化合物は、軟化点の調整のため
と、樹脂粉末(B)とモノマー液(A)の常温重合において、
混和から硬化直前までの可塑化された餅状状態をより長
く保持するために配合する。
とからなるジエステル化合物は、軟化点の調整のため
と、樹脂粉末(B)とモノマー液(A)の常温重合において、
混和から硬化直前までの可塑化された餅状状態をより長
く保持するために配合する。
かかるジエステル化合物としては、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、ジ
ブチルアジペート、マレイン酸ジ・2エチルヘキシル、
ジブチルマレエート、ジオクチルフマレート等の二塩基
酸と炭素数1〜18の低級アルコールとのジエステル類
があげられる。
ト、ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、ジ
ブチルアジペート、マレイン酸ジ・2エチルヘキシル、
ジブチルマレエート、ジオクチルフマレート等の二塩基
酸と炭素数1〜18の低級アルコールとのジエステル類
があげられる。
ただし、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートの
ような発ガン性を有するエステル類は衛生性上好ましく
ない。
ような発ガン性を有するエステル類は衛生性上好ましく
ない。
(D)成分の重合開始剤としては次の(1)から(3)のものが
あげられる。
あげられる。
(1)有機過酸化物とアミンよりなるレドツクス触媒、例
えばメチルエチルケトンパーオキサイドとジメチルアニ
リン、必要によりナフテン酸コバルト等の金属乾燥剤。
えばメチルエチルケトンパーオキサイドとジメチルアニ
リン、必要によりナフテン酸コバルト等の金属乾燥剤。
(2)有機過酸化物、アゾイソブチロニトリル等の熱重合
開始剤と促進剤。
開始剤と促進剤。
(3)光増感剤。
上記有機過酸化物としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパー
オキサイド、ジラウロイルパーオキサイド等が、光増感
剤としてベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、P,
P′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフエノン、2−エ
チルアントラキノン等があげられる。
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパー
オキサイド、ジラウロイルパーオキサイド等が、光増感
剤としてベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、P,
P′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフエノン、2−エ
チルアントラキノン等があげられる。
促進剤としては、N,N−ジメチルパラトルイジン、
N,N−ジエタノールパラトルイジン、ジメチルアニリ
ン、トリエタノールアミン等の三級アミンがあげられ
る。
N,N−ジエタノールパラトルイジン、ジメチルアニリ
ン、トリエタノールアミン等の三級アミンがあげられ
る。
更に、上記(A)〜(D)成分に必要によりチタン白、ベンガ
ラ、群青、トルイジンレッド、ベンジジンイエロー等の
顔料;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、けい藻土、
シリカゲル、ケイ酸マグネシウム等の無機微細粉末;シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤;多官能ア
クリレート等の架橋剤;ハイドロキノン等の重合禁止
剤、ポリプロピレンやポリエチレンの樹脂粉末等を配合
してもよい。
ラ、群青、トルイジンレッド、ベンジジンイエロー等の
顔料;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、けい藻土、
シリカゲル、ケイ酸マグネシウム等の無機微細粉末;シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤;多官能ア
クリレート等の架橋剤;ハイドロキノン等の重合禁止
剤、ポリプロピレンやポリエチレンの樹脂粉末等を配合
してもよい。
なお、パラフィン、シリコーンオイル、シリコーン樹脂
ポリオール類を組成物の表面の硬化性向上、ベタ付防止
等の目的で少量添加することは何ら問題ないが、多量に
添加すると液が分離し、保存性を損ねたり硬化後、硬化
物表面に浮き出しベタ付や接着不良を生じ好ましくな
い。
ポリオール類を組成物の表面の硬化性向上、ベタ付防止
等の目的で少量添加することは何ら問題ないが、多量に
添加すると液が分離し、保存性を損ねたり硬化後、硬化
物表面に浮き出しベタ付や接着不良を生じ好ましくな
い。
(ベースペレートまたはトレイ) ベースプレート又はトレイは重合開始剤、促進剤を溶解
したモノマー液、ジエステル化合物、(メタ)アククリ
ル系樹脂粉末を所定量混和して組成物を調製した後、患
者の口腔に似せた作業模型上にこの樹脂組成物を圧接
し、常温硬化させることにより40℃での曲げ弾性率が
5×104ニュートン/cm2以上であり、70℃での曲げ弾
性率が2×104ニュートン/cm2以下のベースプレートま
たはトレイが得られる。
したモノマー液、ジエステル化合物、(メタ)アククリ
ル系樹脂粉末を所定量混和して組成物を調製した後、患
者の口腔に似せた作業模型上にこの樹脂組成物を圧接
し、常温硬化させることにより40℃での曲げ弾性率が
5×104ニュートン/cm2以上であり、70℃での曲げ弾
性率が2×104ニュートン/cm2以下のベースプレートま
たはトレイが得られる。
この硬化したベースプレートまたはトレーは、常温にお
いて自己支持性を有する高い剛性を有し、患者の口腔温
度(約32〜38℃)では変形しない。また、この硬化
したトレイは熱可塑性を示し、そのビカート軟化点は3
0〜100℃、好ましくは40〜90℃である。
いて自己支持性を有する高い剛性を有し、患者の口腔温
度(約32〜38℃)では変形しない。また、この硬化
したトレイは熱可塑性を示し、そのビカート軟化点は3
0〜100℃、好ましくは40〜90℃である。
(石膏歯型の製法) このトレー内にアルジネート、シリコーン、ポリサルフ
ァイド等の印象材を練り入れ、患者の口腔内にトレーを
当てて3〜10分間で印象材を硬化させて患者の歯型を
採得したのち、硬化した印象材の中に石膏を流しこみ、
石膏を硬化させて石膏歯型を得る。
ァイド等の印象材を練り入れ、患者の口腔内にトレーを
当てて3〜10分間で印象材を硬化させて患者の歯型を
採得したのち、硬化した印象材の中に石膏を流しこみ、
石膏を硬化させて石膏歯型を得る。
この石膏歯型よりトレイを引き外すに、直接トレイを引
き外すと歯型が破損することがあり、特にアンダーカッ
ト部は損傷せずに取り出すことが至難であるので、トレ
イ、印象材、石膏歯型ごと70〜100℃のお湯の中に
1〜5分間入れてトレイを軟化させた後、トレイをお湯
より取り出し、トレイが軟化している間に石膏歯型より
取り外す。
き外すと歯型が破損することがあり、特にアンダーカッ
ト部は損傷せずに取り出すことが至難であるので、トレ
イ、印象材、石膏歯型ごと70〜100℃のお湯の中に
1〜5分間入れてトレイを軟化させた後、トレイをお湯
より取り出し、トレイが軟化している間に石膏歯型より
取り外す。
お湯の中にトレーを浸漬する代りに、熱湯をトレーにか
けてもよいし、トレーをスチームや熱風で加熱、軟化さ
せてもよい。
けてもよいし、トレーをスチームや熱風で加熱、軟化さ
せてもよい。
(義歯の製造) 硬化したベースプレート上にワックスパターンの形成及
び人工歯の配列を行った後、これをフラスコ内で石膏に
埋没させ、石膏型を作る。石膏硬化後、湯に出来た石膏
型を浸漬するか熱湯を石膏型にかけ、ワックスを流蝋
し、同時にベースプレートを軟化させ撤去する。ベース
プレートの撤去の為ならば、スチームや熱風で加熱軟化
させてもよい。
び人工歯の配列を行った後、これをフラスコ内で石膏に
埋没させ、石膏型を作る。石膏硬化後、湯に出来た石膏
型を浸漬するか熱湯を石膏型にかけ、ワックスを流蝋
し、同時にベースプレートを軟化させ撤去する。ベース
プレートの撤去の為ならば、スチームや熱風で加熱軟化
させてもよい。
このようにして得られた石膏型中に予じめ調製された床
用レジンを埋入し、加熱硬化後石膏型より人工歯の配列
された義歯を取り出す。
用レジンを埋入し、加熱硬化後石膏型より人工歯の配列
された義歯を取り出す。
(効果) (i)トレー 本発明の樹脂組成物により得られるトレーが軟化して可
塑化状態を示しているときにトレーを石膏歯型より取り
外すので、石膏歯型への引き外す応力は均一に分散さ
れ、一箇所に集中することがないので石膏歯型が破損す
ることなく得られる。勿論、アンダーカットの歯型も破
損することなく得られる。又、トレー作製後、修正を要
する場合があるが、その時も湯温で加熱することにより
容易に修正ができる。本発明の樹脂組成物より得られる
トレーは、軟化の発現がシャープであり、室温での剛性
が高く、したがって寸法精度を損ねることなく良好な石
膏模型を作製することができる。
塑化状態を示しているときにトレーを石膏歯型より取り
外すので、石膏歯型への引き外す応力は均一に分散さ
れ、一箇所に集中することがないので石膏歯型が破損す
ることなく得られる。勿論、アンダーカットの歯型も破
損することなく得られる。又、トレー作製後、修正を要
する場合があるが、その時も湯温で加熱することにより
容易に修正ができる。本発明の樹脂組成物より得られる
トレーは、軟化の発現がシャープであり、室温での剛性
が高く、したがって寸法精度を損ねることなく良好な石
膏模型を作製することができる。
(ii)ベースプレート 本発明の樹脂組成物により得られるベースプレートが軟
化して可塑化状態を示しているときにベースプレートを
石膏歯型より取りはずすので石膏歯型への引き外す応力
は均一に分散され一箇所に集中することがないので石膏
歯型が破損することなく得られる。又、ベースプレート
を用いた義歯モデルを患者に試適をする場合、ロウを用
いた場合のように口腔内温度で軟化したり、外力で簡単
に変形したりすることがない。さらに、ベースプレート
作製後修正を要する場合があるが、その時も湯温で加熱
することにより容易に修正ができる。本発明の樹脂組成
物より得られるベースプレートは軟化の発現がシャープ
であり、室温での剛性が高く、したがって寸法精度を損
ねることなる良好な石膏模型を作製することができる。
化して可塑化状態を示しているときにベースプレートを
石膏歯型より取りはずすので石膏歯型への引き外す応力
は均一に分散され一箇所に集中することがないので石膏
歯型が破損することなく得られる。又、ベースプレート
を用いた義歯モデルを患者に試適をする場合、ロウを用
いた場合のように口腔内温度で軟化したり、外力で簡単
に変形したりすることがない。さらに、ベースプレート
作製後修正を要する場合があるが、その時も湯温で加熱
することにより容易に修正ができる。本発明の樹脂組成
物より得られるベースプレートは軟化の発現がシャープ
であり、室温での剛性が高く、したがって寸法精度を損
ねることなる良好な石膏模型を作製することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 4重量%のベンゾイルパーオキサイドを含有するガラス
転移点(Tg)が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリ
ル酸ブチル共重合体粉末300重量部及びメチルメタク
リレート82重量%とアジピン酸ジメチル16.7重量%と
N,N′−ジメチルパラトルイジン1重量%とよりなる
モノマー混合液(以下、単にモノマー液と称することが
ある。)100重量部とを容器内に入れ、ヘラで混合し
て餅状に練った後、これをシート状に手指で圧延し、作
業模型上に圧接し、23℃で8分間常温硬化させた後、
作業模型より硬化物を外してトレイを作製した。
転移点(Tg)が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリ
ル酸ブチル共重合体粉末300重量部及びメチルメタク
リレート82重量%とアジピン酸ジメチル16.7重量%と
N,N′−ジメチルパラトルイジン1重量%とよりなる
モノマー混合液(以下、単にモノマー液と称することが
ある。)100重量部とを容器内に入れ、ヘラで混合し
て餅状に練った後、これをシート状に手指で圧延し、作
業模型上に圧接し、23℃で8分間常温硬化させた後、
作業模型より硬化物を外してトレイを作製した。
このトレーのビカート軟化点は約55℃であり、40℃
における曲げ弾性率は、40℃で7.8×104ニュートン/
cm2、70℃で0.9×104ニュートン/cm2で、23℃で2.
3×105ニュートン/cm2であり、鉛筆硬度は3Hであっ
た。
における曲げ弾性率は、40℃で7.8×104ニュートン/
cm2、70℃で0.9×104ニュートン/cm2で、23℃で2.
3×105ニュートン/cm2であり、鉛筆硬度は3Hであっ
た。
このトレー内に、シリコーン系印象材を入れ、ついで患
者の口腔内に挿入し、5分間後、口腔よりトレイを引き
出した。
者の口腔内に挿入し、5分間後、口腔よりトレイを引き
出した。
このトレイの歯型をとった硬化印象材を水洗した後、印
象材の歯型の中に石膏を流し込み、石膏を硬化させた。
象材の歯型の中に石膏を流し込み、石膏を硬化させた。
ついで、この石膏歯型とともに、トレイを80℃の湯の
中に5分間浸漬させ、トレイを軟化させた後、トレイが
軟化している状態であるうちに石膏歯型を簡単に取り外
した。
中に5分間浸漬させ、トレイを軟化させた後、トレイが
軟化している状態であるうちに石膏歯型を簡単に取り外
した。
石膏歯型の破損は何ら見受けられなかった。
実施例2〜6、比較例1〜4 モノマー液として次に示す組成のものを用いる他の実施
例1と同様にして組成物を調整し、石膏歯型を製造し
た。
例1と同様にして組成物を調整し、石膏歯型を製造し
た。
石膏歯型のとり出し易さおよび石膏歯型の破損の有無を
表1に示す。
表1に示す。
実施例2 メチルメタクリレート 82重量% マレイン酸ジ・2エチルヘキシル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例3 メチルメタクリレート 82重量% フタル酸ジエチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例4 メチルメタクリレート 82重量% ジオクチルフタレート 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例5 メチルメタクリレート 82重量% マレイン酸ジブチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例6 メチルメタクリレート 82重量% アジピン酸ジオクチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例1 メチルメタクリレート 98.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例2 メチルメタクリレート 30重量% マレイン酸ジブチル 68.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例3 A社の市販トレーレジン 比較例4 B社の市販トレーレジン 実施例7 4重量%のベンゾイルパーオキサイドを含有するガラス
転移点が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリル酸ブ
チル共重合体粉末300重量部およびメチルメタクリレ
ート82重量%とアジピン酸ジメチル16.7重量%とN,
N′−ジメチルパラトルイジン1.3重量%とからなるモ
ノマー液100重量部とを容器内に入れ、ヘラで混合し
て餅状に練ったのち、これをシート状に手指で圧延し、
ついで作業模型上に圧接し、23℃で8分間かけて常温
硬化させ、これを作業模型より取りはずしてベースプレ
ートを得た。
転移点が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリル酸ブ
チル共重合体粉末300重量部およびメチルメタクリレ
ート82重量%とアジピン酸ジメチル16.7重量%とN,
N′−ジメチルパラトルイジン1.3重量%とからなるモ
ノマー液100重量部とを容器内に入れ、ヘラで混合し
て餅状に練ったのち、これをシート状に手指で圧延し、
ついで作業模型上に圧接し、23℃で8分間かけて常温
硬化させ、これを作業模型より取りはずしてベースプレ
ートを得た。
このベースプレートのビカート軟化点は55℃であり、
曲げ弾性率は40℃において7.8×104ニュートン/cm2
で、70℃で0.9×104ニュートン/cm2、23℃で2.3×
105ニュートン/cm2であり、鉛筆硬度は3Hであった。
曲げ弾性率は40℃において7.8×104ニュートン/cm2
で、70℃で0.9×104ニュートン/cm2、23℃で2.3×
105ニュートン/cm2であり、鉛筆硬度は3Hであった。
このベースプレート上にワックスパターンを形成及び人
工歯の配列を行い、次いで、フラスコ中で石こうに埋没
させ、石こう型を作製した。石こう硬化後、石こう型を
80℃の湯の中に浸漬させワックスを流蝋し、次いで即
座に軟化したベースプレートを撤去した。ベースプレー
トの撤去は容易であり、かつ、石こう歯型の破損は何ら
見うけられず、得られた石こうの表面も美麗であった。
工歯の配列を行い、次いで、フラスコ中で石こうに埋没
させ、石こう型を作製した。石こう硬化後、石こう型を
80℃の湯の中に浸漬させワックスを流蝋し、次いで即
座に軟化したベースプレートを撤去した。ベースプレー
トの撤去は容易であり、かつ、石こう歯型の破損は何ら
見うけられず、得られた石こうの表面も美麗であった。
実施例8〜12、比較例5〜9 4重量%のベンゾイルパーオキサイドを含有するガラス
転移点が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリル酸ブ
チル共重合体粉末300重量部に配合するモノマー液1
00重量部の組成を次のように変更する以外は実施例7
と同様にしてベースプレートを作製し、かつ、石こう歯
型を得た。
転移点が約91℃のメタクリル酸メチル・アクリル酸ブ
チル共重合体粉末300重量部に配合するモノマー液1
00重量部の組成を次のように変更する以外は実施例7
と同様にしてベースプレートを作製し、かつ、石こう歯
型を得た。
結果を表2に示す。
実施例8 メチルメタクリレート 82.0重量% マレイン酸ジ・2エチルヘキシル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例9 メチルメタクリレート 82.0重量% フタル酸ジエチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例10 メチルメタクリレート 82.0重量% ジオクチルフタレート 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例11 メチルメタクリレート 82.0重量% マレイン酸ジブチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 実施例12 メチルメタクリレート 82.0重量% アジピン酸ジオクチル 16.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例5 メチルメタクリレート 98.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例6 メチルメタクリレート 30重量% マレイン酸ジブチル 69.7重量% N,N′−ジメチルパラトルイジン 1.3重量% 比較例7 A社の市販ベースプレートレジン 比較例8 B社の市販ベースプレートレジン 〔応用例〕 実施例1〜7により得られた石こう模型と実施例8〜1
2で用いたベースプレート用樹脂組成物を用い、全部床
義歯を作製した。即ち、得た石こう模型上でベースプレ
ートを作成し、ついでその上にワックスパターンを形成
し、別途作製された義歯を配列し、得られたベースプレ
ートで支持されたワックスモデルをフラスコに埋没し、
陰型を取り、次いで、ワックスを流し出しベースプレー
トを除去した後、市販の義歯床用レジンを該石こう型に
埋入し、加熱重合し、全部床義歯を作製した。
2で用いたベースプレート用樹脂組成物を用い、全部床
義歯を作製した。即ち、得た石こう模型上でベースプレ
ートを作成し、ついでその上にワックスパターンを形成
し、別途作製された義歯を配列し、得られたベースプレ
ートで支持されたワックスモデルをフラスコに埋没し、
陰型を取り、次いで、ワックスを流し出しベースプレー
トを除去した後、市販の義歯床用レジンを該石こう型に
埋入し、加熱重合し、全部床義歯を作製した。
これら義歯はいずれも適合性が良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青井 晴彦 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三 菱油化株式会社新規事業部内 (56)参考文献 特開 昭53−103691(JP,A) 特開 昭53−110294(JP,A) 特公 昭51−35071(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)成分: メチルメタクリレートを主成分とする重合性モノマー液 (B)成分: 上記モノマー液に溶解もしくは膨潤する(メタ)アクリ
ル系樹脂 (C)成分: 二塩基酸と炭素数1〜18の低級アルコールとからなる
ジエステル化合物 (D)成分: 重合開始剤 上記(A)成分100重量部に対し、(B)成分が15
〜420重量部、(C)成分が0.5〜60重量部、
(D)成分が0.2〜5重量部の割合で配合され、かつ、
(A)成分と(C)成の和100重量部に対し、(B)
成分が10〜400重量部の割合で配合されてなる歯科
用重合型熱可塑性樹脂組成物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18458685A JPH0643290B2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18458685A JPH0643290B2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6244244A JPS6244244A (ja) | 1987-02-26 |
| JPH0643290B2 true JPH0643290B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16155797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18458685A Expired - Lifetime JPH0643290B2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 歯科用重合型熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643290B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2613235B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1997-05-21 | 株式会社日立製作所 | ファクシミリ蓄積交換システム |
| DE3902417A1 (de) * | 1989-01-27 | 1990-08-02 | Espe Stiftung | Formmasse zur herstellung von gussmodellen |
| JP3489899B2 (ja) * | 1995-03-09 | 2004-01-26 | 株式会社クラレ | 歯科用組成物 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5135071A (ja) * | 1974-09-19 | 1976-03-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Rodenshadanki |
| JPS53103691A (en) * | 1977-02-19 | 1978-09-09 | Shiyoufuu Toushi Seizou Kk | Composite resin for dental tray |
| JPS53110294A (en) * | 1977-03-08 | 1978-09-26 | Shiyoufuu Toushi Seizou Kk | Composite resin for dental tray |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP18458685A patent/JPH0643290B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6244244A (ja) | 1987-02-26 |
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