JPH0643377U - 非線形の荷重特性を具えた波形ばね - Google Patents
非線形の荷重特性を具えた波形ばねInfo
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- JPH0643377U JPH0643377U JP8107592U JP8107592U JPH0643377U JP H0643377 U JPH0643377 U JP H0643377U JP 8107592 U JP8107592 U JP 8107592U JP 8107592 U JP8107592 U JP 8107592U JP H0643377 U JPH0643377 U JP H0643377U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 波形ばね(10A)やウェーブリング(10B)
の荷重特性を複数段階に亘って変化させる。 【構成】 偏平横断面を有するばね鋼をコイル状に複数
回巻回してなる波形ばね(10A)や、上記ばね鋼の単層
リングからなるウェーブリング(10B)において、上記
コイル状巻層または単層リングの巻層毎に、高さの異な
る複数の波形部分P1、P2を交互配置状態で形成し、こ
れらの波形部分P1、P2の当接開始時期をずらせること
によって、荷重特性が複数段階に亘って変化するばね構
体を形成する。
の荷重特性を複数段階に亘って変化させる。 【構成】 偏平横断面を有するばね鋼をコイル状に複数
回巻回してなる波形ばね(10A)や、上記ばね鋼の単層
リングからなるウェーブリング(10B)において、上記
コイル状巻層または単層リングの巻層毎に、高さの異な
る複数の波形部分P1、P2を交互配置状態で形成し、こ
れらの波形部分P1、P2の当接開始時期をずらせること
によって、荷重特性が複数段階に亘って変化するばね構
体を形成する。
Description
【0001】
本考案は非線形の荷重特性を具えた波形ばねに関するものであり、詳しくは、 機械装置や計測器などの精密機器の振動伝達防止部材として使用されている波形 ばねの荷重特性を2段階以上に亘って変化させる非線形の荷重負荷特性を具えた 波形ばねに関するものである。
【0002】
図2を参照しながら波形ばね(1)の使用例を説明する。計測器などの精密機 器(2)へのプレス機などの機械装置(3)からの振動が伝達されるのを防止す るため、図2(A)に示すように脚座(4)内には、偏平横断面を有するばね鋼 をコイル状に巻回して製作された波形ばね(1)が組込まれている。レベリング ボルト(5)を締込み圧縮荷重Pを付加すると、ハウジング(6)内に取付けら れている波形ばね(1)がベアリングブロック(7)を介して圧縮変形し、ばね 弾性を利用した防振構体として機能することによって、計測器(2)や機械装置 (3)への振動の伝達を防止する。
【0003】 一般に図2(A)に示す波形ばね(1)は、偏平横断面を有するばね鋼をコイ ル状に巻回して製作された皿ばねやリング状に形成した単層構造のウェーブリン グ(図示省略)がハウジング(6)内に組込まれている。
【0004】 上記波形ばね(1)またはウェーブリングは、従来図2(B)に示すように、 コイル状またはリング状に巻回された巻層毎に高さHの等しい2個以上の波形部 (1A)を形成し、この波形部(1A)を上下の巻層の対応する位置に設けられ た波形部(1A)または計測器(2)や機械装置(3)の座面などの隣接する部 材に同時に当接させるばね構体として製作されていた。複数個の波形部(1A) が対向する巻層上の波形部(1A)や機械装置(3)などの座面に最初から当接 状態に維持されていることによって、レベルングボルト(5)を締込み圧縮荷重 Pを付加したとき、波形ばね(1)またはウェーブリングには図2(C)に示す ような右上がりで直線的に増大するたわみSが発生する。
【0005】
振動伝達防止用の脚座(4)として図2に示す波形ばね(1)またはウェーブ リングを使用した場合、波形部(1A)が最初から圧縮荷重Pの作用点として機 能しているため、圧縮荷重Pの負荷開始点〔図2(C)に示すグラフの原点O〕 から締付け終了点F迄、圧縮荷重PとたわみSとの間には勾配の緩やかな直線関 係が維持される。このため、圧縮荷重Pが増加する割に波形ばね(1)のたわみ S、即ち、弾性変形量が小さく、急速に荷重増加域が形成されないことにより防 振機能が不足し、結果的に、計測器(2)や機械装置(3)に振動が伝達され、 故障や破損などが発生する。
【0006】 このような問題を解決するため、振動伝達防止用の脚座として金属製皿ばねの 代りに防振ゴムを使用することも提案されているが、防振ゴム製の脚座は、耐油 性、耐熱性および経時的な劣化に問題があるため適用できない場合が多い。
【0007】
上記課題の解決手段として本考案は、偏平横断面を有するばね鋼をコイル状に 複数回巻回してなる波形ばねにおいて、上記コイル状巻層毎に高さの異なる複数 種の波形部分を形成し、隣接する波形部分の対向する山と谷の当接開始時期に差 を設けることによって、荷重特性が複数段階に亘って変化するように構成されて いることを特徴とする非線形の荷重特性を具えた波形ばねおよび偏平横断面を有 するばね鋼の単層リングからなる波形ばねにおいて、上記リングに、高さの異な る2種類以上の波形部分を形成し、これらの波形部分と締着部材の当接開始時期 に差を設けることによって、荷重特性が複数段階に亘って変化するように構成さ れていることを特徴とする非線形の荷重特性を具えた波形ばねを提供するもので ある。
【0008】
複数のコイル状巻層を具えた波形ばねあるいはウェーブリングに高さの異なる 複数種の波形部分を形成し、これらの波形部分を所定の時間差で対向する巻層あ るいは機器の締着部材に順次当接させることによって、荷重特性が複数段階に亘 って変化するばね構体を形成する。
【0009】
図1(A)に示す波形ばね(10A)および図1(B)に示すウェーブリング( 10B)を参照しながら本考案の二つの具体例を説明する。尚、以下の記述におい て、波形ばね(10A)およびウェーブリング(10B)は、偏平横断面を有するば ね鋼をコイル状に巻回するかあるいは、単層構造のリング部材に成形されており 、成形手段に関しては図2に示す従来品と同一であるので、説明を省略する。
【0010】 図1(A)に示す波形ばね(10A)は、コイル状巻層の巻層毎に小さな高さH 1 を有する第1の波形部と、大きな高さH2を有する第2の波形部とを交互に配設 することによって、非線形の荷重特性を具えたばね構体に形成されている。
【0011】 また、図1(B)に示すウェーブリング(10B)は、リングの本体に、小さな 高さH1を有する第1の波形部と、大きな高さH2を有する第2の波形部とを所定 の間隔で交互に配設することによって、非線形の荷重特性を具えたばね構体に形 成されている。
【0012】 上記波形ばね(10A)およびウェーブリング(10B)は、図1(A)に円で囲 んだ部分P2に表示するように、圧縮荷重Pが付加される以前の段階では、大き な波形高さH2を有する部分の山を対向する巻層上の大きな波形高さH2を有する 部分の谷、あるいは締着対象部材である計測器(2)の座面に密着させると共に 、円で囲んだ部分P1に表示するように、圧縮荷重Pが付加される以前の段階で は、小さな波形高さH1を有する部分の山を対向する巻層上の小さな波形高さH1 を有する部分の谷、あるいは締着対象部材である計測器(2)の座面から離間さ せている。圧縮荷重Pの増大に伴って波形ばね(10A)およびウェーブリング( 10B)は高さ減少方向に弾性変形し、最初、離間状態に保持されていた小さな波 形高さH1を有する部分の山を対向する巻層上の小さな波形高さH1を有する部分 の谷、あるいは締着対象部材である計測器(2)の座面に密着させる。この後、 図1(C)に示すように、圧縮荷重Pの増加と共に締付け中間点F1から急激な 立上がりで波形ばね(10A)およびウェーブリング(10B)の圧縮変形量、即ち 、たわみSが増大する。締付け終了点F2迄レベリングボルト(5)を締込むこ とによって、波形ばね(10A)あるいはウェーブリング(10B)には、所定の最 終締付け荷重Pfが発生する。
【0013】 波形ばね(10A)またはウェーブリング(10B)の形成素材として用いられる ばね鋼の弾性係数をE、板幅をb、板厚をt、リングまたはコイル巻層毎の波形 部分の山数をN、コイル巻層数をZ、コイルまたはリングの中心径をD、コイル 形状の修正係数をKとすると、波形ばね(10A)またはウェーブリング(10B) のばね常数kは、下記に示すようになる。
【0014】 k=Ebt3N4/KZD3
【0015】 上記式から、波形ばね(10A)またはウェーブリング(10B)のばね常数kが 、リングまたはコイル1層当たりの波形部分の山数Nの関数として表示されるこ とが理解される。
【0016】 本考案者は上記の事実に着目し、波形ばね(10A)あるいはウェーブリング( 10B)の設計に際し、圧縮荷重Pが負荷される以前の波形部の山数Nに対して、 圧縮荷重Pが一定の大きさPmに増大した後、当接し始める波形部の山数Nが2 倍以上となるように波形部の高さを2段階以上に亘って変化させ、波形部分P1 、P2の当接開始時期に差を設けることによって、荷重特性が2段階以上に亘っ て変化するばね構体を製作している。仮に、圧縮荷重Pが付加される以前の波形 部の山数Nに対して、圧縮荷重Pが一定の大きさPmに増大した後当接し始める 波形部の山数が2Nであれば、小さな波形高さH1を有する部分が対向部位に密 着した後の圧縮荷重Pは、同一の波形高さHを有する波形部(1A)を具えた従 来型の波形ばねまたはウェーブリング(1)に比較して16倍になる。
【0017】
本考案によれば、波形ばね(10A)またはウェーブリング(10B)の締付け力 を利用して計測器(2)や機械装置(3)を所定の取付け位置に固定するとき、 波形ばね(10A)またはウェーブリング(10B)の荷重特性をその使用範囲内で 多段階的に変化させることが可能になる。締付け途上で急速に締付けトルクを増 大させることが可能であるため、共振ならびに振動の伝達防止に好適な非線形の 荷重特性を具えたばね構体が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係る波形ばねの正面図 (B)はウェーブリングの正面図 (C)は本考案に係る波形ばねまたはウェーブリングの
圧縮荷重−たわみ線図
圧縮荷重−たわみ線図
【図2】(A)は従来型の波形ばねを組込んだ脚座の部
分破断正面図 (B)は波形ばねの従来例を示す正面図 (C)は従来型波形ばねまたはウェーブリングの圧縮荷
重−たわみ線図
分破断正面図 (B)は波形ばねの従来例を示す正面図 (C)は従来型波形ばねまたはウェーブリングの圧縮荷
重−たわみ線図
10A 波形ばね 10B ウェーブリング H1 小さな波形高さ H2 大きな波形高さ P1 小さな波形高さを具えた第1の波形部分 P2 大きな波形高さを具えた第2の波形部分
Claims (2)
- 【請求項1】 偏平横断面を有するばね鋼をコイル状に
複数回巻回してなる波形ばねにおいて、上記コイル状巻
層毎に高さの異なる複数種の波形部分を形成し、隣接す
る波形部分の対向する山と谷の当接開始時期に差を設け
ることによって、荷重特性が複数段階に亘って変化する
ように構成されていることを特徴とする非線形の荷重特
性を具えた波形ばね。 - 【請求項2】 偏平横断面を有するばね鋼の単層リング
からなる波形ばねにおいて、上記リングに、高さの異な
る2種類以上の波形部分を形成し、これらの波形部分と
締着部材の当接開始時期に差を設けることによって、荷
重特性が複数段階に亘って変化するように構成されてい
ることを特徴とする非線形の荷重特性を具えた波形ば
ね。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081075U JP2580648Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 非線形の荷重特性を具えた波形ばね |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081075U JP2580648Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 非線形の荷重特性を具えた波形ばね |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643377U true JPH0643377U (ja) | 1994-06-07 |
| JP2580648Y2 JP2580648Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=13736273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992081075U Expired - Fee Related JP2580648Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 非線形の荷重特性を具えた波形ばね |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580648Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09303456A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-11-25 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | コイルドウェーブスプリング及びその製造方法 |
| JP2007270934A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Piolax Inc | 波形コイルばね |
| JP2007321832A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Piolax Inc | 波形コイルばね |
| JPWO2014016930A1 (ja) * | 2012-07-25 | 2016-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用差動歯車装置 |
| JP2022145753A (ja) * | 2019-04-11 | 2022-10-04 | 日本発條株式会社 | ウェーブワッシャー |
| WO2025151618A1 (en) * | 2024-01-12 | 2025-07-17 | Wyatt Technology, Llc | Vibration isolation system for chromatography separation instrument |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4422004Y1 (ja) * | 1965-02-25 | 1969-09-18 | ||
| JPH0278820U (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-18 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP1992081075U patent/JP2580648Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| WO2025151618A1 (en) * | 2024-01-12 | 2025-07-17 | Wyatt Technology, Llc | Vibration isolation system for chromatography separation instrument |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2580648Y2 (ja) | 1998-09-10 |
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