JPH0644007B2 - 焦電形センサを用いた移動物体の移動加速度検出装置 - Google Patents
焦電形センサを用いた移動物体の移動加速度検出装置Info
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- JPH0644007B2 JPH0644007B2 JP60218485A JP21848585A JPH0644007B2 JP H0644007 B2 JPH0644007 B2 JP H0644007B2 JP 60218485 A JP60218485 A JP 60218485A JP 21848585 A JP21848585 A JP 21848585A JP H0644007 B2 JPH0644007 B2 JP H0644007B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移動物体の移動加速度の検出装置に係り、特に
は、焦電形の光センサを用いて移動物体の移動加速度を
検出する装置に関する。
は、焦電形の光センサを用いて移動物体の移動加速度を
検出する装置に関する。
(従来の技術) 焦電形センサを用いた移動加速度検出装置としては、移
動物体の移動方向に沿って3個の焦電形センサA、B、
Cを配置し、移動速度を検出したのち、移動加速度を求
めるものが考えられる。移動物体の移動速度は、3個の
焦電形センサのうちの2個のセンサを用いて次のように
検出される。例えば、焦電形センサA、Bが、移動物体
からの赤外線を入射することにより、第4図に示すよう
な検出信号Sa、Sbを順に出力する。次に、これらの
検出信号Sa、Sbが、予め定められた設定レベルVo
にそれぞれ達したときの時間差T1が検出される。この
時間差T1で、予め知られている両焦電形センサの離隔
距離Lを除して、その除算結果(L/T1)から移動物体
の速度が検出される。
動物体の移動方向に沿って3個の焦電形センサA、B、
Cを配置し、移動速度を検出したのち、移動加速度を求
めるものが考えられる。移動物体の移動速度は、3個の
焦電形センサのうちの2個のセンサを用いて次のように
検出される。例えば、焦電形センサA、Bが、移動物体
からの赤外線を入射することにより、第4図に示すよう
な検出信号Sa、Sbを順に出力する。次に、これらの
検出信号Sa、Sbが、予め定められた設定レベルVo
にそれぞれ達したときの時間差T1が検出される。この
時間差T1で、予め知られている両焦電形センサの離隔
距離Lを除して、その除算結果(L/T1)から移動物体
の速度が検出される。
さらに、移動物体の加速度は、焦電形センサA、B、C
を用いて、次のように検出される。まず、上述した手順
で、焦電形センサA、Bの検出信号から移動物体の速度
V1が検出され、さらに、焦電形センサB、Cの検出信
号から移動物体の速度V2が検出される。そして、これ
らの速度変化分V2−V1を、時間差ΔTで除すること
により、移動物体の加速度が検出される。
を用いて、次のように検出される。まず、上述した手順
で、焦電形センサA、Bの検出信号から移動物体の速度
V1が検出され、さらに、焦電形センサB、Cの検出信
号から移動物体の速度V2が検出される。そして、これ
らの速度変化分V2−V1を、時間差ΔTで除すること
により、移動物体の加速度が検出される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、一般に焦電形の光センサは、その応答速
度が余り速くないことが知られている。このため、この
種の焦電形センサは低速で移動する物体の移動加速度検
出には使用可能であっても、高速で移動する物体につい
ては、移動加速度の検出のために必要なセンサ出力を十
分に得ることができない。そのため、従来の検出装置
は、高速移動物体の移動加速度の検出には適していない
という問題点がある。
度が余り速くないことが知られている。このため、この
種の焦電形センサは低速で移動する物体の移動加速度検
出には使用可能であっても、高速で移動する物体につい
ては、移動加速度の検出のために必要なセンサ出力を十
分に得ることができない。そのため、従来の検出装置
は、高速移動物体の移動加速度の検出には適していない
という問題点がある。
また、前述した速度・加速度検出にあたって設定される
レベルVoを、十分に大きな検出信号に合わせて、高く
設定しておいた場合に、焦電形センサがその設定値以下
の小さな検出信号を出力すると、これを検知しないとい
う不都合を生じる。逆に、設定レベルVoを低く設定し
てしまうと、速度などが検出されるべき移動物体以外か
らの赤外線などでも焦電形センサが応答して誤動作をき
たしてしまうおそれがある。そのため、従来の検出装置
は焦電形センサの検出信号の大きさに応じて、前記レベ
ル設定値を適宜変更しなければならないが、このような
変更は装置の使用面で大変煩わしい。
レベルVoを、十分に大きな検出信号に合わせて、高く
設定しておいた場合に、焦電形センサがその設定値以下
の小さな検出信号を出力すると、これを検知しないとい
う不都合を生じる。逆に、設定レベルVoを低く設定し
てしまうと、速度などが検出されるべき移動物体以外か
らの赤外線などでも焦電形センサが応答して誤動作をき
たしてしまうおそれがある。そのため、従来の検出装置
は焦電形センサの検出信号の大きさに応じて、前記レベ
ル設定値を適宜変更しなければならないが、このような
変更は装置の使用面で大変煩わしい。
さらに、各焦電形センサの感度、応答速度にバラツキが
あると、各センサの検出信号の立ち上がり時間が異なっ
てくるために、速度・加速度検出の精度が悪くなるとい
う問題点もある。例えば、センサA、Bによって速度検
出する場合に、一方のセンサBの感度が低いために、こ
のセンサBから第4図(B)に示すような低レベルの検出
信号Sb′が出力されたとする。このとき両検出信号S
a、Sb′が設定レベルVoに到達するまでの時間差は
T2となる。この時間差T2は、前記した同レベルの検
出信号Sa、Sbが出力されたときの時間差T1よりも
長くなる。あるいは、この逆の場合もある。そのために
加速度検出の精度が悪くなる。そして、このようなセン
サの特性値のバラツキによる加速度検出への影響を、公
知の技術手段で解決しようとすれば、検出装置の回路構
成が大変複雑なものになる。
あると、各センサの検出信号の立ち上がり時間が異なっ
てくるために、速度・加速度検出の精度が悪くなるとい
う問題点もある。例えば、センサA、Bによって速度検
出する場合に、一方のセンサBの感度が低いために、こ
のセンサBから第4図(B)に示すような低レベルの検出
信号Sb′が出力されたとする。このとき両検出信号S
a、Sb′が設定レベルVoに到達するまでの時間差は
T2となる。この時間差T2は、前記した同レベルの検
出信号Sa、Sbが出力されたときの時間差T1よりも
長くなる。あるいは、この逆の場合もある。そのために
加速度検出の精度が悪くなる。そして、このようなセン
サの特性値のバラツキによる加速度検出への影響を、公
知の技術手段で解決しようとすれば、検出装置の回路構
成が大変複雑なものになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、低速で移動する物体の移動加速度検出のみならず、
高速で移動する物体の移動加速度をも確実に検出するこ
とができるようにすることを目的とする。
て、低速で移動する物体の移動加速度検出のみならず、
高速で移動する物体の移動加速度をも確実に検出するこ
とができるようにすることを目的とする。
さらに、本発明は、各焦電形センサ間の感度、応答速度
のバラツキに起因する加速度検出誤差を容易に小さくす
ることも目的としている。
のバラツキに起因する加速度検出誤差を容易に小さくす
ることも目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような目的を達成するために、センシン
グ領域内にある移動物体からの光に応答して検出信号を
出力するとともに、該移動物体の移動方向に沿う一列状
として並列配置され、かつ、互いに隣接するもの同士が
一対ずつとされた3対(6個)の焦電形センサと、前記
3対の焦電形センサから出力された3対の検出信号が個
別に与えられ、かつ、各対を構成する検出信号に応答し
た差動信号をそれぞれ出力する第1、第2及び第3の差
動信号出力手段と、前記差動信号出力手段のそれぞれか
ら出力された差動信号相互間の時間差と前記焦電形セン
サの離隔距離とに基づいて移動物体の移動速度のみなら
ず移動加速度をも算出する演算処理手段とを備えたこと
を特徴としている。
グ領域内にある移動物体からの光に応答して検出信号を
出力するとともに、該移動物体の移動方向に沿う一列状
として並列配置され、かつ、互いに隣接するもの同士が
一対ずつとされた3対(6個)の焦電形センサと、前記
3対の焦電形センサから出力された3対の検出信号が個
別に与えられ、かつ、各対を構成する検出信号に応答し
た差動信号をそれぞれ出力する第1、第2及び第3の差
動信号出力手段と、前記差動信号出力手段のそれぞれか
ら出力された差動信号相互間の時間差と前記焦電形セン
サの離隔距離とに基づいて移動物体の移動速度のみなら
ず移動加速度をも算出する演算処理手段とを備えたこと
を特徴としている。
(作用) 上記構成によれば、移動物体の移動方向に沿って配置さ
れた一対ずつの焦電形センサそれぞれから出力される検
出信号同士の間に時間的なずれが生じる結果、第1ない
し第3の差動信号出力手段のそれぞれからは差動信号が
出力される。そこで、これら差動信号相互間の時間差
と、予め知られている焦電形センサ間の各離隔距離とに
基づき、演算処理手段によって移動物体の移動速度V
1,V2を算出する。
れた一対ずつの焦電形センサそれぞれから出力される検
出信号同士の間に時間的なずれが生じる結果、第1ない
し第3の差動信号出力手段のそれぞれからは差動信号が
出力される。そこで、これら差動信号相互間の時間差
と、予め知られている焦電形センサ間の各離隔距離とに
基づき、演算処理手段によって移動物体の移動速度V
1,V2を算出する。
さらに、演算処理手段は、前記移動速度の変化分V2−
V1を、時間差ΔTで除することにより、移動物体の加
速度を算出する。
V1を、時間差ΔTで除することにより、移動物体の加
速度を算出する。
一方、差動信号出力手段は焦電形センサの検出信号の急
峻な変化部分の差動出力を与えるから、結局、センサ出
力の変化を拡大して取り出すことができる。これによ
り、本検出装置の応答速度が改善され、比較的高速度の
移動物体の移動加速度をも検出することができるととも
に、各焦電形センサの感度や応答時間のバラツキによる
加速度検出の誤差も著しく軽減される。
峻な変化部分の差動出力を与えるから、結局、センサ出
力の変化を拡大して取り出すことができる。これによ
り、本検出装置の応答速度が改善され、比較的高速度の
移動物体の移動加速度をも検出することができるととも
に、各焦電形センサの感度や応答時間のバラツキによる
加速度検出の誤差も著しく軽減される。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は、本発明の実施例に係る焦電形センサを
用いた、移動物体の移動方向・速度の検出も兼ねた移動
加速度検出装置の構成の概略を示した回路図である。
する。第1図は、本発明の実施例に係る焦電形センサを
用いた、移動物体の移動方向・速度の検出も兼ねた移動
加速度検出装置の構成の概略を示した回路図である。
本実施例の焦電形センサ1a〜1fは、それぞれ一定の
範囲内からの赤外線を検知するセンシング領域を有して
おり、これら焦電形センサ1a〜1fのそれぞれは、第
2図で示すようなセンサ素子20として一体に形成され
ている。すなわち、このセンサ素子20は、焦電体基板
21上に赤外線受光部22a〜22fが一定の距離を隔
てつつ、移動物体の移動方向に沿う一列状として並列配
置された構造を有しており、これら赤外線受光部22a
〜22fは焦電形センサ1a〜1fのそれぞれと対応し
ている。なお、焦電基板21は、PbZrO3-PbTiO3(PZ
T)系固溶体磁器などの焦電体を用いて作製されたもの
である。また、ここで、各赤外線受光部22a〜22f
には引出電極23a〜23fの一端がそれぞれ接続され
ている一方、これら引出電極23a〜23fの各他端は
後述するインピーダンス変換回路2a〜2fの各入力部
に対して接続される外部接続端子24a〜24fで終端
している。
範囲内からの赤外線を検知するセンシング領域を有して
おり、これら焦電形センサ1a〜1fのそれぞれは、第
2図で示すようなセンサ素子20として一体に形成され
ている。すなわち、このセンサ素子20は、焦電体基板
21上に赤外線受光部22a〜22fが一定の距離を隔
てつつ、移動物体の移動方向に沿う一列状として並列配
置された構造を有しており、これら赤外線受光部22a
〜22fは焦電形センサ1a〜1fのそれぞれと対応し
ている。なお、焦電基板21は、PbZrO3-PbTiO3(PZ
T)系固溶体磁器などの焦電体を用いて作製されたもの
である。また、ここで、各赤外線受光部22a〜22f
には引出電極23a〜23fの一端がそれぞれ接続され
ている一方、これら引出電極23a〜23fの各他端は
後述するインピーダンス変換回路2a〜2fの各入力部
に対して接続される外部接続端子24a〜24fで終端
している。
さらに、これら焦電形センサ1a〜1fの各々は、第1
図で示すように、電界効果トランジスタなどを用いて構
成されたインピーダンス変換回路2a〜2fを介したう
えで第1ないし第3の差動増幅回路3a〜3cそれぞれ
の負(−)・正(+)の各入力端子に接続されており、
互いに隣接配置された焦電形センサ1aと1b、1cと
1d、1eと1fのそれぞれ同士は一対ずつとして接続
されている。すなわち、これら6個の焦電形センサ1a
〜1fは互いに隣接するもの同士を一対ずつとして3対
に構成されたうえ、一対ずつの焦電形センサ1aと1
b、1cと1d、1eと1fのそれぞれが各差動増幅回
路3a〜3cに対して接続されているのである。一方、
これら差動増幅回路3a〜3cの各出力端子は直流阻止
コンデンサC1〜C3のそれぞれを介したうえで単一の
混合器4に対して接続されており、この混合器4は極性
判別回路5および波形整形回路6に対して接続されてい
る。波形整形回路6はトリガ回路7に接続され、さらに
このトリガ回路7は計数回路8の一方の入力端子に接続
されている。計数回路8の他方の入力端子には発振回路
9が接続されている。この計数回路8の出力側は演算処
理回路10に接続されている。演算処理回路10は、移
動方向・速度・加速度表示器12を駆動する駆動回路1
1に接続されている。また、この駆動回路11には前記
極性判別回路5の出力側が接続されている。なお、極性
判別回路5及び演算処理回路10の出力そのものでも移
動物体の移動方向及び速度・加速度を検知することがで
きるので、駆動回路11及び表示器12は必ずしも本発
明の必須要素とはならない。
図で示すように、電界効果トランジスタなどを用いて構
成されたインピーダンス変換回路2a〜2fを介したう
えで第1ないし第3の差動増幅回路3a〜3cそれぞれ
の負(−)・正(+)の各入力端子に接続されており、
互いに隣接配置された焦電形センサ1aと1b、1cと
1d、1eと1fのそれぞれ同士は一対ずつとして接続
されている。すなわち、これら6個の焦電形センサ1a
〜1fは互いに隣接するもの同士を一対ずつとして3対
に構成されたうえ、一対ずつの焦電形センサ1aと1
b、1cと1d、1eと1fのそれぞれが各差動増幅回
路3a〜3cに対して接続されているのである。一方、
これら差動増幅回路3a〜3cの各出力端子は直流阻止
コンデンサC1〜C3のそれぞれを介したうえで単一の
混合器4に対して接続されており、この混合器4は極性
判別回路5および波形整形回路6に対して接続されてい
る。波形整形回路6はトリガ回路7に接続され、さらに
このトリガ回路7は計数回路8の一方の入力端子に接続
されている。計数回路8の他方の入力端子には発振回路
9が接続されている。この計数回路8の出力側は演算処
理回路10に接続されている。演算処理回路10は、移
動方向・速度・加速度表示器12を駆動する駆動回路1
1に接続されている。また、この駆動回路11には前記
極性判別回路5の出力側が接続されている。なお、極性
判別回路5及び演算処理回路10の出力そのものでも移
動物体の移動方向及び速度・加速度を検知することがで
きるので、駆動回路11及び表示器12は必ずしも本発
明の必須要素とはならない。
すなわち、本実施例においては、混合器4,極性判別回
路5,波形整形回路6,トリガ回路7,計数回路8,発
振回路9および演算処理回路10が演算処理手段を構成
しているのである。
路5,波形整形回路6,トリガ回路7,計数回路8,発
振回路9および演算処理回路10が演算処理手段を構成
しているのである。
また、焦電形センサ1a〜1fの前面に、第5図(A)に
示すように、結像用レンズ100を取り付けたり、同図
(B)のように凹面鏡101による反射により結像するな
どの方法をとれば、センサから離れた位置にある物体の
移動方向・速度・加速度を検知することができる。な
お、第5図において、102はセンサ受光面を示してい
る。
示すように、結像用レンズ100を取り付けたり、同図
(B)のように凹面鏡101による反射により結像するな
どの方法をとれば、センサから離れた位置にある物体の
移動方向・速度・加速度を検知することができる。な
お、第5図において、102はセンサ受光面を示してい
る。
次に、この実施例の作用について説明する。
例えば、移動物体が焦電形センサ1aから焦電形センサ
1dの方向に向かって移動しているとする。移動物体か
ら照射された赤外線が各焦電形センサのセンシング領域
に順に入射すると、各焦電形センサ1a〜1fは、第3
図(A)に示すように、入射赤外線の移動速度に応じた時
間遅れを伴った検出信号S1〜S6を、前記赤外線が入
射した順に出力する。
1dの方向に向かって移動しているとする。移動物体か
ら照射された赤外線が各焦電形センサのセンシング領域
に順に入射すると、各焦電形センサ1a〜1fは、第3
図(A)に示すように、入射赤外線の移動速度に応じた時
間遅れを伴った検出信号S1〜S6を、前記赤外線が入
射した順に出力する。
そして、一対となった焦電形センサ1a,1bから出力
された検出信号S1,S2は、インピーダンス変換回路
2a,2bをそれぞれ介したうえで第1の差動増幅回路
3aに与えられる。その結果、第1の差動増幅回路3a
は、第3図(B)で示すような差動信号S7を出力す
る。また、一対の焦電形センサ1c,1dから出力され
た検出信号S3,S4はインピーダンス変換回路2c,
2dを介したうえで第2の差動増幅回路3bに与えられ
る一方、一対となった焦電形センサ1e,1fから出力
された検出信号S5,S6はインピーダンス変換回路2
e,2fを介したうえで第3の差動増幅回路3cに与え
られる。したがって、第2の差動増幅回路3bは、第3
図(c)で示すように、前記差動信号S7よりも若干時
間的に遅れた差動信号S8を出力する。また、第3の差
動増幅回路3cは、前記差動信号S8よりもさらに時間
的な時間遅れをともなった差動信号S9を出力する。こ
れらの差動信号S7、S8、S9は、直流阻止コンデン
サC1、C2、C3を介して混合器4に、それぞれ個別
に与えられる。混合器4は、前記差動信号S7、S8、
S9を合成して、同図(E)または(F)に示すような極性
が正または負の合成信号S10を出力する。この合成信
号S10は、次段の極性判別回路5および波形整形回路
6に与えられる。
された検出信号S1,S2は、インピーダンス変換回路
2a,2bをそれぞれ介したうえで第1の差動増幅回路
3aに与えられる。その結果、第1の差動増幅回路3a
は、第3図(B)で示すような差動信号S7を出力す
る。また、一対の焦電形センサ1c,1dから出力され
た検出信号S3,S4はインピーダンス変換回路2c,
2dを介したうえで第2の差動増幅回路3bに与えられ
る一方、一対となった焦電形センサ1e,1fから出力
された検出信号S5,S6はインピーダンス変換回路2
e,2fを介したうえで第3の差動増幅回路3cに与え
られる。したがって、第2の差動増幅回路3bは、第3
図(c)で示すように、前記差動信号S7よりも若干時
間的に遅れた差動信号S8を出力する。また、第3の差
動増幅回路3cは、前記差動信号S8よりもさらに時間
的な時間遅れをともなった差動信号S9を出力する。こ
れらの差動信号S7、S8、S9は、直流阻止コンデン
サC1、C2、C3を介して混合器4に、それぞれ個別
に与えられる。混合器4は、前記差動信号S7、S8、
S9を合成して、同図(E)または(F)に示すような極性
が正または負の合成信号S10を出力する。この合成信
号S10は、次段の極性判別回路5および波形整形回路
6に与えられる。
合成信号S10を与えられた極性判別回路5は、この信
号の正・負の極性を判別することにより、移動物体の移
動方向を判定する。例えば、上述したように、移動物体
が焦電形センサ1aから焦電形センサ1bへ向かう方向
に移動した場合に、合成信号S10の極性が正になるよ
うにする。そうすると、移動物体が前記方向とは逆の方
向に移動したときは、検出信号S2が検出信号S1より
も先に出力されるから、これらの差動信号を合成した信
号S10の極性は、同図(F)に示すように負になる。こ
のように、合成信号S10の極性によって移動物体の移
動方向を知ることができる。そして、この極性判別回路
5がその判別結果を駆動回路11に出力することによ
り、移動物体の移動方向が表示器12に表示される。
号の正・負の極性を判別することにより、移動物体の移
動方向を判定する。例えば、上述したように、移動物体
が焦電形センサ1aから焦電形センサ1bへ向かう方向
に移動した場合に、合成信号S10の極性が正になるよ
うにする。そうすると、移動物体が前記方向とは逆の方
向に移動したときは、検出信号S2が検出信号S1より
も先に出力されるから、これらの差動信号を合成した信
号S10の極性は、同図(F)に示すように負になる。こ
のように、合成信号S10の極性によって移動物体の移
動方向を知ることができる。そして、この極性判別回路
5がその判別結果を駆動回路11に出力することによ
り、移動物体の移動方向が表示器12に表示される。
一方、混合器4から合成信号S10を与えられた波形整
形回路6は、これを同図(G)に示すような矩形パルスS
11に波形整形する。この矩形パルスS11は、トリガ
回路7に与えられ、同図(H)に示すようなパルス信号S
12a、12bに変換される。このパルス信号S12a
のパルス幅は、合成信号S10に含まれる二つの差動信
号S7、S8の時間差、即ち、一対の焦電形センサ1
a、1bからもう一対の焦電形センサ1c、1dまでの
距離(第2図に示した受光部の配列ピッチの2ピッチ分
の距離に相当する)を、入射赤外線が移行する時間に対
応している。同様に、パルス信号S12bのパルス幅
は、合成信号S10に含まれる二つの差動信号S8、S
9の時間差、即ち、一対の焦電形センサ1c、1dから
もう一対の焦電形センサ1e、1fまでの距離を、入射
赤外線が移行する時間に対応している。そして、この入
射赤外線の移行時間は、移動物体の移動時間に対応して
いる。
形回路6は、これを同図(G)に示すような矩形パルスS
11に波形整形する。この矩形パルスS11は、トリガ
回路7に与えられ、同図(H)に示すようなパルス信号S
12a、12bに変換される。このパルス信号S12a
のパルス幅は、合成信号S10に含まれる二つの差動信
号S7、S8の時間差、即ち、一対の焦電形センサ1
a、1bからもう一対の焦電形センサ1c、1dまでの
距離(第2図に示した受光部の配列ピッチの2ピッチ分
の距離に相当する)を、入射赤外線が移行する時間に対
応している。同様に、パルス信号S12bのパルス幅
は、合成信号S10に含まれる二つの差動信号S8、S
9の時間差、即ち、一対の焦電形センサ1c、1dから
もう一対の焦電形センサ1e、1fまでの距離を、入射
赤外線が移行する時間に対応している。そして、この入
射赤外線の移行時間は、移動物体の移動時間に対応して
いる。
このようなパルス信号S12a、12bは、計数回路8
の一方入力として与えられる。そして、計数回路8の他
方入力として発振回路9から同図(I)に示すようなクロ
ックパルスS13が与えられているから、信号S12
a、12bと、S13との各論理積信号に含まれるパル
スの数がそれぞれ計数されることによって、移動物体の
移動時間に対応した計数値が得られる。
の一方入力として与えられる。そして、計数回路8の他
方入力として発振回路9から同図(I)に示すようなクロ
ックパルスS13が与えられているから、信号S12
a、12bと、S13との各論理積信号に含まれるパル
スの数がそれぞれ計数されることによって、移動物体の
移動時間に対応した計数値が得られる。
そこで、演算処理回路10は、前記各計数値にクロック
パルスの一個当たりの周期を乗じて、パルス信号S12
a、S12bのパルス幅Ta、Tbをそれぞれ算出す
る。そして、前述した受光部の配列ピッチの2ピッチ分
の距離Lを前記パルス幅Ta及びTbでそれぞれ除する
ことによって、焦電形センサ1a〜1dを通過する入射
赤外線の移動速度V1と、焦電形センサ1c〜1fを通
過する入射赤外線の移動速度V2とが求められる。そこ
で、これら入射赤外線の移動速度V1,V2とから、前
記各センサ区間における移動物体の移動速度が求められ
る。そして、例えば、このうちの速度算出結果V1が、
駆動回路11に与えられることにより、表示器12に移
動物体の速度表示がされる。なお、第5図に示すような
レンズや凹面鏡を用いた場合は、光学系により移動物体
の実際の速度・加速度とセンサ受光部上での速度・加速
度とが異なるため、さらに演算処理を施すとよい。
パルスの一個当たりの周期を乗じて、パルス信号S12
a、S12bのパルス幅Ta、Tbをそれぞれ算出す
る。そして、前述した受光部の配列ピッチの2ピッチ分
の距離Lを前記パルス幅Ta及びTbでそれぞれ除する
ことによって、焦電形センサ1a〜1dを通過する入射
赤外線の移動速度V1と、焦電形センサ1c〜1fを通
過する入射赤外線の移動速度V2とが求められる。そこ
で、これら入射赤外線の移動速度V1,V2とから、前
記各センサ区間における移動物体の移動速度が求められ
る。そして、例えば、このうちの速度算出結果V1が、
駆動回路11に与えられることにより、表示器12に移
動物体の速度表示がされる。なお、第5図に示すような
レンズや凹面鏡を用いた場合は、光学系により移動物体
の実際の速度・加速度とセンサ受光部上での速度・加速
度とが異なるため、さらに演算処理を施すとよい。
さらに、演算処理回路10は、算出された移動速度V
1、V2の変化量V2−V1を算出し、この変化量を、
同図(H)に示すパルス信号S12a、S12bの立ち上
がりの時間差t2−t1で除算することにより、移動物
体の加速度を算出する。この加速度の算出結果は、駆動
回路11に与えられることにより、表示器12に移動物
体の加速度表示がされる。
1、V2の変化量V2−V1を算出し、この変化量を、
同図(H)に示すパルス信号S12a、S12bの立ち上
がりの時間差t2−t1で除算することにより、移動物
体の加速度を算出する。この加速度の算出結果は、駆動
回路11に与えられることにより、表示器12に移動物
体の加速度表示がされる。
ところで、第2図(A)〜(D)で示した波形図から理解さ
れるように、差動信号S7、S8及びS9は、焦電形セ
ンサ1a〜1fの各検出信号の急峻な変化部分の差動を
とるために、前記各検出信号S1〜S6の立ち上がりが
緩慢であったとしても、その差動出力のピーク部分の立
ち上がりは極めて遠くなっている。このため、高速度の
移動物体を検出する場合においても、充分大きな差動出
力を得ることができるので、低速度の移動物体の方向・
速度・加速度検出のみならず、高速度の移動物体の方向
・速度・加速度の検出も確実に行なわれる。また、各焦
電形センサの感度や応答速度にバラツキがあっても、二
つの差動信号の立ち上がりの時間差には、ほとんど影響
を与えないので、移動物体の速度及び加速度を精度よく
検出することができる。
れるように、差動信号S7、S8及びS9は、焦電形セ
ンサ1a〜1fの各検出信号の急峻な変化部分の差動を
とるために、前記各検出信号S1〜S6の立ち上がりが
緩慢であったとしても、その差動出力のピーク部分の立
ち上がりは極めて遠くなっている。このため、高速度の
移動物体を検出する場合においても、充分大きな差動出
力を得ることができるので、低速度の移動物体の方向・
速度・加速度検出のみならず、高速度の移動物体の方向
・速度・加速度の検出も確実に行なわれる。また、各焦
電形センサの感度や応答速度にバラツキがあっても、二
つの差動信号の立ち上がりの時間差には、ほとんど影響
を与えないので、移動物体の速度及び加速度を精度よく
検出することができる。
なお、実施例では極性判別回路5からの正の電圧信号
は、焦電形センサ1aから焦電形センサ1fの方向へ移
動物体が移動することを意味し、負の電圧信号はその逆
の方向へ移動物体が移動することを意味したが、これは
逆の関係であってもよい。
は、焦電形センサ1aから焦電形センサ1fの方向へ移
動物体が移動することを意味し、負の電圧信号はその逆
の方向へ移動物体が移動することを意味したが、これは
逆の関係であってもよい。
また、実施例では、合成信号S10の極性によって移動
物体の移動方向を検出しているが、これは前記差動信号
S7、S8、S9のうちの少なくともいずれか一方の極
性を判別することによって、検出することができること
は勿論である。
物体の移動方向を検出しているが、これは前記差動信号
S7、S8、S9のうちの少なくともいずれか一方の極
性を判別することによって、検出することができること
は勿論である。
さらに、実施例では、入射赤外線に対して、同極性の電
圧が発生する焦電形センサを用いており、そのために、
各焦電形センサの検出信号の差動信号を得る手段とし
て、差動増幅回路を設けている。しかし、一対の焦電形
センサが入射赤外線に対して、それぞれ逆極性の電圧を
発生するものである場合には、差動増幅回路3a、3
b、3cの代わりに、加算回路をそれぞれ設けて、これ
らの差動信号S7、S8、S9を得るようにするとよ
い。
圧が発生する焦電形センサを用いており、そのために、
各焦電形センサの検出信号の差動信号を得る手段とし
て、差動増幅回路を設けている。しかし、一対の焦電形
センサが入射赤外線に対して、それぞれ逆極性の電圧を
発生するものである場合には、差動増幅回路3a、3
b、3cの代わりに、加算回路をそれぞれ設けて、これ
らの差動信号S7、S8、S9を得るようにするとよ
い。
さらにまた、実施例では、6個(3対)のセンサを配置し
ているが、センサをさらに追加して、即ち、7個以上の
センサを配置した場合には、速度・加速度の平均値も求
めることができ、検出精度の向上をはかることができ
る。
ているが、センサをさらに追加して、即ち、7個以上の
センサを配置した場合には、速度・加速度の平均値も求
めることができ、検出精度の向上をはかることができ
る。
また、本発明に係る焦電形センサは、通常、赤外線セン
サとして用いられているが、可視光線に対しても感度を
もつので、例えば、移動物体に可視光を照射して、その
反射光を検出するようにしてもよい。
サとして用いられているが、可視光線に対しても感度を
もつので、例えば、移動物体に可視光を照射して、その
反射光を検出するようにしてもよい。
(効果) 以上のように、本発明に係る装置は、3対(6個)の焦電
形センサを用いて得られる3個の差動信号によって、移
動物体の加速度検出を行っているから、比較的簡単な構
成によって装置の応答性が改善され、高速移動物体の加
速度検出が可能となるとともに、各焦電形センサの感度
や応答速度のバラツキによる加速度検出の誤差を小さく
することができる。
形センサを用いて得られる3個の差動信号によって、移
動物体の加速度検出を行っているから、比較的簡単な構
成によって装置の応答性が改善され、高速移動物体の加
速度検出が可能となるとともに、各焦電形センサの感度
や応答速度のバラツキによる加速度検出の誤差を小さく
することができる。
第1図は本発明の実施例に係る焦電形センサを用いた移
動物体の移動加速度検出装置の構成の概略を示した回路
図、第2図は本実施例で用いられるセンサ素子の説明
図、第3図は第1図に示した装置の動作説明図、第4図
は従来の検出装置による速度検出の説明図、第5図は本
発明のその他の実施例の説明図である。 1a〜1f……焦電形センサ、2a〜2f……インピー
ダンス変換回路、3a〜3c……差動増幅回路、4……
混合器、5……極性判別回路、6……波形整形回路、7
……トリガ回路、8……計数回路、9……発振回路、1
0……演算処理回路、11……駆動回路、12……移動
方向・速度・加速度表示器。
動物体の移動加速度検出装置の構成の概略を示した回路
図、第2図は本実施例で用いられるセンサ素子の説明
図、第3図は第1図に示した装置の動作説明図、第4図
は従来の検出装置による速度検出の説明図、第5図は本
発明のその他の実施例の説明図である。 1a〜1f……焦電形センサ、2a〜2f……インピー
ダンス変換回路、3a〜3c……差動増幅回路、4……
混合器、5……極性判別回路、6……波形整形回路、7
……トリガ回路、8……計数回路、9……発振回路、1
0……演算処理回路、11……駆動回路、12……移動
方向・速度・加速度表示器。
Claims (1)
- 【請求項1】センシング領域内にある移動物体からの光
に応答して検出信号を出力するとともに、該移動物体の
移動方向に沿う一列状として並列配置され、かつ、互い
に隣接するもの同士が一対ずつとされた3対(6個)の
焦電形センサと、 前記3対の焦電形センサから出力された3対の検出信号
が個別に与えられ、かつ、各対を構成する検出信号に応
答した差動信号をそれぞれ出力する第1、第2及び第3
の差動信号出力手段と、 前記差動信号出力手段のそれぞれから出力された差動信
号相互間の時間差と前記焦電形センサの離隔距離とに基
づいて移動物体の移動加速度を算出する演算処理手段と
を備えたことを特徴とする焦電形センサを用いた移動物
体の移動加速度検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218485A JPH0644007B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 焦電形センサを用いた移動物体の移動加速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218485A JPH0644007B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 焦電形センサを用いた移動物体の移動加速度検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6276470A JPS6276470A (ja) | 1987-04-08 |
| JPH0644007B2 true JPH0644007B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16720661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60218485A Expired - Lifetime JPH0644007B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 焦電形センサを用いた移動物体の移動加速度検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644007B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57106866A (en) * | 1980-12-23 | 1982-07-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Golf measuring device |
| JPS5968279U (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-09 | 株式会社ナブコ | 自動扉用検出器 |
| CH665910A5 (de) * | 1982-11-12 | 1988-06-15 | Zumbach Electronic Ag | Vorrichtung zum beruehrungslosen erfassen von bewegungsgroessen eines bewegten objekts. |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60218485A patent/JPH0644007B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6276470A (ja) | 1987-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |